自己アピールの成否を分けるのは、何でしょうか。口頭で伝えるなら「相手に届く声かどうか」は、大きな要素です。応募書類で伝えるなら「伝わりやすい組み立てである」こともとても重要です。
声や組み立てはとても大事なぽいんとですが、自己アピールが成功したかどうかは、アピールしている内容が相手に響いているかどうかという点です。アピールしている内容があなたにとってどんなに素晴らしい内容であっても、相手が求めていないことであれば説得力は上がりません。これは就職活動に限らず、どんなプレゼンテーションでも同じことです。演技力のある若手俳優を求めているオーディションで、自分の歌のうまさをアピールしているようなものです。
就職活動で、企業研究する目的の一つは、企業が求めていることを探り出すことにあります。
企業がどのような人を求めているか、企業が大切にしていることは何かを見つけ、「その求める人物像に私は合致しています」「企業が大事にしているポイントにわたくしも賛同します」と伝えることが、最も説得力のある、よい自己アピールとなります。