7月8日
投稿日: 2009/07/08 17:02:20
ピンクのおっさん事件
実は8日の事ではないんだけど、最近日比谷の駅でピンクのおっさんを見つけてしまった。
ピンクのフリル付きのドレス(こんな感じhttp://item.rakuten.co.jp/sroad/sroad-1030039p/)を身にまとい、はにかみながら足早に通り過ぎるおっさん。
はじめは目を疑ったが、ドレスからすらり伸びる脚は、紛れもなくおっさんのそれであった。
いったい彼はどうしてあんなことになってしまったのだろう。
手がかりとしては、
1.顔だけ見れば普通のおじさん(なんか石原慎太郎に似てた)
2.ものすごく恥ずかしそうにしていた
3.時間は平日の夕方4時頃
といったところだろうか。
CASE1 性的嗜好説
最も単純、そして最も自然な推論である。
しかしながら、時間帯と、今にも泣きそうな表情からその可能性は低いのではないかとみている。
あるいはハイエンドなドM層か。
CASE2 パジャマで出てきちゃった説
寝ぼけてうっかりパジャマのまま家を出てきてしまった。誰しも一度はこのような経験があるのではないだろうか。
このおっさんもそんな感じで家を出て、気づいたころには取り返しのつかないことになっていたのではなかろうか。
状況ともよく符合している。ただ、常識とはあまりに符合していない。
CASE3 着替え切らしちゃった説
スーツをクリーニングに出してしまい、今日来ていく服が無い。
でも今日は重要な取引先との商談が。全社を挙げてのプロジェクトの成否は全て今日にかかっている。
そんな状況でやむにやまれず奥さんの勝負服を借りて出社。ありえる。
商談がうまくいくことお祈りしております。
CASE4 闇金ウシジマくん説
闇金ウシジマくんという漫画をご存じだろうか。
これによると闇金の取り立ての厳しさはすさまじく、支払わない者には容赦の無い嫌がらせが待ち受けている。
それでおっさんも憐れあんな目にあわされるのであった。
十分ありえそうな話である。この行脚に何の意味があるのかは不明だが。
CASE5 プロモーション戦略説
メタモルフォーゼ(ゴスロリファッションのブランド)とかが宣伝のために雇ったおっさん。
おっさんの格好を見て、
おかしい、こんなの見たことないよ!→これほど幅広い層の支持を得ているなんてつまりはよっぽど良い商品なのだろう→よし、買おう
という流れになることを期待している可能性。
そんな馬鹿なと思われるかもしれないが、これは「認知的不協和理論」と呼ばれ、マーケティング界では最早お馴染みのものである。
CASE6 妖精説
僕にだけ見える秘密の妖精さん。
僕にそっと幸せを運んできてくれたのかもしれない。
見られただけで十分幸せな気持ちになりました、ありがとう。
他にもまだ考えられるが、どれもこれももっともらしく、結論はでそうにない。
今思えば直接おっさんに聞けばよかったのだが、正直怖すぎて無理だった。
「まだまだ世の中には分からないことがたくさんあるのだ。そんな謙虚な気持ちを忘れないように」というおっさんからのメッセージなのかもしれない。