採用側は、応募書類の採用・不採用をどのように決めているのでしょうか。私が接してきた多くの採用担当者の話を集約すると、「面接に呼ぶべきかどうか」を応募書類で見極めているということになります。
では、どのように見極めているのでしょうか。ここでは大きく2点お伝えしておきます。
1つ目は、「意欲」です。わが社に入りたいという強い意欲が感じられるかどうかです。就職支援で個別カウンセリングをしている際に、書類選考をなかなか通過できないという人の応募書類を見ると、企業へのメッセージがあまり感じられないという共通点があります。ぜひ入社したいという気持ちを応募書類に込めましょう。どのようにしたらその気持ちが伝わるのかという具体的な点については、この後に述べていきます。
2点目は「一般常識」です。応募書類、特に履歴書については、完璧な状態で提出されるのが当然だと採用担当者は見ています。履歴書が完璧にできているから即採用となるわけではありませんが、完璧でない.不満点の多い履歴書は、書類選考を通過できないことが多いということです。通過できない書類によく起こっている不備(採用担当者にとっての不満点)についてはこのあと解説します。
「入社意欲が強く感じられ、不備のない書類」、これが書類選考を通過する(面接に呼ばれる応募書類の)最低条件です。