人を動かす文章術
メンタリズムの文章術
メンタリズムの文章術
人は、自分の欲求と関連したことが書いてあると、文章を読みたくなります。
読み手の心の中に、どのような欲求があるのかを考えることが大切です。
そのためにも、読み手の心に寄り添って、理解してあげることが大切になります。
読み手を観察して、欲求に刺さる言葉を文中に埋め込む。
7つすべてを揃える必要はありません。
興味
本音と建て前
悩み
損得
「みんなと一緒」
「認められたい」
「あなただけの」
人は、退屈を嫌い、夢中になれることには時間を忘れる。興味に触れれば、勝手に行動してくれる。
対象の人物が直接分かる場合には、SNSで探る。
直接分からなくても、友人を知っていれば友人を調べる。例、友人の興味を調べる。
同じ業界の人の興味を探る
地域や出身地から興味を探る
=>FB, 趣味、雑誌、最近のトピック、関心事は何かを探る!
本音と建て前は、理想と現実のはざまで揺れる感情。本音を見抜き、本音を認めてあげると信頼されるようになる。
建前に触れて、共感してから本音に入っていく。本音と建前の悩みを理解していることを示す。
本音と建て前のギャップに欲望のエネルギーがつまっている。行動したくなるスイッチを押す!
「普通のひとだったら・・・」「・・・だって人間ですから」
人は、悩みやコンプレックスを解消したいと思っている。悩みが解決できると分かれば、必ず行動する。
健康:ダイエット、外見、病気、加齢
夢:将来の願望、理想の仕事や出世、キャリア
人間関係:会社、結婚、恋人
お金
人は、得よりも損を重く感じる。「損しませんよ」と安心させれば、行動させやすくなる。
返品期間は長いほど、返品率が下がる。
デメリットを書くことで信用を得る。ネガティブの後にそれを上回るポジティブなメリット!
日本人には、「みんなと一緒!」は効くキーワードです。
人は、所属しているカテゴリーから外れることを回避したがる。また、自分と共通点を持つ人に、強く影響される。
「自分だけ乗り遅れる!」「○○%の人が、すでに使ってます!」という恐怖を煽る。
読み手が所属したいカテゴリーと現在所属しているカテゴリーにつなげて訴求する!
承認欲求を満たされたい。認めてもらいたい。プライドをくすぐれば、前のめりで読んでくれる。
「こんなの初めてです」「生まれて初めて」「すごいですね」「変わりました」「見直したよ」
人は、持っているものがなくなりそうになると激しく渇望する。また、自分だけ特別扱いされたがっている。希少性、特別感
「あなただけの」「誰にも言わないでください」「ここだけの話」
商品の例では、限定販売、在庫僅少、本日限り、会員限定セールなどがあります。
あったものが規制、制限されると、欲しくなる
持っていたものがなくなると、欲しくなる。
こうやってみると、カーネギー時代から大きくは変わってないですね。
①批判も非難もしない。苦情も言わない。
②率直で、誠実な評価を与える。
③強い欲求を起こさせる。
商談や職場の人間関係にお悩みの方へ
商談も人間関係も、原因は話が聞けないことです!
相手の気持ちを理解できていないから失敗するのです!
「共感を呼ぶ傾聴術」は、商談と職場の人間関係に的を絞った講座なので、直ぐにビジネスの現場で役に立ちます。
商談も職場の人間関係も、直ぐに変えられます!
特に、商談のノウハウについて、ここまで触れる傾聴講座はないと思いますので、商談がうまくいかない方は是非ご受講ください。
人は、第一印象の影響から離れられない。
書き出しは、好印象に見せるため、感情の共通の体験をポジティブかつ詳しく書く。
「同じ意味の言葉」と感情を繰り返す。しかし、同じ言葉を3回以上使うのはNG。表現を変えて、10回以上繰り返すこと!
感情の表現は、5W1Hを参考に。
Who: 誰が、誰の行動が、うれしかったのか?
What: 何が嬉しかったのか?
When: いつ、うれしかったのか?
Where: どこが、うれしかったのか?
Why: なぜ、うれしかったのか?
How: どのように、うれしかったのか?
会話を文章化する。
自分がこう言ったら、相手はこう反応するだろうなと想像すること。読み手の疑問や反応を取り込んで書くこと。
会話をするように一人二役で書く。それをまとめれば、簡単に心を動かす文章が書ける。
読み手の心を意図的に不安にさせた後、ぐっと持ち上げる。
一度落とすことで、感情の起伏が大きくなり感動が高まる。
文章で一番読まれるのはPS(追伸)。
やりかけの課題、映画やドラマの予告編など、人は未完の情報ほど忘れられない。