特論2014-11-11 Farkas et al. (2013: Curr Biol)
Post date: Dec 13, 2014 3:28:02 PM
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Farkas et al. (2013) Evolution of camouflage drives rapid ecological change in an insect community. Curr Biol 23:1835–1843
http://dx.doi.org/10.1016/j.cub.2013.07.067
ナナフシの主な隠蔽色彩2型を用いて,空間構造を明示的に取り込んだeco-evo dynamicsに関する観察・実験・モデリングによる研究.
Nosil+Hanskiのタッグ
鳥の捕食圧によって,環境(食草)によって2型の適応・不適応が決まる.
その結果,不適応型が多いと局所集団サイズが小さくなる:おそらく絶滅率に反映.
捕食の集中により,節足動物全体の量や多様性を低下させ,植食者の量が減る(カスケード効果).
環境変動がなくても,ソース・シンク構造によって,遺伝子流動・創始者効果を介して,eco-evo dynamicsが維持しうる.
eco-evo dynamicsモデルから,表現型や集団サイズに対して,evo効果がeco効果に匹敵する大きさをもつ.