2014年

★ カナダのカルガリーに行きました。(2014年12月)

プリンス島で黒いリスを見かけました。2年前の冬に出かけたオタワでも、黒いリスを見ました。

天敵に見つけられやすいのに、雪が多いカナダに、なぜ黒いリスがいるのか? 不思議です。

雪の中、ハトより一回り大きくて、長いブルーの尻尾と白黒カラーのカケスも目立ちました。

プリンス島につながる一つ目の川は、全面凍結。帽子を被った人が、川上で氷の張り具合を確認していました。

橋はクリスマスリースやイルミネーションでデコレーション。

プリンス島のすぐ側を流れるボウ川本流は右岸、左岸ともに白く凍結。

水面に浮かんだ氷の塊は結構なスピードで流れ、その横を美しい水鳥たちがすいすい泳いでいました。

日中の気温は-10℃を下回り、極寒の寒さに手先まで凍えました。

1998年にカナダで初めて冬季オリンピックがカルガリーで開催。

プリンス島にカーリングクラブがありました。冬の市民スポーツとしてカーリングが根付いているようです。

2つの橋を渡り、ジグザグの木製階段を登って島の頂上へ。高層ビルが立ち並ぶカルガリーの街が見渡せました。

【エネルギーの街:カルガリー】

“The city of Calgary”のHPに、家庭でできるエネルギー削減方法と、「省エネに取り組むと経費が節減できるわよ!」と

呼びかけるビデオが掲載されていました。

 ①室内温度の適正化、②家電製品の待機電力カット

 ③節水シャワーヘッド利用による省エネ・節水

 ④CFL(Compact Fluorescent Lamp)電球に取り替えることによる省エネ

家庭で取り組める簡単な省エネで光熱費が軽減できると市民にアピールしているのは、日本に限らないようです。

カルガリーは、石油と天然ガスを主要産業とするエネルギーの街です。

市内で最も高いビルは、236mのThe Bowタワー。

石油・ガス関連企業のペトロ・カナダ本社が入いるペトロ・カナダ・センター(215m)も目立ちました。

ペトロ・カナダは、カルガリーオリンピック招致をスポンサーとして支援。2010年のバンクーバーオリンピックでは、

ナショナル・スポンサーを務めました。

街歩きの途中で、イギリスに本拠を置く石油会社のBP(British Petroleum)や、シェル石油の高層ビルを見かけました。

シェールガスを中心に天然ガス開発を手掛けるカナダ最大手の天然ガス事業者エンカナ社も、カルガリーにあります。

ダウンタウンには、オフィスビルをつなぐ屋内歩道橋(スカイウェイ)のネットワークが広がっており、その規模は世界一。

極寒の外を歩かなくても、ビルからビルへと渡り歩けます。

ホームレスの人を沢山見かけました。黒いごみ袋に全財産を入れ、背負って歩く老人。

「コインしか持っていないんだ。」と日本人の私たちにまで小銭を見せながら声を掛けて来る髪の長い若い男性、

腰を曲げながらビンや缶を拾い集めている老婆見かけました。

キラキラ輝くカルガリーの街に、貧富の差は確実に存在すると感じました。

【環境に配慮したLRT:Cトレイン】

カルガリーは、環境に配慮した交通の街でもあります。

ダウンタウンと郊外を結ぶCトレインの2路線に、すべて乗ってみました。

Cトレインは1981年に開通。大人$3のチケットは、駅のホームにある自動販売機でクレジットカードで購入しました。

小銭を持ち歩く必要がありません。チケットは紙製でした。

乗り降りする際は、ドアに設置されたボタンを押すとドアが開きます。

駅に改札口やゲートはなく、利用者のモラルを尊重し運営されていました。

ダウンタウンの7ht アベニュー沿にある8St.SW駅~City Hall駅までの8区間は、なんと無料ゾーンになっていました。

切符を買わずに乗り降り自由。この区間はデパートやブランドショップ、街の主要施設が立ち並ぶ繁華街。

多くの人が、気軽にCトレインを利用していました。

電車はラッシュ時は5分おきに来ます。車内に乳母車や自転車を持ち込む人を見かけました。

車内には、車イス利用者のスペースと低位置のドアボタンもありました。

西の終着駅(69St)にパーク&ライドの大型立体駐車場があり、そのすぐ横にバス停がありました。

電車からバスへの乗り換えが簡単にできます。北の終着駅(Crowfoot)には、駅のすぐ横に広い駐車場と自転車の駐輪場、

バス停があり、学生用ドミトリー(寮)のような建物もありました。

90分以内なら$3のチケットで、C-Trainとバス双方に乗ることができます。

公共交通の電車とバス、個人の家まで乗り継ぐクルマと自転車を効果的につなぎ、人の移動と環境に配慮したスマートな

交通システムに感嘆!わずか$3という低料金で利用できる点に、大いに魅力を感じます。

カルガリーのCトレインは、環境に配慮した持続可能な交通として、LRT(Light rail transit)の成功例と言われています。

ライトレール の概念は、1972年頃にアメリカ連邦交通省都市大量輸送局(U.S. Urban Mass Transit Association: UMTA)に

よって制定。簡易設備による低コスト建設を目指して開発され、高架鉄道や地下鉄よりも一回り小さく、路線バスよりも

大きな輸送力を持つ公共交通機関を指しています。

車体全体に広告が描かれているラッピング電車も走っていました。

アメリカでは、カリフォルニア州サンディエゴ、ワシントン州タコマ、オレゴン州ポートランド、マサチューセッツ州

ボストン、アリゾナ州フェニックスなどでLRTが導入されています。いつか乗ってみたいです。

【自転車】

カルガリーは冬の外気温がマイナスになる街ですが、自転車に乗っている人を結構見ました。

街中に自転車ショップを複数見かけました。警察官も自転車に乗っていました。

Bike Paths(自転車道)が整備。車道、自転車道、歩道が分けられ、一般的な交通手段として自転車が認識されてます。

Cトレインには自転車のまま乗れます。実際に何人か見かけました。カルガリーはCトレイン、バス、自転車など、

人の移動と交通の流れがスムーズにつながっていました。

【2人乗り小型電気自動車】

カルガリーの街で、100%電気だけで走るダイムラー社の2人乗り小型車「car2go」を頻繁に見かけました。

電気自動車を利用した魅力的なカーシェアの仕組みが定着していました。

car2goのネーミングは、 ”Car to go" を短縮して付けらました。オンライン上で事前登録すると、クルマの鍵となる

NFCチップ内蔵の電子カードが届きます。

それがあれば、街中に停車してあるカーシェアリング車を、事前予約なしで24時間いつでも利用できます。

スマートフォンにアプリをダウンロードすれば、自分の一番近い位置にあるスマートカーの位置を知ることができます。

car2goは自治体と契約しているので、町の路上駐車場を含め、乗車後は指定圏内ならどこでも乗り捨てらます。

料金システムは、車を運転した(信号待ちなどは含まない)分単位の加算方式がとられており、

ユーザーは好きな時に好きなだけ利用できます。時間単位や1日単位の割引コースなども用意されているようです。

クルマの購入費や車検代、月々の保険、ガソリン代など一切掛からず、乗った分だけが経費です。

使い方によっては、高価なクルマを所有するよりお得になることもあります。

エンジン音のないコンパクトな電気自動車は、環境にもよいとの評価を受けています。

石油、天然ガスを主要産業とするエネルギーの街カルガリーは、化石燃料が限りある資源と気づいています。

次世代モビリティを利用し、次のエネルギー社会の未来を描き、着実に歩みを踏み出していると感じました。

豊田市をはじめ日本各地で電気自動車等のカーシェアが始まっています。しかし、カルガリーの交通体系には及びません。

日本は大きく1歩を踏み出せるか?日本の交通社会の未来に期待したいと思います。

★ カナダ:カルガリーに出かけた際、シンシナティ空港のスターバックスでコーヒーを購入しました。(2014年12月)

店員が「アンケートに答えればどこの店でも1杯フリーになるよ。」と、webからの回答方法が書かれた用紙を、

レシートと一緒にくれました。期間限定で顧客満足度調査を行っていました。

回答期限は利用日から14日以内。米国のSubwayやKentucky Fried Chickenでも、顧客満足度調査にWeb回答したことが

ありますが、どこよりも設問数が少なく簡単でした。

キャラメルマキアートは、米国ケンタッキーでは一番小さいTALLサイズが$4.00します。

以前に知り合いの米人から、スターバックスは「4 bucks coffee」と言うよと教えてもらいました。

buck=$1.00。「buck」とは、ネイティブ・アメリカン(インディアン)がその昔、白人と取引する際に貨幣の代わりに

鹿の皮(buck)を使った事が語源になっています。

キャラメルマキアートは、日本にいる頃からの私のお気に入り。Florence Mallの店舗で回答コードを見せたら無料に。

支払い無しでしたが、店員さんは”Thank you””と笑顔で応対してくれました。ちょっと得した気分。うれしかったです。

顧客満足度調査は、店員を育てます。顧客サービスの向上を考えているお店は、利益向上を目指している証拠。

繁盛していますし、また行ってみたくなります。

★ 米国のガソリン価格が下がってきています。(2014年12月)

オハイオ州コロンバスに出かけた際、レギュラーガソリンを給油したら、1 ガロン$1.999でした。

$1=100円として日本円に換算すると、1ℓあたり約53円。

日本に比べ、圧倒的な安さです。$1.959/ガロンで販売している店舗もありました。

アメリカでも、ガソリンの市場価格は上がったり下がったりしています。保管しているレシートを見てみたら、

この2年間で一番高かったのは2013年5月27日の$3.699/ガロン。現在の価格は、1年半年前のわずか53%!

米国の原油安がニュースで流れていますが、$2/ガロンを切るところまで末端価格が下がったことに驚きます。

原油安は長期化すると予測が出ています。ガソリンを大量に消費するアメリカ経済への恩恵は大きいものの、イスラム国や

ロシアなど産油国の経済が徐々に逼迫し、"逆オイルショック”が起こっているとも言われ始めています。

ガソリン価格が下がるのはうれしいことですが、この先の価格変動が気になります。



★ 米国オハイオ州シンシナティネイチャーセンターで開かれた冬のイベントに参加しました。(2014年12月20日)

Winter Solstice Celebration "What would I eat? What would eat me?"

リスが森でどんな餌を食べ、誰に食べられるかを示す写真カードが、森に繋がる道にありました。

プレイスコープを散歩していたら、着ぐるみのキツネが道の窪みに隠れていました。

見つけた子どもたちは大喜び!背の高いホワイトテイルディア(鹿)の着ぐるみもいました。

たき火で栗やマシュマロを焼いて食べたり、家族で馬車に乗ったり、フリース生地でスカーフを作ったり、

パペットショーや音楽を楽しんだり。室内に展示されていたジンジャーブレッドコンテストの作品は、アメリカらしい

はっきりとした色使いでした。

夏に蓮の花が咲いていたロータスポンドは、氷が張っていました。落ち葉が水の中に透けて見え、きれいでした。

お菓子でキャンプファイヤーを作る方法を教えてもらいました。

薪はプレッツェル、炎はキャンディーコーン、炭はレーズン、たき火を囲む石はマシュマロとシリアル。

完成後に美味しく頂きました。環境教育が楽しい方法で提供されていました。

冬の森はダウンジャケットを羽織っていても寒いほどですが、親子が森に来て遊ぶ姿に微笑ましさを感じました。

家族で楽しみながら生きもののつながりや自然の仕組みに触れることができ、感心しました。

★ 中部電力(株)定期刊行広報誌「KORYU(交流)」WINTER № 94が発行されました。(2014年12月)

家庭の電気 チリヌルヲ の監修を担当しています。

今回のテーマは、「冬のスマートライフ術:電気製品の使い方にひと工夫」

他の季節と比べ電気使用量が多い冬。その理由は、熱する・冷やす・灯す・動かすといった電気の働きのうち、

最もエネルギーを消費するのが「熱する」働きにあるから。

電気製品の省エネ機能を活用し、電気使用量をダウンするポイントや、Club KatEne利用者の声などをを紹介しました。



★ 冬のこの時期は、アメリカの街はクリスマスムード一色。(2014年12月)

ホームイルミネーションがとても綺麗です。夜空に輝く光りのきらめきを、毎年ドライブしながら見て回ります。

中には、アミューズメントパークと見紛う立派な飾りを庭に設置している家もあります。

最近はLED電球が主流。LEDは消費電力が小さいことはもちろん、熱を出さないので樹木を痛めません。

クリスマスシーズンは大好きな季節です。


★ 米国オハイオ州シンシナティの街中に、レンタサイクルステーションがありました。(2014年12月)

自転車はCO2を出しません。 交通は社会・経済活動や人々の暮らしに欠かせないものですが、一方で、大気汚染、

騒音・振動、温室効果ガスの排出といった様々な環境問題の原因の一つとなっています。

自動車に過度に依存しない事業活動や生活様式への変革、環境負荷の少ない都市構造の創出など、新しい取組が必要です。

アメリカは環境問題に後ろ向きと言われていますが、OECD(経済協力開発機構)が提案する新しい政策ビジョンである、

環境的に持続可能な交通の実現(EST:Environmentally Sustainable Transport)に取り組んでいます。

昨年11月に出かけたフロリダ州マイアミでも、レンタサイクルステーションを見かけました。

車がないと生活が成り立たない地域に私は住んでいます。米国はESTの理念を市民に少しずつ広げている様に感じます。


★ 米国ヴァージニア州北部にあるシェナンドー国立公園に出かけました。(2014年11月末)

全長169Kmのスカイラインは、積雪のため車は一部分しか通行できませんでした。

エントランスゲートに長蛇の車の列ができていました。車1台$15の国立公園入場料は、クレジットカードで支払いました。

Overlookポイントから美しい風景を見ながら40分ほど走った先に、“Road Closed”と書かれたバーがありました。

道路が封鎖され、その先に車は行けません。

徒歩によるトレイルハイクはできるため、数人が歩いていましたが、とても寒そうでした。

“シェナンドー”とは先住民族の言葉で、「夜空の星に住む美しい娘」を意味します。

夜空に浮かぶ星の美しさから、この地域はそのように呼ばれてました。最も高い山頂は1,235 m。

青空に映える樹氷や木々、ツララがきれいでした。

宿泊ロッジがあるSKYLANDのダイニングルームやギフトショップは多数の人で賑わっていました。

冬は餌が少なくなる時期ですが、野生動物に餌を与えることは違法と知らせる立看板が印象に残りました。

シェナンドー国立公園は国立公園の中でも最も犬にフレンドリーな公園の一つ。

すべてのキャンプ場が、犬を受け入れています。リードの長さが1.8m以短であれば、アパラチアントレイルを含むほぼ

全ての地域に犬を連れて行くことができます。

★ いつも利用するKrogerスーパーの店先に、樅の生木がずらりと並べられ販売されていました。

とてもいい香りがします。(2014年11月26日:米国ケンタッキー州)

アメリカではクリスマス用の樅の木は森林から切り出すのではなく、農地で生産されています。

鉢植えで育て、使用後に樅の木を農地に戻すリユースも、一部地域で行われています。

香りの持続性が高く、冬でも葉が枯れない樅は生命の象徴。樅の木は横から見ると三角形。「三位一体」を表しています。

11月27日から感謝祭(サンクスギビングホリデー:Thanksgiving)がスタートします。


★ マクドナルドは持続可能な水産品の調達を拡大し、2014年11月からブラジル全土の約830以上の店舗で、

青い魚のマーク付McFishを販売開始しました。

このマークは、イギリスに本部を置く海洋管理協議会(MSC:Marin Stewardship Council)が、持続可能な漁業で獲られた

水産品であると認証したことを示す海のエコラベルです。

2016年に開かれるリオデジャネイロ五輪では、MSC認証の水産品が関連施設で提供されることが期待されています。

2011年6月にはヨーロッパのマクドナルドで、2013年1月からアメリカ、2014年6月からカナダのマクドナルドで、

持続可能な漁業で獲られた認証水産品であることを示す青い魚のマーク付フィレオフィッシュが販売開始しています。

MSC認証製品を提供することで、将来世代のために健全な海を守っていくマクドナルドの国際的な取組はさらに拡大します。

2013年3月に、米国ケンタッキー州Florenceのマクドナルド店で購入したフィレオフィッシュには、箱の側面に青い魚の

マークとメッセージを添えられていました。

世界各国で持続可能な漁業の取組と水産品の調達が進められています。

残念ながら日本のマクドナルドでは、まだ青い魚のマーク表示は始まっていません。

日本のマクドナルドで、海のエコラベル付フィレオフィッシュが販売される日が待たれます。



★ 第5回ECU環境カウンセラー全国交流会で司会を担当しました。(2014年11月12日)

名古屋国際会議場で開催中のESD最終年会合に合わせ、全国交流会は名古屋で開催されました。

九州、岡山、大阪、滋賀、愛知、栃木、埼玉、神奈川、東京、千葉、茨城、群馬、新潟など、全国から約40名の

環境カウンセラーが集まり、各地域の活動事例発表を行いました。

環境教育、環境保全等の取組について、情報交換を持てましたことをうれしく思います。



★ 豊田商工会議所で開かれたエコアクション21判定委員会に出ました。(2014年11月5日)

更新判定案件は、産業機械の設計・製造・組立・共同開発、水道施設、自動車部品、精密機械部品の試作・製造、

損保代理業、造園、産業廃棄物処理業など8社、中間報告事項は自動車レンタリース業など5社ありました。

エコアクション21は中小事業者等の幅広い事業者が、自主的に環境への関わりに気づき、目標を持ち、行動することを

目的としています。

国際標準化機構(ISO、本部・ジュネーブ)が定める環境管理の国際規格であるISO14001より、運用・実行・経費面ともに

取得しやすい仕組みになっています。

電気、都市ガス、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)、ガソリン、軽油、灯油などの使用量、二酸化炭素排出量、

化学物の保管・排出・移動量、一般廃棄物、産業廃棄物である廃油、廃プラスチックの排出量など実績値を記し、

目標値を設定することはどの社も優れていますが、目標に対して削減できた、または増えてしまった状況の分析と、

それを改善する是正措置の検討、その後の実行力が弱いように思います。

中には、基準年に対する目標値を、横並びで全項目5%と設定している企業もあります。

たとえば、電気は改善と工夫で5%減らすことができても、事業形態上、液化石油ガスの使用量を5%減らすことは

難しい側面もあるはず。その場合は、液化石油ガスの目標値を3%等にすべきと考えます。

エコアクション21を導入すると、企業価値は向上します。事業者の地道なお取り組みを応援していきたいと思います。



★ 刈谷市で開かれた環境講演会で、省エネをテーマにお話しました。

 日時:2014年11月2日(日) 11:00~12:30

 場所:刈谷市産業振興センター 7階 小ホール

 テーマ:みんなで・お得に・簡単に!今日からはじめるエネルギーのダイエット!!

家庭で簡単に取り組めるエネルギーの節約ポイントを、クイズ形式で出題しました。

さまざまな工夫の積み重ねで、年間約3万円節約できることを紹介しました。

スマートライフとは、

 1.限りあるエネルギーを上手に使う

 2.賢くシンプルな生活を心がけ実践する

 3.創エネ・蓄エネ・省エネを取り入れた新しいライフスタイル

太陽光発電システムや家庭用蓄電池などを活用し、生活に必要なエネルギーを自分で賄う “自産自消” の時代が

始まっています。

ホールは、前列のイスをたたむとテーブルになり、資料を広げられるようになっていました。

グリーンカーテンコンテスト表彰式、刈谷城築城盛り上げ隊による演舞、産業まつりも大変賑わっていました。



★ 愛知環境カウンセラー協会会報誌(第67号)に「アメリカで実施されている環境教育」が掲載されました。

(2014年10月)



NACS消費生活研究所の拡大研究会に出席しました。(2014年10月11日)

全国の研究員が集まる拡大研究会は、年に1回開かれます。

(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)の事務所(渋谷)で、消費者基本計画策定について、

意見交換を持ちました。



★ 知立市立東小学校、東浦町立緒川小学校、みよし市立南部小学校など、アイシン精機(株)環境学習プログラム支援校で

環境学習を担当しました。(2014年10月)

尾教研家庭科教育瀬戸地区研究集会で、家庭科の先生方を対象に「エネルギーと私たちの暮らし-家庭における省エネ・

節電ポイント」についてお話しました。

名古屋市高年大学:鯱城学園で、環境を専攻されている1年生の授業を担当しました。

これらの環境学習の詳細を、環境教育2014に掲載しました。



★ 中部電力(株)定期刊行広報誌「KORYU(交流)」AUTUMN № 93が発行されました。(2014年9月)

家庭の電気 チリヌルヲ の監修を担当しています。

今回のテーマは、 秋に実践したいエアコンのお掃除心得。

エアコン内部の掃除などハウスクリーニングを手掛けるe-暮らし株式会社も紹介しました。



★ 米国オハイオ州にあるシンシナティ・ネイチャーセンターのメンバーになりました。(2014年8月)

ここは自然環境教育を主とするNPO法人が運営する有料制の森。

米国最大のメンバー数を誇り、落葉樹林やフィールドは数々の受賞歴があります。1日のみの利用も可能。料金は1人$8。

夫と2人分の登録料$55をクレジットカードで支払い、1年間有効のメンバーになりました。

バーコードが付いたカードをゲートで見せれば、いつでも利用できます。

20 mph : Watch for animals on driveway. (Cincinnati Nature Center)

動物たちが交通事故に合わないよう、ネイチャーセンターに通じる道の運転は、ゆっくりと!

トレイルは10あります。レベルはeasy, moderate, difficultの3段階。5つのトレイルを散策しました。

国立公園の多くはペットの森への侵入を禁止していますが、ここはペットポリシーが明確にされており犬を連れて来てもOK。

ただし、野生動物を追いかける、植物を掘る、犬の水遊びなどはすべての池、湖、小川で禁止されています。

犬のフンは袋に入れ、森に設置されている廃棄物容器に入れます。

Lotus Pondは緑の水草で覆われていました。蓮の葉の上に、カエルが1匹鎮座していました。

天敵が少ないのか、よく見ると、水面のあちこちにカエルが沢山います。

足音に気付いたのか、みんなこっちを見ています。どのカエルもクスッと笑える表情をしています。

ビジターセンターのショップに、白熱電球を1輪挿しのオブジェに作り替えた花瓶がありました。

役目を終えた白熱球が、この様な形でふたたび暮らしに彩りを添えており、とても綺麗。

地球温暖化防止に向け白熱電球の生産・販売を終了し、電球形蛍光灯やLED電球への切替を消費者やメーカーに促す

動きが世界的に広がっています。

日本では、2012年末までに生産と販売を自主的にやめるよう電機メーカなどに要請する方針を、甘利明経済産業大臣が

2008年4月に表明。これに応える形で東芝ライテックは、2010年3月17日に国内大手電機メーカーで初めて

白熱電球生産事業から撤退しました。三菱電機オスラムは2011年3月限りで生産終了。NECライティングは2012年内に

生産終了しました。パッケージに代替製品への移行を勧める文言を加え、家庭用製品の生産を続けていたパナソニックも

当初の2013年春より約半年前倒しの2012年10月末で生産を終了しました。

白熱球は、近い将来世の中から姿を消すと予測します。

【Preparing for night】

9月13日(土)は夕方から開かれたPreparing for night に参加しました。子ども連れファミリーなど多数の人で賑わいました。

ライブミュージックを聞きピザやバーガーのピクニックディナーを楽しんだ後、夕なずむトレイルを散策。

森にはキツネやフクロウも棲んでいます。3羽の本物のフクロウを、スタッフが紹介していました。

羽が茶と黄色でお腹が白いフクロウは、後ろから見ると、まるでぬいぐるみの様。

トレイルに、生きものの生態系を学ぶ仕掛けや環境学習グッズ、キツネの剥製などが効果的に設置されています。

オレンジやグリーンのチップに目が付いた「ネズミ」を上から落とすと、下にいるカエルやキツネ、タカ、フクロウなどが

パクリ!仕組みはパチンコと同様。子どもたちが次々ネズミを走らせていました。

遊びながら森に棲む生きものたちの食う・食われるの繋がりを学べる、楽しくて解りやすい環境教育教材でした。

ネズミは食糧の少ない寒い冬を乗り切るため、秋にどんぐりをせっせと森の土の中に埋めておきます。

でも、時々どんぐりをどこに埋めたか忘れてしまうことも…。

そんなうっかりネズミのお蔭で、どんぐりは芽を出すことができます。

お母さんの木の下に落ちたどんぐりは、お母さんの大きな枝と沢山の葉っぱが太陽の光を遮り、大きな木に成長することは

できません。しかし、ネズミやリスに運ばれたどんぐりは、大きな木に成長できるチャンスがあります。

人間の子もずっと親の側にいたら充分成長できません。親元を離れた時からが、本当の意味での成長かもしれません。

米国にもカエルは沢山います。女性スタッフにカエルの耳を触ってごらんと言われ、目の後ろの丸い部分を触ってみました。

ツルツル。カエルは人間の様な耳たぶはなく、むき出しの鼓膜で空気や水の揺れ・振動を受け止め音を感じます。

そういえば、この前私たちの話し声に気づいたカエルが揃ってこちらを見ていました。

あれは、ちゃんと音を聞き分けていたと気づきました。

カエルは蚊やクモなどの昆虫を大量に捕食し、鳥やヘビ、自分より大きな体のカエルに食べられます。

自然バランスが保たれている所以です。

アメリカザリガニのコーナーではシニアスタッフの女性が土で出来た巣を熱心に紹介していました。

キツネやネズミ、蚊などの着ぐるみも登場しました。運営は老若男女のボランティアが担っていました。

中には可愛い高校生の女の子もいました。

実物のキツネは結構小さいのですが、キツネの着ぐるみを着た高校生の男子は私より背が高かったです。

こどもたちの興味を引き出すべく、地面に寝転がって熱演していた灰色ネズミは、大変人気がありました。

蚊の着ぐるみを着たスタッフは、巧みに蚊の生態を紹介していました。

手作りの着ぐるみはリアルで、長い脚や短い羽根、植物の蜜や果汁、血を吸う長い口もありました。

蚊は二酸化炭素密度が高い所や周りより温度が高い所へ向かう習性があります。体温が高く呼吸回数が多い人、

新陳代謝が激しい人、運動後やビールを飲んだ後も刺されやすくなります。蚊はカエルや鳥、トンボなどが捕食します。

今年11月10~12日に持続可能な開発のための教育に関するユネスコ世界会議「国連ESDの10年」最終年会合が、

名古屋国際会議場で開催されます。

世界会議は「持続可能な未来に向けて今、学習する」をサブタイトルに掲げ、ESDの10年の成果を振り返り

得られた教訓をみきわめ、今後のESDの基盤作りを進めます。

米国で実施されている工夫を凝らした環境教育に大いに魅力を感じます。アイディアなど、見習う点が多々見つかりました。

★ 米国オハイオ州シンシナティHyde parkで毎週日曜に開かれるファーマーズマーケットに行きました。

開催期間は5月~10月まで。(2014年8月)

有機栽培、無農薬栽培のほか、化学肥料、殺虫剤、除草剤、殺菌剤などを使わず、持続可能な自然な方法で生産された、

新鮮な地元の農産物が並んでいました。ライム入り手作りミントジュースを購入し、飲みながら市場を周りました。

スーパーに並びそうにないユニーークな形の真っ赤なトマトやピーマン、グリーンビーンズなどを買いました。

自然素材を使った犬用おやつを売っている店もあり、沢山の犬が飼い主と一緒に来ていました。

農園のコンセプト、生産者の顔や思いがHPに掲載されています。中にはデルタ航空で31年間働き、リタイア後に

インディアナ州の果樹園でリンゴ、桃、ナシ、プラム、ブドウを育てている人もいます。

余ったヤギの乳を捨てるのはもったいないと、ヤギのミルクアイスクリームやチーズ、石鹸(goat's milk soap)などを作り、

販売している農家もありました。

【GMO】非遺伝子組み換え

100% grass fed beef and lamb. Sweet Corm:NO-GMO(Genetically Modified Organism ).

ファーマーズマーケットで非遺伝子組み換えトウモロコシが売られていました。牛や羊、バイソンに穀物ではなく

牧草だけを与えたり、非遺伝子組み換え飼料を与えている農家もあるようです。

「Blue oven」ベーカリーは長蛇の列でした。チョコレートクロワッサンとバケットを買いました。

通常のパン屋さんに比べ少し割高ですが、噛みしめるほどに美味しくぜひまた買いたいと思いました。

100%全粒粉のパンも売っていました。全粒粉とは小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたもの。

パン生地は薄いブラウン系で、通常の白い小麦粉より食物繊維量、鉄分、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、Eなどを

多く含んでいます。今度はこちらを食べてみたいです。

ベーカリーの紙袋の裏側に商品名と原材料が載っていました。次の表示がありました。

 「V」=Vegan Friendly(卵・チーズ・牛乳などの乳製品や蜂蜜が入っていない)

 「LG」=Low Gluten(グルテン少なめ)

この店は、オーガニックや地元の農産物を使い、薪を使ったオーブンで手作りしています。

Bad Boy、Bad Girlという名前のパンもあります。少し酸味のあるSourdoughを使っています。

生パスタ、キッシュ、ラザニア、卵・チーズ・牛乳などの乳製品、蜂蜜が入っていないvegan bakedクッキー、マフィン、

牛乳、フルーツ、アイスキャンディーなど、地元の有機食材を使った商品が多数販売されていました。

買い物後は芝生広場に座り、家族でライブミュージックやピクニックブランチを楽しんでいました。

アメリカは経済性を重視した大規模農業が主流ですが、環境と健康な生活に配慮した作物づくりに地道に取り組んでいる

farmerが、想像以上に多いことがわかりました。

ファーマーズマーケットに多数の客が来ている様子を見ると、米国でも環境配慮商品の需要は確実にあると実感します。



★ 愛知環境カウンセラー協会会報誌(福島訪問特集号)に「震災から3年を経た福島の厳しい現実」が掲載されました。

(2014年8月)

東日本大震災以降、福島県を2度訪問。今回は、復興再生事業のイベント支援に携わりました。

仮設住宅から車で40分かけ、故郷のイベントに参加され た老夫婦や、富岡町出身で現在も避難生活を続けてる野点の先生は、

「自分の家には一生戻れないでしょ う」と話して下さいました。

多くの福島県民が購読している福島民報4月20 日1面は「絶望-追い込まれた命、大地汚染 され死選ぶ」。

JR原ノ町駅近くのマクド ナルド店は未だ営業していません。顧客が減少し、バイト店員の確保も難しいようです。

福島の問題がすべて片付くまでには、この先長 い道のりが続きます。

東北のことと区切るのではなく、皆で支えていかなければならない課題が、福島・東北には山積しています。



★ 朝日新聞出版から創刊された雑誌「住むこと」で、[環境]の記事を担当しました。(2014年7月16日発売)

『住むこと』はもっと家を住みこなそうという発信を暮らし周りに留まらず、旅行や趣味などの情報も取り入れ

「住みこなし」ライフスタイルを意識するきっかけマガジンになりたいとの想いを込め、創刊されました。

「家庭や食卓から考え行動する 環境配慮行動のススメ」をテーマに、省エネ性能マーク、海のエコラベル、

花レインフォレスト・アライアンス認証マークなどを紹介しました。

「消費者の権利とこれからの役割」について、健康な環境を求める権利など、8つの権利も紹介しました。


★ 米国の独立記念日に、ジョージア州アトランタに行きました。(2014年7月4日)

アメリカ人にとって、独立記念日はとても大切な日です。独立記念日の金曜から日曜まで3連休でした。

ホテルには星条旗と同じ赤、青、白のM&Mチョコレートがありました。宿泊したホテルの環境配慮はこちら

1996年にアトランタオリンピックが開催されました。ダウンタウンのオリンピック公園で夕方から音楽とビール、

花火の野外祭りであるフォース・オブ・ジュライセレブレーション (4th of July Celebration)が開かれていました。

アトランタには世界最大の水族館であるジョージア水族館や、コカ・コーラ、デルタ航空、CNNなど、多数の企業の

本社があります。米国南部に位置し、商業・経済の中心地的役割を担っています。

人口の約6割はアフリカ系住民であることもあり、黒人の方を沢山見かけました。

ストーンマウンテン公園にも行きました。世界最大の一枚岩である花崗岩の山腹に、南北戦争の南軍司令官・

将軍のジェファーソン・デイヴィス、ロバート・E・リー、ストーンウォール・ジャクソンのレリーフが彫られていました。

スカイリフトで頂上に登りました。眼下に緑が広がり、緑視率の高さを感じました。

アトランタの人口は約42万人(2010年)で、豊田市とほぼ同等です。

アトランタには多くの韓国人が住んでいます。韓国系スーパーH-Martの充実した品揃えに目を見張りました。

生きたカニやザリガニも販売さていました。購入時は紙袋に入れます。わが家まで車で約7時間掛るため、諦めました。

韓国系のJejuSaunaに寄りました。近辺に韓国料理店などハングル文字の店が沢山あり、新鮮な驚きでした。

アトランタではメキシコ、中南米系の人たちも見かけ、民族の多様性を実感しました。


★ 米国インディアナ州ブルックビルで開かれたフリーマーケットに行きました。(2014年7月2日)

広い芝生広場に100近くのお店が出展していました。

食器、鍋、調理用品、糸、バスケット、洗濯板、昔チーズを発酵させた木箱、秤、工具類、玩具、花、鹿の角、

バイオリン、トランペット、絵画、人形、ミシン、ナンバープレート、昔のアイロン、野菜や花の種、キツネの毛皮、

化粧品、タイヤ、芝刈り機、バケツ、ナイフ、斧、ライフル銃など、レトロな物から現代の品まで種々雑多な物が

販売されていました。犬、猫、ウサギ、アヒル、ニワトリなどもゲージに入れられ売られていました。

ゴルフボールは卵パックに詰められており、かわいかったです。幼児向けポニー乗り場や、ミニステージで

米楽器を演奏しながら歌を歌っている人たちもいました。

フリーマッケットは毎週水曜日に、日の出と共に始まります。販売者はセミプロの方もいます。

彼らはフリマ会場を転々とされているようです。

家具や家電、カヌーなどをセリで落札する仕組みがありました。牛、豚、羊などにも番号が付けられており、

入札して購入するようです。活気があり、大変面白い商品の販売方法でした。

アーミッシュの方が販売されていた店で買ったモモは、皮を手でむくことができ、甘くて美味しかったです。

パンは厚めに切って軽くトーストし、素朴な味を楽しみました。ヤングインゲンはシャキシャキ。

どの野菜もぜひまた買いたいと思う美味しさでした。

驚いたのはDoveの silky smooth, cookies& crème ホワイトチョコレートが、12枚入1ダースを$2で販売されていたこと。

1枚たったの16セント(約16円)。 道行く人に無料で配っていました。賞味期限は2014年8月。

アメリカにもバッタ屋は存在するようです。

どのようなルートでチョコレートがフリマ会場に運ばれてきたのか? 彼らは一体いくらで仕入れたのか?

クッキー入チョコレートはブラックコーヒーに合い、美味しかったです!期限までに食べきろうと思います。

日本でも、賞味期限間近または賞味期限切れの食品が、大量に「廃棄物」と化しています。

これらは食品ロスと呼ばれています。日本では、年間約1,700万トンの食品廃棄物が排出されています。

このうち、本来食べられるのに 廃棄されている「食品ロス」は、年間約500~800万トン含まれると推計されています。

(平成22年度推計)

消費者庁は、「食べもののムダをなくそうプロジェクト~食品ロス削減のため、できることから始めよう~」と呼びかけ、

消費者政策を推進しています。事業者と家庭、双方における食品ロスの削減を目指し、関係6府省庁が連携した国民運動

「NO-FOODLOSSプロジェクト」を展開しています。

2013年12月に、「食べものに、もったいないをもういちど」のメッセージ入りロゴマークを発表。

愛称は「ロスノン」。涙の滴を見ると、胸がきゅっと締めつけられます。

政府広報オンラインでは「もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう」と呼びかけ、

暮らしのお役立ち情報を発信しています。

農林水産省でも、食品ロスの削減・食品廃棄物の発生抑制について情報を発信しています。

食品ロスへの対応は、これからも考えていきたいと思います。


★ 米国オハイオ州デイトンで開催されたDayton AirShow 2014(航空ショー)に行きました。(2014年6月28日)

デイトンはライト兄弟が飛行実験を行った空軍の町です。わが家から車で1時間半で到着しました。

クローガー(Kroger)スーパーで$20の入場チケットを$17で事前に購入。

車は空港近くの臨時駐車場(芝生広場)に$5で停めました。

航空ショーは、ジェームズ・M・コックス・デイトン国際空港の東側半分のエリアで行われました。

昼12時頃、大きなアメリカ国旗を吊り下げたパラシュートジャンプで始まりました。

飛行機が次々飛び立ち、背面、回転、アクロバット飛行を行い、ハートや様々な模様が空に描かれました。

会場に多数の飛行機が展示されており、機内に入れるものもありました。

昨年は空中で演技を行っていた飛行機が墜落し、パイロットとパフォーマーの女性2人が死亡する事故が

ありましたが、今年は全て安全に行われました。最後のBlue Angelsの編隊飛行は見応えがありました。

会場でアーミッシュの家族を見かけました。女性はロングドレスに白い帽子、男性はシャツとズボン、

少年はサスペンダーでズボンを吊り、強い紫外線から目を守るためサングラスをしていました。

馬車に乗り、電気を使わない暮らしをしているアーミッシュの子どもたちは、航空ショーで目にした飛行機やアメリカの

人々の様子をどう感じるのでしょう?

Park and Rideの駐車場である米国空軍博物館(U.S. Air Force Museum)と会場を結ぶ緑色の大型シャトルバスが

$3で運行されていました。バス上部にClean Air Technologyと書かれていました。

ハイブリッドディーゼルバス(hybrid diesel buses)を使用していました。バスは次々来ました。

ここにも、環境配慮の取り組みがありました。


★ 中部電力(株)定期刊行広報誌「KORYU(交流)」 SUMMER № 92が発行されました。(2014年6月)

家庭の電気 チリヌルヲ の監修を担当しています。

今回のテーマは 「お家の電気が“見えてくる”!Club KatEne 」。クラブ カテエネにWeb登録すると、家庭の電気使用量が

見える化されます。省エネをさらに進めるための情報や様々なお得情報が届きます。

★ 米国モンタナ州とカナダのアルバータ州に広がるグレイシャー国立公園に行きました。(2014年6月14日~21日)

1932年に世界初の国際平和公園に指定されたグレイシャー国立公園は、3000m級の山が並ぶロッキー山脈の中央にあります。

氷河に削られた地形が特徴。200を超える湖沼と広大な森林からなる公園の総面積は、東京都の2倍強(約4577㎢)。

10月~5月の冬期間は道路が数カ所閉鎖されます。6月とはいえ冷たい霙が降り、セーターを着ました。

ロッジでは暖炉が焚かれていました。残雪が広がる山を見ながら美しい湖のトレイルをハイクしました。

アメリカ国立公園局は委託契約会社を選定し、ロッジやレストラン、ツアーバス、キャンプ場などの運営を任せています。

指定業者はコンセッショナー(concessionaire)と呼ばれています。

グレイシャー国立公園は、XanterraParks & Resortsが運営していました。

アメリカ側は入場エントランスが4カ所あります。West Entranceで車1台の入園料$25をクレジットカードで支払いました。

1週間有効で何度でも出入りできます。マップ付パンフレットと新聞を、女性パークレンジャーから受け取りました。

レシートは車のフロントに常に置き、エントランスを通る都度に見せます。

国立公園から出る時はそのままゲートを走り抜けます。

パークレンジャーにはダンディーなお髭のおじいさんもいます。Saint Mary Entranceは先住民のブラックフット族と

思われる女性レンジャーでした。黒髪に褐色の肌でアイヌの方に似ていました。

エントランス通過時はどのレンジャーも" Welcome back! ”と笑顔で迎えて下さいました。

【クマ注意】

グレイシャーはブラックベア、グリズリーベア双方の活動が盛んな拠点。クマは公園全体に棲み、トレイルや道路、

キャンプ場などどこでも遭遇します。クマ注意の看板が各トレイルの入口に設置されていました。

人間の行動は、クマに大きな影響をもたらします。 彼らの未来は私たちの手中にあります。

ブラックベアは体重が約90㎏で、後ろ足で立つと1m50㎝。グリズリーベアは150~400㎏で立つと2m以上になり、

最初の3秒で50mをダッシュできるそう。並外れた嗅覚と聴覚を持っており、雑食性で摂取栄養分の90%が植物。

新芽やハックルベリーを食べ、動物性はアリや甲虫類、ときにはリスも獲ります。

グリズリーベアは米国では絶滅危惧(Threatened)、カナダでは特別懸念(special concern)に指定されています。

公園内に沢山あるトレイルは、クマにとっても歩きやすい道。人間はクマのテリトリーに入り込んでいます。

人間の存在に気付けば、クマの方から逃げてくれるそう。売店にクマ除けのベアベルが$2で売っていました。

でも、しゃべったり手を叩いたりする方が効果的との事。

ベーコンや魚類など匂いの強い食品を持たない、香水や整髪料をつけない、犬は吠え立ててクマを攻撃的にさせる恐れが

あるため連れて行かない、爪を研いだ傷が木の幹にあったり糞や動物の死骸などベアサインが見つかった場所は避ける等

注意が必要です。

毒性はなくクマの顔目がけて噴霧するトウガラシの辛み成分であるカプサイシンを濃縮液体状にしたクマスプレーも

売っていました。

キャンプ場では適切な食品保存が求められています。ベアボックスと呼ばれる容器に入れ、食料をテントに持ち込まない。

石鹸や歯磨き、生ごみなどの匂いのある物も同様で、ゴミは埋め立て不可。

クマ対策されたゴミ箱は、取っ手奥のフックを押して外さないと扉を開けられない仕組みでした。

ここに捨てるか、クマ対策容器に入れ持ち帰ります。犬の餌をテントの外に置くのはNG。

糞の始末を適切に行う黒袋がキャンプグラウンドに設置されていました。

【アバランチ湖、レンジャープログラム】

アメリカの国立公園の任務は、以下の3点。

 1. 原生自然景観の維持と、自然や歴史的建造物の保全

 2. 国民が平等に利用できるレクリエーション施設の建設と機能的な運営

 3. 利用者に自然と歴史への理解を深めてもらう

グレイシャーはグリズリーベアが多いため、レンジャーのガイド付でハイキングを楽しむプログラムを複数実施しています。

公園の中央を走るGoing to the sun road(GTTS)沿いのアバランチクリークからアバランチ湖まで行く、

往復6.4kmのレンジャーツアーに参加しました。

担当レンジャーは、カリフォルニア出身のジェイミー。ツアー終了後に彼女の立場を尋ねたら、ボランティアからはじめ、

現在はプロのパークレンジャーとして働いていると笑顔で話してくれました。背が高くて美人。

何を大きなザックに常備しているか知りたかったのですが、こちらの質問は躊躇してしまいました。

パークレンジャーになるためには厳しい試験を突破しなければなりません。彼らはツアーガイドや来場者の質問に答えたり

動植物の保護と監視パトロール、森林パトロール、消火活動、人命救助などを行います。

国立公園は連邦政府の直轄地で州政府から独立しているため、州警察の権限が及ばない地域です。

レンジャーは警察行為も行っており、必要時は銃を所持でき逮捕権もあります。

ただし、国立公園内で殺人事件が起きた時はFBI(連邦捜査局)に連絡します。

森の中を時折ジェイミーの話を聞きながら進みました。生息する鳥をパネルで見たり、雪崩で森の木々が一方向に

なぎ倒されている箇所、落石で木の幹の一部が太くなっている所などを教えてもらいました。

アバランチ湖の南に広がるスペリー氷河の表面積が、地球温暖化の影響で後退している状況をレンジャーが写真で

紹介してくれました。1913年と2008年では、明確な違いが見てとれます。

スペリー氷河の表面積は、19世紀半ば以降75%後退しています。温暖化は進行中で2030年までに氷河が消えると予測。

スピード感ある温暖化対策の必要性を痛感しました。

USGS RepeatPhotography Project Documents Retreating Glaciers in Glacier National Park

多様な樹林帯が広がる森は木漏れ陽が入って明るく、緑の下草や苔が地面を覆っていました。

人の背丈の約5倍ある巨木の根っこもありました。

スギ、ヒノキに代表される日本の人工樹林帯の様な単一性、暗さは感じませんでした。

ジェイミーの指示で参加者が2分ほど目をつぶり、森の音に耳を澄ませるひとときも印象に残りました。

到着地点では山の残雪を湖面に映した静かな湖、白く流れる滝、雪をいただいた険しい山々が広がっていました。

その美しさに参加者全員がうっとり。ちょろちょろ走り回るシマリス(Chipmunk)たちが可愛かったです。

一方、世界遺産の登録から1年を迎える日本の富士山では、ボランティアガイドの質と運営方法に課題が散見します。

世界に認められた場所であるからこそ、今後の有り方を柔軟に変えていく必要があると感じます。

【グレイシャーの動物】

グレイシャーでムース、ビックホーンシープの親子、キツネ、マーモット、シカ、シマリス、ウサギに会いました。

ムースを見たのは初めて。グリネル氷河近くのグリネル湖畔にいました。ハイキングトレイルから

3mほどの位置で人間の存在に動じることなく、ムシャムシャ草を食んでいました。その音で気付きました。

どちらもメスで角はなく顎鬚があり、顔は馬にそっくり。ムースは日本でヘラジカと呼ばれオスは立派な角が有ります。

【グリネル湖、グレイシャーの植物】

メニ‐グレイシャーからグリネル湖まで朝から半日かけて森のトレイルを歩きました。ジョンフィリップス湖周辺で

赤、黄、青、白、紫の花をつけた高山植物を見ました。美しい声で鳴く黄色い鳥はどこにいるかすぐに判りました。

川に掛けられた木製の簡素な吊り橋は、一人ずつ渡るよう注意表示がありました。歩くとユラユラ揺れスリル満点!

森が深まるにつれ、雪解け水が流れる水たまりや残雪を踏みしめ進みました。

歩き始めて2時間経過した深い森の中にトイレが設置されていました。電気はなく、月と星の形をした明かり窓があります。

アメリカの国立公園の屋外トイレは、飛行機の機内トイレ同様臭いません。

野生動物からダメージを防ぐためドアは必ず閉めるようメッセージがありました。野生動物への配慮は人間の責任です。

青空、緑の木々、残雪の白さが美しく、空気が冷えていました。この日は森の中で殆ど人に会いませんでした。

深い森にいると人恋しさに包まれます。

「写真だけをお撮りください。足跡だけを残してください。」この考え方が米国の国立公園に浸透していることを

グレイシャーでも実感しました。

道路沿いや駐車場、キャンプ場、ロッジ周辺、森のトレイルハイク時もゴミは全くありませんでした。

もちろん湖に、ゴミは浮かんでいませんでした。

日本は煙草の吸殻やティッシュが捨てられていたり、PETボトルやレジ袋が水面に浮かんでいたり。

人々の意識とマナー次第で日本でも野生生物の保護、自然環境保全はさらに推進できると確信しました。

レイクマクドナルド付近でグレイシャーを代表するベアグラス(ユリ科)の花を見ましたクマの多い場所に沢山見られる

ことから名付けられました。葉をマウンテンゴートが、花はエルクやビッグホーンシープが食べに来ます。

【リスク管理、障害者、山火事】

グレイシャー国立公園滞在中は、レンタカーを利用しました。3000m級の山々が連なり、標高が高くてカーブが多い

道でもガードレールは殆ど設置されていません。代わりに石が置いてあるだけ。車を降りて道路の下を覗いたら、

崖になっていて怖かったです。シニアドライバーはゆっくり運転されており、後ろがちょっとした渋滞になっていました。

とはいえ、日本の様にガードレールを敷くのも無粋。アメリカの国立公園は原生自然を保持する政策があり、

自然をありのまま残すことを最優先にしています。リスク管理は個人の責任であることを、ここでも痛感しました。

今回は道のりの半分を運転。万一の事が起こらないよう慎重に運転しました。アメリカはマイルを使用していますが、

カナダは日本と同様Kmですので、レンタカーのスピードメーターには2つの表示がありました。

アメリカの国立公園はどこも増加する入園者の扱いに頭を痛めています。自然保護の観点からこれ以上は不可能と

されているため、ほとんどの国立公園で宿泊施設の増設は予定されていません。

公園内にガソリンスタンドは少なく、中には1つも無い国立公園もあります。増えすぎた車利用を低減し、

大気汚染対策等の環境配慮を推進するため、ヨセミテ国立公園はハイブリッドカー、グランドキャニオン国立公園は

天然ガスを利用した低公害のシャトルバスが無料運行されていました。双方の国立公園で乗りました。

来園者数が多いザイオン国立園は交通対策規制としてビジターセンター大駐車場に車を停め、そこからは

シャトルバスでしか移動できない仕組みになっています。

大渋滞が発生していた頃の写真が、バス乗り場にあるそうです。いつか行ってみたいです。

グレイシャーでは、スイフトカレント湖側で車いすに乗った方が車いすのまま湖に入り、釣りをしている風景に

出会いました。幅の広いトレイルを車イスで家族と散歩したり、アメリカの国立公園はハンディキャップのある人も

気軽に楽しめる様になっています。素敵な仕組みと感心します。

アメリカの国立公園は人的原因による山火事はすぐ消火作業を行いますが、近年、生き生きとした生態系を

維持するのに山火事が不可欠であるとわかった事から、自然発火した山火事は適当と思われる規模までは

消化しないでエコシステムの活力を維持する「 管理燃焼 」という方法をとっています。

Fish Creekに“Thank You, Wildfire”というポスターが、草原前に立てられていました。

その近隣には、山火事で黒く炭化した木々の一帯もありました。

【ロッジ、レンジャープログラム】

グレイシャー国立公園では、公園内にあるロッジに泊まりました。レイクマクドナルドロッジに宿泊した6月14日は、

営業開始100周年を迎えたアニバーサリーの日で、レストランに特別メニューがありました。

6月15日は夜8時から、レイクマクドナルドロッジのオーディトリウムで行われたレンジャープログラムに参加しました。

タイトルは「A Road to Yesterday, Today, Tomorrow」。担当レンジャーはBill。パワーポイントでグレイシャーの歴史、

今年の積雪状況等を約1時間、語ってくださいました。Billはその日が誕生日で、みんなで祝福しました。

滞在中にGoing to the Sun Road(GTTS)は開通予定でしたが、残念ながら今年はローガンパス近辺に大量の

積雪があり、すべての道路を走ることはできませんでした。近年で一番遅い開通日は、7月13日とのこと。

19日夜8時からスイフトカレントで参加したレンジャープログラムは「Moose」。ムースは針葉樹と落葉樹の

混合樹林に生息し、夏は単独または数頭の群れで生活しますが、冬になると10頭前後の群れを形成するとのこと。

草食性で木の葉や樹皮、地面に落ちた種実類、水草等を食べ、水場を好み、夏はよく水場に来て水中の水草を

食べたり泳いで体に付いた寄生虫を落としたりします。ムースはインディアンの言葉で「木を食べるもの」。

一年中樹木を好んで食べ、泳ぎは上手いとのこと。今度は泳いでいる所を見てみたいです。

レンジャーは写真やムースのぬいぐるみを使いながら話して下さいました。参加者は巧みな話術に魅了されました。

国立公園内のロッジは国民が平等に利用できることが原則となっているため、料金は一部の富裕層だけしか

利用できない高い設定ではなく、より多くの人が利用できるよう配慮されています。

とはいえ、夏のシーズン中の宿泊料は少し高めでした。

【カナダ、ウオータートンレイクス国立公園】

国境を越え、カナダに広がるウオータートンレイクス国立公園にも足を伸ばしました。

出入国時に検問所でパスポートを見せ、1dayトリップであることを伝えました。

ウオータートンレイクス国立公園の入園料は1人$7.80。クレジットカードで支払いました。1日間有効。

翌日午後4時までに公園を出る必要があります。レシートは車のフロントグラスに貼るよう、エントランスの

若い女性レンジャーが教えてくれました。

ビジターセンターは小じんまりしており、公園全体が英語とフランス語標記でした。ここ数日の雨で湖の水が

増水して溢れ、道路や家などが浸水していました。雪解け水が滝となって流れ落ちる飛沫は、迫力がありました。

キャメロンレイクには雪と氷の塊が水面に浮かんでおり、冬景色が広がっていました。湖の水は大変冷たかったです。

カナダからの復路は天気が回復し、空が晴れました。斧の形をしたチーフマウンテンが、とても綺麗に見えました。

Chief Mountain International Highwayは通る車も少なく、カナダへの往復の殆どを運転しました。

途中でキツネとビックホーンシープを見かけました。

【その他の環境配慮、海のエコラベル】

グレイシャーでも海のエコラベル付料理を食べる事ができました。グレイシャーパークロッジのレストランで

サーモンサラダを、セントメリーロッジのレストランで、サーモンサンドイッチを食べました。

2つのロッジは国立公園の外に立地します。MSC認証の海のエコラベルをメニューに載せており、感心しました。

ロッジのドアノブに、タオルの過度な使用を控えるようヤマヤギの数を例えにしたクイズが掛っていました。

 QUIZ!Is Glacier National Park home to more mountain goats or more guest towels?

 AnswerTowels.

We stock over 4,500 guest towels, while about 1,700 to 2,300 mountain goats live in the park.

At least we don't have to wash the goats.

紙製容器のシャンプーやコンディショナー、ロッジの紙製リサイクルボックス、売店で販売されていたエコバック、

クマ配慮で水は汲むのみで食器洗いを禁止している水道、トイレの節水レバーなど様々な環境配慮を見かけました。

ジェネラスストアでコーヒーを買うと$1.75。リフィルは$1.02。うれしいごみ削減の仕組みで、何度か利用しました。

一方、昨年、ユネスコ世界遺産に登録され、7月1日に山開きを迎えた富士山は、様々な課題を抱えています。

「浮かぶ課題(2)登山者急増 適正数と現実に悩む」

子どもたちが小学生の頃、友人家族と富士山に登りました。その時、山小屋の窮屈さや登山道の狭さ、渋滞、ごみ、

トイレの問題等を痛感しました。

米国は100年も前から自然を守り、ありのままの自然を最優先に考え国立公園を運営しています。

国立公園運営の概念と方法に学ぶ事が多々あります。国立公園を支援する国立公園保護協会は、

『アメリカの国立公園はアメリカの遺産を代表するものであり、未来に残していくべきものである。』と述べています。

2016年に迎える国立公園局創設100周年に向け、現在様々なプロジェクトが進行中です。

.アメリカ合衆国の2015年度予算教書(会計年度:2014年10月~2015年9月)を見ると、今後の政策に

21世紀型インフラ構築が掲げられており国立公園100周年イニシアティブ(National Park Centennial Initiative)設立が

明記されています。他国のことながら、どんな展開が進められるのか興味が尽きません。

(公益社団法人)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)第4回総会が学士会館で開かれました。

(2014年6月9日)

この日に、消費生活研究第16巻1号が発行されました。

「アメリカの生物多様性と国立公園運営-その魅力と課題」と題した消費生活論文が掲載されました。

総会を経て、消費生活研究所主任研究員 に任命されました。

★ 日経新聞社編集局企業報道部からの依頼で、発売前の新商品3点のハミガキ剤について商品比較を担当しました。

2014年5月21日(水)日経新聞:朝刊に、「新製品バトル、ハミガキ剤」の記事が掲載されました。

【新製品の最近の動向とポイント】

 ・お口のケア意識の高まりと共に、オーラルケアの行動は変化し、95%以上の人が1日1回以上歯磨きをするようになった。

 ・永久歯にむし歯がある人の割合は85%(1987年)から91%(2011年)と高くなっている。

 ・以前に比べて歯磨きでの歯垢除去が、より困難な環境になっている。その理由は、

 ① “歯と歯の間”や“歯と歯ぐきの境目”といったすき間が増加している。

 ② 残っている歯における処置歯構成の増加。処置歯には治療部分と本来の歯との残差など健全歯には 無い隙間がある。

上記①、②の歯のすき間には歯磨き後も歯垢が残りやすく、むし歯や歯肉炎の主な原因になっている。

予防歯科で大切なセルフケアポイントは、フッ素を口の中に残す、歯垢を残さず落とす、細菌の繁殖をおさえるの3点。

毎日の歯磨きでフッ素配合歯磨きの使用が有効ですが、歯磨き後のすすぎや唾液により口の中のフッ素は徐々に減少します。

磨き残しのより少ない歯磨きが大切と学びました。

このコーナーでは、登山用腕時計、高倍率デジカメ、電気自動車、ロボット掃除機、家庭用ビデオカメラ、

マッサージチェア、日焼け止めなどの商品比較がこれまでに展開されています。

各メーカーの商品開発に対する工夫と努力、訴求点を資料から読み取ることができ、興味深い視点を得られました。


★ 米国:テネシー州にあるグレートスモーキーマウンテンズ国立公園に行きました。(2014年5月17~18日)

ケンタッキーから車で約5時間。全米で一番来場者が多い国立公園です。アメリカの国立公園は殆どが有料ですが、

この国立公園は無料でした。新緑と、はるか彼方まで広がる山並みが美しかったです。

ビジターセンター(Sugarlands Visitor Center)で地図や新聞を受け取った際、パークレンジャーから

Cades Cove方面で野生動物に会えると教えて頂きました。ブラックベアの親子、シカ、ワイルドターキーを見ました。

複数の車が道路脇に停まり、双眼鏡で何かを見ていたら、野生動物がいる証拠です。

ビジターセンターは情報が充実しており、その日のアクティビティを知る事ができプランを立て易い仕組みでました。

売店では、この地域の自然や動植物に関する本やお土産などが売っていました。

5頭以上のシカがいた森の近くで、ピンクのベストを着て警備にあたっていた女性レンジャーは、国立公園の写真入り

ハイブリッドカーに乗っていました。アメリカらしくて素敵でした。

公園で最も高いクリングマンズ・ドーム (標高2,025 m)に登りました。歩いたのは僅か0.5マイル(約800m)ですが

空気が薄いこともあり、結構しんどかったです。国立公園の名前のとおり、辺り一面霧につつまれていて、

頂上から遠くを見ることはできませんでした。ここに、クマの写真入りで寄付を募るBoxが設置されていました。

木洩れ日の森の小道、水飛沫を上げて流れ落ちる滝、木製ガードレール、「エルク横断注意」、急傾斜のため

「自転車を降りて歩きましょう」と呼びかける道路標識、ジュニアレンジャー募集(Become A Junior Ranger)

ポスターなどが印象に残りました。

グレートスモーキー山脈は紅葉も美しいそうです。秋にもう一度行ってみたいです。



★ 米国ケンタッキーの友人宅で開かれたガレージセールに参加し、不用品を売りました。(2014年5月15日、16日)

使われることなく眠っていた花瓶や食器、カバン、ハンドクリーム、バスケット、本などが売れました。

個人が行政に頼らず、「ごみを減らす3R」などと大上段に構えることなく、能動的に物を処分することができました。

非常に簡単な仕組みで、楽しくイベント感覚で要らない物を処分でき、ガレージセールの良さを実感しました。

アメリカ人のお客さんは「半額にならない?」と値引き交渉をされる方も。ガレージセールでの値引き交渉はOKです。

一方、日本人のお客様は全員、値札通りの金額をお支払いくださいました。

この2日間は気温がぐっと下がり、5月とは思えないほど寒く、売りに出していたダッフルコートを羽織りました。

売れ残った服は終了後ダンボール箱に詰め、友人の娘さんが通うRyle high schoolに寄付しました。

捨ててしまったら「ごみ」ですが、他の人に譲ったら「使える物」になります。

いらない物を資源として活かせる手段は、まだまだあると思いました。



★ 愛知環境カウンセラー協会会報誌(第65号)に、「アメリカの生物多様性と国立公園-その魅力と課題」が

掲載されました。(2014年5月)

世界で初めて国立公園制度を取り入れたアメリカは、有料制を導入し世界最高水準の自然保護システムを確立しています。

大自然はアメリカの財産と考え、自然保護のため立入禁止にするのではなく、自然を保護しながら訪問者が

その地特有の自然を楽しめます。

反面、ホワイトサンズ国定公園のすぐ側に空軍基地やミサイル射撃場が隣接し、ハンティング用にアフリカから

外来種のオリックスを輸入し不自然に激増しています。自然保護の有り方について考えました。


★ 中部電力(株)の家庭向け電気料金は、平均3.77%が5月1日から値上げされることが決まりました。(2014年4月)

月300kW時の電力を使う標準的な家庭では、電気料金が値上げ前と比べ、月165円増の月8020円程度となり、

約2.1%の負担増となると試算されています。企業向け値上げは7.21%。4月1日にさかのぼって引き上げられます。

中部電力(株)のHPで2014年4月1日から、家庭向け会員webサービスとして「Club KatEne(クラブ カテエネ」という

新コーナーが始まりました。登録すれば、当月の電気料金や太陽光発電の売電料金とその内訳がチェックできます。

4月分は、ポストに投函されていた「電気ご使用量のお知らせ」とwebの双方で確認しました。

「Club KatEne」では、過去の使用量や電気料金がチェックできます。実績データを可視化しグラフで示してくれます。

数値はダウンロードできます。電気を賢く使うための我が家のレポート「Club KatEne通信」がイラスト付きで見られ、

電気使用実績を昨年と比較して、省エネアドバイスが受けられます。暮らしを楽しく・得する情報とクイズもあります。

省エネはエネルギーの見える化から。米国にいても自分の家の電気使用量の内訳や過去実績まで判り、便利です。

「Club KatEne」のwebを見て電気と暮らしの関係、エネルギーのダイエットにさらに興味が増しました。

新しい展開はワクワクします。


★ 2011年3月11日に発生した東日本大震災から 3 年。福島県に行きました。(2014年4月19~20日)

福島駅前から東北アクセス(株)のバスに乗り、 飯館村、南相馬市役所前などを経由して、南相馬市原ノ町へ。

所要約2時間、75 ㎞。桜が満開でした。除染作業で出た物を詰めた黒い大きな袋が、林に並んでいました。

ブルーシートで覆われた様子も目にしました。除染が済んだ所は、不自然に真っ平らです。

近くに飯舘村立臼石小学校がありました。飯館村は全村避難が続いています。

カーテンで閉ざされた家、シャッターが降ろされ屋根が一部損壊している店舗、様々な形の仮設住宅、新しいお墓、

太陽光発電ソーラーパネルなどを見かけました。

2011年10月27~28日に福島県で開かれた第2回環境カウンセラー全国交流会に出席した際は、

飯館村を経由し南相馬市を視察しました。当時は原発20km圏内が警戒区域として厳重に立入制限されていました。

赤色灯が点滅するバリケードの向こうに町は見えますが、幹線国道は封鎖されており、人の姿はありませんでした。

警察官が屹立する物々しい雰囲気は、国境線を連想しました。

今回、そのバリケードから原発20km圏内に入ることができました。南相馬市観光ボランティアガイドの方の案内で、

原発から20km圏内にある小高地区を視察しました。津波の爪痕で荒野と化した大地と民家が、そのまま残り、

折れ曲がったガードレールは、錆で真っ赤になっていました。

この地域は、まだ住むことが許されていません。夜8時までに20km圏外に退避しなければなりません。

津波で流された家は、2階のみが取り残されていました。つい最近、家主が判明したそうです。

朽ち果てた下浦公会堂の横に、太陽光を利用した放射線モニタリングポストがありました。この時の数値は、0.175μSv/h。

後処理作業をされている方がおり廃家電が一カ所に集められていました。作業員宿舎は原発20km圏外にあります。

復興、除染作業員が増え、地元住民に支払われた原発補償金の影響で、最近はパチンコ屋が増えているそうです。

米作りは許されていません。津波による海水の塩害で、たとえ土を入れ替え、真水で洗い流したとしても、

あと10年は米や野菜を作ることはできないとのこと。

原発20km圏外は様々な重機で除染作業、復興工事が継続中。海岸近くに多数のテロラポットが整然と並んでいました。

荒れ地が広がる向こうに、東北電力の火力発電所の煙突が見えました。この地に電気を送り続けています。

福島県南相馬「道の駅」の隣にも、仮設住宅が点在していました。放射能の影響で外で遊べない子どもたちのために

屋内式の「わんぱくキッズ広場」がありました。

復興再生事業相双~苦難を越え“環境・生活”への創造『にじをつなぐ~友・有・悠PARTⅡ』が 南相馬「道の駅」で

開催されました。福島環境カウンセラー協会を支援し、運営を手伝いました。山陰に雪が残り、道の駅でストーブが

炊かれていました。「道の駅」の駐車場に沢山の鯉のぼりが挙げられ、冬と春が混在していました。

法螺貝演奏による黙祷から始まりました。地域伝統文化である法螺貝の音色が会場全体に静かに響き渡りました。

民俗芸能や風力発電工作、園芸教室、野点、楽器演奏、手作り物品販売、ハンドマッサージ、郷土料理の試食など、

大勢の人で賑わいました。「道の駅」で山芋や椎茸、果物、卵、餅など様々な食品が販売されていました。

ミニ食堂を兼ねた調理室は地元の人たちで大賑わい。久しぶりに会えた嬉しさから、どの人も笑顔が溢れていました。

仮設住宅から車で40分かけて故郷のイベントに参加された老夫婦。立ち入り禁止区域のため、避難生活を

続けている富岡町出身の野点の先生は、「自分の家には一生戻れないでしょう。」と話して下さいました。

福島のみなさんが抱えていらっしゃる様々な問題の一端を、共に感じることができました。

福島県民の多くは福島民報を購読しています。4月20日1面トップは「絶望-追い込まれた命、大地汚染され死選ぶ」。

南相馬市中心部のJR東日本常磐線原ノ町駅は、震災後の2011年12月21日に原ノ町駅 - 相馬駅間で運転を再開しました。

駅近くのマクドナルドに24時OPENの看板はありましたが、営業していませんでした。お客さんが減少し、

バイト店員確保も難しい様です。

マック”が東電を提訴 原発事故で閉店賠償請求】

「東京電力福島第1原発事故で、フランチャイズ契約している3店舗が閉店し、収入が喪失したとして、

日本マクドナルドなどは5月19日までに東電に逸失利益など約7000万円の損害賠償を求める訴訟を福島地裁に起こした。

同社は富岡町、浪江町、南相馬市原町区の3店舗とフランチャイズ契約し、売り上げの一定割合の収入を得ていた。

しかし、原発事故直後にいずれも閉店し、再開のめどが立っておらず、得られるはずの収入を失ったとしている。

同社は提訴前、東電に賠償を求めたが、東電は「原発事故による直接被害者は各店舗で、マクドナルドと原発事故との間に

相当因果関係が認められない」と請求を認めなかった。同社は「店舗開設時に多額の投資をしており投資はロイヤルティーで

回収されるためマクドナルドは直接被害者」と主張している。」 (2014年5月20日 福島民友ニュースより一部抜粋)

福島第一原発の問題がすべて片付くまでには、この先、まだ長い道のりが続きます。「東北のこと」と区切るのではなく、

日本全体で支えていかなければならないと思いました。


★ SKYPEを活用して行われたNACS消費生活研究所の座談会に参加しました。(2014年4月12日)

日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の事務所に集まった5名の研究員と、熊本市、豊田市から各1名が加わり

合計7名で実施しました。座談会の様子は、6月に発行される消費生活研究論文第16巻に掲載されました。

今年度の論文テーマ、消費者教育、消費生活研究論文誌などについて議論を交わしました。

自分の論文に書き加えなければならない要点に、改めて気づくことができました。

SKYPEは4年前から、米国、東京、豊田に住む家族の連絡手段として使っています。SKYPEを利用している者同士は、

無料で話すことができます。Lineの普及同様、電話の存在は、今後大きく変わっていくと思います。

通信技術の更なる展開に期待します。


★ 豊田商工会議所で開かれたエコアクション21の判定委員会に出ました。(2014年4月11日)

名古屋市、尾張旭市、岡崎市、刈谷市、西尾市、豊田市内の企業など、新規登録判定案件は1社、

更新判定案件は4社、中間報告事項は6社ありました。

エコアクション21のCo2排出係数は、京都メカニズムクレジット反映前の数値が使用されています。

当地は中部電力のCo2排出係数を用いています。新しく登録される案件は2011年度のCo2排出係数 0.518 kg-CO2/kWhを、

更新案件は2009年のCo2排出係数 0.474 kg-CO2/kWhを用いています。

アメリカでは西暦しか使いませんので、環境実績や環境目標、環境活動計画が平成で記載されている箇所は、

頭の中で西暦に置き換えて考えました。

エコアクション21登録企業は、環境取組結果を環境活動レポートにまとめ、冊子やwebなどで公表しています。

環境活動レポートを事務所に備え付けており、一般の閲覧が可能となっています。

行政や企業の入札、環境優良企業としてエコアクション21の登録を必須条件としているプロジェクトや事業があります。

エコアクション21の登録・維持には経費と手間がかかります。環境配慮社会に向け地道に実績を積み上げ、

頑張られている中小企業さんを応援していきたいと思います。


★ アイシン精機(株)及びアイシングループ6社が実施しているアイシン環境学習プログラムが、経済産業省主催

第4回キャリア教育アワード地域企業協働の部で最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞されました。(2014年2月)

この事業は、子どもたちが命の大切さを学び、相手の立場に立って考える力を身につける青少年育成を目的に、

教育支援活動として特定非営利活動法人アスクネットと協働で2006年にスタートしました。

森・水辺・くらし・産業など学校の授業計画に合わせたテーマで教室で学ぶ座学と、現場で感じる体験をセットで行い

環境保護活動、学習発表会など一連の環境教育プログラムを半年近くにわたって行います。

.暮らしで感じる環境学習として、「エコパーティへようこそ」、「エコライフをすごろくで体験」の授業と、

生きもの立場になって考える「アイシンパシー」の授業を担当しています。

年度末に地域の方々を学校に招き児童がエコ宣言します。学校毎に学習成果をまとめたパンフレットも作成されます。

これまでに延べ150校13,000人を超える児童が、アイシン環境学習プルグラムを受講しました。

この事業に、企画段階から関わりました。キックオフミーティングは、名古屋大学のキャンパスに完成したばかりの

環境総合館で行われました。名古屋大学大学院環境学研究科の高野准教授、アイシン精機(株)の若手ご担当者、

NPO法人アスクネット代表の毛受さんと私の4名が、高野先生の部屋に集まりました。

以降アイシン高丘株式会社、アイシン化工株式会社、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、アイシン・エーアイ株式会社、

株式会社アドヴィックスなどグループ企業が次々参画されました。支援小学校と地域エリアの拡大、環境学習講師、

コーディネートスタッフなどが増え、事業は大きく成長していきました。今回の受賞をうれしく思います。


★ 米国ケンタッキー州ブーン郡公共事業局リサイクルセンターで開かれたオープンハウスに参加しました。(2014年3月22日)

代表者の挨拶と、2014年度のイベントの始まりを告げるテープカットから始まりました。

アメリカのリサイクルボックスは、紙は別ですが、缶、ビン、プラスチックは一緒に入れてもOKです。集められた資源は、

ゆっくり流れるベルトコンベアに乗せられ、スチール缶、アルミ缶、透明ペットボトル、カラープラスチックボトル、

牛乳ボトル、ガラスの5つに分別されます。仕訳作業は手動です。きれいに分別されており、感心しました。

驚いたのは、天井が高く広いリサイクルセンターの中が暖房されていた事。日本ではありえないと思いました。

プラスチック、段ボール、アルミ&スチールの大型圧縮機がありました。資源毎に圧縮されたサイコロ状キュービックは

手動でラッピングされます。建屋の外には、冷蔵庫や電子レンジなどの家電もありました。

ボーイスカウトの子どもたちが参加していました。リーダーが熱心にリサイクルの必要性を話していました。

リサイクル工作コーナーも人気がありました。資源ごとに生まれ変わるリサイクルの流れや、7種類あるプラスチックの

リサイクルマークなどは、パネルで紹介されていました。

日本のリサイクルセンターは特有の臭いがしますが、このリサイクルセンターは、臭いは全く感じませんでした。

湿度の高い日本と、空気が乾燥しているアメリカの違いかもしれません。

リサイクルマークを模した緑色の輪ゴム、廃油処理する漏斗、リデュース、リユース、リサイクルのメッセージが入った

鉛筆やドリンクホルダーなどのグッズ、Tシャツ、環境教材パンフレットなどは自由に持ち帰ることができました。

最後に、青いクリームがのったケーキをみんなで食べました。

.日本のアルミ缶リサイクル率は94.7%(2012年度)、アメリカは65.1%(2011年)。トップはドイツの96%(2011年)。

日本のスチール缶リサイクル率は90.8%(2012年度)、段ボール98.4%(2012年度)、ペットボトル85.0%(2012年度)、

ガラスビン68.1%(2012年度)。アメリカのリサイクル率が意外と高く、感心しました。

担当の女性スタッフは、自分の仕事に誇りを持っていらっしゃいました。

私たちはどの国に住んでいてもゴミを減らす取組が、持続可能な社会につながります。再生紙や再生素材から

作られたリサイクルの仕組みが整っている製品を、消費者が積極的に購入することも大切な取組となります。


★ 中部電力(株)定期刊行広報誌「KORYU(交流)」、SPRING № 91が発行されました。(2014年3月)

わが家の電気の健康診断 / 家庭の電気 イロハニホヘト の監修を担当しています。

テーマは 「知っておきたいLED電球の基礎知識」。白熱電球や蛍光灯など従来型電球の明るさを示す単位は

「ワット」でしたが、LED電球の単位は「ルーメン」です。

LED電球の光の広がり方には、全方向タイプと下方向タイプがあります。暖かみがある落ち着いた色の電球色、

イキイキした自然な色の昼白色、爽やかな光の昼光色など空間の雰囲気や用途に合った光の色を選ぶ事が大切です。

人は明るい所は作業性が上がり知的になります。暗い所は寛ぐことができ、その中間は人と対話するのに相応しいと

言われています。LED電球は明るさを調整する調光機能をもつ製品もあり、生活シーンに合わせて調光すれば節電できます。

蛍光灯は点灯してから100%の明るさになるまでに時間がかりますが、LED電球は点灯と同時に最大光度に達します。

白熱電球や蛍光灯は点灯、消灯の回数が増えるほど寿命が短くなりますが、LED電球はスイッチのオン・オフに強く

点滅により短寿命となりません。

紫外線をカットしてあるので虫が寄りにくく、熱を出さないため部屋を温めない特徴もあります。

KORYUのキーワードは「くらしと、ともに」。日々の生活を明るく、大切に過ごしていけるよう、食やライフデザイン、

インテリア、環境、エネルギー、地域などをテーマに、電気や暮らしにまつわる情報が掲載されています。

全ページカラーA4判、年4回発行されています。


★ (財)経済広報センター 『フォーラム・エネルギーを考える』のHPに

アメリカから見た日本のエネルギーセキュリティ のエッセイが掲載されました。 (2014年3月)

『フォーラム・エネルギーを考える』 は、社会の健全な発展(経済)と地球の未来(環境)の両立に向けて、

暮らしに欠かせないエネルギーを中心課題にしています。

知識とアイデアを共有し多様な個性を生かして、生活者の視点から考え判断できるよう、エネルギーについて考え、

話し合う活動や情報を発信しています。