『将棋シン縄』第32番
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第32番
必至
作意不明
渡瀬荘治郎『將棋必勝法』必死第28番(参考図)に類似
『將棋必勝法』必死第28番の手順は、
2八銀、※1三桂、同と、※3三桂、2六金、同角、3九桂、※1七金、同桂、同角成、2七金、同馬、同銀、1七玉、2九香まで15手必至
だが、この第32番の図だと、必至逃れの手順が3つ成立する。
※2手目13桂のところ、45飛、※同金、28香成、25飛、26香、44金、27玉以下逃れ。※45同金のところ、26金は、同角、17香、同角成、同桂、26金以下逃れ
※4手目33桂のところ、21香、23と、33桂、26金、同角、39桂、17金、同桂、35桂以下逃れ
※8手目17金のところ、17飛、同銀、同角成、同桂、26銀以下逃れ
そのため、第32番の図から、2手目45飛の受けをなくすため攻方47歩を46歩・47香に変更し、4手目21香をなくすため受方22歩を追加。さらに8手目17飛をなくすため受方の持駒を桂桂に変更した結果、『將棋必勝法』必死第28番の図になったのではないかと思われる。
ただし、受方の持駒を桂桂にすると、2手目45飛や4手目21香の手は自動的になくなるので、46歩・47香や22歩の改作者と、受方の持駒を桂桂にした改作者は、別の人間の可能性がある。
初形
参考図
渡瀬荘治郎『將棋必勝法』必死第28番
2八銀、1三桂、同と、3三桂、2六金、同角、3九桂、1七金、同桂、同角成、2七金、同馬、※同銀、1七玉、2九香まで15手必至
※13手目27同銀のところ、27同桂、25金、※36角の余必至あり。※36角のところ、17香、26玉、34龍まで必至もあり
初形
2019年8月12日作成/2023年1月21日修正
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