クリスマスが近づいてまいりました。街のイルミネーションを見たり、ケーキ屋さんに並んだクリスマスのお菓子などを眺めていると、わくわくしてきます。そして、この時期に読みたくなるのが、クリスマスを題材にした物語や絵本です。
「クリスマスキャロル」 「靴屋のマルチン」 「賢者の贈り物」 「聖夜の奇跡」
「ぐりとぐらのおきゃくさま」 「サンタクロースっているんでしょうか?」etc
子どもの頃から親しんできたこれらのお話は、何度読んでもあきることなく、この季節を迎えると、自然と読みたくなるものです。中でも、私が一番大好きなクリスマスのお話は、リンドグレーンの「やかまし村の子どもたち」のクリスマスのお話です。小学校の2年生の時に、絵本版を担任の先生が読み聞かせてくださいました。北欧のクリスマスのゆたかな楽しさを初めて知って、胸をときめかせたものです。お話の中に出てくる、しょうがパンやクリスマスの料理の数々に異文化の香りを感じて、食いしん坊の私は「食べてみたいなぁ」と淡い憧れを抱いたものです。その後4年生になって、やまし村シリーズを一人で読むようになって、「やかまし村のクリスマス」を見つけた時は、懐かしい旧友に出会ったような気がしました。本の世界には、いろんな出会いが秘められているものです。
最近出会った本で、クリスマスにつながっていると思った本がありました。「戦場の秘密図書館~シリアに残された希望」という本です。内戦をしていたシリアのダラヤという町で、瓦礫の下から本を集めて、地下室に図書館を作る活動をした人々の物語です。フィクションではなく、そこに描かれている世界は実在する世界です。本を読むことによって救われ、絶望的な状況を生き抜いた人々の姿に、救世主を待ち望んで祈り続けたユダヤの人々の姿が重なりました。2000年前も現代も、絶望的な状況にあっても、人々は希望を抱いて前に進もうとするものです。イエスさまのお誕生は、闇夜に光る星のような希望につながっています。それは2000年の時を超えて、現代の私たちの希望の光になっています。
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