ポイントの3つ目は、わが社の新人育成期間の間に育成できるかどうかという視点です。
多くの企業では新卒採用した人は育成すべき人材と捉えています。採用した新卒新人は、off‐JT(集合研修)や OJT(先輩社員からの職場内教育)を行うことで戦力として育成していきます。
育成期間は企業によって違いますが、3か月だったり半年であったり、または1年・2年と長期間で育成していく企業もあります。新人には、その設定された期間の間に、現場で仕事ができるようになってもらいたいと考えています。
そういう人材、設定した育成期間で仕事ができるようになる人材かどうかを見極めているのが、新卒採用だとも言えます。
そこで対策として学生時代頑張ったことに学習能力の高さを感じさせることを盛り込みましょう。学習能力というのは、勉強のことだけではありません。何か新しいことを身につける時にどのようにしたかということです。新しいスキルを身につけた時、習慣を変えようとした時、誰かに何かを習った時に、例えばメモを工夫しているとか、継続するための工夫として何をしたかとか、新しいことを習慣化するために何に取り組んだかなどがすべて学習能力です。これらを伝えることで、「教えたことはきちんと身につけてくれそうだ」という印象を採用和輪に与えることができます。