2011-8-3 水道記念館の存続の要望
Post date: Aug 3, 2012 5:05:15 AM
大阪市橋下改革のもとで廃止の方向で進められている水道記念館(淡水魚・水環境保全啓発施設)の存続の要望が,関西の研究者有志より,提出された.
以下抜粋(全文を添付):
水道記念館はいまや水道広報としての機能ばかりでなく、淀川水系の淡水魚展示コーナーを核とする近畿の水と自然と人との関わりを学ぶ社会教育的機能,生物資源保存機能を有する施設となっています。十九種もの日本産淡水魚の繁殖技術を確立し、とくに国の天然記念物で種の保存法に指定されているイタセンパラの種保存事業にも多大な貢献をしています。この施設を支えているのは、琵琶湖・淀川水系の飼育展示生物とその管理・飼育技術者であり、これらを含めて存続させることが必須です。
現在日本各地で住民の要求もあり水族館が設置されている状況であり、本施設のように社会貢献度の高い施設をいち早く設置したのは卓見であったと思われます。大阪市水道局にあっては、環境大臣や文化庁長官に天然記念物飼育展示・増殖事業の申請を行った当時の意気を思い起こし、どうか拙速に淡水魚展示コーナーを廃止するのではなく、淡水魚展示を含めた形で大阪市水道記念館を速やかに再開し,維持管理に当たって頂くことを要望します。
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