企業分析の際、業種と職種以外で特に注目してほしいことは、その企業の雰囲気です。
ホームページなどを見ていても、社長の言葉、社員のメッセージ、企業理念、職場の写真などを通してその企業の雰囲気は伝わってきますが、最もよく感じられるのは、実際にその企業を訪問することです。
訪問のチャンスはいくつかありますが、まず会社説明会です。最近はオンラインでの会社説明会も多くありますが、リアルの対面式で行われる説明会に参加すれば、その企業を訪問することになりますのでよく雰囲気がわかります。説明を担当する社員の方や、受付や案内担当の方、会場にいる社員の人の様子を見ていれば、真面目そう、楽しそう、真剣、リラックスしているなどの印象が感じられます。企業の雰囲気はそこで働く人が作り出すものですから、説明化で感じたあなたの印象は、その会社全体の雰囲気につながることが多いです。
また、インターンシップを利用すれば、何日か、何時間かをその会社で過ごすことになりますので、より強い印象が伝わってきます。
さらに、面接を受ける際にもその企業の社員と接することになります。面接が進んでいけば企業を訪問するということになります。ここでも雰囲気は感じられます。
カウンセリングをしていると、入社したら企業の雰囲気が合わないかったらどうしたらいいでしょうという質問を時々受けます。このことが心配なら、企業研究の際に今挙げたような方法で「会社の雰囲気」をしっかりと把握することが必要になります。