意拳練習日誌(101~200号)

意拳研究練習日誌第101号

我、日々振り返る。今回は、

寄りかかりについて

あらゆる運動において、寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化させることは、極めて重要である。

例えば、短距離のスタートダッシュのフォーム、少し斜めに寄りかかって起動する。

ランナーのフォームは前に倒れかかって起動する。

その他、ボール投げ、バット、ラケットのスイング、サッカーのシュート、ドリブル、格闘技の投げ技、打撃技など、一貫した共通事項は、寄りかかりにより起動することにより、爆発的な力を発揮することである。

根本的には、緊張感がなくリラックスして、無理なく自然に効率的な慣性の力、矛盾の力が発揮でき、寄りかかりを自然に発揮できるフレームやフォームが必要となる

それ故に、最も理にかなった力が発揮できるフレームやフォームを身に付ければ、自然の力を活用できる。

それでは、そのフレームやフォームと正しい寄りかかりを作るには、何を目標として、追究するかが、重要な鍵である。

王先生曰く、「人には、それぞれ特徴が有り、大きな人、小さな人、背の高い人、低い人、太い人、痩せた人、短気な人、温和な人など、千差万別であり、一人、一人、フレームやフォームなど違いがある」。

簡潔明瞭に言えば、目に見えるところが、有形であり、目に見えないところが無形であると言えることから、中身と内容のある実用性と機能性を追究する。

○実用性と機能性とは

梃子の力、矛盾の力、慣性の力、弾力、重力など、自然界にある力を、無理なくいつでもどこでも有機的に使える状態と言える。

機能性の要因とは、快適性、リラックスを求め、上下中心感覚から前後、左右の六面力を掌握する。

つまり、三次元を感覚として捉え、矛盾の状態においても、三次元の感覚で捉え、空気抵抗、争力も、三次元感覚として捉える。

要領として、守中用中、揺法、旋法、六合、三尖相照、形曲力直などの要領を練習において終始怠らない。

つまり、我、日々振り返り、人には、それぞれ特徴があるので、いつまでも、人の真似をすることなく、的を得た練習を日頃から追究しなければならない。

 

 

意拳研究練習日誌第102号

前回からの我、日々振り返るにおける今回は、

重要な身体各部における特徴とポイントについて

○足の運びについて

命中率を高める要因の一つに足の運びがある。

もちろん摩擦歩の要領を活用する。

特に後足裏股による後方への寄りかかりにより、内旋と外旋運動が始まり、前足と後足の間に争力が発生する。

つまり、後足により前足の方向変換、前進、後退、急発進、急停止などの操作を行う。

以前、簿先生、岳銘先生、岳崢先生の足の運びの模範を見た時に共通した条件は、撮影禁止であり

その動きを言葉で説明することは非常に困難であるが、これまでの経験や認識から論じると次の様になる。

『全身がリラックスしていて、上下一致相随、

前足は、地面を着地するも地面を擦る様に軽く、前足に体重がかかる時間が極めて短い、

一進一退においても前足は軽く、米字の如く、如何なる状況にも対応、自由自在で、地面からの反作用を利用して、連続した弾力性を有し、

斜面に寄りかかっては、頭が左右に振り返って、身体の形は曲がっていても上下中心線が一致して、身体全体がうねる中、リラックスした軽やかな足の動き』、

を見て、そのみごとさは、鮮明に覚え、いまだにその動きを追究している。

練習者は、その動きを見てフォームを真似ても簡単にできるものでないことを認識する。

見直すべきところ、まだまだ多くあり尽きることがない。

日頃から我、振り返り回帰することで能力の向上を図ることが重要である。

 

 

意拳研究練習日誌第103号

我、日々振り返る今回は、

側面、斜面への介入について

中心線感覚を持つ者は、相手の中心線を未然に察知し掌握することができるため、側面、斜面への介入は容易である。

既に気付いた人は、かなりレベルの高い状態にあると思われる。

接触に至らない間合いから、絶えず我の中心線感覚を掌握し、相手の中心線を未然に察知し掌握する。

その瞬間、「迂をもって直となし、管をもって理となす」。

即ち、迂回による側面、斜面への移動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

具体的には、横方向等への移動により、主導権の獲得を目的とする。

我を狙う相手側を、ジグザグに移動する摩擦歩の要領により、ドリブル同様、相手に自然に接近し、相手を翻弄させることにより、実は相手側を受動的局面に誘導しているので、直線より速く目標へ到達できる。

このことから、中心線を察知するや継続して掌握し、絶え間無く、相手の側面、斜面への転移を行い、身体は、形曲力直となり、摩擦歩の応用により相手の中心線の傾き、方向、力量に併せた中心線感覚により、前後、上下、左右交互に分銅計りの計量の様に、傾斜を調整し、接触に至らない空間動作においても、接触まで相手を翻弄しながら接近し、接触の機会を得て、梃子の原理により相手の中心線バランスを崩壊させる。

つまり、接触しない間合いから、接触する間合まで側面、斜面への介入と同時にひねった部分が斜面であり、左右への転換部分が中心線部分であり、攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換できる。

即ちどのように動くとも、左右の手と足は間断無く中心線から外さない。また忘れない状態を継続しつつ、接触の機会を得る。

機会を得た瞬間、中心線起動と制御により主導権を獲得する。具体的には、側面、斜面への進出により、相手と接触した抵抗面を斜面へ誘導する攻防逆転への転移が可能となる。

従っていつでも、どこでも必ず感覚として自覚していなければならない。

この攻防逆転の瞬間こそが相手の中心及び重心を崩す感覚であり、戦機を獲得する瞬間であり距離、時間とともに最も短縮された瞬間であり、命中率の一番高い状態であり、中心線感覚により側面、斜面に移動するや慣性の力、矛盾の力などを得て身体を伸縮させ、身体全体をバネのように弾力を用いて強烈な打撃、即ち発力を成功させることができる状態である。

目的は、最良にして、最高の発力を打てるか、練習者は、よく振り返り研究されたい。

我、日に三たび振り返る。

 

 

意拳研究練習日誌第104号

我、日々振り返る今回は、

的を得た練習効果の追究について

站椿による不動の状態から、静中の動による上下中心線感覚を掌握する。

上下合えば地面からの反作用と抗力を利用でき、力の範囲は前後、左右への展開が可能となる。

つまり六面力を掌握できる。

養成した上下中心線感覚を守り、用いて、試力、摩擦歩、発力、試声、推手、断手へと運用練習、抵抗練習、対人練習を通じて、動中の静を掌握する。

練習間、常に我の上下中心線感覚を掌握し、相手の上下中心線感覚をも掌握して崩壊させる。

 

練習における効果的要因

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

即ち、我、日々振り返るを実践されたい。

意拳研究練習日誌第105号

我、日々振り返る今回は、

実戦への効果的練習の追究について

何をもって、実戦と言うのか、よく問題化される。

現在、試合と呼ばれる競技は、実戦ではなく、それぞれの流派の特徴を活かすための独自性ルールの条件内の自由練習であることが前提であり、そのため審判があり、反則があることから決して無条件ではない、実戦的練習の一部であり、読んで字の如く、試し合いである。

実戦とは、無条件下における接触と邪魔により心理的、力学的または、物理的、科学的に勝敗を決する。

意拳では、接触と邪魔における実戦的練習の一部として、両腕を接触して接触と邪魔の条件の中、環状運動により、身体全体を活用して、360度全周囲から梃子入れが、できる如く、つまり絶好の機会を逃さない推手練習がある。

この特徴は、単なる手足による局部的な力学を使うものではなく、全身を使う全体的な力学を活用するため、基礎的な訓練から、次の様に段階をふむ。

站椿による不動の状態から静中の動による上下中心線感覚を掌握する。

上下、合えば地面からの反作用と抗力を利用でき、力の範囲は、前後、左右への展開が可能となる。

つまり六面力を掌握し、次の段階として、養成した上下中心線感覚を守り用いて、試力、摩擦歩、発力、試声などの抵抗練習を通じて動中の静を掌握し、これらを用いて、更に次の段階の対人練習、つまり、いつでもどこでも梃子入れができる絶好の機会をいつでも得ることができる推手練習へと移行する。

次の段階として、推手練習で得た360度全周における梃子入れができ、絶好の機会を得る段階から、次に離れた位置から中心線感覚による半歩調整により急停止、急発進、急方向変換を通じて、側面、斜面から介入することで、接触を容易にすることができる。

例えば、紐を互いに結ぶとき、交差するだけでは、結ぶこと即ち、真の接触により相手を管理することができない。

管理するには、交差した瞬間、側面、斜面への寄りかかりを繰り返しながら結ぶことができる。即ち、相手を逃がさず、管理するとともに、無条件を追究して、どこに接触しても梃子入れができる絶好の機会を得る。即ち、一触即発の断手練習への抵抗、対人練習へ移行する。

この段階においても、無条件を追究する接触と邪魔の練習は、絶対ではない。無条件とは、考慮すべきあらゆる条件を想定しても、絶対的なアンバランスを制御することであるため、追究して止まない練習課題で更なる追究をし、目標と目的は、いつでもどこでも梃子入れができ、絶好の機会を得て一触即発の可能性を求める。

これらが意拳の実戦的練習法である。

練習間、常に我の上下中心線感覚を掌握し、相手の上下中心線感覚をも掌握して崩壊させる。

 

練習における効果的要因

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ビンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により、独創的であるため文書にすることは困難であるが、的を得た練習は実践と理論から導かれるので、実習者は熱意と研究心を持って追究すれば、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

意拳研究練習日誌第106号

我、日々振り返る今回は、

攻撃と防御の追究について

一般的に言われる攻撃と防御と違って、簡単に言うと攻防一対の攻勢的な迎撃と防勢的な迎撃の意味合いが強い。

攻防一対の矛盾の状態であり、読んで字の如く、盾と矛を区別して使うことなく、有機的に使うことを追究する。

即ち、盾を防御としてのみに使わず、攻撃としても使う。

矛を攻撃としてのみに使わず、防御としても使う。

このように、盾と矛を分別することなく、これらの機能を一対に中心線感覚による効果的な攻防同時運用を行う。

但し、固定的な運動ではなく、感覚調整による千変万化を追究する。

練習における効果的要因

 

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージとみずからのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、みずからの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は実践と理論から導かれるので、実習者は熱意と研究心を持って追究すれば、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

即ち、我、日々振り返るを実践されたい。

意拳研究練習日誌第107号

我、日々振り返る今回は、

摩擦歩による遠方からの効果的練習の追究について

入門当時の断手を行っていたころのやり方は、相手からの打撃や蹴りを受けてから、攻撃を行っていた。

この有り様を王岳銘先生、岳崢先生は次の様に指導されたことを鮮明に覚えています。

「受けてから攻撃する動作は、意拳ではありません。」

「摩擦歩、半歩による微調整により、側面、斜面から接触と邪魔により、攻防一対の進撃及び迎撃を行います。」

そのときに見た先生の模範は、遠い間合いからの打撃も蹴りも、受けることなく、いつの間にか間合いを詰められ、接触と邪魔により、何度もやられたことを覚えています。

このことから実戦的練習の一部として、推手練習で得た、360度全周における梃子入れができ、絶好の機会を得る段階を追究する。

次に離れた位置から、中心線感覚による半歩調整により急停止、急発進、急方向変換を通じて側面、斜面から介入することであるが、決して目に見えた大きな動作ではない。

いつの間にかの感覚であり、第三者からは直線的に見え、相手からは移動していることがわからない、一瞬消えて見える。

例えば、ミットを持って、打撃や蹴りを受けた練習をした際、インパクトとする前に拳一つ分、外にずらした時に何が起こるか。

対象となるミットが一瞬消えて、再びずれたところに瞬間移動する。

実際、ずらしただけの単純な動作で、一例をあげると、マジックアート呼ばれる大脳への認知を錯覚させるものがあり、大脳が当初ある対象を認知した瞬間、新しい対象が現れたとき、当初の対象は消えてしまう性質があり、鍛えることができないこの感覚を利用する

この練習方法は文面で紹介するのは難しいので、指導者から教習してもらうか、各自研究されたい。

簡単に言えば、次の様に。

爪先から頭のてっぺんまで、瞬間的同時に半歩により拳一つ分、急発進、急停止、急方向変換を容易にすることができる感覚練習が必要となる。

頭が先でもなく、爪先が先でもない、上下一致して動かなければならない。

王大師、曰く、「爪先から頭のてっぺんまで、精神が通っていなければ勝つことはできない」。

 

練習における効果的要因

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

即ち、我、日々振り返るを実践されたい。

意拳研究練習日誌第108号

我、日々振り返る今回は、

半歩による空間動作に伴う移動と邪魔、接触と邪魔による全身の法について

岳崢先生、岳銘先生に教習をして頂いた頃、運よく、通常とは、別に機会教習を受けることが出来ました。

正直、その時には、感覚的に解りませんでしたが、

「今、解らなくても、後に解る」

と言われて、解るに至るが現在と成りました。

その一つが、岳銘先生からは、「骨幹となる中心線感覚を使った各種動作」と、

北京意拳研究会から歩法については、狼と言われるほどの高度な技術をもった岳崢先生からは、「摩擦歩以外の足の単操手ともなる半歩による挟差法」を教わりました。

王岳銘先生、岳崢先生は次の様に指導されたことを鮮明に覚えています。

「歩法を教える人は少なく、また、難しい。」

推手や発力の動作ができても、また、教えても歩法をよく知っている人は少なく、推手から断手への移行は、歩法の練度が低くければ、推手は強いが断手が出来ない状態に成ります。

現にそういう方もおられると岳銘先生、岳崢先生に聞いたことがあり、

摩擦歩、半歩による微調整により、足の裏側の地面をさする感覚と、足首と中心線との協調的な変換、側面、斜面から接触と邪魔により攻防一対の進撃及び迎撃を行う。

そのときに見た先生の模範は、遠い間合いからの打撃も蹴りも、受けることなく、いつの間にか間合いを詰められ、接触と邪魔により、何度もやられたことを覚えています。

このことから実戦的練習の一部として、推手練習で得た、360度全周における梃子入れができ、絶好の機会を得る段階を追究する。

次に離れた位置から中心線感覚による半歩調整により急停止、急発進、急方向変換を通じて側面、斜面から介入することであるが、決して目に見えた大きな動作ではない。

いつの間にかの感覚であり、第三者からは直線的に見え、相手からは移動していることがわからない、一瞬消えて見える。

例えば、ミットを持って打撃や、蹴りを受けた練習をした際、インパクトとする前に拳一つ分、外にずらした時に何が起こるか。

対象となるミットが、一瞬消えて、再びずれたところに瞬間移動する。

実際、ずらしただけの単純な動作で、一例をあげると、マジックアート呼ばれる大脳への認知を錯覚させるものがあり、大脳が当初ある対象を認知した瞬間、新しい対象が現れたとき、当初の対象は消えてしまう性質があり、鍛えることができないこの感覚を利用する

この練習方法は文面で紹介するのは難しいので、指導者から教習してもらうか、各自研究されたい。

簡単に言えば、次の様に。

爪先から頭のてっぺんまで、瞬間的同時に半歩により拳一つ分、急発進、急停止、急方向変換を容易にすることができる感覚練習が必要となる。

頭が先でもなく、爪先が先でもない、上下一致して動かなければならない。

王大師、曰く、「爪先から頭のてっぺんまで、精神が通っていなければ勝つことはできない」。

練習における効果的要因

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

即ち、我、日々振り返るを実践されたい。

意拳研究練習日誌第109号

我、日々振り返る今回は、

相手の一面を拘束し、多面を奪う。

以前、岳崢先生、岳銘先生から、双方対峙の中、接触に至らない間合いにおいて、相手から拘束可能な場を奪うことについて教習していただいた一部を紹介する。

それは、実際に相手から見て立つ位置と、我から見て立つ位置の相互に影響する関係である。

「左右、どちらかの斜面への移動により、

相手に心理的な違和感と緊張感を与えること」

を強調されたことがありました。

即ち、相手が持つ六面のうち、ある一面を斜面として接触する前の空間動作から、邪魔をすることにより、ある一面の斜面に接触の機会を得ることになり、接触した斜面と邪魔が連続して、螺旋状に次々と多面を征することになる。

推手でも断手でも、例えば右へ左へ上に転移、あるいは、左へ背面へ下に転移など、コンビネーションの様な固定的なものでなく、アンバランスを中心線感覚により制御する。

このことから、最低三面を征する変化が必要であり、それに伴い、中心線は最低二回以上動かさなければならない。

その様相は転移が速く、千手観音の手の様にあちこちから手が出現する印象を相手に与える。

この段階において、戦機を得る感覚を認識することができる。

意拳研究練習日誌第110号

我、日々振り返る。今回は、

相手に譲り、または、与える。

以前、岳銘先生から教授していただいた際、

「双方対峙の中、自分の場を譲れば、相手から場を与られ、相手に主導権を与えれば、相手から主導権を譲ってもらえる。結果的にそうなる」

と言われたことがあった。

例えば、相手から進撃されあるいは、捕捉されたとき、感覚によりその場を譲れば、迂回包囲網を形成する主導権を与えられ、相手に捕まれる。感覚により、主導権を与えれば執着させて、拘束と言う主導権を譲ってもらえる。

最も有利と最も不利は、常に表裏一体であり、その秘訣は、こだわりを持って、こだわりを持たない。

このことから、固定観念、既成概念などの固執によるコンビネーションや決め手や奥義などではなく、感覚により、アンバランスを調整する天秤計りや分銅計りの計量器に相当する繊細な感覚能力、つまり、上下中心線感覚能力を鍛え上げ研ぎ澄ませるための修練を追求するため、我、日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第111号

我、日々振り返る。今回は、

接触すれば、絶対に逃がさない。

以前、岳銘先生から断手の際に教授していただいたことの一部を紹介する。

「接触すれば、絶対に逃がさない」

と強調され、模範を見せてもらい、体験させていただいたことを振り返ってみる。

この時の動きは、自分の中心線を守り、その中心線を用いた軌道から、体幹体軸運動により、「逃がさず、引きずり込み、手繰り寄せ、突き放す」、というものでした。

この一連の中心線による軌道運動が体幹体軸の軌道になっていたことに驚き、その動きは、極めて小さいほどブレがなく、大きな力を発することの感覚の手掛かりを教授していただきました。

「大動は小動に及ばず、小動は微動に及ばず、微動は不動に及ばず」

を追求しなければならない。また、次のことも言われました。

「例えば試力を行う際、自分の中心線を守り、その中心線を用いた軌道から、体幹体軸運動によることが解らなければ、推手、断手、発力など論外。」

「人を打つ時、飛ばす時は反対に引き込むことが重要である。」

このことから、繊細な上下中心線感覚能力の修練を追求するため、我、日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

意拳研究練習日誌第112号

我、日々振り返る。今回は、

教習動作における習熟度の判断の基準について

以前、岳銘先生、岳崢先生から教習時において、

「意拳は、中身と感覚を重視するけれど、外部動作からの状態で習熟度の判断の基準をはかる部分がある。」

と言われた。その一部を紹介する。

一つは、鼻頭と手の関係であり、左右は、中心線感覚により、鼻頭から互いに外れない。

一つは、左右どちらかの手が、必ず中心を守り、用いられている。

一つは、背中側から見る体幹部の動きが大きく、逆に手足の動きが小さい。

一つは、爪先、踵、膝、腰肩、肘、拳は、一斉に同時に動く。

一つは、肘の横への張り、形曲力直。

一つは、発する方向と逆方向に体幹部が振動する。

一つは、全ての動きに軽快さと弾力性がある。

一つは、前足は軽く、軽快。後ろ足への寄りかかり、急発進、急停止、急方向変換によりその場に居着かない

このことから、全て中心線感覚により、体幹体軸運動が行われるため、修練を追求し、我、日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第113号

我、日々振り返る。今回は、

振動について

ビリヤード球と球が当たると、前方の球は大きく前方へ弾かれ、後方の球は振動して少し動く程度である。

これらを発力の動作に例えると、ファーストコンタクトは接触と邪魔による中心線感覚により体幹部体軸振動で、相手を引きずり込み、手繰り寄せて、接触状態となる。

その動きは、前方から後方へ、手は引き込むと同時に、逆方向に体幹部体軸は後方から前方へ振動し、相手は重心を失い、逃れることが出来ない状態でもある。

この間も、体幹部体軸振動は、接触した状態で続き、手は後方から前方へ突き放すと同時に、逆方向に体幹部体軸振動は、前方から後方へ振動する。

発力は、一瞬に短く、鋭く、弾力性があり、軽快に快適に行われる。

以前、岳銘先生、岳崢先生から教習時において、

「意拳の発力は振動である」

と強調された感覚を追求し、我日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第114号

我、日々振り返る。今回は、

前回の振動についての補足をする。

発力は、物理的な力学だけでなく、生理的及び心理的な要因も大きく関与する。即ち、巧妙さを身に付ける。

相手と我の接触時における表在反射と呼ばれる感覚神経と運動神経を調整して行う中心線感覚による体幹部体軸振動である。

感覚神経とは、受動的にある外部からの刺激信号を受けて反射する神経である。

これとは逆の信号系統の運動神経とは、能動的な内部からの意識信号により運動を行うための神経である。

これらの感覚神経と運動神経を、巧妙かつ効率的に活用する発力の場合、練習間、次のことに注意する。

感覚神経に依存性が強い場合は、受動的になりやすく戦機を遅らせ、見出すことが出来ない恐れがある。諺で言えば、

「遅れては、聖山に悔いを残す」

逆に運動神経に依存性が強い場合は、能動的になりやすく戦機を先走るため見逃し、見送ってしまう恐れがある。

諺で言えば、

「急いては、事を仕損じる」

これら順逆を調整する秘訣は、半ば譲り、半ば従う矛盾の状態にある。諺で言えば、

「急がば回れ」

適切な感覚指導と感覚練習の方法により、感覚は鋭く、巧妙な調整力は、さらに磨きがかかる。

この様に矛盾の力は、あらゆるところに存在し又、それらを掌握できる感覚と巧妙さを追求しなければならない。

この巧妙なアンバランス制御が、戦機であるこの感覚を追求し、我日々振り返ることは、必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第115号

我、日々振り返る。今回は、

振動感覚について補足

ファーストコンタクトは、接触と邪魔による中心線感覚により、体幹部体軸振動で、相手を引きずり込み、手繰り寄せて、接触状態となる。

これらを詳しく感覚で伝えると、身体内部が水銀状の液体化の様な感覚である。

手の位置はあまり動かない、大きくなく、その動きは、前方から後方へ、手は引き込む。同時に、

体幹部体軸は

逆方向に後方から前方へ振動する。この時、身体内部は、流体の様に、後方から波の様な巨大な力が前方へ一瞬に移動する。

この時、相手は重心を失い、逃れることが出来ない状態でもある。

この間も、接触した状態で相手を拘束し、手は後方から前方へ放たれる。同時に、体幹部体軸は逆方向に前方から後方へ振動する。この時、身体内部は、流体の様に、前方から波の様な巨大な力が後方へ一瞬で移動する。

発力は、一瞬に短く、鋭く、弾力性があり軽快に快適に行われ、歩法による側面、斜面への移動、急発進、急停止、急方向変換により、身体内部の流体の感覚は、より大きく感じる。

練度の高い人は、中心線を守って用いる感覚の感度が鋭く、運用は、矛盾の状態を掌握して巧妙な操作能力を持てば、流体の様な大きな力波を効果的に用いる。

このことから、日頃から守中用中の運用と様々な矛盾の状態を掌握して、その巧妙さに磨きをかけるための強調された感覚を追求し、我日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第116号

我、日々振り返る。今回は、

意念誘導について

よく、本に記載されている、例えば、紙風船を抱える、ボールやバネ、水の抵抗、泥の抵抗などの各種イメージによる練習は、感覚が解らない初級者のための有意識による誘導である。

次に段階的に要領を得て、感覚が優先する無意識への段階へ移行するための補助で、意念活動の選択は、実際の状況に適合させ、無理矢理求めたり、いつまでも固執せず、感覚を自ら体得しなければならない。

体得する感覚とは、上下の中心感覚を優先に自己を中心に前後、左右へと均等に力を得る感覚である。

この時、自己忘却の境地とは見ている様で見ていない、聞いている様で聞いていない、うつろであるが、快適であり、思想が集中して、呼吸も忘れた矛盾した感覚であり、簡単には瞑想状態に似ている。

これらのことから、姿勢づくりではない。

大切なのは、内容であり、形ではない。

例えば、「汗だくまで頑張った」とか、「姿勢が低い程」、「長時間程」、「意念が激しい程」、「緊張する程」、進歩が早く、効果があるというのは、大きな間違いであり、自らの精神と肉体を束縛する事になり、実際の目標に到達出来ず、場合により反対の効果が現れることがある。

認識すべきは、「標準的な姿勢は、無い」。

拳に拳が無く、意に意が無く、無意の中に真意がある。

このことから、自己を中心に上下、前後、左右へと均等に伝わる意力を得る感覚と様々な矛盾の状態を掌握して、その巧妙さに磨きをかけることを追求し、我日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第117号 

我、日々振り返る。今回は、

意念誘導について更に補足

前回論じた、各種イメージによる練習は、感覚が解らない初級者のための有意識による誘導である。

この段階では、力を発揮することが出来ず、まだまだ対人による他力との力試しは出来ない。

次に段階的に要領を得て、感覚が優先する無意識への段階へと移行する。

意念活動の選択は、実際の状況に適合させ、無理矢理求めたり、いつまでも固執せず、感覚を自ら体得しなければならない。

この段階で、最も重視する基礎的な個人練習により、ひたすら感覚を身に付け、良き習慣、習性を体得する。

体得する感覚とは、上下の中心感覚を優先に、自己を中心に前後、左右へと均等に力を得る感覚で、自己忘却の境地となり、見ている様で見ていない、聞いている様で聞いていない、うつろであるが、快適であり、思想が集中して、呼吸も忘れた矛盾した感覚であり、簡単には、瞑想状態に似ている。

この段階では、姿勢づくりではない。

大切なのは、内容であり、形ではない、中身である。

認識すべきは、標準的な姿勢は無く、研ぎ澄まれた感覚、良き習慣、習性を体得することである。

拳に拳が無く、意に意が無く、無意の中に真意がある。

この段階では、対人練習においても同様に、自己を中心に上下、前後、左右へと均等に伝わる意力を得て感覚と様々な矛盾の状態を掌握して、快適性の中、その巧妙な感覚を持つ良き習慣、習性ができて初めて、対人による他力と力を試すことが出来る。

この様に巧妙な感覚をもった良き習慣、習性が、いつでも発揮できることを追求し、我日々振り返ることが必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第118号 

我、日々振り返る。今回は、

一触即発の感覚について

以前、先生方と接触した時の接触箇所に、ある共通性を実感しました。

それは、接触箇所が、触れているようで、触れていないような、掴むに掴めないような、真綿のような、産毛を撫でるような、柔らかさであった。

いかにも圧力で推しているようなものでなく、鳥が枝から飛ぼうとする時、飛ばさせないような巧妙な感覚とも言えるものでした。

かといって、強硬的に突発的に仕掛けても突破出来ず、推しても引いても、何れかの方向に引き込まれては推し返された、矛盾した感覚でした。

この様な感覚で、推手においては、柔らかに、接触した状態から模勁により、瞬時に相手の意図を読み取り、矛盾の力を発揮する。

もちろん、双方離隔した状態から、瞬時に接触する断手においても同様に、矛盾した感覚で、瞬時に意図を暴露され、引き込まれ、体勢は崩されて、成す術もなく、弾き飛ばされる寸前で何度も止められ、何も出来なかったことを身体で実感しました。

これら瞬時に、相手の意図を読み取る実感は、有意識による意念誘導の段階的レベルでは無理があり、無理矢理に求めても、到達できない。

感覚が、優先する無意識への段階へ、移行する感覚を自ら体得しなければ解らないことを後で知ることになりました。

体得する感覚とは、接触する箇所はまるで触覚の様に繊細で、柔らかく、巧妙であり、その根本は、上下の中心感覚を優先に自己を中心に前後、左右へと均等に力を得る矛盾の力を発揮する状態を追求し、我日々振り返ることが、必要不可欠である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第119号 

我、日々振り返る。今回は、

距離と間隔をつめる感覚について

以前、岳崢先生、岳銘先生と対峙した時、一瞬で距離と間隔をつめられた動作に、ある共通性を実感しました。

それは、直接こちらに向かって、直進したかのようで直進はしていない、離隔した位置から、気付いた時には受動的な体勢に追い込まれ、接触と邪魔をされていた状態であった。

いかにも圧力で直進しているようなものでもなく、また、ボクシングのような前進、後退によるヒットアンドウェイでもない。

相手を心理的及び生理的に拘束させる為、その場に居着かせ、間合いをつめる感覚である。

これもまた、鳥が枝から飛ぼうとする時、鳥を飛ばさせないような巧妙な感覚とも言えるものでした。

例えば、前進、後退だけによる歩法だと、必然的にボクシング的な動きがメインとなり、リーチや体格により、不利な要因が多くなる。

即ち、前進及び後退において、横又は斜め横への移動による接触と邪魔及び機動打撃が可能であるかが鍵であり、わざとらしく強硬的に、突発的に仕掛けても、意図が暴露して容易に距離間隔をつめることは出来ない。

重要な感覚は、中心線感覚を使った状態で摩擦歩の要領を持って、揺と旋の動作が歩法で実行出来て初めて、急発進、急停止、急方向変換が可能な矛盾した感覚を体得することが出来て、ある一定の段階を越えることができる。

この様な感覚で、瞬時に相手の意図を読み取り、矛盾の力を発揮する。

これら瞬時に、相手の意図を読み取る実感は、有意識による意念誘導の段階的レベルでは無理があり、無理矢理に求めても、到達できない。

感覚が、優先する無意識への段階へ、移行する感覚を自ら体得しなければ解らないことを、後で知ることになりました。

体得する感覚とは、外見動作は簡単であるが、中身は非常に難しく、摩擦歩の要領及び揺と旋の要領により繊細で、柔らかく、巧妙であり、その根本は、上下の中心感覚を優先に、自己を中心に前後、左右へと均等に力を得る矛盾の力により、機動打撃と接触と邪魔とを発揮する状態を追求し、我日々振り返ることが、必要不可欠である。

道は追究すればするほど遠くなることを実感する。いまだに、日暮れ道、遠し。

 

 

 

意拳研究練習日誌第120号 

我、日々振り返る。今回は、前回の補足として、

蹴りからの距離と間隔をつめる感覚について

以前、岳崢先生に対して、前蹴りで攻撃した時、一瞬で距離と間隔をつめられて、ひっくり返されました。それも、蹴りが最も当たりやすく、拳のとどかない間合いで、何度やっても同じでした。

また、このような練習をする際、背面から絶好の機会を狙って推されたことを覚えてます。

その動作に、ついて振り返ってみる。

それは、牛の鼻輪を引く感覚で、弓矢を引くように、引きながら、いつでも矢を放つことができる矛盾の感覚を持ちながら、足はスケートのように滑走する。

弓矢を射る感覚を持ちながら、上下の起伏、左右の変換、前後の進退のあらゆる傾きは、全て中心線を一致させる感覚にある。

直接こちらに向かって、直進したかのようで直進はしていない、離隔した位置から、気付いた時には、受動的な体勢に追い込まれ、接触と邪魔をされていた状態であった。

これらは、こちらから仕掛ける時、また、相手から仕掛ける時、ともに自分の場を譲って、相手に与えることにより、前進または後退しながら、横への転換が可能となる。

前回述べたように、いかにも圧力で直進しているようなものでもなく、また、ボクシングのような前進、後退によるヒットアンドウェイでもない。

相手を心理的及び生理的に拘束させる為、その場に居着かせ、間合いをつめる感覚である。

これもまた、鳥が枝から飛ぼうとする時、飛ばさせないような巧妙な感覚とも言えるものでした。

例えば前進、後退だけによる歩法だと、必然的にボクシング的な動きがメインとなり、リーチや体格により、不利な要因が多くなる。

これらは、両手を拘束する推手練習における前進及び後退において、横又は斜め横への移動による接触と邪魔及び機動打撃を可能にできるかが鍵であり、断手のみでは、前後感覚の強いヒットアンドウェイによる強硬的、突発的に仕掛ける性質が強いため、意図が暴露して容易に距離間隔をつめることは出来ないため、推手練習により断手を効果的に補完することができる。

重要な感覚は、中心線感覚を使った状態で摩擦歩の要領を持って、揺と旋の動作が歩法で実行出来て初めて急発進、急停止、急方向変換が可能な矛盾した感覚を体得することが出来、ある一定の段階を越えることができる。

この様な感覚で、瞬時に相手の意図を読み取り矛盾の力を発揮する。

これら瞬時に、相手の意図を読み取る実感は、有意識による意念誘導の段階的レベルでは無理があり、無理矢理に求めても、到達できない。

感覚が、優先する無意識への段階へ、移行する感覚を自ら体得しなければ解らないことを、後で知ることになりました。

体得する感覚とは、外見動作は簡単であるが、中身は非常に難しく、摩擦歩の要領及び揺と旋の要領により、繊細で柔らかく、巧妙であり、その根本は、上下の中心感覚を優先に自己を中心に前後、左右へと均等に力を得る矛盾の力により、機動打撃と接触と邪魔を発揮する状態を追求し、我日々振り返ることが、必要不可欠である

道は、追究すれば、するほど遠くなることを実感するいまだに、日暮れ道、遠し。

意拳研究練習日誌第121号

 

我、日々振り返る。今回は

意拳が、標準的なフォームを追求しない理由について

 

以前にも論じたことがありますが、意拳では標準的なフォームを追求することはありません。

それは中身つまり、中心線感覚により体軸、体幹部を自由自在に操作して、多面多方向にボディーターンができる感覚を体得することにあります

以前にも紹介したとおり、基本練習は、どこも、あまり変わらないが、補助的練習や実践練習においては、いろいろな先生のところには、独自のやり方があり、それらは、独自の経験、プロセス、カリキュラムなどが異なるからで、目的は同じで、フォームよりも守中用中から逸脱せず、ボディーターンを効果的に使えるか、即ち実践的に無理なく効率的に相手を崩し発力が可能かが焦点を合わせるところであり、フォームの違いだけを述べるのは、中身より外形動作に焦点が向けられているためであり、意拳の本来の目的から逸脱することになる

それでは、特に焦点を絞って、外形フォームから判断でき注意ポイントが網羅されてるところは、以前、論じた外形から習熟度の判断の基準について、意拳は中身と感覚を重視するけれど、外部動作からの状態で、習熟度の判断の基準をはかる部分がある。その一部を紹介する。

一つは、鼻頭と手の関係であり、左右は、中心線感覚により鼻頭から互いに外れない。

 

一つは、左右どちらかの手が必ず中心を守り、用いられている。

 

一つは、背中側から見る体幹部の動きが大きく、逆に手足の動きが小さい。

 

一つは、爪先、踵、膝、腰肩、肘、拳は、一斉に同時に動く。

 

一つは、肘の横への張り、形曲力直。

 

一つは、発する方向と逆方向に体幹部が振動する。

 

一つは、全ての動きに軽快さと弾力性がある。

 

一つは、前足は軽く、軽快。後ろ足への寄りかかり、急発進、急停止、急方向変換によりその場に居着かない。

このことから、以前、述べた様に全ては、中心線感覚による体幹体軸運動である。

 外形フォームから判断するとすれば、これらの注意ポイントが網羅されているかが焦点であり、単なるフォームの違いを注意ポイントにすれば、論外であることが、明白である。

 

それでは、具体的に効果的要因とは、何か、次のとおり振り返ることができる。

 

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

 

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、単なるフォーム重視か、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

 

このことから、我、日々振り返るを実践されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第122号

 

我、日々振り返る。今回は

移動中、調整中による攻防感覚について。

 

意拳の特徴を最も表現したジグザグに身体を振っての攻防動作は、まさに専売特許と言えるでしょう。

 それでは具体的に必成できるものは何かは、一部を紹介すると次の通り。

 

1.摩擦歩の要領をつかう。

 

2.相手の真正面に長く正対しない。

 

3.直ぐに相手の真正面エリアに入らない、直ぐに真正面攻撃をしかけない。

 

即ち時間、距離、空間情報を相手に与えない。

逆に相手から真正面攻撃をさせ相手の時間、距離、空間をもらう。

 

4.真正面エリアには、地雷があるか、薄い氷で直ぐに割れてしまう意識を持つ。

 

5.故に側面、斜面への迂回を積極的に行う。この際、相手と最も近接する側をとると非常に有利である。

 

6.側面、斜面への移動は、

我の移動中により、相手は対応して、調整中となるこの互いの中間動作が主導権を握る鍵となる。

 

先にあるいは、後に行動を起こしても己の場を譲って接触と邪魔による機動打撃を行う。

即ち動けば、相手の真正面にはいなく、側面斜面に進撃する。

 

7.側面斜面へのジグザグ運動は、相手の調整中に対応するため、決まったフォームはなく、不規則であるため、左右交互に規則的に動かない。

 

例えば、風になびく旗の様に、右へ右へ行けば左へ急に方向変換、接触すれば、池に泳いでいる鯉の様に、更に方向変換し急発進、急停止、急方向変換を相手の調整に合わせて不規則に動くため、相手側から見ると一瞬消えたような、瞬間移動した様に見える。

 

もはやフォームやステップ外形動作が問題ではなく、121号で紹介した、注意ポイント及び効果的な要因が発力による命中率を上げる。

 

その動作について、振り返ってみる。

 

一つは、鼻頭と手の関係であり、左右は、中心線感覚により鼻頭から互いに外れない。

 

一つは、左右どちらかの手が必ず中心を守り、用いられている。

 

一つは、背中側から見る体幹部の動きが大きく、逆に手足の動きが小さい。

 

一つは、爪先、踵、膝、腰肩、肘、拳は、一斉に同時に動く。

 

一つは、肘の横への張り、形曲力直。

 

一つは、発する方向と逆方向に体幹部が振動する。

 

一つは、全ての動きに軽快さと弾力性がある。

 

一つは、前足は軽く、軽快。後ろ足への寄りかかり、急発進、急停止、急方向変換によりその場に居着かない。

 

このことから、以前述べた様に、全ては中心線感覚による体幹体軸運動である。

 

外形フォームから判断するとすれば、これらの注意ポイントが網羅されているかが焦点であり、単なるフォームの違いを注意ポイントにすれば、論外であることが、明白である。

 

それでは、具体的に効果的要因とは、何か、次のとおり振り返ることができる。

 

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

 

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、単なるフォーム重視か、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

 

このことから、我、日々振り返りを実践されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第123号

 

我、日々振り返る。今回は

 身体振動感覚によるボディーターンについて。

 

以前、紹介した、接触すれば、絶対に逃がさない、その動きは、自分の中心線を守り、その中心線を用いた軌道から、体幹体軸運動、即ち、各種ボディーターンにより、逃がさず、引きずり込み、手繰り寄せ、突き放す。

 この一連の中心線による軌道運動が体幹体軸の軌道になり、その動きは、極めて小さいほど、ブレがなく、大きな力を発することの感覚の手掛かりである。

 即ち、手を回すなどの局部的な動作ではなく、全身による各種ボディーターンをあらゆる条件下で錬成し、あらゆる矛盾の力を学びとる。

 

ボディーターンのレベル段階は、古より、次のとおり。

 

大動は小動に及ばず、小動は微動に及ばず、微動は不動に及ばず。

 

意拳の全ての練習を行う際、自分の中心線を守り、その中心線を用いた軌道から、体幹体軸運動による各種ボディーターンが、解らなければ、推手、断手、発力など論外となり、また、人を打つ時、飛ばす時は、反対に引き込むことが重要である。

 これらの一連の動作は、岳銘先生が言われた、後ろに向かうは前に行くためである。

 このため、全て中心線を一致させる感覚を養成する最も優れた錬成方法は、揺と旋のボディーターンを行う基本動作であるため、よくよく巧妙に丁重に錬成されたい。

 

双方の交戦中、もつれ合いゴチャゴチャとなり、クリンチ状態になる。この様な感覚で、接触し接近し最も近い条件下で接触と邪魔により、互いに両手は拘束され、打つに打てない状態が起こった瞬間、瞬時に相手の意図を読み取りボディーターンにより、矛盾の力を発揮し、相手はあらゆる方向からの連続した振動により逃がさず、引きずり込み、手繰り寄せ相手を崩し、ボディーターンによる発力が発揮される。

 この様に最も接触接近し、両手がまるで手錠をはめられ拘束された様な状態から、決定打を発揮するため、その動作は、非常に小さく、鋭く、速く一瞬の出来事である。

 これらは、一例であり、道は、追究すれば、するほど遠くなることを実感するいまだに、日暮れ道、遠し。我、日々振り返る。

 

 

 

意拳研究練習日誌第124号

我、日々振り返る。今回は

122号の補足事項、移動中、調整中の明暗について。

 

以前、紹介した122号から全て、移動中、調整中において側面斜面から進撃可能な機動打撃ができるか、できないかが明暗を分ける。

かつて、岳銘先生が実践に使える歩方について、教えられたことを紹介する。

 

その1

相手との距離をつめるため正面から真っ直ぐに間をつめない。

 

これは、相手に時間、空間、距離の情報を与えてしまうので、不利になる。

 

その2

相手との距離が近くとも、調整中ではない相手に真正面から行かない。

 

それは、相手側が最も安定している調整前でもなく、調整後でもない。

最も不安定な調整中にある。

「敵、動かなければ我、打たず」は、敵が調整中により不安定な状態でなければ、打たずを言う。

敵が真正面から仕掛けてくるのも同じ状況である。

 

その3

相手側に調整をさせるため意拳の特徴を最も表現した摩擦歩の要領により、側面斜面へジグザグに身体を振るが、決まった動きはない

 

その4

決まった動きはないが目的は何か、積極的に相手側に調整中の状態を仕向けることである。

 

そのため、なびく旗の様な不規則なステップにより、相手側を調整中へ誘導する。

 その要領は、経験やブロセスなどにより、急発進、急停止、急方向変換などボディーターンにより巧妙に相手を誘導するため、規則的なフォームやステップは発生しない、もし規則的で、フォームが決まっていれば、相手を上手く誘導することが不可能であり、逆に主導権が奪われ、相手に翻弄されることになる。

 以前にも紹介したとおり、追いかけている相手が主導権を持っている様に錯覚させ、実は追いかけられている我が主導権を持って誘導しているのである。

 

その5

それでは、レベルの高い人は、どんな動きをするのであろう。

 

レベルの高い人ほど、風になびく旗の様にはためき、また、全ての形の角が取れて円く、あらゆる動きに規則性がない。

 

岳銘先生曰く、相手を調整中にさせ、相手の調整中に仕掛ける。

そこには、決まった動きもなく、規則性もない。

 

その要領は、先に仕掛けても、後に仕掛けても、自分の場を譲って仕掛ければ側面斜面への手掛かりがつかめる。

逆にレベルの低い人ほど決まった同じフォームと規則性に執着する傾向がある。

 

それでは、フォームより中身、内容を重視して以前からのポイントを振り返って錬成されたい。

 

1.摩擦歩の要領をつかう。

 

2.相手の真正面に長く正対しない。

 

3.直ぐに相手の真正面エリアに入らない、直ぐに真正面攻撃をしかけない。

 

即ち時間、距離、空間情報を相手に与えない、逆に相手から真正面攻撃をさせ相手の時間、距離、空間をもらう。

 

4.真正面エリアには、地雷があるか、薄い氷で直ぐに割れてしまう意識を持つ。

 

5.故に側面、斜面への迂回を積極的に行うこの際、相手と最も近接する側をとると非常に有利である。

 

6.側面、斜面への移動は、

我の移動中により、相手は対応して、調整中となるこの互いの中間動作が主導権を握る鍵となる。

 

先にあるいは、後に行動を起こしても己の場を譲って接触と邪魔による機動打撃を行う。

即ち動けば、相手の真正面にはいなく、側面斜面に進撃する。

 

7.側面斜面へのジグザグ運動は、相手の調整中に対応するため、決まったフォームはなく、不規則であるため、左右交互に規則的に動かない。

 

例えば、風になびく旗の様に、右へ右へ行けば左へ急に方向変換、接触すれば、池に泳いでいる鯉の様に、更に方向変換し急発進、急停止、急方向変換を相手の調整に合わせて不規則に動くため、相手側から見ると一瞬消えたような、瞬間移動した様に見える。

 

もはやフォームやステップ外形動作が問題ではなく、121号で紹介した、注意ポイント及び効果的な要因が発力による命中率を上げる。

 

その動作について、振り返ってみる。

 

一つは、鼻頭と手の関係であり、左右は、中心線感覚により鼻頭から互いに外れない。

 

一つは、左右どちらかの手が必ず中心を守り、用いられている。

 

一つは、背中側から見る体幹部の動きが大きく、逆に手足の動きが小さい。

 

一つは、爪先、踵、膝、腰肩、肘、拳は、一斉に同時に動く。

 

一つは、肘の横への張り、形曲力直。

 

一つは、発する方向と逆方向に体幹部が振動する。

 

一つは、全ての動きに軽快さと弾力性がある。

 

一つは、前足は軽く、軽快後ろ足への寄りかかり、急発進、急停止、急方向変換によりその場に居着かない。

 

このことから、以前、述べた様に全ては、中心線感覚による体幹体軸運動である。

 外形フォームから判断するとすれば、これらの注意ポイントが網羅されているかが焦点であり、単なるフォームの違いを注意ポイントにすれば、論外であることが、明白である。

 

それでは、具体的に効果的要因とは、何か、次のとおり振り返ることができる。

 

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

 

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により、独創的であるため文書にすることは、困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、単なるフォーム重視か、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

 

このことから、我、日々振り返りを実践されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第125号

我、日々振り返る。今回は

124号の補足事項、移動中、調整中における調整練習について。

 

以前、紹介した124号から全て、移動中、調整中において側面斜面から進撃可能な機動打撃ができるかの手掛かりとして、次の要領による。

 以前、北京にて、岳銘先生が実践に使える歩方の練習について、教えられたことを紹介する。

 

この練習は、

 「相手側に先行的に側面斜面に調整中を仕掛け、相手側から時間、空間、距離の条件をもらって接触と邪魔により発力の機会を得る側」と、「相手側からの先行的な側面斜面への仕掛けから、左右後方へと回避し急停止から時間、空間、距離の不規則な条件を相手に与える側」に別れて練習を行う。

 

このように、条件を与える側と条件を取る側に別れて交互に交代して行うポイントは下記のとおり。

 

その1

我側、先に相手側の側面斜面へ調整を仕掛け、相手側を調整中にさせる。

 

その2

相手側、調整を仕掛けられたら、後方左右へ接触されないように逃げる。

 

その3

我側、更に側面斜面へ、調整を仕掛ける。

 

その4

相手側、急停止により攻撃とフエントなどの時間、距離、空間の条件を与える。

 

その5

我側、相手側から何らかの条件をもらった瞬間、接触と邪魔により側面斜面へ相手に調整をかけ、ボディターンによる相手重心を崩壊させて初めて、決定打撃、即ち発力の手掛かりを見いだすことができる。

 

注意事項

 

その1

相手との距離をつめるため正面から真っ直ぐに間をつめない。

 

これは、相手に時間、空間、距離の情報を与えてしまうので、不利になる。

 

その2

相手との距離が近くとも、調整中ではない相手に真正面から行かない。

 

それは、相手側が最も安定している調整前でもなく、調整後でもない。

最も不安定な調整中にある。

敵、動かなければ我、打たずは、敵が調整中により不安定な状態でなければ、打たずを言う。

敵が真正面から仕掛けてくるのも同じ状況である。

 

その3

相手側に調整をさせるため意拳の特徴を最も表現した摩擦歩の要領により、側面斜面へジグザグに身体を振るが、決まった動きはない。

 

その4

決まった動きはないが目的は何か、積極的に相手側に調整中の状態を仕向けることである。

 

そのため、なびく旗の様な不規則なステップにより、相手側を調整中へ誘導する。

 

その要領は、経験やプロセスなどにより、急発進、急停止、急方向変換などボディーターンにより巧妙に相手を誘導するため、規則的なフォームやステップは発生しない、もし規則的で、フォームが、決まっていれば、相手を上手く誘導することが不可能であり、逆に主導権が奪われ、相手に翻弄されることになる。

 

以前にも紹介したとおり、追いかけている相手が主導権を持っている様に錯覚させ、実は追いかけられている我が主導権を持って誘導しているのである。

 

その5

それでは、レベルの高い人は、どんな動きをするのであろう。

 

レベルの高い人ほど、風になびく旗の様にはためき、また、全ての形の角が取れて円く、あらゆる動きに規則性がない。

 

岳銘先生曰く、相手を調整中にさせ、相手の調整中に仕掛ける。

そこには、決まった動きもなく、規則性もない。

その要領は、先に仕掛けても、後に仕掛けても、自分の場を譲って仕掛ければ側面斜面への手掛かりがつかめる。

逆にレベルの低い人ほど決まった同じフォームと規則性に執着する傾向がある。

 

それでは、フォームより中身、内容を重視して以前からのポイントを振り返って錬成されたい。

 

1.摩擦歩の要領をつかう。

 

2.相手の真正面に長く正対しない。

 

3.直ぐに相手の真正面エリアに入らない、直ぐに真正面攻撃をしかけない。

 

即ち時間、距離、空間情報を相手に与えない、逆に相手から真正面攻撃をさせ相手の時間、距離、空間をもらう。

 

4.真正面エリアには、地雷があるか、薄い氷で直ぐに割れてしまう意識を持つ。

 

5.故に側面、斜面への迂回を積極的に行う。この際、相手と最も近接する側をとると非常に有利である。

 

6.側面、斜面への移動は、

我の移動中により、相手は対応して、調整中となる。この互いの中間動作が主導権を握る鍵となる。

 

先にあるいは、後に行動を起こしても己の場を譲って接触と邪魔による機動打撃を行う。

即ち動けば、相手の真正面にはいなく、側面斜面に進撃する。

 

7.側面斜面へのジグザグ運動は、相手の調整中に対応するため、決まったフォームはなく、不規則であるため、左右交互に規則的に動かない。

 

例えば、風になびく旗の様に、右へ右へ行けば左へ急に方向変換、接触すれば、池に泳いでいる鯉の様に、更に方向変換し急発進、急停止、急方向変換を相手の調整に合わせて不規則に動くため、相手側から見ると一瞬消えたような、瞬間移動した様に見える。

 

もはやフォームやステップ外形動作が問題ではなく、121号で紹介した、注意ポイント及び効果的な要因が発力による命中率を上げる。

 

その動作について、振り返ってみる。

 

一つは、鼻頭と手の関係であり、左右は、中心線感覚により鼻頭から互いに外れない。

 

一つは、左右どちらかの手が必ず中心を守り、用いられている。

 

一つは、背中側から見る体幹部の動きが大きく、逆に手足の動きが小さい。

 

一つは、爪先、踵、膝、腰肩、肘、拳は、一斉に同時に動く。

 

一つは、肘の横への張り、形曲力直。

 

一つは、発する方向と逆方向に体幹部が振動する。

 

一つは、全ての動きに軽快さと弾力性がある。

 

一つは、前足は軽く、軽快後ろ足への寄りかかり、急発進、急停止、急方向変換によりその場に居着かない。

 

このことから、以前、述べた様に全ては、中心線感覚による体幹体軸運動である。

 外形フォームから判断するとすれば、これらの注意ポイントが網羅されているかが焦点であり、単なるフォームの違いを注意ポイントにすれば、論外であることが、明白である。

 

それでは、具体的に効果的要因とは、何か、次のとおり振り返ることができる。

 

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

 

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージと自らのコンビネーションにより、調整を行う。

意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、単なるフォーム重視か、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

 

このことから、我、日々振り返りを実践されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第126号

我、日々振り返る。今回は

究極の身体操作ボディターンについて。

 

優れたスポーツ選手は、優れた潜在的能力を持っている。

 例えば、サッカーのドリブルからシュート、バスケットのドリブルからのフリースロー、ボクサー、レスラー、スプリンター、柔道家あるいは、ケンカの強い者などよく耳にするセンスとは何か。それは、単なるスピード、持久力、筋力、平衡感覚など、個別に同様に鍛え上げても、センスの一言で明暗が別れる。

 

即ちセンスは潜在的能力を意味する独特の身体操作、ボディターンである。

 

それは、不安定の体勢からもリラックスして、自由自在に瞬間的に力を発揮できる。

 この際、緊張とリラックスの転換が非常に速い特徴がある。

 逆にボディターンの出来ない者は、安定した姿勢や標準的フォームでは上手くいくが、不安定になると、たちまち緊張がはしり、身体が硬くなり、上手く動けない。緊張とリラックスの転換が遅く、融通がきかない。

 

意拳では、この不安定な移動中、調整中において、我側も相手側も不安定な状態の側面斜面から、進撃可能な機動打撃ができるかの手掛かりを体感できる基本的な練習要領があり、更に練度を向上させ体得を目標とする

 その基本的な練習要領として、站椿、試力、摩擦歩、発力、試声、単操手、推手、断手など、全ての共通事項は、不安定における上下中心感覚から六面力と矛盾の力を巧妙に掌握して、実践に使える丁重な練習を行い、大胆な力が発揮できるボディターンを得る手掛かりを体感し更に体得を目標とする。

 各練習要領については、既に紹介しているので、研究されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第127号

我、日々振り返る今回は

125号の移動中、調整中のにおける調整練習について簡略的に説明する。

 

以前、紹介した125号から全て、移動中、調整中において側面斜面から進撃可能な機動打撃ができるかの手掛かりとして、解りやすく次の要領による。

 

我側

この練習は、自ら相手側に先行的に側面斜面に調整中を仕掛けて、接触と邪魔により相手の場を奪い、バランスを奪い、発力の機会を得るためが主目的である。

つまり側面斜面の介入により戦機を掴む側に徹する。

 

敵側

逆に相手側は、側面斜面からの介入をされない様に左右、後方へ逃げあるいは、正面から又は、側面斜面の移動中に攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を相手に与える。

 つまり側面斜面への介入を不規則な条件で阻止する側に徹する。

 

このように、条件を与える側と条件を取る側に別れて交互に交代して行う。

 

ポイントは下記のとおり。

 

その1

我側

急がば回れ、

先攻的条件は、譲って攻撃

先に相手側の側面斜面へ、調整を仕掛け、相手側に調整中をさせて、接触と邪魔をする攻撃のみ練習とする

 

その2

敵側

調整を仕掛けられたら、後方左右へ介入されないように逃げる。

 

その3

我側

終始、継続的に側面斜面からの調整を仕掛け、戦機を伺う。

 

その4

敵側

継続的に側面斜面からの介入を阻止するため、左右後方へと逃げ、正面から側面斜面の移動中から攻撃とフエントなどの時間、距離、空間の条件を与え側面斜面への介入を阻止する。

 

その5

我側

急がば回れ、

後攻的条件は、譲って迎撃

相手側から正面または、側面斜面の移動中から、何らかの条件をもらった瞬間、接触と邪魔により側面斜面へ相手に調整をかけボディターンによる相手重心を崩壊させて初めて、決定打撃、即ち発力の手掛かりを見いだすことができる。

 

注意事項

 

その1

相手との距離をつめるため正面から真っ直ぐに間をつめない。

 

これは、相手に時間、空間、距離の情報を与えてしまうので、不利になる。

 

その2

相手との距離が近くとも、調整中ではない相手に真正面から行かない。

 

それは、相手側が最も安定している調整前でもなく、調整後でもない。

 

最も不安定な調整中にある。

敵、動かなければ我、打たずは、敵が調整中により不安定な状態でなければ、打たずを言う。

 

敵が真正面から仕掛けてくるのも同じ状況である。

 

その3

相手側に調整をさせるため意拳の特徴を最も表現した摩擦歩の要領により、側面斜面へジグザグに身体を振るが、決まった動きはない

 

その4

決まった動きはないが目的は何か、積極的に相手側に調整中の状態を仕向けることである。

 

そのため、なびく旗の様な不規則なステップにより、相手側を調整中へ誘導する。

その要領は、経験やプロセスなどにより、急発進、急停止、急方向変換などボディーターンにより巧妙に相手を誘導するため、規則的なフォームやステップは発生しない。もし規則的で、フォームが決まっていれば、相手を上手く誘導することが不可能であり、逆に主導権が奪われ、相手に翻弄されることになる。

 

以前にも紹介したとおり、追いかけている相手が主導権を持っている様に錯覚させ、実は追いかけられている我が主導権を持って誘導しているのである。

 

その5

それでは、レベルの高い人は、どんな動きをするのであろう。

 

レベルの高い人ほど、風になびく旗の様にはためき、また、全ての形の角が取れて円く、あらゆる動きに規則性がない。

 

岳銘先生曰く、相手を調整中にさせ、相手の調整中に仕掛ける。

 そこには、決まった動きもなく、規則性もない。

 その要領は、先に仕掛けても、後に仕掛けても、自分の場を譲って仕掛ければ側面斜面への手掛かりがつかめる。

 逆にレベルの低い人ほど決まった同じフォームと規則性に執着する傾向がある。

 

それでは、フォームより中身、内容を重視して以前からのポイントを振り返って錬成されたい。

 

1.摩擦歩の要領をつかう。

 

2.相手の真正面に長く正対しない。

 

3.直ぐに相手の真正面エリアに入らない、直ぐに真正面攻撃をしかけない。

 

即ち時間、距離、空間情報を相手に与えない。

逆に相手から真正面攻撃をさせ、相手の時間、距離、空間をもらう。

 

4.真正面エリアには、地雷があるか、薄い氷で直ぐに割れてしまう意識を持つ。

 

5.故に側面、斜面への迂回を積極的に行う。

この際、相手と最も近接する側をとると非常に有利である。

 

6.側面、斜面への移動は、

我の移動中により、相手は対応して、調整中となる。この互いの中間動作が主導権を握る鍵となる。

 

先にあるいは、後に行動を起こしても、己の場を譲って接触と邪魔による機動打撃を行う。

 

即ち動けば、相手の真正面にはいなく、側面斜面に進撃いる。

 

7.側面斜面へのジグザグ運動は、相手の調整中に対応するため、決まったフォームはなく、不規則であるため、左右交互に規則的に動かない。

 

例えば、風になびく旗の様に、右へ右へ行けば左へ急に方向変換、接触すれば、池に泳いでいる鯉の様に、更に方向変換し急発進、急停止、急方向変換を相手の調整に合わせて不規則に動くため、相手側から見ると一瞬消えたような、瞬間移動した様に見える。

 もはやフォームやステップ外形動作が問題ではなく、121号で紹介した、注意ポイント及び効果的な要因が発力による命中率を上げる。

 

その動作について、振り返ってみる。

 

一つは、鼻頭と手の関係であり、左右は、中心線感覚により鼻頭から互いに外れない。

 

一つは、左右どちらかの手が必ず中心を守り、用いられている。

 

一つは、背中側から見る体幹部の動きが大きく、逆に手足の動きが小さい。

 

一つは、爪先、踵、膝、腰肩、肘、拳は、一斉に同時に動く。

 

一つは、肘の横への張り、形曲力直。

 

一つは、発する方向と逆方向に体幹部が振動する。

 

一つは、全ての動きに軽快さと弾力性がある。

 

一つは、前足は軽く、軽快。後ろ足への寄りかかり、急発進、急停止、急方向変換により、その場に居着かない

 

このことから、以前、述べた様に、全ては、中心線感覚による体幹体軸運動である。

 外形フォームから判断するとすれば、これらの注意ポイントが網羅されているかが焦点であり、単なるフォームの違いを注意ポイントにすれば、論外であることが、明白である。

 

それでは、具体的に効果的要因とは何か、次のとおり振り返ることができる。

 

その1

どのように動くとも中心線感覚を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致運動を発揮することができる。

 

 

その2

どのように動くとも、中心線感覚による三尖相照を終始、掌握する。

掌握すれば、全身一致した、強力な発力を発揮することができる。

 

その3

どのように動くとも、中心線感覚による形曲力直を終始、掌握する。

掌握すれば、多面、多方向へと三次元的な融通性のある力を発揮することができる。

 

その4

どのように動くとも、中心線感覚による側面、斜面への移動を終始、掌握する。

掌握すれば、正面から転移が容易となり、戦術の三要素、迂回、包囲、突破を有機的に発揮できる。

 

その5

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、弾力性を終始、掌握する。

掌握すれば、連続した弾力性運動が発揮できる。

 

その6

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかりからの慣性の力を終始、掌握する。

掌握すれば、側面、斜面への融通性を持った転移と併せて連続的に発揮できる。

 

その7

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、寄りかかによる位置エネルギーを運動エネルギーへの転化を終始、掌握する。

掌握すれば、効率的な起動と制御を有機的に発揮できる。

 

その8

どのように動くとも、中心線感覚を活用して、梃子の原理を終始、掌握する。

掌握すれば、僅かな力を持って大きな力を有機的に発揮できる。

 

その9

いつでも、どこでも、動けば、中心線感覚を活用した半歩の運用として、急停止、急発進、急方向変換要領を終始、掌握する。

掌握すれば、受動的局面から主導権を獲得することができる。

 

その10

いつでも、どこでも、中心線感覚による矛盾の力を終始、掌握する。

掌握すれば、順逆同時に発生する力、即ち、盾と矛の同時運用として、相手の中心線、重心を崩壊させると同時に発力を行うことができる。

 

その11

いつでも、どこでも、中心線感覚による体幹の操作、これによる手足の随行を終始、掌握する。

掌握すれば、思った瞬間に先行的に主導権を容易に獲得することができる。

 

その12

いつでも、どこでも、中心線感覚による空気抵抗と争力を掌握する。

掌握すれば、快適性と矛盾の状態を獲得することができる。

 

その13

どのように動くとも、中心線感覚による相手の中心線感覚の察知と掌握を終始、怠らない。

例えば、シャドウボクシングは、対人のイメージとみずからのコンビネーションにより、調整を行う。

 意拳練習者が行う場合は、自らの中心線感覚を守って、中心線感覚を用いた調整により、対人の中心線感覚獲得の為のイメージ練習を行う。

 

その14

どのように動くとも、中心線感覚による力の範囲は、左は鼻中を越えない、右は鼻中を越えない、上は眉を越えない、下は臍を越えない、前は爪先を越えない、後ろは一尺を下回らない。これらを終始、掌握する。

掌握すれば、交換、転移における間隙を閉塞することができる。即ちピンチをチャンスに転化することができる。

動が、攻守関係なく、相手より先行的に実行でき、主導権を獲得することができる。

 

その15

揺法、旋法、内旋、外旋による中心線感覚の効果的な起動と制御を終始、掌握する。

掌握すれば、相手の中心線バランスを崩壊させる攻防逆転による転移の瞬間であり、最も不利が最も有利となり、ピンチをチャンスに逆転変換でき、具体的には、どのように動くとも、左右の手と足は間断無く、中心線から外さない、また忘れない状態を継続する。

 

これらの効果的要因を有機的に活用できる補足練習、補強練習などは、指導者の経験及び潜在能力により独創的であるため、文書にすることは困難であるが、的を得た練習は、実践と理論から導かれるので、実習者は、熱意と研究心を持って追究すれば、単なるフォーム重視か、的を得たものかどうか、本能的に理解することができる。

 

このことから、我、日々振り返りを実践されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第128号

我、日々振り返る。今回は

推手から断手における移動中、調整中について

 

以前から紹介した通り、移動中、調整中において、側面斜面から進撃可能な機動打撃ができるかの手掛かりを掴む一部として推手から断手への練習がある。

 この練習は、

離れた距離から相手を移動中、調整中の不安定にさせ、自らの両手を積極的に相手の両手に接触して拘束させ、

 自ら相手側に先行的に側面斜面に調整中を仕掛けて、接触と邪魔により相手の場を奪い、バランスを奪い、発力の機会を得る

 ことが主目的である。

 

1つは、常に中心線を上下左右前後から交互に怠らない。

 

目安は、ボディーターンができるかである。

 

2つは、連続する複雑な側面斜面へ介入する。

 

目安は、我の前腕が相手の肘、二の腕方向から中心線を征しているかである。

 

3つは、ボディーターンにより矛盾の状態を実感し、矛盾の力を求める。

 

目安は、相手の体勢が崩れ両足で立って居られない状態になっているかである。

 

4つは、相手の状態を崩す目安は、触れていない間合いにおいて、側面斜面への介入により、移動中、調整中にさせる。

または、接触により相手を移動中、調整中にさせる。

 

5つは、矛盾の力を発揮する目安は、いつも相手を移動中、調整中にさせ、安定させない時に戦機を掴むことができ、発力の手掛かりを実感できる。

 

6つは、戦機の目安は、「後ろに行くは、前に行くため」であることが実感できるか。

 

7つは、戦術の三要素、迂回、包囲、突破である。

 

側面斜面へと迂回を行い、相手を移動中、調整中にさせ、包囲、突破の戦機を窺う。

 

8つは、側面斜面の移動中により包囲攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を奪い、突破の戦機を窺う。

 

9つは、あるいは、包囲網を調整中に相手から突破を図ってきた場合、時間、空間、距離は、一挙に包囲突破の戦機を奪うことができる。

 

側面斜面への介入を不規則な条件で行い、移動中、調整中においてどちらが主導権を獲得するかである。

 目安は、鼻中は万物の中央日頃の鍛練より、ボディーターンにより左右の両手のいずれかは、鼻中を離れない、牛の鼻輪を引く如く、弓矢を引く如く、いつでも矢を放つことができる如くである。

 

 ここで紹介した要因は、あくまでも一部であり、手掛かりであり、きっかけであるので、よくよく研究が必要である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第129号 

我、日々振り返る。今回は

全ては、移動中、調整中に極る。

 

いにしえから、「相手が動かなければ打たない」とある。

 迂回により、側面斜面方向から包囲網を形成しょうとする時、こちらも相手も同じ状況が発生する。

 つまり双方とも不安定な移動中、調整中にあり、どちらが主導権を獲得するかは、進撃と迎撃による機動打撃が可能かどうかである。

 双方とも、離れた距離から相手を移動中、調整中の不安定にさせ、自らの両手を積極的に相手の両手に接触して拘束させる。

 

いにしえから、「当たらなければ打たない」とある。

 

自ら相手側に先行的に、あるいは後攻的に、側面斜面に調整中を仕掛けて、連続する矛盾の状態の中、千変万化する接触と邪魔により矛盾の力を掌握する。

 

いにしえから、「大きなダメージに至らしめる打撃でなければ、打たない」とある。

 

掌握するは、相手の場を奪い、バランスを奪い、機動打撃が可能な発力の機会を得ることである。

 発力の機会は、計画的に予測や決定をしてはいけない。一か八かでもない。機会は待つことでもなく、追うこともなく、その瞬間に発生する。

 一発で成功するか、数発のいずれかで成功するかは、解らないが、それは、手応えのある、ひらめきに近い。

 

 それでは、ひらめきの要因の手掛かりときっかけの一部を紹介する。

 

その1、常に中心線を上下左右前後から交互に怠らない。

 

目安は、ボディーターンができるかである。

 

その2、連続する複雑な側面斜面へ介入する。

 

目安は、我の前腕が相手の肘、二の腕方向から中心線を征しているかである。

 

その3、ボディーターンにより矛盾の状態を実感し、矛盾の力を求める。

 

目安は、相手の体勢が崩れ両足で立って居られない状態になっているかである。

 

その4、相手の状態を崩す目安は、触れていない間合いにおいて、側面斜面への介入により、移動中、調整中にさせる。

または、接触により相手を移動中、調整中にさせる。

 

その5、矛盾の力を発揮する目安は、いつも相手を移動中、調整中にさせ、安定させない時に戦機を掴むことができ、発力の手掛かりを実感できる。

 

その6、戦機の目安は、「後ろに行くは、前に行くため」であることが実感できるか。

 

その7、戦術の三要素、迂回、包囲、突破である。

 

側面斜面へと迂回を行い、相手を移動中、調整中にさせ、包囲、突破の戦機を窺う。

 

その8、側面斜面の移動中により、包囲攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を奪い、突破の戦機を窺う。

 

その9、あるいは、包囲網を調整中に相手から突破を図ってきた場合、時間、空間、距離は、一挙に包囲突破の戦機を奪うことができる。

 

その10、側面斜面への介入を不規則な条件で行い、移動中、調整中において、どちらが主導権を獲得するかである。

 

その11、目安は、鼻中は万物の中央、日頃の鍛練より、ボディーターンにより左右の両手のいずれかは、鼻中を離れない、牛の鼻輪を引く如く、弓矢を引く如く、いつでも矢を放つことができる如くである。

 

その12、意拳の全ての練習において、左右いずれかの手の位置は、鼻、口の位置を基準にすれば、技撃のレベルは、非常に高くなる。

 

その13、自分が可愛ければ、この様にやることである。

 

その14、推手練習は、必ず側面斜面への移動中、調整中から守中用中により、中心線をどちらかの手により交互に確保する。

 

その15、確保するには、ボディーターンによる中心線からの起動により、矛盾の力を発揮できる手掛かりを体得することができる。

 

その16、あくまでも、中心線感覚を体感、体得した者を対象としている。

 

その17、いつでも、どこでも、ボディーターンによる中心線を獲得し、こちらの体幹部により相手の体幹部を崩壊させる。打撃も脚撃も体幹部から放たれるため、体幹部を崩壊させることができれば全て未発に終わる。

 

その18、断手に至っては、迂回、包囲、突破を研究する。

 

急がばは、回れ

場を譲って進撃する。

場を譲って迎撃する。

全ては、不安定な移動中、調整中にある。

 

その19、決して、安定した調整前、調整後や真正面ではない。

 

その20、いにしえより、堂々の陣に向かうことなかれ、堂々の旗に向かうことなかれ、兵は詭道なり。

 

 

 

意拳研究練習日誌第130号

 

我、日々振り返る。今回は

前回第129号の補足事項として、全ては、移動中、調整中に極る。

 

その堂々の陣に向かうことなかれ、堂々の旗に向かうことなかれ、兵は詭道なり。

 

即ち、安定した万全な準備を備えた土俵では、闘わないことであり、逆に不安定な準備中への状態になるように有機的に相手を誘導する。

 

具体的に簡単に例えると次の段階に分析できる。あくまでも例えである。

 

第一段階

相手が打とうとする時、蹴ろうとする時、つかもうとする時の初動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第二段階

打ってくる途中、蹴ってくる途中、つかんでくる途中中間動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第三段階

打ちきろうと身体を中心へひねる途中、蹴りぬこうと身体をひねる途中、つかみきろうと身体をひねる途中最終動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

全て動作中に積極的な接触と邪魔を図り、相手の攻撃を全て未発に終わらせるため、移動中、調整中に有機的に連続する不安定を誘発させる。

特に、正面より、側面斜面からによる誘発が効果的である。

 

例えば、蹴ってくる相手の蹴りを払ったり、受けたりは、初動から中間動作を見てから動いているので、相手は安定している。

つまり末節を末節で対応している。

そうではなく、相手の中節さらに根節を狙う。

 

具体的には、相手が蹴ってきたら相手の体幹部を迎撃して、相手の体幹部の動きを止めることにある。

更に、側面斜面から体幹部を継続的に不安定にさせ、発力の機会を窺う。

 

 いにしえから、相手が動かなければ打たないとある。

 

迂回により、側面斜面方向から包囲網を形成しようとする時、こちらも相手も同じ状況が発生する。

つまり双方とも不安定な移動中、調整中にあり、どちらが主導権を獲得するかは、進撃と迎撃による機動打撃が可能かどうかである。

双方とも、離れた距離から相手を移動中、調整中の不安定にさせ、自らの両手を積極的に相手の両手に接触して拘束させる。

 

いにしえから、当たらなければ打たないとある。

 

自ら相手側に先行的にあるいは、後攻的に側面斜面に調整中を仕掛けて、連続する矛盾の状態の中、千変万化する接触と邪魔により矛盾の力を掌握する。

 

いにしえから、大きなダメージに至らしめる打撃でなければ、打たないとある。

 

掌握するは、相手の場を奪い、バランスを奪い、機動打撃が可能な発力の機会を得ることである。

発力の機会は、計画的に予測や決定をしてはいけない、一か八かでもない、機会は待つことでもなく、追うこともなく、その瞬間に発生する。

一発で成功するか、数発のいずれかで成功するかは解らないが、それは、手応えのある、ひらめきに近い。

 

それでは、ひらめきの要因の手掛かりと、きっかけの一部を紹介する。

 

その1、常に中心線を上下左右前後から交互に怠らない。

 目安は、ボディーターンができるかである。

 

その2、連続する複雑な側面斜面へ介入する。

 目安は、我の前腕が相手の肘、二の腕方向から中心線を征しているかである。

 

その3、ボディーターンにより矛盾の状態を実感し、矛盾の力を求める。

 目安は、相手の体勢が崩れ両足で立って居られない状態になっているかである。

 

その4、相手の状態を崩す目安は触れていない間合いにおいて、側面斜面への介入により、移動中、調整中にさせる。

または、接触により相手を移動中、調整中にさせる。

 

その5、矛盾の力を発揮する目安は、いつも相手を移動中、調整中にさせ、安定させない時に戦機を掴むことができ、発力の手掛かりを実感できる。

 

その6、戦機の目安は、「後ろに行くは、前に行くため」であることが実感できるか。

 

その7、戦術の三要素、迂回、包囲、突破である。

 側面斜面へと迂回を行い相手を移動中、調整中にさせ包囲、突破の戦機を窺う。

 

その8、側面斜面の移動中により包囲攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を奪い突破の戦機を窺う。

 

その9、あるいは、包囲網を調整中に相手から突破を図ってきた場合、時間、空間、距離は、一挙に包囲突破の戦機を奪うことができる。

 

その10、側面斜面への介入を不規則な条件で行い、移動中、調整中においてどちらが主導権を獲得するかである。

 

その11、目安は、鼻中は万物の中央日頃の鍛練より、ボディーターンにより左右の両手のいずれかは、鼻中を離れない、牛の鼻輪を引く如く、弓矢を引く如く、いつでも矢を放つことができる如くである。

 

その12、意拳の全ての練習において左右いずれかの手の位置は、鼻、口の位置を基準にすれば、技撃のレベルは、非常に高くなる。

 

その13、自分が可愛ければ、この様にやることである。

 

その14、推手練習は、必ず側面斜面への移動中、調整中から守中用中により中心線をどちらかの手により交互に確保する。

 

その15、確保するには、ボディーターンによる中心線からの起動により矛盾の力を発揮できる手掛かりを体得することができる。

 

その16、あくまでも、中心線感覚を体感、体得した者を対象としている。

 

その17、いつでも、どこでも、ボディーターンによる中心線を獲得し、こちらの体幹部により相手の体幹部を崩壊させる。打撃も脚撃も体幹部から放たれるため、体幹部を崩壊させることができれば全て未発に終わる。

 

その18、断手に至っては、迂回、包囲、突破を研究する。

 

急がばは、回れ

場を譲って進撃する。

場を譲って迎撃する。

全ては、不安定な移動中、調整中にある。

 

その19、決して、安定した調整前、調整後や真正面ではない。

 

その20、いにしえより、堂々の陣に向かうことなかれ、堂々の旗に向かうことなかれ、兵は詭道なり。

 意拳研究練習日誌第131号

我、日々振り返る。今回は

前回第130号の補足事項として、全ては、移動中、調整中に極ることから次の視点で試みる。

 

站椿

静止不動の状態において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙かつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

試力

単独動作による基本的な移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

摩擦歩

単独動作による歩法による移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

発力

単独動作による瞬間的な移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

試声

発声動作による瞬間的な移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

単操手

弾性運動による軽快的な移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

推手

双方対峙による両手を互いに拘束させる条件の中、接触と邪魔により移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に鍛える常に調整中運動を行う。

 

断手

双方対峙による離れた間合いから接触までの間、互いに側面斜面から接触と邪魔により移動中において、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙にかつ丁重に扱い、常に調整中の状態を積極的に誘発させる中、矛盾の状態を掌握し矛盾の力を使う即ち戦機であり、発力の機会を得る。

 

即ち、安定した万全な準備を備えた土俵では、闘わないことであり、逆に不安定な準備中への状態になるように有機的に相手を誘導する。

 

具体的に簡単に例えると次の段階に分析できるあくまでも例えである。

 

第一段階

相手が打とうとする時、蹴ろうとする時、つかもうとする時の初動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第二段階

打ってくる途中、蹴ってくる途中、つかんでくる途中中間動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第三段階

打ちきろうと身体を中心へひねる途中、蹴りぬこうと身体をひねる途中、つかみきろうと身体をひねる途中最終動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

全て動作中に積極的な接触と邪魔を図り、相手の攻撃を全て未発に終わらせるため、移動中、調整中に有機的に連続する不安定を誘発させる。

特に、正面より、側面斜面からによる誘発が効果的である。

例えば、蹴ってくる相手の蹴りを払ったり、受けたりは、初動から中間動作を見てから動いているので、相手は安定している。

つまり末節を末節で対応している。

そうではなく、相手の中節さらに根節を狙う。

具体的には、相手が蹴ってきたら相手の体幹部を迎撃して、相手の体幹部の動きを止めることにある。

更に、側面斜面から体幹部を継続的に不安定にさせ、発力の機会を窺う。

 

いにしえから、相手が動かなければ打たないとある。

 

迂回により、側面斜面方向から包囲網を形成しようとする時、こちらも相手も同じ状況が発生する。

つまり双方とも不安定な移動中、調整中にあり、どちらが主導権を獲得するかは、進撃と迎撃による機動打撃が可能かどうかである。

双方とも、離れた距離から相手を移動中、調整中の不安定にさせ、自らの両手を積極的に相手の両手に接触して拘束させる。

 

いにしえから、当たらなければ打たないとある。

 

自ら相手側に先行的にあるいは、後攻的に側面斜面に調整中を仕掛けて、連続する矛盾の状態の中、千変万化する接触と邪魔により矛盾の力を掌握する。

 

いにしえから、大きなダメージに至らしめる打撃でなければ、打たないとある。

 

掌握するは、相手の場を奪い、バランスを奪い、機動打撃が可能な発力の機会を得ることである。

発力の機会は、計画的に予測や決定をしてはいけない、一か八かでもない、機会は待つことでもなく、追うこともなく、その瞬間に発生する。

一発で成功するか、数発のいずれかで成功するかは解らないが、それは、手応えのある、ひらめきに近い。

 

それでは、ひらめきの要因の手掛かりときっかけの一部を紹介する。

 

その1、常に中心線を上下左右前後から交互に怠らない。

 目安は、ボディーターンができるかである。

 

その2、連続する複雑な側面斜面へ介入する。

 目安は、我の前腕が相手の肘、二の腕方向から中心線を征しているかである。

 

その3、ボディーターンにより矛盾の状態を実感し、矛盾の力を求める。

 目安は、相手の体勢が崩れ両足で立って居られない状態になっているかである。

 

その4、相手の状態を崩す目安は触れていない間合いにおいて、側面斜面への介入により、移動中、調整中にさせる。

または、接触により相手を移動中、調整中にさせる。

 

その5、矛盾の力を発揮する目安は、いつも相手を移動中、調整中にさせ、安定させない時に戦機を掴むことができ、発力の手掛かりを実感できる。

 

その6、戦機の目安は、「後ろに行くは、前に行くため」であることが実感できるか。

 

その7、戦術の三要素、迂回、包囲、突破である。

 側面斜面へと迂回を行い相手を移動中、調整中にさせ包囲、突破の戦機を窺う。

 

その8、側面斜面の移動中により包囲攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を奪い突破の戦機を窺う。

 

その9、あるいは、包囲網を調整中に相手から突破を図ってきた場合、時間、空間、距離は、一挙に包囲突破の戦機を奪うことができる。

 

その10、側面斜面への介入を不規則な条件で行い、移動中、調整中において、どちらが主導権を獲得するかである。

 

その11、目安は、鼻中は万物の中央日頃の鍛練より、ボディーターンにより左右の両手のいずれかは、鼻中を離れない、牛の鼻輪を引く如く、弓矢を引く如く、いつでも矢を放つことができる如くである。

 

その12、意拳の全ての練習において、左右いずれかの手の位置は、鼻、口の位置を基準にすれば、技撃のレベルは、非常に高くなる。

 

その13、自分が可愛ければ、この様にやることである。

 

その14、推手練習は、必ず側面斜面への移動中、調整中から守中用中により中心線をどちらかの手により交互に確保する。

 

その15、確保するには、ボディーターンによる中心線からの起動により矛盾の力を発揮できる手掛かりを体得することができる。

 

その16、あくまでも、中心線感覚を体感、体得した者を対象としている。

 

その17、いつでも、どこでも、ボディーターンによる中心線を獲得し、こちらの体幹部により相手の体幹部を崩壊させる。打撃も脚撃も体幹部から放たれるため、体幹部を崩壊させることができれば全て未発に終わる。

 

その18、断手に至っては、迂回、包囲、突破を研究する。

 

急がばは、回れ

場を譲って進撃する。

場を譲って迎撃する。

全ては、不安定な移動中、調整中にある。

 

その19、決して、安定した調整前、調整後や真正面ではない。

 

その20、いにしえより、堂々の陣に向かうことなかれ、堂々の旗に向かうことなかれ、兵は詭道なり。

 

 

意拳研究練習日誌第132号

 

我、日々振り返る。今回は

移動中、調整中に極る効果的な練習要領を紹介する。

 

移動中、調整中における重視事項は、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙かつ丁重に操り、常に調整中運動の中で、何か事あれば、いつでも、どこでも中心線から起動できる。

 

それでは、何か事あればとは何か、一例を想定して見る。

 

1つは、

相手と正面正対した瞬間

 

1つは、

相手が仕掛けてきた瞬間

 

1つは、

相手が邪魔をしてきた瞬間

 

1つは、

相手が反応した瞬間

 

1つは、

相手が反射した瞬間

 

1つは、

相手と接触した瞬間

 

など、上記以外の想定外の様々な、予期しない状況も含め、瞬間に中心線が、反射的に起動できる錬成に重きを置く。

スポーツトレーニングによく活用されている、音響反射による方法である。

特に瞬発力を養成するには必要不可欠である。

特に意拳では、リラックスをメインに、事を予期せず、計画せず、音響反射により瞬間的に中心線起動による体幹運動を行う。

 

その音響による方法は簡潔明瞭な短切に強い柏手を打つ信号により、中心線起動によるボディターンと側面斜面への転移を瞬間的に行う錬成方法である。

 

その1

単独動作から音響信号を使って、反射による中心線起動による調整中運動を行う。

単発から連発へレベルを向上させる。

弾性があり軽快に体幹から手や足を送り出す感覚が重要なポイントである。

 

その2

双方対峙による離れた間合いから接触までの間、互いに側面斜面から接触と邪魔により移動中において音響信号を使って、反射による中心線起動により瞬間的に調整中の状態を積極的に誘発させる中、矛盾の状態を掌握し矛盾の力を使う即ち戦機であり、発力の機会を得る。

中心線起動によるボディターンと側面斜面への転移を瞬間的に行うポジションが取れているかが重要なポイントである。

できない場合は、単独動作による反射運動による感覚を磨くことが重要である。

即ち、安定した万全な準備を備えた土俵では、闘わないことであり、逆に不安定な準備中への状態になるように有機的に相手を誘導する。

 

具体的に簡単に例えると次の段階に分析できる。あくまでも例えである。

 

第一段階

相手が打とうとする時、蹴ろうとする時、つかもうとする時の初動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第二段階

打ってくる途中、蹴ってくる途中、つかんでくる途中中間動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第三段階

打ちきろうと身体を中心へひねる途中、蹴りぬこうと身体をひねる途中、つかみきろうと身体をひねる途中最終動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

全て動作中に積極的な接触と邪魔を図り、相手の攻撃を全て未発に終わらせるため、移動中、調整中に有機的に連続する不安定を誘発させる。

特に、正面より、側面斜面からによる誘発が効果的である。

例えば、蹴ってくる相手の蹴りを払ったり、受けたりは、初動から中間動作を見てから動いているので、相手は安定している。

つまり末節を末節で対応している。

そうではなく、相手の中節さらに根節を狙う。

具体的には、相手が蹴ってきたら相手の体幹部を迎撃して、相手の体幹部の動きを止めることにある。

更に、側面斜面から体幹部を継続的に不安定にさせ、発力の機会を窺う。

 

いにしえから、相手が動かなければ打たないとある。

 

迂回により、側面斜面方向から包囲網を形成しようとする時、こちらも相手も同じ状況が発生する。

つまり双方とも不安定な移動中、調整中にあり、どちらが主導権を獲得するかは、進撃と迎撃による機動打撃が可能かどうかである。

双方とも、離れた距離から相手を移動中、調整中の不安定にさせ、自らの両手を積極的に相手の両手に接触して拘束させる。

 

いにしえから、当たらなければ打たないとある。

 

自ら相手側に先行的にあるいは、後攻的に側面斜面に調整中を仕掛けて、連続する矛盾の状態の中、千変万化する接触と邪魔により矛盾の力を掌握する。

 

いにしえから、大きなダメージに至らしめる打撃でなければ、打たないとある。

 

掌握するは、相手の場を奪い、バランスを奪い、機動打撃が可能な発力の機会を得ることである。

発力の機会は、計画的に予測や決定をしてはいけない、一か八かでもない、機会は待つことでもなく、追うこともなく、その瞬間に発生する。

一発で成功するか、数発のいずれかで成功するかは解らないが、それは、手応えのある、ひらめきに近い。

 

それでは、ひらめきの要因の手掛かりときっかけの一部を紹介する。

 

その1、常に中心線を上下左右前後から交互に怠らない。

 目安は、ボディーターンができるかである。

 

その2、連続する複雑な側面斜面へ介入する。

 目安は、我の前腕が相手の肘、二の腕方向から中心線を征しているかである。

 

その3、ボディーターンにより矛盾の状態を実感し、矛盾の力を求める。

 目安は、相手の体勢が崩れ両足で立って居られない状態になっているかである。

 

その4、相手の状態を崩す目安は触れていない、間合いにおいて側面斜面への介入により、移動中、調整中にさせる。

または、接触により相手を移動中、調整中にさせる。

 

その5、矛盾の力を発揮する目安は、いつも相手を移動中、調整中にさせ、安定させない時に戦機を掴むことができ、発力の手掛かりを実感できる。

 

その6、戦機の目安は、「後ろに行くは、前に行くため」であることが実感できるか。

 

その7、戦術の三要素、迂回、包囲、突破である。

 側面斜面へと迂回を行い相手を移動中、調整中にさせ包囲、突破の戦機を窺う。

 

その8、側面斜面の移動中により包囲攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を奪い突破の戦機を窺う。

 

その9、あるいは、包囲網を調整中に相手から突破を図ってきた場合、時間、空間、距離は、一挙に包囲突破の戦機を奪うことができる。

 

その10、側面斜面への介入を不規則な条件で行い、移動中、調整中においてどちらが主導権を獲得するかである。

 

その11、目安は、鼻中は万物の中央日頃の鍛練より、ボディーターンにより左右の両手のいずれかは、鼻中を離れない、牛の鼻輪を引く如く、弓矢を引く如く、いつでも矢を放つことができる如くである。

 

その12、意拳の全ての練習において左右いずれかの手の位置は、鼻、口の位置を基準にすれば、技撃のレベルは、非常に高くなる。

 

その13、自分が可愛ければ、この様にやることである。

 

その14、推手練習は、必ず側面斜面への移動中、調整中から守中用中により中心線をどちらかの手により交互に確保する。

 

その15、確保するには、ボディーターンによる中心線からの起動により矛盾の力を発揮できる手掛かりを体得することができる。

 

その16、あくまでも、中心線感覚を体感、体得した者を対象としている。

 

その17、いつでも、どこでも、ボディーターンによる中心線を獲得し、こちらの体幹部により相手の体幹部を崩壊させる。打撃も脚撃も体幹部から放たれるため、体幹部を崩壊させることができれば全て未発に終わる。

 

その18、断手に至っては、迂回、包囲、突破を研究する。

 

急がばは、回れ

場を譲って進撃する。

場を譲って迎撃する。

全ては、不安定な移動中、調整中にある。

 

その19、決して、安定した調整前、調整後や真正面ではない。

 

その20、いにしえより、堂々の陣に向かうことなかれ、堂々の旗に向かうことなかれ、兵は詭道なり。

意拳研究練習日誌第133号

 

我、日々振り返る。引き続き

移動中、調整中に極る効果的な練習要領を紹介する。

 

前回に引き続き、移動中、調整中における重視事項は、中心線感覚を用いて不安定な内部感覚を巧妙かつ丁重に操り、常に調整中運動の中で、何か事あれば、いつでも、どこでも中心線から起動できる感覚動作の錬成を目的とする。

 

それでは、何か事あればとは、何か一例を想定して見る

 

1つは、

相手と正面正対した瞬間

 

1つは、

相手が仕掛けてきた瞬間

 

1つは、

相手が邪魔をしてきた瞬間

 

1つは、

相手が反応した瞬間

 

1つは、

相手が反射した瞬間

 

1つは、

相手と接触した瞬間

 

など、上記以外の想定外の様々な予期しない状況も含め、瞬間に中心線が反射的に起動できる錬成に重きを置く。

スポーツトレーニングによく活用されている音響反射による方法と接触反射タッチによる方法である。

特に瞬発力養成するには必要不可欠である。

前回に加え、今回は、リラックスをメインに事を予期せず、計画せず、音響反射と接触反射により瞬間的に中心線起動による体幹運動を行う。

双方対峙による直拳迎撃動作により発生する音響と接触に伴い、簡潔明瞭にして短切に強い信号により、中心線起動によるボディターンと側面斜面への転移を瞬間的に行う錬成方法である。

 

その1

双方による直拳迎撃動作による接触と音響信号を使って、反射による中心線起動による調整中運動を行う。

 

前拳から後拳と左右の連続連撃へレベルを向上させる。

 

弾性があり軽快に体幹から手や足を送り出す感覚と移動中、調整中に発生するあらゆる反射条件に伴う矛盾の状態を掌握して感覚による矛盾の力が活用できるかが重要なポイントである。

移動中、調整中に発生するあらゆる反射条件に伴う矛盾の状態を掌握するには、フォームを追究することでなく、即ち中身のある経験とあくなき追究と実践的練習が必要不可欠である。

 

その2

双方対峙による離れた間合いから接触までの間、互いに側面斜面から接触と邪魔により移動中において接触音響信号を使って、反射による中心線起動により瞬間的に調整中の状態を積極的に誘発させる中、矛盾の状態を掌握し矛盾の力を使う即ち戦機であり、発力の機会を得る。

 

中心線起動によるボディターンと側面斜面への転移を瞬間的に行うポジションが取れているかが重要なポイントである。

できない場合は、単独動作による反射運動による感覚を磨くことが重要である。

即ち、安定した万全な準備を備えた土俵では、闘わないことであり、逆に不安定な準備中への状態になるように有機的に相手を誘導する。

 

具体的に簡単に例えると次の段階に分析できるあくまでも例えである。

 

第一段階

相手が打とうとする時、蹴ろうとする時、つかもうとする時の初動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第二段階

打ってくる途中、蹴ってくる途中、つかんでくる途中、中間動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

第三段階

打ちきろうと身体を中心へひねる途中、蹴りぬこうと身体をひねる途中、つかみきろうと身体をひねる途中、最終動作における移動中、調整中の不安定な状態である。

 

全て動作中に積極的な接触と邪魔を図り、相手の攻撃を全て未発に終わらせるため、移動中、調整中に有機的に連続する不安定を誘発させる。

特に、正面より、側面斜面からによる誘発が効果的である。

例えば、蹴ってくる相手の蹴りを払ったり、受けたりは、初動から中間動作を見てから動いているので、相手は安定している。

つまり末節を末節で対応している。

そうではなく、相手の中節さらに根節を狙う。

具体的には、相手が蹴ってきたら相手の体幹部を迎撃して、相手の体幹部の動きを止めることにある。

更に、側面斜面から体幹部を継続的に不安定にさせ、発力の機会を窺う。

 

いにしえから、相手が動かなければ打たないとある。

 

迂回により、側面斜面方向から包囲網を形成しようとする時、こちらも相手も同じ状況が発生する。

つまり双方とも不安定な移動中、調整中にあり、どちらが主導権を獲得するかは、進撃と迎撃による機動打撃が可能かどうかである。

双方とも、離れた距離から相手を移動中、調整中の不安定にさせ、自らの両手を積極的に相手の両手に接触して拘束させる。

 

いにしえから、当たらなければ打たないとある。

 

自ら相手側に先行的にあるいは、後攻的に側面斜面に調整中を仕掛けて、連続する矛盾の状態の中、千変万化する接触と邪魔により矛盾の力を掌握する。

 

いにしえから、大きなダメージに至らしめる打撃でなければ、打たないとある。

 

掌握するは、相手の場を奪い、バランスを奪い、機動打撃が可能な発力の機会を得ることである。

発力の機会は、計画的に予測や決定をしてはいけない、一か八かでもない、機会は待つことでもなく、追うこともなく、その瞬間に発生する。

一発で成功するか、数発のいずれかで成功するかは解らないが、それは、手応えのある、ひらめきに近い。

 

それでは、ひらめきの要因の手掛かりときっかけの一部を紹介する。

 

その1、常に中心線を上下左右前後から交互に怠らない。

 目安は、ボディーターンができるかである。

 

その2、連続する複雑な側面斜面へ介入する。

目安は、我の前腕が相手の肘、二の腕方向から中心線を征しているかである。

 

その3、ボディーターンにより矛盾の状態を実感し、矛盾の力を求める。

 目安は、相手の体勢が崩れ両足で立って居られない状態になっているかである。

 

その4、相手の状態を崩す目安は、触れていない、間合いにおいて、側面斜面への介入により、移動中、調整中にさせる。

または、接触により相手を移動中、調整中にさせる。

 

その5、矛盾の力を発揮する目安は、いつも相手を移動中、調整中にさせ、安定させない時に戦機を掴むことができ、発力の手掛かりを実感できる。

 

その6、戦機の目安は、「後ろに行くは、前に行くため」であることが実感できるか。

 

その7、戦術の三要素、迂回、包囲、突破である。

 側面斜面へと迂回を行い相手を移動中、調整中にさせ包囲、突破の戦機を窺う。

 

その8、側面斜面の移動中により包囲攻撃を仕掛け、時間、空間、距離の条件を奪い突破の戦機を窺う。

 

その9、あるいは、包囲網を調整中に相手から突破を図ってきた場合、時間、空間、距離は、一挙に包囲突破の戦機を奪うことができる。

 

その10、側面斜面への介入を不規則な条件で行い、移動中、調整中において、どちらが主導権を獲得するかである。

 

その11、目安は、鼻中は万物の中央日頃の鍛練より、ボディーターンにより左右の両手のいずれかは、鼻中を離れない、牛の鼻輪を引く如く、弓矢を引く如く、いつでも矢を放つことができる如くである。

 

その12、意拳の全ての練習において左右いずれかの手の位置は、鼻、口の位置を基準にすれば、技撃のレベルは、非常に高くなる。

 

その13、自分が可愛ければ、この様にやることである。

 

その14、推手練習は、必ず側面斜面への移動中、調整中から守中用中により、中心線をどちらかの手により交互に確保する。

 

その15、確保するには、ボディーターンによる中心線からの起動により矛盾の力を発揮できる手掛かりを体得することができる。

 

その16、あくまでも、中心線感覚を体感、体得した者を対象としている。

 

その17、いつでも、どこでも、ボディーターンによる中心線を獲得し、こちらの体幹部により相手の体幹部を崩壊させる。打撃も脚撃も体幹部から放たれるため、体幹部を崩壊させることができれば全て未発に終わる。

 

その18、断手に至っては、迂回、包囲、突破を研究する。

 

急がばは、回れ

場を譲って進撃する。

場を譲って迎撃する。

全ては、不安定な移動中、調整中にある。

 

その19、決して、安定した調整前、調整後や真正面ではない。

 

その20、いにしえより、堂々の陣に向かうことなかれ、堂々の旗に向かうことなかれ、兵は詭道なり。

意拳研究練習日誌第134号

 

我、日々振り返る。今回は

四如の境地に到達するための力学的要因について紹介する。

 

① 重力による力学を学ぶ。

 

体幹部の寄りかかりにより発生する位置エネルギーを運動エネルギーに転換する力学を学ぶ。

各種ボディターン、即ち、試力、摩擦歩、発力、単操手などの単独動作から感覚をつかみ、推手、断手などの対人練習へと感覚能力を拡大していく。

特に揺と旋の練習を丁重に行うことが非常に有効である。

 

② 体幹部の上下中心線上の重力と逆に働く抗力による力学を学ぶ。

 

地面からの反作用、土踏まずが上に向かって吸い上げる感覚を持ち合わせて、足の裏と地面が反発力を持ち膝の弾力性によりこの種の感覚をつかむ。

站椿を基準に試力、摩擦歩、発力、単操手などの単独動作から感覚をつかみ、推手、断手などの対人練習へと感覚能力を拡大していく、

特に単操手による捕捉練習により、軽快かつ快適性と弾力性のある発力への応用力が期待できる。

 

③ 全身各部を包容する空気の阻害力である力学を学ぶ。

 

空気の抵抗力、例えば、粘度の高い糊の中にいるような状態にあり、全身表面の皮膚感覚と体幹部全身に働く作用と反作用など表面で働いている力が、裏面では逆に力が働いている矛盾の状態にあり、やがて粘性のあるイメージ練習から空気抵抗の存在を実感覚としてつかみ、各種ボディターン、即ち、試力、摩擦歩、発力、単操手などの単独動作から感覚をつかみ、推手、断手などの対人練習へと感覚能力を拡大していく。

特に揺と旋の練習を丁重に行うことが非常に有効である。

 

④ 相手が加えてくる力

 

「寄りかかりによる仮借の力」、「表在材反射などによる発生する力」、全て、「相手がこちらの方向へ作用させる力」、であり、体幹部に複雑多岐にわたる反作用の力学を学ぶ。

 

そのため、

「位置エネルギーを運動エネルギーに転換する力学」、

「上下中心線上の重力と逆に働く抗力にを活用する力学」、

「全身各部を包容する空気の阻害力による力学」、

を活用する全ての実感覚としてつかみ、各種ボディターン、即ち、試力、摩擦歩、発力、単操手などの単独動作から感覚をつかみ、推手、断手などの対人練習へと感覚能力を拡大していく、

特に揺と旋の練習を丁重に行うことが非常に有効である。

 

これら4つの力学が複雑に絡む矛盾の力を混元の争力と言う。

 

⑤ 呼吸の弾力について学ぶ。

 

横隔膜に対し体幹部中心線から重力落下線に向かって不安定な内部感覚を、巧妙かつ丁重に操り、常に調整、呼気とともに横隔膜を振動させ、いつでも、どこでも中心線と混元の争力と一致させ弾力性をもって起動できる感覚を掌握する。

 

⑥ 形曲力直を学ぶ。

 

「形は曲がっていても、力はまっすぐ」

意拳論の中によく紹介される荘子は、これを曲全と論じている。

曲がっていることは、いつでも伸びる力を持っている。

 

実践においても、手は口元、鼻中から離れず、肘は、横斜め上方に張り、ボディターンに伴いあらゆる方向へ、有機的に有利に活用できる力学的感覚を学ぶ。

 

 

 

意拳研究練習日誌第135号 

 

我、日々振り返る。今回は

レベル向上のための練習上の要点について紹介する。

 

その1

 

意拳研究練習日誌の第1号から第135号までの間に列挙したポイントや要点、要因を参考としてもらいたい。

 

これらは、今までに、岳銘先生、岳崢先生から直に教えてもらったものや、簿先生を初め、北京意拳研究会の先生方から教えていただいた、それらに基づく経験や見直し、実感などから理論と実践を通じて、新しい感覚を我がものとして回帰を繰り返してきた自分のプロセスであり、あくまでも一例に過ぎない。

 人には、それぞれ個性があるため、固定化すると潜在的能力を阻害するので、自分にあったプロセスを作って、自分の意拳を作ることが、レベル向上の足掛かりとなるよう心掛けが必要です。

 

その2

 

これらから、自己チェックをして見直しを行い、理論と実践練習を理解した上で実感を掴み、対人練習に応用し、上達すれば再び自己チェックをして見直しを行い、理論と実践練習を理解した上で実感を掴み、対人練習に応用し再び回帰する。

上達すれば更にチェック項目が増えていき、振り返っての見直しも更に増えて行くにつれ、新しい感覚が増えて潜在的能力と感覚が養われ

また、回帰し、学問であるため際限なく回帰していく。

 

その3

 

特に指導を受けた時に何か一つ持ち帰ることが、日頃の練習への手掛かりとなる。

ただ反復練習をするだけ、汗だくになる、フォームだけを真似る、力や体重をかけるスピードを重視するなど、ボディターンと感覚を無視した練習は、かえって逆効果を生むことになる。

 

その4

 

丁重に巧妙に仕上げて行くことが、大きな手掛かりを生むことを、よくよく認識されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第136号 

 

我、日々振り返る。今回は、

無理な力を加えない、添わす接触要領と感覚について紹介する。

 

接触について、攻撃的なものと防御的なものがあり、共通の要領として払う、掴む、ブロック、叩く、ストッピングなどがある。

特徴として、すべて単一動作であり、接触してから攻撃へ展開する唯一の手段である。

その為、相手に十分な打撃を与えるまでのリードタイムが必要となる。即ち時間稼ぎ、相手を準備中や移動中にさせる事が出来なければ、効果がない。

 

これらを効果的に導き出す方法として、中心から体幹部によるボディターンを使って相手の皮膚表面積を無理な力を加えることのない座するように添わしていく、まるで柔らかい布を使って座する感覚である。

これらの動作を至短時間、瞬間的に行うには、少なくとも次の条件が必要となる。

側面斜面からの進入である。

そして接触時における模脛による練習において、起こり、即ち、僅かな緊張や殺気を読まれることなく、目的を達成できるかが大きな課題となる。

 

この練習は、上手くなると、相手との接触面から離れなくなる相手が硬くなると壁を利用して反発力を活用するようにし、柔らかくなると読まれることのないように、進撃または、迎撃を行い、半譲半随であれば、表在反射を活用する。

具体的な練習方法として、相手に読まれない数種類の基礎練習があるので、よくよく、参考にされたい。

 

決して、無理な力を使わず、読まれず目標を達成できるかが、成果である。

即ち矛盾の状態を知り、矛盾の力を発揮する。

 

水に例えれば、上善水の如し対人練習のほとんどは、この接触感覚であり、前回紹介したとおり、意拳研究練習日誌の第1号から第135号までの間に列挙したポイントや要点、要因を参考に活用すれば、感覚はより一層鋭くなり、それらに基づく経験や見直し、実感などから理論と実践を通じて、新しい感覚を我がものとして回帰を繰り返して、自分のプロセスを作り、紹介したことをまねすることなく、あくまでも一例に過ぎないことを認識する。

 

人には、それぞれ個性があるため固定化すると潜在的能力を阻害するので、自分にあったプロセスを作って自分の意拳を作ることが、レベル向上の足掛かりとなるよう心掛けが必要です。

 

 

 

意拳研究練習日誌第137号

我、日々振り返る。今回は

習拳について紹介する。

 

今後、新規に何か習われる、また、習う道場の目安について

 

指導者の分析が必要であると思います。貴重な時間と一部の糧を投資することになるからです。

私自身の経験から、過去興味本意から流行ってるところに飛びつき、結局、無理、無駄、ムラに至り、貴重な時間を無くしてしまった反省もあり、これらについて、後から気づいた経験事項を参考にされたい。

その結果ホームページにある様に仕事を持ち、家庭を持ち、他の趣味もたしなみ、また親戚付き合いもし、子供の関係者とも付き合いもする複雑多岐に渡る今現在の生活環境の中に対応する意拳のプロセス、カリキュラムを作りあげて極めて高い実戦能力を実現させたのが、王兄弟と言われた岳崢先生と岳銘先生であり、生活環境においてそれほど束縛もなく、半日もしくは丸1日練習してきた指導者の方とは、カテゴリーが別であると思います。

特に如実に言われた練習方法の中で5分でも、10分でもいいですと言われたことで、この発想を持っている方はさて、幾人おられるでしょう。

もし、今習って指導者が今現在の一般社会から離れている方や裕福で練習時間が丸1日や半日、自由に使える環境でプロセスやカリキュラムを作ってこられた方々のカテゴリーも別と思います。

 

それでは、あなたはどのカテゴリーになるでしょうか?

ここが最も重要な失敗しない選択の条件だと思います。

 

 

それでは具体的に検討しましょう。

 

専門武術家であるか?

一般社会から離れた人か?

民間武術家であるか?

一般社会において適合してきた人か?

 

ライフスタイルについて

丸1日か半日の練習により鍛え上げてきたプロセスのある方か?

一般社会において限られた時間帯で鍛え上げてきたプロセスの持ち主か?

結婚されている方か?

子供がいる方か?

独身の方か?

サラリーマンか?

実業家か?

自治会や子供会など役員経験のある方か?

裕福で時間のある方か?

親戚、家族、会社、サークルなど他の付き合いのある方か?

他の趣味のある方か?

生徒のレベルはどうか?

カルト的ではないか?

神や気のことを主義していないか?

高額な授業料でないか?

ユニフォームや教材を斡旋していないか?

基本から応用力が出ているか?

基本から一貫性があるか?

練習生が、多過ぎないか?

練習生に対して、手取り、足取りで教えているか?

練習方法を教えているか?

フォームだけを教えていないか?

チェックボイントや注意事項を教えているか?

実用性があるか?

理論と実践が一貫性のあるものか?

習う人と指導者のライフスタイルが近い存在か?

ブランドを誇示していないか?

 

結論、指導者と同じ環境同じ時間、同じ量と質の練習ができるのかと言うことです。

 

 

 

意拳研究練習日誌第138号

我、日々振り返る。今回は

無理な力を加えない、添わす接触するための要領と感覚について紹介する。

 

接触について、攻撃的なものと防御的なものがあり、共通の要領として、払う、掴む、ブロック、叩く、ストッピングなどがある。

接触してから攻撃へ展開する為に相手に十分な打撃を与えるまでのリードタイムが必要となる。即ち時間稼ぎ、相手を準備中や移動中にさせる事が出来なければ、効果がない。

これらを効果的に導き出す方法として、中心から体幹部によるボディターンを使って相手の皮膚表面積を無理な力を加えることのない座するように添わしていく、まるで柔らかい布を使って座する感覚である。

試力などの単独練習において、空気抵抗感を感じ空気の中を添って行く感じを体幹部を通じ、ボディターンにより丁寧に模索しながら微妙な感覚を掴むことが必要となる。

これらの練習の成果が、接触時における模脛による練習において、起こり、即ち、僅かな緊張や殺気を読まれることなく、目的を達成できる大きな要因となる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第139号 

 

我、日々振り返る。今回は、

意拳のレベル制度についての考え方。

 

ホームページにも目標、目的など記載されている通り大きく変わりません。

自分がどのレベルなのか、あくまでも判断の目安として活用されたい。

自分で判断して下さい。

 

下記の文面は、あくまでも目安です。

 

レベル制度について

 

目安は、北京でも

3段階制度を活用していること、自分の経験上からこれから習う人が、何をどの段階でとらえていいのかわからないレベル判定を文面にしたので、あくまでも必要とされる段階と思慮したものである。

 

次のように区分した。

 

大きく、初級、中級、上級の3段階に区分。

更に初級、中級、上級を各2階級に区分。

 

初級

初級2級

入門から最低約1年以上の教習が必要。

概ね基本基礎動作を理解させる期間。

 

初級1級

下記レベルの到達者である。

内容、各基礎動作と質問による各動作の意念、感覚、練習ポイントの理解。

 

中級

準中級

初級1級を概ね2年以上の教習が必要。

初級者に対し教習ができる。

発力の空打ちができる。

矛盾の状態を説明できる。

推手による崩し方、対人練習による崩し方が概ねできる。

中心軸の感覚操作及び各動作のボイントを概ね理解。

 

中級

準中級の教習を概ね2年以上が必要。

推手、断手、対人練習で中心軸から矛盾の状態を把握し、矛盾の力を使うことができる

 

上級

準上級

中級の教習を概ね2年以上が必要。

中級者に対し教習ができる。

リラックスした状態で軽矛盾の力を利用して、推手断手、対人練習を力まないで崩しができる。

グローブ推手ができる。

各方向への対人発力が可能。

摩擦歩の応用により推手、断手ができる。

拳舞ができる。

 

上級

準上級の教習を概ね2年以上必要とする。

全てのレベルに対し教習指導ができる。

論文、または、個人による練習日誌を提出。

持論による教習方式を有する。

 

各レベル判定ができる。

 

教習期間と順調に各段階に到達すれば、概ね10年前後の期間を経て、人により早い、遅いの個人差は、ある。

その間、意拳を使ってどんな他流試合でもいいので、使えて、勝つことが出来るかの検証が必要です。

私も先生の見てる前で、先生を納得させることが出来ました。

そのような経験をして、その後、支部長として独立可能への自信がつくと思います。

 

それ以降については、中心感覚、矛盾力、総じて渾元力から本能的に開発、研鑽、自得、による精進が寛容

拳学という学問であるため終わり無し。

あくまでも、経験からの目安で、今の教習内容からすると半分の期間でいくでしょう。

支部長、または、独立する時は、論文でなく、個人の経験による日誌を見せてもらうことになります。

 

 

 

意拳研究練習日誌第140号

 

我、日々振り返る。今回は

意拳との深い関係にある自律神経の意識的トレーニングについて

 

一般的な捉え方として自律神経は、次の2つに分類され、

交感神経はハイテンション、興奮、緊張などの活動を司り、

副交感神経はリラックス、弛緩、快適などの活動を司る。

 

現在スポーツのトレーニングの比率は、交感神経系の運動の割合が多く、副交感神経系の運動の割合は、極めて少ない、即ち緊張がやや優位になりがちであり、先天的にリラックスしてる人は良いが、緊張気味の人は、成功率が少ない。

そのため、先天的に持って生まれた比率にも影響するかもしれない。

しかし、後天的に比率をあげる練習方法もなきにしもあらず、リラクゼーションやイメージトレーニング、心理的トレーニング、マッサージ、ストレッチ、呼吸方法など、様々であるが、個人差があり、運動種目、概念、適応性などにより、効果については、千差万別である。

 

副交感神経系の活動を多くするトレーニングの特徴として、ゆっくりを意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり活動することにより副交感神経の活動が活発になる。

代表的な、ヨガ、太極拳、気功などがあるが、現在スポーツトレーニングとの互換性が少ないところがある。

流派や宗教やカルト、神秘、迷信などの根拠のない大きな効果を期待する影響が少なくはない。

 

中でも、20世紀に産声をあげた、意拳は、中国武術の精髄に基づいて、現在スポーツトレーニングにおけるリラクゼーションやイメージトレーニング、心理的トレーニング、ストレッチ、自然呼吸、全身平行感覚、表在反射、反射トレーニング、触覚、巧み、瞬発、敏捷などを一元的に身体上下のセンターによる体幹運動を基軸にボディターンによる副交感神経優位の運動の道理がとおる意拳の練習は正に的を得ていると言えるでしょう。

 

例えば、肩の力を抜く場合緊張しやすい、肩の力を抜くことは、難しく、手のひらを開くことで緊張がとれる。元々、比率は交感神経の支配が大きい、動きの硬い人は正に、交感神経優位である。

 

手のひらも開き方があり、緊張した開き方をしていては、まだまだ交感神経の支配にある。

指先が緊張する感覚がないような開き方が必要である。

意拳の全ての練習時に共通している一部分でもある指先まで形曲力直があるか。

これら身体各部においても手のひら同様のリラックスが出来る形曲力直がある。

 

つまり身体の末端までリラックスしてる感覚が認識出来るかが、非常に重要であり、この感覚を掴むためには身体上下のセンターによる体幹部の感覚、抗力と地面による反作用を快適に弾力性のある感覚を掴んでいるか。

運動の比率は、ゆっくりとリラックスした副交感神経の運動が7割から8割程度、逆に緊張、ハイテンション、速い動きの交感神経系の運動が、2割から3割程度で自律神経のバランスが調和される。

これが、5割対5割であると交感神経が有利となる。

全体の比率は、副交感神経系の運動が多い比率で概ね5対5の調和がとれた状態と言える。

なぜなら、あらゆる活動において、リラックスより、緊張する割合が多いからであるため、リラックスの中に緊張がある状態へと恒常的に持って行く。即ち、肉体的には、いつでも、どこでも前後、上下、左右へあるゆる方向に対して適応性がある、精神的には、自己忘却の境地、平常心を失わないことの追究である。

 意拳研究練習日誌第141号

 

我、日々振り返る。今回は

効率的かつ効果的な発力の感覚について

 

簡潔明瞭に言うと、発した時に相手を重く感じた場合、局所的な腕力を使った状態であり、失敗である。

大きな力を使った割りに、小さな効果しか得られない。

身体全体の地面からの反作用、弾力性や軽快な矛盾の力を使っていない。

 

発力を上手く使った場合の感覚は次の通り。

 

◆発した時に接触面から伝わる相手からの感覚は、非常に軽く、相手を足から根こそぎぶっ飛ばすことが出来る。

 

◆接触された相手は、感覚が方向性を失い、バランスを崩され、調整中の状態となり、接触面から一切、力みを感じない。

 

これらが出来てはじめて効率的かつ効果的な発力が認識出来たと言える。

 

これらはいろいろな条件が重なった結果である。その条件とは、意拳研究練習日誌に紹介してきたチェックポイントが非常に重要なウエイトを占める。しかしながら、まだまだ未解明な要因もあるので、常に向上的な研究が必要である。

 

例えば、試力の環形動作の中に、内燃機関の4サイクル

「1.吸入→2.圧縮→3.爆発→4.排気→1.吸引→2.圧縮・・・」

で例えるなら下記の様になる。

 

1.吸入

吸入の時点で移動中に側面斜面から沿わすように進入し、相手と接触した時点で相手のバランスを崩し、相手を矛盾の状態にさせる。

 

2.圧縮

方向性の無い調整中にさせる圧縮の状態となる。この際、局所的な手による状態であれば、リードタイムが短く、相手は、直ぐに回復する。

また、体重をかけた状態で拘束するとなれば、発力は力みがあり、リードタイムは長くなり、相手は非常にかなり重たく感じる。

即ち次の爆発が効果的になる為には、腕力や体重で押さえつけても期待が外れた発力に終わる。

 

3.爆発&4.排気

期待大を求めるには、効果的かつ効率的なボディターンによる圧縮動作が出来たら、ボディターンによる地面の反作用と、寄りかかって発生する慣性の力をスムーズに行う爆発と排気が、効果的かつ効率的なボディターンによる発力が可能になる。

 

感覚として、腕は釘、体は金槌、相手を非常に軽く感じ、相手を足から根こそぎぶっ飛ばす事ができる。

対人練習全般において共通して目標とする事項である。発する時、相手が重いと感じれば失敗であり、発する時に相手が軽いと感じれば成功である。

 

判断の基準とされたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第142号

 

我、日々振り返る。今回は

力みの無い感覚について

 

「静止状態にある場合の力みの無い感覚」と「運動状態にある場合の力みの無い感覚」は、意拳では特に区別は無く、同じと言える。

 

力みの無い状態は、柔軟体操やストレッチによる柔らかさではない。

精神的にも肉体的にも、一ヵ所が動けば、全身が全て動く全身連動のまるでロータカフのような関節及び真綿のような皮膚感覚、上善水の如く(参:老子の言葉)固定観念のない竹のしなり鞭のような柔らかさである。

そのため、静止状態にある站椿の状態がガチガチの固い状態では、運動状態に移行しても、まともに目的は達成出来ない。

 

それでは、柔らかい、何が柔らかいか、の要因を最も如実にわかる実感を挙げる。

 

形曲力直を伴って手を開いた状態では、指先は力みの無い状態である。まるで微弱な電気を帯びた様な、あるいは、ジンジンする様な感覚がある。

 

次いで形曲力直を伴った肘、肩、膝、足の裏は、余分な緊張状態にあってはいけない。

 

力みの無い透き通った感覚を丁重に扱い、全ての練習時、終始怠らない。

 

この感覚を持ってはじめて、精神は頭上を貫き、重心は大地と争う。

その感覚は、抗力と反作用の力を伴った上下中心感覚があり、

自己を中心として全身が巨大化するかの様に前後、左右へと広がる。

力みの無い透き通った感覚は、あわせて全身を覆う皮膚感覚は、空気の抵抗力を水糊の様に感じ、

さらに力みの無い透き通った感じで動けば、進行と逆方向に生じる争力を感じる。

これらの感覚を用いて、不安定な物を持つイメージから、実感による全身内外に働く力みの無い透き通った詳細な矛盾の感覚を掌握をすることにより、

自己忘却の境地へ導かれ、有るようで、無いような感覚、つまり、計画も計らいも予測も準備もすることなく、いついかなる状態にも応じる感覚による実感を探求することが目的であり、意拳の全ての練習法に網羅される。

 

このことから、局所的な腕力を使った練習は、無意味であり、力みの無い透き通った感じが重要であることに早く気づくことである。

 

 

 

意拳研究練習日誌第143号 

 

我、日々振り返る。今回は

対人練習における力みの無い感覚について

 

前回の補足として

 

対人練習で力みの無い感覚を得るには

「動作を行う為の準備による力み」、即ち、「起こり」が無い感覚で、相手側への発力テストを行う。

相手側も、この力みの無い感覚を使って、容易に入れない様にテストを行う。

お互いに相手側に力みが悟られない様に行う為には、過去の練習を行ってきたチェックポイントがどれだけ自得されているかが鍵になる。

 

力みの無い状態から発力を発する

上手くいけば、相手は軽く、少量の力で大きな成果をあげる事ができる。

下手であれば、相手は重く感じ、多量の力で小さな成果しかでない。

 

推手において

不安定に接触した状態から、互いに中心感覚を意識し、力みの無い状態から、時には力みのある状態から、速やかに力みの無い状態へなど、お互いに調整中の中で発力テストを行う。

上手くいけば、楽に足元から相手をぶっ飛ばすことができる。

 

断手において

お互いに、接触前の段階から歩法による移動中に相手を調整中に追い込み進撃して、あるいは迎撃して接触して、さらに調整中に追い込みをかけ力みを誘い、力みの無い状態からお互いに発力テストを行う。

 

 

 

意拳研究練習日誌第144号

 

我、日々振り返る。今回は

リラックスによる力みのない意識が通る感覚について、前回の補足事項

リラックスしなければセンターは作れません。

 

以前から練習や練習日誌に紹介している通り、

 

◆手の開き指の曲げ方

◆肘の曲げ方

◆膝の曲げ方

◆後ろ股関節の寄りかかり方

◆足裏土踏まずに影響する踵の置き方

 

など、

力みのない感覚とは、

 

「動作を行う為の準備による力み」、

即ち、「起こり」のない感覚で、

肩から指先まで、力みがなく、意識だけが通っている感覚、

頭のテッペンから足裏まで、力みがなく、意識だけが通った感覚、

即ち、

中心線が分かって初めて、中心線の重心が分かる、

即ち、

上下中心線感覚である。

 

この上下中心線感覚が解れば、地面の反作用を上手く活用できる。

 

また、この上下中心線感覚を慎重に逃がさないように、巧妙にボディーターンを使って、あらゆる方向、速度の鍛練を丁寧に行う。

これが、終始中心線を忘れずに、である。

 

相手側への発力テストを行う。

相手側も、この力みのない感覚を使って容易に入れないようにテストを行う。

お互いに相手側に力みが悟られないように行うためには、過去、練習を行ってきたチェックポイントがどれだけ自得されているかが鍵になる。

 

こつは、緊張すれば、我慢せず、ゆっくりとゆったりと仕切り直しをすることです。

 

体感の動きからは、肩と腰は同時に動き、合わせて肘と膝も同時に上手く動く、上下相随である。

 

先ずは、指先の力み、

続いて、肘、肩の力みを、形曲力直により調整により力み感覚をとる。

太極拳のような脱力ではない、

弛緩でもない、

力みのない意識だけが通る感覚から行う本当のリラックスである。

 

ホームページを何度も閲覧されたい、

漠然と見れば気づかないので注意されたい

 

速きを欲すれば達せず。

 

 

 

意拳研究練習日誌第145号 

 

我、日々振り返る。今回は

リラックスによる力みのない意識が通る対人練習感覚について、前回の続補足事項

リラックスが一番の優先主義である。

 

力みのない感覚とは、

 

「動作を行うための準備による力み」即ち、「起こり」のない感覚で、

肩から指先まで、力みがなく、意識だけが通っている感覚、

頭のテッペンから足裏まで、力みがなく、意識だけが通った感覚、

即ち、中心線がわかって初めて、中心線の重心がわかる、

即ち上下中心線感覚である。

 

この上下中心線感覚が解れば、地面の反作用を上手く活用できる。

 

また、この上下中心線感覚を慎重に逃がさないように、站椿の範囲内において、巧妙にボディーターンを使ってあらゆる方向、速度の鍛練を丁寧に行う。

これが、終始中心線を忘れずに、である。

 

要領を得た者は、

相手側への発力テストを行う。

相手側も、この力みのない感覚を使って容易に入れないようにテストを行う。

お互いに相手側に力みが悟れらないように行うためには、動線が単純な練習ほど、予想や計画をしてはいけない。

お互いリラクゼーションを保って、緊張すれば我慢せず、ゆっくりとゆったりと仕切り直しです。

体感の動きからは、肩と腰は同時に動き、合わせて肘と膝も同時に上手く動く、上下相随である。

 

先ずは、指先の力み、続いて、肘、肩の力みを、形曲力直により調整により力み感覚をとる、

太極拳のような脱力ではない、弛緩でもない、力みのない意識だけが通る感覚から行う本当のリラックスである。

 

ホームページを何度も閲覧されたい、

漠然と見れば気づかないので注意されたい

 

速きを欲すれば達せず。

 

 

 

意拳研究練習日誌第146号 

我、日々振り返る。今回は

リラックスによる力みのない意識が通る単独及び対人練習感覚について、前回の続々補足事項

リラックスが一番の優先主義である。

 

大動は小動に及ばず。

小動は微動に及ばず。

微動は不動に及ばず。

 

それぞれの段階において、

站椿の範囲内でボディーターンがどれだけ小さく巧妙に軽快に弾力性があり、

力みのない感覚があり、

「動作を行うための準備による力み」即ち、「起こり」のない感覚で肩から指先まで、力みがなく、意識だけが通っている感覚、

頭のテッペンから足裏まで、力みがなく、意識だけが通った感覚、

即ち、中心線がわかって初めて、中心線の重心がわかる

即ち上下中心線感覚である。

 

この上下中心線感覚が解れば、地面の反作用を上手く活用できる。

単純に言えば振動が小さくなる。

 

また、この上下中心線感覚を慎重に逃がさないように、站椿の範囲内において、巧妙にボディーターンを使ってあらゆる方向、速度の鍛練を丁寧に行う。

これが、終始中心線を忘れずに、である。

 

要領を得た者は、

相手側への発力テストを行う。

相手側も、この力みのない感覚を使って容易に入れないようにテストを行う。

お互いに相手側に力みが悟られ無いように行うためには、動線が単純な練習ほど予想や計画をしてはいけない。

お互いリラクゼーションを保って、緊張すれば我慢せず、ゆっくりとゆったりと仕切り直しです。

体感の動きからは、肩と腰は同時に動き、合わせて肘と膝も同時に上手く動く、上下相随である。

 

先ずは指先の力み、続いて肘、肩の力みを、形曲力直により調整により力み感覚をとる。

太極拳のような脱力ではない、弛緩でもない、力みのない意識だけが通る感覚から行う本当のリラックスである。

 

練習の秘訣

 

◆力みのない感覚を体得する。

 

◆中心線を体得する。

 

◆站椿の範囲内によるボディーターンを体得する。

 

◆軽快、快適、弾力性を有する。

 

◆対人練習において予想や計画はしない。

 

◆相手側に力みを悟られない。

 

◆相手側の力みを感じ取る。

 

◆ゆっくりとゆったりして、慎重に丁寧に巧妙に噛みしめるように練習を味わう。

 

更なるチェックポイントはホームページを何度も閲覧されたい。

漠然と見れば気づかないので注意されたい

 

速きを欲すれば達せず。

 

 

 

意拳研究練習日誌第147号 

 

我、日々振り返る。今回は

対人練習による相手の力みを読み戦機を捉える時期と条件について

 

双方、力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

互いに相手の力みを模索しながら、半ば譲り、半ば従う。

この均衡が、相手の策略、故意、過失による偏りによって出来たわずかな相手の力みを読み取る。

 

相手の均衡を乱すには、利して此れを誘い、乱して此れを取る。

安定状態から不安定の状態にある移動中、調整中において、力みのない状態から計画も予想もしない、

相手の偏りを見逃さず、偏りを獲得した瞬間、計画も予想もしないひらめきに似た感覚によりチャンスを奪う。

 

相手の偏りの兆候の一例

 

一つは、大きな動き

二つは、弾力性がない

三つは、力み即ち、起こり

四つは、中心線の乱れ

五つは、皮膚感覚の緊張

六つは、足の居着き

七つは、計画的攻撃

八つは、その場を譲らない

九つは、側斜面への無配慮

 

 

 

意拳研究練習日誌第148号

 

我、日々振り返る。今回は

中節に当たる肘の柔軟な運用と重要性について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、特にボディーターンによる体幹部から操作する肘と肩の柔軟性と巧みな運用が非常に重要なポイントとなる。

 

レベル向上の段階として、

指先から掌へ、掌から肘へ、肘から肩へ、肩から体幹へ、とレベルが向上するにつれ、力み感覚を制御する範囲が内部感覚として拡大し、

指先の器用さ、巧みさが鈍感な体幹まで影響を与えるには、特に向上させる段階の関門、登竜門として、避けては通れない感覚練習が、中節となる肘の巧みな運用と感覚である。

 

つまり肘を曲げて横に張った状態で、まるでペンを持って字を書くように、手首や指先が自由自在になり、このようにリラックスした感覚で、肘による打ち、掛け、押さえ、ひねり、など肘を曲げた状態で体幹部全体が、伸びる感覚があるか、これ即ち形曲力直である。

 

体感によるボディーターンにより、相手の力みを模索しながら、半ば譲り、半ば従う、この均衡が相手の策略、故意、過失による偏りによりに出来たわずかな相手の力みを読み取る。

 

相手の均衡を乱すには、肘を横に張り上方に縦てるように、利して此れを誘い、乱して此れを取る。

 

安定状態から不安定の状態にある移動中、調整中において、肘による力みのない状態から計画も予想もしない、相手の偏りを見逃さず、偏りを獲得した瞬間、計画も予想もしない、ひらめきに似た感覚によりチャンスを奪う。

 

これら肘による才能の発揮が、どれだけできるか重要性をしめている。

 

相手の偏りの兆候の一例

 

一つは、大きな動き

二つは、弾力性がない

三つは、力み即ち、起こり

四つは、中心線の乱れ

五つは、皮膚感覚の緊張

六つは、足の居着き

七つは、計画的攻撃

八つは、その場を譲らない

九つは、側斜面への無配慮

 

意拳研究練習日誌第149号

我、日々振り返る。今回は

中節に当たる肘の柔軟な運用と重要性について続編

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、特にボディーターンによる体幹部から操作する肘と肩の柔軟性と巧みな運用が非常に重要なポイントとなる。

 

前回論じた、レベル向上の段階として、指先から掌へ、掌から肘へ、肘から肩へ、肩から体幹へ、とレベルが向上するにつれ、力み感覚を制御する範囲が内部感覚として拡大し、指先の器用さ、巧みさが鈍感な体幹まで影響を与えるには、特に向上させる段階の関門、登竜門として、避けては通れない感覚練習が、中節となる肘の巧みな運用と感覚である

 

簡単に言うと、肘部分で接触し、肘部分で邪魔をする。

 

この接触と邪魔のリードタイムが短いほど、効果的及び効率的な発力が可能となる。

 

分析すれば、肘部分から前腕、手の運用は体幹部のボディターンによるもので、肘部分から回帰して、体幹部の潜在的能力を導き出すことができる唯一の練習方法である。

 

つまり肘を曲げて横に張った、リラックスした感覚で、肘による打ち、掛け、押さえ、ひねり、など肘を曲げた站椿に近い状態で体幹部全体が、地面の反作用を上手く捉えて、伸びる特に上下中心の伸長力を基軸に全方向へ広がる感覚があるか、肘の巧みな運用は、上手く側面、斜面を活用し体幹部の寄りかかりによる、いろいろな矛盾の力を経験し体得しているか、これ即ち、形曲力直である。

 

肘部分と前腕から拳にかけて三次元的かつ有機的に肘部分の存在価値を見出して体得しているか、これらを踏まえて、体感によるボディーターンにより、相手の力みを模索しながら、半ば譲り、半ば従う、この均衡が相手の策略、故意、過失による偏りによりに出来たわずかな相手の力みを読み取る。

 

相手の均衡を乱すには、肘を横に張り上方に縦てるように、利して此れを誘い、乱して此れを取る。

 

安定状態から不安定の状態にある移動中、調整中において、肘による力みのない状態から計画も予想もしない、相手の偏りを見逃さず、偏りを獲得した瞬間、計画も予想もしない、ひらめきに似た感覚によりチャンスを奪う。

これら肘による才能の発揮が、どれだけできるか重要性をしめている。

意拳研究練習日誌第150号

我、日々振り返る。今回は

中心線感覚によるリードタイムとタイミングゲージについて

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

その要因の一つとして、以前、紹介したボディーターンによる体幹部からの操作による柔軟性と巧みな運用が非常に重要なポイントと併せて、頭脳的思考による既成概念や計画や予想でなく、感覚によるリードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

感覚によるリードタイムとタイミングゲージとは接触と邪魔を詳細なバランス感覚により矛盾の状態を掌握して、緊張とリラックスの転換を自由自在に行う。

例えば、手も足も自由自在に使えない、円筒形の容器に身体を拘束された状態では、体幹部を巧みに使えなければ、上手く動けない。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

リラックスした感覚で、站椿に近い状態で体幹部全体が、地面の反作用を上手く捉えて、伸びる特に上下中心の伸長力を基軸に全方向へ広がる感覚があるか、双方が衝突し、接触と邪魔の機会を通じ巧みな運用をするには、上手く側面、斜面を活用し体幹部を自らの寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化、相手からの寄りかかりによる仮借の力など、いろいろな矛盾の力を経験し体得しているかである。

接触と邪魔において、相手と腕を比較するには、相手からの寄りかかりによる仮借の力を掌握、出来ているか自分から見て相手が常に調整中であるかが、主導権を取る判断の基準となる。

これらが緊張とリラックスの転換時間がリードタイムであり、転換調整がタイミングゲージであり、巧みに運用して体感による千変万化を追究する。

これがボディーターンであり相手の力みを模索しながら、半ば譲り、半ば従う、この均衡が相手の策略、故意、過失による偏りによりに出来たわずかな相手の力みを読み取る。

相手の均衡を乱すには、利して此れを誘い、乱して此れを取る。

安定状態から不安定の状態にある移動中、調整中において、計画も予想もしない、相手の偏りを見逃さず、偏りを獲得した瞬間、計画も予想もしない、ひらめきに似た感覚によりチャンスを奪う。

 意拳研究練習日誌第151号

 

我、日々振り返る。今回は

目は口ほどに物を言う。視覚からによる緊張が85%について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、視覚による影響が大きい。

緊張時は、狭視界であり、局部による注視、

リラックス時は広視界であり、全体的周辺視が非常に重要なポイントとなる。

 

具体的には、相手の拳や脚、目線を局部的に注視しない。

その為には、相手の真正面でなく、側面、斜面へ進撃することで必然的に全体的周辺視が可能となる。

 

その為には、揺、旋、摩擦歩を修練し有機的に運用することでレベルが向上する。

これに伴い、広視界による全体的周辺視覚を通じて、緊張からリラックスへ自由自在に転換できる力み感覚を制御し中心線は終始内視し身を物を言う状態にする。

 

 

 

意拳研究練習日誌第152号

 

我、日々振り返る。今回は

仮借の力について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、仮借の力がある。

 

以前、紹介したボディーターンによる体幹部からの操作による柔軟性と巧みな運用が非常に重要なポイントと併せて、頭脳的思考による既成概念や計画や予想ではなく、リアルタイムに仮借の力を読み取り掌握することができるかである。

即ち相手からこちら側に対して、攻撃的な打撃あるいは、防御的な受けによる行動の全ては相手による能動的あるいは、受動的な寄りかかるこのような状態を感覚をとして捉えることができるかである。

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、する鋭く鋭敏である。

さらに具体的には、視覚からの緊張は皮膚感覚を緊張させ、指先からの緊張は各関節の緊張を誘発するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

そのためには、接触と邪魔の状態において、相手側からすれば、皮膚と筋肉は、真綿のように柔らかく、側面、斜面からの調整と形曲力は、こちらの意図が読めない感覚を修練することができる。

レベルの向上に併せて緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

感覚によるリードタイムとタイミングゲージとは接触と邪魔を詳細なバランス感覚により矛盾の状態を掌握して、緊張とリラックスの転換を自由自在に行う。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

リラックスした感覚で、站椿に近い状態で体幹部全体が、地面の反作用を上手く捉えて、伸びる特に上下中心の伸長力を基軸に全方向へ広がる感覚があるか、双方が衝突し、接触と邪魔の機会を通じ巧みな運用をするには、上手く側面、斜面を活用し体幹部を自らの寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化、相手からの寄りかかりによる仮借の力など、いろいろな矛盾の力を経験し体得しているかである。

接触と邪魔において、相手と腕を比較するには、相手からの寄りかかりによる仮借の力を掌握、出来ているか自分から見て相手が常に調整中であるかが、主導権を取る判断の基準となる。

 

これら緊張とリラックスの転換時間がリードタイムであり、転換調整がタイミングゲージであり、リアルタイムに巧みに運用して体感による千変万化を追究する。

 

 

 

意拳研究練習日誌第153号

 

我、日々振り返る。今回は

推手における仮借の力について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因があり、推手練習についてもこの限りではない。

 

限定された還形動線であるため双方、互いに、本力を使わない。

腕力を比較する修練ではなく、逆に力みを隠す。

力みを隠すこととはリラックスしていることであり、さらに力みを相手に読まれ無いことを重視し、相手の力みを上手く読み取るため、頭脳的思考による既成概念や計画や予想ではなく、リアルタイムに仮借の力を読み取り掌握することができるかである。

仮借の力を読み取るとは、相手からこちら側に対して攻撃的な打撃あるいは、防御的な受けによる行動の全ては相手による能動的あるいは、受動的な寄りかかるこのような状態を感覚として捉えることができるかである。

 

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、鋭く鋭敏である。

このようにして、力みが無い状態に近いほど、この感覚の精度が高く敵方を致して、敵方に致されず主導権を獲得できる。

簡単に言えば、敵方を緊張させ、我は力みの無いリラックス状態にあり、余裕を持って戦機を獲得できる状態でもある

 

前回、紹介したとおり。

具体的には、視覚からの緊張は皮膚感覚を緊張させ、指先からの緊張は各関節の緊張を誘発するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

そのためには、接触と邪魔の状態において、相手側からすれば、皮膚と筋肉は、真綿のように柔らかく、側面、斜面からの調整と形曲力は、こちらの意図が読めない感覚を修練することができる。

レベルの向上に併せて、緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

感覚によるリードタイムとタイミングゲージとは、接触と邪魔を詳細なバランス感覚により矛盾の状態を掌握して、緊張とリラックスの転換を自由自在に行う。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し、矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

リラックスした感覚で、站椿に近い状態で体幹部全体が、地面の反作用を上手く捉えて、伸びる。

特に上下中心の伸長力を基軸に全方向へ広がる感覚があるか、双方が衝突し、接触と邪魔の機会を通じ巧みな運用をするには、上手く側面、斜面を活用し体幹部を自らの寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化、相手からの寄りかかりによる仮借の力など、いろいろな矛盾の力を経験し体得しているかである。

接触と邪魔において、相手と腕を比較するには、相手からの寄りかかりによる仮借の力を掌握できているか、自分から見て相手が常に調整中であるかが、主導権を取る判断の基準となる。

これら緊張とリラックスの転換時間がリードタイムであり、転換調整がタイミングゲージであり、リアルタイムに巧みに運用して体感による千変万化を追究する。

 

主導権が有る判断の基準

 

その1

相手の腕は、固く緊張した状態が続いて寄りかかってくる。

 

その2

相手は忙しく、腕力で動きまくり、腕は棒状に緊張して寄りかかってくる。

 

その3

相手は、腕力で両腕を使って、足の間隔は広がり踏ん張りにより、寄りかかってくる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第154号 

 

我、日々振り返る。今回は

対人練習における仮借の力について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

対人練習において重要視する事項は、

既にわかっている運動動作を力みによる解決法を選択をすることなく、

限定された動線を力みを入れることなく、

力みを隠し、力みを読み取るため、計画しない、予想しないことである。

 

双方、「接触と邪魔を接触から行う推手練習」や「その関連練習」と、

「離隔距離から一瞬に接触と邪魔を接触して行う断手練習」や「その関連練習」の共通性要因は、一瞬に接触箇所からリアルタイムにより発生する仮借の力を読み取ることを最大の目的に行わなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第155号

 

我、日々振り返る。今回は

半歩における小移動練習から断手練習への移行について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

半歩による小移動練習についてもこの限りではない。

 

実習者側と、コーチ側に別れ、双方離隔距離をとる。

コーチ側は先手を取り、実習者側の中心線に入り、

能動的に口鼻の中心線を前後から左右から上下から狙い、

単発、連続の拳または蹴りを複合的に

実習者側の下部は中心線を踏み、上部は、中心線を捉える

意識的に中心線に入る状況を与える。

 

実習者側が、コーチからの能動的な攻撃または、心理的に中心線を狙う緊張感を感覚として捉えることを重要視して修練する。

 

緊張感覚から受動的にその場を譲って、側面、斜面へ進撃してコーチを調整中の状態に導くことを目的に修練する。

 

コーチから中心線への直線的な威圧を緊張感覚として捉えて、その場を譲って、側面、斜面へ進撃することにより、力みを無くしたリラックス感覚を捉える。

 

このようにして、力みを発生する感覚を速やかに捉え、力み時間を短くさせるため、側面、斜面へ進撃し、リラックスした状態から、さらに力みを相手に読まれ無いことを重視して、真綿のように肘部分から、接触と邪魔を相手の力みを上手く読み取るため、頭脳的思考による既成概念や計画や予想ではなく、リアルタイムに仮借の力を読み取り掌握することができるかである。

 

仮借の力を読み取るとは、コーチから実習者側に対して攻撃的な打撃あるいは、防御的な受けによる行動の全てはコーチによる能動的あるいは、受動的な寄りかかるこのような状態を感覚として捉えることができるかである。

 

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、鋭く鋭敏である。

 

このようにして、力みが無い状態に近いほど、この感覚の精度が高く、

コーチを致して、コーチに致されず主導権を獲得できる。

 

簡単に言えば、コーチを緊張させ、実習者は力みの無いリラックス状態にあり、余裕を持って戦機を獲得できる状態でもある。

 

前回、紹介したとおり。

具体的には、視覚からの緊張は皮膚感覚を緊張させ、指先からの緊張は各関節の緊張を誘発するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

そのためには、接触と邪魔の状態において、コーチからすれば、皮膚と筋肉は、真綿のように柔らかく、側面、斜面からの調整と形曲力は、こちらの意図が読めない感覚を修練することができる。

レベルの向上に併せて緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

感覚によるリードタイムとタイミングゲージとは接触と邪魔を詳細なバランス感覚により矛盾の状態を掌握して、緊張とリラックスの転換を自由自在に行う。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

 

リラックスした感覚で、站椿に近い状態で体幹部全体が、地面の反作用を上手く捉えて、伸びる特に上下中心の伸長力を基軸に全方向へ広がる感覚があるか、双方が衝突し、接触と邪魔の機会を通じ巧みな運用をするには、上手く側面、斜面を活用し体幹部を自らの寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化、相手からの寄りかかりによる仮借の力など、いろいろな矛盾の力を経験し体得しているかである。

接触と邪魔において、コーチと腕を比較するには、コーチからの寄りかかりによる仮借の力を掌握できているか、実習者から見てコーチが常に調整中であるかが、主導権を取る判断の基準となる。

 

次の段階として、断手練習へ移行する実習者双方が、如何に相手側に力みを読み取られないようにボディーターンによる緊張とリラックスの転換時間であるリードタイムを感覚として捉え、また、転換調整をタイミングゲージとして捉え、これらをリアルタイムに巧みに運用して体幹による千変万化を追究する。

 

断手による双方スパーリングを行うにあたり、如何に力みを隠すかである。

 

主導権が有る判断の基準

 

その1

まだ接触しない離隔した状態において、相手方がこちら側の中心線を長時間、直線的に執着している。

 

その2

相手側が側面、斜面への進撃や転換、転移など半歩による小移動調整ができない。

 

その3

相手の腕は、固く緊張した状態が続いて寄りかかってくる。

 

その4

相手は忙しく、腕力で動きまくり、腕は棒状に緊張して寄りかかってくる。

 

その5

相手は、腕力で両腕を使って、足の間隔は広がり踏ん張りにより、寄りかかってくる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第156号

 

我、日々振り返る。今回は

各種打拳における半歩による小移動練習について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

各種打拳における半歩による小移動練習についてもこの限りではない。

 

実習者側とコーチ側に別れ、双方離隔距離をとり、コーチ側は、掌を実習者側の正面に向ける。

もちろん口鼻周辺の高さで、単発は片手、左右からの連打は両手で直拳を受ける。

実習者が

中心線を守中用中により打っているか、

拳は口鼻の位置から打っているか、

肘は張っているか、

体幹部によりボディーターンを使っているか、

前足は軽いか、

側面斜面への転移があるか、

拳は力みがないか、

拳は体重を乗せていないか、

拳は後ろ重心で打っているか、

である。

 

同要領で、裁拳は口鼻周辺の高さで掌を上方へ向け、釣拳は口鼻周辺の高さで掌は下方へ向ける。

コーチは、実習者側の側面、斜面への進撃練習をさせるため、斜め後方へ移動しながら、側面斜面に後退し左右転移をして、摩擦歩の進撃要領についても練習させる。

この練習間、終始心理的に中心線を狙う緊張感を感覚として捉えることを重要視して修練する。

実習者はコーチの掌を対象物として、体重を掛けたり、押し打ちをしない。

前足に体重を乗せることなく、後足重心で、身体は上下、中心線を上方向に向かい弾力性を持ち、軽快であり、拳は、軽く握ったまま、掌に当たれば自然に握る感覚で打って、はじめて半握拳を体感覚で体得する。

 

このようにして、拳を握った時点において、力みを発生する感覚を速やかに捉え、力み時間を短くさせるためリラックスした状態から、真っ赤に焼けた鉄板を火傷にあわないように打つ。

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、鋭く鋭敏である。

 

このようにして、力みが無い状態に近いほど、この感覚の精度が高く、主導権と余裕を持った戦機を獲得できる状態でもある。

 

前回、紹介したとおり。

具体的には、視覚からの緊張は皮膚感覚を緊張させ、指先からの緊張は各関節の緊張を誘発するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

レベルの向上に併せて緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し、矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

 

 

 

意拳研究練習日誌第157号 

 

我、日々振り返る。今回は

リラックスについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

リラクゼーションと仮借の力との関係も骨幹となる非常に重要な位置をしめている。

 

站椿、試力、摩擦歩、発力試声、推手、断手等から全ての練習において、如何にリラックスするか。

リラックスとは、脱力や弛緩でもない。

力みをどれだけとれるか、調整できるかが、最も修練が必要なことである

 

このことから、単なるフォームや腕や足がパンパンになる局部緊張や姿勢の低さによる我慢比べでは無く、如何に力みを取り、隠し、調整することができるか。

また、双方、離隔した距離から接触するには、場を譲って力みを取り、側面、斜面に進撃する中心線による守中用中の体得により、皮膚感覚からの力みを取り、体幹部によりボディーターンを使うには、視覚による広視界を使い、視覚からの力みを取る。

側面斜面から接触と邪魔を図るには、相手から攻撃による寄りかかり、あるいは、相手が防御する寄りかかりなどの仮借の力を相手側の力みとして捉え、これを読み取り、逆にこちらが相手側へ仮借の力など、力みを読ませないように、強弱を調整する。

この調整が、繊細であれば有るほど精度が高い。

また、力みを取るため、体幹の寄りかかりと形曲力直による位置エネルギーから運動エネルギーへ転化させ、力みがとれた状態から上下中心線を使って、地面からの反作用を効果的に活用する。

 

この練習間、終始心理的に中心線を狙う緊張感を感覚として捉えることを重要視して修練する。

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、鋭く鋭敏である。

このようにして、力みが無い状態に近いほど、この感覚の精度が高く、主導権と余裕を持った戦機を獲得するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

レベルの向上に併せて緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

 

 

 

意拳研究練習日誌第158号

 

我、日々振り返る。今回は

断手の効果的な練習について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

リラクゼーションと仮借の力との関係も骨幹となる非常に重要な位置をしめている。

 

断手の練習において、如何にリラックスするか、リラックスとは、脱力や弛緩でもない、力みをどれだけとれるか、調整できるかが、最も修練が必要なことである。

このことから、如何に速く動くとも、如何に緊張感が有るとも、接触時は、お互いに真綿のような柔らかさをもち、如何に力みを取り、隠し調整し、相手側の力みを捉え、こちら側の力みを隠し、意図を隠し、千変万化となり、相手側の無備を攻め、不意を攻めることができるか、を最大の目的とする。

また、双方、離隔した距離から接触するには、場を譲って力みを取り、側面、斜面に進撃する中心線による守中用中の体得により、皮膚感覚からの力みを取り体幹部によりボディーターンを使うには、視覚による広視界を使い、視覚からの力みを取る。

側面斜面から接触と邪魔を図るには、相手から攻撃による寄りかかり、あるいは、相手が防御する寄りかかりなどの仮借の力を相手側の力みとして捉え、これを読み取り、逆にこちらが相手側へ仮借の力など、力みを読ませないように、強弱を調整する。

この調整が繊細であれば有るほど精度が高い。

また、力みを取るため体幹の寄りかかりと形曲力直による位置エネルギーから運動エネルギーへ転化させ、力みがとれた状態から上下中心線を使って地面からの反作用を効果的に活用する。

 

この練習間、終始心理的に中心線を狙う緊張感を感覚として捉えることを重要視して修練する。

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、鋭く鋭敏である。

このようにして、力みが無い状態に近いほど、この感覚の精度が高く、主導権と余裕を持った戦機を獲得するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

レベルの向上に併せて緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

 

 

 

意拳研究練習日誌第159号

 

我、日々振り返る。今回は

力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

特に習うにあたり、大きく2つに別れるので、選択権は自身の判断による。

 

その1

習得においての判断の基準。

練習方式が力みを効率的及び効果的に抑制、調整する。

快適、弾力性、軽快など。

練習の成果は

力みが上手くとれ、大変心地がよい。

上手く行かない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要で有る。

 

その2

逆に習得において、

緊張が常にあり、力みが取れない、抑制、調整ができない、リラックスができない練習方式について。

ただフォームを重視して、かたくなに忍耐力こそ効果的なものであると固執する練習は、身体を硬直化させる。

この硬直化が力みであることを認識出来ないと、快適、弾力性、軽快性が得られず、

勤務感覚や硬直化のみが進展していき、真のリラックスが出来ない。

 

練習において、如何にリラックスするか。

リラックスとは、脱力や弛緩でもない。

力みをどれだけとれるか、調整できるかが、最も修練が必要なことである。

 

このことから、如何に速く動くとも、如何に緊張感が有るとも、

接触時は、お互いに真綿のような柔らかさをもち、

如何に力みを取り、隠し、調整し、

相手側の力みを捉え、こちら側の力みを隠し、意図を隠し、千変万化となり、

相手側の無備を攻め、不意を攻めることができるかを最大の目的とする。

 

また、双方、離隔した距離から接触するには、場を譲って力みを取り、側面、斜面に進撃する中心線による守中用中の体得により、皮膚感覚からの力みを取り体幹部によりボディーターンを使うには、視覚による広視界を使い、視覚からの力みを取る。

側面斜面から接触と邪魔を図るには、相手から攻撃による寄りかかり、あるいは、相手が防御する寄りかかりなどの仮借の力を相手側の力みとして捉え、これを読み取り、逆にこちらが相手側へ仮借の力など、力みを読ませないように、強弱を調整する。

 

この調整が繊細であれば有るほど精度が高い。

また、力みを取るため体幹の寄りかかりと形曲力直による位置エネルギーから運動エネルギーへ転化させ、力みがとれた状態から上下中心線を使って地面からの反作用を効果的に活用する。

この練習間、終始心理的に中心線を狙う緊張感を感覚として捉えることを重要視して修練する。

この感覚は、力みが有ると鈍く鈍感、力みが無い状態ほど、鋭く鋭敏である。

このようにして、力みが無い状態に近いほど、この感覚の精度が高く、主導権と余裕を持った戦機を獲得するため、日頃から脱力ではなく、力みを上手く操作する修練が必要となる。

レベルの向上に併せて緊張とリラックスの転換をコントロールするバランス感覚が極めて速くなる。

 

なぜ速いか。

力みを取り、中心線から中心線へ起動が容易であるためである。

 

このようにして主導権を獲得して、力みを極力無くした中心線により、リードタイム、タイミングゲージなどを経験により、体得する。

上手く動くには、上下中心線感覚により、力み感覚中の緊張とリラックスを器用に巧みに修練し矛盾の状態と力を内部感覚として効果的及び効率的に鍛え上げ、体幹部の潜在的能力を導き出す。

 

 

 

意拳研究練習日誌第160号

 

我、日々振り返る。今回は

站椿における力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

站椿において、

肘や肩など力みやすい状態から、力みを上手く取り抑制するには、

上手く形曲力直による各関節間の力みを抑制し調整し、

地面からの反作用と抗力による上下中心線の力みを抑制し調整し、

空気抵抗力を粘性による皮膚感覚に変えて力みを抑制し調整し、

上下、前後、左右へ不安定に働く物をイメージにより力みを上手く抑制し調整する。

このように身体全身の力みを抑制し調整し快適を求め弾力性を求め、軽快性を求めて行く。

 

練習の成果は、力みが上手くとれ、大変心地がよく、上手く行かない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要である。

 

意拳研究練習日誌第161号

 

我、日々振り返る。今回は

試力における力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みをとる練習方法が集約されていることである。

 

試力において、

站椿による静止不動の状態から力みを上手く抑制し調整し、

上下中心線による地面の反作用と抗力を基軸に

自己を中心に前後左右へ広がり、

これに併せて、肘や肩など力みやすい状態から力みを上手くとり抑制し、

上手く形曲力直による各関節間の力みを抑制し調整し、

空気抵抗力を粘性による皮膚感覚に変えて力みを抑制し調整し、

上下、前後、左右へ不安定に働く物をイメージにより力みを上手く抑制し調整する。

 

このように各箇所から力みの抑制と調整により、

自然に発生する矛盾の状態を感覚として捉え、

終始中心線を前後、左右、上下から

鼻中を通して、三尖を照らし合わせ、

入れ替わり、立ち替わり、間断なくまた、怠ることなく

守中用中の原則に基づき、

左右は鼻中を中心に越えることなく、上は眉を越えず、下は膝を越えることなく、前は爪先を越えることなく、後ろは一尺を内に越えず、

水中において遊泳するがごとく、身体全身の力みを抑制し調整し快適を求め弾力性を求め、軽快性を求めて矛盾の力を発揮できる修練を行う。

 

あらゆるチェックポイント、即ち原則は、

静止不動においては、「不動の動」を又は、「静中の動」を生み、

動中において終始変わらぬ原則は、静となり「動中の静」を生み、

その練習の成果は力みが上手くとれ、大変心地がよく、

ゆったりと動くとも各動作中、中心線は充実し、

形は曲がっているが、意と力は真っ直ぐ四方八方へ伸展していく感覚がある。

 

上手くいかない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第162号

 

我、日々振り返る。今回は

摩擦歩における力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

摩擦歩においては、

站椿による静止不動の状態から

力みを上手く抑制し調整し

上下中心線による地面の反作用と抗力を感覚として捉え、

それを基軸に自己を中心に前後左右へ広がる伸長感覚を捉え、

これに併せて、肘や肩など力みやすい状態から、力みを上手く取り抑制し、

上手く形曲力直による各関節間の力みを抑制し調整し、

形は曲がっていても力は真っ直ぐな伸長する感覚を捉え、

空気抵抗力を粘性による皮膚感覚として捉え、

力みを抑制し調整し、

上下、前後、左右へ不安定に働く物をイメージにより力みを上手く抑制し調整する。

 

このように全身に働く感覚を実感として捉える。

 

これらを基礎に各箇所から力みの抑制と調整により、自然に発生する矛盾の状態を感覚として捉えて、試力練習へ移行していく。

 

終始中心線を前後、左右、上下から

鼻中を通して、三尖を照らし合わせ、

入れ替わり、立ち替わり、間断なくまた、怠ることなく

守中用中の原則に基づき、

左右は鼻中を中心に越えることなく、上は眉を越えず、下は膝を越えることなく、前は爪先を越えることなく、後ろは一尺を内に越えず、

水中において遊泳するがごとく、

身体全身の力みを抑制し調整し、快適を求め弾力性を求め、軽快性を求めて矛盾の力を発揮できる修練を行う。

 

このように定位における試力練習を基礎として、移動が伴う無定位練習、足の試力と言われる摩擦歩の修練へと移行する。

 

足が動けば泥道を行くように、

空気抵抗力を粘性による皮膚感覚として捉えて、

力みを抑制し調整し、

進行方向と逆行して引き合う矛盾の力を感覚として捉え、

足裏は小さな丸太を転がして、回転する表面積が、足裏の接触する表面積と移動中における粘性感覚を皮膚感覚から自然に発生する矛盾の状態を感覚として捉えて、

定位による試力練習から無定位への移動練習へ移行していく。

 

終始中心線を前後、左右、上下から

鼻中を通して、三尖を照らし合わせ、

入れ替わり、立ち替わり、間断なくまた、怠ることなく

守中用中の原則に基づき、

中心線を丁寧に扱わないと切れてしまう様な生糸を引く様に丁重に配慮し、

足は、薄い氷の張った水面を割らない様に、

あるいは、地雷原の地雷を踏まない様に慎重に、

丁寧に探り踏んで歩んで丁重に前進と後退の修練を行う。

 

このように、あらゆるチェックポイント、即ち原則は、

静止不動においては、「不動の動」を又は、「静中の動」を生み、

動中において終始変わらぬ原則は、

静となり「動中の静」を生み、

その練習の成果は力みが上手くとれ、大変心地がよく、

ゆったりと動くとも各動作中、中心線は充実し、

形は曲がっているが、意と力は真っ直ぐ四方八方へ伸展していく感覚がある。

 

練習の要点は、速きを思えば達せず、力みを上手く調整し抑制し、

慎重、丁寧、丁重、軽快、弾力性、快適性を求める。

 

上手く行かない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第163号

 

我、日々振り返る。今回は

対戦者の力みと力量について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

双方対峙する時、対戦する相手の力量を知ることが必要である。

 

力量を知るには接触しなければならない。

また、予測や計画などの既成概念による博打をしてはならない。

 

現状による瞬時の判断力、即ち実態即応による力量を読み取ることが必要である。

 

それでは、力量を図る尺度は、どのようなものか。

 

相手の力みの方向、強さ、反作用、相手の意図などを読み取り、こちらの力みを読まれないようにする。

こちらの力みを読まれないようにするには、以前紹介した基本練習による単独動作において、力みを調整し抑制する修練が最重要である。

 

利して此を誘い、乱して此を取る。

効果的に接触するには、容赦なく打ってでる。

 

具体的には、

先発的又は攻撃的に、あるいは後発的又は防御的に、

自己の場所を譲って打ち、

積極的に相手の側面斜面へ進出し、

相手を移動中あるいは、調整中にさせるように不安定要因を多様化させ、

相手に力みを誘発させる。

 

上手く接触するには、遠きにして近きと示し、逆に近きにして遠きと示す。

危険を避けるため側面斜面へ後退したかのように見えるが、実は同時に攻撃するために、側面斜面へ前進しているのである。

 

弓を引くように、相手の中心線を引き、いつでも矢を放てるように相手の中心線を狙う。

前進後退する時も中心線を狙いつつ、いつでも銃の引き金を引くように三尖を照らし合わせ、中心線を怠らない。

 

この間、間断なく、また、怠ることなく守中用中の原則に基づき、

中心線を丁寧に扱わないと切れてしまう様な生糸を引く様に丁重に配慮し、足は、慎重に丁寧に探り踏んで歩んで丁重に前進と後退を行う。

 

このように、あらゆるチェックポイント、即ち原則は、

その練習の成果は力みが上手くとれ、大変心地がよく、

ゆったりと動くとも各動作中、中心線は充実し、

形は曲がっているが、意と力は真っ直ぐ四方八方へ伸展していく感覚がある。

 

練習の要点は、速きを思えば達せず、力みを上手く調整し抑制し、

慎重、丁寧、丁重、軽快、弾力性、快適性を求める。

 

上手く行かない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第164号

 

我、日々振り返る。今回は

単操手の力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

単操手は、リラクゼーションを主体とした修練方法であり、単なる補助体操ではない。

 

地面からの上下中心線における反作用を活用して、

腿部は内旋、外旋により、

全身は内三合、外三合により、

側面、斜面へと転用し、

揺と旋によるボディターンを行う。

 

この際、起動を地面からの反作用により、余分な筋力の発揮をしないように、全身の力みを調整し抑制する。

特に肩の力みを効率的に取る。

 

その練習の成果は、力みが上手くとれ、大変心地がよく、

自然の中に矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮する。

 

ゆったりと動くとも、各動作中、

地面からの反作用を効率的及び効果的に活用する。

中心線は、充実し、

形は曲がっているが、意と力は真っ直ぐ四方八方へ伸展していく感覚がある。

 

練習の要点は、

速きを思えば達せず、

力みを上手く調整し抑制し、

慎重、丁寧、丁重、非常に軽快であり、弾力性があり、快適性がある。

実態即応が可能な鍛練方法である。

 

上手く行かない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要で有る。

 

 

 

意拳研究練習日誌第165号 

 

我、日々振り返る。今回は

鍛練と力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

鍛練の目的として、フォームを追求しない、コンビネーションを追求しない、セオリーを追求しない、筋力を追求しない、持久力を追求しない、単なる反射運動を追求しない。

これらから惰性的に反復練習をして目的を達成するものではない。

 

感覚による力学的運動能力向上を目的とするため、計画はしない、予測はしない、既成概念はもたない。

 

そのために感覚による状況判断と、それに伴う身体動作により、実態即応することを重視目的とする。

 

これらを鍛練するには、特にリラクゼーションを主体とした感覚運動により、

力みを無くし、力みを抑制し調整することが基本的基盤であり、決して譲ることができない骨幹である。

 

それらを基盤として、

地面からの上下中心線における反作用を活用して、

腿部は内旋、外旋により

全身は内三合、外三合により

側面、斜面へと転用し

揺と旋によるボディターンを行う。

 

この際、起動を地面からの反作用により、無駄な力みによる余分な筋力の発揮をしないように、全身の力みを調整し抑制する。

特に肩の力みを効率的に取ることが、当然の如く、全ての鍛練において共通していなければならない。

 

その練習の成果は、力みが上手くとれ、大変心地がよく、

自然の中に矛盾の状態を知り、矛盾の力を発揮する。

 

ゆったりと動くとも、各動作中、

地面からの反作用を効率的及び効果的に活用する。

中心線は、充実し、

形は曲がっているが、

意と力は真っ直ぐ

四方八方へ伸展していく感覚がある。

 

練習の要点は、

速きを思えば達せず、

力みを上手く調整し抑制し、慎重、丁寧、丁重、非常に軽快であり、弾力性があり、快適性がある。

実態即応が可能な鍛練方法である。

 

上手く行かない場合は、心地はあまりよくない。

結果的には、リラックスする目的が達成されているかが、非常に重要である。

 

鍛練と力みについては、このように全ての鍛練に一貫して共通していることを目標に鍛練されたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第166号 

 

我、日々振り返る。今回は

推手における力みと千変万化の瞬間について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

全ての練習過程において、一貫して共通していることは、効率的に力みを取る練習方法が集約されていることである。

 

推手においも、前回紹介した鍛練の目的と同様、

フォームを追求しない、コンビネーションを追求しない、セオリーを追求しない、筋力を追求しない、持久力を追求しない、単なる反射運動を追求しない、

感覚と守中用中による力学的運動能力向上を目的とするため、計画はしない、予測はしない、既成概念はもたない。

 

重視すべきことは、力みは意図と心理的緊張を現す。

力みを取り、抑制し調整して守中用中により実態即応することを目的とする。

 

高レベルの推手とは、双方の接触時、守中用中により、如何に我の力みを隠し、相手の力みを読み取ることが出来るかを目的とする。

 

低レベルの推手とは、勝敗にこだわり過ぎるため、

感覚を無視して、両手は中心線から大きく離れ、守中用中の原則から離る。

力みによる力量を良しとすることを目的とするため、力みと緊張のジレンマから抜けることが出来ない。

結果として身体は硬くなり、鈍感、弾力性はなく、軽快性、快適性もなく、心地もよくない。

 

高レベルの感覚とは、相手側から見て、接触すると真綿のような柔らかさがあり、こちらの力み、心理的緊張を読み取ることが出来ない。

その逆に相手側の力み、緊張を読み取ることが容易となる高性能の力量計量器を備えていると言える。

 

このように接触感覚を例えれば、

「標準的体重計」と「羽毛などの軽量物まで計れる高性能体重計」を比較する様な、

また指針で例えれば、僅かな反応に対しても、敏感に振る感度の高いレベルにも似ている。

 

千変万化の発揮は、相手側の力みを探り、力量を図り、戦機を得る。

地面からの上下中心線における反作用を活用して、

三尖を相照し

腿部は内旋、外旋により、

全身は内三合、外三合により、

相手側の力みと力量を読み取り

守中用中により側面、斜面へと転用し

揺と旋によるボディターンを行っては、振り返り、

再び力みと力量を読み取っては、振り返る

相手側を常に調整中にさせ、中心線を奪う。

 

この際、起動を地面からの反作用により、無駄な力みによる余分な筋力の発揮をしない様に、全身の力みを調整し抑制する。

特に肩の力みを効率的に取ることで、両手は中心線から大きく離れないことが重要である。

 

高レベル推手の成果は、

力みが上手くとれ、大変心地がよく、

自然の中に矛盾の状態を知り、矛盾の力を発揮することができ、

両手は、中心線から大きく離れず、

相手側は、受動的に対抗する選択肢しか持てず、成す術もない状況に追い込まれる。

 

推手の環形動作においても、

守中用中を忘れず、ゆったりと動くとも各動作中、

地面からの反作用を効率的及び効果的に活用する。

中心線は、充実し、

形は曲がっているが、

意と力は真っ直ぐ四方八方へ伸展していく感覚がある。

 

練習の要点は、

速きを思えば達せず、

力みを上手く調整し抑制し、

慎重、丁寧、丁重、非常に軽快であり、弾力性があり、快適性がある。

実態即応への可能性を追求する。

 

 

 

意拳研究練習日誌第167号

 

我、日々振り返る。今回は

地面からの反作用と力みについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

站椿において、

地面からの反作用を感覚として捉えることが出来なければ、

上下中心線感覚は解らない。

力みを取り、抑制し調整した感覚で、

体幹部全体が地面の反作用を上手く捉えて伸びる。

 

特に上下中心の伸長力を基軸に全方向へ広がる感覚がわかり、次のステップとなる。

 

具体的には、スポーツトレーニングの要領で地面を蹴ることではなく、

站椿の足裏の状態で地面を踏みつけた瞬間、

反作用による抗力は、上下中心線を上方へ向かう。

 

この際、力みが取れていればいるほど、効率的及び効果的である。

 

これらを基礎として、体幹部を自らの寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化する単操手、試力、摩擦歩、発力、推手、断手へと応用することが出来る。

 

この様に全ての修練を通じ、いつでもどこでも踏みつけると同時に、体幹部全体が地面の反作用を上手く捉えて伸びる感覚を終始怠らない。

 

 

意拳研究練習日誌第168号

 

我、日々振り返る。今回は

力みを取り除く要因について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

肩架について具体的に説明すると、

中国古来からの書法である、腕を曲げ半円にして肩を緩め手首を緩めることである。

 

以前において紹介した通り、

筆を持ち、書を書く如く、身体を動かすには、

肩の力み取り除く方法として

手を開き、指及び各関節を曲げ、腰をピンと伸ばし、

地面からの反作用を感覚として捉えることが出来なければ、

上下中心線感覚は解らない。

力みを取り、抑制し、調整した感覚で、体幹部全体が地面の反作用を上手く捉えて伸びる。

 

この様に、意拳の書から重要な語句のみを紹介するだけでは、引用文にしかすぎない、経験や自分の考えのないに等しい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第169号 

 

我、日々振り返る。今回は

力みを取り除く要因、踏みつけについて

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

今回は、踏みつけについて。

地面の反作用を、上下中心線を経て、上方へ伝達することができる「踏みつけ」のことであり、

モーションの大きな震脚とは異なる。

 

説明すると、

站椿による静止不動の状態から、地面の反作用を上下中心線を経て、上手く上方へ伝達する感覚を養成しなければ、

次の練習ステージへのスキルアップは論外となる。

 

その為には、

上方へ伝達する感覚を捉えながら、並行的に力みを上手く抑制していかなければ、

地面の反作用を上手く捉えることが出来ない。

 

上手く捉える為には、

身体各部の関節の力みを取ること、

特に肩の力み取り除くことになる。

 

手を開き、指及び各関節を曲げ、腰及び膝をピンと伸ばし、関節にかかる力みを取り、

外部感覚については、全身を包容する粘性物質に例えた空気抵抗感により皮膚からの力みを取る。

 

不安定な物を抱き、

これに伴い力みを抑制し調整により力みを取り除き、

矛盾の状態を捉え、中心線を捉え、

地面からの反作用を感覚として捉えることが出来なければ、

上下中心線感覚は、解らない。

 

力みを取り、抑制し調整した感覚で、

体幹部全体が、地面の反作用を上手く捉えれば、

特に上方へ伸びる感覚が養われ、

形は曲がっていても、四方八方へ伸びて行く感覚も養われて行く。

 

このように上手く踏みつければ、力は、下方から上方へ向かう。

 

上方で上手く力を捉えるには、

力みを抑制して調整し、

内三合、外三合、三尖相照、内旋、外旋、

側面斜面に寄りかかっては中心線を終始間断なく捉える。

 

上手く感覚を捉えれば、

肩や肘、腕全体の力みがなく、

打拳で打つ動作において、

俗に言われる「打つ感覚が無い」という感覚を体得できる。

 

結論は、足の踏みつけにより打つのである。

 

例えるなら、

身体の下部運動の踏みつけはアクセルに相当し、

上部運動はハンドルに相当する。

 

運用は前足と後足いずれからも、アクセルとブレーキを効かせる。

要領については摩擦歩と半歩を活用する。

 

このような感覚により、試力、摩擦歩を行い、

弾力性のある発力、単操手、

力みを隠して相手の推手、断手へ移行して行く。

 

踏みつけが上手くいけば、

ゆっくり動く時も、速く動く時も、中身は同じであり、

ゆっくりと行えば、影響する力を確認し分析ができ、

利点欠点を振り返って是正でき、チャンスを得ることができる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第170号 

 

我、日々振り返る。今回は

力みを取り除く要因、対人練習について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

その1

他の武術と比較して対人練習における大きな違いは、

自らの力みを隠して、自らの力みを把握することである。

 

その2

自らの力みを隠して、自らの力みを把握するには、

相手との接触面に力みを掛けない、仮借の力を掛けない、

真綿のような感覚を持ち、

相手を逃がさず相手から離れず、

高価な物を扱う如く、継続かつ密接的に終始怠らず、

相手の接触面を摩るように丁重に扱う。

 

その3

自らの力みを隠して、自らの力みを把握すれば、

相手が隠している力みを把握するのが容易となる。

 

具体的には、まるで医師が聴診するように、

接触面を摩るように丁重に扱い、力みをサーチする。

 

その4

お互いに、力みを隠して、力みを探して、

互いに内部牽制と反面相互の互換性を保持して、

力みの発生する箇所を策定し、

足の踏みつけによる地面の反作用を起動力にして、相手の力みから相手の中心線を崩壊させることにより、

お互いに欠点を見つけ、修正補正を行う。

 

その5

相手が隠し徹した中に僅かな力みを踏みつけにより、

地面の反作用を上手く捉え千変万化の技が冴える。

 

そこには、予測、予想、計画をしない、

矛盾の状態において矛盾の力を発揮する。

 

踏みつけはアクセルとブレーキに例え、手の動きは、ハンドルに例える。

 

結論は自らの力みを取り力みを隠し相手の力みを捉え、足の踏みつけにより打つのである。

意拳研究練習日誌第171号

 

我、日々振り返る。今回は

力みを取り除く要因、単独練習及び対人練習について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因があり、更に簡潔明瞭に要点だけをしぼる。

 

その1

人を殴るのは、非常に難しい。

 

その2

一つの拳を学ぶために、何十、何百の要因と要点を体得しなければならない。

 

その3

大きく要点を絞る

 

1.地面からの反作用の体得

 

全ての練習において必ず体得しなければならない。

踏みつけの技術である。

 

2.上下、中心線の体得

 

地面からの反作用から上方へ向かう頭上を貫く中心線と、

その中心線から下方へ向かう重心、重力落下線を体得する。

この際、三尖相照を合わせて体得することになる。

これも全ての練習において必ず体得しなければならない。

 

3.側面斜面の体得

 

上下、中心線の体得により守中用中による身体操作の運用である。即ち、場を譲って、主導権の獲得、アフターユーである。

この際、寄りかかりによる位置エネルギーを運動エネルギーに転化させることと、内三合外三合を合わせて体得する。

これも全ての練習において必ず体得しなければならない。

 

4.リラックス

 

リラックスとは、快適、軽快、弾力性があり、自らの力みを取り、相手の力みを捉えることが出来る状態を体得している。

相手の力みとは、こちらに寄りかかる仮借の力である。

これも全ての練習において必ず体得しなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第172号

 

我、日々振り返る。今回は

力みを取り除く要因、接触面の感覚について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

 

その1 対人練習の共通点

 

その要因に接触面感覚があり、

レベルの高い人は、俗に真綿のような感覚と言われている。

 

この感覚の有る者のみが、快適、軽快、弾力性があり、自らの力みを取り、相手の力みを捉えることが出来る状態を体得している。

 

まるで、大事な物の接触面を撫でるような摩るような感覚である。

 

この撫でる摩る感覚を持って推手を行えれば、自らの力みを取り、相手の力みを捉えることが出来る状態を体得していると言える。

 

「相手の力み」、即ち、「こちらに寄りかかる仮借の力」であり、

どんな微力な仮借の力でも捉えれば

反射的な踏みつけにより、

体幹部のボディターンから技を発する。

 

 

その2 推手練習のポイント

 

推手練習においては、還形運動の全ての動作に終始、

自らの力みを隠し、接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉えることに最大限の配慮を計らう。

 

この際、断手練習との大きな違いは、

どのような状態で接触するか、

予想も予測も計画もしない条件にすることにより、

断手練習への段階的な捕捉練習を行うことが出来る。

 

結論として、接触した状態を継続したまま対人練習を行うことが出来る。

 

この際、自らの力みを隠し、接触面を撫でる摩るような感覚で、

相手の力みによる仮借の力を捉えることに最大限の配慮を計らう。

 

終始怠らない配慮は、

側面、斜面、中心線、地面からの反作用

いつでもどこでも接触すれば自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉え、絶好の機会を得る。

 

決して油断することなく何度も密接かつ継続して止まない。

 

 

その3 断手練習のポイント

 

断手練習においては、離れた位置から側面斜面を活用して接触を計る。

 

推手練習との大きな違いは、

どのような状態で接触するか、

予想も予測も計画も出来ない突発的であるため、

何も考えない、一瞬の出来事のように、瞬間的に接触する。

 

要領に例えると、

移動中、準備中、

つまり準備万端ではない状態にある時、

容赦なく打って出る。

 

この際、自らの力みを隠し、接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉えることに最大限の配慮を計らう。

 

終始怠らない配慮は、

側面、斜面、中心線、地面からの反作用

いつでもどこでも接触すれば自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉え、絶好の機会を得る。

 

決して油断することなく、

離れては接触し、接触しては離れて、

発しては振り返り、振り返っては発するも

この感覚とその配慮は、何度も密接かつ継続して止まない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第173号 

 

我、日々振り返る。今回は

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

基礎的な単独練習の共通点の中に力学的要因がある。

 

身体の寄りかかりにより相手に場を譲って、側面斜面から位置エネルギーを運動エネルギーに転化させる力を活用する。

 

相手の攻撃及び防御による接触において、

こちらに寄りかかる仮借の力を活用する。

 

空気抵抗と全身各部の反面相互の内部牽制により

争う力、即ち争力を活用する。

 

1つの力が働くとき、必ず逆に働く力が発生する。

即ち矛盾の状態を知り矛盾の力を活用する。

 

六合、即ち内三合、外三合による全身一致の体幹運動による力を活用する。

 

三尖相照による中心線集中力を活用する。

 

これらの要因から最も重要な要因に

地面からの反作用による抗力を上下中心感覚を捉え、

レベルの高い人は、この種の力学を自由自在に活用できる。

 

站椿による静止不動の状態において

地面からの反作用により丁重に上下中心線を実感する足裏の踏みつけ要領を体得できる最も基礎的な鍛練法である。

 

試力により地面からの反作用を足裏の踏みつけにより丁重に中心線を捉え体幹運動要領を体得する。

 

摩擦歩により前進、後退の1歩、1歩を丁重に地面からの反作用を足裏の踏みつけにより中心線を捉え体幹運動要領を体得する。

 

単操手によるボディーターンは、地面からの反作用を足裏の踏みつけにより丁重に中心線を捉え快適、軽快、弾力性による体幹運動要領を体得する。

 

試声による発声時、地面からの反作用を足裏の踏みつけにより丁重に中心線を捉え快適、軽快、弾力性による体幹運動要領を体得する。

 

発力によるボディーターンは、地面からの反作用を足裏の踏みつけにより丁重に中心線を捉え、1歩、半歩前進、後退、方向変換、あらゆる方向に動作に対して快適、軽快、弾力性による体幹運動要領を体得する。

 

最良のリラクゼーショントレーニング方法と言える。

 

特に地面からの反作用を足裏の踏みつけにより丁重に側面、斜面、中心線を捉え力みを捉え、力みを探し、抑制し、脱力ではないこの感覚の有る者のみが、快適、軽快、弾力性があり、自らの力みを取り、効果的なリラクゼーションを捉えることが出来る状態を体得している。

 

 

 

意拳研究練習日誌第174号

 

我、日々振り返る今回は、前回に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

これらの要因から最も重要な要因に地面からの反作用による抗力を起動させ、上下中心感覚を捉え、レベルの高い人は、この種の力学を自由自在に活用できる。

 

最良のリラクゼーショントレーニング方法と言える。

 

特に地面からの反作用を足裏の踏みつけにより起動させ、丁重に側面、斜面、中心線を捉え力みを捉え、力みを探し、抑制し、脱力ではないこの感覚の有る者のみが、快適、軽快、弾力性があり、自らの力みを取り、効果的なリラクゼーションを捉えることが出来る状態を体得できる。

 

 

対人練習の共通点

 

相手の力み即ち、こちらに寄りかかる仮借の力であり、

どんな微力な仮借の力でも捉えれば反射的な踏みつけにより起動させ、

体幹部のボディターンから地面からの反作用を足裏の踏みつけにより丁重に中心線を捉え、1歩、半歩前進、後退、方向変換、あらゆる方向に動作に対して快適、軽快、弾力性による体幹運動要領を体得できる。

 

具体的には、

起動は、地面からの反作用を足裏の踏みつけにより捉えると同時に

側面斜面への寄りかかって同時に動作の終始中心線を怠らない、

この中心線は、時間、距離、空間の間隙を小さくし、

体幹部のボディーターンによる操作を徹底的に追求し

狙うは、相手の中心線であり

守中用中による身体的及び心理的武装はゆめゆめ解くことなかれ。

 

音、接触などによる反射練習においても、

予想も予測も計画もしないリラックスした状態において、

何か発せられた瞬間、踏みつけにより起動する。

 

練習の要点は、

必ず反射のための準備をしないこと、

必ず踏みつけにより起動することにより、

レベルが非常に高くなる。

 

 

推手練習のポイント

 

推手練習においては、

還形運動の全ての動作に終始、自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉え

予想も予測も計画もしないリラックスした状態において、

捉えた瞬間、

踏みつけにより起動すると同時に

側面斜面への寄りかかって同時に

動作の終始中心線を怠らない、

この中心線は、時間、距離、空間の間隙を小さくするには、

体幹部のボディーターンにより狙うは相手の中心線である。

 

この際、自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉えることに最大限の配慮を計らう。

 

終始怠らない配慮は、

側面、斜面、中心線、

特に地面からの反作用からの起動は

いつでも、どこでも接触すれば自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉え、

絶好の機会を得る。

 

決して油断することなく終始、

中心線を守って中心線を用いて、

動けば発生する時間、距離、空間における中心線の間隙を

ボディーターンにより埋め合わせることを継続して止まない。

 

 

断手練習のポイント

 

断手練習においては、

離れた位置から側面斜面を活用して接触を計り、

推手練習との大きな違いは、

どのような状態で接触するか予想も予測も計画も出来ない突発的であるため、

何も考えない、一瞬の出来事のように瞬間的に接触すると同時に地面からの反作用を起動させる。

 

要領に例えると、

移動中、準備中、つまり準備万端ではない状態にある時、

容赦なく打って出る。

この時も同様に決して油断することなく終始、

中心線を守って中心線を用いて、

動けば発生する時間、距離、空間における中心線の間隙をボディーターンにより埋め合わせることを継続して止まない。

狙うは相手の中心線であり、守るは我が中心線である。

 

この際、

自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉えることに最大限の配慮を計らう。

 

終始怠らない配慮は、

側面、斜面、中心線、地面からの反作用により起動させ、

いつでも、どこでも接触すれば

自らの力みを隠し、

接触面を撫でる摩るような感覚で

相手の力みによる仮借の力を捉え、絶好の機会を得る。

中心線を守る相手の中心線を攻略するには、

我の場を譲って我の中心線を用いて、

防御するにも同様に

相手からみて時間と距離、空間は中心線から離れない。

 

 

何度も重視するが

終始、地面からの反作用による抗力を起動させ、狙うは相手の中心線であり守るは我が中心線である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第175号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、いくつかの要因がある。

 

これらの要因から最も重要な要因に

地面からの反作用による抗力を起動させ、上下中心感覚を捉え、

レベルの高い人は、この種の力学を自由自在に活用でき

最良のリラクゼーショントレーニング方法を体得している。

 

逆に中心線感覚を体得、人により丹田集中感覚をもつ人もいると言われている。

 

いずれにせよ上下を基準とした体軸を体得している。

 

特に地面からの反作用を、足裏の踏みつけにより起動させる。

 

即ち、明らかにスポーツ的にアキレス腱によるバネを使用せず

地面を蹴らない要領で地面を踏みつけ、

相手側に力を溜めていることが悟られない、

急激な爆発状態による振動とも言える。

 

熟練者は、巨大な反作用を活用することができる。

 

日頃より、丁重に踏みつけから起動し

丁寧に側面、斜面、中心線を捉え

力みを捉え、力みを探し、

抑制し、

脱力ではないこの感覚の有る者のみが、快適、軽快、弾力性があり、自らの力みを取り、効果的なリラクゼーションを捉えることが出来る状態を体得できる。

 

対人練習の共通点

 

相手の力み、即ち、こちらに寄りかかる仮借の力であり、

どんな微力な仮借の力でも捉えれば動作開始から相手へ到達するまで時間の短いほうが有利であるため、最も近い目標に活用する。

 

目標が遠いほど距離と時間がかかり危険な状態と要因を生み、

時間と距離が短いほど有利である。

 

踵が接地した床からの反作用が

瞬間的に全身に伝わる反射的な踏みつけにより起動させ、

体幹部のボディターンから地面からの反作用を

足裏の踏みつけにより丁重に中心線を捉え、

1歩、半歩前進、後退、方向変換、あらゆる方向に動作に対して

快適、軽快、弾力性による体幹運動要領を体得でき

これは、遠い間合いから接触するも同じように

時間と距離が短いほど有利である。

 

踵が接地した床からの反作用が

瞬間的に全身に伝わる反射的な踏みつけにより

体幹部のボディターンから自然に発生するトルクを活用して

小移動、即ち半歩により確実に側面斜面へ接触する。

 

この際、相手が攻勢であろうが、守勢であろうが

容赦無く譲って場を奪うことが重要で

摩擦歩の側面斜面の進撃要領を忘れないことが肝要である。

 

具体的には、

起動は、地面からの反作用を足裏の踏みつけにより捉えると同時に

側面斜面への寄りかかって同時に動作の終始中心線を怠らない、

この中心線は、時間、距離、空間の間隙を小さくし、

体幹部のボディーターンによる操作を徹底的に追求し

狙うは、相手の中心線であり

あらゆる方向から守中用中による

我の鼻頭鼻中から相手の鼻頭鼻中を狙い続け、

例えるなら牛の鼻輪を管理し馬の手綱を弛めず、

銃の引き金を引きつつ、弓をいつでも放てる状態にある

身体的及び心理的武装はゆめゆめ解くことなかれ。

 

 

意拳研究練習日誌第176号 

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

これらの要因から最も重要な要因に

地面からの反作用による抗力を起動させ、上下中心感覚を捉え、

レベルの高い人は、この種の力学を体得する方法として、

最良の要領は、ストリートファイトなどによる実戦と理論により基本練習と融合させた実用性の高いカリキュラム及びブロセスを持つべき指導者から学ぶことが信憑性が高いと言える。

 

周りを見渡せば、達人と呼ばれ指導者のほとんどがストリートファイトから実用性の高い練習方法を自ら研究していたことは明確な事実であることであり、

その研究成果がその指導者の教授方法となるので、

その指導の在り方には、イレギュラー的なところがあるがリアリティーとしては問題はない。

 

即ち実戦を通じ実用性の高い練習方法を体得した指導者から教授してもらえる確率は非常に低いので、習うべき判断の基準としては大きいと言えるので参考にされたい。

 

逆に正当な流派や高い技術を看板として、

なるほど素晴らしい技であるが、

ストリートファイターや試合などによる実用例がないため、

それらは、もはや伝統武術の方向性が強い傾向にあり、

どちらを習うべきかはこれらも判断の基準となります。

 

悩んだ場合は、その系統に何人何代のストリートファイターの指導者が存在するかが、大きな判断の基準となります。

 

近年あらゆる情報により、あらゆる流派において、

高い技術、正当な系統の方はたくさん存在されますが、

その中でストリートファイターが幾人おられるか

運よく、王岳銘先生、王岳崢先生の兄弟先生は、かなりのストリートファイターとしては、有名であり過去の書籍などからもまぎれもない事実として記録されています。

 

日本国内でストリートファイトでこの両先生から勝利得た人は、聞いたことがありません。

 

単なる対人練習の一部として失敗されたことは、聞いたことがありますが、断手即ちストリートファイトとして失敗されたことは聞いたことがありません。

 

このことからどの流派であろうと

明確な指導系統の要因と実用性の判断の基準は

ストリートファイターであることが、まぎれもない事実であることが結論てす。

 

また、詳細についても、

一貫性があるか、快適性、軽快、弾力性があるか、無理がないかも判断の基準として参考にされたい。

 

もう1つてして、以前にも紹介したとおり、生活環境、勤務環境、練習環境がその指導者に近いかが大きな判断の基準となります。

 

迷う時は、判断の基準として参考とされたい。

 

 

 

意拳研究練習日誌第177号 

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その一つとして、守中用中線にある制高点は鼻頭である万物の象徴

これは継続的に管理する時も、踏みつけによる地面の反作用を伴う、

具体的には、牛の鼻輪を引くように弓を放つように引く如く時間と距離を短縮できる鍵となる。

 

制高点である鼻頭は、「出鼻を崩す」という例えにも使われ、

戦闘の三原則、迂回、包囲、突破においても同様、

相手への配慮は、相手の手足の動きを見てからでは遅い。

相手の打撃や蹴りを一切みない。見るべき価値はない。

 

見るべき価値は、

己の中心線を守って

側面斜面から、すなわち場を譲って、

相手の鼻頭を上下、前後、左右から継続的に管理をするためには

身動きを捉え、例えば瞬き首の動き、体幹に近い部分の調整中の段階で、場を譲って側面斜面から鼻頭である出鼻を管理する。

 

相手は打撃、蹴りなどを行ってくるが、

己は相手の鼻頭である出鼻を担保として快適を求め、

相手には緊張感を与え、その場に居着かせる。

 

このように王手、チェックメイトに例える相手の鼻頭である出鼻を担保として、主導権を何時でも獲得する。

怠った者は大きな代償を払うことを覚悟しなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第178号 

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

力みを取り、リラックスをして、

互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その一つとして、腕の部分の制高点は肘であり、要であり、中節である

腕における最重要箇所である。

 

その際、自らの力みを隠して相手の力みを捉え、

己の手応えを隠して、敵の手応えを捉える。

 

まるで掴みようのないような状態にある感覚ほど、レベルは高いと言える。

 

出鼻を崩すための重要な要因として、

また主導権の獲得の手掛かり及び足掛かりとして、

俗に言われる小手先の技にならない箇所である。

 

即ち、地面からの反作用を通じて

相手の鼻頭である出鼻と肘を獲得し、中心線を獲得すれば

相手の打撃や蹴りを一切みない見るべき価値はない。

 

見るべきは、

己の中心線を守って

側面斜面からすなわち場を譲って

相手の鼻頭を上下前後左右から継続的に管理をするためには

身動きを捉え、例えば瞬き首の動き、体幹に近い部分の調整中の段階で、場を譲って側面斜面から鼻頭である出鼻を管理する。

 

相手は打撃、蹴りを行ってくるが、

己は自らの中心線を人差し指を上下前後左右から鼻頭を間断なく守って

相手の鼻頭である中心線出鼻を担保として

間断なく中心線を用いる

快適を求め相手には緊張感を与える

そのために相手までの時間と距離を短縮することができ

相手の視覚、聴覚を錯覚させ接触も容易となる。

 

接触による触感は視覚聴覚を遥かに越える

管理はこれらの要因から動作開始から相手へ到達するまで時間の短いほうが有利である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第179号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

力みを取り、リラックスをして、

互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その一つとして、既に紹介しているが

腕の部分の制高点は肘であり、要であり、中節である

腕における最重要箇所であり、日頃の練習により良き習慣を得る。

 

その際、自らの力みを隠して相手の力みを捉え、

己の手応えを隠して、敵の手応えを捉える。

 

これらを推手練習や断手練習を通じて、実践学習を行う。

 

特に注意すべき要領として

手を回して、防御的固い推手を行ってはいけない、

回すは、相手を打つために行い、

また手の間隔を広げたり、時間と距離を延長し

無理、無駄、むらを作らない。

 

そのためにコンパクトにまとめ

相手を打つために鼻頭である出鼻と、肘を獲得し

中心線と地面の反作用を獲得する。

 

また、お互いに力みを保持してはいけない。

 

まるで、掴みようのないような状態にある感覚で

相手から主導権を捉えるほどレベルは高いと言える。

 

 

 

意拳研究練習日誌第180号 

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その一つとして、

楽に楽に自らの力みを隠して相手の力みを捉え、

己の手応えを隠して、敵の手応えを捉える。

 

接触する前の段階において

遠隔の間合いは、相手の全体が良く見え、

特に打撃や脚撃のモーションが良くわかるため

感覚として、場を譲って側面斜面から相手を調整中、準備中にさせ

距離と時間を短縮して

中間の間合い、即ち肘付近の接触できる間合いに進出する。

 

特に注意すべき要領として

時間と距離を延長し無理、無駄、むらを作らないために

コンパクトにまとめ相手を打つために

鼻頭である出鼻と肘を獲得し

中心線と地面の反作用を獲得するため

「牛の鼻輪及び弓を引く如く、矢を放つ如く」

はいささかも譲っては行けないが、

場を譲っては側面斜面から相手を管理する。

 

即ち、遠、中、近、接触、発力までの間合い及び勝敗を決するまで、

相手に場を譲っても、鼻頭である出鼻と中心線は決して譲らない。

 

接触する段階において

相手にもたれ掛かる力、即ち仮借の力を徹底的に隠して、

相手の仮借の力を活用する。

 

例えわずかにもたれ掛かる力でも、自らを隠して相手を捉える。

無力の中に力を求める。

 

また、お互いに仮借の力みを隠し、

計画、予測及び予想をしてはならない

リアルタイムによる感覚で相手を管理し、

矛盾の状態を認識して、矛盾の力を発揮する。

 

対人練習において、

打撃する意思と、場を譲る意思を継続させ、

自らの鼻頭と人差し指及び中心線を見透した線から

前後、左右、上下及び側面、斜面から

間断なく相手の鼻頭を征する。

 

まるで、掴みようのないような状態にある感覚で

リアルタイムで相手から主導権を捉えるほどレベルは高いと言える。

 意拳研究練習日誌第181号 

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても

力みを取り、俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因を分析して、それぞれ三要因に整理する。

 

その1

一つは「上下」、二つは「前後」、三つは「左右」、

と大きくは三方向、矛盾の状態では六方向である。

 

その2

一つは「側面斜面」、二つは「中心線」、三つは「地面の反作用」

が主導権獲得の三点である。

 

その3

一つは「気」、二つは「意」、三つは「心」

が合う内三合である。

 

その4

一つは「腰と肩」、二つは「肘と膝」、三つは「手と足」

が合う外三合である。

 

その5

一つは「人差し指」、二つは「鼻の頭」、三つは「足先」

を中心線から見透した三尖相照である。

百牛を引く如く、弓を引き矢を放つ如く。

 

その6

一つは「迂回」、二つは「包囲」、三つは「突破」、

戦術の三要素である。

 

その7

一つは接触箇所は真綿のように柔らかく力みを隠し、己の手応えを隠し、

二つは相手の力みを捉え、敵の手応えを捉え、

三つは絶対的な力を求めない。

無力の中に力を求める。

 

その8

一つは絶えず中心線を用いて守り、

二つは場を譲って側面斜面から相手を調整中、準備中にさせ、

三つは先の二つの要因をもって、地面の反作用により、距離と時間を短縮して間合いを奪う。

微動の中に速度を求める。

利して、これを誘い、乱して、これをとる。

 

その9

一つは鼻頭の制高点、

二つは肘付近の接触による制高点、

三つは重力落下点による中門の制高点。

あらゆる交換条件も牽制も偽装も許さない、比較もしない、全てを無視してでも最も優先して獲得すべき制高点は、相手の鼻頭である。

 

その10

特に注意すべき要領として

一つは、接触する前は、鼻頭と中心線と地面の反作用を獲得するため、牛の鼻輪及び弓を引く如く、矢を放つ如く時間と空間を短縮し、

二つは、接触する時は、絶対的な力をもってはいけない鼻頭と肘と中心線と地面の反作用を獲得するため、牛の鼻輪及び弓を引く如く、矢を放つ如く時間と距離を短縮し、

三つは、一つと二つの要因は、いささかも譲っては行けない、場を譲っては側面斜面から相手を管理する。

 

  

 

意拳研究練習日誌第182号 

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、絶対的な力を用いてはならない。

 

その1

無力の中に力を求め、抽象の中に具体性を求める。

 

接触感覚としては、微かなような、真綿のような、擦るような、非常に精度の高い柔らかい感覚を用いて、

絶対的な力を用いず、むしろ抽象的な力感覚を用いて

相手の力を具体的に捉える

我の力みを隠して、敵の力みによる仮借の力を捉える

 

双方、抽象的であれば、具体性を求めるが、

具体的に暴露し仮借の力を相手に与えた方が不利となる。

 

 

その2

利して、これを誘い、乱して、これをとる。

これとは何か

 

その場を譲ることにより、相手を調整中にさせ、

場を譲るが、

こちらが決して、譲ってはならないものは、

人差し指、鼻頭、足先を中心線から見透した三尖相照の延長にある相手の中心線上の鼻頭を

百牛を引く如く、弓を引き矢を放つ如く、終始譲らない。

 

 

その3

仮借の力

 

この力を相手から誘発させるには、

場を譲って側面斜面へ進出し、

守中用中を用いて三尖相照による鼻頭の奪取を目標とすれば

必ずや相手は必然的に仮借の力を誘発させる結果を招く。

 

 

その4

微動の中に速度を求める

 

ゆっくり動いても、絶えず中心線を用いて守り、

場を譲って側面斜面から相手を調整中にさせ、地面の反作用により、これらの時期と条件を一元化すれば

距離と時間を短縮することにより、相手から間合いを奪う。

 

急がば回れ。

 

 

その5

拙劣の中に巧妙を求める。

 

矛盾の状態における梃子の原理を、矛盾の力という。

巧みな梃子の原理を実用化するには

鼻頭の制高点、

肘付近の接触による制高点、

重力落下点による中門の制高点

をあらゆる方向から守中用中を用いて

三尖相照により鼻頭を獲得する。

 

あらゆる交換条件も牽制も偽装も許さない、比較もしない、

再度確認するなら、全てを無視してでも最も優先して獲得すべき制高点は、相手の鼻頭である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第183号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、

 

その1

形曲力直、梃子の原理

 

実戦による実用性を高める要因の一つとして

終始、関節の曲折を利用して相反する方向の梃子の運動は

双方の両腕の交差する箇所を支点にして

身体の重さあるいは退部の踏む反作用力を力点として利用する。

局部の腕力を用いてはならない。

 

 

その2

好機について

 

機会は会って、求めてはならない。

終始、相手が欠落して、機会をさらけ出すことを仕向け求め、

この好機を逃がしてはならない。

さらけ出さすには、

相手に場を譲って欠落を誘発させ

相手の中心、鼻頭、中門を奪取する。

 

 

その3

主導権の確保

 

特に頭部の中心である鼻頭は決勝点であるため、

不利有利に関わらず、

あらゆる方向から終始、指向し管理し、それを確保する。

 

 

その4

攻防一体

 

接触するは邪魔をするため

邪魔するは接触をするため

接触と邪魔の区別はしない。

 

出撃するは迎撃をするため

迎撃するは出撃をするため

これらも区別しない。

 

後退するは前進をするため

前進するは後退をするため

これらも区別しない。。

 

終始、攻防を区別しない

攻防一体を求める。

 

 

その5

対人練習と科学的な道理

 

対人練習は、断手、推手によるシュミレーションによる各種状況に対処して科学的な道理に基づいて合理性を絶えず模索して力を入れる方式、

力学の原理によりマスターして半分の労力で倍の成果を研究する。

 

 

その6

実用性と千変万化について

 

断手、推手によるシュミレーションは、

完全なる実用性と千変万化の方式ではない。

 

結局若干の構成の方式があり、

三次元空間を完全に満たせないため、

終始、自己の調整中と相手の調整中での間隙における即ち相手の全身の法、中心線の制御のエラー及び失策、失敗を誘発させ、その機会に乗じて好機を捉え

見て動いて思った瞬間に体が動く全身の法、中心線の制御を体得しなければならない。

 

 

その7

我、日々振り返る

 

対人練習を通じて終始、模索して自己による検証、反面としての相手から学び得る収穫、反省を持って有利要因を掌握し

不利要因の是正を行い、三次元空間の不足を補う。

 

 

その8

間隙と調整中

 

調整中は変速性、欺へん性、突然性があり

終始、相手に場を譲らなければ、好機とする間隙と調整中を誘発させることによる機会を得ることは難しいため、

推手と断手練習を交互に訓練して、互いに不足面を補い、実戦に必要とする具体化を試みる対立性の練習である

 

 

その9

健舞

 

決まった動きのない、混乱の練習であり、

全身の法、中心線の制御を試みる

あくまでも自己の範疇を越えてはならない

上下相随、全身一体を求め、

ランダムに大きく、小さく、速く、

順次実戦に必要とする実用化を試みる。

 

風にはためく旗、水中の魚、

無力の中に力を求め、

微動の中に速度を求め、

拙劣の中に巧妙を求め、

抽象の中に具体性を求める。

 

 

 

意拳研究練習日誌第184号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、

相手の失敗を誘発させ、好機を得ることについて振り返る。

 

対人練習において、最も重要なことは、

勝者要因と敗者要因を学習し体得することにある。

 

 

例1.

推手練習において

 

勝者は終始中心線を掌握し、あらゆる方向から自己の鼻頭を守って、相手の鼻頭を捉え好機を得るために回す。

敗者は漠然と腕を回して遊び好機を失う。

 

例2.

勝者は、上は眉を越えない下は臍を越えない、

右側右手は中心線鼻頭を越えない

左側左手は中心線鼻頭を越えない、

前手と後手は内外とも一尺を越えない、

全てこの範疇で回して欠落を見直し好機を捉える。

 

敗者は、範疇を越えて回し、欠落を暴露させられ、好機を失う。

 

例3.

勝者は、柔らかく、かすかな抽象の中に具体性を求める感覚で、

力みを隠して、相手の力みである仮借の力を見極め好機を捉える。

 

敗者は硬く具体的、絶対的な力で仮借の力を持って対立し、

意図を暴露させられ、好機を失う。

 

例4.

勝者はその場に居着かない。

場を譲って、容赦なく側面斜面へ進撃し、

相手に不安感と緊張感を与え、仮借の力を誘発させ、好機を捉る。

 

敗者はその場に居着いて、その場で対立し、

相手に不安感と緊張感を与えられ、

仮借の力を誘導されて好機を失う。

 

例5.

勝者は自らの力みを隠して相手の力みを知る。

このように全身の法の原則に従い好機を捉え、

主導権を獲得した者である。

 

敗者は法則から離れて、

ヒューマンエラーによる失策失敗をして、

相手にその無備と不意を浸かられ

さらには、失敗を誘発させられ

受動的な立場へ誘導されて好機を失う。

 

例6.

ここで比較した要因は代表的な一部であり、模索すれば様々であり、千変万化により表示することが困難であるため、

考え方、捉え方を記載したもので有る。

 

結論は、全身の法の原則に従った者が勝者であり、

従っていない者は敗者である。

 

勝者要因は、日頃から模索しながら検証し、

勝者から良好な要因を学び、

敗者からは反面的な反省要因を学び、

振り返り修正、是正を行い、

実用性の高い実戦的な全身の法を体得する。

 

 

 

意拳研究練習日誌第185号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、

矛盾のベクトル感覚から追求した

勝者要因と敗者要因を学習し体得する。

 

例1.

守中用中の原則

 

勝者は終始中心線を掌握し、

あらゆる方向から自己の鼻頭を守って、相手の鼻頭を捉える時、

側面斜面に進撃し、肘を張り、指向は鼻頭を離れず

弓を引き矢を放つベクトルを持ち

相手に緊張感と拘束感を与える。

 

站椿と同様の上下中心線を基準とした自己充実の感覚、

即ち矛盾のベクトル感覚をいつでも継続し、相手側に実感させる。

この際、絶対的な力感覚を持ってはいけない。

 

例2.

守中用中の原則

形曲力直の原則

 

勝者は、上は眉を越えない、

下は臍を越えない、

右側右手は中心線鼻頭を越えない

左側左手は中心線鼻頭を越えない、

前手は爪先から後手は内へ一尺を越えない、

全てこの範疇でなければ矛盾のベクトル感覚はたちまち欠落する。

 

敗者は、範疇を越えて矛盾のベクトルを失い、

欠落を暴露させられ好機を失う。

 

例3.

仮借の力の原則

 

勝者は、柔らかく、かすかな抽象の中に具体性を求める矛盾のベクトル感覚で力みを隠して、

相手の力みである仮借の力を見極め好機を捉える。

 

敗者は矛盾のベクトル感覚はなく、

硬く具体的、絶対的な力で仮借の力を持って対立し、

意図を暴露させられ、好機を失う。

 

 

例4.

三角歩の原則

半譲半随の原則

 

勝者はその場に居着かない矛盾のベクトル感覚を持って、

場を譲って、容赦なく側面斜面へ進撃し、

矛盾ベクトル感覚を持たない相手に不安感と緊張感を与え、

仮借の力を誘発させ、好機を捉える。

 

敗者はその場に居着いて、その場で対立し、

相手の矛盾のベクトル感覚に不安感と緊張感を与えられ、

仮借の力を誘導され好機を失う。

 

例5.

勝者は矛盾のベクトル感覚を持ち、

自らの力みを隠して相手の力みを知る

このように全身の法の原則に従い、

好機を捉え主導権を獲得した者である。

 

敗者は矛盾のベクトル感覚を持たない、

法則から離れてヒューマンエラーによる失策失敗をして、

相手にその無備と不意を浸かられ

さらには、失敗を誘発させられ受動的な立場へ誘導され好機を

 

例6.

ここで比較した要因は代表的な一部であり、

模索すれば様々であり、千変万化により表現することが困難であるため、

考え方、捉え方を記載したもので有る。

 

結論は、

全身の法の原則に従い、矛盾のベクトル感覚を持つ者が勝者であり、

従っていない者は敗者であり

勝者要因は、日頃から模索しながら検証し、

勝者から良好な要因を学び、

敗者からは反面的な反省要因を学び振り返り修正、是正を行い

実用性の高い実戦的な全身の法を体得する。

 

矛盾のベクトル感覚については、指導者から実用性のある接触感覚を直接教授してもらわないとわからない。

 

特にグローブを着けると感覚が無くなり、技が使えないと言う人がいるが、

これは実用性がない。

 

実用性は、矛盾のベクトル感覚と全身の法が終始あるかが大きな要因である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第186号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても

力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、全身の法の原則がなければ、話しにならない。

 

全身の法の要因は相互に互換性を伴い、

逆に反面による内部牽制により、複雑多機に絡み、

全て表現することができないが、代表的な一例をあげると

 

・守中用中

・形曲力直

・外三合

・内三合

・仮借の力

・三尖相合

・順力逆行

・矛盾の力

・半譲半随

・三角歩

・六面力

・千変万化

・地面の反作用

・螺旋力

・上下相随

・梃子の原理

・輪軸

・接触学

・心理学

・位置エネルギーを運動エネルギーに転化

・リラクゼーション

・争力

・空気抵抗

・無力の中に力を求め

・微動の中に速度を求め

・拙劣の中に巧妙を求め

・抽象の中に具体性を求め

 

など、これらの原理原則が直接指導による感覚を通じて

実戦的に実用的に体得可能な教授内容であるかが習うべき価値観であり、

修行者はよくよく検討して指導者を選考しなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第187号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、

梃子の原理に使う棒、滑車に使うロープ等に当たる物が有るかのように、

全身の法により具現化され、それを認識し体得しているか。

 

対人練習において、勝者要因を追求する。

 

その1

対人練習においては、

勝者は全身の法を駆使して、終始中心線を掌握する。

 

その2

体幹による全身の法を駆使して、

あらゆる方向から自己の中心線鼻頭を守って、

進撃、攻撃、防御、迎撃、反撃、有利、不利など

あらゆる状況からも、

相手の中心線鼻頭を、どのような方向からも、あきらめることなく捉える。

 

その3

全身の法により、次から次へ好機を得るために、

最もピンチを最もチャンスへ繰り返し、

守中用中は、最初から最終まで怠らない、

最終決定は相手の中心線鼻頭に対して矛盾のベクトルが働いていなければならない。

 

 

意拳研究練習日誌第188号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、

ベクトルバランスから全身の法により具現化され、

それを認識し体得しているか検討する。

 

ベクトルバランスによる勝者要因を追求する。

 

その1

単独及び対人練習においては、

勝者は全身の法を駆使して

終始ベクトルバランスにより

中心線、特に頭部の中心の鼻頭を掌握する。

 

その2

体幹による全身の法を駆使して、

ベクトルバランスにより、

あらゆる方向から自己の中心線鼻頭を守って、

進撃、攻撃、防御、迎撃、反撃、有利、不利など

あらゆる状況からも側面斜面を活用し

相手の中心線、特に頭部鼻頭を

どのような方向からも、あきらめることなく捉える。

 

その3

全身の法により、ベクトルバランスを維持して、

次から次へ好機を得るために

最もピンチを最もチャンスへ繰り返し、

守中用中は、最初から最終まで怠らない。

 

最終決定は相手の中心線鼻頭に対して

矛盾のベクトルが働いていなければならない。

 

その4

経験から、術に優れた人は必ず高齢であっても

このベクトルバランス何時で、どこでも発揮する。

 

このことは、高齢の剣道家や合気道家、

中国武術家の方と手合わせをして、

スポーツ的に説明のつかない術により、

成す術も無い状態にされた経験者は、

検討がつくと思われる。

 

このベクトルバランスを受けた人は

何をしていいか成す術を無くした矛盾の状態に導かれ、

そのまま矛盾の力を発揮する発力を受けることになる。

 

基本的練習から対人練習まで

一貫してベクトルバランスの価値観が解らなければ、

全て無駄になる。

 

教わるには、

形やフォーム、コンビネーションではない、

接触した状態による感覚で

前後、上下、左右、内外、高低から教えてもらわなければ、

要因の欠片すら解らない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第189号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一部として、

皮膚感覚によるヒアリングを認識し

レセプトを体得しているか検討する。

 

これが接触と邪魔の技術を発揮するための条件である。

 

皮膚感覚による実に正確なヒアリング

即ち触覚能力からレセプトして

勝者要因を追求する。

 

意拳ではよく使われている軍に例えれば、

偵察斥候、即ち情報部隊が敵情報を収集して

前衛部隊が邪魔をして敵の特徴を主力部隊へ正確に報告し

最も効率的及び効果的な戦闘が行われる。

 

これが接触と邪魔の技術を発揮するための例えである。

 

その1

単独及び対人練習においては、

勝者は全身の法を駆使して

終始ベクトルバランスと中心線を掌握し

平行的に全身皮膚感覚による空気抵抗感から

矛盾の状態を怠らない。

 

この際、特に地面からの反作用を受けた状態を大前提とする。

 

その2

体幹による全身の法を駆使して、

ベクトルバランスと中心線を掌握し

平行的に全身皮膚感覚による空気抵抗感から

矛盾の状態を怠らない、即ち争力であり、

 

この練習により触覚能力を養成し

相手の力、方向のベクトルをレセプトして相手の特徴を捉え、

あらゆる方向から自己の中心線鼻頭を守って、

進撃、攻撃、防御、迎撃、反撃、有利、不利など

あらゆる状況からも側面斜面を活用し、

 

梃子の原理を活用、

相手の中心線特に頭部鼻頭を作用点とし、

どのような方向からもあきらめることなく捉え

接触部は、支点となる。

 

この際、力点となる特に地面からの反作用を受けた状態を大前提とする。

 

その3

全身の法により、

ベクトルバランスを維持して、

次から次へ好機を得るために

接触と邪魔の技術を発揮しながら

最もピンチを最もチャンスへ繰り返し、

守中用中は、最初から最終まで怠らない。

 

その4

最終決定は相手の中心線鼻頭に対して

矛盾のベクトルが働いていなければならない。

 

このベクトルバランスを受けた人は

真綿のような、あるいは、手に乗せた小鳥を逃がさないような

皮膚感覚による実に正確なヒアリング能力による接触と邪魔の技術により、

何をしていいか成す術を無くした矛盾の状態に導かれ、

そのまま矛盾の力を発揮する発力を受けることになる。

 

その5

何度も言うと筋力重視でもない、

持久力重視でもない

反射神経重視でもない。

 

基本的練習から対人練習まで

一貫してベクトルバランスの価値観が解らなければ、

全て無駄になる。

 

その6

教わるには、潜在能力を劣化させる形やフォーム、コンビネーションではない。

 

潜在能力を発揮させる接触した状態による感覚で

前後、上下、左右、内外、高低から

一貫してベクトルバランスの価値観を教えてもらわなければ、

勝者要因の欠片すら解らない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第190号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の全ての共通点として、

リラクゼーションを認識し体得しているか検討する。

これが全ての技術を発揮するための共通条件である。

 

緊張感覚と相反するリラックス

即ち快適な感覚を瞬時に自由自在に転換出来る勝者要因を追求する。

 

意拳ではよく使われているリラックスを

効率的及び効果的に導く要領とは

快適を自然として

緊張は快適から起こり

瞬時に快適へ戻る。

 

即ち緊張の中に快適があり、

快適の中に緊張がある。

 

その1

形曲力直において、絶対的な力をもってはいけない。

 

指、特に手指を上手く開くことにより、

肩の力みを抑制できる。

 

肘は力みを抜き外部から力を加えると

自然な弾力性により基の位置に復元する。

 

膝はピンと張って自然に緩めることにより

地面からの反作用を効率的にレセプトができる。

 

適度に快適に曲折した形曲力直から

リラックスを導くことができるか。

 

その2

含胸抜背において、絶対的な力をもってはいけない。

 

含胸抜背から適度に胸部を囲み

背部は丸めリラックスを上手く導くことができ、

 

口角は緊張を抑制し快適にするため、

呼吸は鼻から吸って、鼻と口から自然に漏れて行く。

口角はアルカイックスマイルの快適な要領を得る。

 

その3

地面の反作用において

上手く地面を踏みつけ、絶対的な力をもってはいけない。

 

土踏まずが上部方向へ吸い上げられる快適な感覚があり

地面からの反作用を上手くレセプトし

 

禅学の要素と同じく、上半身の中心線は、

臍から頭上を抜け、上空へ引き上げられ、

 

逆に上半身の中心線の真下に重心が落ちて

重力落下線が形成されて、

はじめて上下中心線感覚から上手くリラックスを導くことができるか。

意拳研究練習日誌第191号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の全ての共通点として、

リラクゼーションを認識し体得しているか、前回に引き続き検討する。

これが全ての技術を発揮するための共通条件である。

 

緊張感覚と相反するリラックス、即ち快適な感覚を

瞬時に自由自在に転換できる勝者要因を追求する。

 

意拳ではよく使われているリラックスを

効率的及び効果的に導く要領とは

快適を自然として、緊張は快適から起こり、瞬時に快適へ戻る。

 

即ち緊張の中に快適があり、快適の中に緊張がある。

 

その1 快適な上下中心線感覚から、快適な六面力感覚へ

 

上下中心線感覚を基に、

前後、左右へ快適な拡大膨張感覚から

リラックスを上手く導くことが出来るか。

 

特に地面の反作用を上手くレセプトし、

作用は上方へ向かって行く。

 

足は大地を支え、上手く踏みつける。

 

踏みつけの要領は、

踵は地面に接する程度、

足の指は軽く地面を掴み、

土踏まずは快適に上方へ引き上げられる感覚があり、

絶対的な力をもってはならない。

 

中心線は、頭上を貫き、

重心線は真下に落ちる。

 

その2 快適な六面力において、絶対的な力をもってはいけない。

 

紙風船や大木など抱くとも、

実物でなくイメージによるもので、

決して安定しているものでなく、

不安定で見た目は動かないが、

身体内部の全身感覚は前後、上下、左右へ地面からの快適な反作用を上手く活用し

快適な上下中心線感覚を基に調整し

リラックスを上手く導くことが出来るか

 

 

 

意拳研究練習日誌第192号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の全ての共通点として、

リラクゼーションを認識し体得しているか、前回に引き続き検討する。

これが全ての技術を発揮するための共通条件である。

 

緊張感覚と相反するリラックス、即ち快適な感覚を

瞬時に自由自在に転換出来る勝者要因を追求する。

 

意拳ではよく使われているリラックスを

効率的及び効果的に導く要領とは

快適を自然として、緊張は快適から起こり、瞬時に快適へ戻る。

 

即ち緊張の中に快適があり、快適の中に緊張がある。

 

その1 快適な上下中心線及び六面力感覚から内三合へ

 

地面の反作用を上手くレセプトするため、

足は大地を支え、上手く踏みつけることにより、

上下中心線感覚を基に

前後、左右へ快適な拡大膨張感覚は、頭上を貫き、

重心線は真下に落ち

ベクトルバランスは精神的な活動により

心と意と気の三条件が合うことを要求する。

 

その2 快適な上下中心線、六面力及び内三合は外三合感覚へ。

 

地面の反作用から快適な上下中心線、六面力を活用し、

精神的な活動によるベクトルバランスは、

内三合感覚を快適に充実させるとともに、外部は、

腰と肩が合い、

肘と膝が合い、

手と足が合う、

という三条件が合うことを、外三合という。

 

簡潔明瞭な説明として、

快適な精神的活動を内三合、

快適な肉体的活動を外三合という。

 

このように快適な地面の反作用、側面斜面、中心線が合う状態を

総称して六合と言う。

 

 

 

意拳研究練習日誌第193号

 

我、日々振り返る。今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の全ての共通点として、

リラクゼーションを認識し体得しているか、前回に引き続き検討する。

これが全ての技術を発揮するための共通条件である。

 

緊張感覚と相反するリラックス、即ち快適な感覚を

瞬時に自由自在に転換出来る勝者要因を追求する。

 

意拳ではよく使われているリラックスを

効率的及び効果的に導く要領とは

快適を自然として、緊張は快適から起こり、瞬時に快適へ戻る。

 

即ち緊張の中に快適があり、快適の中に緊張がある。

 

その1 快適な上下中心線、六面力及び六合感覚から三尖相照へ

 

快適な地面の反作用、側面斜面、中心線を伴う内三合外三合が合う六合状態から、

自己の爪先、鼻頭、人差し指の線上を見通し、

相手の鼻頭、中心線を捉えることを終始一貫怠らない快適なベクトルバランスを獲得することにより、

体幹による快適な全身の法を充実させる。

 

その2 快適な三尖相照感覚へ

 

体幹による快適な全身の法を充実させるに従い、

快適な三尖相照感覚は、ベクトルバランスを図り

相手の力、方向のベクトルは、相手の特徴を捉え、

あらゆる方向から自己の中心線鼻頭を守り、

迎撃態勢を伴い

側面斜面から快適に梃子の原理を活用し、

終始一貫して相手の中心線上を、

特に頭部鼻頭を作用点とし、

どのような多面的方向及び螺旋からも接触部は、支点となり、

力点は何時でも何処でも地面からの反作用を上手く捉える。

 

この際、快適であり、軽快であり、弾力性を伴う。

絶対的な力をもってはいけない。

このようなリラックス状態を終始一貫追求する。

 

意拳研究練習日誌第194号

 

我、日々振り返る。今回は、

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の全ての共通点として、

リラクゼーションを認識し体得しているか

前回に引き続き検討する。

 

これが全ての技術を発揮するための共通条件である。

 

緊張感覚と相反するリラックス

即ち快適な感覚を瞬時に自由自在に転換できる勝者要因を追求する。

 

意拳ではよく使われているリラックスを効率的及び効果的に導く要領とは

快適を自然として緊張は快適から起こり瞬時に快適へ戻る。

 

即ち緊張の中に快適があり、快適の中に緊張がある。

 

 

その1

快適なリラクゼーショントレーニングは単操手である

この練習により、かなり効果的な快適性、軽快性、弾力性を有する有機的な運動能力が向上できる。

 

特に有効要因として

 

・起動は地面の反作用を利用する。

 

・快適に意識的に上下中心線を活用する。

 

・快適に意識的に六面力を活用する。

 

・快適に意識的に六合感覚を活用する。

 

・快適に意識的に三尖相照を活用する。

 

・快適に意識的に側面斜面を活用する。

 

・快適に意識的に内旋外旋を交互に活用する。

 

・快適に意識的に自己の爪先、鼻頭、人差し指の線上を見通し活用する。

 

・快適に意識的に終始一貫怠ベクトルバランスを活用する

 

・快適に意識的に体幹による全身の法を充実させる。

 

 

その2

音響反射による単操手

 

・音響反射による体幹の全身の法を充実させる。

 

・快適に意識的に予想しない、計画しない。

 

・音響信号により踏みつけにより起動は地面の反作用を利用する。

 

・音響信号の強弱、短音、長音により踏みつけの強さを変化させる。

車で例えるとアクセルとなる。

 

・音響信号によりあらゆる方向から自己の中心線鼻頭を守り、迎撃態勢を伴い側面斜面から快適に梃子の原理を活用する。

 

・音響信号により終始一貫して相手の中心線上を特に頭部鼻頭を作用点とし、どのような多面的方向及び螺旋からも接触部は、支点となり、力点は何時でも何処でも地面からの反作用を上手く捉える。

 

 

あらゆる練習間、この要領を使って、

緊張すれば何時でも何処でも、快適性と軽快性と弾力性を追求できる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第195号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても

力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因を探求するにあたり

何を目的に、何を目標にするか、

認識し体得するか、引き続き検討する。

 

金物欲の現在社会、

全て金と物事が解決される限界効果逓減の法則により

人生を狂わせてしまうので有れば面白くない。

 

また、阪神大震災や東北大震災など

地位財産をいくら持っていても一瞬で無くしてしまう。

 

近い将来起こりゆる東南海地震や

太陽の黒点異常によるスーパーフレアなどにより

電気社会が全て失われ、

持っている物的価値観が変わり、

秩序が乱れ法治国家が無力となり司法権が及ばないその時、

己の身は己で守るだけの力がなければならない。

 

虎はなぜ強いのか

鋭い牙と爪があるからである。

 

そのような事態なれば

物的価値観優勢の金と権力という牙と爪を持っていても

無効経費となり、

己、自信無力である存在となりうる。

 

それでは他に物的価値観優勢に頼らない牙と爪はあるか思案する。

 

治において乱を忘れず。

 

平和な時代であっても

乱世を忘れない配慮と備えが必要である。

 

その配慮とは、国単位であれば武力である。

 

個人単位であれば武術である。

 

それでは武術での牙と爪をどのように磨くか、

スポーツトレーニングを主体的に技を錬成するか、

自然界に存在する技術を主体的に技を錬成するか、

それでは、どちらを選択するか個人単位の価値観であり、

リスペクトであり、カテゴリーであるので是非におよばない。

 

前者は若い時期に体力があり、

先天性のセンスがあり、

パフォーマンス性が必要である者のみが獲得できる。

 

後者は後天性による学習力

即ち熱意、努力、研究心及び感覚を主体的に学び

実用性、機能性を求め

地道であり

体幹部を自由自在に操作できる者のみが獲得できる

 

それでは、後者を選択した例えとして紹介する。

 

その1

牙と爪に能いするものとして、接触と邪魔がある。

 

全身の法を駆使して己の中心、

特に鼻頭と人差し指から

相手の鼻頭を側面、斜面から接触前、接触中及び接触後も怠らない線上を管理するように、

まるで牛の鼻輪を引きつつ、弓を引くも矢を放つ如くこのベクトルが邪魔の線上を形成する。

 

この邪魔の線上の形成により

接触と仮借の力が余儀なく誘発され、

この機会を逃さず主導権を獲得した者のみが

牙と爪を手中に入れることができる。

 

その2

牙と爪に能いするものとして、矛盾の状態を知り矛盾の力を使う

 

接触と邪魔の線上の形成により

仮借の力が余儀なく誘発され、

この機会を逃さず主導権を獲得する。

 

この仮借の力を速やかにヒアリングするためには、

自らのベクトル感覚と全身の法を獲得していなければならない。

 

あらゆる接触の機会において

ベクトルと全身の法により

表面で起きていることが裏面で起きている

順行と逆行は常に表裏一体である。

 

このようにアンバランスを矛盾の状態として

認識し掌握することができた者のみが

バランスをとる矛盾の力、即ち発力を発揮することができ、

この機会を逃さず主導権を獲得した者のみが

矛と盾、即ち牙と爪を手中に入れることができる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第196号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因を探求するにあたり

何を目的に、何を目標にするか、認識し体得するか、引き続き検討する。

 

前回について

己の身は己で守るだけの力がなければならない。

 

個人単位であれば武術であり、

その方法は千差万別であるため、

己が何に向いているかカテゴリーを選択することができる。

 

カテゴリーを選択する一例として紹介する。

 

その1

時間的制約はないか

 

毎日練習に当てる時間は、どれほどか

その指導者が行ってきた1日の平均練習時間は何れぐらいか

仕事、家庭、友人、親族、サークル、多趣味などの時間的なバランスを図ることができるか

時間をかける価値観があるか

 

その2

経済的制約はないか

 

授業料は、何れぐらいか

授業料を払う代価と価値観のバランスとれているか

生活費を圧迫するほどの高額でないかその価値観であるか

 

その3

距離的制約はないか

遠距離でも習う価値観があるか

 

その4

場所的制約はないかその場所でも習う価値観があるか

 

その5

実用性はあるか

その実用性は習う価値観があるか

その6

理論と実用性に信憑性があるか

その信憑性に習う価値観があるか

その7

教習内容に一貫性があるか、

その教習内容に習う価値観があるか

 

それでは、どのように選択するか

個人単位の価値観であり、リスペクトしたか、どのようなカテゴリーを選択するか

 

 

 

意拳研究練習日誌第197号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

崩し方を目的に、

最良の崩し方を目標に

体得することを検討する。

 

球技にしろ格闘技にしろ共通点は、

決定打を決めるには必ず、有効な崩し方が必要となる。

 

逆に言えば、

有効な崩し方が出来なければ、

有効な決定打を出すことができない。

 

前回に引き続き今回は、

崩し方のカテゴリーを選択することができる。

 

カテゴリーを大きく3分してみる。

 

一つは、能動的な蹴り、打撃など攻撃戦を主体的とするカテゴリー

二つは受動的な護身術など防御戦を主体的とするカテゴリ

三つは攻守一体の迎撃戦を主体的とするカテゴリー

 

それでは詳細を分析する

 

その1 能動的な蹴り、打撃など攻撃戦を主体的とするカテゴリー

 

単なる打撃戦を求めていないか

決定打ばかり練習していないか

 

攻撃を会話に例えると

相手の話を聴かず、自己の言い分のみである。

 

一例をあげると、

サンドバッグをもくもくと打撃する。

コンビネーションをもくもくと練習する

 

攻撃のみを行う

防御のみを行う

能動的な練習のみを行う

 

崩し技のない練習ばかりに気をとられると、

体力の消耗戦となり、

スポーツトレーニングを主体的とする崩し方となる。

 

リーチ差、筋力差、スピード差、持久力差、

などの

スポーツ体力を

長い期間、日に何時間もかけて

身体を壊さず徹底的に鍛え上げなければならない。

 

攻撃戦を会話に例えると、

相手の話を聴かず、

勝手に自己の言い分のみを表現している状態である。

 

全て先手の状態である。

 

動作におけるヒアリングが欠如してる。

運よくヒアリングの才能のある者のみが適応性がある。

 

その2 受動的な護身術など防御戦を主体的とするカテゴリー

 

単なる護身術のみを求めていないか

相手の出方ばかりに気をとられていないか

 

ああ来たら、こうする

こう来たら、ああするなど、

頭でいくら考えても受動的であるため、

相手の変化に対応できない、受動的な練習のみとなる。

 

会話に例えると相手の話を聴く前に勝手に推測し、

自己の解釈で納得して、

自己の言い分は伝わっていない状態である。

 

全て後手の状態である。

 

圧倒的な先手攻撃に成す術がない。

 

本来のヒアリングがないために起きる現象である。

 

動作におけるヒアリングが欠如してる。

運よくヒアリングの才能のある者のみが適応性がある。

 

 

その3 攻守一体の迎撃戦を主体的とするカテゴリー

 

攻守一体の練習である。

 

単独練習において、

全身各部に意識を張り巡らし

地面の反作用など

自己に対してリアルタイムにヒアリングを行って、

全身の法を体得していき、

対人練習においても

リアルタイムにヒアリングを行い全身の法を体得する。

 

会話に例えると

相手の話を聴きながら相手の意図を捉え

自己の言い分を相手に認識させ

こちらの交渉を成立させ、

相手を誘導し優位にたつ。

 

リアルタイムにヒアリング練習を主体的に行う

 

目標は、

如何に快適に軽快に弾力的に簡単に相手を崩し、

決定打を出せる機会を獲得することができるか

 

崩し技に体力を消耗させることにより、

いくら単独練習による素晴らしい決定打を持っていても、

試し割りでバット折り、ブロック割りが出来ても、

バフォ―マンスに終わり、

消耗の少ない崩し方を体得し

決定打を確実に打てる全身の法を錬成しなければならない。

 

 

さて、どのカテゴリーを選択するか、

自己に合うものを見つけなければならない

 

よく、質問がある関節技について、

打撃戦での有効アベレージを見れば、非常に低い。

 

寝技について、

密着性が強く、実戦的であれば、

噛み技が導入されると、

もはや寝技は、無用の技に成り下がる。

 

例えば腕十字を決めてきたら

相手のふくはらぎを噛みちぎってしまえば、

アキレス腱断裂以上のダメージがある。

 

この際、何を持って実戦というのだろうか、

特に信憑性の高い実用性のあるカテゴリーの中から

自己が納得できるものを選択すればいいわけである。

 

それが価値観であり、リスペクトであり、可能性である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第198号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、相手の無備を攻め不意をつくには、信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領として分析する。

 

 

その1

人を支える5つの支点注意力、集中力を終始、地面の反作用を受け、固まらず快適、軽快、弾力的による

 

5心5首は、

両手の掌心と両手の手首、

両足の土踏まずの足心と両足の足首、

頭頂の頂心と頸部の首による。

 

その2

鼻頭は、人身の中心線の最も中心の標識であり、ターゲットである。

 

勝算は全てここにある。

三尖相照、上下中心線、自己の鼻頭、人差し指、を見通し

相手の鼻頭に最良の崩し方を目標に体得することを検討する。

 

その3

力を先に出さない。

また、一つの方向に集中してはいけない。

自己の制御できる範囲を越えない。

 

その4

固定的なルートがなくて、

固定的な足取り、固定的な拳法動作は、

矛盾の状態に対応することが困難である。

 

固定観念は潜在能力を低下させる。

 

その5

日本武術は、水平、垂直、直角を重視しやすい傾向にあり、

中国武術の螺旋力とは力の結合をさす。

 

形曲力、力直、力円の曲折は、

四方八方の全て力強く、

失なえば体は破れる。

 

腕を真っ直ぐ伸ばして打てば、真っ直ぐ当たらないのは、

方向が一つであり、足取りが不安定、

 

曲折の場合、腕の長さは関係なく、

多面性、多方向であり

巧妙な足取りの利用により

技の千変万化は、決定打を決めるには必ず、

有効な崩し方が必要となる。

 

その6

逆に言えば

有効な崩し方が出来なければ、

有効な決定打を出すことができない。

 

機会である機会は、

読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生する時期と条件は、

盾の状態が発生することに注意しなければならない。

 

矛盾の状態は

相手からの仮借の力が発生した時期と

我が矛盾の力を感覚をとして捉えた条件により、

また、それを捉えて好機を獲得する。

 

かなり繊細であり、千変万化する潜在能力の発揮である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第199号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領を前回に引き続き分析する。

 

その1

邪魔を継続したまま、

側面斜面から接触する

終始、地面の反作用を受け、

我の鼻頭から相手の鼻頭を逃がさない。

 

その2

接触すれば緊張は一瞬、

また、逆に固まらず、

一瞬に速やかなにリラックスによる快適、軽快、弾力を求め、

相手の仮借の力をヒアリングできなければ、

機会はなくなり、千変万化の好機はなくなる。

 

その3

如何に一瞬の緊張から

素早く一瞬にリラックスして

ヒアリングできるかが勝敗の鍵となる。

 

また、通常緊張すれば固まり、

リラックスするまでに時間がかかるので、

この時間を如何に短縮するかが鍵となる。

 

その4

緊張する特徴として、

正面で接触すればするほど、緊張するのはなぜか。

 

力を真に受けるからであるため。

 

そのために側面斜面への技術として、

摩擦歩があり、揺があり、旋があり、

半歩が重視されるのは当然であり、

 

時期と条件として、

三尖相照、上下中心線、自己の鼻頭、人差し指、

を見通し

相手の鼻頭を目標にするヒアリングと全身の法の一致により

好機と勝算は全てここにある。

 

 

 

意拳研究練習日誌第200号

 

我、日々振り返る。今回は

更に引き続き、

力みを取り除く要因、

地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

その1

剣術では、宮本武蔵は拍子を合わせ、

合気道では、気を合わせるといい、

機会や好機をそれぞれの表現で説明しているが、

抽象的で具体性がかける点から、

さまざまな問題として

後の後継者に信憑性と実用性の課題を残した。

 

それでは意拳では

合わせることを一致と表現しているが

検討してみる。

 

その2

寄りかかりによる位置エネルギーから運動エネルギーへの転化と

摩擦歩、半歩、揺、旋による側面斜面への移動による一致

 

その3

地面の踏みつけによる地面の反作用を受ける上下中心線の一致

 

その4

我の鼻頭から相手の鼻頭を逃がさない

体幹部の中心線、鼻頭、足先、人差し指を見通した三尖相照の一致

 

その5

リラックスによる相手の防衛反射による仮借の力をヒアリング出来る感覚の一致

 

その6

接触と邪魔により、時間と距離を一度に短縮する一致。

 

その7

内三合による中心線感覚、

外三合による体幹感覚

を合わせた

六合の一致

 

その8

矛盾の状態は、

順行と逆行による体幹一致の梃子の原理を活用する。

 

支点は接触箇所、

力点は踏みつけによる地面の反作用、

作用点は相手の鼻頭に至る中心線を導く一致

 

その9

身体全身を包括する空気抵抗

あるいは水飴のような抵抗は

体幹部の流動による順行表面と逆行裏面による多面性、多方向による矛盾感覚の一致

 

その10

足取りは、側面斜面への技術として、

摩擦歩があり、揺があり、旋があり、

半歩、三尖相照、上下中心線、

自己の鼻頭、人差し指、を見通し相手の鼻頭を目標にするヒアリングと全身の法の一致のために活用する。

 

単独練習による全身の一致

対人練習による全身の一致

全てヒアリングと全身の法による一致が絶好の機会をつくる。

 

この勝者要因と敗者要因が、

偶然重なったか、

あらゆる要因を分析し

科学的に心理的に全身の法の原理原則から

実践と理論により、

さらに実用性と信憑性を高めることが可能となる。