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★ I'm proud that I'm a NACS consumer research institute researcher.
(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)、(一財)産業人材研修センター共催で、
「消費生活研究所 in 中部」が開かれました。
研究テーマである海のエコラベルと消費者の役割について報告しました。
日時:2018年2月17日(土)13:30~
場所:ウインクあいち 1108号室 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4−38
テーマ:海のエコラベルの推進と消費者の役割-東京五輪の持続可能な水産品調達から考える
将来にわたる水産資源の保全は、食の確保と漁業の繁栄に不可欠です。
乱獲や枯渇が問題 となる中、世界各国で海のエコラベル付製品が普及し注目が高まっています。
しかし、日本は消費者等に危機感が広がっていません。
海のエコラベル付製品販売数の少なさや消費者の関心の低さなど課題が山積しています。
SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」は、海の環境や資源の問題を定めています。
海洋と海洋資源を保全し持続可能な形で利用すべく、水産資源を回復する効果的な漁獲規制と
管理計画が重要です。
スポーツの祭典を通じて環境や資源を大切にする流れを広げる取組が、
2020年東京五輪で進められています。
食材の持続可能な調達も重要な開催要件で、日本の食の持続性への関心が高まることが予想されます。
国際オリンピック委員会(IOC)はSDGsに沿った大会運営を求めています。
水産物の乱獲や違法な漁業への対応、小さい魚まで獲ることを減らす取組など、水産資源を守る
管理ができていると第三者機関が審査し認証したものを推奨しています。
「オリンピックは世界最大の環境教育の場である」とも言われています。
世界の環境取組の潮流に遅れをとらないためにも、海のエコラベルの推進と消費者の役割について
考えました。
消費生活に資する研究テーマ紹介と、よりよい消費社会につながるよう課題提供に重点を置きました。
ディスカッションを通し、新たな視点の学びを得ることができました。
研究への取組は地道な積み重ねの連続ですが、一つひとつ歩を進めてまいります。
★ I gave a lecture about energy conservation in Komaki.
小牧市役所主催、平成30年度 市民環境講座で省エネ講座を担当しました。
日時:2018年7月14日(土) 10:00~12:00
場所:小牧市役所本庁舎 3階 301会議室
テーマ:あなたにもできる!夏の省エネライフ
対象:18歳以上で小牧市内在住・在勤・在学の方
暑い中、多くの皆さんが参加くださいました。夏の省エネにクローズアップしてお話ししました。
省エネができていない“だめだめ家族”のイラストを活用した省エネクイズや、
手回し発電機を利用した実験などを取り入れました。
参加者と双方向のやりとりを行い、楽しい雰囲気で講座を進行しました。
冷蔵庫の省エネ方法紹介時、一人の参加者が
「冷蔵庫は奥や天井と側面も放熱で熱くなっているので、なるべくメッセージボードなどを
貼らないようにしています」と実践事例を話してくださいました。
可能なら、両側面も3cm前後のすき間を開けると省エネ効果があることを伝えました。
小牧市役所の旧本庁舎は耐震性に問題があること等から、2012年新庁舎に建て替えられました。
新庁舎の基本理念は「人と環境にやさしい 親しまれる庁舎」。
コピー室やトイレにも人感センサーライトを設置し、無駄なエネルギーを省く省エネ設計でした。
お陰様で、快適な空間で順調に講座を担当できました。(^_-)-☆
愛知県環境部環境活動推進課あいち環境学習プラザの担当者が、オブザーバー参加くださいました。
★ I gave a lecture about marine eco label in Shizuoka.
静岡県男女共同参画センターで開かれたNACS中部 静岡分科会の例会で、
海のエコラベルについてお話しました。
日時:2018年7月21日(土) 13:30~15:30
場所:静岡県男女共同参画センター「あざれあ」 会議室
テーマ:海のエコラベルの推進と消費者の役割-SDGsと東京五輪の持続可能な水産品調達から考える
参加者は全員消費生活アドバイザー、消費生活コンサルタント、消費生活相談員の資格を持っています。
皆さん熱心に拝聴くださいました。2時間お話した後、活発な意見交換が持たれました。
消費者の立場で、海のエコラベルへの期待や課題について話し合いました。(^_-)-☆
消費者視点の課題は次のとおり。
・海のエコラベル付き製品が少ない。
・一部の大手スーパーや生協等を除き、海のエコラベル付き製品を販売している店舗が少ない。
・海のエコラベルは、日本の消費者に十分伝わっていない。
・サステナブルシーフードに 対する日本の水産資源マーケットは成熟しておらず、消費者の意識も低い。
・ 漁業政策、漁業関係者の努力を消費者は応援する必要があるが、双方に大きな乖離がある。
・海のエコラベルがない製品が、環境配慮取組をしていないわけではない。
・ 海外から輸入したMSC(持続可能な漁業で獲られた天然水産物)、
ASC(責任ある養殖により生産された水産物)は大きなフードマイレージがかかっており、
地産地消に逆行する側面がある。
・水産エコラベルは国際認証のMSC、ASCと日本独自のMEL-J、AELがあり、煩雑で解りにくい。
・ 水産エコラベル制度に改善の余地がある。
・持続可能な水産業に対する補助制度なども、再考する必要がある。
国連の持続可能な開発目標であるSDGsの
目標14「海の豊かさを守ろう」では、海の環境や資源問題を定めています。
海洋と海洋資源を保全し持続可能な形で利用すべく、水産資源を回復する効果的な漁獲規制と
管理計画が重要となります。
目標12「持続可能な生産と消費」では、消費と調達をより良くしていくことが求められています。
消費者が水産認証製品を選ぶことで、水産業界に変革をもたらすことが可能となります。
消費者にも責任ある行動が求められています。
水産業の生産力の向上は、目標2「飢餓をゼロに」の食糧の安定確保に繋がります。
差別のない雇用や意思決定は目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に、
労働条件の改善は目標8「働きがいも、経済成長も」に結びつき、
最終的には目標1の「貧困をなくそう」につながります。
水産業が持続可能な状態で発展するためには、生態系への影響や漁場管理、労働者の安全、
飼料や薬剤の使用管理など環境負荷を低減しつつ、社会的に配慮した責任ある漁業の推進が重要です。
消費者が海の環境や水産資源の現状に関心を持つ。
環境意識に基づく能動的な買い物は、自然の恵みとの関係性を築き直すチャンスとなり得ます。
★ I gave a lecture about energy conservation in Kawanishi, Hyogo.
兵庫県川西市の環境イベントで「知らないと損!家庭でできる簡単省エネ術」についてお話しました。
日時:2018年8月4日(土) 14:00~16:00
場所:キセラ川西 オリヴィエ 集会室
テーマ:知らないと損!家庭でできる簡単省エネ術
対象:小中学生親子
川西市は2013年に、国土交通省の低炭素まちづくり計画を全国に先駆け策定しました。
正式名称は、阪神間都市計画事業、中央北地区特定土地区画整理事業「PFI と低炭素のまちづくり」。
地球環境にやさしい街を実現するため、低炭素に配慮したまちづくり計画として太陽光、水力、下水道など
再生可能エネルギーの活用や低炭素建築物の導入、公共交通の利用促進、電気自動車などの環境に配慮した
交通手段の促進、緑の見える量を多くする緑視率の確保などの取組を推進しています。
キセラ川西地区は、持続可能で環境にやさしいまちをめざして、民間活力の導入を積極的に行い
整備を進めています。
川西市での環境講座の担当は、今年で3回目。
今回は夏休み中の開催で、小中学生が保護者と一緒に参加されました。
地球温暖化防止に向け、一人ひとりが手軽に取り組める省エネポイントを〇×クイズで出題。
省エネの技を行動に移すきっかけとし、夏休み自由研究のヒントとして活用できるツールを配布しました。
講座に参加したこどもたちが家庭や学校で「先生」となり、省エネの環を広げてもらえたらうれしいです。
途中に「もぐもぐタイム」を取りました。
おやつは、ソーラークッカーでホカホカに温めたカステラに冷たいバニラアイスを乗せたデザート。
CO2排出量ゼロの太陽エネルギーのパワーを感じながら、参加者全員で頂きました。
ケーブルテレビ J:COM の取材が入りました。
8月6日~12日18:30~18:50に、講座の様子と参加者インタビューが放送されました。
講座に参加された家族に、25項目のライフスタイルチェックシートを2枚配布しました。
省エネに取り組む前と2週間後の家族の状況をライフスタイルチェックシートに記入し、
夏休みの学習成果として提出いただきました。
シートを提出された家族には、記念に六角パズルがプレゼントされました。
★ I gave a lecture about marine eco label.
愛知環境カウンセラー協会のファラデー勉強会で、海のエコラベルについてお話しました。
日時:2018年9月2日(日) 9:30~11:30
場所:愛知環境カウンセラー協会(名古屋)
テーマ:SDGsと東京五輪の持続可能な水産品調達から考える-海のエコラベルの推進と消費者の役割
生物多様性、気候変動、貧困問題は密接な関係にあります。
対策の遅れは環境の悪化を招き、水産業の存続や水産物の安定供給確保に重大な影響を及ぼします。
東京五輪、SDGsを機に水産エコラベルへの関心を高め、持続可能な漁法を取り入れた漁師の頑張りと
消費行動のマッチングが望まれます。
消費行動には責任が伴うと多くの消費者が理解し、自覚することも重要です。
世界の潮流に遅れをとらないためにも、持続可能な社会につながる水産エコラベルの推進が求められています。
水産エコラベルを取り巻く現状と課題について、参加者のみなさんと考えました。
★ Passive First.
とよたエコフルタウンで開かれた耕 Life Marche(マルシェ)でとよたエコライフセンター主催
家庭の省エネセミナーを担当しました。
日時:2018年10月7日(日)11:00~11:45
場所:とよたエコフルタウン (株)LIXIL パッシブファーストパビリオン センナ―ルーム
テーマ:知らないと損!家庭でできる簡単省エネ術
お話した内容は次のとおり。
1.エネルギーとは?
2.エネルギーと環境
3.地球温暖化のしくみ
4.省エネとは?
5.省エネをさがそう!
6.暮らしの省エネ
手回し発電機を使った白熱電球とLED電球のエネルギ消費量の比較実験も行いました。
家電は家庭で一番電力を消費する冷蔵庫と2位の照明に絞り、省エネポイントをお伝えしました。
家族連れやカップルなど、多数の方がご参加くださいました。
「パッシブファースト」とは住宅性能を断熱、気密、通風、採光、日射遮蔽という自然環境に配慮した、
建物全体が持つ基本性能を優先する考え方。
会場は住まいの環境技術総合パビリオンとして、環境技術の体験と既存住宅の環境対応リフォーム情報を
発信しています。
この日は晴天に恵まれ、夏を思わせるような暑さでしたが、館内は快適に過ごせました。(^_-)-☆
★ I gave a lecture how to reduce energy in Ichinomiya.
一宮市役所主催、環境学習講座を担当しました。講座の様子(一宮市役所HP)
日時:2018年11月10日(土) 13:30~15:00
場所:愛知県一宮市 エコハウス138 エコホール
家庭の省エネと節電、効果的な実践、簡単に取り組めるエコ対策を話してほしいとのご依頼でした。
そこで開催時期を鑑み、冬の省エネをテーマとしました。
エネルギーとは? エネルギーと地球温暖化をはじめとした環境問題、エネルギーとくらしのつながり、
住まいの省エネ、冬の快適な住まい、 電気の基礎、家庭の節電取組、くらしの省エネポイントを知る、
省エネ製品をかしこく使う、省エネ製品を選ぶ、節水と省エネの関係性などを紹介しました。
省エネが出来ている家庭と出来ていない家庭の比較イラストを活用し、省エネポイント探しを
クイズ形式で行いました。
このシートを参加者が持ち帰り、家族に出題するツールとして活用し、省エネを家族や地域に
広めるきっかけとしました。
手回し発電機によるLED電球と白熱電球のエネルギー消費量の比較実験を行い、
楽しい雰囲気の中で講座を進行しました。
環境保全委員をされている方など、受講者の中には昨年5月13日に担当した
「エコライフすごろく体験でエコの技を磨こう!」の講座に参加された方が複数名いらっしゃいました。
終了後に、愛知県の災害用備蓄米とビスケットが参加者に配布されました。
お湯を注ぐだけでできるわかめご飯の賞味期限は2019年2月、
保存用ビスケットの賞味期限は2019年3月でした。
食品ロス削減のためにも、備蓄食糧の定期的な入れ替えは重要です。
「エコハウス138」は隣接するごみ焼却施設の余熱を利用した温水プール、トレーニングルーム、
プレイルーム、エコ情報センター、エコホール、体験学習施設などの環境学習施設があります。
屋外に太陽光・風力発電設備が設置されていました。
建物全体を緑で覆い、散策路を設け、周辺の自然環境に配慮していました。
★ During the no-foodloss promotion in Aichi.
なごや環境大学共育講座「レッツ・省エネライフ~地球にやさしい生活のために」を担当しました。
日時:2018年11月15日(木) 10:00~12:00
場所:名東生涯学習センター
テーマ:地球にやさしいライフスタイル~食生活と環境とのかかわり
食品ロスは売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など、食べられるのに捨てられてしまうことを指します。
食品ロスの減らし方や地産地消、旬産旬消などを学ぶことで、食生活の工夫と環境の結び付きを知り、
家庭で実践できる講座としました。公開講座のため手話通訳が付きました。
食材の表示が消費期限か賞味期限かを当てるワークシートや、食材の旬の季節を当てるワークシートに、
クイズ感覚で取り組んでいただきました。残念ながら、どちらも全問正解者はいませんでした。
5省庁(消費者庁、文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省)が連携し、食品ロス削減国民運動
「NO-FOODLOSSプロジェクト」が展開されています。
名古屋市生涯学習Webナビなごや「インターネット講座e-ねっと」で、食品ロスと環境にやさしい暮らしの
講座制作に関わりました。12月動画撮影、2019年3月に完成しUPされました。
「減らそう!食品ロス~環境にやさしい生活をめざして~」
愛知県は食品ロス削減キャンペーンを11月19日~2019年1月31日まで実施中です。
家庭で食品ロス削減に取り組み結果を応募すると、抽選で300名に500円分の
プリペイドカードが当たります。(^_-)-☆
★ I gave a lecture about marine eco label at Nagoya Senior Citizens’ College.
名古屋市高年大学鯱城(こじょう)学園の環境専攻学科で専門講座を担当しました。
日時:2018年12月12日(水)13:30~15:00
場所:伏見ライフプラザ、名古屋市高年大学
テーマ:海のエコラベルの推進と消費者の役割
海のエコラベルをご存知だった方は、残念ながらゼロでした。
名古屋市高年大学の受講者は60歳以上の方々です。
次の世代に水産資源を残し、魚食文化を伝えていくためにも、環境取組に積極的な店舗を選ぶ。
水産エコラベル商品の販売状況を知り、水産エコラベル付商品を選択して購入するなど、
「今日の学習を機会に、皆さんがリーダーになってください」とお伝えしました。
この日はオープンキャンパスが実施されており、環境学科以外の生徒も参観されました。