繰り返しになりますが、就職活動を進めるにあたって、採用側の視点として、まず理解してほしいのは、新卒採用は即戦力採用ではなく、育成人材の採用だということです。
中途採用のように即戦力採用であれば、「何ができるか」「どういう能力をもっているか」ということが、採用側が応募者を見極めるとても重要な点になります。企業は、中途採用者を採用するときには、この「即戦力」としての「能力」を重視しています。
しかし、新卒採用は、将来の会社を支える人材の採用です。会社としては、将来の基幹社員に育成しやすい人を採用したいと考えます。
基幹社員としての可能性
①基本的な対人関係力 仕事は、チームですることがほとんどです。社内のチームに溶け込めるかどうかという点はとても重要な採用視点です。また、クライアントやお客様といった社外の人と接した時、よい印象を与えられるかもとても重要な対人関係力です。
②ポテンシャル 特に「学習する力」です。何事も積極的に吸収し、一度習ったことを忘れないことです。
③忍耐力 新しい環境は多かれ少なかれストレスがあります。また、何かを身につけようとするときは、最初からうまくいかないことが多くあります。そのような状況下で、次に向かっていくためには、忍耐力が必要となります。