★ IKEA makes responsibly produced seafood available to over 600 million customers.(2018年1月13日)
スウェーデン発祥のIKEAは、ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアなど世界各地に出店する世界最大の家具量販店。
47か国328の全店舗が、持続可能な水産品であるMSC認証の天然魚かASC認証の養殖魚しか店舗に並べていません。
米国在住時は、オハイオ州シンシナティのIKEAを利用していました。
書棚やクッション、食器、雑貨類など、IKEAで購入した物を日本に持ち帰り、今も利用しています。
IKEA長久手店に行きました。日本でIKEAを利用するには初めてです。
レストランに、水産養殖管理協議会の認証であるASCの海のエコラベルが付いたサーモン料理が2種類ありました。
サーモンフィレはさっぱりして美味しかったです。
冷凍食品コーナーでは、持続可能な漁業で獲られた水産物を示すMSC認証のエビや、ASC認証のサーモンを販売。
殻付きエビを購入しました。鍋料理に入れたら、うまみが増しました。
日本でMSC認証、ASC認証ラベルが付いた水産品を購入できるのは、イオン、COOP、IKEAなど限られています。
身近なスーパーなどで海のエコラベル製品を購入できるよう、取り扱う小売事業者が増えることを切望します。
ちなみにアメリカのIKEA には、食べきれなかった料理を持ち帰るBox (ドギーバッグ)が、レストランに常備されていました。
ドギーバッグは食品ロスを減らす有効な取組のひとつです。
残念ながら、日本のIKEA長久手店には置いてありませんでした…。((+_+))
外資系店舗の環境配慮から、海のエコラベル製品の普及や、食品ロス削減取組が広がっていくことを願っています。
★ Total Productive Maintenance(全員参加の生産保全・生産経営)
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年1月23日)
更新判定4社、初回中間判定2社、中間報告は3社ありました。
TPM活動に取り組んでいる事業者さんがありました。TPM活動とは、Total Productive Maintenanceの略。
製造企業が持続的に利益を確保できる体質づくり(儲ける企業体質づくり)をねらいとしており、
人材育成や作業改善・設備改善を継続的に実施していく体制と仕組みをつくるためのマネジメント手法です。
基本は、現場の小集団での設備を対象とした改善活動で、1980年代に自動車産業で急速に普及し始め、
半導体、装置産業に広がり、現在では食品産業などあらゆる業種に取り入れられています。
生産効率を極限まで高めるための全社的生産革新活動で、「全員参加の生産保全・生産経営」とも呼ばれています。
★ I gave a lecture about go green initiative at the elementary school in Toyota.
豊田市立根川小学校で4年生を対象に愛・シンパシーワークショップを担当しました。
日時:2018年1月24日 1時限~6時限(2時限×3クラス)
場所:豊田市立根川小学校 ひよどりホール
テーマ:愛・シンパシーワークショップ(森バージョン)
根川小学校は今年度、アイシン高丘(株)の環境学習プログラム支援校に選ばれています。
詳細を 環境教育2017年度 末尾に掲載しています。
★ A lot of food is thrown away even though it could still be eaten.
名古屋市公館で開かれた食品ロス削減推進部会に出ました。(2018年2月7日)
基本方針として、国連で採択されたSDGsの目標を踏まえ、2030年までに家庭から出る食品ロスを半減する
挑戦的な数値目標を立てました(2014年度比)。
市民・事業者・行政の各主体が共に学び、共に行動することで食品ロス削減の取り組みを推進していきます。
食品ロス削減取組で先行している神戸市は、使い切れなかった、食べきれなかった我が家の食べ物日記として
「食品ロスダイアリー」を作成し、H29年6月26日~7月23日の4週間、市民モニター375名を対象に実施しました。
その結果、「手つかず食品」は40代・50代の子どものいる世帯の割合が高く、
「食べ残し」は30代・40代の子どものいる世帯の割合が高いことが判りました。
食べ残しの食品の種類は、サラダ・野菜・海藻・豆類が26.7%で一番多く、2位はごはんの20.3%でした。
生鮮野菜で最も多く捨てられたのはキュウリで、レタス、キャベツ、トマト、ナス、モヤシと続きます(2017年夏)。
名古屋も食品ロス削減ツールとして神戸市の食品ロスダイアリーを参考に簡易版を作成し、有効性を検討していきます。
・買い物に行く前に、冷蔵庫に保存されてる食材の状況を確認する人は、手つかず食品を捨てる量が少ない。
・メニューを決めてから買い物をする人は、食品を捨てる量が少ない。
・新鮮な野菜や果物、肉や魚の方が美味しいと考え、早めに食べきる。
・冷蔵庫の在庫一掃デーを設け、食べ忘れを防ぎ、食材を食べきる。
・鍋料理は、冷蔵庫の在庫一掃に効果的。
家庭の食品ロスを減らすためには取り組む余地はまだあります。名古屋の来年度以降の取組結果がどう出るか、楽しみです!
★ Hamburger popular in school lunches.
小牧市立小牧小学校で4年生3クラスを対象に、地球温暖化に関する授業を担当しました。
日時:2018年2月9日 1時限~4時限
場所:小牧市立小牧小学校 第1多目的室
テーマ:どーする?地球のあした-ストップおんだんか-
手回し発電機を使ったLEDと白熱電球のエネルギー消費比較実験は、児童が前に出てきて行いました。
自分の家のお風呂はどんなエネルギーでお湯を沸かしているか、家庭で毎日使うエネルギーの種類や
使われ方を知ることは実践的な学びにつながります。
児童の皆さんの積極的な発言と、クラスの仲間を思いやる優しさが印象的でした。
愛知県の環境学習副読本「わたしたちと環境」も活用しました。
小牧小学校は1873年(明治6年)開校。校舎の全面改築が行われ、2013年3月に新校舎が完成しました。
屋根に太陽光発電パネル75枚が設置されています。廊下に掲げられた指標モニターで、発電状況をリアルタイムに
見ることができます。屋上緑化が施されており、植物の水やりは自動設定されています。
学校全体がバリアフリーになっており、児童用も含めすべてのトイレがウォシュレット付。
人感センサーでライトが自動点灯します。身体障害者用のトイレは校内に3つあります。
廊下などにはLED電球が設置されており、エレベーターもあります。
こちらの学校での環境学習担当は今年で7年目。
授業終了後に校長室で給食をいただきました。今日のメニューはハンバーガー!
校長先生に教えていただき、バンズにハンバーグと野菜、ケチャップをはさんで頂きました。
野菜がたっぷり入ったクリームシチューも美味しかったです。
★ 4th grade students presentation was wonderful at the Kosema elementary school in Toyota.(^_-)-☆
豊田市立古瀬間小学校でアイシン環境学習プログラムの発表会がありました。
日時:2018年2月10日 午前
場所:豊田市立古瀬間小学校 体育館
テーマ:古瀬間小環境エコ大臣になろう~伝えて・広げよう~
7月7日はごみ削減の3Rを主題とした「エコパーティーへようこそ!」を、
10月10日は生きものと暮らしのつながりを考える「シンパシーワークショップ」の学習を支援しました。
児童たちは節水、節電、文具を大切に、ごみを減らす、残菜、リサイクル、エコ活動などのグループに分かれ、
家庭や学校でエコアクションに取り組みました。
体育館はとっても寒かったのですが、3クラスの発表、素晴らしかったです!(^_-)-☆
★ I found crab fish cake (imitation crab meat) with MSC marine ecolabel at the Costco.(2018年2月11日)
米国に本社を置く会員制倉庫型卸売小売りのコストコ(Costco)は、1999年に福岡県に出店して以降、
日本国内に26店舗を運営しています。
Costco 岐阜羽島店で、青い魚のマークのMSC認証海のエコラベルが付いたカニ風味かまぼこが販売されていました。
アメリカ(アラスカ)産すけそうだらすり身100%のカニカマが1Kg入りで、1280円。
”国内の工場で風味豊かに仕上げました” とパッケージに日本語で表示されていました。
米国からMSC認証の漁法で獲られた鱈を輸入し、日本の工場で加工しているようです。
製造者:キョクヨーフーズ 株式会社 愛媛県北宇和郡松野町延野々830
販売者:株式会社 極洋 東京都港区赤坂3-3-5
世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、売上額で世界最大の企業であるウォルマート(Walmart)。
米国在住時(2014年)、ウォルマートでMSC認証の海のエコラベル付カニかまぼこが販売されていました。
Lobster-flavored seafood, made from surimi, a fully cooked fish protein.
ロブスター風味のすり身から作られている商品(Lobster Classic)も店頭に並んでいました。
グローサリー・ストアチェーンのホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)では、チリ産スズキの切り身や
オヒョウの切り身、スモークサーモン、冷凍されたサーモンフィレ、缶詰のピンクサーモンなどが販売されていました。
グランドキャニオン国立公園やデスバレー国立公園内のレストランで、MSC認証水産物を使用したメニューを提供。
当事、日本では海のエコレベル付き製品を殆ど見掛けませんでした。
米国での持続可能な水産資源に対する取組、販売アイテム数は、現在も日本より進んでいます。
★ The environmental impact assessment is very important for our life.
武豊町環境保全対策審議会に出席しました。(2018年2月14日)
町長の諮問を受けて、知多南部広域環境センター整備事業に係る環境影響評価準備書について議論が持たれました。
半田市クリーンセンター、常滑武豊衛生組合クリーンセンター常武、知多南部衛生組合知多南部クリーンセンターの
老朽化に伴い、半田市、常滑市、武豊町、美浜町、南知多町で、知多南部広域環境センターを新設することになりました。
立地地点は、武豊町。供用開始は、2022年4月が予定されています。
武豊町には、衣浦港3号地廃棄物最終処分場もあります。
がれき類やガラスくず等を受け入れる安定型区画は2010年7月28日に、燃え殻やダスト類等を受け入れる管理型区画は
2011年3月1日に供用開始されました。
狭い国土の日本に、ごみ処理場はなくてはならない施設です。
経済活動や暮らしの中で出してしまったごみを適切に処理する重要性と、ごみを減らしていく必然性を考えていきます。
★ I'm proud that I'm a NACS consumer research institute researcher.
(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)と(一財)産業人材研修センターの共催で、
「消費生活研究所 in 中部」が名古屋で開かれました。
研究テーマとしている海のエコラベルの推進について報告しました。
日時:2018年2月17日 13:30~
場所:ウインクあいち 1108号室 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4−38
テーマ:海のエコラベルの推進と消費者の役割-東京五輪の持続可能な水産品調達から考える-
将来にわたる水産資源の保全は、食の確保と漁業の繁栄に不可欠です。
乱獲や枯渇が問題 となる中、世界各国で海のエコラベル付製品が普及し注目が高まっています。
しかし日本は危機感が広がっておらず、海のエコラベル付水産製品の少なさや消費者の関心の低さなど課題が山積しています。
国連の持続可能な開発目標であるSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」は、海の環境や資源の問題を定めています。
海洋と海洋資源を保全し持続可能な形で利用すべく、水産資源を回復する効果的な漁獲規制と管理計画は重要な要素です。
一方、スポーツの祭典を通じて環境や資源を大切にする流れを広げる取組が、2020年の東京五輪で進められています。
食材などの持続可能な調達も重要な開催要件で、日本の食の持続性に向けられる関心が一層高まることが予想されます。
国際オリンピック委員会(IOC)はSDGsに沿った大会運営を求めています。
水産物では乱獲や違法な漁業への対応、小さい魚まで獲るのを減らす取組など、魚などの水産資源を守るための管理が
できていると第三者機関が審査して認証したものを推奨しています。
「オリンピックは世界最大の環境教育の場である」とも言われています。
世界の環境取組の潮流に遅れをとらないためにも、海のエコラベルの推進と消費者の役割について参加者と考えました。
消費生活に資する研究テーマの紹介と、よりよい消費社会につながるよう課題提供に重きを置き纏めました。
ディスカッションを通し、これまで気づいていなかった視点や疑問点など、新たな学びを得ることができました。
★ ASR:Automobile Shredder Residue(自動車破砕残渣:シュレッダーダスト)(2018年2月19日)
ELV:End of Life Vehicle (使用済自動車)
自動車リサイクル事業等を行っている埼玉のメタルリサイクル(株)を訪問。処理工程を見学しました。
資資的価値が高い有用な金属・部品を含む使用済自動車は、事業者間の売買を通じて流通する中でリサイクルが
行われてきました。しかし、日本は国土が狭く、資源音乏しい国です。
1990年代後半、天然資源の枯渇や地球温暖化問題、シュレッダーダストを処理するための埋立処分場の逼迫や、
処理費の高騰により費用を支払って使用済自動車を引き取ってもらう逆有償化の現象が生まれ、
負担を嫌った業者等によるクルマの不法投棄・不適正処理が発生しました。
廃棄物の最終処分場の逼迫から将来への不安が高まるなかで「循環型社会」を構築するための社会的な構築が急速に進み、
平成14年に「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)が制定されました。
平成17年1月から自動車リサイクル法は完全施行され、「自動車リサイクルシステム」の運用が始まりました。
自動車ユーザーが支払ったリサイクル料金により、使用済自動車の約99%がリサイクルされています。
使用済自動車のリサイクルによる預託金制度があるのは、現時点では世界の中で日本とオランダのみです。
自動車ユーザーは、使用済自動車のリサイクルにおいて阻害容認となっていた「シュレッダーダスト」「エアバッグ類」
「フロン類」の リサイクルに必要な費用を、リサイクル料金として預託します。
また、自動車ユーザーは、自動車販売店や整備店などの引取業者に、使用済自動車を引き渡す役割を担っています。
自動車メーカー・輸入業者は使用済自動車の部品解体・リサイクル性向上を目指して、リサイクルしやすり材料の使用や、
使用済自動車の解体しやすさに配慮した設計を行っています。
解体業者において、安全かつ効率的にエアバッグ類の処理が行えるように、国際標準規格(ISO規格)対応したエアバッグ類の
作動処理ツールを提供しています。
一方、クルマのエアコン用冷媒として広く使用されているHFC-134a(地球温暖化係数1,430)に代わり、
地球温暖化係数がずっと低いHFO-1234yf(地球温暖化係数1)に置き換わりつつあります。
リサイクル部品にはリユース部品(中古部品)とリビルト部品(再生部品)があります。
点検・美化、交換・修理・再組立・品質確認等を行い、リサイクル部品として活用することにより、資源の有効活用、
廃棄物削減による環境負荷低減や経済性の向上に取り組まれています。
使用済自動車のリサイクルは、動脈産業と静脈産業双方の緊密な連携と協力体制が不可欠です。
ASR、エアバッグ類のリサイクル率は、当初の目標を大きく上回り達成されています。業界全体の取組努力の賜物。
日本のリサイクルシステムとその技術に信頼を寄せることができました。
解体業者さんは質の高い丁寧な仕事をされていました。現場から多くの学びを得ることができました。
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年2月21日)
更新判定4社、初回中間判定2社、中間報告3社を担当しました。
中国との競争が激しさを増す中、さらなるコストダウンの要請や自動車のEV化で材料変革が予測されています。
製造業に置いて生産性の向上、歩留まり(ぶどまり)*の向上は環境負荷低減につながります。
重点項目を的確に捉えることもポイントになっているようです。
*歩留まりとは、製造ラインで生産される製品から、不良製品を引いたものの割合。
★ 4th grade students presentation was wonderful at the Negawa elementary school in Toyota.(^_-)-☆
豊田市立根川小学校で4年生児童が、アイシン環境学習プログラムで学んだことを発表しました。(2018年2月27日AM)
2017年度はアイシングループ企業の本社や工場が立地する愛知県内の13市町、35校でアイシン環境学習プログラムを実施。
アイシン高丘(株)は、今年度から当事業に参画されています。
アイシン高丘(株)の支援を受け、昨年9月6日はごみ削減の3Rを主題とした「エコパーティーへようこそ!」を、
本年1月24日は生きものと暮らしのつながりを考える「シンパシーワークショップ」を講師として担当しました。
・豊田市のゴミ収集担当職員に、どんなことが大変かインタビューを行った。
・ごみの量と中身を調べ資源になるプラスチック容器包装や雑紙を分別した。
・リサイクルの利点と欠点を洗い出した。
・給食の残菜の量と行方を調べ、残菜STOPをみんなに訴えた。
・ブラックカードの意味と生きものとのつながりを考えた。
など、グループで取り組んだ学習の成果発表が行われました。
児童たちのエコ宣言:「3Rに心がけて、自然を大切にし、人も動物も幸せにくらせる未来を目指します。」
4年生がエコの大切さや取り組み方法を3年生に伝える活動も行ったそうです。
アイシン環境学習プログラムで学んだことをさらに深堀りし、考え、行動した素晴らしい発表でした。
来年度はグループ企業が増え、エリアが広がります。更なる展開が楽しみです!(^_-)-☆
★ I attended the conference about environmental education for Aichi in Nagoya. Building a sustainable society is important for us.
愛知県環境教育等推進協議会に出ました。(2018年2月27日PM)
愛知県では、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」第8条に基づき、愛知県環境学習等行動計画を定め、
環境学習及び環境保全活動等を推進しています。
現行の環境学習等行動計画(2012年度~2017年度)は、今年度が期限となるため、2018年度から2030年度を計画期間とする
愛知県環境学習等行動計画2030(仮称)を今年度中に策定します。
2018年1月16日から2月14日まで、パブリック・コメントが実施されました。これを受け、最終議論を持ちました。
★ MSC:Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)
ASC:Aquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会)
MSCーCoC:Chain of Custody(MSC漁業で獲れた水産品の流通・加工認証)
MSC認証の海のエコラベルが表示されたニッスイのちくわ「おいしいものをちょっとだけ」が近隣のスーパーマーケットで販売されていました。(*’▽’)
MSC認証のすけそうだらを使用し、2017年9月1日に発売開始されています。
いつもは海のエコラベル付商品を販売している小売店を事前に調べ、店舗で探しますが、思いもよらず見つけることができました!とっても嬉しいです!(^_-)-☆
ニッスイは2016年3月にCSR行動宣言を制定し、その一つに「豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する」を掲げています。
持続可能な漁業に対する認証プログラムであるMSC(海洋管理協議会)や、環境に配慮した責任ある養殖に対する
認証プログラムASC(水産養殖管理協議会)認証を取得した水産物の積極利用を目指しています。
これらの認証は、東京オリンピックにおける「持続可能性に配慮した水産物の調達方針」に合致します。
MSC漁業で獲られた水産物の水揚げ以降のサプライチェーンは、水産物の所有権を持つ全ての事業者が、
「MSCーCoC認証」を取得する必要があります。MSC認証水産物が非認証品と混じることなく消費者に届くためには、
トレーサビリティ(商品履歴)の確保が重要となります。
しかし、ニッスイの「ちくわ」ような自社製品は、小売店がMSC-CoC認証を取得していなくても、
どのスーパーマーケットやデパート、道の駅などの物産展などでも販売できます。
このような自社製品が増えることを切望します!
消費者が持続可能な水産商品を探さなくてもよく、海のエコラベルの存在や意味を知らなくても、いつの間にか
環境配慮購買行動につながる。
消費者にとってこんな楽なことはありません。そのような社会が、日本にも一日も早く訪れるよう願っています!(^_-)-☆
ちくわを買う時は、MSC認証ラベルの表示があるニッスイさんの商品を選びます!(2018年3月)
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
We receive more orders at the end of every fiscal year.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年3月1日)
建築業、造園業、産廃業など、新規登録判定1社、更新判定4社、中間報告4社を担当しました。
使用済みの木製パレットは産業廃棄物となり、適正な処理が必要です。
年度末の3月は件数が多く、判定委員会は3回開かれます。
★There are 9 ecosystem network councils in Aichi. (2018年3月5日)
愛知県は、生態系ネットワーク形成を推進するために、県内を9地域に区分しています。
地域ごとに多様な主体が共通目標を設定し、参加・協働する場として9つの生態系ネットワーク協議会を設置しています。
愛知工業大学で開かれた東部丘陵生態系ネットワーク協議会の総会に、オブザーバーとして参加しました。
この協議会のキャッチフレーズは、「23大学が先導する、ギフチョウやトンボの舞うまちづくり」。
平成30年度 事業計画等が承認されました。
★ I visited Aichi Prefectural Farming Fisheries Center.🐡🐠
愛知県栽培漁業センターを訪問しました。(2018年3月7日 AM)
海の生物は、多くの卵を海中で産みます。しかしその殆どが、卵や小さなこどもの間に他の大きな魚などの餌になったり、
うまく自分で餌が食べられずに死んでしまいます。
生きていく力のもっとも弱い時期を人間の手で育て(種苗生産)、ある程度ひとりだちできるようになってから放流し、
自然の力で大きく育ったものを漁獲するのが栽培漁業です。
栽培漁業で使用される種苗は、天然水域で生き残るよう、良質で健康なものであることが必要です。
愛知県栽培漁業センターでは専門的な技術と特別な施設を用いて、クルマエビ、アユ、アワビ、クロダイ、トラフグ、
ガザミ(ワタリガニ科に分類されるカニ)、ナマコ、ヨシエビの放流用種苗生産が行われていました。
種苗として出荷するまでには、長いもので10ケ月もの間、きめ細かな作業が必要となります。
ちなみにクロダイ、ガザミ類、アサリ類は、愛知県が全国生産量1位(平成26年)。
クルマエビ、トラフグは2位です(平成26年)。
クルマエビは、受精卵が海中に放出された時点で他の動物の捕食が始まるため、生き残るのはごくわずか。
受精卵は直径0.3mm足らずの青色で、海中をただよいながら発生し、半日ほどで孵化します。
愛知県では栽培漁業センターの業務を、公益財団法人愛知県水産業振興基金(栽培漁業部)に委託し実施しています。
愛知県の魚に指定されているクルマエビが、栽培漁業センターのシンボルマークになっていました。
★ PFI:Private Finance Initiative. Spring is just around the corner in Tahara, Aichi! (^_-)-☆
豊橋市バイオマス利活用センターを訪問しました(2018年3月7日 PM)。 このセンターは、2017年から稼働しています。
下水汚泥、し尿·浄化槽汚泥、生ごみを資源とする複合バイオマスエネルギー化施設として国内最大規模を誇ります。
搬入された資源はメタン発酵され、発生したバイオガスを燃料として発電し売電しています。
メタン発酵後の残渣からは、炭化燃料が作られています。
原料すべてを利用し、100%がエネルギーとして生まれ変わっています。
施設全体でのCO2削減量は年間1万4千トンになり、これは杉の木約100万本分の植樹効果に相当します。
温室効果ガスの削減やごみのリサイクルを推進し、再生可能エネルギーを活用することで地球温暖化防止に寄与しています。
この施設はPFI 事業形態で運営され、資源集約処理効果等から20年間で約120億円の処理費の削減が見込まれています。
二重扉や室内を負圧に保つなどの 臭気防止に配慮がなされており、施設特有の臭いは殆ど感じませんでした。
生ごみの回収にあたっては、市民の協力が欠かせません。
豊橋市は2017年度から生ごみと可燃ごみの分別収集を開始し、週に2回生ごみの回収が行われています。
家庭での手間を減らすため、卵の殻、コーヒーバ ッグ・ティーバッグやコーヒー殻の入った紙フィルター、
貝殻などは専用ポリ袋に入れ、生ゴミとして出してよいとしています。
これらは破砕、分別、沈殿などで除去し、発酵に適した原料にする先進的な取組を実施していました。
多くの自治体が豊橋市のような仕組みと施設を導入すれば、廃棄物削減と資源・エネルギーの有効利用が全国的に広まり、
環境負荷を大きく低減できると実感しました。
豊橋市は530(ゴミゼロ)運動発祥の地。豊橋市民のみなさまと担当職員の地道な取組努力に頭が下がります。
この日は風が冷たかったのですが、田原市は菜の花と河津桜🌸が満開でした。
渥美半島に広がる田原市は温暖な気候を生かして野菜、果物、花など園芸農業が盛ん。
農業産出額は約820億円と全国一位(H27年)。どこまでも続く一面のキャベツ畑に圧倒されました。
*PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ):公共事業を実施する手法の一つ。
民間の資金と経営能力・技術力を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法。
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年3月12日)
機械設計、製造業、金属プレス・板金加工業など更新判定6社、中間報告2社を担当しました。
事務所および工場の約90%の蛍光灯をLED化している事業者さんがある一方、経費面で苦戦し、
LED化が思う様に進んでいない事業者さんもありました。
中には、電力使用量の65%を太陽光発電(自然エネルギー)で賄っている中小企業もありました。素晴らしい!(*'▽')
★ I wrote an article about marine resources and environmental.
企業広報誌 楽園71号に、シリーズ:水産資源と環境 ③
【海の資源を世代につなぐために】の記事が掲載されました。(2018年3月)
海のエコラベルが表示されている水産品はどこで買えるのか? どこのレストランで食べられるのか?
東京オリンピック・パラリンピックと持続可能な水産品調達について、オリンピックは世界最大の環境教育の場であること、
食卓から海を守り次世代につなぐために、消費者の意識変革と選択が重要な役割を担っていることなどを紹介しました。
★ Energy Think Together.
(財)経済広報センター 『フォーラム・エネルギーを考える』HPに「東京五輪の持続可能な水産品調達とSDGs」と題したエッセイが掲載されました。 (2018年3月)
★ BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年4月4日)
新規登録判定1社、更新判定5社、中間報告は2社ありました。
明日起きるかもしれない地震などの自然災害や事故などの緊急事態の発生は、中小企業の事業継続に重大な影響を与え、
最悪の場合、廃業に追い込まれる可能性もあります。
緊急事態発生後も一定以上の水準で重要な事業を継続し、許容される時間内に復旧するため、緊急事態を想定し、
事前に準備をしておくことが大切となります。
あらかじめ事業の優先順位や代替策などを定め、準備をしておくなど、緊急事態への対応力向上を目指し、
事業継続計画(BCP)教育・訓練を行っている事業者がありました。
★ Through our paper recycling efforts, we aim to “Pass a green earth onto our children ”.
四谷のプラザエフで開かれた、古紙リサイクルに関する消費者懇談会に出ました。(2018年4月5日)
資源を最大限に活かすため「活かして、捨てない」をキャッチフレーズに、すべての紙は資源と捉え、
環境負荷やコストを抑えるため、業界全体で連携し努力されています。
生産時に出る副産物も燃料や炭などにリサイクルされ、資源を最後まで有効利用されています。
トイレットペーパーやティッシュは毎日使う消耗品であるからこそ、価格と使い心地を兼ね合わせた満足感を重視する
消費者は多いと思われます。
総務省統計局の小売物価統計調査による主要商品の50年間(1966年~2016年)における価格変移を見ると、
トイレットペーパーは物価の王様といわれる鶏卵より価格変動が小さく、上昇倍率は0.57です。
50年前の約半額で購入できる商品で、突出した優等生といえます。
逆に、ねぎやカレーライス(外食)の価格は約7倍に上がっています。(;_;)/~~~
物の値段が上がることが常識とも言える昨今、古紙業界の皆さんの地道な努力を感じます。(^_-)-☆
【小売物価統計調査:参考データ】
ねぎ7.24倍、カレーライス(外食)6.97倍、牛乳(配達)6.20倍、……鶏卵1.73倍、……トイレットペーパー0.57倍
備蓄用のトイレットペーパーは通常の2.5倍の長さで、収納・運搬の負担を軽減できます。
災害大国日本に必須の視点で、被災地はもとより生産地が被災した際の備蓄も重要となります。
シュレッダー処理された紙は、紙繊維が裁断されてしまうためリサイクルに不向きであることを受け、
オフィスや金融機関、行政などの機密書類を分別不要で回収し、未開封・無選別でリサイクルする技術を構築しています。
金属部品やリング付き硬質ファイル、カーボン紙、ダブルクリップ、プラスチックなどが混ざった状態でも、
人の手による分別は不要のため、中身が人の目に触れることはありません。
運び入れた紙資源はトラックからそのまま溶解槽へ投入されます。
機密保持を確認するため、処理工程を一望できる立ち合い室があり、処理の様子はネット中継で見ることも可能です。
情報漏洩のリスクを徹底的に抑え、処理コストの大幅な削減が実現できます。
予測以上に古紙リサイクル技術は進歩していました。
カーボン紙、クリップ・ホッチキスなどで留めた書類、窓付き封筒、アルミ付き紙パックやラーメンなどの紙カップ、
レシートなどの紙屑など、これまで焼却処分されていた難再生古紙を再資源化する仕組みも一部の自治体で始まっています。
しかし、多くの自治体は、未だごみとして焼却しています。レジ袋の有料化やエコバック利用が常識となったように、
すべての雑紙のリサイクルが可能となるよう、全国の自治体と協働を進めてほしいと願います。
これが実現すれば、更なるごみの削減と分別の簡略化が期待できます。
2030年を達成目標とし、国連が2015年に採択した持続可能な開発目標(SDGs)には、
目標12に「持続可能な消費と生産パターンを確保する(つくる責任、つかう責任)」が挙げられています。
また、国際標準化機構の新規格として、ISO 20400「持続可能な調達に関する国際規格が2017年4月に正式に発効されました。
地域や小売店にもよりますが、バージンパルプと再生紙100%のトイレットペーパーの値段は、ほぼ同等とのこと。
二度と再生できない紙こそ、100%再生紙を使っていきたいと思います。
再生紙100%のトイレットペーパーやノート、紙製品を選び、次の世代に循環の環を繋げていくとこが重要になります。
★ Message from Energy Think Together.
経団連会館で開かれた『フォーラム・エネルギーを考える』メンバー会議に参加しました。(2018年4月26日)
講師は、プラネタリウム·クリエイターの大平貴之氏。ネスカフェ·ゴールドブレンドのCM に出ていたこともある方です。
演題は「星空を見て考えた~プラネタリウム·クリエイターが語るエネルギー」。
約2, 000万円する移動式 MEGASTAR(投影機)が会場に設置されていました。
照明が落ちると、部屋全体がプラネタリウムに変身。満天の星の瞬きと、雄大な宇宙の広がりに圧倒されました!
素晴らしい星空を見上げながら、夢を実現する真っすぐな生き方とそのお人柄に、大いに魅力を感じました。
「光学式としては世界初!360度全天球プラネタリウム~エストニアのAHHAA Science CenterにMEGASTAR-IIB & ZERO納入 ヨーロッパ初設置!」
file:///C:/Users/asano/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/602WB44Y/110506press_AHHAA_.pdf
透明な強化ガラスで作られた床の下にまで星や映像が映し出され、観客はまるで宇宙空間に浮かんでいるような感覚を
体感することができるとのこと。いつかぜひ体験してみたいです。
大平さんの誕生日は3月11日で、東日本大震災発生日と同じ。ある電力マンが語られた言葉を紹介されました。
「電気は命。いまこの瞬間、人工心肺の治療を受けている人がいるかもしれません。電気を停めたら誰かが死んでしまう。
それを停めることは絶対にできません」。
電力無しでは生きていけない、成り立たない現代社会。星空の美しさと共に心に響きました。
宇宙の視点で考える必要性と、科学技術者と社会のコミュニケーションの重要性などに想いを馳せました。
★ I gave a lecture about go green initiative at Sugiyama Jogakuen Senior High School in Nagoya.
椙山女学園高校で開かれた「環境」講演会で、2年生を対象にお話しました。
日時:2018年5月2日 5時限~6時限
場所:椙山女学園高校 2年教室
テーマ:生きものと私たちの暮らしのつながり
絶滅に瀕する動物たちの現状を伝える新聞記事などを、教材として活用しました。
・人口増で第6の大絶滅時代、減少目立つ野生生物
・「トラ牧場」密売の温床、繁殖させて解体 漢方薬や精力剤に
・密かに売られる森の肉 など
後日、各クラス委員が講演内容をまとめ、学年全体に報告し、学びを共有しました。
5月9日は「事後学習のまとめ」の時間を持ち、実践活動に結びつくよう学習を重ねたとのことです。
後日、生徒の感想文が届きました。自分の考えが丁寧にまとめられていました。
こちらの学校は、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院をもつ学校法人です。
迎えに来てくれた学級委員さんは、幼稚園から通う生徒さんでした。
教室に世界遺産検定のポスターが貼ってありました。1872年に世界で最初の国立公園として指定された
イエローストーン国立公園のグランド・プリズマティック・スプリングの写真でした。
米国在住時に1週間かけて、公園内の5つの地域すべてを回りました。懐かしい~!(^_-)-☆
★ The electric vehicle technology continues evolving. (^_-)-☆
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。 (2018年5月9日)
更新判定4社、拡大中間判定1社、中間報告は2社ありました。
建設業の事業者は県や国の工事を受注するためISO14001を、市から加点があるためEA21認証をダブルで登録していました。
全社有車にドライブレコーダーを取り付けた事業者、ハイブリッド重機を導入した事業者、新社屋建設への移行に際し
LED電球採用と自然光の利活用をさらに推進した事業者もありました。
仕事と環境は一体と考え、不良品を作らないことはリサイクルエネルギーを低減でき、作業効率が上がります。
「高温注意」表示がある現場は、廃熱に対する社員の意識を向上させ、赤外線温度計等を使い、可能な範囲で廃熱を
有効利用する、低減するなどの対策を講じることが必要となります。
自動車用プラスチック製品の製造事業者は、EV化の潮流により、防音材等が不要になる可能性があります。
電気のみで走行するEV車や燃料電池車(FCV)など、走行時にCO2などを出さないゼロエミッション車(ZEV)が登場し、
テクノロジーは日々進化しています。
資源制約や環境問題への関心の高まりを背景に、新しいクルマの推進に向け、現場は動き出していると感じます。
★ Today is World Oceans Day.(^_-)-☆ (2018年6月8日)
6月8日は「世界海洋デー」。今朝の新聞に、MSC認証とASC認証に関する一面広告が出ていました。
「日常の小さな選択が未来を大きく変えていく」。海のエコラベルが消費者の共通認識になるよう切望します。
I bought some canned sardine with MSC marine eco label at the Bio c' Bon in Tokyo.
世界海洋デーの一面広告の提供はイオンでした。
先日、麻布十番のオーガニックスーパー「Bio c' Bon(ビオセボン)」で、MSC認証の海のエコラベルがついた缶詰を購入。
Bio c' Bonは2008年にパリで創業し、ヨーロッパで100店舗以上を展開しています。
イオンはフランスのBio c' Bonと提携し、2017年12月6日に麻布十番に日本1号店を出店。現在国内に4店舗あります。
店内にイオンのトップバリューのMSC認証のボイルロブスターや塩紅鮭、さば、赤魚、ASC認証のムール貝、
生アトランティックサーモンの刺身、むきエビ、白身魚などが並んでいました。
MSC認証のイワシの缶詰の原産国はどれもフランス。フランスから直輸入されたためか、値段は少し高めでした。
・サーディン 塩水漬 993円
・サーディン エクストラヴァージンオイル漬 753円
・サーディン エクストラヴァージンオイル缶(BIOレモン)753円
“Bio”(ビオ)は、農薬や化学肥料を使わず有機肥料で生産された有機農産物や有機加工食品を意味します。
英語の『organic(オーガニック)』と同じです。
”Bon"(ボン)は「おいしい」「よい」という意味で、Bio c'Bonは「ビオっていいね」という想いが込められています。
デリでは、ASC認証のアトランティックサーモンのグリルも販売していました。
量り売りが基本のビオセボンでは、必要な量を購入でき、店内のイートインスペースで食べることもできます。
有機 JAS 認証を中心とした野菜や豆腐、こんにゃく、そばなど日本ならではの商品や牛乳、乳製品、オーガニック素材の
惣菜などもありました。
ワインやチーズ、菓子、調味料、化粧品など、フランス直輸入品を含む1000種類以上のビオ認証商品が販売されていました。
麻布十番は六本木に近く、大使館が点在することから、外国人のお客様が結構いらっしゃいました。
日本のスーパーとはいろんな意味で違いました。 海外のスーパーで買い物をしたような気分になりました。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary school in Kouta, Aichi.
幸田町立幸田小学校で4年生を対象に、3Rとごみ削減、エコライフをテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2018年6月12日 1限~4限
場所:幸田町立幸田小学校 4年生4クラス
テーマ:エコライフすごろくの体験-わたしたちにできること-
幸田町環境課環境保全グループの担当者が、学校と私を丁寧につないでくださいました。
2クラス合同授業でクラス対抗で行い、午前中に2時限×2回行いました。
エコライフすごろくは一人ひとりが日々の暮らしの中でできることを増やす、参加体験型の環境学習です。
気づきを行動に移し、環境取組の輪を家族や学校、地域に広げるきっかけの場としました。
愛知県内に54の自治体(市町村)がある中、幸田町は処理しなければならない一人一日当たりのごみ量が
521g/人・日(H28年度)と一番少ない町です。この記録をH23年から6年連続で維持しています。素晴らしい!
幸田町の若い男性担当者から、この記録と幸田町のごみ削減取組を児童に話してもらいました。
彼は昨年度まで福祉課で勤務し、4月から環境課に異動されました。一生懸命話してくださいました。(^_-)-☆
愛知県環境部環境活動推進課(あいち環境学習プラザ)のご担当者も来校され、すべての授業を参観されました。
ダイオキシン類対策特別措置法(平成11年法律第105号)に基づき、環境基準が厳しく設定され、
市町村が設置する一般廃棄物の焼却炉に適用される構造基準が平成14年12月1日から強化されました。
基準に適合しない焼却炉は使用できなくなり、幸田町は一般廃棄物焼却処理施設の稼働を断念しました。
以降は隣接する岡崎市に広域処理費用を支払い、ごみ焼却処理を委託しています。この委託費用が結構高い!
そこで、役場と町民が一丸となってごみ削減に取り組みました。ピンチが今の成果に繋がっています。
町の財政力や規模ではなく、行政の仕組みづくりや町民一人ひとりの連携協力が大切なのかもしれません。
幸田町の環境学習を10年前から毎年担当しています。10年前に小学4年生だった児童は20歳になっています。
次世代を担う子どもたちの環境教育の重要性を痛感します。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary school in Okazaki.
岡崎市立連尺(れんじゃく)小学校で6年生を対象に、ごみ削減の重要性と発生抑制、資源化を考える講座を担当しました。
日時:2018年6月18日 1限~4限
場所:岡崎市立連尺小学校 なかよしルーム 6年生2クラス
テーマ:エコパーティーへようこそ!
学習のねらいは、ゴミの分別の大切さはもとより、リサイクルをすることでエネルギーや環境負荷がかかるこ とを知り、
できる限りゴミを出さない行動を普段の暮らしに取り入れる。
連尺小学校は今年度、アイシン環境学習プログラム支援校に選ばれています。
アイシン・エィ・ダブリュ(株)の担当者が学習の成果を見るため、授業前に児童たちに事前アンケートを実施されました。
アイシン環境学習プログラムは、経済産業省主催 第4回キャリア教育アワード「地域企業協働の部」で、
2014年に最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。
2005年にスタートした時は、アイシン精機(株)1社でしたが、現在はアイシンAW、アイシン高丘、アドヴィックス、
アイシン加工など、アイシングループの8社が環境学習支援事業を展開しています。
昨年度の実施校は35校、今年度は37校に増えました。愛知県内のほか、工場が立地している長野県の小学校も
支援校に選ばれています。
秋は、生きものと暮らしのつながりを考える環境学習を担当します。
★ All paper is considered a resource.(2018年6月26日)
第2回古紙リサイクルに関する消費者懇談会が、静岡県富士市で開かれました。
コアレックス信栄(株)本社工場で古紙リサイクルに関する最新技術等を見学後、意見交換を持ちました。
ホチキスやWクリップで留めた紙、防水加工されたアイスクリーム・カップ麺の蓋、宅配便の伝票などのカーボン紙、
写真、圧着式ハガキ、レシート、窓付き封筒、金属バインダー付ファイル、切符などもリサイクルし、
トイレットペーパーに再生していました。
すべての紙は資源と考えているとのこと。今まで焼却処分されていた「雑紙」が再生できる独自技術に驚きました!
日本は自治体ごとに資源回収のルールが異なります。
リサイクルルートに乗る雑紙の範囲が、全国各地で更に広がることを願っています。
そのためには、消費者の声と協力が必要と改めて認識しました。
東京都環境局が以前に出したごみ減量キャンペーンのポスターは、「まだバージンパルプにこだわるの!?」と、
再生紙利用を訴えています。
循環の輪を回すためには、私たち消費者が再生紙を積極的に選択、購入、利用することが重要となります。
二度と再生できないティッシュやトイレットペーパーなどの紙こそ、100%再生紙を使っていきたいものです。(^_-)-☆
平成27年度 燃やすごみ組成分類調査によると、約半分が紙・布類であり、そのほとんどが雑紙であると考えられています。
燃やすごみに含まれる約7500トンの「雑紙」が、資源として活かされず、燃やされていることになります。
金属やプラスチックバインダーがついたファイル、窓付き封筒、シール、圧着ハガキ、レシート、伝票などのカーボン紙、
フィルム付きティッシュの空き箱などを資源化するミックス紙リサイクルシステムを導入している自治体が増えています。
愛知県内では2017年4月から小牧市が、10月から武豊町、美浜町、南知多町、2018年4月から常滑市が
これまで焼却処分されていた難再生古紙をリサイクルし、再資源化するシステムを導入しています。
小牧市は、広報こまき平成29年6月1日号で 「雑がみを資源化して ごみを減らそう」と市民に呼び掛けています。
岩倉市、江南市も導入に向け、準備を進めています。
全国でみると、川崎市、富士市、富士宮市、諏訪市、小金井市、甲府市、甲斐市、笛吹市、山梨市、
北海道石狩市、北広島市、士別市、網走市などでも、難再生古紙のリサイクルが始まっています。
しかし、残念ながら多くの自治体は、いまだにこれらは難再生古紙の扱いで、禁忌品として回収出来ていないのが現状です。
自治体の本来の目的である徹底した可燃ごみの減量化と、ごみ分別がより簡略化され、市民が迷わず多くの雑紙を
資源物として扱うことができるよう願っています。
レジ袋の有料化やエコバック利用が常識となったように、全国の自治体で難再生古紙の資源化とリサイクルが可能となり、
さらなるごみ削減が進むよう期待しています!(^_-)-☆
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年6月27日)
更新判定5社、中間報告は2社ありました。
エコアクション21(EA21)は、中小事業者でも容易に取り組める環境マネジメントシステムです。
環境省が作成したガイドラインに基づき、2018年1月末時点での認証・登録事業者数は7,900社に達しています。
審査人による環境経営相談等を通じ、事業者は環境負荷低減だけでなく、経費削 減や生産性・歩留まり向上等の
経営面の効果を実現しています。
愛知県では公契約条例に「環境に配慮した事業活動」を位置づけています。EA21や ISO14001などの
「環境マネジメントシステムの導入」を企画競争や総合評価競争入札、入札参加資格審査の際の重点評価項目としています。
入札要件としてEA21を取得した事業者さんがありました。これからも応援していきます。
★ I had a fulfilling time.(2018年6月28日)
愛知県環境教育等推進協議会が、あいち環境学習プラザで開かれました。
愛知県環境学習等行動計画2030の推進等について、話し合いを持ちました。
午前10時~12時過ぎまで、密度濃い議論が展開されました。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary school in Toyota.
豊田市立古瀬間小学校で4年生を対象に、ごみ削減の重要性と発生抑制、資源化を考える講座を担当しました。
日時:2018年7月3日 1限~4限
場所:豊田市立古瀬間小学校 被覆室 4年生2クラス
テーマ:エコパーティーへようこそ!
リデュース、リユース、リサイクルの3Rで一番大切な事は、リデュース:ごみをへらすこと。
リデュースは入口対策、リサイクルは出口対策。
出てしまったごみをどうするか考えるよりもごみを出さない工夫が大切です。
パーティーで紙コップを使い、ペットボトル飲料を飲み、「面倒くさい!」と分別せずにごみをすべて
「燃やせるごみ」の袋に捨てたら1回のパーティーでどれだけごみが出るかを児童と一緒に行いました。
愛知県発行、環境学習副読本「わたしたちと環境」に掲載されている「ごみのはなし」の単元から、
ごみの行き先の最終処分場について紹介しました。副読本は愛知県内の小学4年生以上の全児童に配布され、
社会、理科、家庭科及び教科の枠を超え、横断的な学習ができる総合的な学習の授業などで活用されています。
古瀬間学校は今年度、アイシン環境学習プログラム支援校に選ばれています。
★ I wrote an article about high level radioactive waste.
日本原子力学会誌「ATOMOΣ」(アトモス)2018年7月号に、 特集記事
【高レベル放射性廃棄物の「地層処分事業に関する学習」から考える】が掲載されました。
★ We had a meeting at Karatsu Chamber of Commerce and Industry. (2018年7月6日)
唐津商工会議所で開かれた、エネルギーをテーマとした女性リーダー意見交換会に参加しました。
有意義かつ濃密な時間を過ごし、多くの学びを得ることができました。
往路は名古屋から博多までの新幹線も、博多から唐津までの在来線も、ダイヤが乱れることなく順調に着きましたが、
復路は大雨による天候不良と線路への土砂流入で、山陽新幹線が一部区間で運休となり、急遽、空路で戻りました。
最近、悪天候による交通機関の乱れが多くなってきているように感じます。
交通網が寸断されると、都市であろうが地方であろうが、大きな影響があると改めて実感しました。
★ I gave a lecture about energy conservation in Komaki.
小牧市役所主催、平成30年度 市民環境講座で「あなたにもできる!夏の省エネライフ」についてお話しました。
日時:2018年7月14日 10:00~12:00
場所:小牧市役所本庁舎 3階 301会議室
テーマ:あなたにもできる!夏の省エネライフ
対象:18歳以上で小牧市内在住・在勤・在学の方
暑い中、多くの市民のみなさんがご参加くださいました。夏の省エネにクローズアップしてお話ししました。
省エネができていない “だめだめ家族” のイラストを活用した省エネクイズや、手回し発電機を利用した実験などを取り入れ、
参加者と双方向のやりとりを行い、楽しい雰囲気で講座を進行しました。
地球温暖化の仕組み、スマートライフ、省エネ家電について解説した小冊子「スマートライフおすすめBOOK」も活用。
冷蔵庫の省エネ方法を紹介していた際、一人の参加者が「冷蔵庫の奥や天井だけでなく、側面も放熱で熱くなっているので、
なるべくメッセージボードなどを貼らないようにしています」と実践事例を話されました。
だからこそ、可能であれば両側面もすき間を開けるとよいことなどを伝えました。
小牧市役所の旧本庁舎は、耐震性に問題があること等から、2012年新庁舎に建て替えられました。
新庁舎の基本理念は「人と環境にやさしい 親しまれる庁舎」。
コピー室やトイレにも人感センサーライトが設置されており、無駄なエネルギーを省く省エネ設計でした。
お陰様で、快適な空間で順調に講座を担当することができました。
愛知県環境部環境活動推進課あいち環境学習プラザのご担当者が、オブザーバーの立場で参加くださいました。
★ I gave a lecture about marine eco label in Shizuoka.
静岡県男女共同参画センターで開かれたNACS中部:静岡分科会の例会で、海のエコラベルについてお話しました。
日時:2018年7月21日 13:30~15:30
場所:静岡県男女共同参画センター「あざれあ」 会議室
テーマ:海のエコラベルの推進と消費者の役割-SDGsと東京五輪の持続可能な水産品調達から考える
参加者は全員、消費生活アドバイザー、消費生活コンサルタント、消費生活相談員の資格を持っている方々です。
みなさん熱心に拝聴くださいました。2時間お話した後、質疑応答を兼ね、活発な意見交換が持たれました。
消費者の立場で、海のエコラベルへの期待や課題について話し合いました。
消費者視点での課題は次のとおりです。
・海のエコラベル付き製品が少ない。
・一部の大手スーパーや生協等を除き、海のエコラベル付き製品を販売している店舗が少ない。
・海のエコラベルは、日本の消費者に十分伝わっていない。
・サステナブルシーフードに 対する日本の水産資源マーケットは充分成熟しておらず、消費者の意識も低い。
・漁業政策、漁業関係者の努力を消費者は応援する必要があるが、双方に大きな乖離がある。
・海のエコラベルがない製品が、環境配慮取組をしていないわけではない。
・ 海外から輸入したMSC(持続可能な漁業で獲られた天然水産物)、ASC(責任ある養殖により生産された水産物)は
大きなフードマイレージがかかっており、地産地消と逆行する。
・水産エコラベルは国際認証のMSC、ASCと、日本独自のMEL-J、AELがあり、煩雑で解りにくい。
・ 水産エコラベル制度に改善の余地がある。
・持続可能な水産業に対する補助制度なども、再考する必要がある。
国連の「持続可能な開発目標」であるSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」では、海の環境や資源の問題を定めています。
海洋と海洋資源を保全し持続可能な形で利用すべく、水産資源を回復する効果的な漁獲規制と管理計画が重要な要素です。
目標12「持続可能な生産と消費(つくる責任、つかう責任)」では、消費と調達をより良くしていく事が求められています。
消費者が水産認証製品を選ぶことで、水産業界に変革をもたらすことができることから、消費者にも各自責任ある行動が
求められています。
水産業の生産力の向上は、目標2「飢餓をゼロに」の食糧の安定確保に繋がります。
差別のない雇用や意思決定は目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に、労働条件の改善は目標8「働きがいも、経済成長も」
に結びつきます。最終的には目標1の「貧困をなくそう」につながります。
水産業が持続可能な状態で発展していくためには、生態系への影響や漁場管理、労働者の安全、飼料や薬剤の使用管理など
環境負荷を低減しつつ、社会的にも配慮した責任ある漁業の推進が重要となります。
消費者が海の環境や水産資源の現状に今以上に関心を持ち、環境意識に基づく能動的な買い物をすることは、
自然の恵みとの関係性を築き直す大きなチャンスとなり得ます。
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年7月19日)
新規登録1社、更新判定5社、中間報告は2社ありました。
連日、酷暑が続いています。屋根に省エネ効果のある遮熱塗料(高日射反射率塗料)を施している事業者がありました。
遮熱塗料用の特殊顔料で赤外線を高反射し、表面温度を抑制します。これにより、冷房による消費電力が削減できます。
機械、電子部品、自動車関連、プラスチック、食料品など製造業の業績がよくなると、産業廃棄物が増えます。
そのような中、産廃処理業者は産業廃棄物の再資源化に積極的に取り組み、再資源化率を年々上昇させています。
CO2削減に向け、中長期目標で二桁のチャレンジ目標を掲げている事業者もありました。
★ ELV:End of life vehicle(使用済自動車)
自動車リサイクル工場見学&学習会が、(公益財団法人)自動車リサイクル高度化財団の普及啓発事業として、
愛知県で開かれました。3件の自動車リサイクル関連業者を訪問しました。(2018年7月24日)
1.ニュー岩田(解体事業者:一宮市)
中古車ディーラー等から運び込まれた使用済自動車(ELV)は、ガソリンやエンジンオイル等の油が土壌に流れないよう、
屋根のある敷地内に置き、極力雨に当てない、工場内では鉄板が敷かれた上で作業が行われていました。
フォークリフトのタイヤの溝に油汚れ等が付着していることから、足元を汚さないためにフォークリフトを工場内に入れず、
一部を手作業で処理。汚染物質を工場の奥に持っていかないなど、環境配慮がなされていました。
解体重機の作業者は車の部位ごとの素材を熟知されており、大型ピンセットを操るようにワイヤーハーネスなどを
手際よく解体されていました。
車1台の作業時間は約10分。最後は圧縮機でプレスされ、重さ500~800kgのキューブ状の塊になりました。
今後は、解体しやすい車両構造の研究・推進、効率的な解体技術のさらなる展開が重要と感じました。
ガソリン、フロンガス、エアバックなど危険を伴う物質や、バッテリー、タイヤなどを種類ごとに外し、貯蔵。
使用済自動車(ELV)は先入れ先出しを心掛けていらっしゃり、ELVを極力積まないようにされていました。
特殊車両である消防車やキャンピングカーの解体は、2つに分断するなど一部に手作業が必要となり、2日間掛かるとの事。
ニュー岩田で解体され、運搬の負担等を軽減するためキュービック状に圧縮された塊は、半田市にある
豊田メタル(株)に運び込まれシュレッダーにかけられます。
解体現場の目の前に小学校がありました。子どもたちに誇れる仕事をしていきたいと、社長が意気込みを語られました。
2.いその(株) (Car to Carプラスチックリサイクル事業者:稲沢市)
It’s realized recycling system for plastic of car to car.
いその(株)は、自動車メーカー、解体業者、粉砕業者と連携し、廃車となった使用済自動車(ELV)から解体した
プラスチックの自動車部品(廃プラ)を再生利用し、新しい自動車へと生まれ変わらせる Car to Carの
クローズドマテリアルリサイクルを行っています。
使用済自動車(ELV)からプラスチックのポリプロピレン(PP)部品を取り外し、車部品に使用できるペレットに
リサイクルする仕組みを構築されています。色は足し算ができない性質があります。
再生プラスチックを安定供給するため、混ざったプラスチックを回収し、出来上がった再生品は黒色に。
自動車は命を預かる製品であることから、その部品は10年~15年間劣化しない製品、強度がある製品が求められます。
再生プラスチック製品は、紫外線などで劣化しない、壊れない強度を保つなど、品質が保証されています。
自動車用リサイクルプラスチック部品は、アンダーカバー、ツールボックス、カウルルーバー、グローボックス、
サイドスプラッシュガードなどがあります。
この他、商品運搬時の通い箱や洗濯機のドラム層などのプラスチックが、貯水槽や浄化槽用マンホール、
椅子の背もたれ・座面・ヒジ、ecoマーク商品に認定されているサインペンの軸やキャップ、プリンターインクカートリッジ、
スタンプ、冷蔵庫のケース、洗剤のスプーン、ペットボトルのキャップは植木鉢、バケツなどに再生されています。
プラスチック原料を調合、再生しペレット原料に戻し、バージンメーカーと同等の物にしたい。
リサイクル材ではあるが、品質の高い物を安定供給していきたいと述べられていました。
使用量が飛躍的に伸びたプラスチックは、処分による環境汚染が、世界各国で大きな問題となっています。
暮らしの様々なシーンで利用するプラスチック製品であるからこそ、プラスチック回収の範囲が今後さらに広がり、
プラスチック to プラスチックの環が進展することを願っています。
3.豊田メタル(株)(自動車リサイクル事業者:半田市)
ASR:Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト)
自動車を核としながら、あらゆる資源リサイクルを目指す豊田メタル(株)は、モータリゼーション隆盛期の1970年に設立。
資本金内訳は、豊田通商(株)50.0%、トヨタ自動車(株)48.3%、愛知製鋼(株)1.7%。
世界で唯一自動車会社が経営に参画しているシュレッダー会社で、シュレッダー事業、自動車シュレッダーダストの
再資源化事業、自動車リサイクル研究などが行われています。
1件目に訪問したニュー岩田でプレスされた解体車も、豊田メタル(株)に納入されています。
大型シュレッダーを2機保有し、約140,000台/年の使用済み自動車をリサイクル処理。
プレシュレッダーと呼ばれる破砕機で前破砕を行い、2000馬力シュレッダーで細かく破砕します。
破砕物から磁力で鉄を選別。磁力選別した鉄に混入する異物を手選別で除去し、鉄スクラップ製品へ。
磁力選別されなかった非鉄金属は、各種選別装置のほか、手選別でアルミ、ステンレス、銅、ハーネスなど金属別に分け、
非鉄スクラップ製品となります。
自動車シュレッダーダスト(ASR)を選別することでマテリアルリサイクルを実施。
その他の選別品をサーマルリサイクルし、100%近いリサイクル率を達成しているとのこと。
全国に数カ所しかないエアバック類再資源施設の一つに認定されており、自動車リサイクル法に基づき適正処理しています。
解体工程で取り外し、回収されたエアバッグ類を通電式処理および加熱式処理にて、適正・安全に再資源化しています。
近年増加しているハイブリッド車は銅・ネオジム磁石を使用していることから、ハイブリッド車のリサイクル工程を構築。
都市鉱山として注目される電子基板・センサー類等の効率的な解体技術、貴金属含有部分を取り出す技術研究や、
使用済自動車から回収した部品で、自動車の樹脂部品への再利用に向けた樹脂のリサイクル研究なども推進しています。
例)バンパー材 → ボデー樹脂部品
今後は、バンパー to バンパーのような水平リサイクルの実現を期待します。
再商品化施設として、洗濯機・エアコンの再資源化も行われていました。
敷地の広さに驚きました。自動車リサイクル事業を判りやすくまとめた会社紹介動画がwebに掲載されています。
郊外に住む私は、自動車がなくては生活が成り立ちません。
大量の自動車シュレッダーダストASRによる埋め立て処分場の逼迫が、以前に大きな問題となりました。
産業廃棄物として捨てられ、埋め立てられていたものが、今は分別して資源として再び活かされています。
フロンは、2023年に国産車全車種が、オゾン層を破壊しない地球温暖化係数の低い代替えフロンに換わります。
資源が少ない日本であるからこそ、クルマのリサイクルの高度化と、効率的な解体技術、作業しやすい工具や環境づくり、
サーマルリサイクルからマテリアルリサイクルへの転換が図られ、自動車リサイクルのさらなる推進を願っています。
★ I wrote an article about prevention from global warming.
企業広報誌 楽園72号「シリーズ環境:地球温暖化を考える」に【パリ協定と世界・日本の動き】の記事が掲載されました。(2018年7月)
★ Think about Accident at TEPCO’s Fukushima Daiichi Nuclear Power Station.(2018年8月1日)
東京電力福島第一原子力発電所に出かけ、廃炉作業の現場を見てきました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、福島県南相馬市、飯舘村、宮城県石巻市などを4度訪問しましたが、
福島第一原子力発電所は初めてです。
現場の様子や作業の進捗状況の説明を受け、様々なことを考え、多くの気づきを得ることができました。
東日本大震災に起因し、1 - 4号機で炉心溶融や建屋爆発事故などが連続して発生しました。
国際原子力事象評価尺度で最悪のレベル7に分類される重大事故を起こし、現在は廃炉に向けた作業が進められています。
概要説明を受けた後、富岡町にある旧福島第二発電所エネルギー館から専用バスに乗り、国道6号線を北上すると、
民家の横にヘルメットを被った警備員が数人、バリケードの前に立っていました。
帰還困難区域に入って以降は、国道をトラックなどの工事関係車車が頻繁に行き交います。
店舗の大型ガラスが砕け落ちたままの自動車販売店や、建物が朽ち果てたゲームセンター、地震で損傷したままの民家、
脇道に入れないよう立てかけられたフェンス、玄関・カーテンを閉ざした民家、避難時に乗り捨てられたままの乗用車、
元は水田であった場所に低木や草が無造作に生い茂る光景を目にしました。
原発事故による緊急避難とともに7年もの間、人々の日常の暮らしが途絶えた町は、異様な光景でした。
2011年11月、2014年4月、2015年5月も福島を訪問しています。
帰還困難区域等の町の荒廃は、時を重ねるにつれ一層進んでいると感じました。
構内に入り、新事務本館、協力企業棟、大型休憩所を見た時は、真新しい発電所に到着したような錯覚を覚えました。
殆どのがれきが綺麗に撤去されていました。
港湾内外の放射線物質濃度は、事故直後と比較して100万分の1程度まで低減しています。
地面にモルタルを吹き付けフェーシングを行うことで、放射性物質を含む粉塵の飛散を大きく抑え、
敷地内の放射・線量が下がりました。
雨水が地面に染み込むことも防いでいます。除染が進み、構内での一般作業服エリアは全体の96%に拡大していました。
廃炉の現場をバーチャルで見学できるPC向けサイト「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI」が本年3月に公開されていいます。
画面をドラッグして360℃、原子炉建屋内部を見ることができます。
Q&Aも掲載されており、映像と解説は理解を深める手助けになりました。
気温30℃以上、午後2時~3時の間は作業を禁止するなど、作業環境も大幅に改善されていました。
The responses to the accident at TEPCO’s Fukushima Daiichi Nuclear Power Station.
汚染水は、1~4号機の原子炉建屋などに流れ込む地下水が、事故で溶けた燃料デブリを冷やす水と混ざったものです。
汚染水のリスク軽減に向け、①汚染源を取り除く ②汚染源に水を近づけない ③汚染水を漏らさない対策が取られていました。
汚染水からセシウムとストロンチウムを除去し、さらに浄化するために高性能多核種除去設備(ALPS)で、
トリチウム以外のセシウムを含む62種の放射性物質を除去し、タンクに貯蔵していました。
約850基のタンクに浄化処理を終えた水や汚染水が保管されています。
これまでに見たことがない光景で、タンクの多さに圧倒されました。
1-3号機は内部状況の調査、建屋上部の解体、ガレキの撤去、燃料取り出し設備の設置等の作業が必要な状態でした。
3号機は水素爆発を起こした事故直後は、建屋の殆どが吹き飛んでしまったかのようでしたが、現在の外観は一変し、
カマボコ状のカバーが取り付けられていました。
4号機は、使用済燃料プールにあった使用済燃料1535体すべての移送作業が2014年12月22日に完了しています。
構内86カ所のモニタリングポスト等で常時監視する放射線量を、大型ディスプレイでリアルタイムに確認できました。
福島県が運営し、現在の大気と海洋の値を公開している「福島県放射能測定マップ」をwebで見ました。
2011年4月と2018年4月を比較すると、明らかに放射能の空間線量率は減少しています。
しかし、まだ高い数値を示す赤い点が点在しています。
ホットスポットと呼ばれる雑木林等に覆われた地域が今も存在しています。
2005年EXPO愛・地球博の会場で、無人による自動運転バスの実証実験が行われていました。
福島第一原子力発電所構内を自動運転EVバスが走っており、交通マネジメントシステムは確実に進歩していると感じました。
救急医が24時間常駐し、傷病者を救急搬送するヘリポートの設置と運用が開始されたことに安心感を抱きました。
廃炉作業は、これまでに経験したことのないことばかりです。
作業者の皆様の安全と、最新技術力をもって廃炉作業が順調に進展し、一日も早く平穏な福島に戻れるよう願っています。
For future reference.
福島第一原子力発電所の構内に入退域管理施設と直接つながる地上9階建、約1200人収容可能な「大型休憩所」が
2015年5月に運用開始されました。約320席ある食堂では、福島県産の食材を活かしたメニューを提供。
2016年3月にコンビニエンスストア(ローソン)が開店し、4月に個室型のシャワー設備が設置されました。
それ以前は、作業員たちは持参した食べ物や外部で買ってきた弁当などを各自バラバラに摂っていたとのこと。
休憩スペースが配備されたこと等を含め、作業員を取り巻く労働環境が改善されたことに、ほっと安堵しました。
約3000食規模の食事を提供できる福島給食センターは、大熊町に立地しています。
福島県産の食材を使用した安全性が国内外に伝わることによる風評被害の払拭、福島県内の雇用創出に貢献しています。
大型休憩所の食堂でいただいた料理(定食B:イワシの梅肉フライ)は、大変美味しかったです。
1食380円ですが、それ以上の価値がありました。
主食、ごはん、おつゆは温かく、副菜はひんやり。給食制度で提供されている食事とは思えませんでした。
日替わりメニューは昼食が5種類、夕食は3種類提供されています。
カロリー、塩分、脂肪、タンパク質等の数値も明記されていました。
食堂で働いていた人は女性が多く、雰囲気が和みました。皆さん活き活きと働かれていました。
「ほぼ日刊イトイ新聞」に糸井重里氏らが、2015年11月5日に福島第一原子力発電所を見学したレポートがあります。
東電のある社員は入社以降、原子力関連部署に従事し、東北大震災が発生した当時は福島第一原子力発電所に勤務中でした。
現場にとどまり続け、命がけの格闘で必死に作業にあたり、5年後もここで安全管理に従事されています。
震災数年前に大熊町に新居を構えましたが、大熊町は帰還困難区域であるため震災以降は自分の家に住むことができません。
妻と二人の娘は会津若松市の仮設住宅に移住。本人はJヴィレッジに建てられた仮設単身寮で居住し、廃炉作業に従事。
この記事から東電社員の苦悩の一端と、それでも廃炉作業に立ち向かっていかなければならない厳しい現実を垣間見ました。
恐らく多くの東電社員が同様の苦悩を抱えていると思われます。東電社員はもとより、関連事業社全体を含め、
一個人としての暮らしや人間性を尊重し、彼らを支え、応援していくことが大切と感じました。
格納容器内部の調査や燃料デブリの安全な取り出しに向けて、より過酷な環境で複雑な作業ができるように様々な
遠隔ロボットが開発されています。
遠隔操作技術や切削技術等を含め、これらの新しい技術や知的財産を、ぜひ多分野で活用していけるよう、
発展させていってほしいと思います。
東日本大震災および原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するため、当該地域の新たな産業基盤の構築を
目指し、2014年6月に福島イノベーション・コースト構想がとりまとめられました。
基本的概念として、「イノベーションによる産業基盤の構築」、「帰還住民と新たに移り住む研究者等が一体となった
広域的なまちづくり」、全国共通の高齢化・過疎化等の課題解決へのモデルとなることを目指す「地域再生のモデル」の
三つが掲げられました。
主要プロジェクトとして、原発事故による燃料デブリや放射性廃棄物の性状把握等を実施する「国際廃炉研究開発拠点」や、
廃炉作業等のためのロボットの研究施設(モックアップ試験施設)、無人航空ロボット等の研究・実証施設
「ロボット開発・実証拠点」等の整備があります。
エネルギー関連産業の集積、農林水産業再生などにも取り組むことになっています。
必要なインフラ整備を進め、2020年に世界中の人々が、浜通り地域等の力強い再生の姿に瞠目する地域再生を目指し、
プロジェクトが始動しました。
さらに福島県では陸・海・空のロボット・ドローンによる物流やインフラ点検、大規模災害対応などの研究開発、
実証実験、性能評価、操縦訓練を行う
世界に類を見ない一大研究開発拠点となる「福島ロボットテストフィールド」を、2019年度の全面開所に向け、
南相馬市および浪江町に整備中です。
2020年8月には福島ロボットテストフィールドで、ロボットの国際大会「World Robot Summit」の一部の競技が開催される
予定です。県内企業の持つロボット技術を世界に発信することを目指しています。
2019年春には大熊町役場の新庁舎が、大熊町の大川原復興拠点に完成予定。
復興に向けた新たな展開が、大きく推進するよう応援していきたいと思います。
★ I gave a lecture about energy conservation in Kawanishi, Hyogo.
兵庫県川西市の環境イベントで「知らないと損!家庭でできる簡単省エネ術」についてお話しました。
日時:2018年8月4日 14:00~16:00
場所:キセラ川西 オリヴィエ 集会室
テーマ:知らないと損!家庭でできる簡単省エネ術
対象:小学生、大人
川西市は2013年に、国土交通省の低炭素まちづくり計画を全国に先駆け策定しました。
正式名称は、阪神間都市計画事業、中央北地区特定土地区画整理事業「PFI と低炭素のまちづくり」。
地球環境にやさしい街を実現するために、低炭素に配慮したまちづくり計画として、太陽光、水力、下水道など
再生可能エネルギーの活用や低炭素建築物の導入、公共交通の利用促進、電気自動車などの環境に配慮した
交通手段の促進、緑の見える量を多くする(緑視率の確保)などの取組を推進しています。
キセラ川西地区では、持続可能で環境にやさしいまちを目指し、民間活力の導入を積極的に行いながら整備を進めています。
川西市での環境講座の担当は、今年で3回目。
今回は夏休み中のため、小中学生が保護者と一緒に参加されており、親子で省エネを学ぶ機会となりました。
地球温暖化防止に向けて、一人ひとりが暮らしの中で手軽に取り組める省エネポイントを、〇×クイズで出題しました。
省エネの技を、暮らしの中で行動に移すきっかけとしました。
夏休みの自由研究のヒントとして活用できるツールも配布しました。
講座に参加した子どもたちが、家庭や学校で「先生」になり、省エネの環をさらに広げていってもらえたらうれしいです。
この行動は、アクティブラーニングにつながります。
途中に「もぐもぐタイム」を入れました。
おやつはソーラークッカーでホカホカに温めたカステラに、バニラアイスをのせたデザート。
CO2排出量ゼロの太陽エネルギーのパワーを感じながら、子どもたちと楽しく、参加者全員でいただきました。
ケーブルテレビ J:COM の取材も入りました。
8月6日~12日の1週間、18:30~18:50に講座の様子と子どもたちへのインタビューが放送されました。
講座に参加された家族には、省エネに関する25項目のライフスタイルチェックシートを2枚配布しました。
省エネに取り組む前と2週間後の家族の取組状況をBefore、Afterのシートにそれぞれチェックし、
夏休みの学習の成果として提出いただきました。
ライフスタイルチェックシートを提出された家族には、記念として手造りの六角パズルがプレゼントされました。
★ I attended the meeting of the consumer research institute in Tokyo.
全国婦人会館で開かれたNACS消費生活研究所の連絡会に出席しました。(2018年8月11日)
論文の評価手法の有り方や、「消費生活研究誌第20巻1号」の発行方法、今後の方向性等について話し合いました。
★ It was difficult writing reports, but it was a meaningful time.
NACS消費生活研究所のホームページに、消費生活論文が掲載されました。(2018年8月15日)
消費生活研究第20巻1号 -消費生活をめぐる諸問題-(2018)
執筆した論文テーマは、「SDGsと東京五輪の水産品調達から考える水産エコラベルの課題」。
上記ページ末尾の「本文はこちら」からPDFファイルを開き、論文を拝読いただけます。
持続可能な開発目標(SDGs)が2015年の国連総会で採択されました。
目標14に「海の豊かさを守ろう」が、目標12に「つくる責任、つかう責任」があります。
SDGsの達成期限は2030年です。サステナブルシーフードに対する日本の水産資源マーケットの取組を加速し、
消費者意識の向上をはかる必要があります。
世界人口が増える中、水産資源の保全に向け、欧米を中心に水産エコラベル製品が普及し注目が高まっています。
2020年東京五輪はSDGsに沿った大会運営を進めるべく、持続可能性に配慮した水産物の調達基準を策定しました。
しかし、複数の水産認証制度が立ち上がり、水産エコラベルが乱立しています。
国際的な認証制度と日本独自のローカルな認証制度は共存できるのか。
水産エコラベル認証商品を販売する事業者・店舗が増えていない、消費者の意識・関心に高まりが見られないなどの
課題が垣間見えます。
食卓から海を守り、次世代に豊かな魚食文化をつないでいくためは、消費者の意識変革と選択が重要な役割を担っています。
水産エコラベルを取り巻く課題を考察しました。
★ ICT:Information and Communication Technology
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年8月27日)
更新判定案件6社を担当しました。
従業員32名の産業廃棄物処理業・リサイクル業者は、ICTを活用し、収集運搬ルートを見直しました。
渋滞を避ける、近隣拠点を結ぶなど、ICTの情報通信技術を活用する効率的なトラック・ダンプカー等の運用は、
燃料消費を抑え、CO2削減につながるなど、環境負荷を低減します。
★ I gave a lecture about marine eco label.
愛知環境カウンセラー協会のファラデー勉強会で、海のエコラベルについてお話しました。
日時:2018年9月2日 9:30~11:30
場所:愛知環境カウンセラー協会(名古屋)
テーマ:SDGsと東京五輪の持続可能な水産品調達から考える-海のエコラベルの推進と消費者の役割
生物多様性、気候変動、貧困問題は密接な関係にあります。
対策の遅れは環境の悪化を招き、水産業の存続や水産物の安定供給確保に重大な影響を及ぼします。
東京五輪、SDGsを機に水産エコラベルへの関心を高め、持続可能な漁法を取り入れた漁師の頑張りと
消費行動のマッチングが望まれます。消費行動には責任が伴うと多くの消費者が理解し、自覚することも重要です。
世界の潮流に遅れをとらないためにも、持続可能な社会につながる水産エコラベルのさらなる推進が求められています。
水産エコラベルを取り巻く現状と課題について、参加者のみなさんと考えました。
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年9月5日)
新規登録2社、更新判定2社、初回中間判定2社を担当しました。
エコアクション21ガイドラインは中小事業者等の環境への取組を促進するとともに、その取組を効果的、
効率的に実施するため、環境省が策定したものです。
環境省「エコアクション21ガイドライン2017年版」は事業者の環境への取組と経営との融合を促進し、
環境経営の有効性を一層高めることができるよう改訂されました。
2017年版ガイドラインに沿って3事業者の認証・登録審査が行われました。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary school in Toyota.
豊田市立大林小学校で4年生3クラスを対象に3Rとごみ削減、エコライフをテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2018年9月12日 1限~6限
場所:豊田市立大林小学校 英語ルーム 4年生3クラス
テーマ:エコライフすごろく体験!-わたしたちにできること-
使用したのは「英語ルーム」。
トヨタ自動車(株)本社の近くにある大林小学校は、グローバルな雰囲気でした。
近隣に研修センターがあり、海外から多国籍の研修生が家族帯同で、入れ替わり来日されるとのこと。
大林小学校はアイシン精機(株)によるアイシン環境学習プログラム支援校に、今年度はじめて選ばれました。
★ I gave a lecture about go green initiative at the elementary school in Okazaki.
岡崎市立連尺小学校で6年生を対象に愛・シンパシーワークショップを担当しました。
日時:2018年9月18日 1時限~4時限 (2時限×2クラス)
場所:岡崎市立連尺小学校 なかよしルーム
テーマ:愛・シンパシーワークショップ(海バージョン)
連尺小学校は今年度、アイシン・エィ・ダブリュ(株)さんによる環境学習プログラム支援校に選ばれています。
6月18日に「エコパーティーへようこそ!」の授業を実施し、今回は2回目の環境学習でした。
児童は水辺の生きもの6種類(ウミガメ、スナメリ、タコ、ウナギ、イソギンチャク、アユ)と「人間」に変身し、
自然と人間、動物のつながりなどを考えました。
1時限目は生きものの立場になり、時代が異なる3ラウンドの愛・シンパシーゲームを体験。
ゲームはトランプの神経衰弱に似ていますが、1ラウンドごとに時代が進みます。
2ラウンドから、「人間」に変身した児童が入ります。
3ラウンドは、現代の暮らしと生きもののつながりを表しています。
2時限目はブラックカードの意味や、生態系の現状を写真とパワーポイントで紹介し、
自然と人の暮らしのつながり、生物多様性、今日からできることなどを考えました。
愛知県環境部環境活動推進課とあいち環境学習プラザのご担当者が来校され、3~4時限目の授業を参観されました。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary schoo in Toyota.
豊田市立中山小学校で4年生を対象に、3Rとごみ削減をテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2018年9月19日 1時限~6時限(2時限×3クラス)
場所:豊田市立中山小学校 家庭科室
テーマ:エコパーティーへようこそ!
中山小学校は今年度、アイシン精機(株)さんによる環境学習プログラム支援校に選ばれています。
家庭科室に設置されたスクリーンにパワーポイント資料を映し、授業を進めました。
児童たちは豊田市環境学習施設eco-Tに出かけ3Rを学習しています。ごみを減らすリデュースの10ポイントを紹介しました。
① 混ぜればごみ、分ければ資源=分別する
② ごみの捨て方ルールを調べ、正しく捨てる
③ 大切に、最後まで使う
④ 使い捨て商品ではなく、長持ちするものを買う
⑤ 断る
⑥ 繰り返し使う
⑦ 詰め替え商品を利用する
⑧ 修理する
⑨ 買い過ぎない
⑩ 必要な量だけ作る。給食やごはんを残さない
愛知県環境学習副読本「わたしたちと環境」を活用し、単元4「ごみのはなし」から、ごみの行き先、
最終処分場について紹介しました。
副読本には、「自分たちのまちではどのようにごみを処理しているのか調べよう。」と記載されています。
日常生活でごみを減らす行動を積み重ねていくことが重要と伝えました。
家庭科室はエアコンがないため、天井に取り付けられた扇風機がフル稼働していました。
愛知県環境部環境活動推進課と、あいち環境学習プラザの担当者2名が来校され、授業を参観されました。
★ ESG:Environment, society and governance.
Wild-caught Alaskan Pollock responsibly sourced from a MSC certified sustainable fishery.
We are able to buy a Filet-O-Fish with MSC marine eco label at the McDonald's in Europe and the U.S.A.
食材の持続可能性を追求するマクドナルド社は2011年10月から、ヨーロッパの7000店舗で、
海の生態系に配慮して漁獲されたMSC(海洋管理協議会)認証のフィレオフィッシュを販売開始しました。
2013年1月からは全米で販売開始し、2016年までに欧州、カナダ、ブラジルで使用する魚を全てMSC 認証に切り替えました。
現在は、世界の全店舗で販売されているフィレオフィッシュに、アラスカ産のMSC認証のスケソウダラを使用しています。
日本で販売されているフィレオフィッシュも、海の生態系に配慮して漁獲されたMSC認証のスケソウダラを使用しています。
これは本当に素晴らしいこと!
ESGを念頭に、環境に配慮した持続可能な事業活動に積極的に取り組むマクドナルド社の覚悟を感じます。
米国在住時の2013年3月にケンタッキー州のマクドナルド店で購入したフィレオフィッシュのパッケージには、
MSC認証を示す青い魚のエコラベルが明確に表示されていました。
しかし、日本のマクドナルド店で販売するフィレオフィッシュのパッケージに、MSC認証の水産エコラベルはありません。
日本マクドナルド社は、加工場までは持続可能な魚を扱うことを示す加工のCoC認証を取得していますが、
店舗で流通のCoC認証を取得していないため、製品にMSC水産エコラベルをつけることができません。
これでは消費者に、持続可能な漁業で獲られたMSC認証の魚を使用していることが伝わりません。
店員も、自分たちが販売している商品がMSC認証の持続可能な魚であることを知らないのは残念です。
I think McDonald's Japan needs enhancing dissemination of information.
フィレオフィッシュの外箱に表示されているQRコードを読み取ると、原産国情報などを確認することができます。
バンズに挟まれているフィッシュポーションの主要原料は、スケソウダラ/アメリカ(ベーリング海)、
最終加工国はタイと日本、と情報が出ました。
せっかく商品情報をPRできる欄であるのに、これだけでは残念です。
この欄に、「海の生態系に配慮して漁獲されたMSC(海洋管理協議会)認証のスケソウダラを使用しています。」とあると、
ファストフード業界の中で唯一MSC認証の魚を採用しているマクドナルド社の環境取組が、消費者にしっかり伝わります。
SDGsの17のゴールを目指すためには、あと1歩が必要。
日本のマクドナルド店で販売するフィレオフィッシュのパッケージに、MSC認証マークが表示される日が待たれます。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary school.
幸田町立坂崎小学校で4年生を対象に、3Rとごみ削減、エコライフをテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2018年9月26日 1時限~4時限
場所:幸田町立坂崎小学校 4年1組、2組 各教室
テーマ:エコライフすごろくの体験-わたしたちにできること-
エコライフすごろくは一人ひとりが日々の暮らしの中でできることを増やす、参加体験型の環境学習です。
気づきを行動に移し、環境取組の輪を家族や学校、地域に広げるきっかけの場としました。
幸田町役場からの依頼で2008年から毎年2校、環境学習を実施しています。これまでにすべての小学校に出かけました。
幸田町は、処理しなければならない一人一日当たりのごみの量が、愛知県内の自治体で一番少ない町です。
児童の親や祖父母など、家族や町民がごみを減らす工夫と努力を積み重ねているからこその結果です。
環境経済部環境課の28歳のご担当者が、そのことを児童に話してくださいました。
★ The @FM radio station invited me to be a guest on their "LET’S エコメンド".(2018年9月29日)
@FM(エフエム愛知)FM で毎週土曜12:00~12:30に、エコキャンペーン番組「LET’S エコメンド」が放送されています。
9月は、政府が2030年度の温室効果ガスの排出量を、2013年度比で26%削減するという目標を掲げ、
環境省が推進する国民運動「COOL CHOICE」を紹介しています。
9月1日 COOL CHOICEとは? ゲスト:環境省中部地方環境事務所 溝手康人氏
9月8日 名古屋のCOOL CHOICEの取組 ゲスト:名古屋市環境局低炭素都市推進課係長 森匡司氏
9月15日 カーボンオフセットによる COOL CHOICEの取組 ゲスト:愛知県立南陽高校Nanyou Company部(顧問:柘植先生)
9月22日 COOL CHOICE LEADERS AWARDで優秀賞を受賞した取組 ゲスト:カルテットコミュニケーションズ代表取締役 堤大輔氏
9月29日 リスナーそれぞれが出来るCOOL CHOICE ゲスト:環境カウンセラー 浅野智恵美
最終回(9月29日12:00~)の番組収録が、@FMのスタジオで行われました。
家庭で出来るCOOL CHOICEの取組を紹介しました。
番組でお話した内容が、LET'S エコメンドのFacebookで2日間に渡り紹介されています。9月28日 .9月29日
手回し発電機を使った白熱電球とLED電球のエネルギ消費量の比較実験の様子は、こちら。
★ I gave a lecture how to reduce waste at the elementary school in Nagoya.
名古屋市立旭丘小学校で4年生を対象に、3Rとごみ削減、エコライフをテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2018年10月4日 2時限~3時限
場所:名古屋市立旭丘小学校 トワイライトスクール プレイルーム
テーマ:エコライフすごろくの体験から考え行動しよう!-私たちにできること-
2クラス合同で行うことから、トワイライトスクールの広い部屋をご準備くださいました。
今回の環境学習は、旭丘小学校が愛知県環境学習コーディネート事業を利用されたことにより実現しました。
愛知県の環境学習副読本「わたしたちと環境」を児童全員に配布し、活用しました。
愛知県環境部環境学習推進課、一般社団法人環境創造研究所のご担当者がコーディネーターとして授業を参観されました。
★ Passive First
とよたエコフルタウンで開かれた耕 Life Marche(マルシェ)で家庭の省エネセミナーを担当しました。
日時:10月7日(日)11:00~11:45
場所:とよたエコフルタウン(株)LIXILパッシブファーストパビリオン センナ―ルーム
テーマ:知らないと損!家庭でできる簡単省エネ術
主催:とよたエコライフセンター
お話した内容は、次のとおり。
1.エネルギーとは?
2.エネルギーと環境
3.地球温暖化のしくみ
4.省エネとは?
5.省エネをさがそう!
6.電気やくらしの省エネ。
手回し発電機を使った白熱電球とLED電球のエネルギ消費量の比較実験も行いました。
限られた時間でしたので、家電は家庭で一番電力を消費する冷蔵庫と2位の照明に絞り、省エネポイントをお伝えしました。
家族連れやカップルなど、多数の方がご参加くださいました。
「パッシブファースト」とは、住宅の性能を断熱、気密、通風、採光、日射遮蔽という自然環境に配慮した
建物全体が持つ基本性能を優先する考え方です。
会場は、住まいの環境技術総合パビリオンとして、環境技術の体験と既存住宅の環境対応リフォーム情報を発信しています。
この日は晴天に恵まれ、夏を思わせる暑さでしたが、館内は快適に過ごせました。
★ Sustainable seafood week in Nagoya.(2018年10月13~21日)
サステナブル・シーフードを啓発するキャンペーン「サステナブル・シーフード・ウィーク2018」が
10月13日から21日の間に全国で展開されています。
「サステナブル・シーフード・ウィーク」とは過剰漁獲による水産資源の枯渇や養殖による海洋環境への影響が世界的に
懸念されるなか、水産資源の利用を持続可能なものへ転換することで、生命溢れる豊かな海を将来の世代へ引き継ぐことが
できることを社会に呼びかけるためのキャンペーン。
持続可能な漁業で獲られた天然水産物の証であるMSC認証、ならびに責任ある養殖業で育てられた養殖水産物の証である
ASC認証の、2つの国際的な認証と水産ラベルについて、広く一般に啓発・促進することを目的としています。
2014年にスタートし、今年で5回目です。今年のテーマは、教育と啓発。キーワードは ”子どもも大人も楽しく学ぶ!”。
持続可能な水産物を知るための体験型イベントとして、17日に愛知サブイベント「エコパルなごやでMSCクイズ★」が
名古屋市環境学習センター「エコパルなごや」で開かれました。
対象は、名古屋市立柳小学校の6年生50数名。ワークショップの様子を参観しました。
児童たちは、なぜ海の魚を守らなければならないのか、持続可能で適切な管理を行っていると認証された漁業で獲られた
水産品に付けられるMSC(天然漁業)や、ASC(養殖業)のエコラベルについて学びました。
MSC(海洋管理協議会)とASC(水産養殖管理協議会)の担当者2名が講師となり、映像やクイズなどを盛り込み、
楽しい雰囲気の中、ワークショップは展開されました。
We are able to see 2 Marine eco labels at the Nagoya City Environment Learning Center.
エコパルなごやは、遊びながら環境について学べる名古屋市の環境学習センター。
今年5月3日に展示内容が刷新されました。迫力ある映像を見ながら、タブレットを使ってクイズに答えたり、
コパと話したりできるバーチャルスタジオでは、10月1日から生物多様性プログラムが公開されました。
【「暮らしと世界のつながりテーブル」で暮らしと生物多様性の関係を調べてみよう!】の展示コーナーに、
MSCとMEL-Jの海のエコラベルがありました。
環境学習の場で海のエコラベルに出会え、うれしかったです!
★ Let's forward to 1985 energy life. (2018年10月21日)
とよたエコフルタウンで開かれた「DIY断熱リフォーム塾」にオブザーバーとして参加しました。
主催はとよたエコライフセンター。
講師の一般社団法人 Forward to 1985 energy life副代表理事である辻裕介氏のお話は、非常に判りやすかったです!
第2回(10月27日)は体験学習として足助町で開かれます。
「床の断熱を実際にやってみる」をテーマに断熱材を切り床板を張ります。
★ I gave a lecture about go green initiative at the elementary school in Toyota.
豊田市立大林小学校で4年生3クラスを対象に、愛・シンパシーワークショップを担当しました。
日時:2018年10月24日 1時限~6時限 (2時限×3クラス)
場所:豊田市立大林小学校 英語ルーム
テーマ:愛・シンパシーワークショップ(森バージョン)
児童たちは森の生きもの6種類(タヌキ、ノウサギ、リス、モグラ、クマ、オオタカ)と「人間」に変身し、
生きものと人間の暮らしのつながりについて考えました。
1時限目は生きものの立場になり、時代が異なる3ラウンドの愛・シンパシーゲームを体験しました。
ゲームはトランプの神経衰弱に似ていますが、1ラウンドごとに時代が変化していきます。
第2ラウンドから、「人間」に変身した児童が入ります。
第3ラウンドは、現代の暮らしと生きもののつながりを表しています。
第3ラウンド終了後にエサカードを表向け、森にブラックカードが沢山ばらまかれている様子をみんなで確認しました。
その後、ブラックカードの意味を児童たちは考えました。
大林小学校は、アイシン精機(株)さんによるアイシン環境学習プログラム支援校に選ばれています。
9月12日に「エコライフすごろく体験!」の環境学習を実施しています。
今後、児童たちはエコアクションの行動計画を立案し、家庭や学校で取り組みます。
★ It's very important to use thermal insulation material for our house in Japan.
とよたエコライフセンター主催「DIY断熱リフォーム塾」の第2回目は、豊田市足助町で開かれました。(2018年10月27日)
地域人文化学研究所が管理されている「一隅舎(いちぐうしゃ)」を使い、実際に床に断熱材をはる体験をしました。
オブザーバーの立場で参加しましたが、私も鋸で断熱材を切ったり、インパクトを使って根太に釘を打ち付けたり、
電動のこぎりで檜の床材を切ったりしました。
熱エネルギーの移動を遮断する断熱材。建材トップランナー制度対象商品であり、グリーン購入適合商品である断熱材は、
熱伝導率の数値が小さいほど保温力があります。中には、省エネ大賞を受賞している製品もあります。
青い断熱材を床に敷き詰めたら、足裏に温かさを感じました。
日本の家屋は、断熱と気密による省エネが重要と実感しました。
Asuke town has beautiful landscaping and architecture.
足助の町並みのほぼ中央にある一隅舎は、地蔵堂の裏手にあります。元は庫裏だったそうです。
地蔵堂の横の小道「地蔵小路」を進むと、かつて足助の高級料亭として名を馳せていた「寿ゞ家(すずや)」がありました。
現在は、地域人文化学研究所となっています。代表理事である天野博之さん(豊田市職員)が、大正13年に建てられた本館と、
昭和32年に建てられた新館を案内してくださいました。
寿ゞ家で使われていた伊万里や瀬戸美濃の大皿や、大広間の舞台、襖絵、編み込みの天井など、圧巻でした。
江戸時代から続く足助の町は、旧伊那街道(塩の道)沿いの商家町として栄え、平成23年に愛知県初の
重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
美しい町並みは、期待値以上でした。モミジの紅葉とは異なる趣と魅力がありました。
★ " Be better, together. ” (2018年11月1日)
イイノホールで開かれた東京サステナブル·シーフード·シンポジウム「魚から考える日本の挑戦2018」に参加しました。
ディズニーリゾートが進めるサステナブル·シーフード戦略、タイなど東南アジアで強制的に漁業に従事させられている
人権·奴隷問題、水産認証エコラベル商品の調達の特徴とその魅力、2020年東京五輪に向けたサステナブル·シーフードの
主流化など、考えるきっかけが沢山ありました。
IoT と新技術がサステナブルな漁業と新市場を創設する可能性にも気づきました。
消費者教育の充実や、広報、消費者と生産者の交流なども大切になります。
認識エコラベル付き商品アイテム数を増やし、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストア、ファストフード店など、
身近なお店で購入できるようになることが重要です。
シーフードにESG 投資を呼び込めば、日本社会の認識が一気に進む可能性を感じました。
日本では、サステナブル·シーフードに対する消費者の認識はまだまだという感はありますが、これからの展開に
期待が大きく膨らみました。
レセプションで頂いた水産認証のお料理は、どれも美味でした。
外務省地球規模課題審議官、環境省事務次官、水産庁長官などもプレゼンされ、9:30~20:00まで内容の濃い一日でした。
★ Considering the future through the recycling of paper.(2018年11月8日)
古紙リサイクルの推進をテーマとした意見交換会が、自治体関係者を招き、静岡県富士市で開かれました。
雑紙のさらなる資源化を目指して、中国の廃棄物規制に伴う古紙を取り巻く状況など、最新情報を共有しました。
資源化できるか紙が、まだまだ可燃ごみとして排出されています。これはもったいないこと。
大切な資源が無駄になるだけでなく、ごみ処理に掛かるコストやCO2が増加します。市民の協力が重要となります。
八王子市、東京都葛飾区、松戸市の取組を拝聴。
着実に雑紙回収が進展し、可燃ごみが減少している様子に力強さを感じました。
どんな紙が資源化できるかを明確にし、分かりやすく広報している自治体は、雑紙の資源化率が上がっています。
★ I gave a lecture how to reduce energy in Ichinomiya.
日時:2018年11月10日 13:30~15:00
場所:愛知県一宮市 エコハウス138 エコホール
一宮市役所主催の環境学習講座を担当しました。
家庭における省エネと節電、その効果的な実践について、家庭で簡単に取り組めるエコ対策を話してほしいとのこと。
そこで開催時期を鑑み、冬の省エネをテーマにお話しました。
エネルギーとは? エネルギーと地球温暖化をはじめとした環境問題、エネルギーとくらしのつながり、住まいの省エネ、
冬の快適な住まいとは? 電気の基礎、家庭の節電取組、くらしの省エネポイントを知る、省エネ製品をかしこく使う、
省エネ製品を選ぶ、節水と省エネの関係性などについて紹介しました。
省エネが出来ている家庭と出来ていない家庭の比較イラストを活用し、省エネポイント探しをクイズ形式で行いました。
このシートを参加者に持ち帰っていただき、今度は先生役となり家族に出題するツールとして活用していただき、
省エネを家族や地域に広めるきっかけとしました。
手回し発電機によるLED電球と白熱電球のエネルギー消費量の比較実験を行い、楽しい雰囲気の中で講座を進行しました。
環境保全委員をされている方など、受講者の中には昨年5月13日に担当した
「エコライフすごろく体験でエコの技を磨こう!」の環境講座に参加された方が複数名いらっしゃいました。
終了後に、愛知県の災害用備蓄米とビスケットが参加者に配布されました。
お湯を注ぐだけでできるわかめご飯の賞味期限は2019年2月、保存用ビスケットの賞味期限は2019年3月でした。
食品ロス削減のためにも、備蓄食糧の定期的な入れ替えは大切なことと認識しました。
「エコハウス138」には隣接するごみ焼却施設の余熱を利用した温水プール、トレーニングルーム、プレイルーム、
エコ情報センター、エコホール、体験学習施設などの環境学習施設があります。
屋外に太陽光・風力発電設備があり、建物全体は緑で覆っています。
緑化屋根に散策路を設けるなど、周辺の自然環境に配慮しています。
★ I attend the Aichi environment council.
愛知県議会議事堂で開かれた愛知県環境審議会に出席しました。(2018年11月12日)
★ During the no-foodloss promotion in Aichi.
なごや環境大学共育講座「レッツ・省エネライフ~地球にやさしい生活のために」を担当しました。
公開講座のため、手話通訳が付きました。
日時:11月15日 10:00~12:00
場所:名東生涯学習センター
テーマ:地球にやさしいライフスタイル~食生活と環境とのかかわり
食品ロスとは、売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など、食べられるのに捨てられてしまうことを指します。
食品ロスの減らし方や地産地消、旬産旬消などを学ぶことで、食生活の工夫と環境の結び付きを知り、
家庭での実践に繋げる講座としました。
食材の表示が消費期限であるか賞味期限かを当てるワークシートや、食材の旬の季節を当てるワークシートに、
クイズ感覚で取り組んでいただきました。残念ながら、どちらも全問正解者はいませんでした。
5省庁(消費者庁、文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省)が連携し、食品ロス削減国民運動
「NO-FOODLOSSプロジェクト」が展開されています。
名古屋市生涯学習Webナビなごや「インターネット講座e-ねっと」で、食品ロスと環境にやさしい暮らしの
講座制作に関わっています。原稿案を整え、12月に動画撮影、2019年3月完成、今年度中にwebにUPされます。
愛知県は食品ロス削減キャンペーンを11月19日~2019年1月31日まで実施中です。
家庭で食品ロス削減に取り組み、その結果を応募すると、抽選で300名に500円分のプリペイドカードが当たります。
★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.
豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2018年11月21日)
更新判定3社、初回中間判定2社、中間報告1社がありました。
エコアクション21の認定取得から10年が経過し、更新5回目を迎える事業者や、更新4回目の事業者の継続取組は
評価できますが、一部マンネリ化が見られます。
環境取組が目標未達であるにもかかわらず、基準年より良化していることから、実績評価を×ではなく△を付けたり、
3年間同じ削減数値目標の%を掲げていては、継続して発展、改善していく意欲に欠けます。
中には、リーマンショック以降、厳しい経営状態が続いている小規模事業者もありますが、
課題が経営改善や環境改善につながっておらず、ビジネスの拡大チャンスを逃しています。
一方、不良率の低減は機械・電動工具などの稼働率低減、ロスコストの削減につながります。
エコドライブやエコ運転の推進として、交通安全スリーS運動(ストップ、スロー、スマート)を実施する事業者は、
環境活動レポートのまとめ方がスマートでした。
★ I visited Naraha Center for Remote Control Technology Development in Fukushima on October 29.
福島の復興の様子を見てきました。(2018年10月29日~30日)
福島第一原子力発電所の廃炉作業、大熊町に立地する福島復興給食センター、楢葉遠隔技術開発センター、Jヴィレッジ、
ワンダーファーム、福島復興ワイン醸造プロジェクトを展開している川内村高田島ヴィンヤードなどを訪問。
福島第一原子力発電所(1F)の廃止措置では、放射線量率が高い所で行う作業が多いため、
ロボット等の遠隔技術が必要不可欠です。
東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するため、
新たな産業基盤の構築を目指し、2014年6月に福島イノベーション・コースト構想がまとめられました。
その一つである楢葉遠隔技術開発センターは、2016年4月に本格運用を開始しました。
1Fから車で約20分の場所に立地するため、現場の技術者と密に連携することができます。
格納容器内部の調査や燃料デブリの安全な取り出しに向けて、より過酷な環境で複雑な作業ができるよう
様々な遠隔ロボットが開発されています。
試験棟には、原子炉格納容器とほぼ同形の水槽が設置されていました。
格納容器に溜まった燃料デブリの安全な取り出しを目指し、放射線が外部に散らばらないよう水の中で遠隔操作を行い、
取り出す試験が2017年に実施されました。
発電所内の作業現場を再現し、段数、幅など1Fの実物と同じ大きさに作った模型のモックアップ階段を用いて、
ロボットの実証試験を行い、性能評価をしたり、原子力緊急時対応ロボットの整備・運用・改良などが行われていました。
3D眼鏡を掛け、VR(仮想現実)技術を用いて現場にいる感覚を体験できる没入型バーチャルリアリティシステムを体験。
2012年当時の2号機の原子炉建屋内部のリアルな映像が、4面スクリーンを通して次々目の前に迫ります。
配管や格納容器が目の前に迫り、思わず障害物を避けようと(VR上は通り抜けます)何度も体がふわりと揺れ、
その臨場感に少し酔ったような感じになりました。別の場所では、ドローンの実験なども行われていました。
2016年4月に本格運用を開始し、これまでに約1万人が見学に訪れているそう。行政関係者が多いとのこと。
全国の高専生が製作した廃炉ロボットの性能を競う「廃炉創造ロボコン」が、これまでに2回開かれています。
今年は12月15日に「第3回廃炉創造ロボコン」が開かれます。研究開発の後継者を育成してくことも重要です。
多数の学生や技術者が、災害時対応等にも役立つバーチャルリアリティシステムやロボットシュミレータなどを体験し、
蓄積された知的財産を福島第一発電所の廃炉対応に限らず、幅広い分野で活用し、発展させていってほしいと思いました。
技術応用のさらなる広がりに期待しています。
今後、燃料デブリの取り出し作業が始まりますが、この作業は困難を伴います。燃料が溶け落ちている空間は、
今でも放射線量が毎時10シーベルトという非常に高い数値であるとのこと。
取り出した後の保管をどうするのかを含め、長く険しい廃炉への道が立ちはだかっています。
世界の英知を結集し、早期の収束を願っています。
The hotel J-Village that I stayed in in Fukushima on october 29 was very comfortable. (^_-)-☆
ホテルJヴィレッジに宿泊しました。
福島県双葉郡楢葉町にあるJヴィレッジは、1997年7月に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設。
以来、W杯サッカー日本代表のトレーニングキャンプやテゴリーの大会・合宿等で多くのチームに利用されてきました。
しかし、福島第一原子力発電所の事故に伴い、2011年に除染作業の拠点に。
陸上自衛隊のヘリコプターや、隊員が放射性物質を除去するための前線拠点としてグラウンドが駐車場と化し、
まるで戦場のようだったとお話を伺いました。
約7年4カ月を経て、Jヴィレッジは本年7月28日に再始動しました。
天然芝ピッチ10面と人工芝ピッチ1面、人工芝ピッチ1面分の全天候型練習場などを備えています。
サッカートレーニング施設としては日本最大規模を誇り、サッカー以外の競技の試合や練習、合宿が可能です。
トレーニングジムやフィットネス、アリーナ、プール、大浴場などもあります。
一般の来場者もフィットネスクラブやレストランなどが利用できます。コンベンションホールや研修室があるため、
企業の社員研修やビジネス客の宿泊など、多目的な利用が可能です。しかし、現在の利用率は10%に満たないとのこと。
ブやレストランなどが利用できます。コンベンションホールや研修室があるため、企業の社員研修やビジネス客の
Jヴィレッジの南東に、東京電力の広野火力発電所の煙突が見えました。ここは、東京電力の火力発電所としては唯一の
供給エリア外立地発電所で、石油、石炭と多種の燃料を使用しています。
Jヴィレッジ近くに、JR常磐線の新駅(Jヴィレッジ駅:臨時駅)が2019年4月に設置されるとのこと。
所としては唯一の供給エリア外立地発電所で、石油、石炭と多種の燃料を使用してい
Jヴィレッジ近くに、JR常磐線の新駅(Jヴィレッジ駅:臨時駅)が2019年4月に設置されます。
今後の発展に期待が膨らみました。
There is a Wonder Farm in Iwaki, Fukushima. I recommend there.
福島県いわき市に、トマト🍅を栽培している「ワンダーファーム」があります。
JR 東日本の技術職だった福島出身の方が故郷に戻り、妻の実家のトマト農家を継ぎました。
2011年3月に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故による影響で、いまだ食の風評被害に苦しむ福島県。
いまも韓国や中国など、25カ国・地域で福島産食材などの輸入規制が続いています。
県産農作物の価格は、福島の事故以降、全国平均価格との格差が回復していません。
「五感を耕す。食と農の体験ファーム」をコンセプトに、ワンダーファームは2016年5月にグランドオープンしました。
年中トマト狩りができるトマト栽培用のハウスや手ぶらでバーベキューができる体験農園、 レストラン、直売所、
自社加工のトマトジュース工場等の施設があります。
首都圏に向けた販路拡大と、若い人材の雇用確保に苦労されたそうです。
トマト🍅のテーマパークのビュッフェで、採れたて新鮮なトマト🍅を中心とした、いろんな料理をいただきました。
ります。首都圏に向けた販路拡大と、若い人材の雇用確保
どれも絶品で美味しかったです。食を通じて、福島の応援ができます。 (^_-)-☆
I wish for the success of Fukushima wine brewing project.(^_-)-☆
10月30日は福島復興ワイン醸造プロジェクト、川内村高田島ヴィンヤードを訪問しました。
福島県双葉郡川内村に広がる3ヘクタールの山の斜面に、ブドウ🍇の苗木2万本が育てられていました。
ブドウ畑🍇を眺めながら、川内村村長の遠藤雄幸氏から話を聞きました。
川内村は約8割の住民が帰還されているとのこと。
醸造所を2019年秋に稼働させ、2020東京五輪までの出荷に向けた生産体制の構築を目指しています。
当事業を推進しているのは、東京電力ホールディングス(株)福島復興本社復興調整部部長の北村秀哉さん。
北村さんは、ふくしまワイン広域連携協議会の事務局長もされています。
ブドウ🍇がよくないと、いいワイン🍷はできないとのこと。
2014年から活動を開始し、中央葡萄酒(株)、山梨大学ワイン科学研究センター、福島大学等に協力を依頼し、
2015年3月には社団法人日本葡萄酒革新協会を設立されました。
2015年度は復興庁の先導モデル事業「新しい東北」を活用し、普及啓発セミナーの開催や、栽培地探し、
醸造用葡萄苗木の調達、植え付けなどを行い、川内村や富岡町で葡萄の栽培を開始しました。
川内村を筆頭株主とする官設民営会社「かわうちワイン株式会社」を設立し、高田島地区に約3haのぶどう園🍇
「高田島ヴィンヤード」を設営されました。丘の上にワイナリー(醸造所)を建てられる予定です。
今ではいわき市、二本松市、郡山市、田村市、喜多方市、会津美里町どでもワイン、リキュールの製造を開始し、
ふくしまワイン🍷のブランド化を目指した広域連携による地方創生「ふくしまのワイン産地化」を推進されています。
ワンダーファームのレストランで、北村さんから声を掛けられました。
北村さんとは2007年に上智大学で定期的に開かれていた環境的に持続可能な交通社会
(EST:Environmentally Sustainable Transport)のワークショップでご一緒していました。
北村さんは当時、東京電力(株)の環境部担当者として、トラックの外部電源式アイドリングストップ給電システムによる
CO2削減対策に取り組まれていました。
私は名古屋大学大学院環境学研究科から上智大学に移られた柳下教授から声を掛けていただき、
消費者の立場でESTに取り組み、消費生活研究のテーマとしていました。
北村さんと福島の地で再会できましたことを大変嬉しく思います。(^_-)-☆
*福島第一原子力発電所については、月刊エネルギーレビュー2019年1月号に記事が掲載されるため、割愛しました。
★ It's important to improve the waste recycling rate aiming at zero emission.
家電リサイクル工場を見学しました。(2018年11月26日)
2001年に施行された家電リサイクル法の対象は、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目です。
千葉県市川市に立地する(株)ハイパーサイクルシステムズ本社工場は、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、OA機器を、
千葉市の千葉工場ではテレビ、パソコン等のOA機器の資源リサイクル事業を行っていました。
千葉市に立地する(株)グリーンサイクルシステムズは、使用済み家電製品・電子機器の再生素材化処理、
並びに再生素材の販売を行っていました。
どちらも機能的なシステムを取り入れた工場でした。
家電4品目の2016年度の回収率は次のとおり。(第36回家電リサイクル制度の合同会合資料より)
エアコン:29.3%、テレビ:52.3%、冷蔵庫・冷凍庫:70.5%、洗濯機・衣類乾燥機:70.6%。
2017年度の再商品化率は次のとおり。
ブラウン管式テレビ:73%、冷蔵庫・冷凍庫:80%、液晶・プラズマ式テレビ:88%、洗濯機・衣類乾燥機:90%、
エアコン:92%
購入時にリサイクル料を払う自動車🚗のリサイクル率は99%に達していますが、廃棄時にリサイクル料を支払う家電は、
思うようにリサイクル率が伸びていません。その理由の一つに、不適切な廃棄方法があります。
リサイクルの始まりは、正しい処分から。まだまだ活かせる資源が私たちの身近には沢山あると気づきました。
★ I gave a lecture about go green initiative at the elementary school in Toyota.
豊田市立古瀬間小学校で4年生2クラスを対象に、愛・シンパシーワークショップを担当しました。
日時:2018年11月28日 1時限~4時限 (2時限×2クラス)
場所:豊田市立古瀬間小学校 多目的室
テーマ:愛・シンパシーワークショップ(森バージョン)
こちらの学校は、アイシン精機(株)さんによるアイシン環境学習プログラム支援校に選ばれています。
7月3日に「エコパーティーへようこそ!」の授業を担当し、今回は2回目の環境学習でした。
児童たちは森の生きもの6種類(タヌキ、ノウサギ、リス、モグラ、クマ、オオタカ)と「人間」に変身し、
自然と人間、動物のつながりなどを考えました。
1時限目は生きものの立場になり、時代が異なる3ラウンドの愛・シンパシーゲームを体験。
ゲームはトランプの神経衰弱に似ていますが、1ラウンドごとに時代が変化します。
2ラウンドから「人間」に変身した児童が入ります。3ラウンドは現代の暮らしを表しています。
生きものの気持ちになって取り組むカードゲームは、とても盛り上がりました!(^_-)-☆
2時限目は時代背景の違いやブラックカードの意味、生きもの現状を写真とパワーポイントで紹介しました。
自然と暮らしのつながり、生物多様性、ブラックカードの意味などを全員で考えました。
ブラックカードは、ごみ、毒、化学物質、汚い煙、森の木を切るなどの意見が出ました。
ブラックカードを減らすにはどうしたらよいか、多様な生きものが棲む豊かな地球の自然を守り、
未来につなげるために、今日から自分たちにできることは何かについて、最後に発表を行いました。
愛知県の環境学習副読本「わたしたちと環境」を活用し、「自然のはなし」や
「いろいろな生き物とそのつながり~生物多様性」の単元を紹介しました。
★ Let's eat leaving nothing left over! (*’▽’) But,…
豊田市では、乾杯後20分間と、お開き前19分間は席について料理を楽しむことをコンセプトに、
「残さず食べよう!2019運動」を実施しています。 *豊田市広報は『残さず食べりん!2019運動』と標記。
2019運動は、ラグビーワールドカップ2019🏉が豊田スタジアムで開催されることにちなみ、命名されました。
ラグビーワールドカップ2019🏉を盛り上げたい気持ちは分かりますし、豊田市は大好きです!
しかし、この名称は2020年以降に違和感が発生しかねません…。
一方、愛知県は3010運動を推進しています。
豊田市民は愛知県民でもあります。愛知県も、チラシやお店用に卓上に置く三角柱のPOPを制作し、配布しています。
食べ残しによる食品ロスの削減を目指す目的は一緒ですが、〇〇運動の名称が同じ地域にいくつも氾濫することは、
却って混乱を招きます。統一した方がしっかり伝わるように思います。
★ Energy Security, Economic Efficiency, Environment + Safety. 3E+S.
福井市で開かれた、資源エネルギー庁主催「第2回女性リーダー交流会」に参加しました。(2018年12月7日)
皆さん活性に意見を述べられ、密度濃い時間でした。今後に活かしてまいります。
.Not in my back yard. But we need to think HLW(High Level Waste).
福井生活情報館にあるユーアイ福井多目的ホールで開かれた福井県女性エネの会主催「地域別セミナー」に参加。
(2018年12月6日)
ご講師のお話しを聞いた後は、グループに分かれてテーブルトークを持ちました。
テーマは、電気のゴミ問題を多くの人に知ってもらうための課題と解決について。
成果発表は、福井工業大学原子力技術応用工学科の学生たちが行いました。
学生たちも自分事として考えている様子が伝わってきました。
★ No single - use plastic ! 3R as the basis for moving towards zero plastic waste in coastal and marine environment.
名古屋市立大学さくら講堂で開かれた、名古屋市2R推進実行委員会主催シンポジウム
「海のプラスチックごみと食品ロス~ごみ減量とは…いのちを思いやる想像力~」に参加しました。(2018年12月8日)
海洋プラスチック問題は、かなり深刻です。
東京農工大学 農学部 環境資源科学科の高田教授のお話から、多くの気づきを得ることができました。
マイクロプラスチックには、化学繊維も含まれます。
例えば化学繊維のフリースは、1回の洗濯で約2,000本の繊維クズが下水に流れます。
暮らしの中で使っている様々な物が自然環境に与える影響、便利さや安さの向こう側に環境問題をはじめ、
雇用や外国の資源搾取等、様々な問題があることを考えていこうと思います。
名古屋市立大学人文社会学部現代社会学科の学生たちが、プレゼンと公開討論会に登壇されていました。
学生たちの真っすぐな発信が、幅広い世代を巻き込むきっかけになっていたと感じました。(^_-)-☆
伊藤教授の進行は素晴らしく、会場全体が和やかになる雰囲気の中、学びを深めることができました。
★ NACS stands for Nippon Association of Consumer Specialists.
.公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)の本部で開かれた、
.NACS消費生活研究所の拡大研究会に出ました。(2018年12月9日)来年度の方向性などが掴めました。
★ I gave a lecture about marine eco label at Nagoya Senior Citizens’ College.
.名古屋市高年大学鯱城(こじょう)学園の環境専攻学科で専門講座を担当しました。
日時:12月12日 13:30~15:00
場所:伏見ライフプラザ、名古屋市高年大学
テーマ:海のエコラベルの推進と消費者の役割
海のエコラベルをご存知だった方は、残念ながらいませんでした。
名古屋市高年大学の受講者は60歳以上の方々です。次の世代に水産資源を残し、魚食文化を伝えていくためにも、
環境取組に積極的な店舗では、水産エコラベル商品が販売されていることを知り、ラベル付商品を選択して購入するなど、
「今日の学習を機会に、皆さんが率先垂範のリーダーになってください」とお伝えしました。
この日はオープンキャンパスが実施されており、環境学科以外の生徒も参観されました。
★ 環境省環境カウンセラー活動紹介サイト「メディア情報」欄に@FM「LET’S エコメンド」に出演した情報が掲載されました。
★ I wrote a column on a monthly energy magazine.(2018年12月20日)
月刊エネルギーレビュー2019年1月号に、「福島の復興に向けた歩み」と題したコラムが掲載されました。
夏と秋に見学した福島第一原子力発電所の廃炉作業状況、楢葉遠隔技術開発センターなどについて考えました。
月刊エネルギーレビュー2月号では特集記事5ページを担当します。テーマは「生活の視点から見たエネルギー利用」。
コンビニの変遷についても触れました。発行は1月20日です。
★ I attend the Aichi environment council.
愛知県自治センターで開かれた愛知県環境審議会廃棄物部会に出席しました。(2018年12月21日)
★ The middle school and high school students discussed about high level waste in Aomori and Tokyo.
電気のゴミ(高レベル放射性廃棄物)をテーマとした「中学生サミット2018~どうする!? 核のゴミ~」が、
青森と東京で開かれました。(2018年12月22日~24日)
中学生サミットのサポートは、昨年に続き2度目。
今年は、佐賀、島根、京都、愛知、東京、新潟、福島など、全国から中学生20名、高校生9名が参加しました。
初日はJR八戸駅に集合。六ケ所原燃PRセンター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設などを見学。
その後、六ヶ所村地域の憩いの施設「ろっかぼっか」で、六ヶ所村住民の方々と意見交換。みな積極的に質問していました。
2日目は八戸を朝出発し、東京国際交流館へ。テーマは、「最終処分地問題をどう考えるか」。
全員がマイクを持って発言し、活発に議論しました。原子力発電環境整備機構の女性担当者からのお話もありました。
3日目は、東京国際交流館で再び議論を深めました。
It all depends on how we think about high level waste.
東京からは中高生が、福島は高校生が参加しており、彼らがファシリテーターを担いました。
文部科学省はグローバル人材育成の観点から国際バカロレア(IB:International Baccalaureate) の普及・拡大を推進しています。
東京の高校生の中にはIBコースで学ぶ学生もいました。授業は英語で受けているそうです。
高校生たちは「フルーツバスケット」のゲーム性を取り入れ、地域ごとに固まって着席していた中高生を瞬時にシャッフル。
自分の考えを織り交ぜながら、出過ぎることなく、喋り過ぎることなく、中立の立場で進行していました。
タイム管理も出来ており、彼らの能力の高さに脱帽です!個性を発揮した、とても素晴らしいファシリテーションでした。
中学生も積極的に発言し、アクティブラーニングになっていました。
学生たちが中心になって進行した事、高校生と中学生が共に学んだ事、全国の学生が一堂に介して議論した事による
相乗効果があり、昨年より深い議論ができたように感じました。
私自身、考えるポイントが幾つか見つかりました。
学生ファシリテーターの養成は、重要なポイントと思いました。
難しいテーマでしたが学生たちは、素直にトークを展開していました。
未来の決断が目の前に来ています。若い世代の議論の深まりと発展を期待しています。