【基本:未来の環境を考え、実行する人材を育てる】 facebook に写真を掲載しています。
2014年10月~11月は日本滞在、他期間は米国在住
★ 経済産業省主催 第4回キャリア教育アワードで、講師として携わるアイシン精機株式会社、アイシングループ社会貢献活動
「アイシン環境学習プログラム」が、「地域企業協働の部」で最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。(2014年1月)
アイシン環境プログラムは、青少年の育成を目的とした企業市民活動の一環で、特定非営利活動法人アスクネットと協働で
2006年 から始めた教育支援活動です。
子どもたちが命の大切さを学んだり、相手の立場に立って考える力を身につけてもらうことを目的に、
学校の授業計画に合わせた テーマ(森・水辺・くらし・産業)で座学・環境保護活動・学習発表会など
一連のプログラムを通じて環境に関する教育を行っています。
これまでに、延べ150 校13,000人を超える児童が受講しました。(2014年2月時点)
アイシン精機(株)、アイシン・エィ・ダブリュ(株)、アイシン高岳(株)、アイシン・エーアイ(株)、
アイシン化工(株)、(株)アドヴィックスの6社が児童の環境学習の支援を行っています。
★ 知立市立東小学校で4年生2クラスを対象に、3R,ごみ削減をテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2014年10月7日(火) 1時限~4時限 (2時限×2クラス)
場所:知立市立東小学校 理科室
テーマ:「エコパーティーへようこそ!」
リデュース、リユース、リサイクルの3Rで一番大切な事は、リデュース:ごみをへらすこと。
リデュースは入口対策、リサイクルは出口対策。出てしまったごみをどうするか考えるよりごみを出さない工夫が大切です。
パーティーで紙コップを使い、ペットボトル飲料を飲み、「面倒くさい!」と分別せずにごみをすべて
「燃やせるごみ」の袋に捨てたら1回のパーティーでどれだけごみが出るかを児童と一緒に行いました。
東小学校は、ブラジル、ペルー、アルゼンチン、フィリピンなど、外国人児童が6割在籍していました。
中には日本語が解らない児童もおり、各クラスに1人通訳の先生が付きました。
校長室の表示は、日本語とポルトガル語の標記。愛知教育大学の学生が毎週訪れ、外国人児童の
日本語学習サポートをされているそうです。学校の近隣に、ポルトガル語の食材店がありました。
素直なこどもたちで、授業をスムーズに進行することができました。
環境学習の様子を、先生が10月7日「東っこアルバム」に掲載くださいました。
愛知県発行、環境学習副読本「わたしたちと環境」に掲載されている「ごみのはなし」の単元から、
ごみの行き先について話しました(39ページ)。副読本は愛知県内の小学4年生以上に配布され、社会科、
理科、家庭科及び教科の枠を超え、横断的な学習ができる総合的な学習の授業で活用されています。
衣浦港3号地廃棄物最終処分場環境監視協議会、武豊町環境保全対策審議会の委員を以前に担当しました。
廃棄物最終処分場建設には長い年月と多大な税金が掛かります。最終処分場を確保する難しさを踏まえ
産業廃棄物はもとより、家庭から排出される一般廃棄物の削減の必要性を伝えていきたいと思います。
* アイシン精機(株):環境学習プログラム支援校
★ 東浦町立緒川小学校の4年生を対象に、生きものと環境のつながりをテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2014年10月8日(水) 1~6時限 (2時限×3クラス)
場所:東浦町立緒川小学校 音楽室
テーマ:「愛・シンパシーワークショップ(生きもの共感ゲーム:森バージョン)」
児童が、森の生きもの6種類(タヌキ、ノウサギ、リス、モグラ、クマ、オオタカ)と「人間」に変身し、
愛・シンパシーゲームの体験から自然と人間、動物のつながり、私たちにできることなどを考えました。
1時限目は、生きものの立場になって、時代が異なる3ラウンドの愛・シンパシーゲームを児童が体験。
ゲームはトランプの神経衰弱に似ていますが、1ラウンドごとに時代が変化します。2ラウンドから
「人間」に変身した児童が入り、3ラウンドは現代の暮らしと動物のつながりを表しています。
2時限目は、時代背景の違いやブラックカードの意味、生きもの現状を写真とパワーポイントで紹介。
自然と暮らしのつながり、生物多様性について考えました。ブラックカードの意味は、児童が積極的に
手を挙げ、ごみ、毒、化学物質、汚い煙、森の木を切るなど、自分の言葉で発言していました。
愛・シンパシーゲームは過去から現在を表しています。ブラックカードを減らすにはどうしたらよいか、
多様な生きものが棲む豊かな地球の自然を守り、未来につなげるために、今日から自分たちに
できることは何かをふりかえりシートに書き、最後に発表を行いました。
緒川小学校は、ユネスコスクールに指定されています。
昨年、第4回ESD大賞(Education For Sustainable Development Award)で、ユネスコスクール最優秀賞を受賞。
また、 緒川小学校は30年以上も前から壁のないオープン・スペースを採用し、子ども一人ひとりの
個性を尊重しながら指導する「個別化・個性化教育」を推進されています。 学級や学年を解体して柔軟に
教育活動を展開できるように、間仕切りのないオープン・スペースを持った学校で、チャイムはなく、
給食は広い講堂に児童が集まって食べる形式でした。日本の学校としては珍しく校舎は平屋建てでした。
* アイシン精機(株):環境学習プログラム支援校
★ 尾教研家庭科教育瀬戸地区研究集会で、家庭科の先生方を対象にお話しました。
日時:2014年10月14日(火) 15:00~16:15
場所:瀬戸市立西陵小学校
テーマ: 「エネルギーと私たちの暮らし-家庭における省エネ・節電ポイント」
先生方は授業終了後、各学校から会場である瀬戸市立西陵小学校に集合。
研究集会の開始は午後3時からでした。家庭科の先生ということもあり、全員女性でした。
一人ひとりが環境配慮社会に責任を持ち、暮らしの中で手軽にとり組める
省エネ・節電ポイントを、具体事例で紹介しました。自ら課題を見つけ、学び、考え、
主体的に判断し、行動し、問題を解決する能力を育成するきっかけとしました。
★ 名古屋市高年大学:鯱城学園で、専門講座:社会コース環境専攻1年生(29期生)の授業を担当しました。
鯱城学園の環境講座は、21期生から担当しています。
日時:2014年10月15日(水) 13:30~15:00
場所:名古屋市伏見ライフプラザ 鯱城(こじょう)学園
テーマ:「エコライフすごろくから学ぶ環境配慮行動」
Aゼロサイズ拡大したエコライフすごろくを使い、ゲーム形式で授業を進めました。
名古屋市高年大学鯱城学園は、高齢者の生きがいづくりと、地域活動の核となる人材の養成を目的に
昭和61年に開学。教養講座と専門講座があり、生徒は名古屋市に在住する60歳以上の方々です。
卒業後も地域活動に参加する意欲を持つことが、入学条件の一つにあります。
現代社会について理解を深め、個人の自立を目指すと共に、専門分野に関する知識や技能を高めることを目指しています。
卒業生は、名古屋市高年大学鯱城会を結成し、市内16区において地域活動に貢献しています。
各クラスに学級委員、日直当番などの役割分担があり、授業は「起立、礼」の号令で始まります。
年間を通して学習を積み重ねることから、クラブ活動や宿泊研修、修学旅行などもあります。
午後の授業ですが、誰一人眠ることなく、みなさん積極的に学習に取り組んでくださいました。
男女の仲の良さも特徴の一つ。活き活き、溌剌とした名古屋のシニアパワーに圧倒されます。
★ みよし市立南部小学校の4年生を対象に環境学習を担当しました。
日時:2014年10月22日(水) 1~6時限 (2時限×3クラス)
場所:みよし市立南部小学校 会議室
テーマ:「愛・シンパシーワークショップ(生きもの共感ゲーム:森バージョン)」
児童が、森の生きもの6種類(タヌキ、ノウサギ、リス、モグラ、クマ、オオタカ)と「人間」に変身し、
愛・シンパシーゲームの体験から自然と人間、動物のつながり、私たちにできることなどを考えました。
最近は、外国産のペットや植物が自然の中に捨てられたり、逃がされたりして問題が起きています。
北米原産のアライグマを事例に、写真を使って話しました。
1980年代にヒットした人気アニメの影響で、アメリカに棲むアライグマが多数日本に輸入され、ペットショップで
販売された時期があります。
アライグマは赤ちゃんの頃は可愛いいのですが、あっという間に成長し約半年で大人になります。
残念ながら犬の様に人に懐かず、噛みつく、引っ掻くなど性格が荒く、飼育しにくい動物です。
手に負えなくなった飼い主が、うちの犬小屋では狭すぎる、など勝手な理由をつけて里山に捨てています。
人間から餌を貰えなくなったアライグマは、畑や果樹園でトウモロコシやスイカ、イチゴ、梨などの
農作物を食い荒らします。牛舎に入り込んで牛の餌を食べ、糞尿をするため、狂犬病などの
病気が牛に発生する被害も出ています。人家の屋根裏でおしっこをし、カビが発生することで、
赤ちゃんがアレルギーやアトピー性皮膚炎に掛っています。外来種のアライグマは日本では悪者扱いされています。
しかし、アライグマたちは「餌を貰えなくなったら生きていけない。畑のトマトやリンゴを少し齧るよ。スイカも食べるよ。
アメリカから日本に連れて来られた僕たちの立場も考えて!」と、訴えている様子をこどもたちに伝えました。
環境省は外来種被害予防三原則を策定し、侵略的外来生物による被害を予防するため、
「入れない、捨てない、拡げない」をキーワードに、適切な対応を求めています。
鯉の寿命は20~70年。アマゾンオウムは約100年。ペットを飼う前には、どのくらい大きくなるか、
獰猛ではないか、どのくらい生きるかを確認することが大切です。
愛・シンパシーゲームは海バージョン(ウミガメ、スナメリ、ウナギ、タコ、イソギンチャク、アユ)もあります。
飼っているペットは死ぬまで責任を持って可愛がる重要性と、どうしたら生きものを守っていけるか、生きものたちに
とって棲みやすい地球になるかを考える重要性を伝えました。
南部小学校は、2010年7月6日も環境学習を担当しています。
(財)省エネルギーセンター主催省エネ出前講座を、4年生2クラス合同で5~6 限に体育館で実施しました。
* アイシン精機(株):環境学習プログラム支援校
★ 幸田町立中央小学校で4年生2クラスを対象にごみ削減とエコライフをテーマとした環境学習を担当しました。
児童が積極的に学習にとり組み、授業を順調に進めることができました。
幸田町主催環境講座の担当は、今年で7年目です。
日時:2014年10月28日(火) 1時限~4時限 (2時限×2クラス)
場所:幸田町立中央小学校 4年教室
テーマ:「エコライフすごろく体験!」
市町村が設置する一般廃棄物焼却施設にある焼却炉について、平成9年(1997年)の廃棄物の
処理及び清掃に関する法律の改正等に基づき、平成14年(2002年)12月1日から新たに適用となった
ダイオキシン類に係る規制が強化されました。これを受け、幸田町は一般廃棄物焼却処理施設の稼働を断念しました。
以降は、隣接する岡崎市に広域処理費用を支払い、ごみ焼却処理を委託しています。
岡崎市に支払う委託費用を賄うため、幸田町指定の「燃やすごみ」の袋は大袋(45ℓ)10枚入り450円、
中袋(30ℓ)10枚入り300円、小袋(20ℓ)10枚入り200円と、他の自治体より割高になっています。
ごみ削減に対する行政の環境政策と、町民の理解・連携が実を結び、昨年度の幸田町の
一人一日当たりのごみ排出量は706g(2013年度)と、愛知県内の市町村で一番少ない
自治体となりました。参考までに、愛知県の一人一日当たりのごみ排出量は、昨年度の数値は
現在集計中ですが、一昨年(2012年度)は愛知県945g、幸田町712g。全国平均は987gです。
幸田町環境課担当者が、町の環境行政と学校の環境教育を丁寧につないでくださり、授業をすべて参観されました。
終了後に校長室で給食をいただきました。栄養バランスも良く、大変美味しかったです。
食器はプラスチックではなく磁器製で、お茶椀に近い持ち味でした。
幸田町の特産である筆柿(日本一の生産量)、イチゴ、ナスなど、コンテストで最優秀賞を受賞した
児童のイラストが描かれていました。ヨーグルトのスプーンは、本体、容器包装ともに紙製でした。
中央小学校では、2011年9月8日に4年生を対象にエコライフすごろくの授業を実施しています。
★ 名古屋市中村生涯学習センターで、なごや環境大学共育講座を担当しました。
「わたしにできる、環境にやさしいこと-大きな成果は小さな一歩から」 5回連続講座の第2回。
日時:2014年10月29日(水) 10:00~12:00
場所:中村生涯学習センター 視聴覚室
テーマ:「環境と家計にやさしい節電~エコな生活が未来を変える!」
参加者全員が、手回し発電機を使った白熱電球とLED電球のエネルギー消費比較実験を体験。
省エネクイズを交え、電気と暮らしのつながりを通して、家庭の省エネポイントを楽しく考えました。
冬の暖房時に熱が外に逃げる割合は、窓からが48%。統一省エネラベルの見方や、
省エネの工夫、日頃のライフスタイルの見直しによる年間節約金額も紹介しました。
★ 小牧市立小牧小学校の4年生を対象に生きものと環境のつながりをテーマとした環境学習を担当しました。
日時:2014年10月30日(木) 1~4時限 (2時限×2クラス)
場所:小牧市立小牧小学校 第一多目的室
テーマ:「地球のいのち、つないでいこう」
明治6年に開校した小牧小学校は、140年を経て校舎の全面改築が行われ、昨年3月に
新校舎が完成。木材の温かい風合いを活かした床や廊下、白い壁など学校全体がピカピカです。
廊下は大変広く、ここで授業もできます。学校全体がバリアフリーになっており、児童用のすべての
トイレがウォシュレット付。人感センサーでライトが自動点灯しました。身体障害者用のトイレは
校内に3つあります。校長室と職員室は2階にありました。
大型スクリーン、視聴覚設備が整っている多目的室で、1~4時限に授業を行いました。
地球温暖化の影響で北極の氷が融け、白クマの数が減っている、ペットとして飼われていたミシシッピアカミミガメが、
放されたり逃げたりして野生化し、要注意外来生物に指定されている、2009年を国際ゴリラ年とし、世界中の動物園や
研究者がゴリラの繁殖・保護に協力していることなどをクイズ形式でお話しました。
イヌ、ネコ、ウサギ、インコ、カメ、カブトムシ、ハムスターなどペットを飼っている児童が沢山いました。
「ペットを飼うことは命を預かること。ペットは責任を持って最後まで大切に世話をします」と
感想を寄せてくれた別の学校の児童の話も紹介しました。
小牧小学校は、文部科学省の学校施設改善事業の一つである学校ICT(Information and
Communications Technology)整備事業を取り入れています。
デジタル教科書、50インチのプラズマテレビが各教室に設置されていました。
デジタルTVとパソコン・実物投影機の連携、パソコン・校内LANを通じたインターネット活用も
積極的にとり組まれています。全校生徒を対象とした「テレビ朝会」では、校長先生の話しを
レビ画面を通して聞きます。学校にはそれぞれ地域特性、特徴があると感じます。
小牧小学校の環境学習は今年で4年目の担当です。
★ 幸田町立幸田小学校で4年生3クラスを対象に、3R,ごみ削減をテーマとした環境学習を担当しました。
日時:214年10月31日(金) 1時限~6時限 (2時限×3クラス)
場所: 幸田町立幸田小学校 多目的室
テーマ:「エコパーティーへようこそ!」
リデュース、リユース、リサイクルの3Rで一番大切な事は、リデュース:ごみをへらすこと。
リデュースは入口対策、リサイクルは出口対策。
出てしまったごみをどうするか考えるよりもごみを出さない工夫が大切です。
パーティーで紙コップを使い、ペットボトル飲料を飲み、「面倒くさい!」と分別せずにごみをすべて
「燃やせるごみ」の袋に捨てたら1回のパーティーでどれだけごみが出るかを児童と行いました。
幸田町の一人一日当たりのごみ排出量が、愛知県内の市町村で一番少ないことも伝えました。
こちらの学校は1時限目、3時限目、5時限目の授業終了チャイムが鳴りません。先生の裁量で授業を終了する仕組みでした。
校長先生は、以前に幸田町立中央小学校で校長をされていた方でした。
2011年9月8日は、幸田町主催の環境学習「エコライフすごろく」を担当しました。
* アイシン精機(株):環境学習プログラム支援校