北陸ブロック

2021/6/19

都市環境デザイン会議 in 福井・北陸フォーラム「庭園から景観へ」

~日本庭園から都市・田園・国土のデザインへ~


進士五十八氏から「美し国(うましくに)・日本をめざそう!」~日本庭園から都市・田園・国土のデザイン~と題して基調講演が行われ、風景論や風景デザイン論、景観づくりへの手順と方法、日本庭園の特質などについてお話されました。風景デザイン論では進土氏が発想から計画、監修された「ガーデンアイランド下蒲刈」を例にあげ、地域らしさのある風景のつくり方をお話され、日本庭園の特質では「囲繞、縮景、借景、樹藝、然び」の4原理について事例を交えながら詳しくお話頂きました。

引き続きのパネルディスカッションでは、金沢美術工芸大学教授の鍔隆弘氏がコーディネーターを務められ、新潟:上山寛氏、富山:柳原恭順氏、石川:島由治氏、福井:土井直紀氏がパネラーとして登壇され、本フォーラムのテーマ「庭園から景観へ」について各県の事例を紹介いただき議論が交わされました。

フォーラムの後では土井氏が作庭に関わった庭園の見学会と茶席が設けられて、久しぶりに顔を合わせたメンバーの笑顔にあふれていました。