エコビレッジ諸塚プロジェクト事業の一つの取組
■ エコビレッジ諸塚プロジェクト事業とは ■
諸塚村と諸塚村森林組合、森林作業の第三セクター・ウッドピア諸塚の共同プロジェクト。1996年度から本格的にスタートする、木材を始めとする森林資源の有効活用と都市と山村との独自の交流を促進することで、山村の人々が自信を持って生活していく基盤をつくることが目的である。
自然素材を使った本来の家づくりの提案や山村文化の再評価を通して、単なる素材の直売ではなく、人にも、地球にも優しい生活型の展開(エコビレッジ諸塚プロジェクト)をはかる。
■ 諸塚村産直住宅供給原則 ■
製材・設計・施工の方針をすむ人の立場で一貫させる
住む人主役のいえづくり
施主が実際の家づくりに参加する
参加型の家づくり
耐久性、耐震性を備えた本来の住宅づくり
長寿の家
有害物質・人工素材を極力抑えた自然素材中心の家づくり
自然派住宅
地球環境を配慮した家づくり
環境共生住宅
伝統技術を生かした家づくり
ローテクの家づくり
葉付自然乾燥材(葉枯らし材)による木材
葉付自然乾燥材の家
規格材を使用し、適正な製材と乾燥コストで無駄を省く
適正なコスト
工事費の丼勘定を排除し、見積もり内容を開示する
ガラス張りのコスト
■ 主な活動 ■
産直住宅関連
1997年度から実際に産直住宅を供給開始。九州地区限定の地域性のある家づくりをめざす。
モデルハウス関連
シックハウスなどの住まいの環境汚染が叫ばれる中で、地元木材を中心に、「ほんもの」の自然素材をふんだんに使った家づくりを提案。
セミナー関連
「森林と住まいのセミナー」これまで福岡、熊本、宮崎で実施。これからの家づくりと環境保全をメインテーマとし、恵まれた自然を生かした諸塚村の村づくりを通して、山村から都市に発信する。
産直住宅の建築主を諸塚に招待し、地元の林業従事者との交流を行なう。
ツアー関連
「木材産地ツアー」福岡、熊本、宮崎の都市市民に呼びかけ、山村行事への参加を募る。年に3回実施。夜神楽、文化祭、地元の祭りなどに参加する。
山村と都市住民との交流を前提に、山村文化の体験を行う。