公開シンポジウム「10代の出産・子育てを支えるNO3-当事者たちと語る」(3月8日)
10代で出産した母親による子どもへの虐待が報道されるたびに、日本社会の10代で出産した母子への厳しい視線が気になります。
私たちは、2008年から日韓の研究者が一緒に10代親支援について研究をしてきました。今回は2002年に実施した日本調査から10年目にあたる2013年度から日本で実施した10代で出産した母親の実態調査の報告をします。
出産数としては減少している10代で出産した母親たちですが、その支援は特別にはほとんど行われず、むしろ周囲の厳しい視線や差別にその子育てが孤立化し、困難が増しています。
今回は、この調査票の作成で協力してもらい、また私たちが7年間東洋大学を会場にして10代親支援を進めてきた、当事者グループから子育ての喜び、楽しさ、厳しさを語ってもらいながら、日本での10代親の妊娠・出産・子育ての支援策をどのように展開することが求められているのかを考えたいと思います。
会場の片隅には、子どもたちの遊び場を用意します。10代親当事者の方、10代親支援の必要性を感じておられる方、一緒に行う議論にどうぞご参加ください。
日時:2015年3月8日(日) 10時30分~13時場所: 東洋大学白山校舎 8号館7階 125周年記念ホール
※子どもが静かに過ごす場を会場内の一角に用意します。
コーディネータ:森田明美(東洋大学社会学部社会福祉学科教授)/相馬直子氏(横浜国立大学)
・基調報告:森田明美(東洋大学社会学部)
・日本調査報告:上田美香(東洋大学人間科学総合研究所)
・韓国調査概要報告:朴志允(東洋大学人間科学総合研究所)
・10代で出産したママたちが、妊娠出産子育てを語ります
本シンポジウムは、日本学術振興会科学研究費助成 基盤研究B「乳幼児を育てる10代母親への継続的重層的地域支援開発-日韓の質的縦断調査を中心に-」(研究代表者:東洋大学社会学部教授森田明美)」の助成を受けて実施しています。
【お問い合わせ先】
〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20
東洋大学白山校舎2号館608号 森田明美研究室
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