帰り際の子どもとのおしゃべり。ふざけ合い、軽口をたたき合っている中で、
「先生、明日休まないでよね。」
「えっ?」
「だって、先生、さっき咳してたから。」
そんなさりげない優しさに触れて、じんわりしみじみ心が温められていきます。
そして今日も気付くのです。
与えることよりも与えられていることの方がずっとずっと多いことに。
子ども達との日々は、そんなさりげない優しさが散りばめられています。(Y・T)
平和学園小学校はバザーが開催されるようになってから相当の歴史がある。
PTA主催の行事であるバザーという文化にあまり触れることなく大人になった私にとって、赴任当初は驚きの連続だった。
保護者がいきいきとこの催しものに参加し、子どもたちのために喜んで準備を進め、子どもたちと笑顔で関わってくださっている姿にそこかしこで出会ったからだ。
こういう文化を持つ学校で働くことができることに、喜びと感謝とそして誇らしさを感じた。
今年も保護者方のあたたかい眼差しの中で子どもたちは安心して楽しい時を過ごすことができたようで、感謝しかない。
大人たちの・・・誰かのために自ら喜びを見つけながら動く・・・ホスピタリティー溢れる様子や初見の保護者同士でも和気あいあいと関係を築いている姿を目の当たりにする時間は、子どもたちにとってきっと見えない宝物になっていくように感じる。
オンライン・AI全盛の昨今にあって、アナログ感全開のバザーは子どもたちにとって非常に魅力的な機会だと改めて思った。
時代の移り変わりの中で、ご準備に力を注いでくださった保護者の皆様のご苦労と熱意に深く感謝したい。
このようなことを今年のバザーにて感じた。