意拳練習日誌(201~300号)

意拳研究練習日誌第201号 

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

その1

我の仮借の力を相手側に覚られないためには、

前後の力で打撃戦を行わない

即ちぶちねく感覚を持ってはならない。

 

ぶちねく感覚で行えば、

たちまち相手にもたれかかる状態が発生する。

 

また、逆に受ける時もぶちねく衝撃をブロックするように受けると

たちまち相手にもたれかかる状態が発生する。

 

両者は攻防状況としては、異なるが、

共通性として仮借の力を発生させている状況にあることは紛れもない事実である。

 

以前サンドバッグを叩く要領として、

横揺れは駄目、

小刻みに上下の縦揺れが起きなければならない

ことは、承知のとおり、

対人練習においても、相手の仮借の力を受けた瞬間、

上下中心の力を主力として発力の練習を行う。

 

受けた相手は、

相撲の張り手のように前後の力で押された感覚はなく、

上下の力で推され後方へ弾き跳ばされた感覚を受ける。

 

これらの練習方法は、経験者から教授しなければわからない

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

 

その2

三尖相照により

相手の鼻頭を人差し指を見通した線上に見出し

その手は相手からは障害であり、

我側からは抵抗にあたり、

上下、左右、前後から相手の鼻頭に向かって

牛の鼻輪、馬の手綱のように管理し

弓矢を引き放つ如く見出しと見送りを

快適、軽快、柔軟性と弾力性及び融通性のある体幹部から

交互に繰り返し接触を図り、

排除しなければならない状態へ相手を心理的に追い込み、

接触した瞬間、仮借の力を暴露することになる邪魔の線を形成し

接触の機会を誘発させる。

 

 

その3

相手との接触の瞬間、

一瞬緊張すれど、側面斜面への移動により

瞬間的にリラックス状態になる。

 

これは正面で接触した衝撃による緊張が

側面斜面の移動により半減したからである。

 

この機会により次の瞬間、

皮膚感覚は鉄筋の固さから真綿の柔らかさに変化する

 

即ち緊張感覚からリラックス感覚への変化は瞬間的な速さで

相手の防衛反応である自然反射運動から

仮借の力を捕らえると同時に

足の踏みつけにより地面の反作用を利用し

斜面を活用して

上下中心線を昇降する力を最大限に活用し

寄りかかりによる位置エネルギーから運動エネルギーへの転化と

摩擦歩、半歩、揺、旋による側面斜面への移動による連続する螺旋力を活用して絶好の機会を得る。

 

 

 

意拳研究練習日誌第202号 

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもってはいけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

その1

仮借の力を見極める要領として

接触と邪魔の原則により見て、

聞いて、感じるを総称をヒアリングとして、さらに追求する。

 

その2

接触により真正面で激突するやいなや

感じて側面斜面に力を逃がして緊張を軽減する。

 

側面斜面への移動要領は、

摩擦歩、揺、旋により、場を譲る。

 

その3

場を譲る要領により

自己の中心

特に鼻頭を守って相手の鼻頭を捉える三尖相照の要領で

見出しと見送りを見る。

 

場を譲って中心部を譲らない守中用中である。

 

その4

皮膚の感覚と三尖相照で

相手の防衛反射、自然反応、脊髄反射などを聞く。

 

前回に説明したとおり、

主力は、上下の力であり、

それに伴い螺旋力、矛盾の力は前後へ左右へ増幅される

 

我の仮借の力を相手側に覚られないためには、

前後の力で打撃戦、防御戦を行わない

即ち、相手にもたれかかる状態を発生させない。

 

両者は攻防状況としては、異なるが、

共通性として仮借の力を発生させている状況にあることは

紛れもない事実である。

 

その5

グローブ練習時における最もおちいる見逃す傾向として、

グローブテクニックによるグローブのクッション大きさ、死角を利用した道具類による技術としてすりかわり、

三尖相照を無視した、のぞきこみ、視界の捕らえ方など、

全身の法から離れていく現象が起きていることを本人が認識していないことである。

 

 

意拳研究練習日誌第203号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

地面の反作用による上下中心線から

終始全身の法を継続的に捉える。

 

この全身の法を貫く状態を最後まで貫いた者が

勝つ機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その2

場を譲り、側面斜面から

自己の中心の真の中心である鼻頭を守って

相手の鼻頭を捉える。

 

この側面斜面から

自己の中心の真の中心を貫く状態を最後まで貫いた者が

勝つ機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その3

三尖相照の要領で見出しと見送りを間断なく行う

即ち守中用中を相手がどのような実作を持ってしても、

どのような条件交換であろうと

この三尖相照を貫く状態を最後まで貫いた者が

勝つ機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その4

中心特に鼻頭は三尖相照から逸脱してはならない、

また、譲ってはならない。

 

我が方からは抵抗であり、

相手側からは障害であり、

これらの状態にして邪魔の態勢を形勢する。

 

この邪魔の状態を最後まで貫いた者が

勝つ機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その5

鼻頭を守る防衛反応、

これに伴い接触箇所における自然反応、

これらの反応により発生する仮借の力を誘発させ、

地面の反作用から全身の法により

全身の一致により

接触箇所は矛盾の状態となり

梃子の原理を伴った矛盾の力を発揮する。

 

この接触と邪魔の状態を最後まで貫いた者が

勝つ機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その6

双方、この接触と邪魔の技術を活用して、

千変万化においても

我の鼻頭と相手の鼻頭を離れず、

側面斜面から仮借の力を誘発させ絶好の機会を得て

自分を最後まで信じることである。

 

 

 

意拳研究練習日誌第204号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

打、蹴、掛、などの打撃戦において、

決して相手にもたれかかるような

体重をかけるような前後の力量は活用しない、

即ち仮借の力を発生させない。

 

その2

体重は乗せない、

地面の反作用による上下中心線から

終始全身の法を継続的に捉えた打、蹴、掛、など

全身の法による上下中心線の力を主力として活用した者が

機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その3

推手はなぜ手を回すか

 

相手の三尖相照をかわし

場を譲り

側面斜面から自己の中心の真の中心である鼻頭を守って

相手の鼻頭を捉えるためであり、

 

その間、接触と邪魔の術を使い

自己の仮借の力をかくし、

上下、前後、左右から相手の仮借の力を探りながら捉え、

この好機を逃がさない、

 

これらの練習は、断手では補えない三次元的、多面多方向による死角対応力の可能性が追究できる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第205号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

双方対峙する時、

正面と側面斜面の二つの時期と条件が一度に発生する。

 

これが正面が側面斜面であり、

側面斜面が正面であり

これもまた、矛盾の状態である。

 

その2

三尖相照の要領では正面であり、

場を譲るは、側面斜面である。

 

故に正面から仕掛けて側面斜面に出流、

時間と距離を同時に捉える見出しと見送りを間断なく行う。

 

その3

即ち守中用中を相手がどのような実作を持ってしても、

どのような条件交換であろうと

躊躇なく進撃し、先んずれば攻撃し、後にすれば迎撃する。

 

その4

いずれにしても、

計画、予測など、頭で考え、

目で間合いを図らない。

 

接触と邪魔の術を持って

相手の移動中、準備中に

正面、側面及び斜面の多面同時から

時間と距離を短縮し、躊躇なく仕掛け、

全身の法により体幹による感覚で間合いを調整する。

 

 

 

意拳研究練習日誌第206号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

推手も断手も

三尖相照により必ず自己の鼻頭の前に手を抵抗として置き、

相手の鼻頭を狙い、

障害として、両手あるいは左右いずれかの手を置く。

 

 

その2

必ず揺、旋及び摩擦歩の要領による、

半分歩、半歩と言われる比較的非常に小さな、小移動による急発進、急停止、急方向変換により場を譲って、

正面、側面及び斜面の多面により貫く状態を最後まで貫いた者が

勝つ機会を得ることができ、好機を逃がさない。

 

その3

断手の時、

手は三尖相照から逸脱しない、

譲ってはならない。

 

我からは抵抗であり、

相手からは障害として手を置いて

側面斜面に移動するだけで絶好の機会へと導かれていく。

 

その4

矛盾の力

即ち身体を活動させる時、

接触前であろうと、接触時の抵抗のある箇所であろうと、

直接対面する箇所で操作することではなく

体の反面で操作する可能性を学ぶ

 

簡単に言えば右手を使う時は左手で、

左肩を使う時は右肩で操作するのである。

 

これに伴い体幹の左腰を使う時は右腰を使う

即ち六合による反面操作のこれらを徹底的に学ぶのである。

 

 

 

意拳研究練習日誌第207号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

全ては反面操作による矛盾の状態を知り、

矛盾の力を発揮する。

 

例えば直接影響する右半身を前面とした場合、

後面の左半身により、自在に操作する。

 

その2

站椿から試力摩擦歩、発力、試声、単操手、推手、断手に至るまで全ての共通性として、

表面で起きている順行が、裏面では逆行として起きている。

 

故に自然に快適に軽快に弾力性を持って

反面操作により全身の法の妙技を体得する。

 

その3

特に対人練習において

反面操作により相手を操作が出来なければ実戦力とはならない、

これらについて多いに学びとらなければならない。

 

その4

反面操作における必須要因

 

地面の反作用

・上下中心線は主力

足は大地を掴む。

精神は頭上を貫く。

中心線の下に重心を捉える

 

・軽快、快適、弾力性

 

六合

・内三合

心と意と気

 

・外三合

肩と腰、肘と膝、手と足

 

力の影響範囲

・三尖相照

中心線と自己の鼻頭と人差し指

 

・抱七支三

内側に7割、外側に3割

 

・自己の範囲

上は眉まで、下は臍まで

左右は鼻頭まで

前は爪先10センチまで

後は胸から30センチまで・形曲力直

形は曲がっているが力は真っ直ぐ

特に肘が如実である。

位置エネルギーから運動エネルギーに転化

 

・揺と旋による側面斜面

 

・摩擦歩、半歩の三角歩

 

・螺旋力は斜面の連続

 

・多面の螺旋態と力

 

・梃子の力

 

・接触と邪魔

 

・仮借の力

 

 

 

意拳研究練習日誌第208号 

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

反面操作による矛盾の力を発揮するには、

守中用中の妙技として三尖相照、

接触と邪魔とてして「中心線から鼻頭」、「鼻頭から拳又は掌」を、

この間には、互いに引き合う張力とベクトルが発生しなければならない。

 

その2

この張力とベクトルから

相手の中心線の中心部分の鼻頭を守る防衛反応と

それに伴い手による自然反応を

終始怠らず担保としなければない。

 

その3

この間にも、互いに引き合う張力とベクトルが発生しなければならない。

 

このように全身の法による守中用中を

直接影響する半身を前面とした場合、

後面の半身により、手による矛盾の操作、

即ち絶対的な腕力主体の操作はしない。

 

その4

接触箇所における腕に係る仮借の力を相手に与えずに、

相手の仮借の力を捉えるため、

体幹部による矛盾の操作、

即ち相手を誘導する順方向と対称的に逆方向へ体幹部を非常に巧妙に誘導操作し主体とする

これらを総じて軸がぶれないと言う。

 

その5

接触箇所の感覚は、産毛を撫でるような、力みの無い感覚である。

 

力みの発生を制御するには、

側面斜面に譲って、

正面からの衝撃を半減させるとともに

肘の曲折を活用した形曲力直による梃子の原理を

反面操作により全身の法の妙技を体得する。

 

その6

我が正面であり、背面は無我と言える。

 

また、正面が陰面であり、背面が陽面であり、

全ての共通性として表面で起きている順行が

裏面では逆行として起きている。

 

故に自然に快適に軽快に弾力性を持って

反面操作を主体的に全身の法の妙技を体得する。

 

その7

特に対人練習において

反面操作により相手を操作が出来なければ、

多くのコンビネーションや技を学んでも実戦力とはならない。

 

これら反面操作について多くの着眼を捉えて体得し、

多いに学びとらなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第209号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

反面操作による矛盾の力を発揮する時の感覚は、

軽快、快適、弾力性が有り、力みが見てとれない。

 

その2

守中用中、三尖相照、接触と邪魔、六合が全身一致しして

中心線鼻頭から拳又は掌は、いっさいの間隙を許さない、

引き合う張力とベクトルが

弓を引くごとく常時発生していなければならない。

 

その3

接触しない段階において、

時間と距離がある場合、

この張力とベクトルから相手の中心線の中心部分の防衛反応を誘発させ、

空気抵抗を感覚とした反面操作により

側面斜面へ場を譲り活用し横に開合して接触を図る重視は防衛反応が条件である。

 

その4

この間にも、互いに引き合う張力とベクトルが発生しなければならない。

 

このように全身の法による守中用中を

直接影響する半身を前面とした場合、

後面の半身により、手による矛盾の操作、

即ち絶対的な腕力主体の操作はしない、

まるで産毛を摩るような微かな感覚で

相手の仮借の力を探り捉える感覚がなければ、

反面操作による矛盾の力は使えない。

 

条件として防衛反応とそれに伴い反射的に手による自然反応を終始誘発させなければない。

 

その5

産毛を摩るような微かな感覚で

接触箇所における腕に係る仮借の力を相手に与えずに相手の仮借の力を捉えるため

体幹部による矛盾の操作、即ち相手を誘導する順方向と対称的に逆方向へ体幹部を非常に巧妙な誘導操作を主体とするため、非常に軽やかである。

 

その6

推手、断手による対人練習等においては、

この産毛をさするような、触れているか触れていないかの力みのない感覚であれば有るほど、

あるいは計画や予想の企てが無いほど、

微かな感覚のみで実践することにより

練度が高くなることを認識しなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第210号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

その1

無力の中に力を求める。

 

真綿のような、産毛を摩るような微かな感覚で、

接触箇所における腕に係る仮借の力を相手に与えず、

相手の仮借の力を捉え、

接触感覚がほとんどあるかないかの状態がレベルアップにつながり、

 

レベルの高さは、

単独練習における空気抵抗と同様の感覚で

対人練習においても接触感覚が微かで

絶対的な力を感じない非常に軽やかな状態で

僅かな力で大きな成果を求め、

 

単独練習時においては、対人練習を求め、

対人練習時においては、単独練習を求め、

站椿に回帰すれば、体毛が微風にただような

心地よい感覚を求める。

 

 

その2

微動の中に速度を求める。

 

地面の反作用、六面力、守中用中、三尖相照、接触と邪魔、六合などの全身の法による全身一致は、

全て掛け算であり、

単独動作による足し算ではなく、

 

その動作はゆっくりとも、

同時に開始して同時に完了する

表裏一体による一瞬の速度を発揮して

時間と距離を短縮することを求め、

 

站椿に回帰すれば、

アンバランスからあらゆる方向へ対応し

バランスを求め、

不動の動は止むことがない、

矛盾の状態を知り、

全身の法により一瞬に全身一致を求める。

 

 

その3

拙劣の中に巧妙を求める。

 

矛盾の状態を知り、体幹部による矛盾の操作、

即ち相手を誘導する順方向、直接影響する対応面は、

荒々しく作用する梃子の作用点となる部分でもあり

 

また、反対に対称的に逆方向へ体幹部により裏面では、

非常に巧妙で繊細な誘導操作を主体とする梃子による力点にあたり、

 

非常に巧みで軽やかな反面操作による矛盾の力を発揮する感覚は、軽快、快適、弾力性が有り、力みが見てとれない、

 

時間と距離は、張力とベクトルから相手の中心線の中心部分の防衛反応を誘発させ、空気抵抗を感覚とした反面操作により側面斜面へ場を譲り活用し横に開合し接触を図り揺と旋を巧みに活用し重視するは、終始、相手側に防衛反応を発生させることが条件であり、

 

站椿に回帰すれば、表裏一体の矛盾の状態を知ることが出来れば、あらゆる争力と巧妙な矛盾の力を求め全身一致を求める。

 

その4

抽象の中に具体性を求める

 

形もなく、コンビネーションもなく、予想も計画もなく、互いに引き合う張力とベクトルが発生しなければならない、

 

このように全身の法による守中用中からの反面操作により

矛盾の力は決まりがなく、

自然界のあらゆる力は、抽象的であり、自由自在であるが、

重視する勝因の原則と敗因の注意点については、

具体性を認識して、はじめて体得を求め、

站椿に回帰すれば、静止不動の状態の中に反面操作による巧妙複雑な矛盾の状態においても具体性を求める。

 意拳研究練習日誌第211号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

前回に引き続き対人練習を含む推手と断手の共通点は次のとおり

 

 

意は、第1信号である。

第1信号により起動する。

 

・接触における仮借の力を感覚として、捉えた瞬間

 

・足の踏みつけによる地面の反作用を捉えた瞬間

 

・接触と邪魔の線上に相手が踏み込んだ瞬間

 

全て、全身の法による全身の一致、足の爪先から頭頂まで第1信号で同時に始まり同時に終わる。

 

手拍子による音響信号により、練習可能である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第212号 

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

視点を梃子の状態に置き換え、

全身の法を分析してみると次のとおり

 

 

その1、力点

 

全身の法による梃子の原理として、

力点に当たる動作は矛盾による反面操作によるもので、

起動は地面の反作用の伝導を受け、

体幹部により揺と旋の要因を持つ試力の要領による

効率的な力点運動を効果的に行う。

 

勿論、軽快、快適、弾力性が伴っていなければならない。

 

 

その2、支点

 

勝因となる守中用中、三尖相照から接触と邪魔の線を形成する

この線上との接触時及び空間上の交点が支点である。

 

中心線鼻頭から拳又は掌が引き合う張力と

弓を引くごとくベクトルが常時発生している線上との交点が

接触時と空間距離においても

力点の反面操作と側面斜面への移動及び中心線の中心部分への相手側の防衛反応が伴った条件を満たして支点となる。

 

いつでも、どこでも、どの様に動くとも、

急発進、急停止、急方向変換に対応するレーザー照準器のようである。

 

 

その3、作用点

 

支点状態を伴って、

相手側と直接影響する前戦を前面とした場合、

 

直接影響しない後面による反面操作により舵取りを行い、

有利な側面斜面への進撃と、有利な支点を獲得するため、

 

接触は絶対的な力を出さない、

相手側に仮借の力を与えない、

 

逆に微かな感覚で相手の仮借の力を探り捉え、

効果的な支点と効率的な力点運動による反面操作及び相手の中心線の中心である鼻頭を捉え、

相手側の防衛反応を伴い反射的に手による自然反応を終始誘発させた条件を満たして作用点となる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第213号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

視点を地面の反作用に置き換え、

全身の法を分析してみると次のとおり

 

 

その1、足心

 

全身の法による勝因の一つとして、

地面からの反作用を受ける足心に当たる土踏まずは、

上方へ吸い上げる感覚が発生し、

両足は大地を支えた状態において、

地面から押し返してくる力感覚を受ける状態がなければ

基礎的な上下の中心感覚は見出だす事が出来ず、話にならない。

 

 

その2、頭心は頭頂である

 

足は大地を支え、精神は頭上を貫く、

禅学の要素であり、勝因となる頭頂が上方へ引かれる状態である。

 

地面の反作用を受けた力は、

足心から上方へ向かい、

やがて頭上へ向かい、

頭頂から上空へ押し上げる感覚が発生すれば、

 

体幹の中心感覚は覚醒しはじめるとともに

中心感覚の下方真下の重心に向かって重力落下線が形成され、

勝因となる上下が争う上下中心感覚が覚醒し

地面の反作用を終始捉える事が可能となり

守中用中の基礎となる。

 

 

その3、手心

 

地面の反作用を受け、

足心から頭頂までの上下中心線により

前後、左右へ全身各部へ膨張するとともに

足が大地を支え、

足心が地面の反作用を獲得したときと同様の状態が、

 

頭頂、たなごころの中心と呼ばれる手心におよび、

これらを五心と呼び

基礎となる膨張感覚は

支えと反作用の感覚が同時に発生する矛盾の状態となる。

 

さらにこれらの支えと反作用の感覚は

肘からは左右へ

膝、腕の外側は前部へ、

後部は頭部のうなじ、背中へとおよぶ、

これらは含胸抜背の姿勢により上手く要領を得る事ができる。

 

踏みつけによるあらゆる基礎動作は、

支えと反作用による膨張感覚がなければ、話しにならない。

 

 

意拳研究練習日誌第214号

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

視点を接触と邪魔の線について

全身の法を分析してみると次のとおり

 

その1、三尖相照による防衛反応と自然反応について

 

全身の法による勝因の一つとして、

三尖相照により地面からの反作用を受け

基礎的な上下の中心感覚を見出だすとともに

自己の鼻頭から人差し指を見通した線上に

相手の鼻頭を人差し指を見通した線上に見出し

相手の心理的作用から防衛反応と自然反応を誘発させるベクトルを持って初めて使い者に成ったと言える。

 

 

その2、鼻は生命万物の中心である

 

三尖相照により自己の中心の中枢である鼻頭を守って、

相手の中心の中枢である鼻頭を貫く

 

根拠とは、

鼻頭の深部は大脳の基底、運動を司る小脳などの中枢があり、

あらゆる方向から終始到達すべき目標であり勝因となるため

終始捉える事が出来て初めて守中用中の基礎として体得すれば初めて使い者に成ったと言える。

 

 

その3、守中用中による接触と邪魔の線について

 

三尖相照により

自己の鼻頭から人差し指を見通した線上に

相手の鼻頭を人差し指を見通した線上に見出し

その手は相手からは障害線であり、

我側からは抵抗線にあたる。

 

この障害抵抗線を邪魔の線として

上下、左右、前後から相手の鼻頭に向かって

牛の鼻輪、馬の手綱のように引き続き管理し

弓矢を引き放つ如く見出しと見送りを

快適、軽快、柔軟性と弾力性及び融通性のある体幹部から交互に繰り返し、

この邪魔の線に交戦した瞬間、

側面斜面から相手を心理的に防衛反応に追い込み

肉体的には自然反応に追い込む

 

具体的には、

接触しなければ相手はその邪魔の線に過剰に反応し

接触し仮借の力を暴露した瞬間は、梃子の原理では支点となり

支点を獲得し

接触と邪魔の線並びに支点が効力を発揮する支線を形成し

接触の機会を誘発させ邪魔の線を併用して

相手を矛盾の状態において管理し、

全身の法による反面操作により

梃子の原理では力点運動となり

作用点は直接当たらなくとも矛盾の力が発揮され

相手は電気のスイッチが入った瞬間と同様に作用を受け崩れ、

その時期と条件を満たし初めて使い者となる。

 

 

その4基礎練習の心得

 

相手を心理的に防衛反応に追い込み

肉体的には自然反応に追い込むベクトルが担保にあたり

担保がなければ全ての技は梃子の原理が効かない。

 

即ち矛盾の力は発揮できない、

単なるタコ踊りとなるため、

単独練習からこのベクトルを獲得するための

地面の反作用、三尖相照、内三合、外三合、側面斜面、中心線、梃子の原理反面操作などの

全身一致による全身の法を意識して練習しなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第215号 

 

我日々振り返る今回は、更に引き続き、

力みを取り除く要因、地面からの反作用感覚と実用性について

 

間合いに入る前、後の接触についても力みを取り、

俗に言われる絶対的力をもっては、いけない。

 

リラックスをして、互いに力みを読み取り、

相手の無備を攻め不意をつくには、

信憑性の高い実用的ないくつかの要因がある。

 

その要因の一つとして、

機会である機会は、読んで字の如く

会って、求めては、いけない。

 

機会が発生することに注意しなければならない、

また、それを捉えて好機を逃がしてはならなくて、

機会は逃がしてならない

要領をさらに前回に引き続き分析する。

 

 

寛骨と肩ついてについて全身の法を分析してみると次のとおり

 

 

その1、寛骨   (腰)と肩による三尖相照について

 

全身の法による勝因の一つとして、

外三合による三尖相照により

地面からの反作用を受け

基礎的な上下の中心感覚を内三合により見出だすとともに

自己の鼻の先から指の先及び足の先を見通した線上に

相手の鼻の先を自己の指の先を見通した線上に見出し

相手の心理的作用から防衛反応と自然反応を誘発させる。

 

特に肩と寛骨による俗に言われる「腰をきり、腰をわり、腰をいれる」合力ベクトルを持って初めて使い者に成ったと言える。

 

 

その2、肩と寛骨による反面操作について

 

特に肩と寛骨により

上半身と下半身同時に弓を引くように反面操作を行えば、

矛盾の状態を体得し、

レベルが向上すれば、矛盾の力を発揮する。

 

この際、側面及び斜面へ身体を誘導し

守中用中による接触と邪魔の線を形成する。

 

 

その3   積極的な側面及び斜面に進撃及び迎撃する対人練習について

 

この接触と邪魔の線を特に意識した肩と寛骨による外三合及び

特に正中線を意識した内三合による

上下、左右、前後から相手の鼻の先に向かって

牛の鼻輪、馬の手綱のように引き続き管理し

弓矢を引き放つ如く見出しと見送りを

快適、軽快、柔軟性と弾力性及び融通性のある体幹部から

側面及び斜面に進撃あるいは迎撃を交互に繰り返し、

この邪魔の線に交戦した瞬間、

側面斜面から肩と寛骨により

巧みに反面操作により相手を心理的に防衛反応に追い込み

肉体的には自然反応に追い込む

 

 

推手の要領

 

積極的に側面及び斜面に進撃あるいは迎撃態勢をとり

側面及び斜面から相手を手繰り寄せ、

側面及び斜面から相手を崩壊させる

 

決して仮借の力を相手に利用されてはならない。

 

そのため、肩と寛骨による反面操作により

自己の仮借の力を抑制し

相手の仮借の力を容易に活用する。

 

正面での力比べは、無意味であり、

断手のための肩と寛骨による側面及び斜面からの全身の法を体得する。

 

 

断手の要領

 

推手の練習により側面及び斜面ならびに肩と寛骨による全身の法を体得しつつ、

間合いが空き、接触しなければ、

相手はその邪魔の線に過剰に反応し

接触し仮借の力を暴露した瞬間は、

梃子の原理では支点となり

支点を獲得し

接触と邪魔の線並びに支点が効力を発揮する支線を形成し

接触の機会を誘発させ邪魔の線を併用して相手を矛盾の状態において管理し、

 

特に肩と寛骨における全身の法による反面操作により

梃子の原理では力点運動となり

作用点は直接当たらなくとも矛盾の力が発揮され

相手は電気のスイッチが入った瞬間と同様に作用を受け崩れ、

その時期と条件を満たし初めて全ての技は、

内三合、外三合、側面斜面、中心線、梃子の原理反面操作などの全身一致による全身の法を意識して練習しなければならない

 

特に寛骨の引き具合により反面操作の要領を獲得する。

 

 

 

意拳研究練習日誌 第216号

 

我日々振り返る今回は、

矛盾の状態、矛盾の力について

 

寛骨と肩と肘の三点及び中心線により

側面斜面への進撃、迎撃並びに三角歩の応用について

全身の法を分析してみると次のとおり

 

その1、

寛骨(腰)と肩による三尖相照と三角歩における矛盾の状態、矛盾の力について、

 

全身の法による勝因の一つとして、

 

外三合による三尖相照により

地面からの反作用を受け

基礎的な上下の中心感覚を

真の内三合の理解により

見出だすとともに

 

自己の鼻の先から指の先及び足の先を見通した線上に

相手の鼻の先を自己の指の先を見通した線上に見出し

相手の心理的作用から防衛反応と自然反応を誘発させる。

 

その2、

矛盾の状態を体得するには

真の外三合を理解しなければならない、

 

定位及び無定位による摩擦歩による移動を伴う動作においても、

特に地面の反作用により

中心線から肩と寛骨による俗に言われる腰をきり、腰をわり、腰をいれる合力ベクトル持って

前後左右上下へ寄りかかり裏股を応用して初めて使い者に成ったと言える。

 

 

 

意拳研究練習日誌 第217号

 

我日々振り返る今回は、

矛盾の状態、矛盾の力について

 

その1、

肩と寛骨及び中心線による反面操作における矛盾の状態、矛盾の力について、

 

特に肩と寛骨により

上半身と下半身同時に弓を引くように

反面操作による真の内三合、外三合を行えば、

 

矛盾の状態を体得し、

レベルが向上すれば、矛盾の力を発揮する。

 

その2、

この際、側面及び斜面へ身体を誘導し

守中用中による接触と邪魔の線を形成する。

 

 

 

意拳研究練習日誌 第218号

 

我日々振り返る今回は、

矛盾の状態、矛盾の力について

 

その1、

積極的な側面、斜面に進撃、迎撃する対人練習における矛盾の状態、矛盾の力について、

 

この接触と邪魔の線を特に意識した肩と寛骨による真の外三合及び

特に正中線を意識した真の内三合による

上下、左右、前後から

相手の鼻の先に向かって

牛の鼻輪、馬の手綱のように引き続き管理し

弓矢を引き放つ如く見出しと見送りを

快適、軽快、柔軟性と弾力性及び融通性のある体幹部から

側面及び斜面に進撃あるいは迎撃を交互に繰り返す。

 

その2、

この邪魔の線に交戦した瞬間、

側面斜面から肩と寛骨により巧みに反面操作により

相手を心理的に防衛反応に追い込み

肉体的には自然反応に追い込むことにより

全身の法に従い、

直接接触していなくとも梃子の原理による作用点、

即ち真の作用が具現化され

相手側の中心及び重心は、必然的に崩壊する。

 

 

 

意拳研究練習日誌 第219号

 

我日々振り返る今回は、

矛盾の状態、矛盾の力について

 

推手の要領

 

その1、

積極的に側面及び斜面に進撃あるいは迎撃態勢をとり

側面及び斜面から相手を手繰り寄せ、

側面及び斜面から相手を崩壊させる

 

決して仮借の力を相手に利用されてはならない。

 

その2、

そのため、肩と寛骨による反面操作により

自己の仮借の力を抑制し

相手の仮借の力を用意に活用する。

 

即ち、無力の中に力を求め、絶対的な力は、使ってはならない。

 

その3、

正面での力比べは、無意味であり、

断手のための肩と寛骨による側面及び斜面からの

全身の法を体得する。

 

 

 

意拳研究練習日誌 第220号 

 

我日々振り返る今回は、

矛盾の状態、矛盾の力について

 

断手の要領

 

その1、

グローブを活用するにあたり

グローブテクニックによるディフェンスを活用しない、

 

打ち抜く様な感覚や払いのける感覚があれば、

まだまだグローブ練習に参加してはならない。

 

その2、

欲が無い状態になれば、

練習開始の時期と条件はクリアしている。

 

あくまでも素手による三点相照は、終始怠らない

どちらかの手は鼻の前に必ず置いておく。

 

推手の練習により

側面及び斜面ならびに肩と寛骨による全身の法を体得しつつ、

 

間合いが空き接触しなければ

相手はその邪魔の線に過剰に反応し接触し

 

仮借の力を暴露した瞬間は、

梃子の原理では支点となり

 

支点を獲得し

接触と邪魔の線並びに支点が効力を発揮する支線を形成し

 

接触の機会を誘発させ

邪魔の線を併用して

相手を矛盾の状態において管理し、

 

特に仮借の力をどちらが先に管理し

肩と寛骨における全身の法による反面操作により

 

梃子の原理では力点運動となり

作用点は直接当たらなくとも

矛盾の力が発揮され

 

相手は電気のスイッチが入った瞬間と同様に

作用を受け崩れ、

 

その時期と条件を満たし初めて全ての技は、

 

内三合、外三合、

側面斜面、

中心線、

梃子の原理

反面操作

 

などの全身一致による全身の法を意識して練習しなければならない。

 

 

その3、

特に明確な仮借の力は、

崩すべき、重心の方向まで簡単に読まれ、

 

断定的ではないが比較的、前に重心を掛ける特徴があり、

 

逆に無力に近い仮借の力は、

比較的、後ろに重心があり、捕らえることが極めて難しく

 

側面、斜面への転移、

梃子の原理による反面操作により

主導権を獲得することができる

 

これらの状況を踏まえて

練習における重視事項として

寛骨の引き具合により反面操作の要領を獲得する。

 意拳研究練習日誌第221号

 

我日々、振り返る。

 

推手と断手における反面相互の互換性と

内部牽制の保持による相互交換練習について

全身の法を分析してみる。

 

その1 推手における守中用中

 

接触した状態から側面及び斜面から

己の仮借の力及び中心の真の中心(鼻頭)を

捕捉されないようにする守中と

 

相手の仮借の力及び中心線の真の中心(鼻頭)を

ベクトル(防衛反応及び自然反応を誘発)により捕捉し

接触と邪魔の線を確実に管理する用中を認識しているか、

 

認識を理解しているのであれば、

積極的に側面及び斜面に進撃あるいは迎撃態勢をとり

側面及び斜面から相手を手繰り寄せ、

側面及び斜面から相手を崩壊させる

 

決して仮借の力及び中心線の真の中心(極めた内三合)を

相手に利用されてはならない。

 

そのため、肩と寛骨による反面操作(極めた外三合)により

自己の仮借の力を抑制し

相手の仮借の力を用意に活用し

中心の真の中心の鼻頭を合力ベクトルにより捕捉する。

 

推手のためでない断手のための

肩と寛骨による側面及び斜面からの全身の法を体得する。

 

 

その2 断手への交換練習

 

推手は接触動作から距離と時間を短縮し

地面の反作用を活用して

側面、斜面から双方の仮借の力を管理し、

中心線へ進撃、迎撃を行う

 

断手は、接触前から

接触する前の空間距離から距離と時間を短縮し

容赦なく相手の側面斜面へ進撃あるいは迎撃する。

 

接触まで距離がある場合においても

中心線の真の中心に防衛反応と自然反応を誘発させるため、

 

相手は、接触と邪魔の線を推手と同様に反応し接触し

仮借の力を暴露した瞬間は、

梃子の原理では支点となり

支点を獲得し

接触と邪魔の線並びに支点が効力を発揮する支線を形成し

接触の機会を誘発させ

邪魔の線を併用して相手を矛盾の状態において管理し、

 

特に肩と寛骨における全身の法による反面操作により

梃子の原理では力点運動となり

作用点は直接当たらなくとも

矛盾の力が発揮され

 

相手は電気のスイッチが入った瞬間と同様に

作用を受け崩れ、

 

その時期と条件を満たし初めて全ての技は、

 

内三合、外三合、側面斜面、中心線、梃子の原理反面操作

 

などの全身一致による全身の法を意識して練習しなければならない

 

特に寛骨の引き具合により反面操作の要領を獲得する。

 

断手、推手において

防衛反応、自然反応を伴ったベクトルがなければ、

発力は、未発になり、論外、

 

基礎動作、基本的練習により体得するまでは、

スパークリングの練習は無意味である。

 

よくよく、練習段階を自ら把握する必要があり、

体得してはじめて、使いものとなる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第222号

 

我日々、振り返る。

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

その真の守中用中とは、

接触と邪魔の線とは何か、

防衛反応と自然反応が伴った線である。

 

この線がなければ、

技は、一切の効力を発揮することは、できない。

 

この線を我がものとするには、

自己の真の中心を体得しなければならない。

 

相手の拳を見ない。

蹴りを見ない。

フェイントを見ない。

 

見るのは、

あらゆる体勢においても

三尖相照から守中用中を原則に

見出だしと見送りを怠らない。

 

相手が少しでも微動だでもしようなら、

容赦なく打って出て迎撃態勢をとる。

 

攻勢からか

防勢からか

先手からか

後手からか、

 

いづれにせよ相手の移動中、準備中にある状態から

その無備を攻め

その不意の状態から

側面及び斜面から己の仮借の力及び

中心の真の中心(鼻頭)を捕捉されないように

相手の仮借の力及び中心線の真の中心(鼻頭)を

ベクトル(防衛反応及び自然反応を誘発)により捕捉し

接触と邪魔の線を確実に管理する

 

積極的に側面及び斜面に進撃あるいは迎撃態勢をとり

側面及び斜面から相手を手繰り寄せ、

側面及び斜面から相手を崩壊させる。

 

決して仮借の力及び

中心線の真の中心(極めた内三合)を

相手に利用されてはならない。

 

効果の確認として、

相手を観察し、相手の顔色が読めなければならない。

 

相手の拳先、足先は、通過し

肘のあたりまで、進撃できているか

 

肘のあたりまで進撃するには、

側面斜面に腰がきれ、

あるいは割れなければならない。

 

中心ベクトルを掌握しているか

 

相手の顎は、上げられ

主導権を獲得しているか

 

そのため、肩と寛骨による反面操作(極めた外三合)により

自己の仮借の力を抑制し

相手の仮借の力を用意に活用し

中心の真の中心の鼻頭を合力ベクトルにより捕捉する。

 

防衛反応と自然反応によるベクトルが

継続的に発揮できるように

終始必ず効果を確認する。

 

そのため仮借の力を掌握し

肩と寛骨による側面、斜面及び中心線からの

全身の法を体得する。

 

空間動作あるいは接触動作から

距離と時間を短縮し

地面の反作用を活用し

中心線を獲得し

距離と時間を短縮し

容赦なく相手の側面斜面へ進撃する。

 

 

意拳研究練習日誌第223号 

 

我日々、振り返る。前回に引き続き

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

打っては顧みて、顧みては打つとは何か

 

前回に引き続き接触と邪魔の線とは、

防衛反応と自然反応が伴った線であり、

技の一切の効果を発揮する顧みて打つ効果の確認及び判断の基準となる。

 

この線は、

外三合を特に極めた肩と寛骨による巧妙かつ矛盾の動作から

内三合を極めた矛盾ベクトルから

真の中心線を形成する。

 

内三合及び外三合から真の中心線を形成する線は、

三尖相照と継続的かつ密接的に繋がり

相手の初期微動から準備中及び移動中などの

これら全ての兆候を捉え、

この線から守中用中の原則に基づき、

見出だしと見送りにより

顧みては、容赦なく打って出る

 

打って出るは、

攻防をいとわない

迎撃態勢から技の効果の確認を図ることが、可能となる。

 

 

効果の確認とは、

 

技が効いているか

 

中心線に対し、内外に働く矛盾のベクトルが作用、反作用とともに同時に発揮されているか、

 

方向性がなく平均した力が発生しているか、

 

極端な例を言うと打つと引くが同時に発生しているか、

 

外側に爆発する力と同時に内側にも圧縮される力が発生する

 

これらを矛盾の状態と言い、

掌握出来れば矛盾の力を発揮することが可能となる。

 

 

いつでも、どこでもこの矛盾の状態を使って、

相手のその無備を攻めその不意を突く

この状態から真の側面及び斜面から

己の仮借の力及び中心の真の中心(鼻頭)を捕捉されないように

相手の仮借の力及び中心線の真の中心(鼻頭)を

ベクトル(防衛反応及び自然反応を誘発)により捕捉し

矛盾の状態における寛骨と肩の巧妙な反面操作により

あらゆる困難な条件においても

接触と邪魔の線を確実に管理し

矛盾の力を発揮する。

 

即ち発力と言う、絶好の機会を求める。

 

勝敗を決するには、

真の中心線を捉え、

真の仮借の力を捉え、

終始効果の確認を行い、

相手を管理し絶好の機会を得る段階が、必要である。

 

真の側面及び斜面に進撃するには、

仮借の力を感じさせないために

腕力による打撃、受け、払いなど

絶対的な力を用いてはならない。

 

即ち寛骨と肩の反面操作による相手の防衛反応と自然反応から

効果の確認を確実に捕らえ

相手から守中用中の主導権を獲得することにより

側面及び斜面から相手を崩壊させる。

 

 

意拳研究練習日誌第224号

 

我日々、振り返る。

前回に引き続き

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

前回の効果の確認について再度捕捉する。

 

効果の確認とは、技が効いているか中心線に対し、内外に働く矛盾のベクトルが作用、反作用とともに同時に発揮されているか

 

方向性がなく平均した力が発生しているか、極端な例を言うと打つと引くが同時に発生しているか

 

外側に爆発する力と同時に内側にも圧縮される力が発生する。

 

 

これらは、水平、垂直、直角など総じて平面では、力がでないため段違いを伴う起伏、昇降、進退などを矛盾の状態と言い、腕による絶対的な力は使わない、使えば仮借の力を暴露することになり、寛骨と肩、肘による体の反面操作による全身の法により相手の仮借の力を掌握出来れば矛盾の力を発揮することが可能となる。

 

 

効果の確認を図るための矛盾のベクトル運用として一部を紹介する。

 

 

半譲半随

半ば譲り、半ば従う反面操作

 

随譲牽随

従いながら譲り、相手を引っ張りながら突き放す反面操作。

  

迎随緊随

相手の力を受けながら従い反面操作により突き放す。

截譲截迎

従うと譲るの中間反面操作

 

推拉互用

押したり引いたり、互いに用いる反面操作。

 

 

全て、防衛反応及び自然反応が伴う相手の真の中心への矛盾のベクトルがいつでも発揮できるように寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作によることが条件となる。

 

仮借の力を捉えたならば、腕よりも速く反面操作による寛骨と肩、肘が矛盾のベクトルを掌握し巧妙に操作出来なければ、相手は、何の影響も受けない。

 

単独練習する時も、手首一つ変化させる状態においても必ずや反面操作による寛骨と肩、肘から起動する。

 

特に音の反射練習については、準備することなく、びっくりした状態において反面操作による寛骨と肩、肘による速やかな全身の法の反射練習を行う。

 

上手く起動することができれば、地面の反作用を確実に捉えることができる。

 

逆に地面の反作用を確実に捉えることが出来れば、全身の法による反面操作を上手く活用することが可能となる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第225号

 

我日々、振り返る。

前回に引き続き

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

 

前回の効果の確認についてさらに再度捕捉する。

 

効果の確認とは、

 

その1

技が効いているか

 

その2

中心線に対し、内外に働く矛盾のベクトルが作用、反作用とともに同時に発揮されているか

 

その3

方向性がなく平均した力が発生しているか

 

その4

外側に爆発する力と同時に内側にも圧縮される力が発生しているか

 

その5

これらは、水平、垂直、直角など総じて平面では、力がでないため段違いを伴う矛盾の状態を認識してるか

 

その6

腕による絶対的な力は使わず仮借の力を体得しているか

 

その7

全て、防衛反応及び自然反応が伴う相手の真の中心への矛盾のベクトルがいつでも発揮できているか

 

その8

寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作が体得できているか

 

その9

仮借の力を捉えたならば、腕よりも速く反面操作による寛骨と肩、肘が矛盾のベクトルを掌握し巧妙に操作出来ているか

 

その10

単独練習する時も、手首一つ変化させる状態においても必ずや反面操作による寛骨と肩、肘から起動しているか

 

その11

上手く起動することができれば、地面の反作用を確実に捉えているか

 

 

これらを総じて矛盾の状態と言うが、具体的一例としては、高と低は両極端としてはバランスは取れない、低の存在がなく、高だけであれば、対立するものがなく、この時点で矛盾は、発生しない。

 

 

真の矛盾の状態とは、対立しながらバランスを保っている即ち互いに引き合うベクトルが発生している状態でなければ主導権は、獲得することが出来ず発力は、未発に終わる。

 

練習者は、あらゆる状態、条件においても矛盾のベクトルを獲得しなければならない。

 

 

 

意拳研究練習日誌第226号

 

我日々、振り返る。

前回に引き続き

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

 

寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作が体得できているか全て基本動作に鍵がある。

 

 

基本動作の鍵となるポイントは、各指導者の経験や体得状況により異なるが全てにおいて一貫性がある。

 

 

結論は、矛盾のベクトルが中心へ働いているか即ち、矛盾の状態を認識し、矛盾の力を発揮できるか。

 

 

詳細については、各指導者から教授されたい。

 

 

今回は、補助的な練習方法を紹介する。

 

 

これは、岳銘先生から特別に教えていただいた練習方法の一部です。

 

 

寛骨の前に肘を張り両掌を近付ける。

 

 

寛骨、肩、肘、両掌の動きは、前後、左右、上下、側面、斜面、等へ平面的に動くことなはない。

 

 

段違いによる不規則ではあるが全て一致する。

 

 

ポイントは、寛骨の引き合う動作を確認しながら巧妙な反面操作により全身がひとつになる効果を確認する。

 

目的は、全身が ひとつになることを追求する。

 

 

 

意拳研究練習日誌第226号

 

我日々、振り返る。

前回に引き続き

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

 

寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作が体得できているか全て基本動作に鍵がある。

 

 

基本動作の鍵となるポイントは、各指導者の経験や体得状況により異なるが全てにおいて一貫性がある。

 

 

結論は、矛盾のベクトルが中心へ働いているか即ち、矛盾の状態を認識し、矛盾の力を発揮できるか。

 

 

詳細については、各指導者から教授されたい。

 

 

今回は、補助的な練習方法を紹介する。

 

 

これは、岳銘先生から特別に教えていただいた練習方法の一部です。

 

 

寛骨の前に肘を張り両掌を近付ける。

 

 

寛骨、肩、肘、両掌の動きは、前後、左右、上下、側面、斜面、等へ平面的に動くことなはない。

 

 

段違いによる不規則ではあるが全て一致する。

 

 

ポイントは、寛骨の引き合う動作を確認しながら巧妙な反面操作により全身がひとつになる効果を確認する。

 

目的は、全身が ひとつになることを追求する。

 

 

 

意拳研究練習日誌第227号

 

我日々、振り返る。

前回に引き続き

矛盾の状態を知り矛盾の力を発揮することについて全身の法を分析してみる。

 

 

摩擦歩による寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作による側面、斜面への迎撃が体得できているか全て基本動作に鍵がある。

 

 

ポイント1

矛盾のベクトルが中心へ働いているか即ち、矛盾の状態を認識し、矛盾の力を発揮できるか。

 

ポイント2

寛骨、肩、肘、両掌の動きは、前後、左右、上下、側面、斜面、等へ水平、垂直

直角に動くことなはなく、

段違いによる不規則ではあるが全て一致する。

 

ポイント3

摩擦歩は、前足による誘導ではなく、反面操作による寛骨と肩、肘、後ろ足重心による引き具合により前進方向と後退方向を調整し常に中心線を捉え、相手の側面ー斜面へ進撃又は迎撃を矛盾の状態を持って矛盾の力を発揮することができる。

 

 

 

意拳研究練習日誌第228号

 

我日々、振り返る。

意拳練習と小脳との深い関係について、全身の法を分析してみる。

 

 

小脳は筋緊張、身体の平衡、協調運動に関与している不随運動の統合的な調整として平衡機能、姿勢反射、随意運動機能を有する。

 

その1

前庭小脳と言われる古小脳

眼球運動からの視覚信号と平衡感覚との調整

特に独立椿、摩擦歩、移動中による急発進、急停止、急方向変換、対人による矛盾の力を発揮する全身平衡感覚の向上による。

 

 

その2

脊髄小脳と言われる旧小脳

体幹と四肢の運動制御する。三又神経、視覚神経、聴覚神経、脊髄からの信号を受け大脳と脳幹に信号を送り運動を調整する。

 

脊髄小脳は、身体部位の感

覚地図が存在し、空間的位置デ一タを受けて体幹と四肢の位置関係を把握、運動の最中身体のある部分がどこへ動くか予測するため、信号系統との詳細な調整を行う。

意拳による練習は、小脳そのものの能力を向上させることが可能と思われる特に基礎的な站椿、試力、摩擦歩による全身を包括する空間と皮膚感覚、体幹と四肢による位置関係、内外の反作用と抵抗感、地面からの反作用と中心感覚、内外の感覚による内三合、外三合、単純に言えば、寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作による身体操作、これらを総じて矛盾のベクトルが中心へ働いているか即ち、矛盾の状態を認識し、矛盾の力を発揮できるか。

即ち潜在能力の向上と発揮が目的であり、感覚を無視した決まった形は形態模写であり、潜在能力を劣化させる。

 

 

その3

大脳小脳と言われる新小脳

 

運動の計画と感覚情報の評価を行う。

感覚運動情報は、さまざまな運動野へ転送され、運動の出力とタイミングを制御する。小脳皮質の回路は、

常時適切に保たれ出力を微調整し、運動の学習、協調の基礎を形成する。小脳の神経細胞は、大脳と脊髄の7割を占めている。

 

これらは、基礎的段階練習を得て潜在能力を向上させ、対人練習による推手、断手、発力において、感覚情報と運動出力のタイミングが効果的に合う全身一致による全身の法は、絶好の機会を捉える。

 

 

この他、意拳と関連性のある小脳の機能テストがある一部紹介する。

 

 

指鼻試験

自分の指先で、自分の鼻先をさわり、相手の指先を確実にせいせいに触れるテスト。意拳の場合、特に中心感覚と反面操作により、巧妙に目標を捉える。

その他、指指試験、足指試験、かかと膝試験は、意拳の立ち方による、地面の反作用と関連性がある。

手の回内回外試験については、単操手と反面操作により、向上が期待できる。

 

 

意拳研究練習日誌第229号

 

我日々、振り返る。

仮借の力を捉える鳥難飛の感覚から全身の法について分析してみる。

 

 

前回小脳との関連について筋緊張は、リラックス感覚が認識されなければ、瞬間的な活用は不可能、身体の平衡、内三合、外三合、側面、斜面、中心線、地面の反作用、後退部重心による操作を応用した梃子の原理による反面操作による協調運動に関与している不随運動の統合的な調整として上下中心感覚から前後、左右を基準にして、全周囲方向へバランスを調整する全身平衡機能、アンバランスから反面操作による姿勢反射、随意運動機能を有するには、第1信号を正確に素早く捉える機能が必要とされる。

 

 

 

機能その1

接触前の空間動作から第1信号を正確に素早く捉える機能とは、

まだ、双方対峙により距離と空間がある状態、すなわち間合いが十分あり、相手俗に言われる出鼻をくじく又は、押さえる即ち防衛反応、身体の中心の中心鼻先への防衛線を守り、同時に攻撃線を用いるこの線を力学的に抵抗することが自然反応であり、同時に、仮借の力を発生させる。

 

 

それでは、相手の仮借の力を捉えるためには、間合いをつめなければならない即ち距離と時間を短縮する技術が必要であり、反面操作により側面斜面への進撃と中心線による防衛線を守中用中による迎撃を行う。

 

 

機能その2

接触時における第1信号を正確に素早く捉える機能とは、

相手の仮借の力を捉えるには、俗に言われる聴勁である。

 

 

接触における皮膚感覚、形曲力直による関節への感覚により身体部位の感覚から小脳機能には、地図が存在し、空間的位置デ一タを受けて体幹と四肢の位置関係を把握、運動の最中身体のある部分がどこへ動くか予測するつまり、調整中、移動中の際、リアルタイムに予測した動きが可能になる

 

 

 

機能その3

リアルタイムに予測した動きを可能にするには、体幹と四肢の運動を制御する全身を包括する空間と皮膚感覚、体幹と四肢による位置関係、内外の反作用と抵抗感、地面からの反作用と中心感覚、内外の感覚による内三合、外三合、単純に言えば、寛骨と肩、肘の巧妙な反面操作による身体操作、これらを総じて矛盾のベクトルが中心へ働いている

 

 

即ち、矛盾の状態を認識

感覚運動情報は、相手の力量、速度、方向、バランスをリアルタイムで捉え迎撃態勢が可能となる。

 

 

自ら仕掛けて、迎撃態勢をとり、相手から仕掛けられて迎撃態勢をとるいずれにせよ対応は、自由自在である。

 

 

これらは、基礎的段階練習を得て潜在能力を向上させ、対人練習による推手、断手における中心感覚を重視し迎撃態勢を確実に捉えるため、仮借の力を十分に活用し、相手から仕掛けてきた場合、仮借の力による抵抗感があれば、側面斜面から矛盾の状態を捉え、発力の機会を得て、相手が緩んで弱ければ、仕掛けて仮借の力を誘発させ発力の機会を得るにおいて、常時中心線に対応する防衛反応、自然反応が終始一貫して作用していることが、条件である。このように感覚情報と運動出力のタイミングが効果的に合う全身一致による全身の法は、絶好の機会を捉える。

 

 

意拳研究練習日誌第230号

我日々、振り返る。

対人練習の骨幹は、相手の中心を捉え、相手の仮借の力を捉えることにある。

そのため時間と距離を短縮する技術感覚が必要となる全身の法について分析してみる。

その1

いつでも、相手側に対し防衛反応を意識させる中心線感覚が必要である。

これらが防衛線であり、攻撃線であり双方とも同一線上にあることが、最良であり、時間と距離が短縮できる要因である。

つまり守中用中である。

接触前の空間動作から正確に素早く捉える機能を終始一貫して接触すれば、即ち接触と邪魔の線を形勢する。

この線に対する抵抗力が、自然反応であり、仮借の力を発生させる。

それでは、相手の仮借の力をどのようにして、利用するか、反面操作により側面斜面への進撃と梃子の原理を応用し中心線による防衛線及び攻撃線を守中用中により迎撃を行う。

機能その2

相手の仮借の力を捉えるには、俗に言われる聴勁である皮膚感覚による緊張とリラックスの転換能力による摩擦力を持って、仮借の力の方向、力量を計る技術、即ち、バリーやブロック、ダッキング、などの技術ではなく、接触面を相手の仮借の力により発生する反作用を逃がさないように体幹部による反面操作をもってスライディングによる方向変換を行い梃子入れの機会を伺う。攻撃側と迎撃側に別れて、交互に練習をおこない、あるいは、双方攻守による迎撃練習を行い、絶好の機会を獲得する要領を修練する。

このように、全ての対人練習について、終始一貫怠ったては、ならない必要な重要事項である。

意拳研究練習日誌第231号

我日々、振り返る。

いろいろな武術にある1000の技を学んでいても、接触した瞬間、相手が崩れない技は、無意味である。価値が全くない。

技の優劣は、接触した瞬間、相手を崩すことが、できるか、出来ないかの判断でわかる。

崩され者が負けである。

崩した者が主導権を持つ

例えば、柔道の試合においても、相手を崩して、技にもって行く、過程が円滑で手際が良い者が勝つ。

サッカーや、バスケット、などドリブルにより、相手を自由自在に崩して、行く

崩し方が、あまりにも見事であるがゆえ、技が冴え効果がテキメンである。

対象的にブロックやレンガ、バットを粉砕しても、人を倒せない、なぜか。物は動かない、また、殴り返してこない、あるいは、サンドバッグ、ミットを音高らかに鳴り響かしても、素早く打撃しても、相手のバランスが、健在である限り

相手は何のダメージも、受けない、即ち効果の、確認が出来ない、無駄な労力を使うだけである。

よく、喧嘩の強い者は、揃って、相手のバランスを崩すのに長けている。

粉砕しやすい最適なバランスで固定されているためと、粉砕しやすい部位やそのコツがあるための練習をするためである。

物を粉砕する力を持ちながらなぜ、人が倒せないか、動く、逃げる、ブロックする、殴り返してくるアンバランスな状態であるため

即ち、攻撃か防御かはっきりしている場合、お互いにバランスが取れているため

勝負は、つかない。また、移動中、調整中には、お互いにアンバランスであるために効力が、失なわれる。

それでは、双方ともアンバランスの場合、即ち攻撃に至る途中、防御に至る途中打ち抜いた腕を伸ばした状態でもなければ、ガードを固めた肘を曲げきった状態でもなく、中途半端な肘が曲がった状態において、相手より速くバランスを捉え、相手がアンバランスにある状態にアクションを起こして、相手がリアクションにより、バランスを捉えようとした瞬間、技が決まるつまり迎撃である。

いつでも、どこでも接触すれば、必ず、相手を崩す状態が発生する能力が最高技術である。

アンバランスからバランスを速やかに捉えるには、前回の日誌による相手の中心を捉え、相手の仮借の力を捉えることにある

接触すれば、必ず相手を崩すことを目的に

やってください。

 

意拳研究練習日誌第232号

我日々、振り返る。

一触即発について、一触により相手を崩すための機能が即、発揮されなけばならない。

例えば、柔道は、体格と筋力による体力を使って、経験反射による平行感覚及び先天性の平行感覚により、襟と袖を捕り相手のバランスを崩しながら素早く技をかける実戦力のある筋力系の代表的な武術である。

意拳は、地面の反作用、梃子の原理、遠心力、矛盾の力を活用して、体幹の力、内三合及び外三合により螺旋力を伴う側面斜面から矛盾の力を伴う時間と距離を短縮させ、相手の中心と仮借の力を捕らえてバランスを崩しながら発力を行う。

即ち、

無力の中に力を求める

微動の中に速度を求める

不器用の中に巧妙を求める

抽象の中に具体性を求める

いずれにせよ接触した瞬間

技の優劣は、接触した瞬間、相手を崩すことが、できるか、出来ないかの効果の確認でわかる。

前回の日誌にあるように崩された者が負けである。

崩した者が主導権を持つ

上記の内容から

推手訓練は、単なる手回し運動でなくなる。

単純に言えば、接触と邪魔の線、即ち中心と仮借の力の二点を捉えれば、目的は、ほぼ達成できる。

無理なく円滑で手際が良い者が勝つ。

断手訓練においては、接触までに時間と距離が必然的に発生する。

時間と距離を短縮するには、防衛反応と自然反応を相手に誘発させたまま側面斜面から接触と邪魔の線に進撃する。

内三合による中心の使い方、外三合による寛骨と肩の使い方、肘による横への使い方が、遠心力を発生させ、側面斜面への進撃で螺旋力と上下による地面の反作用を発生させ、相手を自由自在に崩して行く。

この際、効果の確認があらゆる段階で体感的に認識が出来なければならない。

その1

接触する前の効果の確認

防衛反応を相手に意識させ、こちらが、動けば、相手は追従してくる確認ができる。

つまり、相手の中心の中心出鼻を押さえ動けば、相手は、こちらを追従し主導権を捉えた錯覚をおこす。

実は、錯覚を起こしたまま、引き付けられ、主導権は、既に逆転していることに相手は、認識出来ない状態である。

その2

側面斜面へ進撃または、後退する瞬間における効果の確認

相手に防衛反応を起こさせたまま、肩と寛骨の体幹動作により、相手の肘付近に進撃しているか確認ができる。

利して、これを誘い、乱してこれをとる。

相手からみれば瞬間移動に見える。

その3

接触した瞬間の効果の確認

相手に防衛反応をさせつつ相手の側面斜面に進撃し、相手の肘付近から体幹に近い部分に接触し自然反応をさせ仮借の力を捉え、前後、上下、左右に働くベクトルを発生させ、相手を拘束し崩れることを確認する。

相手を崩して行くには、相手の中心を捉え、相手の仮借の力を捉えることにある

仮借の力は、筋力に頼ると自然反応として、相手に捕らえられ、緩め過ぎると中心を攻められ防衛反応を誘発させられ、それに伴って自然反応まで誘発させられるため、相手からはっきりとした明確な自然反応を読まれてはならない。

従って、半ば譲って、半ば従う感覚で行う。

接触すれば、必ず相手を崩し、崩される側になれば、速やかに場を譲って、側面斜面こへ進撃または、後退し相手の中心と仮借の力を捕らえて、逆襲的に迎撃を行う。

最終的にも崩した者が好機と勝機を得ることができる。

 

 

意拳研究練習日誌第233号

我日々、振り返る。

前回に引き続き一触即発について、紹介する。

一触により相手を崩すための機能が即、発揮されなけばならない。

矛盾の状態から矛盾の力を発揮するには、いつでも、どこでも、間合いに入る前か、途中か、入ってからか、攻撃か、途中か、防御か予測せず、ビックリしたような感覚反射により、瞬間的に相手の左右いづれか側面斜面へ進撃か、後退するか、この状況により、相手側の正面へのバランス整体能力は、側面斜面への転換により、余儀なくアンバランスが発生する。

この状態を肩と寛骨の反面操作により、中心線上下、前後、左右に働くベクトルを獲得し、時間と距離を短縮させ、時期と条件を一致させることにより、アンバランスからバランスへの転換が、無理なく速やかに実施できる。

これが速さであり、通常の運動の速さとは、異なる。

特に寛骨による梃子の原理と中心線が統合一致して、相手を崩すほどの力量が発揮される。

俗に言われる全身一致、全身の法である。

このように、感覚反射の練習は、力まず、準備せず、突然ビックリしたような状態で行う、突如、予期せず、ぶつかった瞬間によく似た環境でおこなうと、大きな成果が期待できる。

時間と距離の短縮は、攻撃と防御の二極に分けた場合、一番長い時間は、何か、

それは、途中である。

この途中に発生する時間と距離を上手く処理できれば、主導権を獲得できる。まるで、天下分け目の天王山とも言える。

途中は、いつでも、どこでも出没する。別の言い方をすれば、機会は、いつでも、どこでも出没する。

この途中、即ち移動中、調整中、思考中、準備中でもあり、肘が半ば曲がった状態でもあり、形曲力直の状態であるため、このような動作における途中段階の形態を特徴とする意拳は、この途中の段階における攻撃と防御の間で、ごとごとく相手の意図、術を無駄にしてアンバランスを誘発させる。

ほとんどがこの途中における準備段階で、潰されしまうのはなぜか、ほとんどの技が攻撃と防御の二極で構成されて途中技がないため、対応が出来ない。

つまり、絶好の機会を得ることができる。

成す術もなく、その無備を攻められ、その不意をつかれる。

意拳は、地面の反作用、梃子の原理、遠心力、矛盾の力を活用して、体幹の力、内三合及び外三合により螺旋力を伴う側面斜面から矛盾の力を伴う時間と距離を短縮させ、相手の中心と仮借の力を捕らえてバランスを崩しながら発力を行う。

即ち、

無力の中に力を求める

微動の中に速度を求める

不器用の中に巧妙を求める

抽象の中に具体性を求める

 

意拳研究練習日誌第234号

我日々、振り返る。

前回に引き続き一触即発について、紹介する。

一触により相手を崩すための機能が即、発揮されなけばならない。

そのため、何を望み何を求めるか、それは、金でもなく、物でもない。

それは、研ぎ澄まされた鋭い感覚である。

何を望むか、いつでも、どこでも全身一致による全身の法の体得を望み、何を求めるか、いつでも、どこでも相手の中心、仮借の力を捕らえることを求める。

その1

何を望むか、いつでも、どこでも矛盾の状態を認識できることを望み、何を求めるかいつでも、どこでも矛盾の力を発揮できることを求める。

その2

何を望むか、いつでも、どこでも、容赦なく、間合いに入ることを望み、何を求めるか、いつでも、どこでも、瞬間的に側面斜面へ転換できることを求める。

その3

何を望むかいつでも、どこでも肩と寛骨の反面操作を望み、何を求めるか、いつでも、どこでも中心線上下、前後、左右に働くベクトルを求める。

その4

何を望むか、いつでも、どこでも時間と距離を短縮させることを望み、何を求めるか、いつでも、どこでも時期と条件を一致させることを求める。

その5

意拳における全ての対人練習において、共通事項は、防衛反応つまり中心線を捕らえ、自然反応により、仮借の力を必ず誘発させ相手側に緊張感覚を与えることを終始怠らない。

防衛反応を望み、自然反応を求める。

その6

断手訓練において、

容赦なく、接触する際、そのほとんどが、予期せぬ途中において、予期せぬ力が、発生すると必ず逆に向かう力を発生させる状態を矛盾の状態と言う、矛盾の状態は、計画的思考などによる予測は、不可能であるため、体幹により仮借の力を捕らえ、中心感覚により、地面の反作用、反面操作により、矛盾の力を発揮する

容赦なく、接触することを望み、矛盾の力を求める。

その7

推手訓練において、

単なる手回し運動ではない初心者は、肩のやわらかさが、必要なため、肩の滑らかなさを求めるが、段階的に向上すると、この動きは、防衛反応により、中心線を捕らえ、仮借の力を捕らえて自然反応を誘発させる

反面操作による動作でなければならない。

再度、認識しなければならない。

手回しではなく、反面操作であることを十分に体得しなければならない。

中心線と仮借の力を望み、反面操作を求める。

 

 

意拳研究練習日誌第235号

我日々、振り返る。

前回に引き続き一触即発について、紹介する

断手訓練において、

お互いに、自己の中心に拳を備えて、自己の中心を守り、相手の中心に向け、防衛反応を誘発させる。

お互いに、如何に相手からの中心への中央突破を阻止して、相手の中心への中央突破を行うため、側面斜面へ進撃又は、後へ退撃できる迎撃態勢ができるか、後退する場合は、下がるは、前に行くため、積極的な後退をする。

練習においては、お互いに常に防衛反応を誘発させるために、如何に、相手の中心自己の中心への意識を終始怠らないようにするか

お互いに、如何に相手の自然反応を誘発させ、仮借の力を捕らえて、容赦なく、接触するか

お互いに、如何に予期せぬ途中の状態において、体幹により仮借の力を捕らえ、中心感覚により、地面の反作用、反面操作により、矛盾の力を発揮するか

お互いに、手と足を使うだけでは、レベルは、低い。

お互いに、レベルの高い、肩と寛骨を巧みに使って、中心線と仮借の力を望み、反面操作を体得する。

意拳研究練習日誌第236号

我日々、振り返る。

前回に引き続き一触即発について、紹介する

仮借の力の利用

接触と邪魔の関係において、仮借の力を利用できなければ、一触即発は、夢のまた、夢であり、話にならない、相手から仮借の力を誘発させるには、単純に力みを相手に感じさせるだけでは、直ぐに見破られる。

防衛反応と自然反応を同時に、瞬時に捕らえた時に強烈なベクトルが発生する。即ち、時期と条件が一致

拳は、自己の中心を守り、相手の中心を攻撃する。

まさしく、守中用中による矛盾の状態が発生し、全身の法による矛盾の力を発揮することがでかる。

仮借の力を上手く捕らえるには、ベクトルを発生させ接触した瞬時、緊張が長くならない様に固めてブロックしない、力みをもって払わない。

半ば譲って、半ば従うように相手の仮借の力、即ち防衛反応と自然反応から誘発する反作用を活用し力量、力の方向を丁寧に探るような力みをコントロールするような感覚が必要である。

例えば、接触すれば、壊れやすい物を撫でる様な、擦る様な、産毛を触るような又は聴診器で聴くような、感覚で行い、接触すれば、接触感覚を逃がさない、当たれば捕まえて、絶対、逃がさない。

つまり、反作用を捕らえて、全身の法による反面操作により、反作用から矛盾の状態を捕らえ、矛盾の力を発揮する。

まるで、釣りの浮きのような、感覚でもある。

レベルを上げるには、強いはっきりとした接触感覚から、脆弱な、はっきりとしない、あいまいな接触感覚から、相手の反作用を捕らえることができる高いレベルを追求する。

このように

高いレベルの人は、速く、巧妙であり、レベルの低い人とは、圧倒的な差を感じとれる。

 

意拳研究練習日誌第237号

我日々、振り返る。

前回に引き続き一触即発について、紹介する。

双方、接触していない間合いにおいて、蹴りや打撃が飛んでくる可能性は高い、それでは、どのように対処をするか

それは、いつでも、相手側へ出鼻を意識させる防衛反応、つまり邪魔の存在を出しておく、必要がある。

この場合の、邪魔の存在とは、双方からみて、中心を守り、中央突破を目論見、出鼻を狙い弓矢を引くように、あるいは、銃の引き金を引くように、何時でも、引きながら、何時でも放つような、矛盾した状態で側面、斜面から仕掛ける。

理想的な迎撃のスタイルは、攻勢であれ、防勢であれ、途中であれ、容赦なく、側面斜面からもっとハイレベルは、あらゆる方向から、自己の中心を守り相手への邪魔を通じて、中央突破を狙い接触する。

簡単に言えば、いつでも、どこでも攻撃と防御の途中である中間を捕らえる。

迎撃が出せる状態である。即ち、攻防一致がもっとも時間と距離を短縮できる。

ハイレベルの人は、まるで、相手への邪魔を怠らず、千手観音のように手が繰り出される様に見えると言われる。

即ち、離れていれば、邪魔を大前提に、相手の出鼻を狙い、中央突破と接触を図り、接触すれば、接触を大前提に側面斜面から相手の出鼻を狙い中央突破を図る。

もっとも、やってはならない、動作について、正面に整体したまま、相手の拳、手先、足先を注視する事である。

これらの現状は、相手のフェイントにだまされやすく過剰な反応する特徴がある。

正面からの中央突破は、リーチの問題、スピードの問題、筋力の問題、相手側の有利なバランス状態、サンドバックであれば、一番、殴りやすい、蹴りやすい状態であり、全て、こちら側の問題となる。

これらを、相手側の問題に転化すると、こちらが、接触と邪魔の問題を相手側に終始投げ掛け、側面斜面へ、動き、不安定な状態であれば、アンバランスの状態からの動作となるため、タイミング調整の時間が長くなる問題を相手に与える。

相手を見るには、正面から見るのでは、なく、側面斜面から相手の出鼻を見る習慣が必要である。

相手の奥行きがよく見え、心理的にも防衛反応を側面、斜面から誘発させ効果的である。

相手を正面にいつでも、どこでも、整体させないように、相手の側面斜面へ時計回り、反時計回りに終始、足どりは、スライド進撃し、接触ヵ所においても仮借の力を捕らえ反作用を感じながら同様に接触しながらスライド移動を行い接触と邪魔の線を獲得しながら相手の中央突破の機会を得る。

接触において、反作用を活用すれば、とりもちのように離れない。

接触すれば逃がさない。この状態から仮借の力を活用する。

練習において、遠い間合いからの直線的で速い、代表的攻撃は、前蹴りである。

これに対して相手が、こちらを補足し、主導的に追従してくる効果の確認が必要である。

相手の出鼻を抑え、防衛反応を逃がさず、側面斜面から進撃する。

この際、決して

払ったり、受けたりは、しない、打撃練習とまったく同じ、対処法で時間と距離の短縮を行う。

肩と寛骨による側面斜面への移動により、当初、相手側の蹴りが、こちらに向かってくる意識と不安がある

こちらは、相手の出鼻を抑え、防衛反応により、効果の確認を行い、肩と寛骨による側面斜面への進撃は、スライドして、時計回り、反時計回りの軌道が起こり、距離と時間の短縮が起こり始めるとこんどは、相手側に中央突破の不安感と意識が誘発される。

つまり、前半主導権が相手側にあるように見えて、移動中、相手の出鼻を抑えた効果の確認ができて、後半こちらに主導権が逆転することを認識する。

この時間を相手の出鼻となる防衛反応を捕らえることを主におく、ことが出来れば、防衛反応により、相手の頭が後屈するため、蹴り動作半ばで、発揮できなくなる。つまり、出鼻をくじくことになる。

出鼻をくじく、ことが出来れば、引き続き、側面斜面から接触と邪魔により、相手の中心中央突破を狙い、バランスを崩し、発力の機会を得る。

これらは、蹴り、打撃に限らず、全てにおいて、共通している。

特に距離の問題をもつ、練習者は、前蹴りが、対応出来れば、他の蹴りは、時間と距離が長いため、容易である。

防衛反応と自然反応を同時に、瞬時に捕らえた時に強烈なベクトルが発生する。即ち、時期と条件が一致

拳は、自己の中心を守り、相手の中心を攻撃する。

まさしく、守中用中による矛盾の状態が発生し、全身の法による矛盾の力を発揮する。

練習において、打撃、蹴りをい問わず、側面斜面へ進撃が出来れば、目的は、ある段階を経ることができる。

離れても、接触しても、防衛反応を捕らえなければ、技は、いっさいがっさい効かない、つまり効果の確認ができない。

防衛反応と自然反応を効かせたまま、技が冴えることを認識しなければならない。これらがいつでも、どこでも使えるようにレベル向上を図らなければならない。

意拳研究練習日誌第238号

我日々、振り返る。

前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠である。

なぜ、通信教育が、出来ないのかの疑問が認識ができる。

効果の確認とは、フォームでは、教えてもらうことが、出来ない感覚と実績に基づき機能発揮ができる指導要領であるため、自己の経験から言うと習う武術の指導者を見極める判断の基準となるので、武術を始める際は、効果の確認要領をどれだけ実用的に機能的に教えもらうことが、できるか将来的展望として、確認すれば、答えは自然に出現する。他の門派に通う際は、参考にされたい。

それでは、本題に入る。

相手側に中心である出鼻、中央突破、防衛反応を意識させる効果の確認とは、

相手を見るには、自己の出鼻を守り、邪魔となる拳、掌を矢先あるいは、矛先として、正面から見るのでは、なく、側面斜面から相手の出鼻を見ると相手は、不具合を感覚として、捕らえて、正面に整体する習性が防衛反応である。

相手側に、矢先あるいは、矛先の意識が現れる兆候は、動けば、防衛反応を起こし、追従してくることからも効果の確認ができる。

防衛反応と自然反応がともに脅かされると相手は、全身の平行感覚が崩れ、優先して、全身の集中力をバランス復旧に保つため、成す術もなく、技の洗礼を受けることになる。

全身の法による側面斜面、中心線、地面の反作用により全身一致して、ベクトルが発生すると、相手の仮借の力を感覚として、捕らえ、電気のスイッチが入る如く速さで相手が崩れていく効果の確認ができる。

最優先は、出鼻をたたく防衛反応の誘発であり、相手の手による抵抗となる自然反応は、付随してくることによる効果の確認ができる

あるいは、自然反応がなければ、防衛反応を最優先として、相手の本体となる胴体部分、例えば肩などに自然反応を発生されると相手は、逃げることが出来ない。

これらから、相手の防衛反応を優先的に誘発させるには、相手の肘部分から前に進撃すると特に鼻頭への中央突破を避けるため、顎は、上に上がり、後頭部は、後ろへ反り返る状態をもって効果の確認ができる。

移動中、調整中、準備中、攻勢、防勢い問わず、側面斜面から躊躇なく、間合いに入って行く、相手を正面にいつでも、どこでも、整体させないように、相手の側面斜面へ時計回り、反時計回りに終始、足どりは、スライド進撃し、スライドの成功は、ひねりにある。

つまり、螺旋力により、接触ヵ所においても仮借の力を捕らえ反作用を感じながら同様に接触しながらひねりによるスライド移動を行い接触と邪魔の線を獲得できる効果の確認ができる。

効果の確認をしながら相手の中央突破の機会を得るこれに対し、相手は、防衛反応により、正面整体の維持をするため、こちらに合わせて、中心線のシンクロ

を図ってくる。正に効果の確認ができる。

後ろ足の踏みつけて、肩と寛骨、内旋と外旋のひねりによる特に後退部分の足低部からの地面の反作用を確認できる。

これが、相手の中心線を貫く防衛反応により、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ないベクトルが構成されているか効果の確認ができる。

接触において、中心中央突破を守るため、とりもちのように離れない状態が発生する。接触すれば逃がさない。効果の確認ができる。

防衛反応と自然反応を同時に、瞬時に捕らえた時に強烈なベクトルが発生する。即ち、時期と条件が一致することにより、時間と距離が短縮される。

拳は、自己の中心を守り、相手の中心を攻める。

離れても、接触しても、防衛反応を捕らえなければ、技は、いっさいがっさい効かない、つまり効果の確認を日頃の練習時から指導を受け、感覚指導例に基づき、自己による点検を行い日々振り返り、修正を行いレベルを向上させることが必要不可欠である。

練習時に効果の確認をどれだけ多くできるかで、大きな成果を生むことが可能となる。

意拳研究練習日誌第239号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

站椿における効果の確認について回帰してみる。

特に技撃椿における裏股は、高い椅子の腰掛けに座る様にして前足と後ろ足が交差しない様に配慮する。

梃子の原理を活用した姿勢における足の重心配分と似ている。

交差してしまうと、地面からの反作用が上手く受けれない。

後足の膝がひねり後屈しないため、地面からの反作用が効かないので、詳細に効果の確認が必要である。

重心の比率は、前3後7か、前4後6、前足は、いつでも直ぐに上がる様に踵の下に小さな虫を殺さないようにすれば、効果の確認として必然的に膝は、曲がり、足にかかる余分な力みは、無くなる。

前項のひねりを伴うと後ろへややよりかかり、足の踏みつけが地面の反作用を捕らえる効果の確認ができる。

スクワットの様にパンパンになる筋力的なものでなく、地面からの反作用を効果的に受けることによる下半身の鍛練を重視して、決してパンパンに、なるような筋肉痛を求めない。

また、震脚の様に地面を叩かない、また、アキレス腱やふくはらぎで、地面を蹴らない、オーバーアクションは、しない。

見てわからないぐらい足裏の前後、左右、上下の互い違いのひねりによる踏みつけにより、地面を掴む感覚で、地面の反作用を誘発させる。

非常に小さな動作から大きな効果を得ることを体得する。

大動は、小動に及ばず

小動は、微動に及ばず、微動は、不動に及ばずを追求する。

上半身については、下半身からの地面の反作用を頭頂まで、上げて行かなければならないそのため、頭頂は上にかがげるように天に引っ張られるように、首を緩め頭上に突き上げる感覚が必要である。

この時、上下中心線を感覚として、捕らえることができる。

効果の確認として、地面の反作用とは、足は大地を掴み、精神は、頭上を貫く、上への感覚ができれば、股下から中心線の真下に重力線ができ、下に引っ張られる感覚が現れるこの時、上下の中心線感覚を捕らえる効果の確認ができる。

肩は、下げ、肘は横に張る腕は力まず、パンパンになっては、ならない。

上半身が力んでは、ならない要領は、身体は、前かがみにならない。

膝を深く曲げない大腿部の緊張をさせない、肩を上げない、口を完全に閉じない腕を前に出しすぎない、指を開くことにより、力みは、緩和されれば、指の開き具合は、力まない開き方があることを学ばなければならない。

上手く、力みが抑制できれば、上下、前後、左右へ広がる様な身体的膨張効果及び全身を包容する空気の抵抗、抱える不安定な包容物逆方向に働く矛盾の力、争力の確認ができる。

前手は、肩と寛骨により、必ず上下の中心線から鼻頭を中心に前におく、接触と邪魔の線を構成し相手に防衛反応を誘発させ攻防一致による守中用中の手がかりとなる。

この際、下半身から内旋と外旋のひねりによる特に後退部分の足低部からの地面の反作用を上半身への上昇を確認しながら、ベクトルの発生を確認できる。

これが、相手の中心線を貫く防衛反応により、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ないベクトルが構成される

このベクトルが単操手、試力、摩擦歩、発力、推手、断手の全てに共通する必須の身体操作であり、全身一致の全身の法である。

 

 

 

意拳研究練習日誌第240号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

試力における効果の確認について回帰してみる。

站椿による静止不動の状態おいて、全身一致、全身の法の効果の確認を追求しつつ、平行的に動体による効果の確認を行う、これについては、あらゆる角度から全身一致、全身の法を体得するためで、今回は、試力からの効果の確認を追求する。

試力全般について共通の留意事項のその1として、裏股の効果の確認がある。

梃子の原理を活用した姿勢における足の重心配分を感覚として、捕らえるため、動体としての動作間、後退部を主として、左右足裏からのひねりを伴うと後ろへややよりかかり、足の踏みつけによる地面の反作用を捕らえ全身が一致して、上方へ伸び上がる感覚を掴むことができれば、効果の確認ができる。

その2

踏みつけによる効果の確認

動体としての動作間における地面の反作用を体得するには、終始、見てわからないぐらい足裏の前後、左右、上下の互い違いのひねりによる踏みつけにより、地面を掴む感覚で、地面の反作用を誘発させ反作用を両足の足裏から徐々に上昇してくる感覚を捕らえなければならない、全身が、足裏と地面と対抗しながら上昇ている感覚に近い。

その3

上下中心による効果の確認

動体による動作間、終始、上半身については、下半身からの地面の反作用を頭頂まで、引き上げ、上昇感覚ができれば、股下から中心線の真下に重力線ができ、下に引っ張られる弾力感覚が現れるこの時、上下の中心線感覚を捕らえ快適となる効果の確認ができる。

その4

快適性による効果の確認

動体における動作間、肩は、下げ、肘はやや斜め横に張り力みを抑制するが、脱力ではない、軽快で、リラックスを求めた快適性であり、上半身が力んでは、ならない、動体間、終始、膝を深く曲げないのは、大腿部の緊張を避けるため、必要以上に深く曲げると大腿部が緊張して、力み感覚が上方へ向かう反作用を阻害する。

上半身が緊張するとまた、この位置において、上方へ向かう反作用を阻害するその要因を分析すると次の傾向が、多い。

その5

上背部の緊張を抑制する効果の確認である。僧坊筋の緊張であり、怒り肩である、抑制して、いったん緊張させて、肩を下げる要領で、後背から見ると釣り鐘の様な肩であり、怒り肩の抑制を行う。

その6

顔面の緊張を抑制する効果の確認である。

口を完全に閉じない、眉間にシワを寄せない、目は、微かに遠くを見る様にして凝視しない。

首、顎、口、目の周辺の力みを抑制する微笑みの様なアルカイックスマイルの要領に近い。

その7

腕の緊張を抑制する効果の確認である。

腕を前に出しすぎない、腕のモーメントにより、力みが発生する指を開くことにより、力みは、緩和されれば、指の開き具合は、力まない開き方があることを学ばなければならない。

無力の中に力を求める。

その8

体幹部による反面操作の効果の確認

上手く、力みが抑制できれば、上下、前後、左右へ広がる様な身体的膨張効果及び全身を包容する空気の抵抗、抱える不安定な包容物と動作間に現れる逆方向に働く矛盾の力、争力を反面操作により確認ができる。

反面操作による手の動きは、手の動きにあらず、寛骨と肩により、巧妙に中心線を捕らえた操作により、体幹部により、手を動かす。効果の確認として、体から中心線を捕らえる様に中心線上を手が捕らえる感覚が実感出来る要領を掴めば、体が手を押し出し、体が手を引き付けるこの際、腕全体は、進行方向及び逆方向に対し体全体を包容する空気抵抗による争力を実感する。

抽象の中に具体性を求め、

拙烈の中に巧妙を求める。

その9

防衛反応による効果の確認

動体について、動作間、前手は、肩と寛骨により、前後、左右、上下それぞれに互い違いにある手は、入れ代わり、立ち代わり、あるいは、同時に、間断なく必ず上下の中心線から鼻頭を中心に前におく、接触と邪魔の線を構成し相手に防衛反応を誘発させ攻防一致による時間と距離を短縮する守中用中の手がかりとなる微動の中に速度を求める。動作間、終始怠ってはならない。

その10

中心線を終始捕らえる効果の確認

抽象の中に具体性を求めた例えにすると凧の糸を操る様に、牛の鼻輪を引くように、弓を引きながらいつでも矢を放っ様に、銃の引き金を引き、弾丸を放っ様に決して油断してはならない感覚が実感的に捕らえるかとが、出来るか、終始怠っては、ならない。

その11

ベクトル発揮の効果の確認

これが、相手の中心線を貫く防衛反応であり、防衛反応がにより、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ない矛盾の状態のベクトルが構成され矛盾の力を活用して、試力を行う、身体操作であり、全身一致の全身の法である。

意拳研究練習日誌第241号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

半歩崩拳、天下を征す。

と言われた足さばきで、半分歩、小歩での小移動に当たり勝機を得るためには、見かけは、単純であるが、中身は、非常に難しく、最も練磨しなければ、形体模写で終わってしまう。

摩擦歩の中、勝機が見栄隠れする効果の確認について回帰してみる。

站椿による静止不動の状態おいて、全身一致、全身の法の効果の確認、站椿の状態において、ベクトルの確認をする場合、足まで拘束され、身動きができない状態に追い込まれ、動いた瞬間、相手の仮借の力を読み取り電気のスイッチが入った様にバランスを崩す事が可能となることが練習者を通じて確認が可能である。この状態を追求しつつ、平行的に動体による効果の確認を行う、これについては、あらゆる角度から全身一致、全身の法を体得するためで、今回は、摩擦歩からの効果の確認を追求する。

摩擦歩全般についても試力同様、共通の留意事項のその1として、裏股の効果の確認がある試力との違いは、摩擦歩による移動間、前後、上下、左右交互に間断のない反作用を伴う。

梃子の原理を活用した姿勢における足の重心配分を感覚として、捕らえるため、摩擦歩の動作間、後退部を主として、左右足裏からのひねりを伴うと後ろへややよりかかり、足の踏みつけによる地面の反作用を捕らえ全身が一致して、上方へ伸び上がる感覚を掴むことを継続しつつ側面斜面へジグザグに方向変換し前歩と後歩を交互に地面の反作用捕らえるには、身体の反面操作を活用し足裏については、進行する足は、薄い氷上を歩く様に、葉巻ぐらいの小さな丸太を転がすコロのように、移り変わる詳細な接地面に対し半分歩、小歩の巧妙性を追求し慎重に移動する移動間、間断なく裏股を主体に寛骨と肩の反面操作により、着地した足は、地面の反作用を、実感して効果の確認ができる

その2

1歩1歩踏みつけによる効果の確認

試力同様、摩擦歩の移動間における地面の反作用を体得するには、着地する足は終始、見てわからないぐらい足裏の前後、左右、上下の互い違いのひねりによる半分歩、小歩の踏みつけにより、地面を掴む感覚で、地面の反作用を誘発させ反作用を両足の足裏から徐々に上昇してくる感覚を捕らえなければならない、全身が、足裏と地面と対抗しながら上昇ている感覚を前足と後足、交互に捕らえ進行の際、前進及び後退する半分歩及び小歩において、コロによるローラースケートや氷上のアイススケートの様に急発進、急停止、急方向変換、スライディングによるボディーターンに至るまで、実感できて効果の確認ができる。

その3

上下中心による効果の確認

摩擦歩による移動間、終始、上半身については、下半身からの地面の反作用を頭頂まで、引き上げ、上昇感覚ができれば、股下から中心線の真下に重力線ができ、下に引っ張られる弾力感覚が現れるこの時、上下の中心線感覚をいつでも、どこでも捕らえ快適となれば泥沼の中を移動する如く、前進方向からの抵抗、逆方向から粘性の争力を自然に効果の確認ができる。

ただし、上下中心線の反作用を第一条件としなければ効果を発揮することができない。

その4

快適性による効果の確認

摩擦歩における移動間、試力と同様に肩は、下げ、肘はやや斜め横に張り力みを抑制するが、脱力ではない、軽快で、リラックスを求めた快適性であり、上半身が力んでは、ならない移動間、終始、膝を深く曲げないのは、大腿部の緊張を避けるため、必要以上に深く曲げると大腿部が緊張して、力み感覚が上方へ向かう反作用を阻害する。

上半身が緊張するとまた、この位置において、上方へ向かう反作用を阻害するその要因を分析すると次の傾向が多い。

その5

上背部の緊張を抑制する効果の確認である。摩擦歩による移動間、試力と同様に僧坊筋の緊張であり、怒り肩である、抑制して、いったん緊張させて、肩を下げる要領で、後背から見ると釣り鐘の様な肩であり、怒り肩の抑制を行う。

無力の中に力を求める。

その6

顔面の緊張を抑制する効果の確認である。摩擦歩による移動間、試力と同様に口を完全に閉じない、眉間にシワを寄せない、目は、微かに遠くを見る様にして凝視しない。

首、顎、口、目の周辺の力みを抑制する微笑みの様なアルカイックスマイルの要領に近い。

無力の中に力を求める。

その7

腕の緊張を抑制する効果の確認である。

摩擦歩による移動間、試力同様、腕を前に出しすぎない、腕のモーメントにより、力みが発生する指を開くことにより、力みは、緩和されれば、指の開き具合は、力まない開き方があることを学ばなければならない

無力の中に力を求める。

その8

体幹部による反面操作の効果の確認

摩擦歩による移動間、試力同様、上手く、力みが抑制できれば、上下、前後、左右へ広がる様な身体的膨張効果及び全身を包容する空気の抵抗、抱える不安定な包容物と動作間に現れる逆方向に働く矛盾の力、争力を反面操作により確認ができる。

反面操作による手の動きは、手の動きにあらず、寛骨と肩により、巧妙に中心線を捕らえた操作により、体幹部により、手を動かす。効果の確認として、体から中心線を捕らえる様に中心線上を手が捕らえる感覚が実感出来る要領を掴めば、寛骨と肩により、裏股を確認し中心線を捕らえながら体が手を押し出し、体が手を引き付けるこの際、腕全体は、進行方向及び逆方向に対し体全体を包容する空気抵抗による争力を実感する。特に裏股による進行方向とは、逆方向に反面操作が出来なければならない。

抽象の中に具体性を求め、

拙烈の中に巧妙を求める。

その9

防衛反応による効果の確認

動体について、摩擦歩による移動間、前手は、肩と寛骨により、前後、左右、上下それぞれに互い違いにある手は、入れ代わり、立ち代わり、あるいは、同時に、間断なく必ず上下の中心線から鼻頭を中心に前におく、接触と邪魔の線を構成し相手に防衛反応を誘発させ攻防一致による時間と距離を短縮する守中用中の手がかりとなる微動の中に速度を求める。動作間、終始怠ってはならない。

その10

中心線を終始捕らえる効果の確認

摩擦歩による移動間、抽象の中に具体性を求めた例えにすると凧の糸を操る様に、牛の鼻輪を引くように、弓を引きながらいつでも矢を放っ様に、銃の引き金を引き、弾丸を放っ様に決して油断してはならない感覚が実感的に捕らえるかとが、出来るか、終始怠っては、ならない。

その11

ベクトル発揮の効果の確認

摩擦歩による移動間、これが、相手の中心線を貫く防衛反応であり、防衛反応がにより、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ない矛盾の状態のベクトルが構成され矛盾の力を活用して、摩擦歩を行う、身体操作であり、全身一致の全身の法である。このベクトルの確認を

双方、接触状態で確認することが推手であり、離れた状態から確認することが断手である。

これらのベクトル感覚を指導者から練習の都度直接的に受け、身体的にたたき込まなければ、なかなか、判らない、また、効果の確認も練習の都度、指導者から修正を受けなければ、時間が経つほど修正量が大きくなるまた、自己の既成概念により、まったく違う方向に行くので、注意しなければ、ならない。

 

 

意拳研究練習日誌第242号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

站椿による静止不動の状態おいて、全身一致、全身の法の効果の確認、站椿の状態において、ベクトルの確認をする場合、相手側は、足まで拘束され、身動きができない状態に追い込まれ、動いた瞬間、相手の仮借の力を読み取り電気のスイッチが入った様にバランスを崩す事が可能となることが練習者を通じて確認が可能である。

この状態を身体の千変万化において追求しつつ、平行的に動体による効果の確認を行う、これについては、あらゆる角度から全身一致、全身の法を体得するためで、今回は、推手からの効果の確認を追求する。

推手全般についても摩擦歩同様、共通の留意事項のその1として、裏股の効果の確認がある摩擦歩との違いは、推手による相手との接触移動間、前後、上下、左右に働くベクトルを交互に間断のない地面からの反作用を確認する。

梃子の原理を活用した姿勢における足の重心配分を感覚として、捕らえるため、推手による相手との接触間あらゆる角度から梃子入れができなければ、話にならない、あらゆる条件に梃子入れができるかで、レベルの効果の確認ができる。

その2

裏股を使って反面操作により、側面斜面へ移動が可能とならなければならない、効果の確認は、相手の肘付近を管理しているかである

手首付近であれば、小手先の技であり、反面操作は、未熟であるこのこかとから肘付近を管理することが可能で有れば、効果の確認ができる。

その3

相手側と接触した際、腕力による前面操作では、意図が暴露し、力みが現れ前足に重心がかかり、仮借の力をこと如く相手に利用され、主導権を奪われるため、反面操作により、後退部を主として、左右足裏からのひねりを伴うと後ろへややよりかかり、足の踏みつけによる地面の反作用を捕らえ全身が一致して、上方へ伸び上がる梃子入れベクトル感覚を掴むことを継続しつつ側面斜面へジグザグに方向変換し前歩と後歩を交互に地面の反作用捕らえるには、身体の反面操作を活用し足裏については、進行する足は、半分歩、小歩の巧妙性を追求し慎重に移動する移動間、間断なく裏股を主体に寛骨と肩の反面操作により、着地した足は、地面の反作用を、実感して効果の確認ができる

その4

推手における踏みつけによる効果の確認

摩擦歩同様、推手による接触の移動間における地面の反作用を体得するには、着地する足は終始、見てわからないぐらい足裏の前後、左右、上下の互い違いのひねりによる半分歩、小歩の踏みつけにより、地面を掴む感覚で、地面の反作用を誘発させ反作用を両足の足裏から徐々に上昇してくる感覚を捕らえなければならない、全身が、足裏と地面と対抗しながら上昇している感覚を上下中心のベクトルまで捕らえ、前足と後足、交互に捕らえ相手の仮借の力を捕らえ際、前進及び後退する半分歩及び小歩において、コロによるローラースケートや氷上のアイススケートの様に急発進、急停止、急方向変換、ベクトルによる足及び腕のスライディングによるボディーターンに至るまで、ベクトルを伴う効果の確認ができる

その5

上下中心による効果の確認

ただし、上下中心線の反作用つまり梃子入れベクトルを第一条件としなければ効果を発揮することができない、梃子入れベクトルをあらゆる接触角度から相手の仮借の力を利用するには、絶対的条件は、自己の中心から自己の鼻頭を見通し相手の出鼻を捕らえて、防衛反応を誘発、指せることができれば、レベルの効果の確認ができる。

その6

防衛反応により、自然反応が発生し仮借の力を捕らえることができ、終始、防衛反応を活かせば、まるで、電気のスイッチを入れる如く、相手の全てのバランスを崩すことが可能となる。

接触を通じて、反面操作により相手の防衛反応を誘発させることにより、相手への物理的及び心理的緊張を誘発させ、仮借の力を奪うことができる、相手側の仮借の力を読み取るには、皮膚感覚は、緊張しては、速やかにリラックスした状態にして、相手の力量を察知できなければならない。

腕力による緊張では、心理的作用がないため、相手が緩めると、効果が出ない、相手の出鼻を押さえて、心理的作用と肘を曲げた形曲力直による地面からの反作用による物理的作用を同時に相手に与えなければ、相手のバランスを崩すことができない。

防衛反応をとることは、最優先である。この際、地面からの反作用を伴う上下中心のベクトルがなければ、話にならない。

その7

快適性による効果の確認

摩擦歩における移動間、試力と同様に肩は、下げ、肘はやや斜め横に張り力みを抑制するが、脱力ではない、軽快で、リラックスを求め中心ベクトルを怠らず反面操作から環状運動により、相手の仮借の力を捕らえ快適性を求め上半身が力んでは、ならない移動間、緊張して、力み感覚が上方へ向かう反作用を阻害する。

上背部の緊張を抑制する効果の確認である。

摩擦歩による移動間、試力と同様に僧坊筋の緊張であり、怒り肩である、抑制して、いったん緊張させて、肩を下げる要領で、後背から見ると釣り鐘の様な肩であり、怒り肩の抑制を行い、五本の指は、強く開いて、緩めることにより、末端までの緊張を抑制する肩の力みを取るには、非常に効果的であり、腕の緊張及び皮膚の緊張感覚も抑制できる。特に仮借の力を捕らえる前腕から肘付近は、非常に重要である。

これらの快適性を継続したまま、右手は、中心を越え左半身に行かず、左手は、中心を越え右半身に行かない、上へは、眉を越えず、臍を越えず、前は、爪先より、おおむね拳分前へ越えず、後ろは、1尺より後ろへ行かず、中心ベクトルによる梃子入れがいつでも、どこでもできる範囲内であり、この範囲内を体得し可能性を追求し、絶好の機会を導く。

無力の中に力を求める。

その8

体幹部による反面操作の効果の確認

推手による接触移動間、摩擦歩同様、上手く、力みが抑制できれば、上下、前後、左右へ広がる様な身体的膨張効果及び全身を包容する空気の抵抗、抱える不安定な包容物と動作間に現れる逆方向に働く矛盾の力、争力を反面操作により確認ができる。

反面操作による地面の反作用を活用する体幹部は、力点となり、手腕の接触部は、仮借の力を捕らえ支点となり、防衛反応を余儀なく捕られ、直接的に当たらなくとも、中心線を捕られた状態が作用点となり、全身が梃子の動きとなるは、手の動きにあらず、寛骨と肩により、巧妙に中心線を捕らえた操作により、相手のバランスを崩壊させる。

効果の確認として、体から中心線を捕らえる様に中心線上を手が捕らえる感覚が実感出来る要領を掴めば、寛骨と肩により、裏股を確認し中心線を捕らえながら体が相手を押し出し、体が相手を引き付けるこの際、腕全体は、進行方向及び逆方向に対し体全体を包容する空気抵抗による争力を実感する。特に裏股による進行方向とは、逆方向に反面操作が出来なければならない。即ち、体全体が梃子となり、相手のバランスを崩壊させる。

抽象の中に具体性を求め、

拙烈の中に巧妙を求める。

その9

防衛反応による効果の確認

動体について、推手による移動間、前手は、肩と寛骨により、前後、左右、上下それぞれに互い違いにある手は、入れ代わり、立ち代わり、あるいは、同時に、間断なく必ず上下の中心線から鼻頭を中心に前におく、接触と邪魔の線を構成し相手に防衛反応を誘発させ攻防一致による時間と距離を短縮する守中用中の手がかりとなる微動の中に速度を求める。動作間、終始怠ってはならない。大前提条件は、相手に防衛反応を誘発させ梃子のベクトルを発生させることができるかである。

その10

中心線を終始捕らえる効果の確認

推手による接触移動間、抽象の中に具体性を求めた例えにすると凧の糸を操る様に、牛の鼻輪を引くように、弓を引きながらいつでも矢を放っ様に、銃の引き金を引き、弾丸を放っ様に決して油断してはならない感覚が実感的に捕らえるかとが、出来るか、終始怠っては、ならない。相手より、

初動が遅れても、中心線を先じんて、とることがでかるかどうか、勝敗がわかれる。

その11

ベクトル発揮の効果の確認

推手による接触移動間、これが、相手の中心線を貫く防衛反応であり、防衛反応がにより、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ない矛盾の状態のベクトルが構成され矛盾の力を活用して、推手を行う、身体操作であり、全身一致の全身の法である。このベクトルの確認を

双方、接触状態で確認することが推手であり、離れた状態から確認することが断手である。どちらが、速く、中心線を捕らえ、梃子のベクトル発揮するか、どちらが、最後まで、中心線を捕らえ、梃子のベクトルを発揮するか勝敗の要因が判明する。

意拳研究練習日誌第243号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

站椿による静止不動の状態おいて、全身一致、全身の法の効果の確認、站椿の状態において、ベクトルの確認をする場合、相手側は、足まで拘束され、身動きができない状態に追い込まれ、動いた瞬間、相手の仮借の力を読み取り電気のスイッチが入った様にバランスを崩す事が可能となることが練習者を通じて確認が可能である。

この状態を身体の千変万化において追求しつつ、平行的に動体による効果の確認を行う、これについては、あらゆる角度から全身一致、全身の法を体得するためで、今回は、断手からの効果の確認を追求する。

断手全般についても推手同様、共通の留意事項のその1として、裏股の効果の確認がある推手との違いは、断手による相手との接触前の空間から接触移動間まで、前後、上下、左右に働くベクトルを交互に間断のない地面からの反作用を確認する。

梃子の原理を活用した姿勢における足の重心配分を感覚として、捕らえるため、断手による相手との接触前の空間から接触間まで、あらゆる角度から梃子入れができなければ、話にならない、あらゆる条件に梃子入れができるかで、レベルの効果の確認ができる。

その2

裏股を使って反面操作により、側面斜面へ移動が可能とならなければならない、効果の確認は、接触前の空間から接触移動間まで、相手の肘付近を管理しているかである

手首付近であれば、小手先の技であり、反面操作は、未熟であるこのこかとから肘付近を管理することが可能で有れば、効果の確認ができる。

その3

相手側と接触空間から接触した際、腕力による前面操作では、意図が暴露し、力みが現れ前足に重心がかかり、仮借の力をこと如く相手に利用され、主導権を奪われるため、反面操作により、後退部を主として、左右足裏からのひねりを伴うと後ろへややよりかかり、足の踏みつけによる地面の反作用を捕らえ全身が一致して、上方へ伸び上がる梃子入れベクトル感覚を掴むことを継続しつつ側面斜面へジグザグに方向変換し前歩と後歩を交互に地面の反作用捕らえるには、身体の反面操作を活用し足裏については、進行する足は、半分歩、小歩の巧妙性を追求し慎重に移動する移動間、間断なく裏股を主体に寛骨と肩の反面操作により、着地した足は、地面の反作用を、実感して効果の確認ができる

その4

断手における踏みつけによる効果の確認は、推手同様、断手による接触前の

空間から接触の移動間までにおける地面の反作用を体得するには、着地する足は終始、見てわからないぐらい足裏の前後、左右、上下の互い違いのひねりによる半分歩、小歩の踏みつけにより、地面を掴む感覚で、地面の反作用を誘発させ反作用を両足の足裏から徐々に上昇してくる感覚を捕らえなければならない、全身が、足裏と地面と対抗しながら上昇している感覚を上下中心のベクトルまで捕らえ、前足と後足、交互に捕らえ相手の仮借の力を捕らえ際、前進及び後退する半分歩及び小歩において、コロによるローラースケートや氷上のアイススケートの様に急発進、急停止、急方向変換、ベクトルによる足及び腕のスライディングによるボディーターンに至るまで、ベクトルを伴う効果の確認ができる

その5

上下中心による効果の確認

接触前空間から接触移動間までのただし、上下中心線の反作用つまり梃子入れベクトルを第一条件としなければ効果を発揮することができない、梃子入れベクトルをあらゆる接触角度から相手の仮借の力を利用するには、絶対的条件は、自己の中心から自己の鼻頭を見通し相手の出鼻を捕らえて、防衛反応を誘発、指せることができれば、レベルの効果の確認ができる。

その6

防衛反応により、自然反応が発生し仮借の力を捕らえることができ、終始、防衛反応を活かせば、まるで、電気のスイッチを入れる如く、相手の全てのバランスを崩すことが可能となる。

接触前空間から接触移動間までを通じて、反面操作により相手の防衛反応を誘発させることにより、相手への物理的及び心理的緊張を誘発させ、仮借の力を奪うことができる、相手側の仮借の力を読み取るには、皮膚感覚は、緊張しては、速やかにリラックスした状態にして、相手の力量を察知できなければならない。

腕力による緊張では、心理的作用がないため、相手が緩めると、効果が出ない、相手の出鼻を押さえて、心理的作用と肘を曲げた形曲力直による地面からの反作用による物理的作用を同時に相手に与えなければ、相手のバランスを崩すことができない。

防衛反応をとることは、最優先である。この際、地面からの反作用を伴う上下中心のベクトルがなければ、話にならない。

その7

快適性による効果の確認

断手における移動間、推手と同様に肩は、下げ、肘はやや斜め横に張り力みを抑制するが、脱力ではない、軽快で、リラックスを求め中心ベクトルを怠らず反面操作から防衛反応を誘発させることにより、相手の仮借の力を捕らえ快適性を求め上半身が力んでは、ならない移動間、緊張して、力み感覚が上方へ向かう反作用を阻害する。

上背部の緊張を抑制する効果の確認である。

断手による移動間、推手と同様に僧坊筋の緊張であり、怒り肩である、抑制して、いったん緊張させて、肩を下げる要領で、後背から見ると釣り鐘の様な肩であり、怒り肩の抑制を行い、五本の指は、強く開いて、緩めることにより、末端までの緊張を抑制する肩の力みを取るには、非常に効果的であり、腕の緊張及び皮膚の緊張感覚も抑制できる。特に仮借の力を捕らえる前腕から肘付近は、非常に重要である。

これらの快適性を継続したまま、右手は、中心を越え左半身に行かず、左手は、中心を越え右半身に行かない、上へは、眉を越えず、臍を越えず、前は、爪先より、おおむね拳分前へ越えず、後ろは、1尺より後ろへ行かず、中心ベクトルによる梃子入れがいつでも、どこでもできる範囲内であり、この範囲内を体得し可能性を追求し、絶好の機会を導く。

無力の中に力を求める。

その8

体幹部による反面操作の効果の確認

断手による接触前空間から接触移動間まで、推手同様、上手く、力みが抑制できれば、上下、前後、左右へ広がる様な身体的膨張効果及び全身を包容する空気の抵抗、抱える不安定な包容物と動作間に現れる逆方向に働く矛盾の力、争力を反面操作により確認ができる。

反面操作による地面の反作用を活用する体幹部は、力点となり、手腕の接触部は、仮借の力を捕らえ支点となり、防衛反応を余儀なく捕られ、直接的に当たらなくとも、中心線を捕られた状態が作用点となり、全身が梃子の動きとなるは、手の動きにあらず、寛骨と肩により、巧妙に中心線を捕らえた操作により、相手のバランスを崩壊させる。

効果の確認として、体から中心線を捕らえる様に中心線上を手が捕らえる感覚が実感出来る要領を掴めば、寛骨と肩により、裏股を確認し中心線を捕らえながら体が相手を押し出し、体が相手を引き付けるこの際、腕全体は、進行方向及び逆方向に対し体全体を包容する空気抵抗による争力を実感する。特に裏股による進行方向とは、逆方向に反面操作が出来なければならない。即ち、体全体が梃子となり、相手のバランスを崩壊させる。

抽象の中に具体性を求め、

拙烈の中に巧妙を求める。

その9

防衛反応による効果の確認

動体について、断手による接触前空間から接触移動間まで、前手は、肩と寛骨により、前後、左右、上下それぞれに互い違いにある手は、入れ代わり、立ち代わり、あるいは、同時に、間断なく必ず上下の中心線から鼻頭を中心に前におく、接触と邪魔の線を構成し相手に防衛反応を誘発させ攻防一致による時間と距離を短縮する守中用中の手がかりとなる微動の中に速度を求める。動作間、終始怠ってはならない。大前提条件は、相手に防衛反応を誘発させ梃子のベクトルを発生させることができるかである。

その10

中心線を終始捕らえる効果の確認

断手による接触前の空間から接触移動間まで、抽象の中に具体性を求めた例えにすると凧の糸を操る様に、牛の鼻輪を引くように、弓を引きながらいつでも矢を放っ様に、銃の引き金を引き、弾丸を放っ様に決して油断してはならない感覚が実感的に捕らえるかとが、出来るか、終始怠っては、ならない。相手より、

初動が遅れても、中心線を先じんて、とることがでかるかどうか、勝敗がわかれる。

その11

ベクトル発揮の効果の確認

断手による接触前の空間から接触移動間まで、これが、相手の中心線を貫く防衛反応であり、防衛反応により、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ない矛盾の状態のベクトルが構成され矛盾の力を活用して、推手を行う、身体操作であり、全身一致の全身の法である。

このベクトルの確認を側面、斜面から行い、裁量は、防衛反応を優先に誘発させた後ろ足の使い方である。前足を優先すると、場を相手に譲ることができないばかりか、相手の追従を受けることになる。

後ろ足は、地面の反作用から反面操作により、後ろから起動することができるか、いなかで、相手の蹴りからの対応が可能となる。反面操作によりスライド前進しながら時計回りか、反時計回りと自由自在である。

反面操作、スライド前進、中心線、地面の反作用、回旋の各動作が1つの時間に同時に完了する。

時間と距離の短縮が可能となる。この条件は、地面の反作用と上下中心線が大前提である。

この前提条件を持って、場を譲って双方、接触状態で確認することが推手であり、離れた状態から場を譲って接触後確認することが断手である。どちらが、速く、中心線を捕らえ、梃子のベクトル発揮するか、どちらが、最後まで、中心線を捕らえ、梃子のベクトルを発揮するか勝敗の要因が判明する。

梃子のベクトル確認は、指導者から練習時、幾度もその効力をたたき込まれ、体験すればするほど、感覚を持って体得できる。また、練習間の効果の確認に非常に有効である。

意拳研究練習日誌第244号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

体つきの大きい人が強く、

体つきの小さい人が弱い訳でわない。

怠らなかった人が強いのである。

釈迦の真理、八正道からの引用

鍛練において、効果の確認を体得するため、勝因となる必須ポイントを日々終始一貫し我、日々振り返るかとを怠たっては、ならない。

站椿による静止不動の状態おいて、全身一致、全身の法の効果の確認、站椿の状態において、ベクトルの確認をする場合、相手側は、足まで拘束され、身動きができない状態に追い込まれ、動いた瞬間、相手の仮借の力を読み取り電気のスイッチが入った様にバランスを崩す事が可能となることが練習者を通じて確認が可能である。

この状態を身体の千変万化において追求しつつ、平行的に動体による効果の確認を行う、これについては、あらゆる角度から全身一致、全身の法を体得するためで、今回は、発力からの効果の確認を追求する。

発力には、定位発力、無定位発力があり、有意識発力

無意識発力がある。追求は、無意識発力である。

拳に拳無く、意に意が無く

無意の中に真意がある。

発力全般についても断手同様、共通の留意事項のその1として、裏股の効果の確認がある推手と断手に伴う共通性として相手との接触前の空間から接触移動間まで、前後、上下、左右に働くベクトルを交互に間断のない地面からの反作用を確認することにより発力の条件が満たされる。

梃子の原理を活用した姿勢における足の重心配分を感覚として、捕らえるため、断手による相手との接触前の空間から接触間まで、あらゆる角度から梃子入れができなければ、話にならない、あらゆる条件に梃子入れができるかで、発力の条件と効果の確認ができる。

その2

裏股を使って反面操作により、側面斜面へ移動が可能とならなければならない、効果の確認は、接触前の空間から接触移動間まで、相手の肘付近を管理しているかである

手首付近であれば、小手先の技であり、反面操作は、未熟であるこのこかとから肘付近を管理することが可能で有れば、発力の条件と効果の確認ができる。

その3

相手側と接触空間から接触した際、腕力による前面操作では、意図が暴露し、力みが現れ前足に重心がかかり、仮借の力をこと如く相手に利用され、主導権を奪われるため、反面操作により、後退部を主として、左右足裏からのひねりを伴うと後ろへややよりかかり、足の踏みつけによる地面の反作用を捕らえ全身が一致して、上方へ伸び上がる梃子入れベクトル感覚を掴むことを継続しつつ側面斜面へジグザグに方向変換し前歩と後歩を交互に地面の反作用捕らえるには、身体の反面操作を活用し足裏については、進行する足は、半分歩、小歩の巧妙性を追求し慎重に移動する移動間、間断なく裏股を主体に寛骨と肩の反面操作により、着地した足は、地面の反作用を、実感して発力の条件と効果の確認ができる

その4

断手、推手における踏みつけによる効果の確認は、接触前の空間から接触の移動間までにおける地面の反作用を体得するには、着地する足は終始、見てわからないぐらい足裏の前後、左右、上下の互い違いのひねりによる半分歩、小歩の踏みつけにより、地面を掴む感覚で、地面の反作用を誘発させ反作用を両足の足裏から徐々に上昇してくる感覚を捕らえなければならない、全身が、足裏と地面と対抗しながら上昇している感覚を上下中心のベクトルまで捕らえ、前足と後足、交互に捕らえ相手の仮借の力を捕らえ際、前進及び後退する半分歩及び小歩において、コロによるローラースケートや氷上のアイススケートの様に急発進、急停止、急方向変換、ベクトルによる足及び腕のスライディングによるボディーターンに至るまで、ベクトルを伴う発力の条件と効果の確認ができる

その5

上下中心による効果の確認

接触前空間から接触移動間までのただし、上下中心線の反作用つまり梃子入れベクトルを第一条件としなければ効果を発揮することができない、梃子入れベクトルをあらゆる接触角度から相手の仮借の力を利用するには、絶対的条件は、自己の中心から自己の鼻頭を見通し相手の出鼻を捕らえて、防衛反応を誘発、指せることができれば、発力の条件と効果の確認ができる。

その6

防衛反応により、自然反応が発生し仮借の力を捕らえることができ、終始、防衛反応を活かせば、まるで、電気のスイッチを入れる如く、相手の全てのバランスを崩すことが可能となる。

接触前空間から接触移動間までを通じて、反面操作により相手の防衛反応を誘発させることにより、相手への物理的及び心理的緊張を誘発させ、仮借の力を奪うことができる、相手側の仮借の力を読み取るには、皮膚感覚は、緊張しては、速やかにリラックスした状態にして、相手の力量を察知できなければならない。

腕力による緊張では、心理的作用がないため、相手が緩めると、効果が出ない、相手の出鼻を押さえて、心理的作用と肘を曲げた形曲力直による地面からの反作用による物理的作用を同時に相手に与えなければ、相手のバランスを崩すことができない。

防衛反応をとることは、最優先である。この際、地面からの反作用を伴う上下中心のベクトルがなければ、発力は、不発に終わる。

その7

快適性による効果の確認

断手、推手における移動間に肩は、下げ、肘はやや斜め横に張り力みを抑制するが、脱力ではない、軽快で、リラックスを求め中心ベクトルを怠らず反面操作から防衛反応を誘発させることにより、相手の仮借の力を捕らえ快適性を求め上半身が力んでは、ならない移動間、緊張して、力み感覚が上方へ向かう反作用を阻害する。

上背部の緊張を抑制する効果の確認である。

断手、推手による移動間、に僧坊筋の緊張であり、怒り肩である、抑制して、いったん緊張させて、肩を下げる要領で、後背から見ると釣り鐘の様な肩であり、怒り肩の抑制を行い、五本の指は、強く開いて、緩めることにより、末端までの緊張を抑制する肩の力みを取るには、非常に効果的であり、腕の緊張及び皮膚の緊張感覚も抑制できる。特に仮借の力を捕らえる前腕から肘付近は、非常に重要である。

これらの快適性を継続したまま、右手は、中心を越え左半身に行かず、左手は、中心を越え右半身に行かない、上へは、眉を越えず、臍を越えず、前は、爪先より、おおむね拳分前へ越えず、後ろは、1尺より後ろへ行かず、中心ベクトルによる梃子入れがいつでも、どこでもできる範囲内であり、この範囲内を体得し可能性を追求し、発力の時期と条件が満たされ絶好の機会を導く。

無力の中に力を求める。

その8

体幹部による反面操作の効果の確認

断手、推手による接触前空間から接触移動間まで、上手く、力みが抑制できれば、上下、前後、左右へ広がる様な身体的膨張効果及び全身を包容する空気の抵抗、抱える不安定な包容物と動作間に現れる逆方向に働く矛盾の力、争力を反面操作により確認ができる。

反面操作による地面の反作用を活用する体幹部は、力点となり、手腕の接触部は、仮借の力を捕らえ支点となり、防衛反応を余儀なく捕られ、直接的に当たらなくとも、中心線を捕られた状態が作用点となり、全身が梃子の動きとなるは、手の動きにあらず、寛骨と肩により、巧妙に中心線を捕らえた操作により、相手のバランスを崩壊させる。

効果の確認として、体から中心線を捕らえる様に中心線上を手が捕らえる感覚が実感出来る要領を掴めば、寛骨と肩により、裏股を確認し中心線を捕らえながら体が相手を押し出し、体が相手を引き付けるこの際、腕全体は、進行方向及び逆方向に対し体全体を包容する空気抵抗による争力を実感する。特に裏股による進行方向とは、逆方向に反面操作が出来なければならない。即ち、体全体が梃子となり、相手のバランスを崩壊させ発力の時期と条件が満たされる。

抽象の中に具体性を求め、

拙烈の中に巧妙を求める。

その9

防衛反応による効果の確認

動体について、断手、推手による接触前空間から接触移動間まで、前手は、肩と寛骨により、前後、左右、上下それぞれに互い違いにある手は、入れ代わり、立ち代わり、あるいは、同時に、間断なく必ず上下の中心線から鼻頭を中心に前におく、接触と邪魔の線を構成し相手に防衛反応を誘発させ攻防一致による時間と距離を短縮する守中用中の手がかりとなる微動の中に速度を求める。動作間、終始怠ってはならない。大前提条件は、相手に防衛反応を誘発させ梃子のベクトルを発生させ、発力の時期と条件が満たされることができるかである。

その10

中心線を終始捕らえる効果の確認

断手、推手による接触前の空間から接触移動間まで、抽象の中に具体性を求めた例えにすると凧の糸を操る様に、牛の鼻輪を引くように、弓を引きながらいつでも矢を放っ様に、銃の引き金を引き、弾丸を放っ様に決して油断してはならない感覚が実感的に捕らえるかとが、出来るか、終始怠っては、ならない。相手より

初動が遅れても、中心線を先じんて、とることができれば発力の時期と条件が満たされ勝敗がわかれる。

その11

ベクトル発揮の効果の確認

断手、推手による接触前の空間から接触移動間まで、これが、相手の中心線を貫く防衛反応であり、防衛反応により、自然反応が伴い仮借の力を誘発させるため、相手が何も出来ない矛盾の状態のベクトルが構成され矛盾の力を活用して、推手を行う、身体操作であり、全身一致の全身の法である。

このベクトルの確認を側面、斜面から行い、裁量は、防衛反応を優先に誘発させた後ろ足の使い方である。前足を優先すると、場を相手に譲ることができないばかりか、相手の追従を受けることになる。

後ろ足は、地面の反作用から反面操作により、後ろから起動することができるか、いなかで、相手の蹴りからの対応が可能となる。反面操作によりスライド前進しながら時計回りか、反時計回りと自由自在である。

反面操作、スライド前進、中心線、地面の反作用、回旋の各動作が1つの時間に同時に完了する。

時間と距離の短縮が可能となる。この条件は、地面の反作用と上下中心線が大前提である。

この前提条件を持って、場を譲って双方、接触状態で確認することが推手であり、離れた状態から場を譲って接触後確認することが断手である。どちらが、速く、中心線を捕らえ、梃子のベクトル発揮するか、どちらが、最後まで、中心線を捕らえ、梃子のベクトルを発揮すれば発力の時期と条件は満たされ勝敗の要因が判明する。

梃子のベクトル確認は、指導者から練習時、幾度もその効力をたたき込まれ、体験すればするほど、感覚を持って体得できる。また、発力の時期と条件が満たされ練習間の効果の確認に非常に有効である。

全てにおいて、全身の一致が有意識から段階的に無意識へ移行する確認として、

効果の確認を体得することにある。

 

 

意拳研究練習日誌第245号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発に関して、技の各段階において、見栄隠れする技の有効性の確認をするための指標として、効果の確認が必要不可欠であることを述べる。

これまでの、効果の確認について、振り返ると、相手と対峙した場合、攻勢であれ、防勢であれ、途中であれ、不意であれ、無備であれ、いつでも、どの方向からも、相手側に防衛反応を起こさせることが、出来るか、これが一触即発において、主導権を獲得出来る最良の条件である。

意拳の鍛練とは、自己の中心を守り、用いて、あらゆる方向から、相手の中心に向かって防衛反応をさせ反面操作による体幹を使っての梃子入れを体得するため、地面からの反作用による上下中心、左右、前後へ鍛え練る全身一致による全身の法を鍛練する。

これに伴い抵抗力、即ち仮借の力を誘発させる自然反応が発生する。

自然反応を優先させる訳ではない、防衛反応を誘発させたため、自然反応が誘発するという、効果の確認が必要である。

これには、必須条件として、上下中心の力が通った地面の反作用を活用して反面操作による梃子の原理の三要素、力点に当たる部分が発揮され、相手の中心に当たる防衛反応が誘発され、自然反応により、支点、作用点が同時に発生されることを体得しなければ、ならない。

鍛練において、効果の確認を体得するため、勝因となる必須ポイントを日々終始一貫し我、日々振り返るかとを怠たっては、ならない。

空間動作から防衛反応を終始一貫した場合、相手側は、自己の中心を守るため頭部において、邪魔の線を反らす反応により、効果の確認が出来る。

また、邪魔の線を排除しようとする物理的動作から仮借の力を発揮させる自然反応による接触が発生した段階で接触と邪魔の線が形成され相手側は、足まで拘束され、身動きができない状態に追い込まれ、どの方向に動いても仮借の力が発生するため、動いた瞬間、相手に仮借の力を読み取られて電気のスイッチが入った様にバランスを崩す事が発生することから各練習段階、站椿、試力、摩擦歩、発力、推手、断手を通じて相手を拘束出来る共通した確認が可能である。

この時点において、相手を管理することができ、推手においても、手を回す必要がなくなる。

なぜ手を回すか、相手から中心線を捕らえれ、こちらの仮借の力を捕らえられる前に事前に相手の仮借の力を体全体の全身の法により、反面操作による梃子入れを使って体勢をいれ変えるためで、単なる手を回すことでは、ない、手だけでは、力みが発生し、たちまち仮借の力を捕らえられてしまう。

読み取る要領としては、接触箇所の力みがあっては、ならない。

この状態を接触したまま環状運動から相手より、速く仮借の力を捕られ身体の千変万化を追求し、あらゆる角度から相手側に防衛反応を誘発させ、接触間、自己の仮借の力を制御し、常に相手に仮借の力を誘発させ発力の機会を体得する鍛練が推手である。

仮借の力を捕らえ中心線を捕らえた時点で、主導権を獲得した状態にあり、回す必要はない。

回すは、相手に主導権を奪われる寸前で、相手の力みを感じなければ、主導権を我ものとする迎撃は、不可能である。

接触していない、状態から相手側に防衛反応を起こさせるには、常に側面斜面から容赦なく進撃し、迎撃する摩擦歩の応用から半歩、小歩による急発進、急停止、急方向転換の際、地面からの反作用が伴う上下中心線を体得しなければ、空間動作から瞬間的に特定できない接触箇所に瞬間的に相手側に防衛反応を誘発させることが、断手練習での重要な目的の1つである。

推手練習は、接触した状態から360度の環状運動の状態から仮借の力を捕らえ防衛反応と主導権を獲得し、断手練習は、特定されない、空間動作から瞬間的に接触し接触箇所から仮借の力を捕らえ防衛反応と主導権を獲得する接触する条件及び方法は、対照的であるが相互的に互換性があり、交互に補正することにより、勝因と敗因を体得する非常に有効な練習である。

意拳研究練習日誌第246号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発について紹介する。

一触即発の技術力は、大胆な感覚や技術力では、無く繊細な感覚を伴うため、なるべくなら、指導者から直接感覚を伝授してもらう機会が多いほど有利です。

人を殴るには、非常に難しい状態が発生するからである。

また、グローブ練習に偏りがあると、グローブのプロテクト技術、即ち拳の被服部分のクッションや大きさに依存するテクニックによるスポーツ技術を活用するため、防衛反応と仮借の力を活用する技術力が劣化して行くので、グローブのプロテクト技術を活用しない様に対人練習をして下さい。

推手においては、環形運動によるあらゆる方向からの接触動作から断手においては、あらゆる方向から瞬間的に接触した状態から技術力が高まり、相手を拘束し管理することができ、グローブによるプロテクト技術を活用せずに相手を拘束し管理する練習ができなければ、意拳の目的から大きく外れ、本末転倒を招くことになります。

グローブ練習は、あくまでも、危害防止のためで、決して実戦有利の練習ではない、実戦有利の練習は、相手を拘束し、管理する技術力を向上させることを目的に即ち、研ぎ澄ました感覚を磨いていくことになる。

風に舞う凧を牛の鼻輪から手綱を管理し馬の手綱を管理する様に相手の鼻頭をあらゆる方向から、相手の中心に向かって防衛反応をさせ反面操作による体幹を使っての梃子入れを体得するため、地面からの反作用による上下中心、左右、前後へ鍛え練る全身一致による全身の法を鍛練する。

前回にも、強調した様に、

これに伴い抵抗力、即ち仮借の力を誘発させる自然反応を発生する。

自然反応を優先させる訳ではない、防衛反応の誘発なくして、目的は、達せず、自然反応が誘発するという相手を拘束し、管理する効果の確認が出来るグローブ練習ができなければ、潜在能力の開発が止まって劣化が始まるため、むしろやらない方が、ましである

拘束し、管理できなければ

俗に言われる、拳法や空手のどの様な流派を習ってもキックボクシングスタイルの戦い方から一生涯、離れることが出来ない。

実戦有利の早急性を求めるため、原則を無視して、目移りして、キックやパンチ、払ったり、かわしたりのテクニックを取り入れても、拘束し管理する技術力がなければ、スピード、パワー、リーチ、スタミナ等の技術力のない体力差によるジレンマから解決する打開策が見出だすことが出来ない状態となる。

簡単に言えば、あきらめてしまうことになる。

速きを欲しても達せず、早急なものに、目移りせず、よくよく、認識することが我、日々振り返ることにつながる。

もし、他流と練習するときは、拘束し管理することを主体に練習し、どんなにスピードがあってもパワーがあっても手足だけの技に目移りしては、いけない、相手の管理能力を観察する方が重要で、自己の管理能力を試してみることである。

第一の境地、決して後悔してはならない。

目移りする個癖の人は、不安が不安を誘い、いろいろなものへ枝葉を伸ばしていく、枝葉末節の例えにあるように本来目的から離れた方向へ行く兆候がある。

解決策は、自己の管理能力を徹底的に磨くしかない。

これらの必須条件として、は、前回説明したとおり実施されたい。

鍛練において、効果の確認を体得するため、勝因となる相手を管理する必須ポイントを日々終始一貫し我、日々振り返ることを怠たっては、ならない。

意拳研究練習日誌第247号

我日々、振り返へる。

更に前回に引き続き一触即発について紹介する。

今回の練習は、互いに半斜面から相手を管理する、単純に手を抑えて、終わりではない、相手の中心鼻頭を一触即発で狙い、防衛反応を誘発させ、相手の自然反応による仮借の力を捕らえまたは、相手から捕られた場合、反面操作による地面の反作用により、奪還する。

何度でも、重要重視事項を言えば必ず、第一に相手の防衛反応を捕らえ自然反応による仮借の力を活用する

対人練習における必要不可欠な技術力である。

側面斜面から容赦なく一触即発により、相手の鼻頭目掛けて、打ってでるこの際、中途半端では、敗因を招く、要領として、蹴りを封じ込めるぐらいの側面斜面からの突発的な進撃にはより、相手をびっくりさせ防衛反応を誘発させる。

一触即発により、相手側からの防衛反応が未遂であれば、全身の法を駆使して、即座に相手の防衛反応を奪還する。

矛盾の状態をしり順逆の方向を応用し、力があらゆる方向から防衛反応を誘発させ、拘束し管理できる状態、矛盾の力を発揮できて、初めて発力の機会を得るこの要領については、前回、紹介したとおり、風に舞う凧を牛の鼻輪から手綱を管理し馬の手綱を管理する様に相手の鼻頭をあらゆる方向から、相手の中心に向かって防衛反応をさせ反面操作による体幹を使っての梃子入れを体得するため、地面からの反作用による上下中心、左右、前後へ鍛え練る全身一致による全身の法を鍛練する。

自然反応を優先させる訳ではない、防衛反応の誘発なくして、目的は、達せず、自然反応が誘発するという相手を拘束し、管理する

決して、手作業だけで、手で抑えるような単純な管理では、自ら仮借の力を誘発させ、千変万化する相手の全身の法から免れることはできない。

接触は、一触即発であることを忘れてならない。

 

意拳研究練習日誌第248号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発について紹介する。

相手と瞬間的に接触した、その時、何が起きなければならないか?

相手側に防衛反応を誘発させ、自然反応による仮借の力を誘発させることになる。即ち、一連の動作のとおり一触即発である。

非常に短い時間内に相手を拘束し、管理するため、間違ってならないのは、手で抑えたり、体重を掛けて、管理しては、ならない。

地面の反作用による反面操作によるもので、相手の防衛反応から、仮借の力を捕らえ体幹動作により、態勢の入れ換えが自由な千変万化の対応が出来なければならない、接触箇所に長く居着いては、ならない。

こだわりを持って、こだわりを捨てる。

目的は、相手の防衛反応から自然反応を獲得するためで、その速さは、その力量は、そのベクトルは、その方向は、全て相手の自然反応に合わせた対応であり、速やかに柔軟に側面、斜面に移動できなければ、拘束することだけを目的にすると緊張が長くなり、居着いてしまい結果的に力みが発生し、逆に相手に仮借の力を捕らえられる。

例えると策士、策に溺れる。

拘束することは、相手の防衛反応を誘発させることにあり、例えるなら、牛の鼻輪の紐を引っ張る状態と言える。

管理するとは、速やかに仮借の力を捕らえ、好機を捕らえることになり、例えるなら、引っ張る鼻輪から牛の力量、動向を見て、反面操作し、こちらの意図に従わせる。

これが、千変万化であり、間断なく相手の防衛反応を側面斜面から誘発させ、相手の表情から効果の確認を終始怠らず、自然反応を誘発させ、仮借の力を捕らえ側面斜面から接触しては、見返り相手の表情を耳方向から見返りては、接触して効果の確認は、順逆に働く矛盾の状態を確認して捕らえ矛盾の力を発揮することができれば、最早、相手側は逃れることができない状態になり、好機を伺う。

抽象の中に具体性を求める

身体的、効果の確認として緊張は、短かく、リラックスが長くなる。

レベルが下がるほど、緊張が長く、リラックスが短くなる。

さらに身体的、効果の確認として、手首より、前腕部へさらに肘部分へ肘部分から肩部分へ操作できる範囲が、体幹部分へ専門的には末節から中節へ中節から根節へ体幹部の操作が巧妙となる。

拙劣の中に巧妙を求める。

単純に手を抑えて、終わりではない、相手の中心鼻頭を一触即発で狙い、防衛反応を誘発させ、相手の自然反応による仮借の力を捕らえまたは、相手から捕られた場合、反面操作による地面の反作用により、奪還する即座に変更できる。

微動の中に速さを求める

状態でなければ、真の拘束、管理とは、言えない。

力みで仮借の力を誘発させる拘束、管理をしては、ならない。

無力の中に力を求める。

意拳研究練習日誌第249号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発について紹介する。

相手と瞬間的に接触した、その時、何が起きなければならないか?

抽象的で捕らえることが困難であるが、具体的に10項目に絞り、練習の着眼としてみた、あくまで、自己の経験からであるので、参考にされたい。

その1

実感せよ、地面の反作用

その2

制御せよ、中心線

その3

操作せよ、反面操作

その4

用心せよ、爪先10センチ

その5

誘発させよ、防衛反応

その6

捕らえよ、仮借の力

その7

弛めよ、無駄な力

その8

進撃せよ、側面、斜面

その9

管理せよ、鼻頭

その10

好機を捕らえよ、矛盾の力

 

意拳研究練習日誌第250号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発について紹介する。

相手と瞬間的に接触した、その時、何が起きなければならないか?

前回、抽象のなかに具体性を求めて10項目の着眼を分かりやすく説明してみた。

その1

実感せよ、地面の反作用

站椿による、静止不動の態勢から効果的に錬成する。上手く、立ち姿を学ぶ

反作用は、上手く踏みつければ、下から上方への実感がある。

その2

制御せよ、中心線

地面の反作用を活用し、どのような態勢からも終始怠らない、地面の反作用を実感しなければ、わからないこの反作用が身体の中心線を構成する。

その3

操作せよ、反面操作

内三合、外三合が一致しなければ、わからない。

体の軌跡は、梃子の原理に基づく、力点動作である。抵抗を直接受けている前面を陰面といい、反面操作を行った後面を陽面という。

その4

用心せよ、爪先10センチ

力量が及ぶ範囲であり、越えれば、自ら仮借の力を発生させる。

その5

誘発させよ、防衛反応

相手へのターゲットは、

自らの中心と鼻頭を結ぶ攻撃線及び抵抗線から相手の鼻頭を合わせることにより

最も守るべき、中心の中心を威圧する。梃子の原理に基づく、作用点である。

その6

捕らえよ、仮借の力

防衛反応による自然反応から自己を守るための相手の抵抗力である。梃子の原理に基づく支点である。

その7

弛めよ、無駄な力

無駄な力とは、仮借の力が誘発している状態である。相手の仮借の力をいち早く、捕らえるには、相手に仮借の力を捕らえられない状態でなければならない。仮借の力が誘発している状態が、相手より、短時間であれば、相手を捕らえることができ、長ければ、相手に捕らえられる。

その8

進撃せよ、側面、斜面

迂を持って、直となす。

摩擦歩の要領である。

正面では、リーチ、パワー、スピード等の機能発揮が確実に実行され、体格差による問題点が多く、側面斜面では、これらの機能を阻害することが可能となる。

その9

管理せよ、鼻頭

いつでも、どこでも、あらゆる態勢から自己と相手の鼻頭を管理する。

その10

好機を捕らえよ、矛盾の力

意拳研究練習日誌第251号

我日々、振り返る。

更に前回に引き続き一触即発について紹介する。

相手と瞬間的に接触した、その時、何が起きなければならないか?

三つの体得すべき必須項目がある。支点、力点、作用点である。全身が梃子となる。全身の法である。

単独練習において、地面の反作用を活用しなければ、ならない、站椿による、静止不動の態勢から効果的に上手く踏みつけなければ、下から上方への中心線がわからない、これらの基礎を基に単操手試力、摩擦歩、発力を反面操作により内三合、外三合が一致させ、体の軌跡は、地面の反作用を必ず活用し効果的な踏みつけによる梃子の原理に基づく、力点動作を体得させる。

単独練習による地面の反作用、即ち効果的な踏みつけによる力点動作を体得したなら、一つ目の体得事項として、対人練習への力点動作の応用錬成へ移行していく、推手、断手等による対人練習の共通事項として、抵抗を直接受けている前面を陰面といい、反面操作を行った後面を陽面として、

左右の手は中心を爪先10センチを上は眉を下は、臍を内側へは、一尺をそれぞれ越えない、力量が及ぶ範囲であり、越えれば、自ら仮借の力を発生させる。

二つ目における体得事項は

作用点である。

相手側に防衛反応を誘発させる自らの中心と鼻頭を結ぶ攻撃線及び抵抗線から相手の鼻頭を合わせることにより、最も守るべき、中心の中心への防衛反応を誘発させることにより、作用して、直接な打撃をしなくとも態勢を崩すことが、可能である。梃子の原理に基づく、作用点を体得する。

三つ目の体得事項は、支点である。仮借の力を捕らえることができるか、即ち、

防衛反応による自然反応から相手側が自己を守るための相手の抵抗力を捕らえる。属に言われる無駄な力である。無駄な力とは、仮借の力が誘発している状態である。相手の仮借の力をいち早く、捕らえるには、相手に仮借の力を捕らえられない状態でなければならない。仮借の力が誘発している状態が、相手より、短時間であれば、相手を捕らえることができ、長ければ、相手に捕らえられるこれらが支点である特に側面、斜面から相手の作用点を獲得すれば、支点は、発生する実感を体得しなければ、ならない。

この力点、作用点、支点の条件が一致して、好機を捕らえ、矛盾の力、即ち相手の力を活用し、反面操作により、予測不能な状態における梃子の原理を活用した発力が実行可能となる。

意拳研究練習日誌第252号

前回、紹介したとおり、

単独練習において、地面の反作用を活用しなければ、ならない。

站椿による、静止不動の態勢から効果的に上手く 踏みつけなければ、下から上方への中心線がわからない、この踏みつけによる効果の確認が、非常に重要となる。

単なる腕力を使っているのか、地面の反作用から力を得ているのか、正しくは、地面の反作用力は、必ず下方から上方へ向かい、反面操作を使う原動力となる力点動作となり上手く踏みつけて、反作用から自然の力を活用出来れば、無駄な腕力を使わない。

無力の中に力を求める。

支点となる接触か所は、緊張が長くなれば、仮借の力を誘発させ、自己にとって不利となり、相手からは、有利となる。仮借の力は、無駄な腕力と言える。

原因は、こだわりが有り、地面からの反作用を活用することなく、腕力による解決法を選択した執着心である。

執着を誘発させないためには、相手に譲る感覚が必要である。

譲るは、場を譲って、側面斜面へ移行する。

移行するには、六合が必須である。

特に肩と寛骨による反面操作と防衛反応を誘発させるため自己の鼻頭と自己の拳を結ぶ線は、中心線感覚は必ず相手の鼻頭を終始狙う。

全て、踏みつけから起動する六面力を実感しなければ、わからない。

六面力とは、位置エネルギーから運動エネルギーへ転化させることが可能となる地面の反作用による上下の力、相手の鼻頭を管理する前後の力、側面斜面に移動する左右の力である。

足の踏みつけによる手の掌と拳は、リアルタイムに同調する。

無駄な腕力は、鼻頭から脱線したこだわりのある腕力から発生し相手に仮借の力を与えしまう。

つまり、必要以上に腕力による中心線である鼻頭から逸脱し脱線した力である。脱線した力は、全て反面操作により相手に譲る決して力比べをしない、緊張動作は、相手に譲って軽快動作は、こちらが、獲得する。

逆に相手の仮借の力に応じ、場を譲る者は、相手の抵抗力、つまり反作用を利用し、接触か所から地面を踏みつけつけるように、逆に働く矛盾の力の方向を捕らえ、相手の鼻頭から拳は、離れず防衛反応を誘発させる。

即ち、地面の反作用を感覚として捕らえることが、基礎的であり、応用は、仮借の力、争力、空気抵抗など全ての抵抗を感覚として、捕らえていくことが効果の確認として、目標として、重視すべき点である。

 

 

意拳研究練習日誌第253号

前回、紹介したとおり、

地面の反作用を感覚とたしさて、捕らえなければ、ならない。

効果的に上手く 踏みつけることにより、地面の反作用を確実に捕らえ、下から上方への中心線が形成される。止まっている時も動いている時も全て共通している。

この踏みつけによる反作用感覚は、相手の緊張から生まれる仮借の力を反作用として捕らえる感覚を養成する。

特に鼻頭と拳と中心線からなる接触と邪魔の線における防衛反応を目標に争奪戦を行い、腕力に依存し筋力と皮膚感覚を緊張させ仮借の力を活用したものがその反作用により、相手に管理される敗因を自ずから発生させる。

逆に腕力に執着せず、防衛反応を優先に相手の腕力、即ち仮借の力と執着心を速やかに感覚として捕らえ、地面の反作用と肩と寛骨による側面斜面への移行により相手に場所を譲って、相手の踏みつけが効かない即ち支える足がない方向へ崩していく、その要領は、防衛反応を終始怠らず、相手の仮借の力を活用し、相手が力比べを望めば、相手に譲って、反面操作により逆方向から防衛反応を誘発させ、腕力を持って主導権を獲得したつもりが、梃子の原理を使った反面操作で、主導権が逆転する状態が、生まれるこれが、矛盾の状態であり、これを管理したものが矛盾の力即ち好機を捕らえた発力が可能となる。

高度な対人練習を目的にするため必須事項である。

力比べは、さっさと相手に譲って、仮借の力と防衛反応をどんどん誘発させることに磨きをかけることが近道と核心する。

 

 

意拳研究練習日誌第254号

前回、紹介したとおり、

積極的な接触と邪魔の線について、

効果的な踏みつけによる反作用感覚は、相手の緊張から生まれる仮借の力を反作用として捕らえる感覚を並行的に養成する。

站椿による地面の反作用感覚と上下中心線感覚と並行的に全身膨張感覚と逆に全身を包容する空気抵抗感覚即ち六面力によるそれぞれ順逆に働く矛盾の状態感覚が養成される。

例えると膨張した風船やボールは、内圧が高く外圧を加えると反作用により、バンーウドするその類似した感覚が全身に広がっていく。

このように相手の反作用をレセプトできる感覚機能が覚醒し、攻撃的動作、アクション、即ち先に仕掛ける動作であろうと防御的動作、リアクション、後から対処する動作であろうと、積極的に側面斜面から鼻頭と拳と中心線からなる接触と邪魔の線における防衛反応を目標に争奪戦を行う。

その軌跡は、試力に準じて反面操作を行う。

相手が、少しでも動けば、容赦なく側面斜面から、相手の鼻柱めがけて、接触と邪魔の線を掌握する。

やっては、行けないことは、相手の攻撃をかわしてから、動作をしては、行けない、相手を注視するため、出遅れ、消極的である。

即ち時間と距離の短縮が出来ない。

ならば、どうするか、速やかに相手に正面という場を譲り、力比べを求めてくれば、そのか所を譲って、相手の動作中に相手の側面斜面から接触と邪魔の線を管理し、相手側が腕力に依存し筋力と皮膚感覚を緊張させ仮借の力を発生したとき、その反作用を活用し、相手を管理する。

即ち、全て相手の動作中に接触し相手の意図、計略を動作中から邪魔をして、相手の思考を妨害し思考が働かない感覚対応へ誘導する

特に思考対応が出来ない感覚依存の不安的条件は動作中であり、不安定な側面、斜面であり、鼻頭を狙う防衛反応であり、自然反応による仮借の力を捕られることであり、矛盾の状態である。

前回にも説明したとおり、腕力に執着せず、防衛反応を優先に相手の腕力、即ち仮借の力と執着心を速やかに感覚として捕らえる。

地面の反作用と肩と寛骨による側面斜面への移行により相手に場所を譲って、相手の踏みつけが効かない即ち支える足がない方向へ崩していく。

その要領は、防衛反応を終始怠らず、相手の仮借の力を活用し、相手が力比べを望めば、相手に譲って、反面操作により逆方向から防衛反応を誘発させる。

腕力を持って主導権を獲得したつもりが、梃子の原理を使った反面操作で、主導権が逆転する状態が、生まれる。

これが、矛盾の状態であり、これを管理したものが矛盾の力即ち好機を捕らえた発力が可能となる。

高度な対人練習を目的にするため必須事項である。

力比べは、さっさと相手に譲って、仮借の力と防衛反応をどんどん誘発させることに磨きをかけることが近道と核心する。

全ての運動の軌跡は、試力による反面操作がヒントとなり、相手の動作中に容赦なくしかける。

決して垂直、水平、直角ではなく、形曲力直である。

意拳研究練習日誌第255号

前回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、

接触前は、こちらからしかけるか、相手からしかけられるか、何れにせよ、側面斜面から効果的な踏みつけによる反作用感覚を活用して、接触と邪魔の線を捕らえる。

摩擦歩は、そのために側面斜面へ、踏みつけによる前進、後退訓練をする踏みつけによる梃子入れ動作を目的に行う試力と合わせた移動稽古である。

接触時の移動中に接触と邪魔の線から仮借の力を捕らえ反作用を活用して、梃子入れができる主導権の争奪戦を行うのが推手である。

移動中の離隔条件から邪魔の線を速やかに捕らえ接触し接触と邪魔の線を捕らえ仮借の力から反作用を捕らえ梃子入れができる主導権を捕らえる争奪戦を行うのが、断手である。

ヒントは、常に前後、上下、左右から地面の反作用から体幹部による反面操作による中心線を捕らえる試力の動きに似る。

この機能を使って側面斜面から接触と邪魔の線を捕らえ梃子入れを追求する。

この機能は、接触時における緊張からリラックスが速やかに移行できる感覚が必要である。

つまり防衛反応と自然反応を誘発させ、相手の緊張から生まれる仮借の力を反作用として捕らえ、自己は、相手の緊張より速やかにリラックスすることで最良の梃子入れである発力の好機を捕らえるまで、終始怠らない。

発力の瞬間は、相手の反作用を捕らえ、巧みに活用し、思考ではなく、全身の法により相手の反作用を操作する。

まるで風になびく、凧を操作するように予想ではなくひらめきに似ている。

ひらめきに似ているため、突発性であり、爆発的であり、相手の不備、不意をつく、此れを受けた相手は、電気ショックを受けたように弾き飛ばされる。

体の自由を奪われ、糸の切れた凧のように飛ばされた状態となる。

このように最良の梃子入れを追求するには、相手の反作用を活用して、接触と邪魔の線を側面斜面からハンドリングを行う。

着眼は、相手に譲る。

腕力に執着をなくし、力比べと、正面という場は、相手に譲って、即ち肉体的にも心理的にも緊張感覚が発生する環境は、全て相手に与え依存させ、居着かさせ、こちらは、リラックスを主に緊張をコントロールする環境を獲得する。

ハンドリングは、手回しではない、相手の反作用を接触と邪魔の線から常時捕らえ反面操作により、発力の絶好の機会を得る。

このように相手の反作用をレセプトし、積極的に側面斜面から鼻頭と拳と中心線からなる接触と邪魔の線における防衛反応を目標に争奪戦を行う。

断手において、相手が、少しでも動けば、容赦なく側面斜面から、相手の鼻柱めがけて、接触と邪魔の線を獲得し主導権を掌握する。

推手においては、相手が少しでも仮借の力を使えば、容赦なく、反作用を利用して接触と邪魔の線を捕らえ主導権を獲得する。

何れにせよ、発力をするための好機として全ての時期と条件を一致させることにある。

緊張する要因であるやっては、いけないことは、正面に執着してはならない、相手の攻撃をかわしてから、動作をしてはいけない、相手を注視するため、出遅れ、消極的である。

また、力比べをしてはいけない、執着と居着きが発生する。

このように緊張感覚が長くなると即ち時間と距離の短縮が出来ない。

これらを前提に前回の説明のとおり、全て相手の動作中に接触し相手の意図、計略を動作中から邪魔をして、相手の思考を妨害し思考が働かない感覚対応へ誘導する

特に思考対応が出来ない感覚依存の不安的条件は動作中であり、不安定な側面、斜面であり、鼻頭を狙う防衛反応であり、自然反応による仮借の力を捕らえられることであり、矛盾の状態である。

地面の反作用と肩と寛骨による側面斜面への移行により相手に場所を譲って、相手の踏みつけが効かない即ち支える足がない方向へ崩していく。

その要領は、防衛反応を終始怠らず、相手の仮借の力を活用し、相手が力比べを望めば、相手に譲って、反面操作により逆方向から防衛反応を誘発させる。

腕力を持って主導権を獲得したつもりが、梃子の原理を使った反面操作で、主導権が逆転する状態が、生まれる。

このように高度な対人練習を目的として、主導権を獲得し、相手を管理する全身の法を追求する。

意拳研究練習日誌第256号

さらに、前回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、接触前及び接触は、こちらからしかけるか、相手からしかけられるか、何れにせよ、側面斜面から効果的な踏みつけによる反作用感覚を活用して、接触と邪魔の線を捕らえる。

全ての、基本練習は、このためにあり試力、摩擦歩、健舞の動きは、単なるフォームではない。

足の踏みつけにより、足の底から肩と寛骨が同時にひねりあげられる体幹部により、中心線が守られ、中心線を用いた接触と邪魔の線の状態がキープされ手が押し出され、引き戻される。

何処に当たっても足の踏みつけから、肩と寛骨による体幹部により自己の中心線、鼻頭、拳、相手の鼻頭を捕らえたこの状態がキープされている。

足の踏みつけは、誤解すると踏ん張りと勘違いをする。

踏ん張りではなく、足の底面から左右の内旋と外旋による螺旋をともなった上方へ向かうのが踏みつけである梃子入れの力点となり、接触か所は、支点であり、防衛反応は、作用点であり、この三点が同時に完結すれば、絶好の機会を得た発力となる。

正解な踏みつけは、引き込みと払い出しが同時に発生する。

これについては、百聞は一見に如かず、この感覚を持っている指導者から直接かけてもらわないとわからない。

かけてもらって初めて感覚として捕らえることが可能となる。

これを腕力でキープすると仮借の力、執着心、居着き、長い緊張感覚が発生するため、相手に反作用を与えてしまうので、最も気をつけなければならない。

相手の攻撃動作を見てから

払うわけでもなく、かわすわけでもなく、相手が攻撃であろうが、防御であろうが、わずかに動けば、移動中であれ、準備中であれ、全て途中の段階で、足の踏みつけにより叩き潰してしまう。

これが迎撃である。

相手の攻撃を見ると途中ではなく、過ぎた状態であり注視しすぎにより、消極的であり、遅れ悔いを残すことになり、主導権を奪われ迎撃ではなくなる。

積極的な迎撃は、足の踏みつけにより途中から、相手の術を未発にして、無効にして成す術がない状態にし、防衛反応と自然反応と仮借の力による反作用を捕らえる。

この機能を使って邪魔をする邪魔をして、足の踏みつけにより接触をはかり、站椿の間合いに引きずり込むまで打たない、即ち当たらなければ、打たない。

相手を死に至らしめる程度でなければ打たない

このように高度な対人練習を目的として、足の踏みつけから力点を支点を作用点により主導権を獲得し、相手を管理する全身の法を追求する。

 

 

意拳研究練習日誌第257号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、接触前及び接触は、側面斜面から効果的な踏みつけによる反作用感覚を活用して、接触と邪魔の線を捕らえる。

全ての、動きは、基本練習に従い何時でも、何処でも接触しても相手の中心を逃がさず防衛反応を誘発させた接触と邪魔の線を体全身で形成し地面からの反作用を捕らえる感覚がわかれば相手の自然反応を伴った仮借の力による反作用を捕らえる感覚がつかめ、それを活用し絶好の機会を捕らえる。

機会とは、接触と邪魔の線により身体各部で発生した反作用を捕らえことができたなら、腕力で中心鼻頭を狙わない、居着く要因であり、体全身の反面操作により、中心鼻頭を捕らえる。

最も基本となる反作用は、地面からの反作用であり、この感覚が全身に広がれば、何処に当たっても反作用を活用することができる。

その動きは、水平、垂直、直角的な型にはまった動きではなく、形は曲がっているが力は、真っ直ぐ働いて何時でも、梃子入れが可能な動きで、まるで体全身の動きは、蛇の動きに似る。

具体的には、居着く足の踏ん張りではなく、足の踏みつけにより、足の底から肩と寛骨が同時にひねりあげられる体幹部により、中心線が守られ、中心線を用いた接触と邪魔の線の状態がキープされ站椿の範囲で体幹部の中心線から螺旋を伴って手が押し出され、引き戻される。

何処に当たっても足の踏みつけから、肩と寛骨による体幹部により自己の中心線、鼻頭、拳、相手の鼻頭を体全身で捕らえたこの状態がキープされている。

まさに中心を守って、中心を用いる守中用中である。

踏ん張りではなく、足の底面から左右の内旋と外旋による螺旋をともなった上方へ向かうのが踏みつけである梃子入れの力点となりまるでジャッキアップのような状態と言え、踏ん張りは、居着くが、踏みつけは、流動的でもあり、居着かない。

反作用を捕らえた接触か所は、支点であり相手の仮借の力を活用するため、接触か所は、固定化されないむしろ流動的てあり、居着ない。

相手の中心の鼻頭は、防衛反応により作用点であり、作用線でもあるまるでレーザー光線のように、触れては、いなくとも相手を完全に抑止あるいは牽制し相手に心理的にも肉体的にも大きな作用をおよぼすため、腕力による固定化されたものであってはならない、相手の動きに合わせ、支点が流動的であり、居着かない。

この居着ない、三点が同時に完結すれば、絶好の機会を得た発力となる。

練習中の正確な踏みつけは、中心線を伴い中心線が、解れば、正確な踏みつけができる。

非常に重要な正解な踏みつけは、絶対に必要な技術として螺旋を伴って引き込みと払い出しが同時に発生する。

接触するか所が片手であろうと両手であろうと接触前であろうが、この動きは、変わらない、接触前は、側面斜面から邪魔と防衛反応により接触をはかり、片手で接触した場合、相手の仮借の力を捕らえ、反作用を活用して反対側の手は、身体の反面操作により梃子入れを行う、両手が接触した場合、何れかの手に相手の仮借の力からの反作用を活用し反面操作により梃子入れを行う、全ての動きは、手繰り寄せて、突き放すように全ての基本動作の軌跡は、渦中の状態に似ている。

接触すれば、鳥もちのような粘勁もこのような、相手の反作用を活用した反面操作運動の軌跡により発生する。

もちろん相手の仮借の力による反作用の状態により、発力への絶好の機会を捕らえる矛盾の状態を捕らえた状態とも言える。

このように、側面斜面から防衛反応、自然反応を誘発させるため、常に相手を渦中にいれることを前提に側面斜面から、接触と邪魔の線を捕らえ相手を渦中にできるか、できないかが、判断の基準であり、渦中にできなければ、無理に打たない、即ち全身の法に従い、時期と条件を自己の範疇と判断できるか、解らなければ、体ができて、いないか

自己の範疇を体得していない、頭ではなく、体全身の感覚のみが判断力をもつ。

これについては、百聞は一見に如かず、この感覚を持っている指導者から直接かけてもらわないとわからない。

かけてもらって初めて感覚として捕らえることが可能となる。

このように高度な対人練習を目的として、足の踏みつけから力点を支点を作用点により主導権を獲得し、相手を管理する全身の法を追求する。

意拳研究練習日誌第258号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、実用的に説明する。

通常の打撃動作は、構えをスタートとするとゴールは、当てるヒットである。

構えは、腕を折り曲げ相手の攻撃をプロテクトできるブロックガードした防御した状態であり、攻撃は腕を伸展させヒットをさせる状態であり、このスタートからゴールまでの間のインターバルとして、フェンイント、避ける、払う、間合いをとるなどの相手との動作及びディスカッションをヒット、アンド、ウェイと読んでいる。

そのため、強打者、リーチ差、スピード差、による影響が大であり、この3要素を持つものほど積極的な攻撃が可能と言える。

対照的に見てからよける、払う、ブロック、フェンイトなどの防御は、消極的な邪魔とも言える。

もし攻撃能力が高くなければ、たちまち、劣勢となる強打者に消極的な、邪魔は通じない。

逆に強打者、リーチ差、スピード差、の有る者が、消極的なディフェンスを有効可能にするには、積極的な攻撃ができる裏づけがあるから効果的に活用できる。

劣勢側は、どうするか、

レンジが有るため、時間と距離が短縮化できない。

スタートからゴールまで、の時間と距離を短縮化する

方法が、必要となる。

なぜ必要か、直ぐゴールを目指すか、消極的なスタートに戻る機能しかないからである。

それでは、どのような機能が、この間の問題を解決するのか。

ゴールとスタートの間の穴埋めをどうするか、中間において、確実性のある積極的な邪魔、即ち迎撃である。

それでは、どのような迎撃をするのか。

相手の準備中に相手の技を未発にして、バランスを崩し、相手の主導権を奪って心理的、肉体的にも受動的に誘導し、こちらが断然有利な状態にする。

ゴールに直接ヒットしなくても、正面から点目標をアウトレンジで狙わなくともこちら側から側面斜面に転化させ、正面からゴールさせない状態をつくる或いは相手の攻撃を正面から見ると点と見えるが、側面斜面から見ると面になる。

即ち積極的に相手に目標変換をさせ、側面斜面から相手の側面斜面から接触面と鼻頭を狙い、防衛反応を作用させることにより、心理的に相手の邪魔をすることができる。

この状況は、通常ミット練習のさい、正面で目標を捕らえた時は、スタートとゴールが一直線上にあり、この線上に邪魔がないので、相手は、積極的に打撃や蹴りを順調に繰り出してくるが、ミットを側面斜面へ目標変換させた場合、直ぐに対応力がない、正面で目標物を捕らえてから動作をするまでの時間がかかるからである。

また、間近にミットを出した状況も同じく、対応力がない、なぜか、準備中であるためである。

さらに接触させ、間合いが取れない状況で、鼻頭を打撃してくる状況が発生し、また、接触面からバランスが崩された状況が伴えば、スタートからゴールの間に起きたあらゆる邪魔のため、主導権は、全てなくなるこれらの状況を積極的につくりだす。

段階的にすると

相手の準備中に積極的に側面斜面から邪魔をして間合いを詰める。準備中であるから可能である。

側面斜面から邪魔をして接触し、地面からの反作用により、相手を渦中の状態即ち矛盾の状態に追い込み、相手の中心の中心鼻頭を狙う防衛反応と仮借の力を捕らえる。

梃子入れをして、相手のバランスを崩し発力のための絶好の機会を捕らえる。

梃子入れは、絶好の発力を捕らえるまで、終始相手を管理する。

以上のことから単なるパンチや蹴りのみの練習では、ない。

邪魔をして梃子入れが何時でも、できることが主練習目的であり、主導権となる。

スタートからゴールまでの通常であれば、消極的なところを積極的に中間動作を重要視しているのを特徴としている。

パンチや蹴りを重要視することなく、接触と邪魔、梃子入れを重要視する。

 

意拳研究練習日誌第259号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、実用的に説明する。

もっと、簡単に説明する。相手は、構えから打撃、蹴撃の実習者である。

こちらは、的もな打撃などさせない、トレーナーである。

この、トレーナーは、つねに実習者の鼻頭を狙い、一直線上に実習者に打たせず、側面斜面に目標変換させ、相手が目標物を捕らえる時間差を摩擦歩で側面斜面に移動し、打てない間近に接近し接触し、目標物を出して、防衛反応を誘発させ、相手を苦しめ、実習者の準備中にまた、邪魔をして、最早打撃も蹴りもできない、間合いで、腕を拘束し、実習者がそれを振りほどく、或いは、防衛反応による防衛動作に転じれば、反作用を利用して、梃子入れを行い、あらゆるところから時間と距離を短縮し、的もに打撃練習をさせない条件を与える実習者にとって最悪のトレーナーとなる。

実習者が、掴んできたら、仮借の力を捕らえ、譲って防衛反応と反面操作で梃子入れを行う。

実習者の腕力活用を腕力で対抗せず、梃子入れで邪魔をする。

意拳には、受け技はない。

相手の準備中を邪魔をして、防衛反応と仮借の力を捕らえ梃子入れを行い発力の機会を獲得する。

準備中とは、構えからヒット寸前までの間であり、相手の拳を見てから、動く、相手の動作にかかるほとんどの時間と距離は、正面から拳や蹴りを点として見ることにより、ヒット寸前から捕らえことになり、時間と距離は、短縮化できない

側面斜面から邪魔をすることにより、ほとんどが準備中であるため、時間と距離の短縮化が実現できる。

絶対に体得しなければならない技術は、地面の反作用を捕らえることである。

意拳の全ての共通動作は、地面の反作用で起動する。

この地面の反作用を全身に到達させるには、力みがあっては、ならない。

全身へ到達した感覚は、足裏からの反作用と、頭から上方へ押し上げる空気抵抗の反作用と手の掌にかかる空気抵抗による反作用、背中で後方にかかる空気抵抗による反作用は、全て同時に発生する。

この感覚は、六面力であり、站椿、試力、摩擦歩、発力、推手、断手、単操手は、全て共通している。

推手で間違いない練習は、腕力で安きを求めてはならない。

足裏からの地面の反作用で仮借の力を捕らえ、梃子入れを行う。

相手への防衛反応は、地面の反作用を活用しなければ、効果は望めない。

安きを求めないこの効果は、断手、対人練習にも共通する。

 

意拳研究練習日誌第260号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、実用的に追求する。

もっとも、簡単な説明方法は、邪魔をして、間合いを詰め梃子入れをして発力を行うこれが一発でできれば、最良の発力である。

相手は、為す技がないまま軍門、に下る。

全ては、相手の失敗により発生した、要因を利用している。

それでは、一発で倒せない場合は、どうする。

相手の失敗を誘発させるため、積極的に邪魔をして、相手の特徴を捕らえる。

相手の失敗による仮借の力の特徴を捕らえ、反作用を活用して、絶好の機会を求める。

それは、2打目か、3打目か前後、左右、上下か、わからない、相手の反作用を捕らえた瞬間、ひらめきに似ている。

このひらめきは、思考が優先する訳ではなく、感覚が優先して、思考がついてくる状態と言える。

思考が、優先すると、緊張が先攻して、大脳の緊張により、仮借の力を誘発させ、ことごとく、我の意図が相手に読まれる。

相手を渦中に引き摺り込み、防衛反応と自然反応と地面の反作用と反面操作による矛盾の状態が発生し絶好の梃子入れが出来た、瞬間発力は、猛威を奮う。

普段の対人練習から相手の準備中に容赦なく、邪魔に入る習慣を身につけることが重要である。

打撃や蹴撃のほとんどは、当たるまで、準備中であり、相手の拳や蹴りの方向や何をするか、判断してからでは、受動的であり、当たる後半の部分で、戦うことになる。

そのため、斜めに進撃して、相手の中心の中枢、鼻頭を捕捉する。

鼻頭の深部は、中枢であり、作用させると心理的に防衛反応を誘発させ、肉体的には、自然反応による仮借

の力を誘発させる。

防衛反応を誘発させながら

側面斜面へ進撃することにより、相手の構えから打撃までの前半から後半までの多くの距離と時間、相手を管理、拘束できる。

即ち、こちらが管理している距離と時間が多く、相手が管理している距離と時間は、短くなり、こちらは、余裕をもって相手を管理し、その逆に相手は、時間と距離が短縮化され、余裕がなく、防衛反応と自然反応が余儀無く誘発させられる。

習慣として、何時でも、どこでも邪魔をして、間合いをつめ、接触して、梃子入れを行い機会を捕らえ発力を行う、このような体幹動作を体得するように追求する。

意拳研究練習日誌第261号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線について、実用的に追求する。

邪魔をして、間合いを詰めるとは、どのようなことか

過去に師から間合いを詰める時は、何も考えるなと教えられた。

相手の思考や、動作など見ている間があれば、相手が僅かに動いたら、容赦なく邪魔をする。

相手の技のほとんどは、こちらに到達するまで、準備段階であり、ワザワザ、相手の技を蹴りか、拳か、タックルか、投げか、間接技か、判別するまで、点目標を正面で見る必要はない。

相手の攻撃を正面で見てから受け、払い、かわしてから反撃するには、時間と距離の短縮化は、困難でありこの戦法に執着するのが、既成概念である。

そこを容赦なく、側面斜面からの面目標にして、接触と邪魔の線により中途半端の状態にし、接触し、相手の攻撃を動作の途中で妨害する。

相手が、僅かに動いたらの瞬間とは、相手の調整中であり、指先、手、頭、肩、まばたきなど、小さな動きひとつ、見逃さない、相手のフェイントも同様である容赦なく、邪魔をする。

邪魔、妨害の次の段階は、

地面の反作用を活用して、防衛反応を誘発させ、仮借の力による反作用を捕らえ相手が反撃できない、態勢を捕らえ、相手を管理する

さらに、相手を管理し相手の反作用をさらに効果的に利用するには、相手の反作用を上下、左右、前後に巧みに管理し、もっとも適切な反面操作による梃子入れをして発力を行う。

もっとも適切とは、順逆の力を含む矛盾の力が働き、相手が力量、方向を認識できない状態にもっていく、渦中の状態と言える。

 

意拳研究練習日誌第262号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線における中身について、実用的に追求する。

意拳は、中身である。

足裏を力点として地面の反作用により、己れの身体全体を媒体として、相手と接触したカ所を支点として相手の反作用を捕らえ、相手の防衛反応を効果的に捕らえた作用点を獲得し反面操作による梃子入れを行う。

効果の確認は、作用点となる防衛反応に作用しているかである。

実用的には、相手を拘束管理し、反撃できない状態にし、それでも無理やり反撃すれば、梃子入れが完全無欠となる。

効果的には、積極的な邪魔をして、間合いを詰める。

この時、相手の初動から打撃の瞬間までの間、邪魔をする時間と距離は、充分にある。

全て相手の攻撃途中、何処が、どのような状態で接触しても動作、中途半端な環境の中、足裏の反作用を活用して、相手の反作用を捕らえ、側面斜面から梃子入れを行う。

推手では、3次元による還形運動により相手の反作用を捕らえ、梃子入れを行う練習が可能である。

梃子入れが上手くできれば、発力は、可能である。

しかし、全ての3次元運動を網羅しているとは、限らず、まだまだ十分ではないが、反作用の捕らえ方、梃子入れの感覚など、効果的な練習が可能である。

推手練習における不十分なところを補完する練習として、環形運動から離れ、無条件に近い状態のあらゆる3次元運動中から、相手の反作用を捕らえ、梃子入れを行う練習へ移行する。

地面の反作用は、なくてはならない、力点である。上手くレセプトできれば、快適、軽快、弾力性のある動作が伴う。

試声練習と併用すれば、足裏からの反作用と息を飲み横隔膜を降下する上下の振動は、上手く同調すると快適、軽快、弾力性は、最良の状態となり、音は、有声から無声となる。

単純に蹴り、拳などの練習は、しない、中身を目的とするためである。

この運動形態は、金で買うことは、できない。また、

物と交換することもできない。

 

意拳研究練習日誌第263号

さらに、前々回に引続き

積極的な接触と邪魔の線における中身について、実用的に追求する。

前回の説明から、推手では、3次元による還形運動により相手の反作用を捕らえ、梃子入れを行う練習が可能であり、接触した環形動作の条件下、梃子入れが上手くできれるように体得を目指すことが、重要である。

決して、短絡的に腕力による力比べをしてはならない。

また、安きに流れて結果を求めてはならない。

相手の防衛反応から、相手の反作用を利用して、効果的な梃子入れを追求しなければならない。

安きの代償は、重い、硬い、鈍い執着のある居着いた運動となり、最早、使い物にならない。

無駄足を踏むことになり、修正に多くの時間を必要となる。

さて、推手練習においては、全ての3次元運動を網羅しているとは、限らず、まだまだ十分ではないが、反作用の捕らえ方、梃子入れの感覚など、効果的な練習を通じて、各種状態に対応できる基礎ができる。

それでは、推手練習における不十分なところを補完する練習として、断手練習を平行的に行う。

具体的には、環形運動から離れ文字通り手を断つ、空間動作から無条件に近い状態で接触し、あらゆる3次元の運動中から相手の反作用を捕らえ、梃子入れを行う練習へ移行する。

どのように邪魔をして、どのような形で接触しても、

こだわりがなく、状態と時期など無条件下での融通性と対応力を体得する。

体得するには、地面の反作用は、なくてはならない、力点である。

上手くレセプトできれば、支点と作用点が備わり、全身が梃子の原理を持った全身の法が備わった身体となる。

その動きは、快適、軽快、弾力性のある動作が伴う。

この運動形態は、金で買うことはできない。

また、物と交換することもできない。

中身を体得することを主目的とする。

練習のさい、少々無理をしてでも、時間を工面して、練習すれば、集中力は、かなり上がる。

少々忙しくとも出来ることを追求すれば、思ってもいない感覚や情報を手に入れることができ大きな成果となることがある。

逆にできる条件が整ってから、練習をしようと抱いても、その時に限って、事案が発生し、練習の機会を失うことがある。

最良の練習条件とは、全ての条件が整っていることではなく、時間を上手く工面することで、中身のある練習条件を獲得することが可能となる。

条件が満たされることを待てば、その絶好の機会を失い、さらに待てば、その習うべき環境を失う。

いつまでも、その環境があるとは、限らないため、限りがあることを認識することが必要である。

ただし、大きな無理は禁物

参考にされたい。

 

 

意拳研究練習日誌第264号

さらに、前々回に引続き

推手練習における不十分なところを補完する練習について説明する。

推手練習の環形運動から離れ文字通り手を断つ、空間動作から無条件に近い状態で接触し、あらゆる3次元の運動中から相手の反作用を捕らえ、梃子入れを行う断手練習へ移行する。

何時でも、どこでも、どのように邪魔をして、どのような形で接触しても、こだわりがなく、状態と時期など無条件下での梃子入れができる融通性と対応力を体得する。

邪魔の要領は、如何に相手にとって都合の悪い邪魔をするか、相手にとって都合がよい正面にしないか。

特に捕らえようがない側面斜面に進出し、かつ仮借の力や重心が判明しにくい、相手の能動的な行動を疎外することができるか。

もっとも判明不明、中途半端な状態となる渦中へ誘導するための邪魔である。

具体的には、地面の反作用を利用して、上下、前後、左右から相手の撃ち抜くい方向、距離へ進出して乱し

邪魔をしながら相手の中心鼻頭を積極的に狙い、相手の反作用を奪い、梃子入れの絶好の機会を得て、発力は猛威を奮う。

これらの状態から相手の反作用を上手く捕らえ梃子入れが容易に出来る我にとって都合のいい邪魔をするのである。

練習のポイントとして、特に突発的、偶発的に発生した接触状態で瞬間的に邪魔をして、相手の反作用を捕らえることができるかである。

邪魔の練習では、捕らえようのない接触環境が発生した場合、絡んだ紐を解くように全身の法を巧妙に使う

には、地面の反作用、内三合、外三合など、站椿から断手までに含まれている基礎練習の積み重ねが効果を発揮する。

この時に体得するには、地面の反作用である力点から中心線を捕らえ相手の防衛反応を捕らえ、自然反応から反作用を上手くレセプトできれば、支点と作用点が備わり、反面操作による全身が梃子の原理を活用し、中身を体得することを主目的とする。

このように高度な対人練習を目的として、不十分な3次元内の攻防動作を補完をしつつ足の踏みつけから力点を支点を作用点により主導権を獲得し、相手を管理する全身の法を追求する。

 

意拳研究練習日誌第265号

全ての練習における感覚として、見逃してはならない全共通点について説明する。

上下の力

全ての動作は、足の踏みつけによる地面の反作用を活用する。

足の踏みつけを行っていく実感として踏みつけ具合に併せ地面の反作用により、力が下から上へ向上するに従い、頭頂が空気抵抗を実感して、上方へ突き上げて行く感覚がなければ、中心線は、解らない。

また、踏みつけ部分が力点であることも解らない。

踏みつけによる地面の反作用に併せて、頭頂は、上方へ向かい、背中は、後方へ向かい、手は、体から押し出されるか、引き戻されるか、このように上下、前後、左右の六方向へ均一化した、六面力は、解らない。

反面操作の実感は、六面力を活用した六合は、解らない。

六合は、内三合と外三合の実感が解らない。

解らないければ、梃子入れは、不可能である。

足の踏みつけから上下中心線が解らなければ、自己の中心を守って、相手の中心を用いて防衛反応を誘発させる守中用中は、解らない

守中用中が解らなければ接触時、働いた力と反対に働く力、この種の力のバランスは、一方に明確な力が働かないように操作し、このバランス幅が均一で、小さいほど、絶好の機会を捕らえ、大きいほど、機会を逃してしまう即ち六面力による順逆に働く均一な矛盾の状態の実感を捕らえなければ相手の仮借の力から反作用は解らない。

また、矛盾の力を発揮する発力は、解らない。

矛盾の力とは、判明不明、中途半端な状態となる渦中へ誘導するための邪魔をして、梃子入れの絶好の機会を得て、発力は猛威を奮う。

このように全ての練習は、高度な感覚と理屈が伴い、効果の確認と実感により、はじめて、体得できる。

体得できるまで、高見を目指して、決して怠っては、ならない。

意拳は、中身である。

この世に存在する、金、物、地位などは、外付けであるが、社会的に組織的において、必要不可欠であり、 無視することは、できない

しかし、世のならわしとして、一瞬にして失う可能性もなきにしもあらず、その時、何もかも失わないための物事のひとつとして、外付け以外の内在する中身があるか支えとなればと趣味として、健身として、自衛として、自分磨きを実行されたい。

 

 

意拳研究練習日誌第266号

実戦歩法練習における感覚として、見逃してはならない全共通点について説明する。

上下の力を養う基礎的歩法

足を側面斜面へ前進させるとき、後ろ側の足と腕、肩と腰は、裏跨により後ろ向きに引かれ後ろ足の踏みつけによる地面の反作用を活用し、頭頂は上方へ向かいながら前足と腕、肩と腰は、前方へ押し出され、前足が着地すると踏みつけが始まり頭頂は上方へ向かいながら後ろ足を引き付ける。

足の踏みつけを行っていく実感として踏みつけ具合に併せ地面の反作用により、力が下から上へ向上するに従い、同時に頭頂が空気抵抗を実感して、上方へ突き上げて行く感覚、同時に背中全体が、後方へ押し出され、同時に腕全体が前方に押し出され、或いは、同時に背中全体が後方から引かれながら前方へ向かい同時に腕全体が引き込まれ六面方向に均一に働く全身の法である。

前進するも後退するも一歩一歩確実な踏みつけと移動間隙は、地面からの反作用を何時でも、受け入れるように足裏と地面との接地感覚は、薄い氷上を歩くように慎重に繊細に輪転による空気抵抗の実感がなければならない。

基礎的な摩擦歩から実戦的な、応用歩法へ移行する。

また、側面斜面へ前進後退し、三角歩を形成し、急発進、急停止、急方向転換、小歩、大歩、移動中、相手の準備中による踏みつけ部分が力点であり、推手、断手などの対人練習による自由自在に変化する状況においても、相手の仮借の力を捕らえ、梃子入れのタイミングの全ては足裏による踏みつけから起動することを体得しなければ、ならない特に側面斜面への移動がもっとも実戦的な歩法と言える。

このように全ての練習は、実感と理屈を交互に体得しながら高度な感覚を磨いていく手順が必要である。

単なるフォームとして、捕らえては、ならない。

 

意拳研究練習日誌第267号

対人練習、全てにおける注意点として、見逃してはならない特に、自らの失敗を招き、相手に仮借の力を与えてしまう全共通点について説明する。

手の重みに頼っては、ならない、さらに手の重みのある相手には、通用しない。

手の重みに頼らず仮借の力を捕らえ六面力で対向する。

体重の重みに頼っては、ならない、さらに体重の重みに頼る相手には通用しない

体重の重みに頼らず地面の反作用を主に六面力で対向する。

手のリーチに頼っては、ならない、さらに手のリーチに頼る相手に通用しない。

肘を曲げ六面力で対向する形曲力直。

腕力に頼っては、ならない、さら腕力に頼る相手に通用しない。

腕力に頼らず地面の反作用と腕力による反作用を捕らえ六面力で対向する。

このように、安きを求めて、結果に満足を求めては、ならない、とっさに応用できない体を作ってしまう。

地面の反作用から六面力を発揮できれば、応用がきく全身の法を体得できる。

安きを求めて、融通の効かない一時の満足をするか、

高度な、実利を体得するかは、本人しだいである。

困難な状況で、模索し梃子入れを追求し、実戦と理屈により体得させる。

このように全ての練習は、高度な感覚と理屈が伴い、効果の確認と実感により、はじめて、体得できる

意拳は、中身である。

 

意拳研究練習日誌第268号

 

前回に引続き、対人練習、全てにおける注意点として、見逃してはならない特に、自らの失敗を招き、相手に仮借の力を与えてしまう全共通点について説明する。

 

実戦または、対人練習において、払うわけでもなく、ブロックするわけでもなく、かわすわけでもなく、フェンイトを仕掛けるわけでもでもない、意拳には、本来このように受けてから行う動作はない。

 

このため、この種の動作を活用する意拳実習者は、未熟練者である。

ほとんどの打撃動作は、腕を引いた状態で構え、当たるヶ所まで腕を伸ばして打撃を行う。

 

蹴りも同じように地面から振り上げて当たるまで足を伸ばして蹴撃を行う。

 

共通点は、当たるまでの間は、何の威力技にもならない。

 

つまり、打つまでの距離と時間を10当分した場合、当たる部分は、最終部分の9から10の1コ部分であり、残りの9コ部分は、効率が悪い部分といえる。

 

それでは、効率化を図るには無駄部分の短縮化残りの

9コ部分の伸びてくるスピード、パワー、リーチを短縮することになる。

 

この当たるまでの間隙を受けてからの動作による場合伸ばして打撃、或いは蹴撃は、この間隙距離と時間を活用しているため、受けてから伸ばすためのリーチ、スピード、パワーがなければ、勝算がないのは、明白である。

 

これが、10当分の距離と時間感覚を持つ者どうしが、

闘えば、必然的に認識できる。

 

意拳実習者は、この10当分の打撃距離と時間を接触と邪魔による短縮化練度を上げるごとに正面から側面斜面へ移行滑走する能力が向上し当分の距離を見極め7当分や5当分、さらに3当分など、腕を引かないリードタイムが、極めて少ない状態から打撃が可能となる。

 

もっとも究極の邪魔は、相手が腕を全く引いて打撃することができない即ちリーチ、パワー、スピードを得るためのリードが全く取れない状態と、防衛反応による仮借の力から反作用を誘発させ、とっさに応用できない状態へ誘導し発力の機会を得る。

 

接触と邪魔による時間と距離の短縮化は、地面の反作用、側面斜面、防衛反応、自然反応から相手の反作用を活用し、矛盾の状態を感覚として、捕らえ矛盾の力を発揮する 

 

とっさに接触した場合、究極の邪魔をして、相手からは、打てないがこちらからは、打てる状態となる。

地面の反作用から六面力を発揮できれば、高度な感覚と理屈が伴い、効果の確認と実感により、はじめて、体得できる。

 

 

何度も言うが、意拳は、中身である。

 

意拳研究練習日誌第269号

前回に引続き、対人練習、全てにおける注意点として爪と牙について、見逃してはならない全共通点について説明する。

牙と爪

補食動物の特徴は、鋭い牙と爪を備えている接触時に爪をたて、巧妙に管理し、鋭い牙を使う。

もちろん身体能力は、人間の能力を遥かに越えている。

彼らは、人間的なトレーニングなどはしないスポーツ理論も通用しない。

自然界の力を使った全身の法に基づいてるため、これらの身体操作を形として捕らえた者は、形にしばられ、形に依存し、形に潜在する力学や理論を無視して、実感と効果の確認がなく梃子入れがなく、踏ん張りと我慢の力を使う単なる形態摸写にすぎない本来的な潜在能力の発揮は、難しい。

ある者は、形から力学を学び実戦と理論と実感と効果の確認と梃子入れを追求した者は、潜在能力の発揮は将来的な望みがある。

接触と邪魔により、爪をたて、梃子入れを行い、牙を入れる即ち発力の機会をうかがう。

爪をたてるとは、相手を管理し接触と邪魔による時間と距離の短縮化は、地面の反作用、側面斜面、防衛反応、自然反応から相手の反作用を活用し、矛盾の状態を捕らえた感覚までが爪をたてると言うことである。

この状態を管理して、はじめて矛盾の力を発揮することができる。

即ち、発力である。

発力は、地面の反作用から一方的な力ではなく、短く鋭く六面に均一的な力を発揮し相手側の反作用と地面の反作用からの力点を基盤に全身梃子体となり支点を捕らえ作用点は、相手の中心の中心つまり、鼻頭に強烈な防衛反応を発生させることができれば、できるほど、相手の抵抗能力はなくなるこれが爪のたてかたである。

まるで、肉や骨が溶けるように滑っていき、手で打った感覚はなく、体全体で梃子入れが成功した感覚であり、これが牙の入れかたである。

非常に爽快で軽快、快適、弾力性を感覚として、捕らえることができる。

とっさに接触した場合、上手く爪をたて、究極の邪魔をして、相手からは、打てないがこちらからは、打てる状態となる。つまり、牙を入れる機会となる。

地面の反作用から六面力を発揮できれば、爪をたて、高度な感覚と理屈が伴い、牙を入れる効果の確認と実感により、はじめて、体得できる。

何度も言うが、意拳は、中身である。

意拳研究練習日誌第270号

前回に引続き、対人練習、全てにおける注意点として実戦歩法について、見逃してはならない全共通点について説明する。

摩擦歩の要領で行うが、決まったやり方はない。

初心者は、遠くからジグザグに動き身をかわすことを認識している。

これらは、消極的な動作であり、本来的には、相手側を移動中にさせることが目的である。

遠くは、外側の迂回から接触と邪魔を図るが、近くは、それと限らず相手が外側から邪魔をしてきた場合、内側から接触と邪魔を行う、近くに成れば、成るほど、どちらの足で、どちらの手であろうと、無条件下で接触し、上手く邪魔をすることが、優先権を獲得する

やり方は、それぞれであり、地面の反作用がなければ、中身もなく、形やフォームを真似ても、意味合いもなく、結論は、相手の失敗により最適化された動作かどうか、平均した六面力が発揮されていれば、ほぼ成功と言えるため、フォームによる正解はない。

実戦歩法の秘訣から明らかにされていることは、なぜ身をかわすか、身をかわすことは、前に近づくことであると述べられている。

身をかわすことは、前に行くため、邪魔をするため、仮借の力を捕らえるため、相手の側面斜面へ進撃するためである。

戦術の三原則は、迂回、包囲、突破である。

全ての共通点は、相手を管理し接触と邪魔による時間と距離の短縮化を図っている。

相手の防衛反応を捕らえつつ、外回りからの迂回は、相手の翼をせめ、相手の背面に回る包囲か、突破口を試みつつ迂回を行い、或いは、相手が包囲を排除するため、外回りから反撃を試みた瞬間、内側から邪魔をして、突破を行う。

全ては、相手の失敗を観察し実感を捕らえ、効果の確認をし地面の反作用から梃子入れを行い六面力を発揮し勝因を獲得する。

地面の反作用から六面力を発揮できれば、高度な感覚と理屈が伴い、効果の確認と実感により、はじめて、体得できる。

何度も言うが、意拳は、中身である。

意拳練習日誌第271号

意拳は、中身てある。

代表的には、接触と邪魔の中身として、多くの実感と理論そして効果の確認により、体得していく、技術であり特に矛盾の状態は、これらの行程を段階的に認識体得しなければ、解らない。

地面の反作用を捕らえ上下中心線を基軸に上下、前後

左右の六面方向に膨張と収縮が同時に発揮され、接触した相手は、まるで、弓を持つ腕は、前方へ伸ばされ、矢を引く腕は、後方へ屈するように押しと引きの動作が均一化した状態に似た状態を受動的に実感し、更に練習に励み理論と効果の確認により、この技術を能動的に発揮できる段階へと追求する。

実用的には、肘を曲げまま動作は、極めて小さくして行く、腕の動作は、小さくなり六合による反面操作と相手の防衛反応が主導となる。

これらが六面方向に同時に発生している状態を矛盾の状態であり、実感として、捕らえなければ、ならない

さらに進歩すると発揮できる技術を体得する即ち矛盾の力である。

矛盾の状態を知り、矛盾の力を発揮する。

突き、蹴り、受け、かわす、払う、掴む、などの技術は一般的であり、これらの技術は、相手の邪魔により効果の発揮は、スポーツ的体力面での優劣で勝算が決まる。

この問題を解決するには、体幹運動による梃子入れと滑走輪の力学の技術により、即ち接触と邪魔の状態を管理できる要領を体得するのである。

梃子入れの技術を体得できて、はじめて発力と言われる武器を手に入れることができる。

実習生は、特に見栄えのよい、突き、蹴りなどの一般的技術に惑わされるが、根本的には、梃子入れの技術に目を向けることで、迷いがなくなって行くことに気づかなければ、梃子入れの技術を無視して、突き、蹴りの一般的技術にこだわれば、迷宮迷路から抜け出すことは、用意ではない、下手をすれば、一生涯解らなくなるであろう。

これらのことから岳銘先生が、よく言われていたことの一つである。一般的技術で消耗するには、時間が無駄である。

接触すれば相手に受動的に

矛盾の状態を発生させ、こちらから能動的に矛盾の力を発揮する梃子入れを学ばなけれならない。

 

梃子入れが、出来て突きや蹴りが決まります。

接触即ち梃子入れが、接触条件下360度における環状運動により梃子入れを体得する推手練習から、離れた位置から360度どの方向から瞬間に接触しても梃子入れが、体得できる断手練習等への対人練習へ移行してます。

梃子入れの技術なくして、スパーリングは出来ません 。突き蹴りをいくらやっても無駄に終わるだけでほとんどの方が、梃子入れ技術を体得せず、止めてしまっているのが、現状です。

梃子入れを体得しなければ、意拳を習ったカテゴリーから除外されたも同然です。意拳を習ったことになりません。

 

意拳練習日誌第272号

前回にひきつづき意拳は、中身である。

多くの実践による実感と理論そして効果の確認により、体得していく技術である。

それでは、特に特徴である矛盾の状態とその行程を段階的に体得するには、

どのような認識と技術が必要か?

これまでに強調してきた梃子入れの技術は、必要不可欠である。

特に站椿を基軸に各基礎的練習は、站椿の効果を実感させ、体得させるためのもので、全てが站椿からの影響下にあり共通点がなれば

単なる機能別練習になることに注意しなければならない。

全ては、站椿を理解するため矛盾の状態を知り、矛盾の力を発揮するための一貫性がなければ、無意味となる。

練習者は、よくよく認識する必要がある。

以前にも紹介したとおり、

地面の反作用を捕らえ上下中心線を基軸に上下、前後

左右の六面方向に膨張と収縮が同時に発揮され、接触した相手は、まるで、弓を持つ腕は、前方へ伸ばされ、矢を引く腕は、後方へ屈するように押しと引きの動作が均一化した状態に似た状態を受動的に実感し、更に練習に励み理論と効果の確認により、この技術を能動的に発揮できる段階へと追求する。

実用的には、肘を曲げまま動作は、極めて小さくして行く、腕の動作は、小さくなり六合による反面操作と相手の防衛反応が主導となる。

これらが六面方向に同時に発生している状態を矛盾の状態であり、実感として、捕らえなければ、ならない

さらに進歩すると発揮できる技術を体得する即ち矛盾の力である。

矛盾の状態を知り、矛盾の力を発揮する。

発揮するには、体幹運動による梃子入れと滑走輪の力学の技術により、即ち接触と邪魔の状態を管理できる要領を体得するのである。

梃子入れの技術を体得するには、力点から支点を上手く捕らえることができて、作用点は、はじめて強烈な影響を相手に与えることができる。

これが効果の確認である。

実際には、直接支点となっているところは、3割り程度位しか、力を使っていない、相手側からすれば腕力的な力を感じないが、強烈的な影響を受けた実感があり何も出来ない、無力の中に力を求める状態となる。

即ち、反面操作により、反対側の手は、体幹による梃子入れ運動により巧妙に残りの7割りを効果の確認をしながら、前後、左右、上下各方向から交互に支点を捕らえ逆方向から相手の顔色や効果の確認をしながら梃子入れを自由自在に管理することが出来れば、発力と言われる武器を手に入れることができる。

何度も言う、実習生は、特に見栄えのよい、突き、蹴りなどの一般的技術に惑わされるが、技の優劣は、梃子入れの技術があるか、ないかで、これが全ての判断の基準であり、接触すれば相手に受動的に矛盾の状態を発生させ、こちらから能動的に矛盾の力を発揮する梃子入れという拳学を学ばなけれならない。

ふと思えば、この観点から宮本武蔵の二刀流は、理にかなって一貫性があると思われる。

 

 

意拳練習日誌第273号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

再度、強調すると多くの実践による実感と理論そして効果の確認により、体得していく技術である。

相手と接触した瞬間、上下前後、左右の六面同時に均一に働く、矛盾の力を発揮できなければ、梃子入れが出来ない。

梃子入れ機能が基盤であり、梃子入れにより始めて技撃が可能となる梃子入れのない技の発揮は論外である

梃子入れの技術は、相手を管理できる攻防一対の必要不可欠な技術である。

全ては、站椿を中心に地面からの反作用を捕らえ上下中心線を基軸に上下、前後、左右の六面方向に膨張と収縮が同時に発揮され、接触した相手側からすれば腕力的な力を感じないが、強烈的な影響を受けた実感があり何も出来ない、無力の中に力を感じた瞬間、稲妻の様な技撃を受ける状態となる。

具体的には、我側は、側面斜面へ下降しながら引寄せ上昇しながら六面同時期に管理し下降と上昇を同時に捕らえて、強力な全身運動によるバネの様な発力を発揮する。試力を体得すれば、全身運動による梃子入れであることが、実感と効果の確認による認識ができる

実感と効果の確認は、体得している指導者に教えてもらわないと、解らない。

何度も言うが、軽快、快適、弾力性があるか効果の確認をもって知ることができる。

相手側は無力を感じて、梃子入れの様に上方へ挙げられつま先立ち状態となり発力が出来る中心距離まで引き付けられ、無力を感じたまま上下、前後、左右の全身運動による交換作用により相手は、下降へ我は上昇する全身伸縮運動が瞬時に起きる。

即ち、手繰り寄せと払い出しが同時に出来る状態を誘発させる技術であり反面操作により、反対側の手は、体幹による梃子入れ運動により巧妙に残りの7割りを効果の確認をしながら、前後、左右、上下各方向から交互に支点を捕らえ逆方向から相手の顔色や効果の確認をしながら梃子入れを自由自在に管理する技の優劣は、梃子入れの技術があるか、ないかで、これが全ての判断の基準であり、接触すれば相手に受動的に矛盾の状態を発生させ、こちらから能動的に矛盾の力を発揮する梃子入れという拳学を学ばなけれならない。

引き込みと払い出しが同時になれば成る程、時間と距離が短縮化された精度の高い発力となり、時間差が大きく成る程、未熟者となる

瞬間的な防衛反応、自然反応の状態とは、一例にすると壁の前に立ち、倒れこむと自然に壁に手を出してしまうこれが、反応であり、それゆえ対人練習において、あらかじめ力をゆるめて、対応しては、無意味である。

レベルをあげるには、壁に手をついて緊張した反応から、ゆるめることで、速やかにリラックスして体幹運動に移行できるしなやか動きができなければ、ならない。

意拳の反応は、緊張から脱力的な弛緩ではなく、反射であり緊張からリラックスへの転換への速さであるため、あらかじめ準備してはいけない。

むしろビックリした瞬間に似た状態で体得しなければならない。

実習者は、リラックスの中に緊張があり、いつでも反射できる状態を目的に練習しなければならない。

 

意拳練習日誌第274号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

相手と接触した瞬間、接触部分を全身の表面と例え、接触していない逆向きの裏面を全身の反面と例えると効果の確認は、対抗意識のある相手と接触して抵抗力を感じている全身の表面で、相手の仮借の力を捕らえるためには防衛反応と自然反応を誘発させる上下前後、左右の六面同時に均一に働く、矛盾の力を発揮できなければ、梃子入れが出来ない。

この全身の表面を全身の反面操作により全身の表面に作用させる。

即ち、対人練習の極意は、表明で感じて、裏面で操作し、表面に作用させることであり、梃子入れの技による高レベルの技術であるが急いで腕力でごまかしてしまうと、見る価値のない低レベルの技術となる。

実習者は、この梃子入れの技術により相手を管理できる攻防一対の必要不可欠な技術を体得できるごとく学ばなければならない。

特に推手は、ややもすれば、手回し運動、力比べ、柔道的な動きなどにおちいりやすく、接触抵抗のある全身表面を全身裏面の反面操作による梃子入れを体得しなければならない。

速きを欲すれば、達せずの言葉のとおりである。

見る価値の有るものにするか、無いものにするかは、己しだい。

実習者は、この様に推手訓練や断手訓練を通じて反面操作による梃子入れの技術を体得することに焦点を絞り 、絞るためにはどのような機能的要因が必要か?

我、日々振り返りが必要である。

反面操作を特徴とする動作として、引き込みと払い出しが一体化に近づく程、時間と距離が短縮化された相手側は、無力な感覚を受けながらも受動的局面に追い込まれ精度の高い発力の餌食となる。

実習者は、表面的な力は、使わず、体の大きさや、体重などをあてにすることなく、あらゆる方向からの接触を反面操作によりリラックス状態から、いつでも反射できる状態で梃子入れができることを目標に練習しなければならない。

 

 

意拳練習日誌275号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

さて、同じ意拳でも多種多様であり、あるところは、気功化し、キックボクシング化し、空手化し、太極拳化し、ブランド化などによる等、何を比較し判断基準にすればよいのか迷うことがあれば、次の点に注目をされたい。

その1

どのように地面の反作用を活用するのか

その2

どのように仮借の力を活用するのか

その3

上下中心をどのように活用するのか

その4

相手の防衛反応、自然反応をどのよう活用するのか

その5

側面、斜面へにどのように進撃するのか

その6

接触表面での抵抗感覚を全身裏面による反面操作をどのようにするのか

その7

どのように梃子入れの技術があるのか

その8

どのように矛盾の状態と力を体得するのか

ぜひとも注目の資とされたい。

次に練習内容を向上させる人員的要因は、3つあり。

その1

質的向上を目指すなら、やる気のあるメンバーの増加である。

その2

少しでも、練習できる環境が有るのなら、積極的、能動的に自分自身で時間を詰めて、学べる環境を自ら整えることである。

その3

体得を指導できる指導者に学ぶことで、実感と効果の確認ができるかである

結論

上記のことから 、特に接触した瞬間、対抗意識のある相手と接触して抵抗力を感じている全身の表面で、相手の仮借の力を捕らえるためには防衛反応と自然反応を誘発させる上下前後、左右の六面同時に均一に働く、矛盾の力を学べるかである。

このように質的向上と人員的要因により、全身の表面を全身の反面操作により全身の表面に作用させる技術を体得させることに注目しなければならない。

 

 

意拳練習日誌第276号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

今回は、推手は、もちろん断手及び各種対人連絡における梃子入れの要領について、おちいりやすい問題について、紹介すると双方腕力に頼り、接触表面での抵抗力から身体裏面による反面操作ができない状態となる。

さて、どのようにすればよいか、腕力で防衛反応や自然反応を求めた場合、双方の上半身に力みが生じて、反面操作が阻害され、もちろん力みによる緊張により仮借の力を捕らえることが出来ない。

捕らえるには、地面の反作用と六合による足から上下中心線の体軸により、手を中心線に誘導するため、身体はうねり、定まった形はなく、六面は充実する。

誤って腕力により手を中心線に誘導するのではない。

腕力による防衛反応と自然反応は、相手に真に影響を与えることが出来ない。

その1

地面の反作用を活用して足から体軸を通じて防衛反応自然反応を誘発させ、六面力を捕らえることが基礎的な技術である。

その2

指導者に腕力によるものと足からによるものとの違いを実感として、教えてもらわないと判らないままで終わってしまう 。

その3

この技術がなければ、上下、前後、左右に均一に働く六面力も仮借の力も反面操作による矛盾の状態も認識をすることもでない。

その4

認識してはじめて、梃子入れの技術を体得し矛盾の力を発揮することができる即ち、発力である。

その5

手繰り寄せながら、突き放す状態となり、例えるなら

手綱と鞭を同時に管理して扱うことの状態に似ている。

特に推手練習では、早く効果を期待し短絡的な表面での腕力操作を乱用するため注意して、上記の事項を着眼点として、練習すべきで反面操作のレベル向上は、かなり期待でき、断手、各種対人練習への応用はさらに期待できる。

 

 

意拳練習日誌第277号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

今回は、遠、中、近の間合いからの梃子入れの要領について、おちいりやすい問題について、紹介する。

特に視界は注視して正面で相手を捕らえ打撃力をアウトレンジからのリーチ差に頼り、直進動作による接触による表面での抵抗力から身体裏面による反面操作ができない状態となる。

さて、どのようにすればよいか、直進動作からの突き、蹴りからの接触により防衛反応や自然反応を求めた場合、視界は、正面から相手の末節に当たる拳先や爪先をリサーチ目標として反応するため視覚的には、速く認識しているが体幹が動かないため、時間と距離の短縮が出来ず アウトレンジからの狭視界による視覚的緊張感から萎縮し積極的な進撃かなわず相手にもたれかかるような形で、ぶつかるため、前重心となり、自ら仮借の力を発生させる。

その1

即ち、遠方からリーチによる当たる確率の少ない距離と時間のかかる点目標を狙った直進攻撃はさけ、遠方から積極的に確率の高い邪魔ができ面目標となる側面斜面に進撃し接触と邪魔により梃子入れを行いつつ中距離から近距離へと反面操作により最も近接距離の状態へ梃子入れを行いながら手を離し、あるいは、手を引いて打てない、溜めの効かない状態へと進入するため方向は、常に側面斜面から、地面の反作用を得た足、体幹部から我の鼻頭から相手の中心鼻頭を目標に真の防衛反応と自然反応を誘発させる状態を獲得しなければならない。

その2

この様な動作により、手足の長さから打撃力を発揮させる溜めをつくる間合いは要らない。

即ち側面斜面へのボディターンによる一番身近な体幹部で溜めを発揮するため、相手の溜めを崩壊させ、容赦なく積極的な接触ができる。

その3

視界は、ヒットする確率の低い点目標を捕らえる正面を捨て、ヒットする確率の高い面目標を捕らえるため、側面斜面からリサーチ目標を相手の中心鼻頭を捕らえ防衛反応を誘発させ、中節や根節へ向け接触を図り自然反応を誘発させて、梃子入れの機会を捕らえる。

その4

向けるには、積極的な邪魔を常に側面斜面から相手の中心の鼻頭を目標に向けて接触する。

その5

具体的には、相手と正面で向き合えば、正面に執着することなく、正面は、相手に与え、躊躇なく側面斜面へ移動する。

その6

また、接触すれば、接触面で力を誇示して執着することなく、接触面で力自慢気は、相手に与え躊躇なく側面斜面へ移動する。

その7

常に目標は、相手の中心鼻頭であり、体勢は、側面斜面である。

その8

相手がこちらの正面を捕らえる為に、動けば、動くほど、相手の意に反して、側面斜面へ進撃し、実のところ、相手が主導権を持って、追いかけている様に見えるが、裏を反せば、相手を誘導し、仮借の力を誘発させるための主導権を獲得しているのである。風に舞う蛸の糸を操る様に或いは、荒れ狂う、牛の手綱を管理するように主導権を獲得する。

その9

そのため摩擦歩を活用し、真に相手の防衛反応と自然反応を誘発させるには、地面の反作用を相手の中心の鼻頭へ向けなければ成らない。

その10

地面の反作用と六合による足から上下中心線の体軸により、手を中心線に誘導するため、側面斜面から身体のうねりを上手く調整する

要領は、寛骨と肩が協調的に動く反面操作による梃子入れである。

この動きは、水平、垂直、直角ではない動きはうねる龍の如く虎の如く、相手を手繰り寄せ、振りほどき払い出す六面力を伴った矛盾の力である。

六面力を持って、接触し仮借の力を捕らえる

効果の確認として、相手側は、離れなく、引くこともかなわない状態となる。

六面力を持って、相手の仮借の力を捕らえ梃子入れを行う。

効果の確認として、相手側は、動けば、手繰り寄せと同時に払い出しが行われ電気のスイッチが入ったように相手は、吹っ飛ばされる

 

 

意拳練習日誌第278号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

今回は、頭頂を上げるうなじと足の裏との関係からの梃子入れの要領について、紹介する。

その1

上下中心を通る地面からの反作用を実感する手掛かりとして、地面の踏みつけと同時におこる動作として後頭部うなじに当たる部分が後方上部へ押し上げる状態を実感しなければならない

その2

動作に前方に手を出すときも後方に引く時も前進後退するときも、打つ、架ける、引く、落とす、開く 合わせるなど、いずかの手は、自己の中心鼻頭を捕らえた接触邪魔の線から相手側の中心鼻頭を捕らえる。

その3

この時、上下中心線は、足裏から頭頂の関係により踏みつけと同時に後頭部うなじは、地面からの反作用を受けて足は、内旋と外旋を伴って下方から上方へ頭頂へ向かうそれに伴い背中は、壁を押すように後方へ向かいながら、頭頂方向と同じく上方へ向かう下方と上方へと引き合う力は、左右へ、前後へも均一に六面方向へ向かう即ち踏みつけて、うなじが、後部上方へ至った瞬間、全ての動作は、速すぎず遅すぎず、一体となる全身一致である。

その4

このように、身体各部は、六面方向へそれぞれ、遅すぎ、速すぎ足裏の踏みつけと後頭部うなじが頭頂への反作用を感じて臨界状態となり、同時に肘部は、左右へ遠心力により臨界状態を向い前後は、裏胯により寛骨と肩により、弓を引くことのように引けば、反面は、押し出され同時に臨界状態となる臨界の目安は、全て足裏の踏みつけからの反作用が後頭部うなじをとおり頭頂へ向かった時期に全て完了する 。

その5

感覚は、ゆっくりも速くも全ての動作が上に向かった時、前後も左右も同時に完了することに日頃の練習から意識しなければならない。

意拳練習日誌第279号

 

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

 

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

 

練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

 

 

その1

全ての基本練習は、裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った地面からの反作用を捕らえ、頭頂まで上げることができなければ、上下中心線は、解らず守中用中を伴った技は、使えず、また、論外であり、話しにならない。

 

 

その2

裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った地面からの反作用が、解らなければ、左右、前後の感覚も、想像にすぎず、対人練習も力比べの領域から、発展することはないので、よくよく、丁寧に実感を持って効果の確認をされたい。

 

 

 

その3

地面からの反作用として、裏股の踏みつけによる足裏から来る力は、矛盾の力を伴い防衛反応と自然反応を誘発させることで、真実の矛盾の力を生む、単なる動作は、応用も効かない、何も生まない。

 

 

その4

今後の練習の重視事項も、地面からの反作用があるか、ないかを基準に評価をするので、丁寧に練磨されたい、裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った足裏から来る地面からの反作用は、足首、膝、寛骨、肩、肘、項、頭頂まで、矛盾の力を伴い六面を支え上方へ向かい同時に動き、同時に止まる。即ち全身一致である。

 

 

その5

これが、解れば、全ての動作の意味は理解できて、初めて次の段階へ移行できる

 

 

その6

地面からの反作用を裏股による足の踏みつけと項により頭頂への上下中心の実感があり、同時に左右、前後へ均一に位置エネルギーが働き、反面操作により運動エネルギーに転化され力は、全て六面を支え上方へ向かう即ち梃子入れの完了状態となる。

 

 

 

その7

裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った地面からの反作用が、解らなければ、反面操作は、使えず、前面は、目標を捕らえ、後面で力と方向を操作することを体得しなけれなば、次の段階を教えても、道理が通らず、無理、無駄、むらの無意味な繰返し練習になる。

 

 

その8

即ちフォーム練習ではなく裏股による足裏からの矛盾の力を伴った地面からの反作用をどう上手く捕らえ、頭頂までどう到達させるかどのように全身一致をさせるか。

 

 

その9

上手く地面からの反作用を捕らえれば、空気抵抗による反作用も捕らえ、対人による接触抵抗による反作用も捕らえることが、可能となる。

 

 

その10

即ち、反応ではなく反射である。反応は、攻撃してからか、防御してからの一動作で完了するが、反射は、攻防一体である。

 

 

その11

ほとんどの対戦者の武器は、拳を打つ、掴むなど手首から前の部分である先端である末節であり、点目標であり、腕全体の先端部にあたる1割部分が武器であり、残りの9割は、中節であり、根節となる部分が動力となり、武器にならない。

 

 

その12

意拳は、末節、中節、根節の全てを武器とし、架ける、捻る、打つ、刺す、引く、落とす、上げるなど、打撃系の技のみに使うのでは、なく梃子入れと反面操作のよる接触と邪魔の線により、攻防一体の反射動作により手繰り寄せと捻り払い出しが同時に起きる。

 

 

練習上の要点

練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

できるだけ、たくさんの実感を伴った効果の確認と実証例を指導者の手を交えて

確認っするとともに個癖の矯正を直接受ける機会をとり平行的に会員間における

実感と効果の確認練習による見直し練習が、必要である。指導者からの感覚練習は、口伝心授の心は、感覚であり、感覚を伴った効果の確認を持って授与されて拳学の真理がわかり、宗教聖人のような真理ではないため、ある程度の段階までは、脆弱な実感覚を密接かつ継続的に養成するため、できるだけ、指導間隔を空けないように錬成しなければ、掴んだ感覚は、直ぐに劣化する傾向にあるので、注意されたい。

 

 

 

意拳練習日誌第280号

 

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

 

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

 

摩擦歩練習の要訣も同様に地面からの反作用にあり。

 

 

その1

摩擦歩練習は、裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った地面からの反作用を捕らえつつ前進し或は、後退して着地と同時に頭頂まで上げ、後ろ足を引き付けるも同様に頭頂まで上げる感覚がなければ上下中心線は、解らず守中用中を伴った歩法からの技は、使えず、また、論外であり、話しにならない。

 

 

その2

裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った地面からの反作用を受け前進、後退も腕を前にさしだし、引き戻すときも頭頂まで上げる感覚が、解らなければ、左右、前後の感覚も、想像にすぎず、離れた位置から相手側へ接触する時、対人練習も力比べの領域から、発展することはなく、接触した瞬間、地面からの反作用による頭頂まで上方へ向かう力がなければ、防衛反応も自然反も仮借の力も使えず、

力は失い、速度は失速し梃子入れは、使えず相手側に反撃の機会を与えてしまうため、最も戒めなければならない。

 

 

その3

遠間から接触した瞬間、体は、途切れることなく、上方へ向かい前後、左右へ同時に膨張し、相手側は防衛反応から自然反応を伴い梃子入れを受け、上方へ引き揚げられる。

 

摩擦歩の基本練習と何ら変わることなく、丁寧に実感を持って効果の確認をされたい。

 

 

 

その4

今後の練習の重視事項も、地面からの反作用があるか、ないかを基準に評価をするので、丁寧に練磨されたい、裏股の踏みつけによる矛盾の力を伴った足裏から来る地面からの反作用は摩擦歩の要領に伴い側面、斜面へ移動するも足首、膝、寛骨、肩、肘、項、頭頂まで、矛盾の力を伴い六面を支え上方へ向かい同時に動き、同時に止まる。即ち全身一致である。

 

 

その5

摩擦歩もフォーム練習ではなく前進後退しながら、側面、斜面へ急発進、急停止、急方向変換などの各移動に伴い、裏股による足裏からの矛盾の力を伴った地面からの反作用をどう上手く捕らえ、頭頂までどう到達させるかどのように全身一致をさせるか。漠然とした練習は、潜在能力を劣化させる

 

 

その6

全身一致した体は何時でも何処でも間合いも関係なく終止相手側に六面均一に梃子の力を与えて、相手側を管理出来ているか、いないかが、効果の確認となる。

 意拳練習日詩第281号

 

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

 

 

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

 

今回は、試声について、紹介するが、誤解のないように説明する

 

 

その1

全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり、全身の法による全身一致の完成を目標として、基本練習はいくつかに分割されてはいるが、それぞれの目標は、1つであり、全て互換性があり、何処からでもその目標にたどり着く傑作である。

 

 

その2

これをスポーツトレーニングのようにウエイト、ランニング、スピード、リラクゼーション、ストレッチなどそれぞれに個別の理論があり、機能別にトレーニングする分類ではないことはレベルが上がるに従い実感と効果の確認及び理論と体得により認識していかなければ、スポーツトレーニングの領域から発展することなく一生涯解らずして、終ることに成りかねない。

 

 

 

その3

試声の基本練習は、裏股の踏みつけと同時に息を呑み込むしゃっくりに近い要領による横隔膜の降下により

矛盾の力を伴った地面からの反作用を捕らえ、頭頂まで上げるこの上下中心線は、守中用中を伴い軽快、快適、弾力を伴い技は、大きな力を発揮する。

 

 

その4

当初は長音から発声し地面からの反作用を捕らえ同調したら短音による発声に切り替える地面からの反作用と全身一致すれば自ずと無声となるレベルの向上は、応用練習への展開は、何時も何処でも地面からの反作用と同時に無声となる各発力に活用する。

 

 

即ち目標は、1つ全身一致である。

 

 

意拳練習日誌第282号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

今回は、明鏡止水について、紹介するが、誤解のないように説明する

その1

全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり、更に具体的に説明するとたとえば、身長の高さのある位置からテニスボールなどを地面へ落下させると地面の反作用を受けてボールは、バウンドする。

その2

それでは、効果的に反作用によりバウンドさせるには、このボールの落下方法に六面均一に働く技術力が結集されている六合、裏股、内旋、外旋などの螺旋力、上下中心力、三角力、各様態による反面操作による矛盾力などを伴った体幹を自から地面へ落下させると地面からの反作用は、強烈な力を伴って頭頂まで上昇する。

その3

地面を鏡とした場合、自ら落下させたその技術力と打撃力は、反作用により反射され具現化され瞬発的に発揮される。

その4

たとえば、テニスのラケットを地面である鏡とすると体は、技術力であり、ボールは、技術的な反作用を持った反射した打撃力に似ているが初期動作において、直に地面からの反作用を活用していない。

その5

地面からの反作用を明鏡とすれば、止水は、無理な力比べや傲慢な欲望など行き過ぎたアクションは、防衛反応及び自然反応並びに仮借の力を発生させ、相手側の心の状態を読み取ることにあたる。

その6

地面からの反作用は、相手側の反作用を仮借の力として捕らえ全身の法による全身一致により、自らの体幹による能動的な体勢を鏡とすると影響を受けた相手側の体幹は受動的な体勢となり実感を伴った効果の確認として、捕らえることが、できる。

その7

明鏡止水とは、地面からの反作用を捕らえ全身一致をさせることにより技術的に具現化され、単なる精神論ではないと言える。

特に、今回練習した地面からの反作用により瞬間的に相手側を方向変換させた

練習は、直に効果の確認が

出来て的中であるよく研究されたい。

 

意拳練習日誌第283号

 

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

 

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

 

今回は、螺旋力について、紹介するが、誤解のないように説明する

 

 

その1

全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり、この力の状態は、上方へ向かう螺旋力を帯びている。

 

 

その2

更に具体的に説明すると上下、前後、左右への六面均一状態の体幹裏股は、7対3、或は 、6対4により、決して水平、垂直、直角の状態ではなく、連続する斜面の力により渦巻きの様に上に向かう力と下に向かう力及び外に向かう力、内に向かう力などを同時に持っているこの力を地面へ落下させ、地面からの反作用を頭頂まで上げる段階で全ての動作は、全身一致で始まり、全身一致で終る一瞬の出来事である。

 

 

その3

螺旋を伴った六面均一に働く体幹を自から地面へ落下させると地面からの反作用は、強烈な力を伴って頭頂まで上昇する

 

 

その4

相手側への効果の確認は、矛盾の力を帯びているが何故に六面均一に力が働いているが、掴めないなぞは、単なる矛盾の力を得た六面力では、なく裏股からのよりかかりにより足裏から螺旋を伴った反作用を受けて位置エネルギーから運動エネルギーに転化されて、斜面となり螺旋を伴うため、六面均一の状態が発揮されることを感覚として捕らえことが、できるか出来ないかである。

 

 

その5

これらは、全身の法に従い螺旋を伴い引き摺りこまれ、螺旋を伴い払いだされることが、全身一致により同時に発揮される。

 

 

その6

このことを体得している指導者から受動的に教えてもらわないと体得することは、かなり困難である。

 

 

その5

自ら落下させた、体幹は、地面からの反作用として、鏡の様に反射する効率的な力であり軽快、快適、弾力性を伴う、反対に無理な力は、緊張、硬直、不快感により使い物にならない。

 

 

その6

地面からの反作用は、鏡の反射のように頭頂まで上昇し左右へ前後へ体全身は、空気抵抗を受け全身を包容する空気の反作用を実感するこの時、身体全身はリラックス状態となる相手側と接触した場合、接触抵抗を受け反作用を実感するこれが仮借の力である。

この様に全身あらゆる方向に反作用を感じる実感と効果の確認ができる。

 

 

意拳練習日誌第284号

 

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

 

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

 

今回は、小手先の技について、紹介するが、誤解のないように説明する

 

 

その1

全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり、この力の状態を上手く使う要領として、手首から前の拳にあたる部分に力や意識があってはならない。

 

 

その2

更に具体的に説明すると拳を握る、掴む動作は、こだわりと執着に現れから反面操作を自ら阻害し、力みによる地面からの反作用をも阻害し仮借の力を誘発させるため矛盾の状態を地面へ落下させ、地面からの反作用を頭頂まで上げる全身一致が未完で終る。

 

 

その3

それでは、どの様にするのか手首より後ろに当たる前腕から中節となる肘の部分そして根節となる上腕から肩に至る部分が螺旋を伴った六面均一に働く体幹を自から地面へ落下させると地面からの反作用は、強烈な力を伴って頭頂まで上昇すると同時に体幹による矛盾の状態を知り反面操作による梃子入れてとなる矛盾の力をまるで手首を操る様にまた、鉛筆を持って自由自在に字や絵を描くようにできるか全ては、足裏からの反射が効果を決定する。

 

 

その4

相手側への効果の確認は、相手側が力を発揮する最後の拳の握り、拳の掴みを邪魔をして、小手先でわない懐までの中節及び根節を裏股からのよりかかりにより足裏から螺旋を伴った反作用を受けて反面操作が出来るか出来ないかである。

いにしえより言われいる懐が深いのたとえである。

 

 

その5

これらは、全身の法に従い螺旋を伴い引き摺りこまれ、螺旋を伴い払いだされるため、腕を引いて、力をためる時間的余裕を相手側に与えず、同条件において、我側は、地面からの反作用による時間と距離を全身一致により同時に発揮される。

 

 

その6

このことを体得している指導者から実証例を基に受動的に教えてもらわないと体得することは、かなり困難である。

 

 

 

意拳練習日誌第285号

 

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

 

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

 

今回は、足裏から頭頂まで上下の中心線が通らなければ解らない全身一致の技について、紹介するが、誤解のないように説明する

 

 

その1

全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり、この力の状態を上手く使う要領として、相手と対峙したとき勝因の鍵となる遠距離から近距離まで地面からの反作用を足裏から捕らえていることを相手のことを無視してでも最優先にしなければならない。必勝の信念を招く要領と言われている。

 

 

その2

逆に足裏が大地に定まらない地面からの反作用を捕らえることができないびくびくした状態を足が地に着かないと言われまた、無理やり着けることにより、びくびくしたまま足裏だけに力を入れ踏んばるだけの即ち居着く足を自ら作ってしまう敗因の結果を招くことになる。

 

 

その3

更に具体的に説明すると裏股と足裏から頭頂までの地面からの反作用を誘発させるため矛盾の状態を地面へ落下させ、鏡の反射のように地面からの反作用を頭頂まで上げる全身一致させることにより、接触抵抗による相手からの反作用を仮借の力として捕らえて梃子入れによる反面操作により反射させ矛盾の力として発力を放つことができる。

 

 

その4

明鏡止水

地面からの反作用は、全身一致の鏡である。日頃の練習において、この鏡から力学的にも心理的にも地面と足裏による反作用からの状態をコンデイションとして捕らえなければならない。

 

 

その5

レベルの高い者は、全身一致の状態を足裏のみが知るため、相手から読みとられることができない。逆にレベルが低い者は、足裏が不安定であれば、相手から読み取られてしまう。

 

 

その6

それでは、どの様にするのか、各基本練習及び応用練習並びに対人練習は、全て地面からの反作用を足裏から捕らえて螺旋を伴った六面均一に働く体幹を自から地面へ落下させると地面からの反作用は、強烈な力を伴って頭頂まで上昇すると同時に体幹による矛盾の状態を知り反面操作による梃子入れについて足裏からの反射が効果を決定する。

 

 

その7

対人練習の効果の確認を実感するための多種多様の手合わせを練習し地面からの反作用及び防衛反応、自然反応を捕らえ、梃子入れ並びに矛盾の力を実感し効果の確認を体得し多種多様な梃子入れの機会を捕らえ推手練習及び断手練習に反映させ、実戦能力を向上させる。

 

 

その8

レベル向上の秘訣は、このことを体得している指導者からできるだけ多く接触の機会を通じて、多種多様な対人練習を基に受動的に感覚が劣化しないように練習期間を開けすぎず密接かつ継続的に教えてもらわないと体得することは、かなり困難である。

 

 

その9

感覚の劣化とは、

練習期間が開きすぎると指導者から直接うけた体感は体得するまでに実感や効果の確認など体幹感覚が脆弱な為に消失しふりだしになるか自己都合による解釈により修正に多くの時間を有する結果を招くことになる

よくよく心得られたい。

 

 

意拳練習日誌第286号

前回にひきつづき意拳の中身である梃子入れの技術について強調する。

意拳の特徴とする梃子入れを学ぶための多くの実践による実感と理論そして効果の確認は、直接に指導者から技をかけてもらう受動的な実感と対人練習による能動的な効果の確認により、基礎的練習の内容中身を学習し体得していく技術である。

今回は、全身一致による梃子入技の効果の確認について、紹介するが、誤解のないように説明する

その1

全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり、これに伴い梃子入れ反面操作により相手側への効果の状態を上手く確認する要領を管理する。

その2

遠距離による離隔した状態において相手側の邪魔をする。

相手側からこちら側の正面に向けて整体する攻撃線が発生すれば常に摩擦歩及び揺と旋により側面斜面へづらし、遠距離からの打撃による目標捕捉の邪魔を行う

その3

即ち!!相手側が、動けば側面斜面へ移動し終始相手側が正面へ立つことを許さない許せば、敗因を招く、逆に言えば、正面は相手に譲る譲らなければ、敗因を招く

その4

中距離による離隔から接触した状態において相手側の邪魔をする。

正面で発生した点及び線に近い力1次元的及び2次元的から3次元的に相手側の側面斜面による多面体で接触し摩擦力を発生させ邪魔を行い打撃が出来ない状況へ追い込む。

その5

接触した中距離から近距離の状態において相手側の邪魔をする。

接触による邪魔をして防衛反応と自然反応を誘発させて、相手側から攻撃準備が出来ないように相手側から間合い、リード、距離、時間的余裕の全てを奪い相手側を拘束し、こちらがわにおいては間合い、リードを必要としない裏股と足裏から頭頂まで鏡の反射のように地面からの反作用を頭頂まで上げ全身一致をさせ接触抵抗による相手からの反作用を仮借の力として捕らえて梃子入れによる反面操作により反射させ絶好の機会を捕らえ矛盾の力として発力を放つことができる。

その6

神出鬼没、虎の如く龍の如く

遠距離から地面からの反作用を捕らえ摩擦歩の要領により、常に相手側の正面に入らず、攻撃目標に入らず側面斜面から面を捕らえ出鼻を押さえ更に揺、旋の要領により、相手側の仮借の力から反作用を捕らえ、継続して、出鼻を押さえ防衛反応と自然反応を誘発させ相手側のリードを奪い、相手側の殺りにくい方向、距離へ進出し、出鼻を押さえ場を奪い、こちらがわから

矛盾の状態を作り、梃子入れにより、相手を翻弄し、殺りやすい矛盾の力を発揮する。

 

意拳練習日誌第287号

 

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる站椿練習との密接な関係から説明する 。

 

 

その1

足裏の踏みつけによる地面からの反作用を上手く受ける足は、自然に大地を支える感覚がある。

 

 

その2

足がパンパンに張るような筋力的なスクワット的な緊張は、一切なく地面からの反作用が足裏から上方へ向かい足全体が快適でリラックスし充実した感覚であり、逆に緊張して硬いところは、消去していく感じを求めなければならない。

 

 

その3

リラックスして全身一致による足裏から頭頂に至る重心、重力線を補正する抗重力機構と抗重力筋と呼ばれる筋群を効果的に活用する逆に言えば、抗重力機構と抗重力筋を活用できればリラックスが出来る。

 

 

その4

抗重力筋は、ウエイトトレーニングなどで部分的に鍛えるだけでは、部分的な緊張と発達で力む感覚が強く効果的な抗重力機構を活用できない。

 

 

その5

リラックスして全身の一致により抗重力機構を鍛えることにより大きな成果が期待できる。

 

 

その6

意拳の基本練習の殆んどが、この能力を最も効率的に効果的に鍛えるための要領を集約していると言っても過言ではない。

 

 

その7

大地を支える感覚が解れば高い椅子に座るような裏股の感覚は、自然にまっすぐ伸びる背骨を感覚として捕らえる 。

 

 

その8

足裏の土踏まずあたりから地面からの反作用を吸い上げるようにする要領は、踵は地面と接するように足指は、軽く大地を掴むようにして反作用を下腿部へ引き上げる。

 

 

その9

膝は、一旦ピンと伸ばし自然に緩める要領で反作用を大腿部へ通し高い椅子に上手く座る要領で臀部から腰部へ通す。

 

 

その10

腰部から背部そして上背部へ通す要領は、背骨により上体を起こし肩は、落とし肘は横に張る要領で反作用を首筋へ通す。

 

 

その11

首筋から頭頂へ通す要領は、項を壁に当てもたれる感覚で頭頂は、水面下から出るように天に向かって突き上げるようにする。

 

 

その12

背骨から伸びる状態は、うなじを含み壁板にもたれたように上方へ伸びる感覚がある。

 

 

その13

両腕を抱える動作は、足裏の踏みつけと裏股から背骨が伸びる感覚を基準に従わせる。

 

 

その14

背骨からうなじ、頭頂へ伸び天空へ伸びる感覚が出たと同時に上方へ向かう中心感覚が解る 。まるで頭頂は

空気抵抗を感じて上空へ突き上げる感覚がある。

 

 

その15

上方へ伸びる感覚が解ればその反対に真下方向へ重心感覚となる重力線が形成され地面からの反作用を伴った上下中心線感覚が解るこの感覚こそ抗重力筋群を活用した抗重力機構であるがこれが全てでは、ないその他の感覚は、此に伴って予想外に大きな成果をもたらしてくれる 。

 

次回は、抗重力筋群を活用した抗重力機構にかかわる試力などを説明する。

 

 

 

意拳練習日誌第288号

 

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる試力練習との密接な関係から説明する 。

 

 

その1

站椿で足裏の踏みつけによる地面からの反作用を頭頂まで全身一致させ上手く捕らえ抗重力筋群による抗重力機構により、物を抱く各種の様式は、足裏から頭頂までの重力線の補正により決定する。

 

 

その2

試力は、站椿で体得した抗重力筋群による抗重力機構により前後、左右、上下へ自己の中心線を捕らえた移動稽古を行う地面からの反作用が足裏から上方へ向かい身体全体が快適でリラックスし充実した感覚である。

 

 

その3

順逆の運動、矛盾の状態の際、中心は逃がさず、足裏は、上下、左右、前後内外などの踏みつけにより地面を反射鏡のように地面からの反作用を頭頂まで上昇させるこのとき、矛盾の力を帯びている。

 

 

その4

まるで、梃子入れにより足裏は、力点、接触面は支点、自己の中心と相手側の中心を捕らえる防衛反応と自然反応による作用を作用点となりその力を活用する。

 

 

その5

その速度は、踏みつけと同時に頭頂まで達し、この間、六面力、六合、螺旋力、向心力、遠心力、前後、左右へ反面操作により身体各部の争力を掌握し、調整し楕円形に動きながら内外の引き合う力を何時でも発揮できる。

 

 

その6

まるで半重力による重力波のような力が働く、全身の法による踏みつけが先か、頭頂まで上昇する全身一致が先か、まるで鶏が先か卵が先か、全ては同一の時間に完了する。

 

 

その7

手の動作は、体幹部から捻りながら手繰り寄せ引き込まれ、捻りながら払いだされるこの力は、同時に働いている。

 

 

その8

相手を逃がさず殺さず、殺傷与奪の全権を掌握するように体幹の動きは、目標に向かう手の方向と逆体となり、空を舞う凧、風になびく旗、牛をひくように管理しその動きは、波のように、ゆったりと時には激しく、決まった動きはなくその動きの全ては、足裏からの踏みつけと地面からの反作用による全て頭頂までの動作を操作するできばえは、足裏の操作である。

 

 

その9

試力は、上方へ伸びる感覚が解ればその反対に真下方向へ重心感覚となる重力線が形成され地面からの反作用を伴った上下中心線感覚が解るこの感覚こそ抗重力筋群を鍛える。

 

次回は、抗重力筋群を活用した抗重力機構にかかわる摩擦歩などを説明する。

 

 

意拳練習日誌第289号

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる摩擦歩練習との密接な関係から説明する 。

その1

前進する前足表面の反対側の後足裏面に当たる反面操作から裏股により寄りかかって足裏の踏みつけによる地面からの反作用を頭頂まで全身一致させ上手く捕らえ抗重力筋群による抗重力機構により、側面斜面へ前進後退、各種の様式は、着地するとき、足が中央線で中心線を通過するとき、足裏から頭頂までの重力線の補正により決定する。

その2

全ての移動は、表面的操作で機動することはなく、反面操作により表面的操作は、動作が大きく相手側に見てとられ意図を予測され、対面からの表面緊張と力みによる仮借の力を利用され、主導権を奪われる要因が大である。

その3

摩擦歩は、站椿、試力で体得した抗重力筋群による抗重力機構により前後、左右、上下へ自己の中心線を捕らえた前進後退による側面斜面への移動稽古を行う地面からの反作用が足裏から上方へ向かい両足接地及び片足接地における停止、発進、方向変換の各種動作間、身体全体が快適でリラックスし充実した感覚である特に裏股による反面操作、地面からの反射による反面操作により逆体動作による移動稽古が可能となる。

その4

摩擦歩による移動稽古の間順逆の運動により矛盾の状態が発生、この際、中心は逃がさず、足裏は、上下、左右、前後内外などの踏みつけにより地面を鏡の反射のように地面からの反作用を頭頂まで上昇させるこのとき、身体全体は、矛盾の力を帯びている。

その5

体全身の操作は、相手側に対面して写る又は、鏡に写る等身大の自身ではなく、相手側及び鏡に写らない足裏地面を鏡としてその地面からの反射による反面操作によるものと直接相手側と対面している表面ではなく、その裏側の反面操作による即ち、相手側からの影響を直接受けない局面から相手に影響を与える。

その6

まるで目に見える水面上の小さな氷山部分が陰面となり、目で見えない水面下の大きな氷山 部分が陽面であるとの関係に似ている。

その7

相手側との対正面が陰面となりその反面が陽面となる全身の法を起動する踏みつけ前の地表面全身が陰面となり地面に踏みつけた地表面下が陽面となる。

その8

上下中心線は、重心線であり抗重力線でもあり上下に引き合う力が働いている。

動けば常に抗重力筋群の踏みつけにより重心線に落下させると同時に反射により重心線を上昇させる 。

上下のタイムラグは無い状態と言える

次回は、抗重力筋群を活用した抗重力機構にかかわる単操手などを説明する。

意拳練習日誌第290号

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる単操手練習との密接な関係から説明する 。

その1

軽快に行うリラクゼーショントレーニングとにているが、その中身は、通常のものとは、かなり違ってくる反面操作から裏股により寄りかかって足裏の踏みつけによる地面からの反作用を頭頂まで全身一致させ上手く捕らえ抗重力筋群による抗重力機構により、内三合、外三合、側面斜面へ各種の様式は、踏みつけするとき、抗重力線でもある中心線を維持することにより、全身一致の統制がなされ足裏から頭頂までの重力線の補正と反面操作により全身の法を体感する。

その2

全ての動作の要領は、足裏と頭頂、足裏と手のひら、足裏と背中、足裏と項、足裏と両肘、足裏と肩、足裏と寛骨、足裏と裏股、五心と言われる両足の足心と両手の手心と頭頂、両足首と両手首と首など抗重力筋群によりリラックスして連動すれば大きな力を発揮できる。逆に緊張すれば、抗重力筋が上手く連動できなく効果は、期待出来ない。

その3

統制力は、抗重力線となる上下中心線を管理することにある表面的操作で機動することはなく、地面からの反作用による抗重力筋力から発生する上下中心線と裏股から起動して、外三合、内三合をフルに発揮して反面操作により、表面を誘導する表面を直に操作してはならない、起動は地面からの反射により、操作は、逆方向からの反面による誘導

が思い通りに出来て、初めて表面が陰面となり裏面が陽面となるその時 、陽面による巧妙性、信用性、力量軽快性、快適性、弾力性、に手応えを実感することができる。

次回は、抗重力筋群を活用した抗重力機構にかかわる発力などを説明する。

意拳練習日誌第291号

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる発力練習との密接な関係から説明する 。

その1

発力は、力みがなくリラックスして軽快に行う。その中身は、弾力性のある反面操作から裏股により寄りかかって足裏の踏みつけによる地面からの反作用を頭頂まで全身一致させ、その速度は、ほぼ同時に完結するタイムラグはない状態と言える 。

その2

力みがないため、発しては、直ぐに止まり、直ぐに発する連続した弾力性運動が可能である 。全て足裏の踏みつけによる動作であり、優れた特徴として空振り、急発進、急停止、急方向変換しても行き過ぎがなく、勢い余ってバランスを失うことがない。これは、抗重力線となる中心線による制御力があるためで発すれば即、元通りとなる。

その3

基本練習により、ゆっくりとゆったりとひとつひとつの動作を確実に地面からの反射による反作用を上手く捕らえ抗重力筋群による抗重力機構により、内三合、外三合、側面斜面へ各種の様式は、踏みつけするとき、抗重力線でもある中心線を維持するため三尖相照により、全身一致の統制がなされ足裏から頭頂までの重力線の補正と反面操作により全身の法を体感する。

その4

抗重力筋群を統一できれば、ひとつひとつの動作に力みがない、映像で言えばコマ抜き編集がない状態と言える。

その5

全ての動作の要領を体得すれば、力みがとれ軽快性と弾力性のある速く鋭く短く強力な発力が期待できる動きは、ゆっくりゆったりとした動作とは逆に映像で言えば、コマ抜き編集をしたような見てとれない状態となる。

その6

実は全身の法を足裏を通じて、地面に上手く反射させその反作用を活用し相手側の仮借の力を接触面で反射させその反作用により必ず矛盾の力を発生させる。

その7

左右どちらかの正面は、相手側を巻き込んで引きずり込みと同時に逆面となる反面は捻りながら払い出す力を発揮する 。

その8

まるで渦巻きのような動きで相手をのみ込み払い出す。この動きは非常に短い緊張、非常に速いリラックスへの変換ができる。この環形運動により接触ヵ所を瞬時に転移させることが出来るこれも発力の性能の1つである。

その9

この様に前後左右上下にそれぞれ均一に引き合う力を効果的に発生させるには、抗重力筋群によりリラックスして連動すれば大きな力を発揮できる。逆に緊張すれば、抗重力筋が上手く連動できなく効果は、期待出来ない。

その10

接触と邪魔の線とは、側面斜面から接触し相手側の鼻頭を足裏から抗重力筋群で捕らえた線で防衛反応と自然反応を誘発させ相手側の仮借の力を捕らえ、表面的操作で機動することはない

その11

地面からの反作用による抗重力筋力から発生する上下中心線と反面操作により

表面が陰面となり裏面が陽面となり前進して発し、後退して発し、側面斜面で発し、その場で発し時間と距離を短縮する。

その12

攻撃も防御も全て途中の段階の距離と時間で邪魔をし接触し教科書に有るような完成技は、一定の距離と時間を必要とする融通の効かない固定式の姿勢術に過ぎず殆んどの段階は、中途半端な時間と距離を短縮した矛盾の中で発生する。

発力は、この矛盾の機会を何時でも捕らえる技術である。

その13

レベルの高い人はこの中途半端な時間と距離に容易に神出鬼没に積極的に行動的である。

次回は、抗重力筋群を活用した抗重力機構にかかわる推手などを説明する。

意拳練習日誌第291号

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる推手練習との密接な関係から説明する 。

その1

空間博打をとるか空間保証をとるか中途半端の空間動作の距離と時間の短縮を積極的に行う必要が有る空間の距離と時間が長くなるほど広範囲に策敵しなければならない不安感が発生する

その2

それでは、積極的な邪魔を行うためのタブーとして、正面で対戦する時には相手側のパンチは拳先、蹴りは爪先がよく見えるつまり点目標であり、空間の距離と時間が長く相手側の攻撃空間は広範囲となるため最も気をつけなければならない

その3

それでは、距離と時間を短縮するには、点目標を面目標にしなければなければならないそのため、中途半端な間合いから積極的に側面斜面へ進撃し相手側の出鼻を押さえる押さえるために地面からの反射による反作用を活用して相手側の鼻頭を捕らえ、防衛反応と自然反応を起こさせる起こされた相手は、驚いたように反応し身体は梃子されリフトアップされるこれが効果の確認として捕らえることが出来る。

その4

このように攻撃するにも防御するにも中途半端な間合いから積極的に側面斜面から相手側の出鼻を押さえ梃子入れをするこの梃子入れが抗重力機構で身体全体が上方へ上がるこの時、六面力は同時に発生する。

その5

これらの動作を中途半端な間合いで接触したまま常に相手側の出鼻を押さえ側面斜面へ進撃し梃子入れを行いリフトアップさせる。このために地面からの反射による反作用により、起動する全身の法を体得する

その6

反面操作により相手側の側面斜面と出鼻を押さえ、相手側の仮借の力を捕らえその接触ヵ所は、力みがなく真綿のように柔らく、皮膚と筋肉は、溶けるような抵抗感覚を感じ力みがないため、発しては、直ぐに止まり、直ぐに発する連続した弾力性運動が可能である 。全て足裏の踏みつけによる動作であり、優れた特徴として空振り、急発進、急停止、急方向変換しても行き過ぎがなく、勢い余ってバランスを失うことがない。これは、抗重力線となる中心線による制御力があるためで発すれば即、元通りとなる。

その7

このように確実に地面からの反射による反作用を上手く捕らえ抗重力筋群による抗重力機構により、内三合、外三合、側面斜面へ各種の様式は、踏みつけするとき、抗重力線でもある中心線を維持するため三尖相照により、全身一致の統制がなされ足裏から頭頂までの重力線の補正による梃子入れと反面操作により矛盾の力により次々と相手側の対応による仮借の力を捕らえ、全身の法により発力の絶好の機会を捕らえる。

その8

中途半端な間合いから摩擦歩によるジグザクの動きは、ただ、動くだけでは

体力を消耗するだけで、相手側へ何の影響も与えない踊りにしかならない、足の裏と手のひらは、同じ時間に反作用を受けるため、相手側の仮借の力を捕らえた反射による反作用を活用して相手側の側面斜面へジグザクに移動する。即ち足裏は、地面からの反作用を手及び腕側は、相手側の仮借の力による反作用を合わせて用いるのである。

その9

中途半端な間合いから接触し側面斜面へジグザクへ進撃し左右どちらかの正面は、相手側を巻き込んで引きずり込みと同時に逆面となる反面は捻りながら払い出す力を発揮する 。必ず梃子入れによるリフトアップがなければ、発力は、未発に終る。

次回は、抗重力筋群を活用した抗重力機構にかかわる断手などを説明する。

意拳練習日誌第293号

 

 

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

今回は、抗重力機構、抗重力筋とのかかわりについて

基盤となる断手練習その1との密接な関係から説明する 。

 

 

その1

推手との違いは、空間からの接触であり、邪魔である。それでは、空間をどのように埋めるか空間を埋めるには、接触と邪魔の線を獲得する攻撃的に先手で有ろうが、防御的に後手で有ろうが、積極的に裏股による地面からの反射による反作用から反面操作による側面斜面への進撃と相手側の出鼻を押さえることが非常に重要である。動けば抗重力筋群による上方へのリフトアップは、必ず起きる。

 

 

その2

相手が動けば速やかに邪魔をして中心線を牽引して出鼻を押さえる。

空間的な邪魔 、相手側の正面に対面しない邪魔であり動けば側面斜面に躊躇なく進撃する前進で有ろうが、後退で有ろうが積極的に正面どうしの対面はしない。

 

 

その3

これと同時に躊躇なく相手側の出鼻である中心線を側面斜面から押さえる。どのように動くとも、抗重力筋群による上方へのリフトアップと同時に反面操作により相手側の出鼻を押さえ邪魔をしこの様に迎撃を行う

 

 

その4

打てる間合から間合いをきることなく間合いをさらに詰めリードを奪いリーチを崩し出鼻を押さえ仮借の力を捕らえた防衛反応と自然反応によるカウンターを誘発させ距離と時間を短縮をして空間保証を獲得する。

 

次回第294号に続く

 

 

意拳練習日誌第294号

 

第293号からの続き

意拳の特徴から全ての練習の要訣は、地面からの反作用にあり。

 

 

その1

特に相手側がリードを捕らえ、こちらを目標と捕らえた瞬間相手の鼻頭と拳頭はこちらを向いた瞬間の位置からこちらは、側面斜面に半歩中へ入って行く、これ以上入れば、間合いが取れず、腕を曲げて、打撃することも出来ず、膝を曲げて蹴ることも出来ない間合いへ積極的に入って行く、勿論相手は、リードが取れない、リーチを生かした技が不能となる相手側から見て、邪魔であり戦闘不能状態が発生する。

その2

試合にならないので、レフリーストップ、ブレイクがかかる訳だがこちら側は、邪魔をしたまま何時でもリーチ、リードがない状態で打てる状態となるこの中途半端の距離と時間の短縮を積極的に行う必要が有る。人を致して人に致されず。

 

その3

空間の距離と時間が長くなるほど広範囲にリサーチしなければならない不安感が発生するがこれらを短縮してリーチによるリードを取らない打撃と蹴りを地面からの反射による反作用に伴う抗重力筋群を活用して、必然的に防衛反応と自然反応を誘発させる。

その4

接触したまま相手側のリード、リーチを封じ込めたまま捻りながら引きずり込み同時に捻りながら払い出すには、防衛反応と自然反応の必然的誘発と同時に相手側の仮借の力を捕らえる必要があり、相手側の筋肉の緊張から捕らえるには、レベルが低い、相手側の偽装動作に真意を捕らえることは、出来ない、その真意とは、神経系統による伝達信号をリサーチして捕らえることである。

その5

意拳の断手は、拳先や爪先を目標に当てるためのリードもリーチも必要としないそのため相手を打つためのリーチとリードをとる間合いは、必要く考えなくてもよい。

その6

ただし、リードとリーチを必要とする練習者は、まだまだ、拳先と爪先による打撃に依存しているため距離と時間の短縮をする地面からの反作用による全身の法の体得レベルが低い、目標は、接触と邪魔の線により接触して相手側のリーチとリードの邪魔をして打撃を発する動作、正に一触即発である。

その7

断手訓練の勝敗要領

対人練習においては、双方

とも離れた位置から接触と邪魔の線を捕らえて、絶好の好機を捕らえる練習が実戦的レベルを向上させる。

何時でも打てる状態となる場合により、相手を連続して崩すこともでき、相手側の鼻頭で何発も空打ちが出来る。空手の寸止めとは、全く違う、崩しながら打てる動作、崩しながらさらに崩す動作が連続できるかである。

次回は、第295号に続く

 

意拳練習日誌第295号

第294号に続く

その1

練習の課題については、たくさんの実証例と効果の確認を指導者からの実感を持って体感する。条件として、双方リーチ、リードの取れない中途半端な間合いから積極的に側面斜面へ進撃し相手側の出鼻を押さえる邪魔をして接触し、梃子入れをする。即ちヒットアンドウエイが出来ない状態へと接触と邪魔の線で必然的に側面斜面から進撃する。

その2

具体的には、開きながら閉じていき、前へ出しながら後ろへ引いていき、上げながら下げていき、捻り引き込みながら捻り払い出していき、斜め上に上げながら斜め下に下げていき、時計回しにしながら反時計回しにしていく、左外回しにしながら右外回しにしていき、左内回しにしながら右内回しにしていく、斜め前方に行きながら斜め後方へいく、上方へ行きながら下方へいく、右へ行きながら左へいくなど全て同時に矛盾の力を帯びている状態は発力の機会を捕らえ、つまり、積極的に邪魔をして接触して発力を発揮する

その3

一触即発であるリーチやリードを取らず相手側にも与えない相手側から打てなくこちらからは、打てる技術は、距離と時間を短縮して地面からの反射による反作用を活用して相手側の鼻頭を捕らえ、防衛反応と自然反応を起こさせるこの時、皮膚の感覚は、ヤスリをかけて肉が溶けたような柔らかさで相手側の腕を巻き込んで相手は、逃げること叶わず、起こされた相手は、驚いたように反応し身体は梃子されリフトアップされるこれが効果の確認として捕らえることが出来ていることが条件であり、今後の練習にこれらの感覚を利用したスパーリングを効果的に行い感覚能力を向上させる。

その4

リードとリーチに頼らない摩擦歩の要領で前後交換歩や外環行歩を活用して、前歩を後歩とし後歩を前歩とする遠距離から相手側の側面斜面へ接触する訓練へ移行と出鼻を押さえる真の力点、真の支点、真の作用点、特に直接直撃しないが、防衛反応と自然反応が同時に働き作用点により相手側のリフトアップを体得する必要があり、今後、来年以降は、さらに本格的に一触即発による推手の環状運動による各方向からのリフトアップと断手による瞬間的接触からのリフトアップ技術を交互に体感と効果の確認練習を重視して体得していく予定です。

来年3月末まで、体感または体得出来れば、次年度からの練習は、かなりレベルの高い練習にはんえいできると思います。

本年中における練習日誌は第295号を持って終了します。

次号については、28年度の新体制の4月以降の予定です。

 

意拳練習日誌第296号

第295号に続く

その1

出してくる拳の方向、構えている拳の方向など前に突出した箇所の側面斜面から出鼻をくじき接触から相手側のリード、リーチを積極的に奪い効果の確認は、梃子入れによるリフトアップである、無理矢理、後方に後退した箇所を取りに行ってはならない、全て体の操作により距離と時間を伸ばし短縮する。手首より前の拳掌による拳先や爪先などの小手先の技を使って打撃をするので、はなく手首より後ろの懐の深さを使って

打撃を行う。どの方向からも相手側の出鼻を捕らえるため、大振りはしない、体で側面斜面へ出て、我練習の課題については、たくさんの実証例と効果の確認を指導者からの実感を持って体感する。条件として、双方リーチ、リードの取れない中途半端な間合いから積極的に側面斜面へ進撃し相手側の出鼻を押さえる邪魔をして接触し、梃子入れをする。即ちヒットアンドウエイが出来ない状態へと接触と邪魔の線で必然的に側面斜面から進撃する。

その2

具体的には、開きながら閉じていき、前へ出しながら後ろへ引いていき、上げながら下げていき、捻り引き込みながら捻り払い出していき、斜め上に上げながら斜め下に下げていき、時計回しにしながら反時計回しにしていく、左外回しにしながら右外回しにしていき、左内回しにしながら右内回しにしていく、斜め前方に行きながら斜め後方へいく、上方へ行きながら下方へいく、右へ行きながら左へいくなど全て同時に矛盾の力を帯びている状態は発力の機会を捕らえ、つまり、積極的に邪魔をして接触して発力を発揮する

その3

一触即発であるリーチやリードを取らず相手側にも与えない相手側から打てなくこちらからは、打てる技術は、距離と時間を短縮して地面からの反射による反作用を活用して相手側の鼻頭を捕らえ、防衛反応と自然反応を起こさせるこの時、皮膚の感覚は、ヤスリをかけて肉が溶けたような柔らかさで相手側の腕を巻き込んで相手は、逃げること叶わず、起こされた相手は、驚いたように反応し身体は梃子されリフトアップされるこれが効果の確認として捕らえることが出来ていることが条件であり、今後の練習にこれらの感覚を利用したスパーリングを効果的に行い感覚能力を向上させる。

その4

リードとリーチに頼らない摩擦歩の要領で前後交換歩や外環行歩を活用して、前歩を後歩とし後歩を前歩とする遠距離から相手側の側面斜面へ接触する訓練へ移行と出鼻を押さえる真の力点、真の支点、真の作用点、特に直接直撃しないが、防衛反応と自然反応が同時に働き作用点により相手側のリフトアップを体得する必要があり、今後、来年以降は、さらに本格的に一触即発による推手の環状運動による各方向からのリフトアップと断手による瞬間的接触からのリフトアップ技術を交互に体感と効果の確認練習を重視して体得していく予定です。

来年3月末まで、体感または体得出来れば、次年度からの練習は、かなりレベルの高い練習にはんえいできると思います。

本年中における練習日誌は第295号を持って終了します。

次号については、28年度の新体制の4月以降の予定です。

20160221

ホームページにあるようにあらゆる方向からの梃子入れによるリフトアップを体得するための足の踏みつけから地面の反作用を活用する効果的な全身の法による体幹練習を重視していきします。

 

 

その1

推手練習として接触した状態から360度の環状運動により相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、梃子入れによるリフトアップを体得する特に地面からの反作用を主体に矛盾の状態から矛盾の力を三次元的に模索し各種実用例を持って多種多面的な踏みつけによる地面からの反作用及び反面操作による効果の確認により応用体得練習へ移行する。

 

 

その2

断手練習として間合いがある状態から何処からでも瞬間的に間合いを潰し接触と邪魔により相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、梃子入れによるリフトアップを体得する特に瞬間的に多種多面的な踏みつけによる地面からの反作用を主体に矛盾の状態から矛盾の力を三次元的に模索し各種実用例を持って反面操作による効果の確認により応用体得練習へ移行する摩擦歩は、間合いを潰し梃子入れからリフトアップできる多種多面的な踏みつけによるアキレス腱を酷使しない急発進、急停止、急方向変換ができる歩法技術であり、側面斜面、後退は前に行くため及び梃子入れするためであり、単なる側面斜面へ身をかわす技術ではない 。即ち足裏の踏みつけが体幹部を操作し、同時に手の動きとなり、地上の手の動きからの操作ではなく、地面からの操作であることを認識されたい 。

 

 

 

その3

近接練習から瞬間的に側面斜面へ移動し間合いがない状態から相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、梃子入れによるリフトアップを体得する特に間合いがない瞬間的に地面からの反作用を主体に側面斜面へ転移して矛盾の状態から矛盾の力を三次元的に模索し各種実用例を持って反面操作による効果の確認により応用体得練習へ移行する。

その力は、無力の中に力を求め、微動の中に速度を求め、拙劣の中に巧妙を求め、抽象の中に具体性を求める地面からの反作用により水面に写る鏡の如く、地上の動作へ反映される。

 

 

 

その4

推手練習は、推手に勝つための練習ではなく、断手練習のための補完練習であり、推手練習が即実戦には応用できないことを深く認識し練習における相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、三次元的に反面操作による梃子入れを手がかりとして断手練習により応用できる段階に至り実用性、機能性を発揮することができる。

 

 

 

その5

グローブ練習における効果の確認としてスパーリングを行うさい、容易なグローブテクニックによるプロテクト技術、即ちグローブの大きさやクッションの特徴を使わず、必ず相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、梃子入れからのリフトアップ技術及び接触と邪魔による絶好の機会がグローブを着けても出来なければ、体得はできていない。

 

 

その6

グローブは、あくまでも安全管理上の道具であり、この道具を練習の便宜を図る為のグローブ技術にしてはならない即ちグローブが無くても間合いを潰してリーチ及びリードを頼らず相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、梃子入れリフトアップを活用した技術でなければ実用性と機能性を発揮することができない。

 

 

その7

対戦相手がいる場合は、単独練習のように単独練習の場合は、対戦相手がいるように、もちろんグローブ練習の場合においても素手による相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、実戦練習のように行う。

 

 

その8

通常一定の間合いをとり、リード及びリーチを得意とする戦術を潰すには、相手側が不得意となるように間合いを潰し相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、こちらが、戦術を発揮できるように誘発させる。

 

 

その9

潰した間合いからの戦術は、掴み合い、抱きつき、クリンチ、抱きつきからの掛け倒し、倒しからの寝技、マウントポジション、絞め術が主流概念であり、別の概念があることは、認識されていない。これが、即ち相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、梃子入れの技術を特徴とする意拳である

 

 

 

その10

間合いを潰し、側面斜面から邪魔をして、相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、防御中段階、攻撃開始前、攻撃中段階へ容赦なく進撃することにより相手側自身がマジに防衛反応と自然反応を誘発させ、梃子入れによるリフトアップが出来なければ、リーチやリードが打撃力のグローブ空手やキックボクシングに見られる手や足の前後推進力と屈伸運動による戦闘方法と接触すれば、掴み合い、抱きつき、かけ倒し寝技までの戦闘方法しか選択肢がなく、地面からの反作用を活用しない技術となり、これらは、目的とする意拳の技術ではありません。

また、過大な宣伝のような達人になる技術では、ありません。

意拳の特徴となる相手側の仮借の力をリサーチし捕らえて、効果的な梃子入れ技術の体得です。

 

 

是非とも意拳の特徴を体得するための主要練習を目的に頑張って行きましょう。

 

意拳練習日誌第296号

第295号に続く

推手練習における注意点について

 

 

その1

推手練習だけでは、実戦上の要件は、満たさない。

断手練習での接触状態から相手側の仮借の力をリサーチしてリラックスして捕らえ、裏股の操作及び地面からの反作用を使ってリフトアップさせ絶好の機会を求める瞬間的接触状態における部分的練習であることを忘れてはならない、また、神がかり的に万能であるかのように妄想してもならない。

 

 

その2

接触時における状態は、断手における接触状態と同様六合、即ち上下前後左右六面に引き合う状態から打ってくる拳の方向、構えている拳の方向など前に突出した箇所の側面斜面から全身の法にのっとり中心線を絞って、地面からの反作用と摩擦歩を使って時計まわり、反時計まわりの方向変換により出鼻をくじき接触から相手側の仮借の力をリサーチして捕らえ、リード、リーチを積極的に奪う。

 

 

その3

そのため、相手側の中心の中心である鼻頭から逸脱するような大きな手回しを重視しない、梃子入れ動作を主体とした打つ動作であり、相手の防衛反応を目的に出鼻をくじき、逆に相手側からの目的をリサーチして捕らえ、阻害して失敗により発生した仮借の力を捕らえて、反面操作による結果、全身の動作は、相手側の鼻頭から逸脱しないように必用最小限に小さく手を回し、腕で回せば、軌跡は大きくなり、体幹の反面操作により、全身で回せば、相手側の防衛反応を密接かつ継続的に管理することができ、レベルが上がれば 、巧妙な動作となり、段

階を得て、その軌跡は小さくて、鋭い境地へ発展していく上で、多くの要因が一瞬に一致して、時間と距離を短縮できることを感覚として捕らえ実戦に活用できることを体得する。

例えるならコンビネーションような足算方式ではなく、多面的なことが一瞬一致する掛け算方式である。

この多面的要因となるかけ率が大きいほど、レベルがたかく、その要因とは全身の法を構成する勝因の多さである。

これを力量というこの力量は、習熟された指導者から効果の確認を通じて、自ら経験を積み上げ感覚的に教えてもらわなければ、解らない。

 

 

その4

拳掌は必ず地面からの反作用を活用して、自分の中心及び鼻頭を守り、相手側の仮借の力をリサーチして、中心及び鼻頭を押さえ邪魔をしたまま必用最小限で動かし、この間に生じる相手側の失敗による仮借の力をリサーチして反面操作による地面からの反作用を使って六合及び三尖相照並びに守中用中、形曲力直などの全身の法が効果的に発揮されるいくつかの重視事項を一致させ、体全身から肩へ、そして肘へ、そして手首へ、そして指先を回し、リラックスして、全身同時一致して、絶好の梃子入れの機会を捕らえることを追求する。

 

 

その5

効果の確認は、相手側の仮借の力をリサーチして捕らえ、裏股による操作と足裏の踏みつけによる地面からの反作用を捉えた結果、リラックスした梃子入れによるリフトアップである 。

練習上の注意点と大きな認識の違いにより、明暗が別れる理由として、必用最小限といっても、指先から手首から回せば、全身の法は、使われず低レベルの境遇から離れることは出来ないことを充分に注意しなればならない。

 

 

再2016.4.12

意拳練習日第296号

第295号に続く

推手練習における注意点について

その1

推手練習だけでは、実戦上の要件は、満たさない。

断手練習での接触状態から相手側の仮借の力をリサーチしてリラックスして捕らえ、裏股の操作及び地面からの反作用を使ってリフトアップさせ絶好の機会を求める瞬間的接触状態における部分的練習であることを忘れてはならない、また、神がかり的に万能であるかのように妄想してもならない。

その2

接触時における状態は、断手における接触状態と同様六合、即ち上下前後左右六面に引き合う状態から打ってくる拳の方向、構えている拳の方向など前に突出した箇所の側面斜面から全身の法にのっとり中心線を絞って、地面からの反作用と摩擦歩を使って時計まわり、反時計まわりの方向変換により出鼻をくじき接触から相手側の仮借の力をリサーチして捕らえ、リード、リーチを積極的に奪う。

その3

そのため、相手側の中心の中心である鼻頭から逸脱するような大きな手回しを重視しない、梃子入れ動作を主体とした打つ動作であり、相手の防衛反応を目的に出鼻をくじき、逆に相手側からの目的をリサーチして捕らえ、阻害して失敗により発生した仮借の力を捕らえて、反面操作による結果、全身の動作は、相手側の鼻頭から逸脱しないように必用最小限に小さく手を回し、腕で回せば、軌跡は大きくなり、体幹の反面操作により、全身で回せば、相手側の防衛反応を密接かつ継続的に管理することができ、レベルが上がれば 、巧妙な動作となり、段 階を得て、その軌跡は小さくて、鋭い境地へ発展していく上で、多くの要因が一瞬に一致して、時間と距離を短縮できることを感覚として捕らえ実戦に活用できることを体得する。

例えるならコンビネーションような足算方式ではなく、多面的なことが一瞬一致する掛け算方式である。

この多面的要因となるかけ率が大きいほど、レベルがたかく、その要因とは全身の法を構成する勝因の多さである。

これが力量で、習熟された指導者から効果の確認を通じて、自ら経験を積み上げ感覚的に教えてもらわなければ解らない。

その4

拳掌は必ず地面からの反作用を活用して、自分の中心及び鼻頭を守り、相手側の仮借の力をリサーチして、中心及び鼻頭を押さえ邪魔をしたまま必用最小限で動かし、この間に生じる相手側の失敗による仮借の力をリサーチして反面操作による地面からの反作用を使って六合及び三尖相照並びに守中用中、形曲力直などの全身の法が効果的に発揮されるいくつかの重視事項を一致させ、体全身から肩へ、そして肘へ、そして手首へ、そして指先を回し、リラックスして、全身同時一致して、絶好の梃子入れの機会を捕らえることを追求する。

その5

効果の確認は、相手側の仮借の力をリサーチして捕らえ、裏股による操作と足裏の踏みつけによる地面からの反作用を捉えた結果、リラックスした梃子入れによるリフトアップである 。

練習上の注意点と大きな認識の違いにより、明暗が別れる理由として、必用最小限といっても、指先から手首から回せば、いわゆる小手先の技となり、全身の法は、使われず低レベルの境遇から離れることは出来ないことを充分に注意しなればならない。

 

意拳練習日誌第297号

第296号に続く

推手練習における注意点について

その1

攻勢及び防勢並びに移動中に限らず、相手側が僅かでも、こちらの中心の中心正面に入れば、守中により、三尖を合わせて相手側の侵入を邪魔して用中により、速やかに正面を譲って側面、斜面へ進撃して、リラックスした反方向的転移により、攻守合一して、相手側との間合いを詰めて間合いをぶっ潰し、相手側の防衛反応を誘発させ、仮借の力と相手側の中心の中心である出鼻を捕らえ、牛の鼻輪を引くように、或は風になびく凧の糸を引くようにに決して放さない。

即ち、攻守合一とは、守中と用中が同時に発生している状態である。

その2

即ち相手側を管理し、主導権を獲得する。

右手か左手かどちらかが、接触した瞬間に仮借の力を捕らえた方が表面となり、その矛盾の状態をしり、その裏面となる身体は、裏股の操作及び足の踏みつけによる地面からの反作用を使って反面操作によるリラックスした反方向的転移により、相手側の中心線を捕らえて、相手側を側面斜面へリフトアップさせ、相手側を翻弄し反撃の暇を与えない。

上手い踏みつけとは、裏股の操作及び足の裏の踏みつけと手の拳掌の動き、頭頂への突き上げは、全身一致して、同時に起動する。

その3

全ての反面操作は全身の法による全身一致の反方向的転移による試力の動作として、特にリラックスした「揺」と「旋」の動作レベルの高さに比例する。

例えば、無力の中に力を求めると手の動きは力みがなく、腕力に頼らない裏股の操作及び足裏の踏みつけにより、地面からの反作用による坑力を求め、抗重力筋群による円滑な抗重力機構を活用する。

その4

微動の中に速度を求めると身体各方向、各面を部分的に観ればそれほど速くなく、ゆったりとして、即ちリラックスして、観えるが具体的には、相手側の仮借の力を六面から中心に向かって抱擁し、常に多面的に守中用中が伴い全身が一致すれば、微動の状態においても攻守合一及び時間と距離を同時に短縮することができ、梃入れによる発力を行うための時間的余裕がリラックス出来る根拠となる。

その5

拙劣の中に巧妙を求めると自己の中心から相手側の中心を逃がさないため、その軌跡は小さく、裏股の操作及び足裏から地面の反作用を捕らえて体幹による操作は巧妙に動き、手の動きを操作する裏股の操作及び足裏の地面を踏みつける動作は、一見おおざっぱであるが、地面の反作用を受けて、体幹から全身への操作は、リラックスした巧妙な仕上がりとなり、特に裏股の操作は、足裏の踏みつけと一体感がなければならない。

その6

抽象の中に具体性を求めると、意拳の動作において、決まった力の方向、決まった力量などの偏りはなく、力は、六面方向に均等に働き、それぞれ同時に互いに引き合い、互いに反対に働き、相手側の仮借の力は、決まった方向と力量を伴うため、これを反面操作により、相手側の方向と力量を捕らえて、抽象的及び同時多発的に発生する仮借の力を同時多面的及び具体的に反方向的転移による六面均一により体勢を崩壊させる。

その7

全ての反方向性転移を目的に反面操作を行う起動力は、全身の法による全身一致による裏股の操作及び足裏の踏みつけから頭頂まで、上手く引き上げる力で、上下中心線が重力と反作用による坑力を感覚として捕らえた時に初めて理解できる。

この種の力は、既に站椿において、養成されていなければならない、効果の確認として、この上下中心感覚は、仮借の力として、使われている部分的な腕力ではなく、体重をかけている力でもなく、裏股の操作及び足裏の踏みつけによる地面からの反作用により抗重力筋を活用するものである。

また、気のエネルギーや得たいの知れないエネルギー、神がかり的な、カルト的なものなどではない。

全身の法とは、あらゆる勝因の分析を基に固定的な形など無駄を排除して、実用性と機能性を追究し、有機的な身体操作や運用などの地面の反作用と六面力などから集約化させた全身一致によるもので、本来のリラックスとは、全身の法によるもので、絶好の機会となる発力のために距離と時間的余裕を作り出すため習熟度によりリラックスのレベルは、大きくなるため、指導できる習熟者を通じて、効果の確認を教えてもらわなければ、一生わからない。

意拳練習日誌第298号

第299号に続く

リラックスとは、発力を行うための時間的余裕を導く全身の法である。

その1

全て身体操作である全身の法を使って、足裏の踏みつけにより、地面からの反作用を活用した抗力は上方へ向かい、鼻頭の線を双方意識した中心線を絞って防衛反応を起きた状態から相手側の仮借の力をリサーチして捕らえ体を使って裏股の操作及び反方向的転移並びに反面操作による梃入れを行う。

その2

例えば断手において、攻守合一を追求すべく守中用中を伴って一瞬に反方向的転移による側面、斜面から接触し、相手側の仮借の力を肘から上腕部、肩に近い部分と接触しリサーチするためにはリラックスした身体操作を主体とする「揺」による側面への転移か「旋」による斜面への転移及び裏股の操作と足裏の踏みつけによる梃子入れまでの一体感が最重要課題であり、当然、手首だけや、脱点、手の開き、腕力などで劣勢の状況は、挽回出来ない、腕が異様に緊張し硬くなるのは、リラックスした全身の法を無視した、これらが原因である。

その3

全身の法に含まれる要因となる「揺」と「旋」による側面、斜面への反方向的転移、攻守合一を追求すべく守中用中を伴った相手側への防衛反応、仮借の力をリサーチして捕らえ、裏股の操作と足裏の踏みつけによる梃子入れなどは、相手側への発力を行うための時間的余裕をつくる方法であり、この時間的余裕がリラックスの条件となる。これとは逆に、小手先によるその場しのぎの逃げた動作として手首による簡単操作、脱点、腕力、手の開き、大きな手回しなど自己処理を短絡的に速く行う動作は、一見速く見えるが、落ち着きと余裕がなく、緊張がだけが続き、発力を行うための時間的余裕がないため、リラックスは望めない即ち発力が全て未発に終わることになる。そのため断手を目的とした接触動作からかけ離れた安易な操作を採用しては行けない。

その4

地面からの反作用は抗力を発生させ、抗重力機構により上昇し自己を膨大させる即ち三次元的に均一した力を掌握でき、中心線を絞って、用いる守中用中に伴う相手側への防衛反応による誘発を怠ってはならない。これも発力を行うための時間的余裕を導きだす要因である。

その5

実戦時は、手の間隔、拳の間隔は極めて狭い、拡げれば、隙間から相手側の打撃を的もに受けるため、攻守合一、守中用中による三尖相照及び相手側への防衛反応誘発による百牛を引く管理は、必ず必要であり、片時も譲っては、ならない、秘訣は、攻守合一、守中用中を密接かつ継続的に裏股の操作と足裏の踏みつけによる梃子入れができるかである。

これがなければ、相手側への中門進撃は不可能である。これも発力を行うための時間的余裕を導きだす要因である。

その6

敵に当たらなければ、打たないとは、

相手側と当たり接触するため、相手側との間合いを側面斜面から潰し、空間上の隙間を埋め、相手側が打撃するための拳を引く距離を潰してさらに隙間を埋め、相手のリードを全て無効にする。これも発力を行うための時間的余裕を導きだす要因である。これも発力を行うための時間的余裕を導きだす要因である。

その7

十分に重い打撃でければ打たない、敵を死に至らせなけらば打たないとは、

相手のリードを無効にして、相手の中心の中心である出鼻を押さえ、引くことによる生じた防衛反応から自然反応を誘発させ仮借の力を捉えた主導権をもった状態であり、十分なリラックスが出来るほど余裕と時間と距離の短縮が速く、リラックスから一瞬の緊張への転換として、発力の威力は膨大。これも発力を行うための時間的余裕を導きだす要因である。

この状態における全身の法の感覚を持って相手側の仮借の力をリサーチできる練習は、レベルを向上させる。

意拳練習日誌第299号

第298号に続く

練習における「小手先の技」と「全身の法」との比較

その1

手の間隔を広げれば広げるほど、攻守合一及び守中用中から遠のき、力めば、力むほど、手首だけの小手先を使えば使うほど全身の法による実用性と機能性は失われていく、つまり裏股の操作及び足裏の踏みつけにより、地面からの反作用から抗力を活用し上下中心線を獲得して、六面均一の力を掌握して、守中用中及び反方向的転移による反面操作から相手側の防衛反応により、仮借の力をリサーチによる絶好の機会を獲得せず、「安」に走れば適当にすることも可能であり、「難」を追究すれば、大きな成果を期待できる。

「安」とは、小手先の動作であり、発力に備える時間的余裕は無く、「難」とは、全身の法であり、レベルに応じて、発力に備える時間的余裕が有りレベルの向上は、更に期待できる。

その2

つまり小手先の技術を採用すれば、全身の法は衰退し、逆に肘に近い部分から相手側の仮借の力をリサーチして、捕らえ体幹部による反面操作による腕力ではない、裏股の操作による足裏の踏みつけから地面の反作用による上方に向かう抗力を抗重力筋を活用し、上下中心線を獲得して、六面均一の力を掌握して、守中用中及び反方向的転移による反面操作の練習は、基本練習を通じて、効果の確認と実感と理論を螺旋階段を上るように回帰しながらレベルを向上させることができる。

その3

難度の高い逃げない技術を獲得すれば、全身の法は高いレベルに向かう、即ち「安」より「難」を選択することにより、安い技術を掴むことなく、高い技術を獲得することができる。

その4

このように、条件として、いきなり接触から始まるため、「難」をさけ断手には活用出来ない力み安く逃げやすい「安」の技術を安易に選択する傾向にある。

その5

その為、本来目的の中心を絞って相手側の仮借の力をリサーチして、攻守合一及び守中用中による裏股の操作及び足裏の踏みつけにより、地面からの反作用から抗力を活用し上下中心線を獲得して、六面均一の力を掌握して、反方向的転移によるリラックスした反面操作でどれだけ、相手側の失敗による仮借の力を捕らえ梃入れできる絶好の機会を断手練習へ反映させる技術を練習出来るかが自らにかかってくるため、発力を行うための時間的余裕を導く全身の法について、自分自身へ何れだけ厳しく当たることが出来るかが問題となる。

その6

実力は、反面操作が何れだけ出来るかが力量となる。

何故、推手練習が必用か

断手による接触は、一瞬であり、この一瞬に相手側をリサーチして、攻守合一及び守中用中による裏股の操作及び足裏の踏みつけにより、地面からの反作用から抗力を活用し上下中心線を獲得して、六面均一の力を掌握して、反方向的転移によるリラックスした反面操作で、相手側の失敗による仮借の力を捕らえ梃入れによる発力を行うための時間的余裕を導く絶好の機会をリラックスして獲得する争奪戦である。

その7

推手は、接触した状態から相手側の仮借の力をリサーチにより、捕らえ、攻守合一及び守中用中による裏股の操作及び足裏の踏みつけにより、地面からの反作用から抗力を活用し上下中心線を獲得して、六面均一の力を掌握して、反方向的転移によるリラックスした反面操作で、相手側の失敗による仮借の力を捕らえ梃入れするためリラックスして、時間的余裕を導き絶好の機会を捕らえるための練習であるため、特徴として断手と比較すれば接触を条件として、弁証原則に基づき、反面操作による時間的余裕と巧妙性を磨くことができる。

逆に緊張して、時間的余裕のない者の行動として、手を大きく回したり、腕力で対抗したり、手首だけで回たり、手の間隔をおおきく開いたりすることは、目的からかなり外れた、意味のない、低レベルの練習となることを認識しなければならない。

意拳練習日誌第300号修正文

第299号に続く

急がば回れ、摩擦歩は、直進的移動により間合いを詰めるのではなく、反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰すのである。

その1

摩擦歩の要領により間合いを潰しにかかる時、特に片手による接触の場合も両手を使って側面斜面から守中用中及び反方向的転移による反面操作による矛盾の力を発揮するごとく、全身の法をか活用し、直接接触していない反面が何もしていなければ、矛盾の状態を認識していないことになり矛盾の力を発揮することができない、特に間合いを潰す前進後退時に内旋及び外旋がドリルのように同時に発生するには、裏股の操作と足裏の踏みつけによる地面からの抗力を均一に上方へ四方へ抗重力機構により自己拡大していく上下中心軸の争力を実感できなければ、間合いを潰して邪魔をして、相手側が行おうとする打撃のためのリードとリーチを準備する余裕を与えず、全身の法によるこちら側の距離の短縮及び時間的余裕を作り出せない実上の片手おちとなる。

その2

前進及び後退並びに移動中に接触すれば、地面からの反作用を使って裏股の操作及び足裏の踏みつけは、守中用中及び反方向的転移による反面操作を一体化して、相手側の仮借の力をリサーチして、終始相手側の鼻頭を捕らえ翻弄するこの一連の動作が、正しければ、地面を鏡として反射し正しい反作用により、大きな成果をだすことが出来る。

鼻は万物の象徴、身体の中心であり、物理的にも心理的にも、この位置をおさえ、防衛反応及び自然反応により仮借の力を誘発させ、主導権を獲得し、いささかも譲らない 動作が正しければ、相手側の体勢も、こちらとは、逆に鏡を写した反面の様に反射し、正しい反作用により、バランスを失いリフトアップが必ず誘発する大きな成果をだすことが出来る。

接触しようとする時、急がば回れ、このように直進ではなく、側面及び斜面から内旋及び外旋を伴い地面からの反作用を活用して、足裏から頭頂まで同時一致して反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、守中用中による攻守合一の迂回を行い相手を管理し翻弄する。

その3

手首より前の拳掌による拳先や爪先などの小手先の技を使って打撃をするのではなく、手首より後ろの懐の深さを使って打撃を行うためには、直進しては、ならない、摩擦歩の要領による反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、側面斜面から同時一致して迂回しなければ、成果はない。

肘、肩の動きは、手首および指先より巧妙に動く、この巧妙さは、側面及び斜面から守中用中及び反方向的転移による反面操作を一体化して、相手側の仮借の力をリサーチして、裏股の操作及び足の踏みつけによる地面からの反射による反作用を活用し肘、肩より肩と寛骨が巧妙に動き、さらに寛骨と膝さらに足裏が巧妙に動く、正に手と足が合い、肘と膝が合い、肩と寛骨が合い、意と気と心が合う全身の反面操作である。

その4

車に例えるとハンドリングに似ているが、2次元的な円形なものでなく、3次元的な球形のものを操作する感覚で、相手側の仮借の力を表裏一体に反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、リサーチして矛盾の操作によるものである。

その5

どの方向からもリサーチして相手側の出鼻を捕らえるため、大振りはしない、体で側面斜面へ出て、我の鼻頭を中心に前後、左右、上下の中心線に絞りながら開放する弾力性を伴う矛盾の力を整合させ反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、まるで、行こうとすれば、反対に引っ張られる感覚を体得する。

その6

このように弾力性を伴う整合した矛盾の力を追求しリードとリーチに頼らない摩擦歩の要領で前後交換歩や外環行歩を活用して、前歩を後歩とし後歩を前歩とする遠距離から相手側の側面斜面へ接触する反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、相手側にも打撃に必要なリードとリーチを与えない訓練へ移行と出鼻を押さえる真の力点、真の支点、真の作用点、特に直接直撃しないが、防衛反応と自然反応が同時に働き作用点により相手側のリフトアップを体得する必要がある。

その7

さらに本格的に一触即発による相手側の仮借の力をリサーチして、推手の環状運動による各方向から捕らえてリフトアップと断手による瞬間的接触から側面斜面へ接触する反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、リフトアップ技術を交互に体感と効果の確認が出来たレベルから次の段階となるグローブによるスパーリング練習は既成概念のない他派とは異なるスパーリング練習となり、リフトアップが可能なリーチとリードが要らない非常に有効な実戦練習へと移行していく。

その8

では、レベルアップに必用なものは、演出やフォームではなく、起動は、足の踏みつけによる地面からの反作用であり、坑重力機構を効果的に発揮させるために守中用中、六合、反面操作等による裏股の操作及び足の踏みつけ方を徹底的に鍛え上げて、あらゆる裏股の操作及び足の踏みつけ方から反方向性転移を伴う前進及び後退の足さばきで間合いを潰し、相手側の仮借の力をリサーチして、絶好の機会を捕らえることである。

全ての練習の目的は、信憑性のない、エネルギーや気などの他力本願的なものに期待するのではなく、全身の法から力学と実感覚と運用を体得する自力本願によるものである。

特に急がば回れによる裏股の操作及び足の踏みつけ方、守中用中など多種多様な要因による一体化で、全ての動きを管理する。