マルチェッリーナやドラベッラは、現代の公演ではメゾ・ソプラノで歌われることが多いですが、モーツァルトの時代には「メゾ・ソプラノ」という明確な声区分は存在してない。
当時は女性キャストはソプラノかアルト(あるいはカストラート)で歌われることが一般的で、役柄に応じて若いソプラノ歌手やアルト寄りの声質を持つ歌手が担当したと考えられている。
つまり、現代の解説で「メゾ・ソプラノ」とされていても、オリジナルではソプラノ寄りの声で演じられた可能性が高く、現代の声区分はあくまで声域と声質に基づいた便宜的な設定。