今回は、新しいサイクルに入り、私は子供の貧困Child Poverty について調べることにした。そのきっかけは、母が社会福祉士として児童相談所に近いような施設で相談業務をしており、その話の中で学校にいくことができなかったり、”普通”の家庭の子供たちが経験しているようなことをできずに育ってきた子供たちの現状を聞いたことに始まる。母の話の中で、やはりそのような状況にある子供たちは、片親だったり両親間の問題を抱えていたり、家庭内で暴力を受けていたり、育児放棄などさまざまな問題を抱えていることを知った。その中でも、大体のケースで貧困が伴っていると感じた。私の地域でもそのような状況であるならば、日本全体に目を向けたときこの問題はどれほどの厳しさを伴っているのか興味を持ったため、今回調べてみようと考えた。
一回目のリサーチでそもそも貧困には二種類があり、日本で問題になっているのは「相対的貧困」というものであることを初めて知った。これは、衣食住がかろうじて確保できるくらいの家庭環境で、”普通”の家庭の子供に比べ、そのような家庭の子供はできないことが多い。その子供たちは周りとの違いを感じ、「友達はできているのに自分にはできない」という認識を持ち、格差が生まれていく。「絶対的貧困」ではその地域の子供みんなが抱えている貧困であるのに対し、「相対的貧困」は周りとの格差という点が大きな問題であるため、子供の心理に関わってくる非常に難しい問題だと感じた。
前回、前々回と体調を崩し、欠席したため、13回目の授業のResearch Journal となる。今回は三人のグループになってプレゼンテーションをそれぞれ行った。
Yuikaのプレゼンで最も印象に残ったのは「優しい日本語」という言葉である。これは、日本にいる外国人に対して、無理に英語で話すのではなく、彼らの理解できるような簡単な「優しい日本語」で話すことが、むじろ彼らを差別することから脱却するのではないかと考えていた。確かに、彼らは日本で生活しているのだし、こちらに順応しようとしている。だから、私たちが相手は外国人だと強く決めつけることを表すような無理な英語での会話や、逆に英語だと話せないと考え話すこともはばかられるようなことは無い方が好ましい。私も日本にいる外国人と会話するときは「優しい日本語」を使用してみようと思った。
Jainのプレゼンは障害者に対する差別と教育についてであった。Jainは自分のインクルージョンのイメージを図にして表していて、それを最初に提示し、またプレゼンの最後に再び提示していた。そうすることでプレゼンを経て私のインクルージョンの見方が少し変わったことが理解できた。このように図を有効に活用することは人の興味関心を惹くものとして、とてもいい効果を発揮していた。私もそのような使い方をまねてみたいと思った。
今回は一年生との導入炎症と共同ゼミを行った。
Himikaはファッションとダイバーシティというテーマでプレゼンしていた。制服において、メリットとデメリットについての議論が盛り上がった。メリットとしては、統一感やルールを守る意識を育てることに非常に役立っていることが挙げられた。また、デメリットとしては自由を制限してしまっていること、ダイバーシティを表現できないことなどが挙がった。私は制服については全く反対はしないが、それぞれが個性を表現できるようなダイバーシティを取り入れる動きが制服にも表れ、普及されていくといいと感じた。
Ryokoは移民問題について取り上げていた。日本には移民を下に見てしまうような傾向があると述べていた。移民と聞いてあまり実感がわかないこともそうであるが、移民に対する差別意識が日本人に根付いていることはとても納得ができた。Ryokoは移民にネガティブなイメージを持つ必要はなく、多様性を大事にしていくべきだとまとめていて、とてもよく共感できた。