11月7日

投稿日: 2009/11/24 5:02:59

これも昨日の日記の翌々日くらいに投稿したものです。神よ、赦したまえ。

お久しぶりです森です。

寝られないからホットミルクを飲もう、俺って女子力高いじゃんとか思いながら牛乳を温めていたわけです。

ところが、電子レンジの残り秒数の所をぼんやり眺めているうちに、寝酒っていうのもあるなぁと思ったのです。

これまでは何だかやさぐれた印象があったためにそういうのは敬遠していたのですが、温めた牛乳が好きではなかったのでやってみることにしました。

我ながら怖いくらいにロジカルだなぁと感心しながら、そんなわけで首の長くない方のキリンさんを取り出しました。

イメージ的には、命の水ブランデー或いは、せめてもウィスキーを所望したいところですが、生憎そんなものは無く、代わりにたまたまキリンさんが待機していたというわけです。

さぁ飲んで中年力を高めよう、丁度そんな折のこと。水をさすように牛乳温まりましたの合図が僕に待ったをかけました。

はてどうしよう、僕は苦悩しました。

そう、もったいないおばけが夢にでることを恐れたのです。

彼らは、もったいなさを尊ばない人間は殺すという思想を持っていると聞いていたものですから、それはもう空恐ろしくなってしまいました。

そこで僕は折衷案として、牛乳とキリンさんを混合することにしました。

レッドアイ(ビール+トマトジュース)ならぬ、ホワイトアイ(ビール+牛乳)を作ることにしたのです。

量は恐らく500ml以上になるでしょうから、混ぜるのに丁度いいコップなんてものは無く、仕方ないのでラーメン用のどんぶりにじょぼじょぼと注ぎ、箸を使って混ぜました。

しかし、箸が悪いのか、化学的に無茶だったのか分かりませんが、中々上手く混ざらず、見た目からしてとんでもないものができあがりました。

飲みたくないなーと思いましたが、ここで再びもったいないお化けが僕の脳裏をよぎったので、僕は意を決して飲むことにしました。

げろまずでした。いや、げろの方がまだましかもしれません。

飲み干したころには、カクテルの名前よろしく白目を向き、もったいないおバカが泡を吹きながらぶつぶつとうわ言を、という状態にまではなりませんでした。

悔しい…気づけば僕は涙を流していました。

何とかホットミルクで至高のカクテルを作ってやる、それは僕の負けず嫌いスピリットに火がついた瞬間でした。

しかしながら幸か不幸か僕は普段家で飲酒や喫煙や不純異性交遊をするような不良ではないので、キリンさんの他には杏露酒しかありません。

なのでホットミルクに杏露酒を混ぜて飲むことにしました。

今度は普通のマグカップで作りました。

しかし、箸が悪いのやら、化学的な問題なのやら分かりませんが、混ぜれば混ぜるほど小さなイクラのような粒々が浮いてくるではありませんか。

気持ちわる…

もったいないお化けの目を盗んで捨ててしまおうよ!という悪魔の囁きと、それがいいそれがいい!という天使の声が聞こえましたが、未知なるものへの知的好奇心がすんでのところで誘惑に打ち勝ち、僕は結局飲んでみることにしました。

味は普通でした。牛乳で作ったカルピスみたい。

戦況は極めて不利と思われていただけあって、このドローには岡田監督も満足していることでしょう。

相当飲んだら、当然の流れとしてお食事がしたくなってきたので、最近友人が恵んでくれた新米を一合だけ炊きました。

やはり持つべきものは新米ですね、ツヤが違います。

炊けるまでの間、杏露酒を長野が世界に誇る銘酒白馬錦のぐい飲みに注いでは飲み注いでは飲みしつつ、この日記を書き始めました。

炊ける頃には足元もおぼつかず、フラフラになりながら炊飯器のところまでたどり着き、購入したのも今や懐かしき思い出、我が青春群像劇ここに極まれりとでも言うべきかな甘酸っぱい納豆を投入し、かき混ぜては食べかき混ぜては食べを繰り返しつつ、この日記を書きました。

そして今、この日記を書き終えました。

酔っ払いだけど、今日はちゃんと学校行きますよー