7月25日

投稿日: 2009/07/26 20:06:05

トゥーランドットを観に行きたいと言い触らしていたら、友達がチケットを取ってくれた。

しかし、この友人は非常にそそっかしい人間で、こういうのを上手く取り計らってくれたためしがない。

そんなわけで、今回のチケットにも、オペラと能の融合!!と書いてあった。

日本のオペラはものすごく高くて、C席(へぼい)でも6,000円だかした。

もっといい席になると20,000円なんてザラである。

海外なら、学生料金で500円とかっていうのもあるという話だ。

こんなにも高価格なのは、単に飛行機代ホテル代のみではあるまい。

客はオペラを観にいくという行為の価値を高めるために、自ら進んで高いお金を出したがっている、そう思わざるをえない。

会場内のカクテルバーで談笑する彼ら彼女らは、「先日、サントリーホールでオペラを鑑賞しましてね、オホホ」と後日言いたいだけに違いないのだ。

そうでなければ20,000円の席で居眠りなんてできるはずがない。

まぁどうでもいいや。立て替えてもらってるし。

そうそう、内容自体は身振りが能っぽいという点に目をつぶればすごくよくて、感涙に乾飯がほとびにけった。

ただ不思議なことに自分は、たとえあまり上手じゃないなと思っても、生というだけで大概山場で乾飯をほとびにけらしてしまう。

多分こころの病気なんだと思う。誰か癒して。

終わった後、隅田川の花火大会だからそれに行きたいと言われたが、めんどくさかったのと早く帰って寝たかったのとで泣く泣くお断りし、代わりに近くの展望台に登って遠くから見ようとしたが、同じことを考えてた人がいっぱいいたのでその人たちを見て帰った。

See ya!