紙の「豆の本」

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PDFの「豆の本」だけでは能がないと思い、紙の「豆の本」も作ってみました。 5mm×5mmなので、一円玉の上にのせても大丈夫。

Making of 豆の本

その1

  • この大きさ (5mm×5mm) では、各ページを綴じて製本するのはとても難儀なので、ページを横に連続した形で細長く印刷して、蛇腹に折りたたんで裏を貼り合わせるいう方法(経本折り)を使いました。
  • この方法だと1ページの厚みが紙2枚分になるので、紙が厚いと本が不格好になります。そのため、今回はコピーのできる薄手の和紙を用いました。
  • さて、OpenOffice.orgで細長い原稿 を作って印刷するわけですが、なにしろ本文が2ポイントと細かいので、高解像度のプリンタを使う必要があります。また、インクジェットプリンタだと裏を糊 付けする関係上どうしてもにじんでくるので、できればレーザープリンタを使いたいところです。 (で、今回は某所のコピー機兼プリンタをこそっと使いました。)

その2

  • 印刷です。原稿が小さいのでA4の紙の真ん中に印刷しました。このとき、紙の目が逆目にならないように、あらかじめ紙の目をチェックしておきましょう。 (ま、たとえ逆目でもこの大きさならほとんど気にならないかもしれませんが)
  • 次に、5mmごとにページの折り目の線を千枚通しのような先のとがったものでつけていきます。このとき、きっちり5mmづつ線を引かないと、きれいに折りたためません(これで何枚か無駄にしました)。

その3

  • 折り目の線がついたら、切り抜きます。このとき、最初と最後に遊び紙の分を残しておくのをお忘れなく。
  • 山折り/谷折りを交互に折って、蛇腹状にします。
  • 紙の裏に糊をつけて貼り合わせます。糊は口紅タイプのスティック糊を使いました。紙が薄いので、ヤマト糊や液体タイプの糊は向いていません。また、たくさん塗ると糊がはみ出てページがくっついてしまうので要注意。
  • 上手にできたら、しばらく洗濯バサミにでもはさんで乾かします。

その4

  • 乾いたら、背に補強用の紙を1枚貼って、ある程度乾いたら表紙を貼ります。表紙の紙は、どこぞのアクセサリショップの紙袋をちょいと切って使いました。
  • 最初は小口より背のほうが厚いため不格好ですが、洗濯バサミにはさんで乾かすうちに自然と落ち着いてきます。背が上手に丸くなったら万々歳。
  • たぶん糊がはみ出してページがくっついているところがあるので、千枚通しでそっと開きます。
  • さて、うまくできたでしょうか。

豆の本 表紙

豆の本 タイトルページ

豆の本 本文

豆の本 図版

2009年6月5日作成/2016年11月1日修正