今年の梅仕事。この言葉の響きが好き。
梅仕事はこの時期にしかできない。
昨年は梅シロップを作ったが、今年はレベルアップして、梅干し作りに挑戦した。
毎年母が作っていて、今までの我が家はそれを分けてもらうだけだった。
母は手間をかけ、時間をかけ、孫たちも大好きな美味しい梅干しを、「孫に喜んでもらいたい」という気持ちから生み出してきた。
それを見ていた私の中では梅干し作りはハードルが高いもので、気になってはいたが手を付けてこなかった。カビるんじゃないか、日に当てるタイミングや管理も私には難しいのではないかと、 失敗しそうで心配で。今回は初めてなので、材料込みのオンライン講習を受け、とりあえず万全に。
それだけ慎重に始めたのに、赤紫蘇を入れる前の2週間の間に、カビが発生してしまった!
でもそんな時にどうしたら良いか、講習で丁寧に教えていただいていたので、不安は残りつつも何とか次のステップへ。赤紫蘇を入れた後は、素人目にはとりあえず順調だ。あとは、梅雨明け後に上手に干せれば、何とか完成。
梅干し好きの私と子供たちは時々蓋を開けてチェックしながら、その甘酸っぱい香りの中でその日を心待ちにしている。
きっと同じ出所の材料で、同じように作っても、家庭ごとに違うものができるのだろう。そこに誰もが認める絶対的な正解なんて無いし、手と心をかけた分だけ美味しさのエッセンスも増していくのだろう。途中で失敗したと思っても、本当は修正できる可能性だってたくさん秘めている。恐れずにまずは一歩踏み出してみる。その一歩を踏み出さなければ、何も起こらない代わりに、得ることも何も無い。生まれてから今まで数々の失敗が私を強くし、成長させ、また新たな一歩を踏み出せるようにしてきた。だからまた前を見て、ワクワクしながら新しい挑戦をすることができる。
ま、そんな大袈裟なことを頭に浮かべつつ、まだ今年の梅仕事の結果は出てないけれど、まだまだ時間もかかるけれど、楽しみに待とう。
これをお読みの皆さんは、最近何か新しい挑戦をしましたか? ワクワクしていますか?
……………
ここからはこのコラム『きょうの ひとピース』の始まりについてご紹介します。
平和学園小学校のことをもっと知ってもらいたい!
子ども達のことも知ってもらいたい!
日々の活動をもっと知ってもらいたい!
ホームページを見る機会をもっと増やしてもらいたい!
それには、新しいことに挑戦しよう!
そのためには何をしよう???
まずはそんな発想から、構想が始まりました。
その結果、子ども達の様子は既に『れんらく帳』でご紹介しているので、「先生のことをもっと身近に感じてもらうことはどうだろう」となり、この『きょうの ひとピース』が始まりました。
このページは、あくまでも教職員の「ある日の呟き」です。
学校や教育の枠を外し、文体も内容も自由、名前を出してもイニシャルでもOK、とにかく担当週のどの曜日に出しても良い…そのあれやこれやから、その先生らしさが出ると思います。
このページを通して、教職員それぞれの”人”に触れていただければと思います。
まだ始めたばかりですが、教職員が週に一人ずつ登場します。
知っている先生でも、意外と知らない面もあるかもしれません。
プライベートもちょこっと垣間見れるかもしれません。
好きなこと、苦手なこと、悩んでいること、はまっていること、感じたこと…何が飛び出すかわかりません。
ぜひお楽しみに。
古い人をその行いと共に脱ぎ捨て、
造り主の姿に倣う新しい人を身に着け、
日々新たにされて、真の知識に達するのです。
コロサイの信徒への手紙 3章9~10節
A.K
“推し”という言葉がすっかり定着しましたね。つい最近、新出漢字の「推」を学習しましたが、「推薦」などの「スイ」という音読みよりも「“推し”の字だよね!」と訓読みの方に「なるほど。」と共感の声が集まりました。また「推」を使った短文づくりでは、「先生の推しは・・・、で文を作ってみよう。」という子がいたりして、子ども達の中でも“推し”という言葉はすっかりなじみのある言葉になっているようです。
とはいえ、自分と“推し”のいる生活とは無縁のものと長らく思ってきましたが、このコロナ禍で出かけたりする楽しみが減り、休日のおうち時間が増えたことで、家族で音楽を聴いたり、映像を見たりする機会が増えました。そして気づけば、あるグループに家族で夢中になってしまいました。歌もダンスも最高の7人グループ。7人それぞれが個性的で、それぞれの得意があって、それをお互いに尊重し合っている、自分たちが出会えたこと、グループであることを喜び、誇りを持っている、そんなグループなのです。彼らを見ていると、前向きなパワーをもらって、元気になります。「“推し”は誰?」と尋ねられると、どのメンバーも魅力的で一人に決められず、返事に困ってしまいます。さらに言うと、誰か一人ではなく、その関係性が素敵なので、このメンバーがグループであることが好きなのです。そんな「グループそのものが好き!」というのを“箱推し”と言うそうで、「なるほどこれだ!」と納得しました。
あれ、そう考えると・・・。
私には、すでに大好きな“箱推し”グループがいたことに気づきました。前述のグループのように個性豊かな7人のメンバーが集まって、お互いが尊重し合い、補い合っているグループです。出会いの奇跡!これまで、彼らはそれぞれの得意を生かし、みんなで力を合わせ、色々なことを乗り越えてきました。毎日、笑ったり泣いたり、たくさんのドラマがあって、ファンを飽きさせることがありません。これからもきっと、たくさんの喜びと平和を作り出してくれることでしょう。彼ら本当に最高なのです!その名もBluebird7(6年生の別名です)!この度、彼らのオリジナルデザインTシャツもできることになりました。私は、これからも“箱推し”の彼らから元気と幸せをもらいつつ、特等席で、精一杯応援していきたいです。
それで、兄弟たち、あなたがたの中から、
“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。
彼らにその仕事を任せよう。
使徒言行録 6章3節
Y・T
神は言われた。
「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。
そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うもの全てを支配させよう。」
創世記1章26節
スマートフォンの普及によって、瞬間を切り取り、記録として残すものとして写真ほど身近でなものは他にないと思います。僕は、写真を撮ることと、見ることが好きです。誰もが撮影し、誰もが発表するなか、可能性を感じる素晴らしい表現だと考えています。
僕にとっての写真は、現実や瞬間を切り取るものではなく、"Mold"という言葉があっていると思っています。
"Mold"という言葉は、普通金属を高温で溶かし、鋳造するときの型や、ゼリーの型など、柔らかくしたものを形にするもの、することを言います。
写真もいわば、見ている世界を自分の頭の中で柔軟に溶かし、ファインダーを通して見て、シャッターを切り、フィルムの内にかたどるものであると考えています。
神様に似せてかたどられた僕たちが、さまざまなものを支配(管理)する責任を与えられています。どの様に管理をするのか、その責任をどう果たすのか、日々問われていると思います。
N.T