平成21年度の財政規模の総額は420億円となっており、一般会計の約80%程度の財政規模となっています。
特別会計とは
「一般会計と分けて管理することを決めたお財布のこと」
です。
日野市の特別会計は大きく3つに分けられます。
一つは、社会保険関係で、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療の3つの特別会計があります。
(*旧老人保健会計もありますが、最後の整理の段階で金額些少につき、割愛しました。)
もう一つは社会基盤関係の下水道事業及び土地区画整理事業特別会計。
3つ目は市立病院です。
特別会計を「一般会計と分けて管理することを決めたお財布」と紹介しましたが、実はこの”決めた”というのがポイントです。
誰が決めるのか? というと、国民健康保険や介護保険のように、国が決めているものもあります。そして土地区画整理事業のように、市が決めたものもあります。
何が特別会計となるかはそれぞれの市に任せている部分があるので、市同士の比較(管理)がしにくいと考えた総務省(旧自治省)は普通会計という概念を作り、それぞれの市を比較できるようにしました。
総務省の財政状況等一覧表の分類によると
1.一般会計等(=普通会計)
一般会計と2以外の特別会計。日野市の場合は一般会計と土地区画整理事業がこれに該当します。
2.公営企業会計等
社会保険関係の各特別会計と地方公営企業法の適用がありえる特別会計と地方公営企業法の適用を受けているものがこれに入ります。
日野市の場合は、土地区画整理事業以外の特別会計と市立病院が入ります。他の市だと、水道事業(昭島や武蔵野)や交通事業(地下鉄や市営バスがあるところ)が含まれる市もあります。
なお、財政状況等一覧表では関係する 3.一部事務組合 と 4.地方公社・第三セクター の情報も掲載されています。