重心的中(力学と感覚統合)

【その1】

相手の最大の弱点である中心(重心)的中させること

に照準を合わせる。

【一貫して共通】していることは、【有る力が働けば必ず反対に働く力】が発生する際、合力である中心(重心)も伴う。

【一触即発】とは【触覚】及び【前庭感覚】ならびに【固有受容覚】を一致させることにより発揮できる。

これらを機能別に展開すれば、【触覚】接触すれば、【有る力が働けば】:皮膚で感じて危険を察知したり、触って何かを確かめたり、痛み、温度、圧迫などの情報を脳に伝える系統には二つ有り一つが【原始的・本能的なはたらき】の【原始系】で、もう一つが【認知的・識別的なはたらき】の【識別系】で有る。人が高等な哺乳類として、進化の過程で作り上げた情報処理をする機能として触れたものの「素材」や「かたち」「大きさ」を触り分けたり、自分のからだのどの「位置」に触れているかを感知したりする様に相手の力と方向などの特徴を感知するときに使っている触覚の働きを【識別系】と言う。

意拳は、この【識別系】を重視した【原始系】の防衛反応を操作しこの「識別系」を発達させ「原始系」を操作する。脳の中のこの「識別系」が発達すると、「原始系」と言われる本能的な働きは抑え込まれるようにして、ほとんど表に現れなくなる。この識別系をしっかりと働くように触覚防衛反応を改善させていく糸口が力学と感覚統合の全身一致である。

 

 

【その2】

【一触即発】とは【触覚】及び【前庭感覚】ならびに【固有受容覚】の時期と条件が一致している前庭である。

この識別系を通じて、

【前庭感覚】:耳の奥の前庭器官で感じます。平衡感覚ともいわれ、頭の傾きや動き、スピード、重力を感知して、相対的なバランスから自己の中心(重心)を脳に伝えます。また、目の動きに関連する働きもある。この様に相手との相対的な対立関係を感知して、相手の中心(重心)も感知する。

 

【その3】

【一触即発】とは【触覚】及び【前庭感覚】ならびに【固有受容覚】の時期と条件が一致している前庭である。

【固有受容覚】

相手の接触とのにより相手の力量を感知する【触覚】から【前庭感覚】により重力から相対的な対立関係を感知して:筋肉、腱、関節などで感じて、手足の位置や運動の様子、物の重さなどの情報を脳に伝え、姿勢を保持したり、体をスムーズに動かす相対的な対立操作【必ず反対に働く力】運動により、相手の中心(重心)を的中させる働きを行う。

この中心(重心)を効果的に的中させるための識別系を発達させる方法として、力学による相対的な対立関係となる摩擦力、慣性力、作用反作用、つり合いなどの有る力が働けば必ず反対に働く力が発生するこの矛盾の状態から力学と感覚統合を通じ相手の中心(重心)を的中させる静止不動運動から緩慢な可動運動及び瞬発運動などの基本練習から相対的な対立操作運動(梃子の原理、弾力)から対人練習を通じて体得させる。

 

結論からは、接触した瞬間対立状態を捕らえて相手の中心(重心)を的中させることに有る。

しかし、まだまだ密接かつ継続的に関係する対立操作による力学(意識)や感覚統合(無意識)の全ては、説明できる範囲は、代表的な一部であり、奥が深く潜在力は、未知数であるため、終わりなく追求魅了し続ける。