講座、セミナー、シンポジウムなど 2016年の環境学習はこちら
★ 西春日井地区教科等主任・副主任研修を担当しました。
日時:2016年7月26日(火)10:00~12:00
場所:清須市春日公民館 大会議室
テーマ:ESDのさらなる推進にむけて
当研修は北名古屋市、清須市、豊山町の小中学校のミドルリーダーである教科主任・副主任を対象に、
資質向上を図る目的で、毎年実施されています。
環境問題と社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、現代社会の課題を自らの問題として捉える
環境学習の実践事例を紹介しました。
児童生徒が家庭や学校、地域等、身近なところから取り組む重要性と、課題解決につながる行動を生み出す
持続可能な社会づくりの担い手を育む教育(ESD)についてお話ししました。
100分の時間枠を頂ましたので、参加体験型環境学習事例として「エコライフすごろく」、
ポストイットを活用した〇×クイズ、地球温暖化のパフォーマンス、手回し発電機による
エネルギー比較実験、省エネイラストを使ったクイズ、生態系カップによるパフォーマンス、
隣りの人と自分の考えを話し合うペアワークなどを実施しました。
最後に、この春執筆した消費生活論文「ESDの推進と消費者教育-その現状と課題」から
要点を紹介しました。
★ 豊田市教育研究会 総合的な学習部会の夏期実技研修会でお話しました。
日時:2016年8月3日(水)10:00~12:00
場所:豊田市竜神交流館 多目的室
テーマ:ESDの視点を取り入れた環境学習の実践
53名の小中学校の先生が参加され、環境学習の担当でお邪魔した学校の先生もいらっしゃいました。
環境学習実践事例として「エコライフすごろく」、温暖化ポンチョを活用した地球温暖化のパフォーマンス、
手回し発電機によるエネルギー比較実験、省エネイラストクイズ、生態系カップ、エコ川柳などを紹介しました。
最後に「ESDの更なる推進に向けて、私たちにできること」を他校の先生と話し合い、
全体発表で学びを共有しました。
先生方は午後から教員免許更新講習を受講されていました。
教員免許更新制はその時々で求められる教員として必要な資質能力が保持 されるよう、
定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って 教壇に立ち、
社会の尊敬と信頼を得ることを目指すもの。
新免許状には10年間の有効期間が付されます。
有効期間を更新して免許状の有効性を維持するには、2年間で30時間以上の免許状更新講習の
受講・修了が必要です。
★ 岩倉市生涯学習センター主催 シニア大学教養学部 でお話ししました。
日時:2016年9月2日(金)10:00~11:30
場所:岩倉市生涯学習センター 研修室
テーマ:新しいライフスタイルを学んで、省エネ実践!
電力自由化、スマートメーター設置の推進、ホーム・エネマネ
(HEMS:Home Energy Management System)導入など、大きく変化する家庭のエネルギー環境と
日本のエネルギー事情、エネルギー政策、家庭でできる省エネ取組などを紹介しました。
スマートライフは「電気をつくる」「貯める」「賢く使う」ことでエネルギーをムダなく、
効率的に利用できる生活を指します。
このライフスタイルは、家庭から始められます。
消費電力量が格段に削減された省エネ家電を利用し電気を賢く使う、太陽光発電・燃料電池などで
家庭の電気をつくる創エネ機器、昼間つくった電気をためて夜間などに活用する蓄電池、
電気自動車などの蓄エネ機器を組み合わせ、エネルギーをHEMSで効率的に管理するスマートライフ。
つくった電気、ためた電気、使った電気を見える化することで、家族みんなに省エネ意識が高まり、
エネルギーを今より効率よく使えるライフスタイルが得られます。
60歳以上の市民を対象とした岩倉市シニア大学は、教養学部、健康学部、社会学部に分かれています。
世代のニーズに応じたプログラムで、年間を通して各学部が月に一回講座を開催しています。
プログラムの企画や講座運営は、市民有志で構成されている企画委員会によって進められています。
企画委員約10名は、グリーンの専用ベストを着て、会場運営等も担われていました。
約60名の方が参加されました。平均年齢は70歳。
省エネクイズ、手回し発電機によるエネルギー比較実験、話し合いなどに積極的に取り組んでくださいました。
会場は和気あいあいとした学びの雰囲気につつまれていました。
★ 豊田市教育研究会、総合学習部会の先生を対象に、シンパシーワークショップを担当しました。
日時:2016年9月23日(金)18:30~20:30
場所:豊田市環境学習施設 多目的室
テーマ:シンパシーワークショップ
各学校で授業を終えた先生方に小学4年生の気持ちになり、参加いただきました。
森の生きもの6種類(タヌキ、ノウサギ、リス、モグラ、クマ、オオタカ)と「人間」に変身し、
トランプの神経衰弱に似たカードゲームを3ラウンド体験していただきました。
後半は、時代背景の違いやブラックカードの意味、生きもの現状などを写真と資料で紹介し、
生物多様性保全に向けて、私たちにできることは何かを考えました。
豊田市教育研究会の研修は、8月3日に引き続き2回目の担当です。
今回は若い先生の参加が目立ちました。
中には、今年先生になられた新任の先生もいらっしゃいました。
先生方は、毎月自主研究会を持たれています。
★ 名古屋市名東生涯学習センターで、なごや環境大学共育講座(5回連続講座)
「親子でごみを減らすリデュース、リサイクルを体験しよう」を担当しました。
日時:2016年10月22日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市名東生涯学習センター 視聴覚室
テーマ:エコライフすごろく体験で地球を守る第一歩!〜私たちにできるエコ活動とは?
エコライフすごろくは省エネ、3Rによるごみ削減、ペットの飼い方など、一人ひとりが日々の暮らしで
今日からできる具体的なエコ行動に気づく参加体験型の環境学習プログラムです。
参加者が前に出てきてサイコロをふり、駒を進めることでエコポイントが増えたり減ったりします。
地球温暖化防止をはじめ、ごみ削減、多様な生物や自然を守るためにはどうしたらよいか、
エコすごろくのメッセージが意図することを、自らの暮らしや行動に照らし合わせて全員で考えました。
持続可能な環境配慮社会を形成する暮らしの輪を、家族や学校、地域に広げるきっかけとしました。
5歳の男の子から小学3年生の親子、シニアの方まで、幅広い年齢層の方が参加くださいました。
公開講座のため手話通訳が2名付きました。名古屋市は福祉面も充実を増しています。
★ 兵庫県川西市で「みんなの省エネ教室」を担当しました。
日時:2016年10月29日(土)10:00~12:00
主催:川西市役所キセラ川⻄整備部
場所: キセラ川西 オリヴィエ 集会室
テーマ:エコパーティにようこそ!楽しく学ぼう、省エネライフ
新しく建てられたマンション1階に、集会室、パーティールームがありました。
高気密、高断熱、バリアフリーで床暖房付のきれいな空間でした。
川西市のごみ減量チャレンジモニターさんも、講座に参加くださいました。
川西市は、国土交通省が管轄する低炭素まちづくり計画を、全国で一番目に策定しています。
(現在は、全国で23都市が低炭素まちづくり計画を作成:2016年8月1日時点)
川西市が手懸けるキセラ川西は、自然、人、街、暮らしが心地よく調和した次世代型・複合都市構想です。
キセラ川西の「キ」は輝き・希望、「セ」はせせらぎ、「ラ」は都(洛)」。
川西市の玄関でもある「中央北地区」で、⼟地区画整理事業を進めているキセラ川⻄は、全国に先駆けて
「キセラ川⻄低炭素まちづくり計画」を策定。
「キセラ川⻄エコまち運⽤基準」を地区のルールとして定め、地区住民の協⼒を得ながら、
地区の魅⼒や価値を⾼めるまちづくりを進めています。
阪急・能勢電鉄「川西能勢口」駅の徒歩圏にある、甲子園球場約5.8個分(約22.3ha)の広大な土地が舞台です。
正式名称は、阪神間都市計画事業、中央北地区特定土地区画整理事業「PFI と低炭素のまちづくり」。
PFI (プライベートファイナンス イニシアチブ)とは、民間の資金や経営手法・技術力を活用して
公共施設などの社会資本を整備すること。
官民の役割分担を事前に取り決め、公共施設の建築や維持管理を民間企業に任せ、
効率的に良質な公共サービスを提供しようとするもので、1999年にPFI法が施行されました。
公共ゾーン、生活ゾーン、集客ゾーン、産業・業務ゾーンなどが機能的に配置され、
憩いの遊歩道や地域の拠点となる公園を中心に、住宅・医療・集客施設などを含めた街区開発、
再生可能エネルギー導入検討など、自然と共生し歩いて暮らせる次世代型・複合施設を目指しています。
・川西能勢口駅と連携を計り、中心市街地活性化を進める。
・景観に配慮し、生活支援施設を備えた集合住宅を導入。
・医療や福祉など市民生活をサポートし、住宅都市の価値をさらに高める。
・自然エネルギーを活用し、低炭素化に向けた街づくり。
地球環境にやさしい街を実現するため、低炭素に配慮したまちづくり計画として太陽光、水力、下水道など
再生可能エネルギーの活用や低炭素建築物の導入、公共交通の利用促進、電気自動車などの環境に配慮した
交通手段の促進、緑の見える量を多くする(緑視率の確保)などの取組が推進されています。
【創エネ】太陽光エネルギーを活用する発電、水力による発電、地下水熱利用による発電等によって電力エネルギーを創造。
【蓄エネ】太陽光発電で得た電力エネルギーを「中央公園」内の夜間照明用太陽電池、災害時防災井戸太陽電池などに蓄電。
【省エネ】消費電力の少ないLED照明などの高効率機器、蓄光材を使ってエネルギーを有効活用することで、省エネを推進。
川西市は、鎌倉幕府を開いた源頼朝など清和源氏の発祥の地。
それにちなんで名づけられたゲンジボタルが有名です。
キセラ川西のシンボルは、まちの真ん中を流れる小川と一体化した幅約16m、長さ約620mの
「せせらぎ遊歩道」。
ホタルが生息できる美しい川が計画され、水辺の生きものを観察しながら、
身近な自然と触れ合えるスポットです。
川に、ホタルの餌のカワニナが棲んでいました。
緑がいっぱいの中央公園は、自然とのふれあいやコミュニティ育成、防災機能も兼ね備えた「都市の庭」。
いろんなスポーツが楽しめる川西市総合体育館や、寒い冬でもポカポカの温水プールもあります。
ショッピングセンター、学校、病院などの医療施設や低炭素型複合施設など、低炭素型まちづくりが進んでいます。
省エネ教室会場のキセラ川西オリヴィエの豊かな緑と一体化した玄関は、フォレストエントランスと呼ばれています。
シンボルツリーは、樹齢1000年を超えるオリーブの木。
植栽計画をプロデュースしたプラントハンターの西畠清順さんは、川西市出身。
タイサンボク、フェイジョア、ヤマブキ、ネムノキ、ヤマボウシ、セイヨウボダイジュ、
ベニバナトキワマンサク、イジュ、キリシマツツジなど多様な植物が植えられていました。
せせらぎ街道で見つけたヤマモモの実は、野趣に富んだ酸味と甘みがありました。
マンション前の中央公園は来年完成予定。
川西市がどのような変化を遂げていくのか、期待が高まります。
★ 名古屋市名東生涯学習センターで、なごや環境大学共育講座を担当しました。
日時:2016年12月10日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市名東生涯学習センター 視聴覚室
テーマ:未来につなげよう!〜環境への想いをメッセージカードに込めて
この日は、5回連続講座「親子でごみを減らすリデュース、リサイクルを体験しよう」の最終回。
家庭でできる省エネの技やごみを減らす方法を紹介。
イラストを使った省エネクイズなども出題しました。
手回し発電機によるエネルギー消費の比較実験は、全員が体験しました。
講座の締めくくりは、メッセージカードづくりにトライ。
参加者は自分で手すきしたカードに環境への想いを書き、廃材で手づくりしたネームスタンプを押しました。
これは家庭に持ち帰り、家族全員の環境意識を高めるきっかけとします。
1年生の男の子と祖母、3年生の女の子とパパなど、どの家族も楽しそうに取り組んでいました。