2025年1月11日(土)に「わんわん読書タイム」第2回目を赤羽台図書館にて開催しました。
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)の獣医師と犬とその飼い主、佐藤ゼミの学生を中心としたボランティアと図書館スタッフで行いました。
このプログラムは、子どもが犬に対して本を読み聞かせることで読書力の向上を促すと同時に犬への読み聞かせから成功体験を育むものです。
当日、赤羽台図書館には未就学児、小学生の計6名が参加してくれました。初めにビデオで子ども達に犬とのふれあい方を学んでもらった後、子ども1人につき1頭の犬と飼い主が寄り添い、子ども達が自分で読み聞かせしたい本を選び、犬に読み聞かせるというものでした。また、前後に絵しりとりやジェスチャーゲーム等のレクリエーションも行いました。
図書館に入ってきてからしばらくの間は落ち着きがない様子だった子も、犬を見ると静かになっていました。また、最初は大型犬を見て恐怖心を抱いていた子も、読み聞かせをした後は自ら色々な犬にふれあいに行っている様子も見えました。また今回は、前回とは異なり、子ども同士のほとんどがこのイベントで初めて顔を合わせる形でしたが、犬とのふれあいを通して子ども同士も仲良くなっていました。
犬との関わりを通し、本来の目的である読書力の向上を促すこと、成功体験を育むことに加え、人間関係の構築やチャレンジすることへの恐怖心を和らげるなど、子どもと犬の様々な可能性を見ることができました。
記事作成:(文章)文学部英米文学科1年生 下小田実夢、(写真)社会福祉学研究科前期課程1年生 古藤田温子