他県在住の建築主へ 施工プロセスをネットで報告
▼ 2007年12月13日 ▼
宮崎市木花に2008年6月の完成をめざしてM邸の工事がスタートしています。写真は敷地の西側から撮ったものです。基礎の立上がりコンクリートができました。次の工程としては基礎天端に土台設置のための調整モルタルを塗ります。土台の敷き込みは、年明けての工事となります。
写真の上を見ていただくと、左側に清武川河口にかかる橋が見えます。中央右側木々の上にサンマリンスタジアムが見えています。写真には写っていませんが、北側には尾鈴山、シーガイアのホテル、そして日向灘の海岸線の松林が見える、とてもすてきな場所です。
▼ 2007年12月17日 ▼
基礎天端に、土台敷き込みのためのモルタルが塗られました。基礎から出ている鉄筋は土台を固定するためのアンカーボルトです。中に長いものが数本ありますが、これはホールダウン金物を固定するための金物です。ホールダウン金物は柱を基礎に固定するための金物で建物のコーナーで良く使います。
▼ 2007年12月24日 ▼
浴室の高基礎、そして床のベタ基礎部分です。浴室の正面は外部を坪庭風にと考えています。ただし北側住宅の2階の窓からの視線を考慮しなければなりません。この対応は浴室窓上に庇を出すことになっており、そこにすだれをかけることになります。
▼ 2007年12月31日 ▼
M邸の玄関アプローチ部分です、当初、駐車場、アプローチ階段は、北側にありました。敷地と道路の高低差が最もある北西の角です、それも高さが2mありました。最初現場に来た時に、どうして高低差の一番ある、こんな場所に玄関アプローチを作るのだろうかと思いました。近辺の宅地を見ると、北側道路に面する敷地は当然、北側からのアプローチとなっています。この敷地は北側と東側に道路を接しています。東側道路だと最も低い所で高低差が0.9mです。打合せが始まり、最初に建築主へ提案したことは、アプローチの変更です。毎日上り下りしなければならないこと、また近い将来、道路から敷地へのスロープの設置の必要がでてきた時のことを考えると、まず最初に提案しなければと思いました。
▼ 2007年11月11日 ▼
M邸で使用する木材の一部が諸塚村の加工場より材木店に届きました。土台、柱、桁、梁、タイコ梁等の主要構造材です。写真左側の緑色の木材は床下まわりの材料です。防腐防虫処理をしているためこのような色となります。材種は桧、下の方が120×120の土台、上が90×90の大引です。土台の右側には化粧で使うタイコ梁があります。今回搬入の物で長い物が6mです。タイコ梁の右側は梁、桁材となります。桁材の上に240×240の柱があります。節の少ないとても良い材がはいりました。そして一番右側には120×120の柱があります。今後搬入されるのが120×450の梁、120×120のタル木、9mのタイコ梁等があります。
▼ 2008年3月2日 ▼
M邸の、墨付け・切込みがようやく始まりました。先日(1日)は大工さんの土場てに打合せを行いました。紹介する写真は下り棟の隅木と桁との取合い部分です。軒裏は4寸タル木の下端に杉板を張りますので、桁から先の隅木は背を落とすことにします。
▼ 2008年3月7日 ▼
本日、M邸の打合せを、棟梁の作業場にて行いました。現場監督・大工・板金・サッシ・木製建具・電気・給排水衛生等の担当者が集まりました。上棟後の現場がスムーズに進むように各種取合い部分の納まり、そして使用材料・仕上げ等のサンプル準備について確認しました。
写真は、下り棟取合いの桁材を加工しているところです。四寸のタル木取合いが910ピッチで切込んであります。ドリルを使っている大工さん(Kさん)は30才で、すでに10年の経験の持ち主です。
私の現場では若い大工さんとの出会いが多いです。みなさん棟梁のもとで修行中で、たいへん熱心に仕事に取組まれています。私としては、大工さん本来の技術(墨付け・切込み)が発揮できる木造の現場をたくさん作れたらと考えています。
▼ 2008年3月14日 ▼
M邸の木材の切込み作業が、今月末の上棟にむかって進められています。本日、大工さんの作業場で関係担当者を含めての定例打合せを行いました。梁・桁材の切込みが終わり、現在タイコ梁、柱の加工に入っています。紹介する写真は仕口・継手の加工が終わったもので、これから鉋がけを行います。
▼ 2008年3月25日 ▼
M邸の現場が動き始めました。昨年には、基礎工事は終了していたのですが、なかなか次ぎの工程に入れず、周辺の方もどうしたのだろうと思われていたのでは。
先週末に材料を運び、今週月曜日から土台の敷き込み、柱建込み、そして梁・桁の建込みと進んでいます。本日中には12cm角のタル木をのせます。その後3cmの野地板、断熱材、そして再度1.5cmの野地板をうち、ゴムアスシートを敷き込み、上棟をむかえる予定です。
紹介する写真は、玄関ホール、居間、食堂から見える24cm角の柱と、この柱に取り付く梁等です。
▼ 2008年3月26日 ▼
建て方が続いています、今朝は越屋根の骨組み、軒先の処理を行っていました。この後は、屋根にのせた野地板(3cm)張りの作業となります。現場手前に見える白いものは野地板(3cm)の上に敷き込む断熱材です。
▼ 2008年3月27日 ▼
建て方が始まり4日目の朝です。野地板(3cm)張りがほぼ終了し、断熱材の敷き込みを行っています。
▼ 2008年3月27日 ▼
Mさんへ、今週土曜日の上棟楽しみにしています。ところで問題です。現在すでに野地板が張られていますが、写真の部分はどこかおわかりになります? ヒントはこの組合せ部分は室内から見えます。
▼ 2008年3月28日 ▼
昨日は、午後から雨となりました、事前打合せで雨が降る前には養生をしておくとのことでした。今日は朝から快晴です。今朝は少し早めに現場に行きました。昨日の養生シートがかかったままでした。
ところで、昨日のMさんへの問題、正解です。書斎とテラスとの間にある化粧タイコ梁に取合う柱・束・そして下り棟の隅木・垂木です。タイコの上下が壁となります。タイコ梁と柱・束との取合いは棟梁との打合せで必要断面のみの処理としていただきました、きれいな納まりとなっています。
▼ 2008年3月31日 ▼
3月29日(土曜日)M邸は上棟をむかえました。当初2月初旬の上棟予定でしたが、諸般の事情により3月末となりました。近所に知り合いがおり、上棟の際「現場がいっこうに進まないので心配していました」と話されていました。
以前は棟木があがった時に上棟式を行うのが一般的だったのでしょうが、私の現場では棟木、垂木。野地板まで終わらせて上棟式を行うことが多くなりました。屋根の断熱処理のため野地板が二重になっているため、屋根仕舞いに時間がかかりますが、柱の建て込みを月曜日には始めましたので、その後現場はスムーズに進みました。
当日、遠方から駆けつけていただきましたMさんご夫妻、たいへんお疲れさまでした。
▼ 2008年4月1日 ▼
筋違の取り付けが始まりました、所定の位置に釘による仮止めを行い、専用金具で柱・桁等にしっかりと取り付けることになります。
▼ 2008年4月3日 ▼
筋違いを柱、桁等にしっかりと固定するための筋違いプレート等の金物の取付け、そして主要な柱を基礎にしっかりと固定するためのホールダウン金物の取付けが行われています。
▼ 2008年4月4日 ▼
M邸では居間・食堂間に4間半(9.0m)の化粧タイコ梁を2本使っています。屋根を支える小屋組としての役割もありますが、二つの部屋の小屋組を化粧としていますので、より一体感をだすために一本物のタイコ梁を使うことにしました。
使うにあたっては、桁、梁との取合いが3カ所で出てきます、桁と取合う部分は大きめな曲がりを必要とし、そして梁と取合い部分ではほぼ直線に近い材が必要とされました。
タイコ梁のほぼ中央で取り合う梁は高さが45cmあります、当初大工さんの作業場に入ってきた材は、節の状態が良くなく、棟梁との打合せにより、先々節部分より割れの入る可能性があると判断し、現在の物に取り替えていただきました。
▼ 2008年4月5日 ▼
M邸の床組工事が始まりました、大引(桧の注入材9cm角)を床束で受けます。床束は以前大引と同じ材を使っていたのですが、現在では支持金物を使うようになりました。施工性、メンテナンス、床下点検等を考慮してのことです。
紹介する写真は、支持金物を大引に取付けた状態で、まだベタ基礎には固定していません。支持金物の長さを調整し個々に取付けていきます。
▼ 2008年4月6日 ▼
M邸の「付け鴨居」のサンプルが大工さんより提示されました。紹介する写真は、柱の左側がサッシ取合いで右側が壁取合いの「付け鴨居」の取付け方法となります。付け鴨居は、私が設計するほとんどの住宅で採用しています。
通常「鴨居」は柱巾内での取り付けとなりますが、柱面より45mm出た状態での取付けています。壁仕上げの見切りとして、また室内に水平のラインを通すことで、天井を張らない大きな室内空間に安定感が得られるのではと考えています。
▼ 2008年4月8日 ▼
屋根工事が進行中です、現物サンプルにて検討した下り棟の施工もきっちりと納まりました。現在は壁立上がり等との取合い部分の施工が行われています。順調に行けば今週末には終わるのではないかと思います。
内部は床の捨て板が張られています、内部に入ると床高より3cm下がった状態ですので、ほぼ実際の内部での空間体験となります。天井そして化粧で見えてくる梁・桁がより身近な存在となっています。現在の作業はサッシ廻りの枠材の取付けです、その後サッシの取付けと進んでいきます。
▼ 2008年4月9日 ▼
先日紹介した「付け鴨居」サンプルは、現在現場での取付け作業が進んでいます。サッシ取合い以外(内部の木製建具取合い・壁取合い)のところにも「付け鴨居」を設置します。
今回紹介する写真の一つは、現在検討中のサッシ取合い以外のサンプルです、場所によっては柱の両面に取付けることになりますので、部材を分けて柱を挟み込む方法での取り付けとなります、そのために「雇い実」による接合を検討しています、ただし木製建具取合い部分は建具の溝が出てきますので、その部分を含めた調整が必要となります。
付け鴨居と壁との取合いは、上部はそのままの漆喰壁と取合い、下部は高さ10cmの板が取り付き、その下に漆喰の壁となります。
次に紹介する写真は、床組の大引を支える金物のベタ基礎との取合い部分です。コンクリートとの取合い部分はビス止めと接着剤との併用になります。ちなみに接着剤は「タイルメントのT-100 木レンガ・金属用接着剤 屋内の乾燥した面に、金属金物や木レンガを施工する接着剤、コンクリート・モルタル面へ金属金具などを施工するのに適してる」F☆☆☆☆の製品です。
▼ 2008年4月10日 ▼
内部では、サッシ取り付けのために「付け鴨居」等の木枠の取付けが行われています。屋根の上では天気に影響されながらですが、屋根工事が行われています。屋根仕上げはガルバニューム鋼板の角ハゼ葺きです。下地はゴムアスシート・野地板(厚さ=1.2cm)断熱材(厚さ=5cm)野地板(厚さ=3cm)の仕様となっています。紹介する写真は4月8日の朝の写真です。
▼ 2008年4月14日 ▼
浴室北側の庇が付きました、お風呂の中から坪庭が見えるようになります。ただし窓の外に作る板塀はそんなに高い物は建てられませんので、窓に庇を設け出桁部分に「すだれ」を下げて目隠しの一部としましょうということになりました。実際、面している道路は2m程度下がったところにありますので、通行する人からは見えないのですが、道路を挟んだお隣の2階の一部の窓から見えるのではということで、色々と工夫しています。1m程度の板塀、植栽、すだれ、そして浴室内のロールスクリーンとなっています。
▼ 2008年4月16日 ▼
本日は朝から雨模様です、午後からは本格的に降るとの天気予報です。サッシの取付けもほぼ終わり、現在は軒の天井板張り、そして内部壁の下地材の取付け作業が行われています。居間、食堂となるところに作業台が置かれ、大工(Uさん)が天井板の加工を行っていました。長手方向の板張りとなるため板と板との突き付け面(小口)の表側の角面を紙ペーパー(180番)で一枚一枚処理していました。細かいところまでの気遣い、さすが熟練の大工さんです。
▼ 2008年4月18日 ▼
M邸の食堂東側のサッシが取り付きました。外側に半間の濡縁ができます、サッシはフラットレールとしましたので、食堂と濡縁の床には段差がありません。濡縁は食堂南側にできる6畳の広さがあるウッドテラス(屋根付き)につながります。窓の外には河口にかかる橋そしてその向こうには日向灘が見えます。とにかく見晴らしの良い所です。
▼ 2008年4月19日 ▼
昨日は夕方から現場打合せを行いました。現場監督さん、棟梁、電気、木製建具の担当者が出席されました。大工さんからは開口部廻り枠材の施工図が提出され、それぞれの場所の寸法の確認を行い、電気担当者からは空調冷媒管の配管ルートの確認、木製建具担当者からは使用する金物の仕様について、長期的なメンテナンスを考慮しての色々な提案があり、再度設計内容を検討する事になりました。
写真で紹介するのは、床板として使う杉厚板(長さ4m 仕上がり巾13cm 厚さ 4cm)です。諸塚村の加工場で製品化されたものです。小口が黒ずんで見えるのは乾燥方法を燻煙処理としているためです。
▼ 2008年4月23日 ▼
現場は、外部はサッシ廻りの造作工事、内部は天井下地工事と進んでいます。今日は木製建具の各部取合い確認を行いました。写真は建具枠の施工図をもとに棟梁(Hさん)と木製建具(Aさん)が打合せを行っているところです。木製建具は建具屋さんで現場に合わせて制作していただきます。敷居・鴨居・建具同士、そして引き込み部分等の取合いはmm単位での打合せとなります、特に木製建具は季節の湿度等に影響を受けますので、使用する木材等を考慮し、各部取合い寸法を決めていきます。机の上には電卓があります、寸法確認のため現場の必需品です。また机の上のステンレスの曲げ加工品は、玄関建具のレールとして使用するもののサンプルです。
▼ 2008年4月25日 ▼
現場で作業をしている大工さんは40代半ばの棟梁Hさん、弟子のKさん、Oさん、そして棟梁の兄貴分となる熟練のUさんご兄弟、それとたまにみえるYさんです。棟梁のお父さんのもとでたくさんの大工さんが育ち、それぞれに独立し現場を仕切っているようです。今回Uさんご兄弟は応援として来ていただいています。現在の木工事の進め方は、棟梁が造作材の段取りを作業場で行い、それを熟練のお二人が現場で調整し取付けを行い、お弟子さん達は、下地等の取付けを行っているという状況です。
写真で紹介するのは北側のアルミサッシ取合いの枠、戸袋、そして庇(腕木・出桁・垂木・野地板)部分です。外部造作材は桧材を使っています。桧の木肌はとてもきれいで、今回も塗装をする予定となっており、いつもの事ですが、色を付けるのがもったいないと思えるくらいです。
▼ 2008年4月26日 ▼
外部では戸袋・サッシ廻り造作そしてラス板張りが行っており、内部では天井張りが行われています。写真は台所・食堂部分です。天井よりコードが下がっていますが、この付近に照明器具を設置します。この部屋には現在のお住まいで使われている器具が2つ天井より下がります。左側窓部分と、右側のコードが束ねてある場所です。
▼ 2008年4月29日 ▼
連休半ばですが、現場では大工さんがいつもと変わらず、8時から仕事をしています。現在の進捗状況は壁の断熱材設置、そして床張り工事となっています。建具が取合う敷居の設置、そして柱取合い部分の工事と進められています。写真で紹介するのは、居間と食堂との間の敷居取付け状況です。3枚の杉板戸が壁内に引き込まれる状態になるところです。敷居溝一部に使用するレールのサンプルを設置してみました。床板はブラウン系の塗装を考えていますので、それに合わせた色調としています。
▼ 2008年4月30日 ▼
本日の進捗内容は、外部はラス板張り、サッシ廻りの木枠取付け、内部は床板張り、床下点検口造作等です。写真は居間の床張り状況です。材料は杉板(厚=40)の本実加工品、諸塚村加工場で作られている物で、乾燥は燻煙処理の後、荒板のまま製品倉庫にて受注があるまで棧積乾燥を行い、受注があった時に製品に加工します。今回、杉の厚板は野地板(厚=30)と床板を使用しています。
▼ 2008年5月1日 ▼
和室の格天井(半間ピッチ)の竿縁のサンプル提示がありました。図面では材の外形及び面の下端寸法表示をしています。左側が45°の面、右側が伝統的な木造の建物で昔からよく使われる「猿頬面」との2種類のものです。
普通の面は部材断面の辺に対し45°となっていますが、それより大きな角度で面をとり、猿の頬のような形をしたものを「猿頬面」といい、天井の竿縁、ガラス戸の棧などに使われています。「猿顔」・「猿頬」・「猿面」・「えて頬」ということもあるようです。
竿縁の直交する部分の納まり、ここも大工さんの腕の見せ所となります、楽しみの一つです。
▼ 2008年5月2日 ▼
本日、現場の定例打合せ、大工棟梁のHさんと各部納まりの確認を行いました。紹介する写真は和室より洗面そして寝室を見たものです。写真左側の腰壁に郵便ポストの受口が設置してあります。この場所は1間半の長さの洗面カウンターの収納部分となります。収納内部の棚板の上に新聞・郵便がのっかることになります。もちろん収納には建具が付きますから、外からのぞかれることもありません。
▼ 2008年5月9日 ▼
今日は8時30分より定例現場打合せを行いました。監督さん、大工、電気、木製建具、金属製建具、左官、それぞれの担当者に出席をお願いし、各部取合い、日程の調整等を確認しました。現場の進捗状況は外部の雨戸取合い部分の造作工事、そして内部では、建具を引き込む部分の造作工事、そして換気・吸気のための枠取付け工事などです。今週末は久しぶりの建築主に出席していただいての現場打合せとなります。内部の各部仕上げ、コンセント、照明器具等の設置場所の確認を行います。
▼ 2008年5月14日 ▼
先週日曜日は久しぶりの施主打合せを行いました。前回が3月末でしたからM氏夫妻にとっては40日ぶりの現場確認そして各担当者との打合せとなりました。通常、棟上げ後の日々の作業は進捗をあまり感じないものです。ただし40日となると前回とは大きく変わったとの印象を持たれたことでしょう。
今回の写真は食堂・書斎とテラス(屋根付き・透明雨戸付き)との間の建具上部の鴨居の取付け状況です。ここのテラスは2方向が開放された空間になります。海が見える東側が2間、そして南側が1間の開放空間となります。雨戸の使用は冬場そして台風時を想定しています。寒い時期は透明雨戸を閉めればたいへん気持ちの良い空間になるでしょう。
▼ 2008年5月16日 ▼
本日、定例現場打合せを行いました。私の現場では大きな設計変更はあまりありません、ただし、図面では把握しにくい部分で現場に入って決めることもわずかですがあります。照明器具の取付け位置等は、図面段階で細かく打合せをするのですが、実際おおまかに空間が出来上がった段階で、再度、建築主に出席していただき現場で最終確認をするようにしています。取付ける照明器具、そして取付け面周辺の形状等考慮しながら現場との打合せとなります。
今回紹介する写真は玄関ホールから居間、食堂・台所を眺めたところです。中央に24cm角の柱があります。左側が居間、右側そして柱の奥側が食堂・台所となります。大黒柱には3方向に建具が取り付きます,うち2方向は壁内部への引き込み形式となり、実際は写真のようにそれぞれの部屋が開放的につながります。
台所の北側窓部分では作り付けのカウンター収納の製作が行われています。ちなみに大工さんはOさんです。今月末の木工事完了予定のため、また応援の大工さんが増え、棟梁を含めて7人の方がそれぞれの持ち味を発揮され木材に取組まれています。
ケンタさん、ヒトミさんへ、はじめまして柴です、ゲストブックへの書き込みありがとうございます。今月の連休には遠方のところ、わざわざ現場まで足を運んでいただいたとのこと、お時間がありましたら再度の現場訪問お待ちしています。
▼ 2008年5月19日 ▼
M邸の内部造作が着々と進んでいます。U(兄)さんは居間と和室との間の小壁、U(弟)さんはテラス南側のカウンター兼腰掛け兼手すりの板材の取付け、Kさんは和室の天井廻り縁(猿頬面)の加工、Oさんは居間とテラスの間の小壁下地、そして棟梁のHさんは作業場での造作材の段取りをされているようです。
紹介する写真は食堂からテラスを見たところです。Oさんが胴縁の取付けを行っています。床からの高さが2mのところに鴨居(付鴨居)があり、その下にある巾10cm枠の取付けも進められています。壁の漆喰取合い部分は面取りとしています、室内に置かれる家具の形状を考慮し「銀杏面」としました。
テラスには南側に取付けられるカウンター天板があります、床から47cmの高さに取付けられ、鉢物の置場として使われます。
▼ 2008年5月21日 ▼
外壁の左官工事が始まりました、外壁の仕様は柱・間柱に、ラス板(杉)、防水シート(そとん壁専用)、ラス張り、左官下地(下塗り)、グラスファイバーネット敷き込み、そして仕上げのそとん壁(上塗)となります。
写真は寝室南東のコーナー部分です。左側は下塗りにグラスファイバーネットが敷き込まれています。コーナーには専用役物が取付けてあり、右側は防水シートとラス張りの状態です。
外壁の仕上げは「かき落し」となります。上塗をおこなった後に、専用ブラシ(釘)で表面を削って仕上げる方法です、今回コーナーまでかき落しをお願いしています。コーナー役物を見せずにどこまできれいなかき落しができるのか、職人さんの腕の見せ所となります。
▼ 2008年5月21日 ▼
食堂から玄関ホール、居間、和室を見たところです。居間の壁面取付け照明器具のため、付け鴨居下の枠を一部カットしています。
写真では見えませんが、和室の猿頬面の格子によるヨシズ天井は、熱心に取組むKさんによりすてきな仕上がりとなりました。
▼ 2008年5月23日 ▼
洗面用、便所の手洗い用(2種類)の3つのカウンターが現場搬入されました。洗面室で使うカウンターは長さが2,6m奥行きが大きなところで64cmあり、手前側が緩やかなカーブとなります。
この大きな洗面カウンター周辺には色々な造作が行われます。作り付け収納、カウンター下収納(郵便ボックス兼用)、洗面用具棚、そして正面に設置する鏡です。ここの造作は熟練のU(兄)さん担当です、先日の打合せにて照明器具取合い部分、鏡の設置方法、洗面用具棚取合い等打合せ行いました。
便所用カウンターには手洗い用の開口とは別に小さな彫込みをしています。さてここで問題です、この彫込みは何のためにしてあるのでしょうか。
▼ 2008年5月24日 ▼
M邸の洗面スペースの造作が始まっています。先日紹介したカウンターが設置される場所です。現場用の照明器具が付けられている所が収納となり、手前側にカウンターを取り付けます。
▼ 2008年5月26日 ▼
今回紹介する写真は、居間から食堂・台所を撮影したものです。壁下地の胴縁が見えている場所が少なくなりました。まだ胴縁が露出している所は、現在壁板張りの準備が進めている書斎、脱衣等となりました。
下地部分を含めて木がほとんどの現場が、塗壁下地のラスボード張りが目立つようになりました。今後、木部に茶系の塗装がされ、壁に漆喰が塗られます。それぞれがくっきりと表情を持つことになります、とても楽しみです。
▼ 2008年5月27日 ▼
洗面カウンターが設置されました、これから洗面器正面に取付ける鏡枠、照明器具設置のための枠材等の造作工事に入ります。ここの場所はホールから寝室へアプローチする場所になります。右側手前にはクローゼット、隣には脱衣室があり、住まいをパブリックとプライベートにわけて考えるとプライベートなスペースとなります。
▼ 2008年5月28日 ▼
内部造作工事も着々と進んでおり、今月末の内部木工事終了予定よりは、少し6月にずれ込みますが、全体の工程には影響がないとの、現場監督さんのお話です。大工さんの人数にもよりますが、棟梁による各種造作材等の手配、そして役割分担された大工さんの仕事内容と、とてもスムーズに現場が進行しているようです。
今回紹介するのは、納戸内部に使用する巾広の棚板です。野地板で使っている本実加工された杉厚板(3cm)を使い、巾の広い板にしています。このやり方で巾広の書斎の棚板・台所カウンター収納の棚板として使います。大工さんは熟練のOさんです。
▼ 2008年5月31日 ▼
内部の木部塗装が始まりました。化粧野地板、垂木、梁、桁、柱、鴨居、巾木と塗装工事が進んでいます。真壁及び天井の一部は漆喰仕上げとなります。木部と漆喰壁との取り合わせがとても楽しみです。
▼ 2008年6月3日 ▼
紹介する写真は、脱衣室の造作工事の現状です。手前が大きな洗面カウンターのある廊下となっています、脱衣室との間は壁内におさまる大きな引き戸があります。脱衣室内部は、中央にスライドバスケットを組み込んだ収納があり、その奥が浴室となっています。この脱衣室には便器が設置されます、私の自宅でも脱衣室にも便器を設置していますが、たいへん重宝しています。設置場所は写真右側下に黒い配管、赤い接続部品が見えている場所です。便器横には手摺を組み込んだ小さなカウンターが取り付きます。日常的に使われるこの空間もたいへん楽しみにしている場所の一つです。ちなみにここの造作はOさんの手によります。
▼ 2008年6月4日 ▼
梅雨に入り雨の日が続いています。これからしばらくは自然素材を使った住宅の良さを実感できる季節ですね。
押入の造作工事は、新人のOさんの担当です、先輩のKさんが時おりチェックしているようです。内部壁は杉板張り、中棚も杉板を使い「すのこ張り」としています。
▼ 2008年6月6日 ▼
今日は現場の定例打合せです。内部の木工事も大詰めとなりました。今回紹介する写真は書斎です。作り付けの本棚工事がもうすぐ終了します。ちなみに造作の大工さんはU(弟)さんです。
カメラを構えている場所はテラス(屋根付き・透明雨戸付き)です。書斎とテラスが段差無しの床でつながります。テラスにリクライニングチェアー、それともハンモックになるのか、読書に疲れた時、ふと目線をあげると太平洋が見える。なんともうらやましい空間です。
▼ 2008年6月7日 ▼
洗面カウンター前に取付けられる鏡枠が出来上がりましたので紹介します。カウンター、棚板、鏡枠、そして収納と、熟練の大工さんU(兄)さんに作っていただきました。そして今日より外壁の左官仕上げが始まりました。
▼ 2008年6月9日 ▼
今回、M邸の内部木部の塗装は「VATON」を使います。
▼ 2008年6月10日 ▼
現在、現場では左官工事が進行中です、お天気をみながら、外部の仕上げ、内部の下塗りが行われています。外部仕上げは高千穂の「スーバーそとん壁」シラスを主成分とした左官材料で、宮崎県の都城市山田町の中霧島地区で作られています。内部は漆喰仕上げ、福岡県田川市弓削田の田川産業で作られている「城かべ」を使います。
▼ 2008年6月10日 ▼
外部の木格子は桧材です、外部廻りの木材はなるべく耐久性の高い材料を使うようにしています。今回現場に搬入された格子用の桧材はほとんど節の無いものです、H棟梁によると「桧の節は杉と違い大きなものが多く、節ありだと材のくせりが大きくなるので、材発注にあたって上小節を指定をした」とのこと、格子材のくせり防止のため設計図面上で、ほぼ中央付近にくせり止めの材を入れていますが、それぞれの樹種の特性を考慮しての材(等級)の選択、しっかりと学ばなければならないところです。写真は格子となる桧の加工状況です、木肌の美しさで言えば、床柱の次になるのでは・・・。
▼ 2008年6月11日 ▼
外壁で使っている材料は、前回も紹介しました「スーパーそとん壁」です。都城市山田町の中霧島地区で作られています。昨年工場見学の機会があり参加してきました。地元で豊富にとれるシラスを主原料として、工場内では地元のおじちゃん、おばちゃんが作業を行っていました。シラスの他、数種類の材料があり、それを決められた基準での配合をそれぞれが行っていました。現場に入ってきた材料の袋に担当された方の名前そして製造年月日が記入されています。
▼ 2008年6月13日 ▼
外壁の塗壁の上塗を行う前に、木部等の取合い部分にコーキニング処理を行います。サッシ取合いの木枠に関しては、サッシ取付け段階で、防水テープにより処理をしますが、母屋等の壁から突き出てくる部分に関しては、このコーキング処理を行います。軒天取合いに関しては、左官下地の防水シートを軒天より高い位置まで張り込んでいますので、もし壁と軒天取合い部分より水が入ったとしても内部までは行かないようになっています、ただし写真のようにすき間処理がしてあればそれが何よりです。
▼ 2008年6月13日 ▼
玄関の建具枠の土間取合い部分の防水処理です。木枠下端は土間との間に1cmのすき間があります、そしてその部分を含めて銅板を張り込んでいます。銅板下端は土間内に1.5cm埋込みます。強風時の雨の降込み,土間の水洗い等による、木枠下端の水の吸い込み防止のためです。
明日は2週間ぶりの施主現場打合せです、Mさん遠方よりで道中たいへんでしょうが、くれぐれもお気をつけください。現場打合せ楽しみにしています。
▼ 2008年6月14日 ▼
外壁の仕上げは「かき落し」です、コテで仕上げた後、釘のブラシで表面を削って仕上げます。左官職人さんの腕の見せ所です。職人さんは都城市の島大組の皆さんです。
▼ 2008年6月18日 ▼
外部の足場が取り外されました。今日は久しぶりの快晴となり、早朝の現場確認となりました。工事も大詰めとなります、内部では壁の漆喰仕上げが行われ、今週後半からは木製建具、照明器具、設備機器の取り付けとなります。外部廻りはコンクリート擁壁上部に設置する手摺工事、駐車場から玄関までのアプローチ部分の舗装(インターロッキング・レンガ・タイル)の下地工事となります。今月末まで10日あまりです、O監督さんよろしくお願いします。
▼ 2008年6月21日 ▼
和室の畳表のサンプルです、左側(縫い糸巾=14mm)が普通に使われるもの、右側(縫い糸巾=7mm)が縁無し畳で良く使われるものです。M邸では6畳の和室に約90cm角の縁無し畳が12枚入ります。
▼ 2008年6月25日 ▼
現在、内部の左官工事が進められています。M邸は真壁となっており、壁のほとんどの部分を漆喰仕上げとしています。下地はラスポートを使い、下塗り、中塗、仕上げと3回塗重ねることになります。中塗、仕上げの段階ではチリ際に養生テープを貼っての作業となります。写真で紹介しているのは、仕上げの最終工程で、養生テープをはずし、柱、梁等のチリ際の処理です。
▼ 2008年6月26日 ▼
昨日より、M邸の木製建具の建て込みが始まりました。外部に面する建具は桧材を使い、内部の建具は杉材を使っています。奥の方に見えるのは玄関引込み用の建具です。開口部を広くするために大きなものになりました。格子の建具はテラスに使う透明雨戸です、格子内部にはポリカボネードを入れます。
▼ 2008年6月27日 ▼
M邸の完成まで残り半月あまりとなりました、現場の一日一日の進捗状況にドキドキしています。大工、左官、塗装、建具、板金、電気等のそれぞれの職人さんがその技術をしっかりと現場に刻み込んでいるのを感じます。
▼ 2008年6月30日 ▼
本日、久しぶりの快晴です。現場では今週、各種器具の取付けが行われます。紹介する写真は玄関アプローチ部分の手摺件フェンス、そして洗面台に取付けられた照明器具です。
▼ 2008年7月1日 ▼
今日から明日にかけて内部の清掃が行われます、吹抜けの梁・桁等のホコリを落し、最後には床面の清掃となります、そしてその後、床の塗装を行うことになります。外部では駐車スペース、階段、アプローチのレンガ敷きの工事が始まりました。建築主さんがレンガ工場まで行かれ、色々とアドバイスを受け選ばれたレンガです。玄関ポーチタイルとの取合いもとてもすてきなものとなりました。外部西側のサービス用デッキも現在塗装の作業を行っています。
▼ 2008年7月2日 ▼
工事完了まで、残り10日ほどの現場状況となってきました。内部での木製建具の取付け,調整もまもなく終わりそうです。本日(屋根付き)デッキの透明雨戸が設置されます。外部では、玄関アプローチのレンガ敷きの墨出し作業が終わり、いよいよレンガ敷きとなります。そういえば昨日まで現場にいらっしゃった大工のUさんの顔が今朝は見れませんでした。また現場に来られるとは思いますが、お疲れさまでした。
▼ 2008年7月4日 ▼
内部床の塗装が終わりました、内部でまだ設置されていないのは、手摺関係、便所のリモコン、一部照明スイッチのプレートとなりました。外部では引き続き玄関アプローチのレンガ敷きが行われています。
▼ 2008年7月7日 ▼
先週土曜日は施主打合せがありました。内部、そして外部の一部を除く部分の完了検査を行いました。それぞれの職人さんがその技術をM邸に刻み込んでくれました。
▼ 2008年7月7日 ▼
8月の合宿参加の皆さんへ、合宿所の紹介を少しだけします。最初の写真は玄関です、玄関建具のデザインはあるものをイメージしています、お分かりになりますか。
次の写真は玄関ホール、食堂台所、居間の取合い部分にある大黒柱を見たところです、この柱を中心にたいへん開放的な空間となっており、子供達はきっとこの廻りを走り回るのでは、また正面の窓からは海が見えます。
次は皆さんで食事の準備をしていただく、家の中心となるであろう台所です。キッチンを囲んでの楽しい時が目に見えるようです。
次の写真は今までにあまり体験されることのなかった特別な空間です。ウッドデッキと縁側のそれぞれの気持ちの良い部分を合わせた空間です、合宿中おおいに楽しんでいただける場所だと思います。他にも楽しみの空間が準備されていますので、機会を見て案内させていただきます。
▼ 2008年7月8日 ▼
夏季合宿参加の皆さんへ 宮崎の海岸線では、夏の間、日中は海からの風(東風)が吹き、夜になると陸から海に風(西風)が吹きます。家を計画する時に、この風の流れをいかに室内にとり入れるか、ということはたいへん大切なことだと考えています、ただし、もう一つ考慮しなければならないのは、夏場の西日対策です、この西日はたいへん厄介なものですが、冬になるととてもありがたいものになります。夜間の西風はたくさん取入れたいけれど、午後の西日は部屋を暖めますので、大きな窓はとりたくない、相矛盾する部分となります。ただしご心配することなかれ、対応を考えています。どのような対応なのかは、夏季合宿中に見つけ体験してください、そのためにはエアコンを使わずにあれこれ工夫してみてください。M邸では和室、寝室、浴室、脱衣室が西側にあり、それぞれに西風を入れる工夫があります、
今回紹介する写真は、まずは玄関ホールから西側を見たところです、便所用手洗いが見えますが、ここを開放しておくと、玄関ホールから台所まで風の道ができます。
次に紹介するのは、図書室です、合宿期間中に読みたい本があれば、ここに置いてください。下部の棚は大きな本にも対応できるようにしています。もし一人でゆっくりと読書をご希望の方がいらっしゃるのであれば、管理人にご相談ください特別な場所を教えてくれるかもしれません、ただしアプローチには充分に注意が必要です。
次は前回も紹介したM邸オリジナル空間です、図書室からだけではなく食堂からのアプローチもできます。湯上がりの缶ビールの本数が増えるかもしれません、飲み過ぎにご注意を・・・。
▼ 2008年7月14日 ▼
今回紹介する写真は、洗面、そして隣り合う脱衣室内のトイレです。
洗面はひとつの部屋とはなっていません、玄関ホールから寝室、浴室へつながる廊下を利用して設置しています。計画にあたり建築主から、奥さんのために、広く、使いやすいものにしたいとの要望がありました。1間半のゆるやかにカーブする木製のカウンターに洗面器を落し込み、右側にはカウンター下の収納、左側(手前)には棚板そして高さ2mの収納と2間半の壁を一体的に使っています。
次は脱衣室内のトイレです。私の自宅でもそうしているのですが、便所とは別に脱衣室内に便器を置くことがあります。小さい子供、又は歳を重ねられた方には便利なものだと思っています。便器の横には小さなカウンターあり、天板の一部を彫込み手摺兼用としています。左側に見えるのはスライドバスケットの入った収納です。タオル、下着等の置場になります。浴室へは段差無しの3枚引き戸となっています。
両方とも、夏季合宿中、必ず朝と夜使われる空間となります。ただし、別に個室として便所が準備してありますのご心配ありません。
▼ 2008年7月19日 ▼
Mさんと初めてお会いしたのは2005年10月10日、今日は完成した住宅の引き渡しとなりました。時間をかけじっくりと打合せを行い、そして余裕を持って工期設定を行い、今日の日となりました。出来上がることの喜びとともに、寂しさを感じます。Mさん、監督のOさん、棟梁のHさん、大工のUさん兄弟、Kさん、0さん、電気のHさん、Kさん、木製建具のAさん、左官のMさん、塗装のDさん、Oさん等、たくさんの方との出会いの中それぞれの職人さんが、それぞれの技術を建物に残してくれました。みなさんお疲れさまでした。
今回紹介する写真は、M邸オリジナルの空間である、屋根付き、雨戸付き、デッキです、引き渡し打合せの後、この空間でしばらく過ごしました。持ち込まれた椅子の気持ち良さもあり、いつまでもたたずんでいたい空間でした。