信号待ちで立ち止まり、青になると待っていた人たちが一斉に歩き出しました。
はじめは集団で歩いているかのようなお団子状態ですが、
やはり少したつと、歩幅の狭い私はどんどん引き離されていきます。
同じテンポで歩いていても、歩幅がせまいと同じ時間歩いていても進む距離は短い・・・
あの人に比べて自分は・・・
もっと背が高く、もっと足が長く、もっと歩幅が広かったら・・・
と、人と比べると自分の足らない部分に悩んだり、人よりも劣る部分を実感して落ち込みがちに。
でも、どんなに歩幅が狭くても、歩くことをやめなければ確実に前進はしています。
きっとこれは、生き方でも同じことが言えると思います。
神さまから与えられた「自分」は、「かけがえのない自分」だから、人と比べなくて大丈夫。
1人で歩いているようで、そばにはイエスさまが一緒に歩んでいてくださいます。
人といると、喧嘩をしたりぶつかり合ったり、気が合わなかったり、悩むこともあります。
ただ、周りに人がいると元気がもらえたり、一緒に楽しめたり、高めあえたり、なぐさめあったりよいことも沢山。
1人ひとりの歩幅は狭くて進むスピードが遅くても、みんなが集まれば、知恵を出し合い協力しあって、一緒に車や電車、飛行機、ロケットに乗って、ひとりでは到底たどり着けなかった目的地へ行くこともできるはずです。
自分の個性は、神さまからの贈り物。
この世で出会えた人たちも、神さまからの贈り物。
自分のことを大切に、そして周りの人たちのことも大切に。
そんなことを感じる今日この頃です。 A.M
20年以上、同じバイクで出勤している。
50ccの小さなバイクだが、ロータリーペダルのギア式。スーパーカブのエンジンを積んだ私のお気に入りだ。
つきあいが22年にもなると、相手の癖はよく知っているつもり。それでも、とにかく手はかかる。
つい先日は路上で止まってしまいエンジンかからず。えいやこらと引っ張って帰宅したが、原因はクラッチワイヤーの緩みと分かり、翌日交換。
まだまだある。
ある朝のこと。エンジンはかかるがウインカー作動せず。このままでは交通違反になる。やむなく徒歩出勤。結果、後日、電気系統の配線をすべて直すこととなる。
破れたシートの補修、チェーンの長さ調整、オイル交換などなど、そのたびに手をかけて、気長に可愛がっている。
「もうそろそろ手放すころじゃない?」最近はそんな声が周りからよく聞こえてくる。
「そうかもね」と答えつつも、実のところそんな気はまるでない。これからも長いつきあいを続けていくぞ。
考えると、間違いなく自分もそうやって、たくさんの人に育てられてきた。
手をかけてもらい、時間をかけてもらい、愛情を注がれ、可愛がられて今がある。
もし途中で手放されてしまっていたら・・・。ちょっとこわい。
たくさんの人と出会えてよかった。
聖書と出会えてよかった。
イエスさまと出会えてよかった。
平和学園小学校と出会えてよかった。
その感謝を、ほんの少しでも、自分なりに、与えられた場所で、お返しできればいいなと思う。
H.T
「季節の中でいつが好き?」と問われれば、必ず「秋」と答える。私の苦手な夏が終わり、私の人生に欠かせないスキーシーズンが近づいてくる。ただそれだけでも好きなのだけれど、食べ物、金木犀の香り、湿気のおさまった澄んだ空気、行事、誕生日…、他にも両の手を使っても数えきれないくらい好きなもので溢れている、それが私にとっての秋である。
中でも景色はやはり、秋がダントツだと思っている。刷毛でさっとなでたような雲、高い空、まだやや強い陽射しの中頬をかすめるひんやりした風、一層輝きを増す月星、日々色を変えていく木々の葉、こうべを垂れる稲穂、落葉の中をカサカサ音を立てながら歩く感触…空の上から足元までの景色に、全身の感覚が喜んでいるのがわかる。
先日、我が家の子供達にせがまれて、犬の散歩がてら日の落ちつつある浜辺へ行った。季節の移り変わりを示す大島がくっきり見えていた。江の島方向の東の空から少しずつ暗い影が近づくその反対を見ると、黄金色になった雲が広がっていた。波に向かって水きりを始めた子供たちを横目で見ながら空を眺めていると、みるみるうちに表情が変わり、西の空どころか東も真上も海面も砂浜もどんどん染まっていって、私はピンクとオレンジにのみこまれた。私の視界の中にある我が子も犬も景色の一つになってしまった。動けなくなった。ずっと見ていたくなった。立ち去れなくなった。…そう感じていたけれど、どんなに私がそれを願っても、景色の方がとどまってはくれず、ダイナミックに美しく、そして静かに立ち去って行った。
そんな景色も秋ならでは。そんな二度と同じものには出会えないものに心が洗われ、新しくされていく。新しくなった私はまた、新しく生かされていく。神様がおつくりになって、それを見てすべてに「良し」とされたこの世界、人間…私。でもそれはずっと変わらない姿ではない。私を含む人間だれしも、そしてこの世界も、日々いや刻一刻新しくなっていく。新しい姿を楽しみ、そして求めていく自分でありたい。
「心の底から新たにされて、神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。(エフェソの信徒への手紙4章23節)」
A.K
食欲の秋。
さつまいも、きのこ、栗、柿…お店にはたくさんの美味しいものに溢れています。
平和学園小学校では3年生〜6年生が異学年合同でのクラブ活動をします。今年はテニス・スポーツ・ハンドベル・日本文化・手づくりの5つのクラブがあり、そのうちの1つに入って一年間活動をします。
私が担当している手作りクラブは今年で3年目。以前は「クッキングクラブ」でした。しかし、新型コロナウイルス が流行して毎回調理をするのが難しくなり、工作を中心に行っていました。いま現在、その状況がすこし落ち着いていることもあり、先週から連続してクッキングを行うことにしました。
2学期最初のクッキングはスイートポテト。2回目は焼きそばパンでした。
今年の手作りクラブには6年生がいないので、5年生が最高学年として頑張っています。まだ調理実習の経験が少ない3年生や4年生に気を配りながら、指示を出していきます。3年生と4年生もお互いに声を掛け合いながら協力してやっています。
異学年で関わりを持つ中で自分の得意なことを活かして手伝ったり、友達のいいところがたくさん見えてきます。だから私も子どもたちとクッキングするのが大好きです。
来週作るのは…?
T.F