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「レッジェーロ・テノール(Tenore leggero)」と「テノール・ディ・グラツィア(Tenore di grazia)」は、どちらも軽やかで技巧的な声を特徴とする声種で、特にベルカント時代のオペラで活躍します。
厳密には両者に違いがあるとされますが、明確に線引きされているわけではなく、しばしば重なり合う使われ方をしています。
テノール・ディ・グラツィアは、とくに「優美さ」「繊細さ」「装飾性」が際立っており、レッジェーロよりもさらに気品と柔らかさを感じさせる声です。
🪶 特徴
声の質感:軽く、明るく、柔らかく、透明感のある響き
必要な技術:俊敏なコロラトゥーラ、高音域(ときにハイC以上)、丁寧なレガート
求められる表現:繊細な感情表現、優雅さ、時にコミカルなセンス
🎭 代表的な役例
ベルモンテ(後宮からの誘拐)
ドン・オッターヴィオ(ドン・ジョヴァンニ)
タミーノ(魔笛)
ネモリーノ(愛の妙薬)
トニオ(連隊の娘)
エルヴィーノ(夢遊病の女)