2016年-1

2016年1月~4月

★ I'd like to support carbon offset activity system.(2016年1月)

イオンで購入した新潟県魚沼の八色(やいろ)しいたけのパックに、トキの森クレジットマークがありました。

商品1袋につき1円が「トキの森クレジット」に寄付され、トキの生息環境につながる森林整備に活用されます。

魚沼みなみ農業協同組合は、環境省の「カーボン・オフセット宣言」に登録しています。

カーボン・オフセットとは、日常生活や企業活動から排出されるCO2をできるだけ削減するよう努力したうえで、

どうしても排出されるCO2の全部または一部を森林整備活動などに資金提供することで、

排出されたCO2を埋め合わせる(オフセットする)こと。

2008年9月、国際保護鳥のトキが放鳥され、27年ぶりに佐渡の空に舞いました。

佐渡では環境保全型農業や里地里山の再生など、トキの生息環境を取り戻すための取組が行われています。

トキの森プロジェクトによる「トキの森クレジット」の収益は、佐渡の森林整備に活用されます。

森林は水源のかん養、洪水や山崩れなどの災害防止の他、CO2吸収による地球温暖化防止など多くの機能を持っています。

わが家の食卓からカーボン・オフセットへの取組と、トキの野生復帰に向けた森づくりに協力出来ました。



★ Oh my goodness!My daughter now appears in rice milk commercial on Asahi Newspaper digital website.(2016年1月8日)

Oh, 米(マイ)がっ!「おいしい新習慣」

お米の消費拡大を目指し、全農が開発した手軽にサッと飲める「お米のミルク」が2015年10月に発売されました。

現代人のライフスタイルに合う、“新しいお米の食べ方”の研究と商品化。

全農は今、生鮮食品の魅力をそのまま届けるだけでなく、加工技術によって

消費者ニーズに応えようと新たなチャレンジを始めています。

「お米のミルク」もその第一手。2015フード・アクション・ニッポンアワード優秀賞を受賞しています。

「お米が持つ自然の甘みを活かし、コクのある味に仕上げました。」名称:清涼飲料水(米糖化飲料)

原材料名:米糖化液(米:国産、食塩)、米胚芽油(米:国産)、イノシトール(米:国産)

イノシトールは水溶性で口にすると人は甘く感じるそう。

脂肪肝や動脈硬化の予防、高脂血症の治療に用いられ、セロトニン異常に起因するうつ病、パニック障害、

強迫性障害に有効とされる研究結果もあるとのこと。

砂糖不使用ですがほんのり甘さを感じました。朝日新聞デジタル広告特集webで商品情報、PR動画が閲覧できます。



★ A new supermarket opened near my house last December. It called Felna.

It sells goods at a low price. I think the Felna supermarket's system is similar to the U.S supermarket.

I have admiration for smooth passage management of the Felna supermarket system.

Felna(フェルナ)というユニークな形態の小型スーパーが近隣にオープンしました。

Felnaとは、スペイン語のFelicidad(幸せ、喜び)とnature(日常的な自然)を合わせた造語。

近くにある利便性、買いやすさを追求した店舗で愛知県豊田市、名古屋、日進市、長久手市、岡崎市等に出店しています。

運営母体は愛知県を中心に岐阜、三重にスーパーマーケットを出店している(株)カネスエ

Felna志賀店は外環状線から入った道路沿いにあり、建物、駐車場はこじんまりしています。

向かいにコンビニエンスストアのローソンが立地していますが、ターゲットとする客層が異なるようです。

Felna金谷店も、国道の大通り沿いではない目立たない場所に立地していました。

Felnaは買い物カゴがなく、大型カートに直接商品を入れます。アメリカと同じ方法でした。

こんにゃく39円、お豆腐29円、おにぎり64円、エノキダケや菓子、パン、牛乳、寿司なども低価格で販売されていました。

商品は搬入時の大きなケースに入ったまま店頭販売されており、店内は明るく、清潔な空間になっていました。

山積み商品が溢れる様子は見られず、通路が広く取られており、大きなカートですれ違うことも可能でした。

アメリカのスーパーと同様、陳列棚の1列がすべて冷凍食品コーナーになっていました。

Felnaでは、店員がレジで商品のバーコードを通し、隣のカートに移します。作業はスムーズでスピーディ。

入力が終わると自動精算機のナンバーを伝えてくれます。

レジ3台、自動精算機6台があり、平日昼過ぎの時間帯は2台のレジが稼働していました。

レジの後ろに設置されている自動精算機で、顧客本人が会計をすませると、レシートが出てきます。

支払は現金のみ。クレジットカードは使えません。

5%のクレジット手数料をカード会社に払う代わりに、お客様に低価格商品の提供で還元しています。

大手スーパーによくある購入金額に応じたポイント制度等はありません。

レジ袋の無料配布、袋詰めのサービスはなく、レジ袋は1枚3円で販売しています。

段ボールの空箱等のサービスもありません。そのため、マイバスケットや買い物袋を持参している人を多く見かけました。

営業は10:00~19:30。閉店時間が他のスーパーより早めです。

一般のスーパーにある商品が必ずあるわけではないようです。

野菜コーナーに定番商品はありますが、アスパラガスはこの日は見当たりませんでした。

店員にポッカレモンの場所を尋ねたら、ポッカレモンに類似した商品を教えてくれました。

無駄と人手、人件費、余分なサービスを極力省いた経営になっていました。



★ We requested dining chairs repair. The craftsman was in his seventies.

I'm pleased with his work. Good job!! We'll use these carefully in the future too.

22年前に購入したダイニングテーブルとイスを大切に使っています。イスの布地が擦れてきたため修理を依頼しました。

1日の作業で4本のイスの張り替えが完了。中身のスポンジも交換していただけました。

70過ぎの職人さんの腕は素晴らしい!物を修理して長く使うことは、3Rの重要ポイントの一つ。

これからも大切に使い続けます。



★ The floor heating is very comfortable in winter. So warm.

都市ガス(東邦ガス)を燃料とした家庭用ガス発電・給湯暖房システム、エコウィル(ECOWILL)を設置し、

利用している名古屋のお宅を訪問しました。(2016年1月)

エコウィルはガスエンジンで発電を行い、その際に発生する排熱を給湯などに利用する

家庭用コージェネレーションシステム。一次エネルギー利用率は約92%を達成しています。

リビングの床暖房が暖かく、スリッパなしで快適でした。

床暖房は3つに仕切られており、効率的にパネルで簡単にON,OFFできます。

発電量、料金等は「見える可」され、バスルームには浴室暖房乾燥機がついていました。

 ・発電で発生した排熱を直接有効利用できるため、エネルギー利用率が高い。

 ・自宅で発電をするため、送電ロスがほぼない。 (発電した電力が余ったとしても売電は出来ません。)

 ・貯湯タンク設置スペースが必要ですが、発電した分、電気使用量が減るため、電気料金が安くなる。

 ・補助熱源機を組み合わせて使用するため、湯切れの心配がない。

エコウィルは発電時の排熱を有効利用するため、CO2排出量が少なく、環境に優しいシステムが評価され、

「省エネ大賞」会長賞(2003年度)、エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(2004年度)などを受賞しています。


★ I wrote an article about environmental Learning.

愛知環境カウンセラー協会会報誌(第72号)に「世界のインタープリターとのトーク・セッション」が掲載されました。 (2016年1月)



★ I exchanged of opinions with Meiji Co., Ltd at NACS office in Tokyo.I had a very meaningful time.(2016年1月30日)

食品の安全性をテーマとした(株)明治との意見交換に出席ました。

  日 時:2016年1月30日 13:00~15:30

 場 所:全国婦人会館 公益社団法人)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)会議室

 参加者:NACS消費生活研究所研究員、NACS東日本支部 食部会メンバー

(株)明治の担当者は品質保証部長、品質本部長などを歴任し、現在は内閣府の食品安全に関する委員等をされています。

企業が考える食品の安全性に関するコミュニケーションについて(株)明治のお話の後、意見交換を持ちました。

 Q.あなたは家で牛乳を飲む前にちょっと臭いを嗅いだり、口に少し含んで確かめてから飲み始める人ですか?

  →  へんな臭いがするよ。苦い、酸っぱい。温めたら固まった?

牛乳は殺菌しても完全に病原微生物を殺菌しきれていないことがあるそうです。

10℃以下で取り扱うことで増殖は抑えられてはいるものの、流通、店頭、家庭において取り扱いが悪いと菌が増殖する

こともあるようです。日本は10℃以下での流通が規定されていますが、海外では4℃以下としている国もあるとのこと。

「冷蔵庫は菌の祭り」という言葉も印象に残りました。

これと同様のことを、以前に家電メーカーの担当者が仰っていました。

「綺麗」は見た目だけではありません。

食品の安全・安心を保つためには、家庭での食品の保管・利用の仕方、冷蔵庫の衛星管理等も重要となります。

アイスクリーム製造工程は攪拌により、牛乳等原料に空気を含ませながら凍結させ、クリーム状にしますが、

その過程で攪拌設備のブレード(攪拌羽)が摩耗し、極小さな摩耗粉が発生するそうです。

攪拌羽の破損有無の確認を行うとともに、摩耗粉はマグネットで除去する等の対応をされています。

破片が入った可能性がある場合は出荷停止、または回収となり、出荷しなかった製品や回収商品は引き取り後に溶かし、

フィルターを通して実態調査を行っているとのこと。

日頃私たちが口にしている食品の多くは、工業で生産されています。

自動化による製造が加速している今、製造工程のリスクをゼロに抑える努力が日々積み重ねられています。

消費者はリスク低減を企業任せにするのではなく、自宅での食品管理、使用等に責任を持つことが求められています。

環境配慮取組、食の安全・安心は原材料調達、製造、流通、保管、使用、廃棄等、ライフサイクル全般に関心を

持ち続けていくことが重要と再認識しました。



★ I became an IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change) report communicator.(2016年2月3日)

IPCCリポートコミュニケーター修了証を受理し、IPCCリポートコミュニケーターの登録が完了しました。



★ I took part in the discussion about energy and environment at the Keidanrenkaikan.(2016年2月4日)

経団連会館で開かれた『フォーラム・エネルギーを考える(ETT)』メンバー勉強会に出席しました。

国際環境経済研究所主席研究員の竹内純子氏による「誤解だらけの気候変動問題」、

社会保障経済研究所代表の石川和男氏による「電力システム改革で覚悟しておくべきこと」を拝聴。

その後、 ディスカッションを持ちました。

4月から始まる電力自由化、IPCCの話題が随所に出ました。

IPCCリポートコミュニケーター研修で得た情報を再確認し、学びを深める機会となりました。



★ I gave a lecture about go green initiative at the business study meeting in Toyota.

平成27年度豊田市環境取組技術支援セミナーが、愛知県豊田市で開かれました。

 日時:2016年2月16日 9:30~

 場所:スカイホール豊田 大中会議室

豊田市には35社が加盟する「環境の保全を推進する協定協議会」があります。

協議会メンバーを対象にした生物多様性に関する勉強会で、愛・シンパシーワークショップを担当しました。

生物多様性保全の推進に向け、事業者が日頃どのような取り組みをされているのか、将来展望及び方向性を

社内で深め、具体的にどのような展開をすべきか戸惑いと悩みを抱えていらっしゃる様子を直接知る機会となりました。

 ① 環境負荷(排水、排ガス、廃棄物排出、有害物質使用・排出等)の削減を通しての周辺環境の保全

 ② 工場敷地へのビオトープ設置、緑化、造成工事等の生態系保護・保存

 ③ 一般市民の参加を得て推進する工場内敷地や周辺環境の生態系調査、学習会、イベント等の開催

 ④ 生態系への影響が少ない原材料、使用薬品等の転換及び化学物質の使用量削減 など

法面保護においてスギの木ばかり植林していたが、今後は多様な植物を植えたいという具体的かつ積極的な意見も出ました。

「生物多様性を保全する」明確な意識はさて置き、どの事業者も諸処の環境保全活動に地道に取り組まれていました。

今回の勉強会により、これまでの無意識的、散発的な取組が、豊田市の生物多様性を守り、将来に向けて

発展させていく方向性を持った取組として、生物多様性保全を進展するきっかけになりましたら幸いです。

★ I exchanged of opinions with Ministry of the environment and some environmental counselors at Japan Environment Association in Tokyo.

公益財団法人日本環境協会で開かれた平成27年度環境カウンセラー意見交換会に出席しました。

  日時:2016年2月18日 13:30~15:30

 場所:(公財)日本環境協会、環境カウンセラー全国事務局

環境省総合環境政策局環境経済課環境教育推進室の担当者を交え、活発な議論が展開されました。



★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.

豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出席しました。(2016年2月22日)

更新判定案件5社について審査申請書類、環境活動レポート等を拝読・確認し、審査しました。

仕入れ先の倒産で、それまで外注していた製品を内作化したため、電力使用量が増加した事業者や、

電力使用量の多い生産ラインの見直しが必要な事業者などがありました。

エコアクション21の認定取得により、社員の環境意識が向上した事業者も見られました。

継続した環境取組の推進が重要となります。事業者の皆様の地道な積み重ねを応援していきたいと思います。



★ We should push forward with Education for Sustainable Development.

平成27年度教職員・地域環境活動リーダーのための環境教育実践力強化研修に出ました。(2016年2月27日)

グループワークのメンバーは、滋賀県、石川県、名古屋市の小学校教諭と、京都市教育委員会、

愛媛県松山市環境モデル都市推進課の方々。

石川県七尾市には有名な温泉があります。多数の旅館が林立するこの地の小学校は片親率が約40%とのこと。

仲居や清掃などの職を求めて、県内外から来ている母子が多い状況です。

仕事に従事する変則的な時間の関係から、母と子の生活はズレが生じています。

自然豊かな地に住んでいるにも関わらず、自分が暮らす町の魅力に気づいていない子どもたちが多いとのこと。

そこで、町の名物である温泉卵を題材に、小学3年生が楽しく取り組めるESDの年間カリキュラムを考えました。

テーマは、「町の自慢見つけを通して、町のよさを社会に伝えることができる子どもの育成」

 ・観光と環境を結びつけ、児童が自分の足で町歩きをすることで、町の誇りと環境美化の必要性を発見する。

 ・町の清掃活動に地域ボランティア等と取り組み、花育てやプランターづくりを手伝う。

 ・市観光課、観光会館等の協力を得て、日本人はもとより、外国から来た観光客にもインタビューを行い、

  町を訪れた観光客とのふれあい体験から学ぶ。

 ・温泉卵のある場所、美味しさ等を記したMAPやリーフレットを手書きで作成し、町の魅力を観光客や保護者、

  地域の人々に伝える。

 ・児童が地域の大人たちと一緒に、ガイドボランティアの一翼を担う。

 ・温泉卵は電気やガスなどの化石エネルギーを必要としない省エネの食べ物であり、地熱をはじめとした身近な

  自然エネルギーの存在と魅力に気づく。

 ・学年が上がり、学習内容の進み具合に応じて、隣接する町に立地する原子力発電の有り方等を考えていく。

 ・2011年6月に能登の里山里海は世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems)に選定されている。

  その背景と現状、今後の在り方を考える。

まちの魅力探しと共に自分たちが住むまちの課題を取り上げ、教科単元の連携を通して考えていくことは、

ESDの重要な柱の一つです。9:30~16:40まで濃密な学びとなりました。

主催者である環境省総合環境政策局環境経済課環境教育推進室と、文部科学省初等中等教育局教育課程課の担当者も

参加されました。



★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.

豊田商工会議所で開かれた エコアクション21 判定委員会に出席しました。(2016年3月1日)

更新判定案件4社、更新判定案件3社について審査しました。

汚泥やし尿処理等を行う産廃・リサイクル業のある事業者は、浄化槽の汚泥やし尿の汲み取り時、

一般ごみの積み込み時に車のエンジンでポンプやモーターを作動させるため、

停車中もアイドリングをストップすることができません。

エコドライブの実践等でガソリン、軽油使用量等の削減努力を積み重ねています。

「臭いと汚れを運ばない、持ち込まない工夫」を日常業務の基本とし、ホースの清掃にも気を配られているとのこと。

審査人が現場確認のため出向いた事業所は、清潔で異臭を感じることはなかったと報告書にありました。

優良事業者認定の取得を目指し、エコアクション21の登録申請を決めた事業者もありました。

法令違反を行う事業者はさて置き、産業界の環境配慮取組は企業規模を問わず、前進していると感じます。



★ Important Notification!!

消費者庁が2016年2月26日に「廃棄食品の不正流通に対する消費者庁の対応について」を発表しました。

産業廃棄物処理業者によって廃棄すべき食品が転売された事件に対して、消費者庁の見解と今後の動向が記されています。

愛知県の産業廃棄物処理業者によって、食品関連事業者等から処分委託を受けた食品廃棄物が

不正に転売され、その後、消費者に食品として販売されていたことが判明した事案については、

これまでの調査により、ダイコー(株)(廃棄物処理事業者)に廃棄物処理が依頼されていた

21社の35品目(60製品)が、みのりフーズ(食品事業者)の施設内に保管されていたことが分かっています。

(消費者庁情報より)

3,4ページにこれまでに公表されている製品、6,7ページに食べてはいけない該当食品の写真が載っています。

製品名、写真をクリックすると、詳細ページが表示されます。

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/pdf/160226_shiryou1.pdf

食品廃棄物が不正に転売された種類と量の多さに驚きます!



★ It's kind of hard to describe about global and regional environmental problem.

環境省 環境カウンセラーのページに2015年度の活動レポートと写真がUPされました。

環境省発行 こども環境白書は、環境省が毎年作成する「環境白書、循環型社会白書、生物多様性白書」を基に、

小学生高学年以上を主な対象として、今、起きている環境問題をわかりやすく伝えるために作られています。

全国の小学校などに一校当たり1部、配布されています。

こども環境白書2016のメインキャラクターは、「くまのがっこう」のジャッキー。

山の上の学校の寄宿舎で暮らす12匹のくまのこたちと、北極に棲むシロクマのデイビッドも出てきます。

「日本で1年間に使われる資源の量は約18億6,600万トンです。そのうち、約3分の1となる約5億5,400万トンは、

 様々な種類のごみとなります。処理しなければならない、これらのごみのうち、約半分は再び資源として

 再利用されたり、自然にかえされたりしていますが、残りは燃やすなどの処理がなされた後に、埋め立てるなどの

 方法で最終処分されています。」

白書を基にしているので、こどもには想像しにくい大きな数字や難しい言葉も若干出てきますが、

全編カラー刷りでイラストが多用されており、やさしい雰囲気はバッチリです!

難しいことをわかりやすく伝えるのは、難しい作業です。

改訂を重ねて毎年発行されるこども環境白書を、環境講座で活用していきます。



★ I attended the meeting about environmental, social dialog at the Toho Gas Co., Ltd on March 10th.

東邦ガス主催、環境社会ダイアログに出席しました。(2016年3月10日)

 日 時:2016年3月10日 10:30~15:00

 場 所:東邦ガス(株) 知多緑浜工場

免震構造を採用した管理センター内にある中央監視室、液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)

貯蔵タンクの素材、保温材などを見学した後、バスでガス製造設備やビオトープなどを見学しました。

その後、6名の社員と意見交換を持ちました。

知多緑浜工場には、容量20万㎘の地下式LNG貯蔵タンクが2基あります。

増加する天然ガス需要に対応するため、容量22万㎘の新型タンクが建設中でした。

この日はLNG輸送船は着岸していませんでしたが、LNG受入桟橋、海上に掛けられたガス導管の橋などを目にしました。

大気汚染や酸性雨などの原因となるSOx(硫黄酸化物)を発生しないLNGは供給安定性が高く、

都市ガスの製造効率は99%。ガス導管による都市ガス輸送時のエネルギーロスが殆どないとのこと。

資源の少ないわが国はLNGを諸外国から購入し、調達先から大型タンカーに積んで港に運んでいます。

安定供給を確保すべく、東邦ガスさんはマレーシア、インドネシア、カタール、オーストラリア、

ロシア(サハリン)の5か国と長期契約を結ばれています。近い将来、米国からの輸入も始まります。

LNGは無色透明、-162℃の液体です。プラスチックのカラーボールをLNGに浸す実験も行われました。

超低温で瞬時に固まったカラーボールは、床に落としただけで粉々に砕け散りました。

常温にさらされたボールの破片は、しばらくするとプラスチック本来の柔らかさに戻りました。

LNGは海水との熱交換により液体から気体にガス化し、臭いを付けて私たちの手元に届けられています。

大型タンカーの接岸等を含め、都市ガス工場が海岸沿いに立地する理由がよく判りました。

「できるだけ自然い近い森、30年後には本物の森に」をコンセプトに、ビオトープが工場敷地内に作られていました。

知多市の特別天然記念物であり、絶滅の危機にある地域の希少種を保全するためマメナシが育成されています。

トンボの生育環境をお手本に作られたビオトープには、ギンヤンマ、チョウトンボ、シオカラトンボ、

アオモンイトトンボ、ハラビロカマキリ、ショウリョウバッタなどの昆虫や、カルガモ、モズ、ヒバリ、オオヨシキリ、

ツバメなどの鳥類、タヌキなども来るそう。今後の変遷が楽しみです!

そのような中、米国から日本に持ち込まれた特定外来生物のウシガエルもいつの間にか来てしまい、

増えないよう努力されているとのこと。生物多様性保全の難しさを痛感しました。

ウシガエルは大型かつ貪欲で環境の変化に強く、在来カエルの減少等が懸念されています。

肉食性でカマキリ、ヤゴ、バッタ、トンボなどを食べてしまいます。

国際自然保護連合によって世界の侵略的外来種ワースト100に指定。

日本でも、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。

生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト「生態系被害防止外来種リスト」に選定されており、

悪影響からヨーロッパや韓国では輸入が禁止されています。

事前に届いた「環境・社会報告書2015」を拝読し、環境社会ダイアログに臨みました。

評価作業のため昨年11月に熟読したヤマトホールディングス(株)、住友林業(株)等に比べ、

エネルギー企業のCSR報告書は専門用語等が多く、一般消費者には若干難しい側面があると感じました。

とはいえ、全編カラー刷りでグラフや図、写真、イラスト等を効果的に使い、読み易くする努力と工夫を

積み重ねていらっしゃる様子が誌面から伝わってきました。ダイジェスト版も作成されています。

ガスで電気とお湯を同時につくる燃料電池(エネファーム)、太陽の光で電気をつくる太陽電池(ソーラーパネル)、

つくった電気をストックできる蓄電池をご自宅に取り付けている担当者もいました。

燃料電池と太陽電池は創エネ、蓄電池は蓄エネ。意識の高さを感じました。

エネルギーは暮らしになくてはならないもの。

(一財)電力中央研究所社会経済研究所ディスカッションペーパー「電気料金の国際比較」を見ると、

わが国の電気料金の高騰、LNG輸入量と価格の変動、わが国の家庭用、産業用ガス料金の高さが気になります。

本年4月から電力の小売り全面自由化がはじまります。

都市ガスを使用する全国全ての家庭を対象に、2017年(来年)4月からはガスの自由化がはじまります。

LPガス(プロパン)は従来から自由にガス会社を選べましたが、都市ガスを利用する家庭も同様に

様々な会社から選べるようになります。

ガスコージェネレーションを中心に、電気・熱・情報の一括供給を行う「みなとアクルス」スマートタウンの推進、

さらなる省エネ、低炭素化、地域防災の推進等、今後の取組とチャレンジに期待しています。

都市ガスエネルギーを日々の暮らしで使う消費者の一人として、今後の行方を注視していきたいと思います。



★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.

PRTR:Pollutant Release and Transfer Register(化学物質排出移動量届出制度)

豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出席しました。(2016年3月14日)

新規判定案件1社、更新判定案件5社、中間報告事項1社について審査しました。

従業員が300名を超える自動車販売会社は、夏場や冬場は店舗の自動ドアの片側を閉鎖し省エネに取り組まれています。

お客様が誤って自動ドアにぶつからないよう、植木鉢を置いている写真が報告書にありました。

シンナーやトルエンなどの化学物質を扱う鉄工会社、自動車部品の試作、プレス金属設計等を行う事業者は、

有害性が疑われる化学物質が、どこから、どのくらい大気・水域・土壌などへ排出されているか、

廃棄物として移動しているかを把握し、集計・公表するPRTR法に則した環境取組を実施されていました。

エコアクション21の取組をとおして、約100万円電気代を削減できた自動車学校もありました。

自動車学校がエクアクション21の認定登録をされていることをうれしく思いました。

製造業では、製造ラインの不良品が良品と混ざらないよう識別隔離するため「赤箱」を使用しています。

赤箱の中身は長期間そのままにせず、早急に適正処分、廃棄することが鉄則です。

不良品の迅速な適正処分は、環境面の配慮だけでなく、重大事故や不具合等の発生を未然に防ぎます。



★ I took part in the Conference on global warming in Nagoya.(2016年3月15日)

名古屋国際会議場で開かれた環境省中部地方環境事務所主催

地球温暖化に関する中部カンファレンス~緩和と適応へのアプローチ:食糧を考える」に参加しました。

【第1部】カーボン・オフセットとJ-クレジット

 ・平成28年度環境省地球環境局市場メカニズム室の事業説明

 ・木曽町J-クレジット 木曽川上流からきれいな水を~プロジェクト

 ・普段のお買い物を通して環境貢献!もっと身近にカーボン・オフセット ~ EVIを活用した環境貢献事例

EVI(Eco Value Interchange)は、「日本の森と水と空気を守る」プラットフォームの略称。

排出権クレジットを販売したい事業者と、クレジットを購入してCSRやカーボン・オフセットなど

環境貢献活動を積極的に取り組みたい企業、そのプロモーションや普段の買い物を通して

環境貢献したいと考える消費者を結ぶプラットフォーム。

【第2部】地球温暖化対策の方向性と食糧を考える

 ・中長期的な地球温暖化対策の方向性

 ・農林水産省気候変動適応計画

 ・農業生産における気候変動対策の取組

長野県木曽川町役場、カルビー(株)、環境省、農林水産省のご担当者などが登壇されました。

会場の電力使用、運営者・参加者の移動等、セミナー開催に伴うCO2排出量1t-CO2は、

木曽町森林吸収~木曽川上流域からきれいな水を~プロジェクト創出のJ-クレジットでオフセットされていました。

販売単価は 16,200円(税込)/t-CO2。

一般社団法人 循環資源再生ネットワークのブースで、パイナップルの芯をドライフルーツにしたものを頂きました。

「芯」と聞かなければ気づきませんでした。美味しかったです!

この商品も中部産J-VERクレジットを活用してカーボン・オフセットを行っていました。



★ Critical thinking.

国際消費者機構(CI:Consumers International)の定義によると、「消費者の責任」は以下5点があります。

  ①批判的意識を持つ責任(商品やサービスの用途、価格、質に対し、敏感で問題意識をもつ消費者になるという責任)

 ②主張し行動する責任

 ③社会的関心を持ち、他者・弱者への影響を自覚する責任

 ④消費行動が環境に及ぼす影響を理解する責任

 ⑤消費者として団結・連帯する責任

クリティカル‐シンキングは、批判的思考法を指します。

物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解する。

難癖をつける、批判的な考え方をする、何事も無批判に信じ込んでしまうのではなく、

問題点を探し出して批評し、判断する。物事を正確に理解するためにいろいろな角度から眺め、

可能性を検討し、どれが妥当な考えかを論理的に判断する。

批判的な思考力を持って意思決定ができれば、自らの消費行動が自分だけではなく、周りの人々や

将来の人々に渡って、公正で持続可能な消費者市民社会を築き上げることが可能となります。

時には、パンフレットや商品の表示内容と異なる粗悪品を提供している事業者がいます。

事業者の質の向上と、消費者意識の向上を願っています。



★ I attended Eco-Action 21 Environmental System meeting at Toyota Chamber of Commerce and Industry.

.GWP(Global warming potential):地球温暖化係数

豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出席しました。(2016年4月20日)

更新判定案件3社、中間初回判定案件4社を担当しました。

フロン回収・破壊法が改正され、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)

平成 27年4月から施行されました。

地球温暖化とオゾン層破壊の原因となるフロン類 (CFC、HCFC、HFC) の排出抑制のため、業務用のエアコン、

冷凍冷蔵器の管理者(所有者など)には、機器およびフロン類の適切な管理が義務付けられました。

フロン類使用製品は国内外の技術進歩や市場の動向等を踏まえつつ、ノンフロン・低GWP(地球温暖化影響の低い)

製品への転換を促すこと等も目的としています。

 ・機器の損傷等を防止するため、適切な場所への設置、設置する場所の維持・保全。(振動源を周囲に設置しない等)

 ・義務履行のため、所有・管理する機器のリスト化、点検体制・スケジュール等を検討し、機器の点検を行う。

 ・フロン類の漏えいが見つかった際、修理を実施。修理しないでフロン類を充填することは原則禁止。

 ・機器ごとに点検、整備履歴、廃棄までの記録を保存する。

 ・フロン類が漏えいした際は漏えい量を算定し、一定以上漏えいした場合は国に報告する。

  (漏えい量は会社名とともに公表される)

 ・機器の廃棄時は、不要となったフロン類を都道府県に登録された第一種フロン類充填回収業者へ委託する義務がある。

電力消費量を低減すべく、全社の照明をLED電球およびLED蛍光灯に切り替えた企業がありました。

産業廃棄物は、製品不良の発生を防ぐ工夫(改善)、再資源化率・リサイクル率を設定することなども重要です。

製造業、造園業など化学物質*を取り扱う事業者は、化学物質使用量の削減に努めることが求められています。

*化学物質=ベンゼン、トルエン、キシレン、臭化メチル、フェニトロチオン、鉛及びその化合物、有機スズ化合物等



★ I joined member meeting of "Energy think together" in Tokyo yesterday.(2016年4月26日)

経団連会館で開かれた(財)経済広報センター主催 『フォーラム・エネルギーを考える』メンバー会議に参加しました。

アルピニストの野口健さんによる講演、神津カンナさんの対談もありました。

熊本地震の被害を知り、野口さんは多数の被災者が避難生活を送る熊本県益城町の総合運動公園にテント村を設置。

テントは野口さん寄贈やツイッターなどの呼びかけに応じて全国から届けられた物で、野口さんが環境観光大使を務める

岡山県総社市が運搬を担当。エコノミークラス症候群の解消に向け、ボランティア約120人が設営されました。

テント村を実現させるまでには、紆余曲折がありました。

喫急な課題が山積する災害時。情報が錯綜する中、全員から賛同を得て短時間に事を進めるのは無理なこと。

そのような中でのボランティア活動の難しさも語っていらっしゃいました。

「違う立場になると見えてくることがある。はっと見えるA面の世界と、行かなきゃ見えないB面の世界がある。

一面だけを見るのではなく、多方面から見て考える必要がある。」

10年ほど前に、『落ちこぼれてエベレスト、野口健:著』を拝読しました。お父様は外交官、お母様はエジプト人。

サウジアラビア、日本、エジプトなどで育ち、イギリスで中学時代を過ごし、落ちこぼれも経験されたよう。

劣等感の塊だった野口さんは、自分を馬鹿にする先生や学友を見返すためには山登りしかないと思い、登山に目覚め、

最年少で7大陸最高峰登頂記録を達成されました。行動力あるご本人は、名実ともに魅力的な方でした。

★ In Japan, today is the day when school starts and many Japanese enterprises begin their new fiscal year.

2016年度の講座依頼が入り始めました。(2016年4月1日)

 ・5月11日 椙山女学園高校 2年生 環境学習

 ・6月22日~ 幸田町主催 環境学習講座 4件

 ・7月26日 西春日井地区教員研修会

 ・8月 3日 豊田市教育研究会夏期研修

 ・9月 2日 岩倉市生涯学習センター シニア大学

 ・10月29日 兵庫県川西市 省エネ環境講座 など

5月11日に椙山女学園高校で担当する環境学習のテーマと詳細について、担当の先生方と事前打ち合わせを持ちました。

椙山女学園高校で環境学習を担当するのは7回目です。鋭意取り組んでまいります。