『必至二十題』第7番

第7番

必至

7六歩、※7一角、8二銀、※同角、同金、9三玉、※8四角、8二玉、7二金、9二玉、9三香、同桂、7三角成まで13手必至

※2手目71角のところ、66角は、82銀、84歩、73金まで5手必至

※2手目71角のところ、76同龍は、82銀、84歩、74香、85歩、73金まで7手必至

※2手目71角のところ、84歩は、82金打、93玉、95歩、同歩、同香、94歩合、83銀まで9手必至

※4手目82同角のところ、84歩は、73金まで5手必至

※7手目84角のところ、83金、同玉、72角、82玉、84香、71玉、81香成、62玉、52金までの詰あり


渡瀬荘治郎『將棋必勝法』必死第17番と同じ

『將棋必勝法』必死第17番に書かれた必至手順だが、実は※7手目84角のところ83金以下の詰があり、さらに5手目の82同金は王手。つまり、4手目に82同角だと、82同金以下の詰が生じるということである。

そのため、初手から76歩、71角、82銀に対して、4手目82同角は誤りで84歩が正しくなり、その場合73金までの5手必至になる。

そうなると、それより手数の長い2手目76同龍の変化(7手必至)や、2手目84歩の変化(9手必至)を、本手順にしたほうがいいのかもしれない。

初形

2019年8月20日作成/2023年1月21日修正

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