まず大前提となる考え方は新卒採用は、育成する人材の採用だということです。新卒採用は、即戦力の採用ではなく、将来の戦力としての期待で採用するということです。
採用を長く行っている企業は、これまでの経歴経験から育成できる人材のイメージをしっかりと持っています。「こういう能力や資質のある人は、わが社の戦力として育成できる、こういう人は育成しにくい」という判断の基準を持っているのです。
育成できる人材であるかどうかと言うことをよくポテンシャルという言葉を使って表します。企業によってポテンシャルの具体的なイメージは異なっていますが、多くの企業に共通しているのが育成できる人材かどうかという視点です。
その視点を5つ挙げておきます。
①目標を共有できる ②わが社の一員となれるか ③一定の期間内に育成できるか ④仕事のコミュニケーションスキルの可能性を感じるか ⑤成長意欲・可能性を感じるか
これらについて詳しく見ていきましょう。