新年が明けて少し経ってしまいましたが、今年の抱負は、「旅行する」。
毎日見舞ってた母が去年なくなって、私は「自由」を手に入れました。近年は、兄が母のところへ来る日を使って1泊旅行をするていどでした。
若いころは、旅が好きでした。大学生の頃は、毎年のように大阪から電車で1日以上かけて、北海道に行っていました。礼文島で何泊も何泊もして、そこで知り合った人たちと旅先から帰ると、昔は、写真を送り合い、文通が始まることもありました。何を隠そう、夫もその中の一人でした。
社会人になって、同僚と北海道へスキ―旅行に行きました。その時は、さすがに飛行機で、あっという間に着いて物足りなさを感じました。冬の北海道は初めてで、ゲレンデとホテルだけで飛行機で帰るなんてもったいないと思った私は、ホテルの前で同僚と別れ、初めて一人旅をしました。右に行こうか、左に行こうか、自分で決められる自由な旅に心弾みました。大みそかに釧路湿原を見に行こうと思い、釧路方面の釧網線に乗り込み、運転手さんに釧路湿原に行きたいことを話すと、冬は「釧路湿原駅」には電車が停まらないということでした。ところが、運転手さんの計らいで【車両点検】のアナウンスがはいり、釧路湿原で停めていただきました。「帰りの電車は停まらないので、一駅歩いてください」と言われ、「釧路までの運転で今年の仕事は終わりなんです。」とお話しされました。ホッとした気持ちで、チョッとサービスしてくれたのかなあと思って、ほっこりした気持ちになりました。釧路湿原のその年最後の夕日はとてもきれいでした。その後、年越しは湖畔の温泉で、宿で出会った人たちとシャンパンでお祝いしました。道央のほうをまわり、クロスカントリ-スキ―を初めてしてやみつきになりました。北海道の最後に、函館で夜景を見ようと函館山のロープウェイに乗りましたが、山頂はガスっていて何も見えませんでした。何だか急に寂しくなって上野行の電車で帰りました。東京で見た朝日が一番きれいだった気がしました。上野で友だちと落ち合い、楽しく京都まで東海道線で帰りました。以来、一人旅はしていません。
今年は、まだ行ったことのないところへ行こうと決めています。限りある命です。元気に歩けるのもいつまでなのか。見たいものを見ておきたいと思います。行ったことのないところの方が多いのですが、群馬をかわきりに茨城、福島、宮城、岩手に行こうと思っています。
30年以上海外旅行もしていません。そのうち海外旅行にも行きたいと思っています。もちろん一人でなく、多分夫と。
H.Y
人の人生はあっという間とよく言うが、命を与えられてから自分の人生をどのように生きていくかという未知の世界と共に時間が流れる。
毎年同じことの繰り返しと感じながらも実際はどこか違うと感じることがある。
「ちょっと物忘れかな?」「体がうまく動かない。「子どもたちのリズムについて行かれないなんて」
そう思いながら、幼少期の子どもと過ごす。
なんと幸せな時間だろう、悲しいことも、苦しいことも生きているからこそ。
それ以上に子どもたちから喜びをたくさんもらえる毎日に、この出会いをくださった神さまに感謝しよう。
A.T