第5章 2.日野市の貯金

財政白書のトップに戻る

前のコンテンツ

市の借金を市債といいますが、市の貯金は基金といいます。

市の基金には大きく2種類あり、一つは使い道が決められていない財政調整基金、もう一つはそれ以外の基金。 それ以外の基金は名前がついています。

財政調整基金は、財政に余裕があるときにためておき、厳しいときに取り崩すことが目的です。

平成21年度は財政調整基金に12.8億円積み立てる一方で11.0億円を取り崩しています。

目的別の基金の中で多いものから並べると

1.区画整理事業基金 約46億円

2.職員退職金基金 約10億円

(3億円を積み立て、5億円が引き出されている。)

3.公共施設建設基金 約8.1億円

4.ゴミ処理施設整備基金 約7.7億円

5.環境緑化基金 約6.9億円

緑化推進及び緑地保全の資金を積み立てるため。

6.市民体育施設整備基金 約6.8億円

実は平成14年から積み立てられていた。

7.介護給付準備基金 約5.8億円

介護保険の財政調整基金のようなもの?

以上が5億円以上のもの。

その他、減債基金(2.1億円:市債の償還にあてる目的)、平和事業基金(1億円)

学校施設整備基金(9千7百万円:一時10億円ありましたが、耐震化などが進むにつれ残高が減少。)

バリアフリー事業(8千万)、

介護従事者処遇改善臨時特例基金(67百万円)

~平成21年度の介護保険報酬の改定にあわせ介護保険料の上昇を抑えるため、又はシステム整備が目的なので、平成21年度限りなのかも。

国民健康保険高額療養貸付基金(1千万円)

国民健康保険出産費貸付基金(5百万円)

この2点は貸付と返済により常に一定額をキープするものと思われます。

新撰組関連資料収集基金(496万円)

福祉あんしん基金(まだ0円)

なお、過去には市立病院建設基金(平成2~14)、用途品調達基金(~平成5)、土地開発基金(~平成11)などもありました。

財政白書のトップに戻る

次のコンテンツ