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舞台の“地鳴り”。
感情の極限を生き、声と存在で観客の心を震わせる力を持っている。
バリトンの中でも特に重厚さ・激情・深い陰影が求められる声種。
声は濃密でダークな響きを持ち、舞台を揺らすような音圧と存在感が特徴。
極端な感情表現――激情、嫉妬、狂気、絶望など――を全身で体現することが求められ、強烈なキャラクターや悪役にもよく使われる。
また、高音でも力強く響き、低音域も豊かで、大編成のオーケストラにも埋もれない圧倒的な声のパワーが必要。
そのため、叫ぶような表現や荒々しい感情を描くヴェリズモ・オペラと特に相性がよく、ドラマのクライマックスに関わるような重要な役どころが多い。
代表的な役例
ヤーゴ(オテッロ)
トニオ(道化師)
バルナバ(ジョコンダ)
アルフィオ(カバレリア・ルスティカーニ)