マイコプラズマとウレアプラズマ

マイコプラズマ尿道炎とウレアプラズマ尿道炎

セックスが原因で尿道炎になった時、つまり、性病によって尿道炎になってしまった時

約80%は、クラミジアか淋菌が、原因菌です。

でも、近年は、検査をしてもクラミジアも、淋菌も検出されないのに、なかなか尿道炎が治らないと言うケースが増えています。

そして、そうした尿道炎の多くが、マイコプラズマまたはウレアプラズマによって、引き起こされています。

種類

尿道炎の原因になるとされる、マイコプラズマとウレアプラズマは全部で4種類あります。

可能性が高い順に

    1. Mycoplasma genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム)
    2. Mycoplasma hominis (マイコプラズマ・ホミニス)
    3. Ureaplasma urealyticum(ウレアプラズマ・ウレアリチカム)
    4. Ureaplasma parvum(ウレアプラズマ・パルバム)

と、なります。

特徴

マイコプラズマ及びウレアプラズマは、細胞壁を持たない細菌です。したがって、細菌の細胞壁に作用することで、細菌を叩く、セフェム系の抗生物質は、効果がありません。

☆ セフェム系の抗生物質は、淋菌の治療薬として、使われています。(ただし、耐性を持った淋菌が増えているようです)

症状

マイコプラズマとウレアプラズマが原因の尿道炎の場合、症状は、クラミジアと似ていて軽い、と言われています。

排尿痛(おしっこをする時の痛み)、さらっとしたタイプの膿(うみ)、痒み(かゆみ)が、主な症状です。

尿道炎について~クラミジア性・淋菌性・非淋菌非クラミジア性

潜伏期間

1~5週間と、個人差があります。

治療法法・治療薬

治療する場合は、クラミジアと同じ治療が行われますが、治りにくいため再発の頻度が高いです。

治療後、2~4週間後に経過観察のための再検査が望まれます。パートナーの同時治療が必要です。

多くの性病科では、アジスロマイシンを使い治療しています。

クラミジアの治療薬について

アジスロマイシンについて