8月6日、9日、15日は、日本にとって忘れてはならない日にちですね。78年経った今も原爆の被害で苦しんでいる人々がいます。
今年の夏は、例年以上に暑さが厳しかったですね。夏休み中は、平和について改めて考える機会を持った方も多いのではないでしょうか。
私は、茅ヶ崎市役所で開催された「2023 原爆展」に行って参りました。広島や長崎の被爆のこと、戦時中の茅ヶ崎の様子もパネルで展示されていました。茅ヶ崎市は、射撃訓練の場所でもありました。
また、太平洋戦争が1945年に終戦を迎えましたが、1946年3月1日に茅ヶ崎を攻撃する計画がありました。私達が住んでいるところも狙われていたのですね。茅ヶ崎のシンボルである、えぼし岩も連合国軍の砲撃の練習目標とされていました。
このように、私達が暮らしている、または通っている、茅ヶ崎市でも戦争について考えることができます。
平和学園小学校は、”平和について深く考えることができる”、素晴らしい学校です。
9月22日、23日に行われます「平和をともに」の行事を通して、一人ひとりの平和への想いが各学年で発表されます。
子ども達は、日々の学校生活の中で毎朝の礼拝を通し、聖書の御言葉に耳を傾け、静かに祈るところから一日が始まります。平和な気持ちで生活するにはどうしたら良いのだろうかと、考えながら過ごしています。
今週から新学期の授業が始まりました。二学期は様々な行事がありますが、お互いに思いやりの気持ちを持ちながら、たくさんの小さな平和をつくり出すことができますように…。
M.K
子どもたちと共に生きるこの仕事を与えられて、たくさんの幸せをもらえることに感謝する毎日です。
長い間、幼稚園で働いてきた私は、1歳~5歳の子どもたちの成長の記録を心の中にしまって、今は小学校で6歳~12歳の子どもたちと共に過ごすお仕事をいただいています。同じ敷地内にある幼稚園と小学校を行ったり来たりしながら、子どもの持つ力を目の当たりにして、小さな命が育まれ、少しずつ自立(律)して、大人に近づく12歳の子どもたちを見ていると、神さまの愛の大きさを感じずにはいられません。
子どものちょっとした言葉の温かさをご紹介しましょう。
幼稚園に用事があり小さな子どもたちに挨拶をしながら、園内をあるいていると・・・
A「あれ、きょうはなんでここにいるの?」
T「ちょっとごようがあってきたの」
A「へえーでもさ、はやくしょうがっこうへかえりなさいよ。みんなまってくれてるよ」
T「だって、ごようがあるからいいじゃない」
A「だめだめ、はい、おしごとがんばってね」
こんな会話をしながら「いってらっしゃい」と手を振り皆で見送ってくれました。
そして、小学校に帰ると、玄関にいたY君が
Y「おかえり。どこにいってきたの?」
A「ようちえんにいってきました」
Y「こどもたちはどうだった?」
「はやくかえって、まってるよ」と言ってくれた幼稚園の子ども。「おかえり」と迎えてくれた小学生が、幼稚園の子どもを気にかけてくれたこと。とてもうれしい時でした。子どもたちの心に一瞬一瞬の優しさ、あたたかさが花開く時に出会う機会をくださった神さまに感謝。ありがとう。
A.T
マルコによる福音書 10章13~16節
イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。
「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」そして子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。
先週末、「平和をともに」が終わりました。会場に来られた保護者の方々から子どもたちにメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございました。
子どもたちの発表をきいて、大人が平和について考えさせられたという内容が沢山書かれていました。
発表を見に来てくださった方から、
「二日間の子どもたちの様子をみてマルコ10「神の国はこのような者たちのものである」とイエスさまがおっしゃったことが、しみじみと伝わってきました。子どもたちと先生たちとで一生懸命考え、準備をし、伝えようとしてがんばってきたことを、まっすぐな心で表現していた姿に、大人は学ばなければならないと思いました。「平和をあきらめない」という強い気持ちで続けられて行くことによって、必ず聞き届けられ実現していくと思いました。希望の二日間でした。
と、嬉しいお言葉をいただきました。そして、私自身も子どもの発表や保護者の皆さまや来られた方からの感想から沢山のことを考えさせられました。
そして日々の生活の中でも、子どもから教えられることが沢山あります。
とある放課後・・・おのこりの時間に子どもたちは本来自由に遊んでいいのですが、HIMAJINの会に来てくれた子どもたち。
バザーの手作り品を作っている私を手伝ってくれて、小学2年生が「ミシンやってみたい!」というのです。家庭科でミシンを使うのは5年生から。2年生でミシンはまだ早いのでは?と思う大人の方もいらっしゃるかと思いますが、ミシンの準備の仕方から使い方一つひとつをていねいに教えると、子どもたちはミシンを大切に扱いながら慎重に作業をすすめていきます。いざ、ミシンを動かしてみると、縫い目が曲がってしまってやり直すこともありますが、一度失敗したからといってやめるのではなく、トライアンドエラーを重ねて、どんどん上達していき、上手にできたときは「やったー!できたー!」ととてもうれしそうに自信のついた顔つきでした。
1人が作業をしていると、はじめは恐る恐る見ていた周りの子どもたちも「私もやってみたい!」といつしか目をキラキラさせて挑戦したい気持ちを表現してくれました。最初に経験した子が、「一緒にやってみようよ!」と誘い、「こーやってやるんだよっ!」と優しく丁寧に教えてあげていました。子どもたちの様子を間近で見守る私の心は、平和でおだやかな気持ちに包まれました。今では、平和学園小学校の2年生の子どもたちの何人かは立派なミシン職人!神さまからいただいた子どもたちの賜物が豊かにいかされています。
1台のミシンをみんなで大切に使い、協力し合いながら自分のために何かを作るのではなく、自分の作ったものがバザーできっと誰かの笑顔を作り出す。それを楽しみに、子どもたちは作る工程も楽しみながらおのこりの時間を過ごしていました。
今年のバザーは11月3日(金)。そこに向けて、すでにPTAの皆さんは一生懸命準備をしてくださっています。ありがとうございます。
保護者の皆さま、来場される方々、子どもたちの作る作品も楽しみにしていてください。
日々の生活の中に、平和がありますように。 A.M
マタイによる福音書2章9節~10節
「彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。」
前にもどこかに書いたかかもしれないが、私は空を見上げるのが好きだ。
一人で見上げるもよし、誰かと共に見上げるもよし。子どもと一緒なら、そのワクワクはさらに大きくなる。
夏休みが始まってすぐ「月を見る会」が開かれた。子どもたちと一緒に望遠鏡をのぞきこんで、きれいに輝く月を見た。
「すごーい」とか「きれい!」とか、子どもだけでなく大人からも歓声が上がる。神さまの前ではみんな子ども。本当にきれいだった。
今週の茅ヶ崎はサザンウィークだ。歌声を聞きたくて、私も仕事帰りに浜まで出かけた。サザンのメロディ、波の音、見上げれば輝く月夜。最高だ。
今日は中秋の名月。満月とも重なる。今日も夜空を見上げてみよう。
学校では今、ページェントの歌声が響き始めている。2年生、3年生、ファイトだ!!
心から祈り応援している。そして、共に迎えるクリスマスを楽しみに楽しみに待っている。
聖書に書かれている「その星」は、どのように輝いたのだろう。
「2000年前のその時、木星と金星が重なって輝きを増した」そんな説もあるようだが、イエスさまの星は私たちの希望の光だ。
羊飼いを導き、占星術の学者を導き、今を生きる私たちをも導いてくださる「その星」は、本当の希望の光だ。
ふと思う。
イエスさまが生きた時代にはタイムスリップできないけれど、イエスさまが目にしたものと同じものを見られるとしたら、それは天体かもしれない。
太陽も月も星も、イエスさまは空を見上げて眺めただろう。そう思うと、うれしくなる。
見えるものではなく、目には見えないけれどイエスさまと分ちあえるえるものがある。
「イエスさまが生まれてくださった希望の光は、目には見えなくたって、今を生きるあなたの心にいつも注がれているよ」
このことを、子どもたちにこれからも伝えていきたい。
H . T