世界的なベストセラー「7つの習慣」は若い時に読んで、かなり影響を受けました。「なんとなく毎日が過ぎていく、これでいいのだろうか・・」と思うことがある方には、何かしらの変化が起きると思います。
3分で読めるくらいに、ぎゅっと凝縮しましたので、是非最後までご覧ください。あなたの背中を押してくれる良書です!
この本をメチャクチャ簡単に言うと「りっぱな人間になるための7つの習慣」です。
あなたが社長、部長など人の上に立つ立場ですと、あなたの事を多くの方が見ています。人格が求められます。
「俺って、ついつい部下にきつくあたっちゃうんだよ」
「うちの部下たちは、どいつもこいつも、使い物にならないんだ」
という状態なら、是非一度この本を手に取ってみてください。
もし、きつい上司の下で毎日大変な方にとっては、自分自身を見直して、あなたが今すべきことに気づかせてくれます。
私は、30歳くらいの時には一社員でしたが、七つの習慣を読んでからは、パラダイム(ものの見方、色々な価値観)の多様性、自分を鍛えるということが、すごく腑に落ちて、それからの日々の行動、意識が少しずつ変化しました。なかなかこういう本はないと思います。
ただこの本を真剣に読むと長いし、ワークが多いので疲れます(反省)。
全部本の通りにやろうと思わずに、気になった点だけをチェックする、くらいの軽い気持ちで、先ずは全体をさらりと読んで、気になったところを読み返す方法をお勧めします。
以下、ものすごーく簡単にまとめますが、良い部分も抜け落ちています。気になった方は是非自分で本を読んでみてください。
一生に一度は必ず読んだ方が良いと思います。
何かひどいことが起きた時に、どのようにそれに反応するのか?事故にあって大けがをした。
「とんでもない不幸だ。しかも相手は怪我せずに俺だけ入院だなんて。許せない!」
と、毎日文句ばかり言っている悲劇の人になります。
しかし、人間は出来事(刺激)に対する反応の間に、選択の自由を持っている。
「あー、死ななくて良かった。会社休んでゆっくり本が読めて良かった。」
と反応することもあなたの自由な意思であり主体性です。さらにそのあと分かったことで
「ぶつかってきた車には小さな赤ちゃんが乗っていて、年寄りの両親も介護している母親だって。赤ちゃんも母親も無事で良かったね」
なんて話をすることになるかも知れません。
このように何かに対する反応、受け取り方は主体的にすることによって、幸せにも不幸にもなるというようなことです。
自分の葬式をイメージしてください。
自分が死んだときに、どのように言われたいか。「素晴らしい人を失った。。」を言われるように、ゴールを思い描いて、今を生きましょう。
ビジネスマンならどこかで学んだことのある「緊急度は低いが、重要なことから手を付ける」という内容です。自己管理の原則です!
社長さんですと、
自分が絶対にやらなきゃいけないところと部下に任せてよい仕事をしっかりと分ける
ということです。
任せる時には部下を信用してごちゃごちゃ言わない。ただし事前にしっかりと
「望む結果」をしっかりと話し合う
「ガイドライン」制限事項や取決めがあれば事前に伝える
「使える資源」部下に渡せる人モノ金を明確にする
「評価基準」明確にして、それにそって報告させる
ということがポイントです。
あまりにも有名な考え方ですね。双方が勝つということです。
人生は競争の場ではなく協力の場
ということです。
社長さんともなれば、Win-Winばっかり無理だよと思うかも知れません。その時には、No dealです。
先方に不満を持ちながらビジネスを続けるよりも、時には、今回はその条件では取引できません(No deal)とした方が、本当意味での信頼関係が築けるでしょう。
だって、「ここが最安値です」って言っておいて、相手が粘ってきたら値引きすると、相手は「なんだちょっとかましてたな」となり、信頼関係は悪くなるのです。
相手を思いやりWin-Winでビジネスを進める人格者が、ここでの理想です。
Win-Winのために、自分の主張の前に、相手を理解することです。
ここで、明日から使える大事なこと
レベル1:相手の話を繰り返す
レベル2:相手の話を自分の言葉に置き換える
レベル3:相手の感情を反映する
レベル4:相手の話の内容を自分の言葉で置き換えつつ感情も反映させる。
慣れるにしたがってレベルを上げてください。また、会話の流れによって、レベル1から4を使い分けてください。(全部レベル4では会話が進まない。。)
最初は、相手の話した内容、キーワードをそのまま繰り返す。「X社がもう買わない、って言ったのか」
レベル2では「X社は取引を辞めたいということか?」と自分が解釈した言葉に言い換え、部下の発した言葉を理解して発言。
レベル3では、部下が「あんな会社との取引、もう辞めちゃいましょう」と言った感情を捉えて「ちょっと今日はイラついてるね」と気持ちを理解してあげる。これにより共感されていることを感じさせる。
レベル4では、部下の気持ちを理解したうえで、報告している事実関係も理解するレベルです。ここまでくれば、「うちの社長は、俺の気持ちも分かって親身に話を聞いてくれるから、何でも話しやすいよ」ってなるはずです。きっと。
これを部下にも、得意先にも、そして奥さんにも出来れば、あなたはまさに人格者!
「一対一で相手の目を通して人生を見つめる」ことも勧めています。奥さんと二人で飲みに行ってはどうでしょう?
1+1=3にするように相乗効果を発揮するということは誰でも理解していることです。
大事なことは「お互いが違いを受けいれ尊重しあっている」という点です。
全く同じ考えなら「1+1=2」にしかなりません。
自立した異なる価値観を理解するからこそ、シナジーとして1+1以上の効果が得られるのです。
「おー、○○君、そう考えるか。俺とは全く違うけど、もっとよく聞かせてくれないかな」
という態度です。世代の異なる部下の価値観を共感して理解して、尊重する先に相乗効果が得られるのです!(大変だけど。。。)
第一から第六の習慣を磨き続けて、立派な人格者になる、ということです。
冒頭、木こりの話が出てきます。何時間も必死にのこぎりで木を切っている木こりに対して
「のこぎりを研いだらどうですか?」
これは、重要だが緊急性の低いことを後回しにしている例です。(刃を研ぐのは今でなくても出来るが、最善の結果を得るためには、歯を研ぐという最優先である課題を疎かにしている)
「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の四つ側面を磨き続けて、人格主義に基づいた高みへと進化し続けましょう!
ということです。
他者への依存から自立へ、そして自立した者どうしが相互依存して相乗効果を発揮する、という内容の本です。
仕事だけではなく、プライベートにもきっと役立ちます!
社長だと自分の車で移動する時間が長いかも知れません。オーディオブックという手があります。
書籍をプロのナレーターが朗読し、音声化したオーディオブックなら、 手が空いていない作業中や、移動中でも、手軽に読書をすることが可能。
★満員電車の中で語学テキストを“読む” ★家事をしながらエッセイを“読む” ★ランニングをしながら自己啓発書を“読む” ★車を運転している間にビジネス書を“読む” ★寝る前に、目を閉じて小説を“読む” などなど使い方はご自分の生活に合わせて!
スマホがあると月額750円で聞き放題というプランもあります。
ただし、アマゾンの本の読み放題もそうですが、この聞き放題も対象外の本も結構あると思います。
でも、安いから長時間移動の暇つぶしと割り切れば、音楽を流しているより、はるかに勉強になるでしょうね!
単品購入だと本で買うのと値段はあまり変わらないようです。特にこの本は長年のベストセラーなので特価にならないかなあ。。