意拳練習日誌第特(31~40号)

意拳練習日詩第特31号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因の1つとして  

意拳でのメインターゲットは、急所となるテンプルやレバーブローや手首や関節やチョークなどの局部ではなく全身調整器官の中枢部である重力線であり中心線である。

その1

戦争で言えばを小部隊が戦う局地戦ではなく、敵の本隊のありかを暴いて叩き潰す主力戦であるように意拳では、梃入れによる全身の法により敵の主力となる中心線のありかを暴いて捉え敵の最も不利な状態を叩き潰す。

その2

敵の最も不利の状態とは、絶好の機会であり敵の不備、不意の状態であり単刀直入に狙って機会を求めず、梃入れから矛盾の力を発揮した状態からの閃きにより敵の均整を破り機会を捉える状態である。

その3

即ち対戦するとき相手の重力線である中心線のありかをどのように捉えるか先手か後手か前手か後手か上手か下手か右手か左手か三次元的に前後上下左右からそれぞれの抵抗に対立する相対性反発力を捉え三次元的に自己の重力線である中心線を守り用いて梃入れを行い修練から体得した矛盾の状態からの閃きにより敵の均整を破り敵の重力線である中心線のありかを捉える

この際、重力線である中心線の攻防戦において、最も有利と最も不利とは何かを体得しなければ論外である。

その4

中心線とは、重力落下線に対抗して逆に働く垂直抗力と防衛反応により、均整を維持する為の全身平衡感覚であり相対的に上下に働く矛盾の力である。物理的には重力線であり、心理的には中心線である。この中心線のありかを捉えるには、これを三次元的に前後上下左右どの状態で接触しても相手側から働く力が働いた時、必ず反対側に働く力から均整を捉えて梃入の力を発揮できる。その為、単純なターゲットに捕らわれることなく、絶好の機会を捉える重力線である中心線は、最高最良のメインターゲットであり追求することを怠ってはならない。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特32号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因の1つとして  

意拳では、「気」に頼るだけの迷信的根拠は廃止して、特に重力に関係するニュートン物理学を主体とした物理的作用及び心理的作用並びに生理的作用を伴った防衛反応等の理合いによる科学的根拠を基軸としている。

その1

それ故に站椿だけ行えば効果がでる訳でも無く、手や足を振り回し或いは、関節を取る襟や袖を取る抱きつくなどの局部攻撃を求める訳でも無い。

その2

練習の全ては、単なる形や動作ではなく「操作」である站椿も試力も摩擦歩も試声も推手も断手も単操手も「全身による操作」でレベルを向上させ、その共通のメインターゲットは、局部ではなく全身調整器官の中枢部である「重力線であり中心線」である。

その3

その為、各練習過程において、全身操作の秘訣となる「形曲力直」など全身梃子体となる重要ポイントを手掛かりとして、操作を体得して行く、決して標準的な動作を体得することではない。

その4

練習のレベル向上は、この全身操作を体得するか、単なる動作を覚えるかで、練度に大きな差が生じてしまう。

その5

動作を主体にした者は、多くの阻害要因を抱え次後の練習過程に本質的に悪影響を及ぼす。「花拳繍腿」と化す。即ち重力線である中心線の攻防戦において、最も有利と最も不利とは何かを体得するこたを怠ってしまう。最悪のシナリオを自ら創ってしまう。

その6

対象的に全身操作を体得した者は、絶好の機会を捉える重力線である中心線は、最高最良のメインターゲットである練習のレベル向上を追求することを怠ってはならない。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特33号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因の1つとして  

意拳では、自己の中心線が解らなければ、相手側の中心線を捉えることがてきない、即ち自己の均整感覚により中心線を獲得すれば、相手側の中心線の均整感覚を乱すことができる。

これらは、岳銘先生が言われていたことである。

俗に言われる守中用中であり、「中心線」の争奪戦を行う、技には、色々な画像に紹介される掛け技、返し技、先手技、後手技があるが、それらをまねても全て使いこなせることもなく、レベルの低いものが動作を真似るだけでは、腕力の勝るものが有利であり、その腕力が力みとなり、仮借の力を発生させてしまい、攻防一対の全身梃子体のレベルの高い者には、通用しなくなる。

その1

そのため中心線を捉えば、梃入れが可能となり均整のとれたバランス計りのように、その瞬間に応じた掛け技及び返し技が均整感覚から閃きのように使いこなせ、僅かな力で有利に挽回できる。

その2

ウエポンで言えば、レーダー照射によるロックオンである。

縦横無尽の状態から全身操作を駆使して捉えたその瞬間は、上下に働く相手側の中心線及び重力線を捉えるため、相手側は、バランスを失い自己は、主導権を完全に奪うことが可能となる。

その3

釣りで言えば、針のかかった瞬間で、上下に相対的反発力が生じる。手は、浮きのように軽く相手側の情勢を計り糸は中心線を捉へ、竿は全身梃子となり、均整感覚による各操作を通じて瞬間に釣り上げるように、相手側の準備中、移動中に積極的に介入して絶好の機会を捉える。

この様に、基本練習から対人練習を通じて、単なる動作と技のみを獲得することにならないように動作の中に見え隠れする中心線を全身の法により操作していく過程において、目に見えないものが見え、耳で聞こえなかったことが聞こえ、感じられなかったことが感じられる段階を経て動作よりも操作を体得する修練を怠ってはならない。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特34号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

意拳では、重力に対立する力を三次元的に利用して自己の中心線を体得し、その対立する力を持って梃子の運用から相手側の中心線を捉える。

即ち自己の均整感覚により中心線を体得すれば、相手側の中心線の均整感覚を乱すことができる。

これらは、岳銘先生が言われていたことである。

その2

基礎となる三次元的に対立する均整感覚の体得は、拳を知りたければ先ずは、「站椿」から始めよ。即ち、静止不動の状態において物理的感覚として重力を捉え、その重心を捉え、その重力落下線を捉え、それらと対立する垂直抗力を操作体得する。代表的な操作ポイントとしては、「六心」「座股提膝及び裏股」「丁八歩」「三尖相照」「形曲力直」「懸頂」「頭直頂堅」「含胸抜背」「沈肩」「内三合外三合」「反方向性転移」「螺旋力」「三角力」「重力波」「守中用中」「反面操作」「風船のようなボールを抱く」「木を抱く」「不安定な物を抱く」「水糊の中」「泥濘の中」「水中」「粘性の中の反発力」「バネのような伸縮性反発力」等、心理的感覚として、上下に対立する中心線感覚操作を体得する。

上下が判れば、前後に対立する感覚及び左右に対立する感覚を捉え、大気圧と対立する空気抵抗の感覚を捉える。「大気呼応」「空中遊泳」「争力」

即ち一貫していることは、有る力が働いた時に、必ず反対に働く力が発生する。これらの相対性を矛盾の状態として体得し、矛盾の力として発揮出来る梃子体の操作を体得する。

その3

このように、静止不動の状態の中で作用と反作用が発生した対立運動の操作を練成する。

このような静止不動における対立運動の操作を基礎として「試力」「摩擦歩」「単操手」「発力」「試声」「推手」「断手」等の動的対立運動の感覚的操作を体得する。

代表的なポイントとして

「渾元の争力」「動静互元」「渾元逆体」「有無統一」「順力逆行」「勾錯交又」「斜正互参」「多面螺旋」「面積虚実」「剛柔相済」「進退反側」「半譲半隋」「遵放同一」「攻防一体」「無形神似」「隋譲牽隋」「迎隋緊隋」「載譲載迎」「単双軽重」「推拉互用」等の対立した作用、反作用する力は、脱力でもなく、動作でもなく、例えば空気不足のボールは、脱力状態であるが、弾力性が乏しく、緊張ガチガチの固いボールは弾力性は、全く失われる。最良は、リラックスした状態と同じ均整のとれたボールで弾力性が良く、弾力性、抵抗反発力から対立交錯した複雑な梃子体による操作運用を体得する。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特35号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

操作上の手掛かりとして、

全身の中で唯一に重力の影響を直接受けているところは、足裏であり、それ以外の箇所は、大気圧の影響を受けている。それらから対立する力を前後上下左右の三次元的な均整操作を体得する。

その2

通常の練成では、手の操作に注目が行くが、最も重要な操作は足である。

その手掛かりは、足裏から「座股提膝」「裏股」により腰及び寛骨(股関節)を車輪のように、足は、内旋と外旋の対立によりドリルのように螺旋力を発揮して、重力を捉え、対立する垂直抗力を頭頂まで引き上げる操作である。特徴とし対立する足裏と頭頂、肩と腰、肘と膝、手と足、手心足心が同時同一に螺旋力を帯びた対立運動を行う。これらは、静の状態においては、対立する位置エネルギーを体得し、動の状態においては、位置エネルギーから対立する運動エネルギーに転化させる。

これらの螺旋力を帯びた操作は、移動中、攻防一体、準備中、発力においても発揮される。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特36号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

歩法の操作について、足の運びにおいては、宮本武蔵の五輪の書にあるように摺り足、飛び足、カラス足などは論外であり、その手掛かりは、摩擦歩の要領で、地面を踏んで重力から発生する力点として梃子体を保った状態であり、足裏から左右の足は、陰陽のごとく内旋外旋の螺旋力を帯びた対立運動は、均整のある小歩、半歩により波の動きの重力波に従って側面斜面に方向変換が伴った前進後退及び縦横無尽に魚が泳ぐように蛇が動くように相手の場を奪う足の運びが半歩の歩法操作で、足首、膝、股関節、肩関節、肘関節、手首、首関節等が左右陰陽の足の運びの影響を全体に受けている。

即ち左右両足の対立操作である左右反対に働く内旋外旋の螺旋力を終始帯びている状態となる。

足裏は重力から発生する梃子の力点であり、接触箇所は、相手からの作用する力量、方向を支点として捉え、操作による梃子の運用と反作用により僅かな力で相手側に大きな影響を与えている箇所が作用点である。

その2

対敵反面操作について、接触箇所から発生した働く力を表面とするとそれと対立する反対に働く力は裏面である。

意拳では、矛盾の力を発揮する為、敵対し接触する体の前面側を陰面とし、対立する背中側を陽面とすると力は、対立する背中側から重力による地面からの反作用を梃子の運用により反方向性転移及び反面操作を行い矛盾の力を発揮させる操作である。

その3

対敵操作による効果の確認について、敵対する相手の顔色を読まなければ勝つことは、出来ない。

相手側の顔色を観察する手掛かりは、相手側の梃子体の要となる相手側の腰のライン、肩のライン、相手側の鼻先の三カ所を捉え、3箇所同時に崩してしまえば、効果として、相手側は、その場に立っていることができない状態を確認することができる。即ち相手側の場を奪う。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特37号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

実践操作は、何時でも梃子体を持って、我の調整中と相手側の調整中に何時でも介入できるかが重要であるため、意拳の基礎となる全ての基本練成において梃子体を体得することは、必須である。

調整中とは、移動中(前進中及び後退中並びに方向変換中、足の運び全体)及び準備中(攻撃前か攻撃中か攻撃寸前か攻撃到達の瞬間か空振りか、防御前か防御中か防御寸前か防御形成の瞬間か)並びにバランス調整中である。

その2

これらは、全て相手側が局部箇所(拳、掌、手首、肘、膝、脛、踵、足低等)で打つ、蹴る、掴む、バランス調整などの技が目標を達成するまでのリードタイムのゴールヒットが100とするとヒット以外の残りの99のリードタイムは、スタートから相手側が目標を捉え到達するまでの局面である局面とは、目標到達過程までの側面斜面(肩~上腕~前腕~肘~胸部~背部~腰部~大腿部)であり、武器としては使えない調整中の段階であることが判断できる。

即ち局面となる側面斜面の99パーセントは、無備と不意の状態である。

その3

それでは、調整中に介入するための直線から側面斜面への転移をするには、どう操作するか。

駒のように螺旋回転を帯びて側面斜面の連続化が必要となる。

操作的には、足裏から頭頂まで座股提膝及び腰の回転並びに左右の足がドリルのように内旋と外旋の対立を用いて同一同時に螺旋力を帯びて地面の反作用を受けている状態である。

地面の反作用を受けた螺旋力とは、側面斜面の連続化であり、駒を回すように、轆轤を回すように相手の局面と我の対面が一致しなければならない。

局面と対面の一致は、対立した状態であり、この瞬間に絶好の機会が出現する。

即ち一致した局面と対面での接触面は梃子の支点であり、力点を発揮するには、そこから離れた身体の逆面となる反面操作と反方向性転移による梃子入れが可能となり、ぶつかった相手は、梃子の原理で上下の力が奪われ、無重力状態となり三次元的に前後左右に回転する螺旋力による操作であり、駒に接触した瞬間吹っ飛ばされる状態となる。

その4

相手側がヒットするまでの

この段階は、調整中であり直線的には、点目標にヒット到達させる目的がある。側面斜面的には、スタートからヒット以外の箇所は、全て局面の調整中である。この局面に対して、螺旋力を用いて側面斜面から対面させ、対面している逆の方向となる反面から調整中のリードタイムの中、何時でも接触と邪魔により効果的な梃子入れ操作を持って、相手側の場を奪い絶好の機会を捉える。

主導的な裏股の操作により相手の状態を全体的に観察し相手の中心の中心である鼻先、肩の平行線、腰の平行線に対立して裏股の操作及び螺旋力で間合いを側面斜面からジグザグにうねるように介入する。足裏から頭頂まで、螺旋力を用いて重力から地面の反作用を発揮させ、時計回りか反時計回りにより右や左へジグザグに前進後退を裏股の操作で相手を観察調整して梃子入れ及び螺旋力を何時でも発揮させる。

このように全ての操作は、大木の一枝が動けば木の全てが動くごとく、足裏から頭頂まで動かないところはない状態を何時でもどこでも梃子体が発揮できる状態を追求することを怠ってはならない。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特38号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

実践操作の裏股とは

部分的に動かず、全体的にも大きく動かない中で、動がないところがない状態の中で、小さく全体が動くことを求めている。

わざとらしい大きな動作は大きな隙間となり、時間、距離、面積などの短所を暴露させ相手側が介入してくる敗因を発生させる。

逆に勝因を発生させるには、余分な大回りを避け、敗因となる隙間を小さくさせ、守りを安定させ臨機応変に操作ができ、小回りの効くことを求め有利な攻防一致の態勢を体得する。

その2

このように裏股の操作から小さく全体を動かすことができるかが重要である。

例えば、人力で重い物を動かしたければ、必ず後ろ足に頼って前足と後ろ足を左右交互に対立した内旋と外旋を同時に一致させた螺旋力を持って地面を力点として踏みつけて、その反作用から梃入れの活用を行う

例えば、代表的に綱引き、棒引き、棒による梃入れ、船の魯を漕ぐなど何時でも螺旋力を伴った梃子体を持って、体得することは、必須である。

その3

螺旋力の利用は、多くの力を節約でき、同時にすぐに多くの力を増大させることができる。

力の形成原因は、全身各部の関節は、全て力を支えるため鈍角の三角形を形成して螺旋力を持って膨張と収縮して爆発力が発揮される。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特39号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

実践操作の歩法とは

これもまた、站椿及び試力と同様に裏股に相対的操作となる。即ち矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮する。

寛骨による螺旋操作により後ろに寄りかかって前に向かう座股提膝を操作し前後左右に位置する退部全体を内旋と外旋を同時に対立的操作を行った足裏は重力により螺旋力を持って地面との摩擦力を受けて踏みつけ地面からの反作用を上手く発生させ螺旋力を伴った上下前後左右に均整に働く力を足裏から頭頂まで抗力として上下の力を体得する。

即ち矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮する。

その2

歩法も站椿及び試力と同様に螺旋操作及び対立的操作並びに上下の力を学ぶ感覚例として、薄い氷の上を慎重に爪先から踵へと着地し危険であれば、着地せず後退する操作、凄く重い車を引っ張る操作、抜いて移動することが困難な泥の中での操作、足裏のコロとなる丸太による操作などは、常に進行方向と逆方向に上下前後左右へと働く力を認識するための手がかりであり、固執してはならない

実感として体全体に働く対立を操作して快適な中で体得しなけば無意味となる。

その3

これらの反作用を交互に前進後退して操作を行う。

全ては対立を体得するため

進行方向は裏股による螺旋力を伴った進行方向と逆方向に同時に相対的操作を持って、それぞれ交互に左右斜め前に前進すれば、それぞれ左右斜め後ろに後退する。この間、足裏は螺旋力を伴った踏みつけは、摩擦力を発生させる為、摩擦歩と呼ばれ、着地する足裏は、踏みつけて常に地面からの反作用を受けて相対的な上下の力を操作して左右斜めに三角を形成するため、三角歩とも呼ばれ、連続的な三角歩は、ジグザグに動いて見えることから蛇形歩とも呼ばれ、蛇がジグザグに地面を摩擦していることから摩擦歩とも呼ばれている。

対立を体得し、縦横無尽に臨機応変に千変万化にドリブルの様に動きかつ自由自在にスケートの様に滑る。

その4

前進するも後退するも相手側への側面斜面への小さな足裏から頭頂まで体全体が螺旋操作移動により、勝機を得る。

対立を体得して、相手に塲を譲って、塲を奪回する。

詳細に言うと、我が相手側と対立した状態において、相手側の調整中の中にいつでも介入できる極めて小さな調整力(上下前後左右に対立する操作が臨機応変に全身一致でできる)を持っているか。

強さを現す指標として、次の言葉がある。

大動は、小動に及ばず、小動は、微動に及ばず、微動は、不動に及ばず。

逆に大きく螺旋操作移動すると面積、時間、距離が大きく暴露して相手側が介入する機会を与える敗因となる。即ち調整不足が失敗を招き敗因となる。

その5

特徴として、着地している足裏は、踏みつけて地面からの反作用を常に操作して裏股を使って前進後退の対立的螺旋操作により前進の場合は、片方の足を送り出して、後退の場合は、片方の足を引戻して、前後左右上下に均整に力が働くため、動作が小さく、見た目は単純、歩幅は小さく一歩よりも半歩、半歩よりも摩擦による小歩を操作し利き脚が無意識となり、融通性に富み千変万化に対応する。

半歩崩拳、天下を征す。

半歩とは、前足が半歩移動すれば、同時に後足が半歩移動する。

一見単純てあるが、見て捕れない、面積及び時間並びに距離の短縮が一致して、いつでも矛盾の状態を体得し極めて小さな全身一致の矛盾の力を発揮できる。

全ては、対立を体得しているかが問題である。

その6

通常のスポーツの様に動作は、大きくダイナミック、派手なパフォーマンス、エネルギー消費か激しく、地面を蹴ってジャンプしたり、歩幅は大きく、利き脚を意識したり、走り抜けたり、居着いたり、足そのものの負担は大きく、怪我や障害などの原因を発生させる。同じく、全ては、対立を体得しているかが問題である。

その7

前回に紹介したとおり

部分的に動かず、全体的にも大きく動かない中で、動がないところがない状態の中で、小さく全体が動くことを求めている。

わざとらしい大きな動作は大きな隙間となり、時間、距離、面積などの短所を暴露させ相手側が介入してくる敗因を発生させる。

逆に勝因を発生させるには、余分な大回りを避け、敗因となる隙間を小さくさせ、守りを安定させ臨機応変に操作ができ、小回りの効くことを求め有利な攻防一致の態勢を体得する。

操作のポイントとして、上手く地面を踏みつけることができるかが鍵となり怠ってはならない。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。

意拳練習日詩第特40号

【全ての練習は発力の条件を備えることにあり、その条件を備えるには、効果の高い梃子入れが必要である。】

これは、昔、岳銘先生が言われていたことで、梃子入れの条件が揃わなければ、発力が出来ない、全部同じであるとも言われていました。

梃子入れ動作の要因とは、全て感覚操作であり、操作上のポイントが意拳論には示されていて、その効果は、各指導者からの実践操作を持って確認が出来る。

その1

実践操作の拳の握りとは

これもまた、站椿及び試力と同様に裏股の相対的操作となる。即ち矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮する。

ここでは、武器となるのは、拳のみならず、腕全体、体全体で打つ原則があるが下記に紹介する要因が絡んでいることを忘れてはならない。

拳の状態から体全体の矛盾の状態が明らかになる。

また、拳や指の損失を避けなければならない。

拳を作って死ぬことを避けなければならない。

その2

具体的には、

手に一つの玉子或いは雛鳥を握った状態で強く握りしめると壊れる。この状態は部分的な緊張であるが、特に体全体の先端に現れると体全体が強張り融通が効かない状態となる。

ボールで例えれば表面が固くて、陶器の様な跳ね返る弾力性がない。

その3

それでは、逆に弛くし過ぎると落ちる。この状態は、脱力状態であり、弾力性が乏しく流暢に臨機応変に効果を発揮することが出来ない。ボールで例えれば、空気圧不足のボールで、跳ね返りはあるが、効果的な弾力性が不足している。

その4

適正な空気圧のボールと同じく、効果的な弾力性を有する。

逃がさず殺さず、潰さず落とさずの矛盾の状態である

拳は、目標の一瞬に的中して、裏股の相対的操作に伴って両方の手を使って紐を引きちぎる様な要領で、やや内向きから螺旋してやや下向きに発拳し打つ瞬間は、拳の中の四指の爪は、たなごころを貫く様な感覚が発生する。

その5

掌による打撃については、

手の平で打つ場合、小指側の掌の下部膨らんでいる部分である。両手の掌に巻いた布を両手の挺力で瞬間的に用いる。

その6

前回で紹介したとおり、これら全ての武器は、寛骨による螺旋操作により後ろに寄りかかって前に向かう座股提膝を操作し前後左右に位置する退部全体を内旋と外旋を同時に対立的操作を行った足裏は重力により螺旋力を持って地面との摩擦力を受けて踏みつけ地面からの反作用を上手く発生させ螺旋力を伴った上下前後左右に均整に働く力を足裏から頭頂まで抗力として上下の力を体得する。

即ち矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮する。

操作のポイントとして、上手く地面を踏みつけることができるかが鍵となり怠ってはならない。

釈迦の八正道に有る教えで強い者が勝つのではなく、怠らない者が勝つのである。