関西ブロック

2021/6/12

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COVID-19による

都市生活の変化

―海外事例から考える―

2021年第5回都市環境デザインセミナー


COVID-19は現代社会に大きな影響を与え、人類は対応を強いられています。その方針や具体的な方法は地域によって様々で、時間と共に変化もしているようですが、これをきっかけとして、都市や生活に何らかの変化が起き定着すると思われます。しかし、それがどのようなものになるのか不明です。

私たち(JUDI公募型プロジェクト「COVID-19禍に関する都市環境デザイン的観点からの考察」グループ)は、2020年4月ごろから都市や生活の変化を観察し、感染収束後のことを議論してきました。その間、例えば海外の感染状況を数値やそれを象徴するような映像で知ることはあっても、ロックダウンされた都市での生活の状況や、政策に対する市民の受け止め方といった物語的な情報に触れる機会はあまりありませんでした。しかし、世界的な感染拡大から1年以上経過した現在、生活や行動を振り返り、定性的な情報も把握しておくことが、定量データの意味を読み解く上でも、今後の都市や生活を考える上でも、重要ではないかと考えます。

そこでこの国際セミナーでは、状況の異なる日台伊米を事例にCOVID-19により都市や生活に何が起き、何が起きようとしているのかを報告し、比較・議論することで、これからの都市環境デザインの手がかりを探りたいと思います。


プロジェクトリーダー 石原 凌河

講師

石原 凌河(いしはらりょうが);プロジェクトリーダー、龍谷大学政策学部准教授

若本 和仁(わかもとかずひと);プロジェクトメンバー、大阪大学大学院工学研究科准教授

井口 勝文(いのくちよしふみ);INOPLΛS都市建築デザイン研究所、元京都造形芸術大学教授

イタリアの永住権を持ち、COVID-19下での日本とイタリアの暮らしを経験。

蘇 睿弼(Jui-pi Su);東海大学(台湾)助教授

東京大学建築学専攻博士号、丹下健三都市建築研究所で台中の干城開発計画に参加した。

2012年から台中旧市街の再生で活躍し、中城再生文化協会の理事長を務める。

COVID-19下での台湾の暮らしを経験。

式 王美子(しききみこ);立命館大学政策科学部准教授

サバティカル及び研究プロジェクトで2019年9月〜UCLAに客員研究員として渡米。

COVID-19下でのアメリカの暮らしを経験。