性器ヘルペスの検査キット:男女共用
性器ヘルペスの検査の種類
性器ヘルペスの検査の種類
3通りの検査方法があります。
- 視診
- 水疱が破れて、皮膚が傷んだ状態なら、見ただけでも判ります。
- ウイルス検査(抗原検査)
- 患部の水疱などの病変部から検体を採取して、ウイルスの存在を確かめる、抗原検査です。
- 血液検査(抗体検査)
- 採血して、単純ヘルペスウイルスに対する血液内の抗体の有無を調べる、抗体検査です。
- HSVは、幼少期のHSV‐1感染、青年期以降の性器へのHSV‐1、HSV‐2感染、再発による病変形成と、様々な病態を取るので、血清抗体から病態を鑑別するのは困難です。
ですが、性器ヘルペスの場合、症状が出れば、見ただけでわかります。
ですので、自分で出来る検査キットは、1種類しかありません。
陰部(性器)でも、口腔内でも、唇でも、病変らしき部位があれば、そこに単純ヘルペスウイルスがいるかどうかのチェック
ができます。
検査キットの検査方式
検査キットの検査方式
この検査は、採取した検体内に、単純ヘルペスウイルスのDNAが存在するかどうかを、PCR法を用いて高い精度で判定する、
というものです。
(ただし、1型・2型の区別はできません。)
男女共に検査できます。
- 検体=性器皮膚擦過物または膣分泌物
- 検査項目=単純ヘルペスDNA
- 検査法=PCR法
- 正常値=陰性(-)
- 異常値=陽性(+)
検体の取り方(採取方法)
単純ヘルペス感染が疑われる部位から、専用の綿棒でぬぐい液を採取し、それを保存液に溶かし出して、検体を作ります。
その為、単純ヘルペスウイルス(HSV)本体を、その病変が存在すると推測される部位から、直接検出することが出来ます。
一般的に、性器ヘルペスというと、単純ヘルペスウイルス2型(HSV2)のことを言うのですが、オーラルセックスが盛んな今の時代においては、性器に単純ヘルペスウイルス1型(HSV1)が感染したり、口腔にHSV2が感染したりと、多様化しています。
重要なのは、単純ヘルペスウイルスに感染しているかどうかであって、感染部位や、1型・2型の区別はあまり重要でなくなってきました。
そこで、型の判定はできないが、高い精度で単純ヘルペスのDNAを検出できるという検査方法が、選ばれています。