○概要
平成21年度の衛生費は53.5億円。
そのうちゴミ処理を中心とする清掃費が最も多くなっています。
その他、保健衛生に関する費用
市立病院への補助や貸付である病院費があります。
○詳細
<清掃費>
ごみ処理の費用は衛生費の中の清掃費になります。 清掃費の総額は27.29億円(前年―1.1億円)、市民一人当たりにすると約15500円となります。
(し尿処理費が3.66億円なので、いわゆるごみ処理は23.63億円)
財源のうち、手数料として6.08億円(前年比マイナス0.38億円)が徴収されています。
このうちゴミ袋の売上が約4.13億円(前年マイナス4百万ぐらい)。
ゴミ袋中袋400円(10枚組み)なので、中袋換算で約1030万枚分の売上となります。
ちなみにゴミ袋の製造・販売等にかかる費用は約8800万円です。
ごみ袋以外の手数料収入には持ち込みゴミや粗大ゴミなどで約1.9億円。し尿処理、汲み取り、汚泥処理などで約1千万円あります。
また、資源物の売り払い代金で約3200万円(前年約7000万円。)
広域支援ごみ受入手数料で1億円(小金井市のごみか?)の収入があります。
かかっている費用の内訳を見ると以下のようになっています。( )は前年
・ごみの収集
可燃物3.57億円(3.89億円)。収集量21921t(22,350t)
→16.3円/kg(17.4円/kg)
不燃物1.95億円(2.02億円)。収集量5478t(5669t)
→35.6円/kg(35.6円/kg)
粗大ごみ0.56億円(0.74億円)。収集量1090t(1,138t)
→51.37円/kg(65.0円/kg)
・クリーンセンター4.52億円(6.88億円)。処理量35690t(37,718t)
→12.7円/kg(18.2円/kg)
・資源物回収
市の回収 3.88億円(4.25億円)。収集量10547t(11,386t)
→36.8円/kg(37.3円/kg)
(kgあたりはあまり意味がないが目安。)
自治会等の回収 1453万円(1300万円)。収集量1565t(1,627t)
→9.3円/kg(8.0円/kg)
・資源物のリサイクル(容器等)
約3900万円(約6千万円)。
・焼却灰の処分
4.25億円(4.16億円) 3853t(3,846t)
→110円/kg(108円/kg)
東京たま広域資源循環組合(あきる野市)への負担金。
・全体に共通する経費
3.18億円(3.62億円)。 うち人件費が2.98億円:36人分(3.29億円:38人分)
全般的に前年に比べてゴミの量が減っていることがわかります。
動画版 平成20年度決算
<保険衛生費>
保健衛生費は、①保健衛生総務費、②予防費、③健康管理費、④環境衛生費、⑤環境整備費、⑥公害対策費。 に分けられています。
違いがわかりにくいものもありますが、具体的にどういうものが含まれているか見ていきましょう。
1.保健衛生総務費(1.96億円)
職員27名の人件費1.92億円がほとんど。
健康フェアとか、かかりつけ医機能推進事業の講演会とか、健康応援事業が含まれているようです。
2.予防費(1.93億円)
予防接種の費用が1.79億円と大半。
その他新型インフルエンザ対策費として約1500万円、助成金や消耗品。緊急医薬はそのうち116万円。
3.健康管理費が(5.90億円) なにがあるかというと
母子健康事業1.60億円 : 母子手帳や訪問指導、妊婦の検診、乳幼児健診。
健康診査事業3.13億円 : 市が行っている健康診断
救急医療対策0.57億円 : 休日や夜間診療の委託料
寝たきり0推進事業 0.23億円 :さわやか健康体操の指導委託など
健康管理システム 0.10億円 :システム技術支援と借上げ料。
その他歯科保健事業。生活習慣病予防。健康体操サポーター。なども。
4.衛生管理費(0.40億円)
市営の火葬場の経費が2000万円
南多摩斎場への負担金が1800万円
その他 ドックランや市営墓地、犬の登録や去勢。公衆浴場への補助金なども。
5.環境整備費(0.59億円)
CO2削減事業経費 約4500万 : 太陽光発電の補助金。イベント費用が多い。
環境情報センターの経費 930万円。(何やっているか知ってます?)
その他 喫煙マナーアップ活動協議会への補助や環境市民会議への補助、環境白書の作成
市内一斉清掃。空き地の管理などが含まれているみたいです。
6.公害対策費(1.22億円)
職員14人の給与1.19億円がほとんど。
あとは環境調査(水質、大気、騒音、ダイオキシン)の委託料。
<病院費>
病院への補助及び貸付金です。
平成21年度は10.82億円でした。
病院の決算については、こちらで説明します。
衛生費の説明は6:56から