暑い(暑すぎる)夏休みでしたね。そんな夏休みの終わり、6年生は校内キャンプを行いました。学校で仲間とお泊りするという特別体験、初めて学校の夜を体験しました。学校でお泊りするのは快適ではないけれど、防災訓練の一環として、自分たちの寝る場所を工夫して作りました。
そしてもう一つ。学校の夜と言えば、、、やってみたくなるのが肝試しですね。肝試しをやりたい子たちが集まって、自分たちで肝試しを始めました。暗闇の学校、懐中電灯の明かりを頼りに自分たちで決めたルートをまわります。まわった証拠には勇気の証ならぬ折り紙を集めて帰ってきます。学校の七不思議があるのかないのか?理科室、音楽室・・・、夜の学校はやっぱりこわい!! 出発前の子が「こわいよ~」とつぶやきました。すると
「だいじょうぶだよ。イエス様が一緒なんだから!」
と、力強く励ます声が聞こえてきました。それを聞いていた私も、とても励まされました。
そう、肝試しの暗闇も、これから歩く未来も、怖いことも心配なこともあるでしょう。特に6年生は進学に向けて、自分の未来に向けて一歩踏み出すのが怖いこともあるでしょう。だけど、そうです。
「だいじょうぶだよ、イエス様が一緒なんだから!」
隣にはいつもイエス様が一緒に歩いてくださっています。(Y・T)
「あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
~マタイによる福音書28:20~
何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
コヘレトの言葉3:1
「先生…。10年前のこの場所の今日の気温は28度だって…。調べたら出てきた…。」
とタブレットを覗く児童のつぶやきが聞こえました。
その日の気温はもちろん30度を楽々超えて、暑さ指数は「危険」。
朝から休み時間や体育においては外での活動を控える日となっていました。
私が小学生だった40年前はもちろんこんなに暑くはなかったですね。
朝は涼しい時間にラジオ体操をし、夕方にはヒグラシがなき、夕立が降る。
9月に入れば秋の風が吹いてくる。
日中暑かった日は、夜寝苦しくないようにと、父と家の屋上で屋根に水をまき、打ち水をしていたことを思い出します。
今、こんなことを子どもたちに話したところで何にも伝わらないかな…。
毎朝、玄関の扉を開けた瞬間に「ゔ!」と思わず声が出るほど暑い夏が今の常識なのだから。
この暑さを前向きにとらえられるように考えを変えよう。
しかし、今の子どもたちが40年後、子どもの頃の夏を振り返ったとき、
「子どもの時は・・・・・・・」
なんて話すのか、どんな言葉になっているのか想像できない。
「子どもの時は朝からエアコンを入れなければいけなかったけど、今は大丈夫だね。」
と家族に話せる時代になっているといいなぁ…。
ようやく少し涼しい風がふくようになって、気持ちの良い気候になりましたね。
「平和をともに」を終え、先生たちも、つかの間の三連休をいただきました。
ある日、私は友人と絵を描きに行きました。普段は、子どもたちと一緒に動物の絵やお絵描きなど、楽しむ程度の簡単なイラストなら描いているのですが、真っ白なキャンバスに「絵」を描いていくのは初めてのことで、とてもドキドキしました。
そのワークショップのテーマは「モネの睡蓮」を描く、というもの。美術作品の鑑賞にあまり興味のなかった私でも、モネの描く「睡蓮」には何枚か種類があるのは知っていましたが、見本として置かれていたスタッフの作品はさまざまな種類のものがありました。
「モネの描く睡蓮は200枚以上存在していると言われています。みなさんはそれぞれ、スマホなどで検索し、どの睡蓮の作品をモチーフとして描くかを決めて、ベースの絵の具の色を決めましょう。」
おお、模写の対象をスマホで検索して描く!イマドキですね。
スマホで『モネ 睡蓮』と検索し、自分が描きたい作品を見つけ、スマホ片手にどの絵の具の色を用意するかを決めました。私が選んだのは1906年ごろに描かれた睡蓮の池の作品。モネの描く構図や使っている色など似た作品が数多くありましたが、この絵の「淡さ」になんだか惹かれたのです。
使う絵の具を決めて、7種類ほどまずはスポンジで背景をポンポンと塗っていくのですが…これまた大変。画像の明度を上げて、よく見てみると青の中に紫、ピンク、ベージュ、緑、紺…と何色もグラデーションになって混ざっているのです。よく見比べ、場所を確認して、薄い色から重ねていく作業。キャンバスはさほど大きくないものの、混ぜるいろの分量や配色の度合いなどでガラッと印象が変わってしまうところも、かなり難しかったです。その後、絵の具をモデリングペースト?と混ぜて、睡蓮の葉や花を立体的に描いていくのです。これもまた扱いが難しい!
友人とおしゃべりしながら描くつもりが、2人とも何も喋らず、作品を仕上げる時間となりました(笑) 普段、子どもたちの元気な声に圧倒される毎日ですが、作品に向き合いながら静かな時間もいいものだな…と思いました。
来週からは学芸会に向けて。子どもたちとともに歩んでいきたいです。
T.F
先週の9月17日の日は中秋の名月でした。
中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」などと呼ばれることもあるそうです。
ここ数年、中秋の名月と満月は同じ日でしたが、この前は違ったようです。私はずっと中秋の名月は満月であると勝手に思い込んでいたので、中秋の名月が満月ではないと聞いたとき本当に驚きました。
じゃあ今度いつの中秋の名月が満月になるのだろうと、国立天文台のサイトを見ると2030年だそうです。
後6年後、その時に月を見る余裕があるのかは分かりませんが楽しみに待ちたいと思います。
ちなみに、調べると日本では13日の夜を「十三夜」と呼び、日本ではその夜にもお月見をする習慣があるそうです。今年の13夜は10月らしいので、その時もお団子やススキを用意してもいいかもしれませんね。
T.M