部下・後輩の
モチベーションアップ方法
#2
その2)部下・後輩と信頼関係を作る3つの方法
その2)部下・後輩と信頼関係を作る3つの方法
部下や後輩のやる気(モチベーション)をどうしたら上げられるのか、お悩みの方は多いかと思います。特に組織の中堅層の方にとっては、経営層と若手社員の板挟みでご苦労が多いと思います。
『部下・後輩のモチベーションアップ法(その1)』で、”あなた自身に問題がある⁈”を、考えていただいたでしょうか?
あなた自身の心のブロックを外したら、いよいよ信頼関係を作る段階です!
部下・後輩と信頼関係を作るコツは、WIN-WINの関係を作ることです!これで全てお察しの方は、以下具体的な説明は不要かも知れません。
『7つの習慣』をご存知の方であれば、第五の習慣「理解してから理解される」ことで、Win-Winのために、自分の主張の前に、相手を理解することです。
ここでは、信頼関係を作るための3つのポイントを説明します。
これは、部下・後輩との関係だけではなく、全てのひとに使えるコツですので、是非ご参考にしてください。
相手(部下・後輩)にやる気がないと責める前に、相手のことを一度しっかり考えてみましょう。
役職・役割・業務上の立場
雇用条件
年齢・性別
体調・持病
経歴(学生時代、社会人時代)
趣味・志向・価値観
家族
などなど。
あれこれ詮索する、質問する、聞きまくる、という態度はよくありませんが、さりげなく聞ける範囲で相手の事を知り、理解するように努めましょう。
もしかすると、仕事でやる気がないのは、仕事以外の事が心配なのかもしれません。
相手の話を聞くテクニックは、次項をご覧ください。
傾聴のテクニック
レベル1:相手の話を繰り返す
レベル2:相手の話を自分の言葉に置き換える
レベル3:相手の感情を反映する
レベル4:相手の話の内容を自分の言葉で置き換えつつ感情も反映させる。
慣れるにしたがってレベルを上げてください。また、会話の流れによって、レベル1から4を使い分けてください。(全部レベル4では会話が進まない。。)
最初は、相手の話した内容、キーワードをそのまま繰り返す。「X社がもう買わない、って言ったのか」
レベル2では「X社は取引を辞めたいということか?」と自分が解釈した言葉に言い換え、部下の発した言葉を理解して発言。
レベル3では、部下が「あんな会社との取引、もう辞めちゃいましょう」と言った感情を捉えて「ちょっと今日はイラついてるね」と気持ちを理解してあげる。これにより共感されていることを感じさせる。
レベル4では、部下の気持ちを理解したうえで、報告している事実関係も理解するレベルです。ここまでくれば、「うちの社長は、俺の気持ちも分かって親身に話を聞いてくれるから、何でも話しやすいよ」ってなるはずです。
頭の中で「部下・後輩とあなたの立場を置き換えてイメージ」してください。
話をしている時の座る位置が逆になったことをイメージして、さらに可能であれば、相手の呼吸に合わせ、動作や言葉のクセも、気づかれないように真似するとさらに効果があります。
部下・後輩になったあなたは『”あなた”と話をして、”あなたのこと”を、どのように思いますか?どのように感じますか?』
これまで見えていなかった問題が何か見えてきましたか?何か気付くこと、新しい発見はないでしょうか?
見えてくるのは、あなたの改善点かも知れませんし、部下が抱える問題点かも知れません。何も具体的には見えてこないかも知れませんが、これまで以上に深く理解することが出来たと思います。
これこそが信頼関係を作る大切なコツなのです。
以上、「部下・後輩と信頼関係を作る3つの方法」はいかがでしたか?
傾聴のテクニックは難しいかも知れませんが、少しずつ改善していきましょう!
この3点を気を付けるだけで、明日から部下・後輩との付き合い方が変わり、彼ら彼女らのやる気も一気に上がるかもしれません。
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