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👉 演劇として上演されることを前提に書かれた台本・脚本のこと。
小説や詩と違い、登場人物のセリフ・行動・情景・舞台指示(ト書き)が含まれていて、それを役者が舞台で演じることで初めて完成する。
🇮🇹イタリア語で「小さい本」を意味する単語
オペラ・ミュージカル・カンタータ・オラトリオなどの、演奏・上演を前提とした脚本
文学作品(戯曲・小説・詩など)をベースに再構成
セリフ・台詞の順序・場面転換・ト書きなどが含まれる
音楽がつけられるように構造を最適化(リズム・繰り返し・感情の起伏など)
作曲家はこのリブレットをもとに楽曲を作曲する
つまり、リブレットがなければオペラは始まらない
リブレッティスタ(librettista)=リブレットを書く専門の作家
単なる翻案ではなく、「音楽化できる構造」に再構築する重要な仕事
詩的で、歌いやすく、音楽に寄り添った台詞が求められる
原作が注目される
例:演劇の戯曲、小説、詩など
→ 人気が出たり、作曲家が強く惹かれて興味を持つ
リブレット化される(台本の再構成)
→ 原作をもとに、オペラ用の音楽台本(リブレット)が書かれる
作曲が行われる
→ 作曲家がリブレットに沿って、アリア・レチタティーヴォ・重唱・合唱などを作曲
舞台化される
→ 指揮者・演出家・歌手・舞台スタッフが集い、オペラとして上演される
✅図
戯曲 ─┐
小説 ─┤→ リブレット → 作曲・演出 → オペラ
詩 ─┘
① 原作(文学作品)を選ぶ
例:
ヴェルディ《オテッロ》 → シェイクスピアの戯曲
プッチーニ《ラ・ボエーム》 → ムルジェの小説
② リブレッティスタ(台本作家)がリブレットを執筆
セリフを音楽に合わせやすいよう短く整理
場面転換や合唱タイミングも考慮
音楽的反復に耐えうる構造を整える
③ 作曲家が音楽をつける
アリア(独唱)
レチタティーヴォ(語るような歌)
重唱・合唱・序曲などを含む全体構成を作曲
④ 舞台演出・美術・歌手が加わり、舞台化
音楽・ドラマ・視覚演出が融合し、総合芸術として完成✨
📌 戯曲は、あくまで「演劇」としての完成形。
📌 リブレットは、「音楽で演じるための構造」に再編された脚本。
セリフが短く切られる
音楽的表現(独唱・重唱)に置き換えられる
音楽による感情の反復や盛り上がりに対応する構成が必要
→ 戯曲がそのままオペラになることは、まずありません。
誰かが必ず「リブレット」に“翻訳”する作業を担っています。
戯曲以外にも、小説・神話・詩などが原作になることが多い
例:モーツァルト《魔笛》→ 完全オリジナルの台本
ヴェルディ《リゴレット》→ 戯曲ベース
✔️ オペラは、文学・音楽・舞台の共同作業で完成する
✔️ 「戯曲のまま」ではなく、リブレットという形に再構成される
✔️ 原作は戯曲に限らず、小説や詩など多様
✔️ リブレットは、作曲のための設計図として欠かせない存在!
声楽の世界では「歌詞」という言葉は基本的に使わず、「テキスト(詩/libretto/text)」 と呼ぶのが正しい。
ポピュラー音楽のように「メロディが先にあって、そこに歌詞を乗せる」発想とは逆で、まずテキストがあり、それに作曲するのが基本。
ただし、現場や授業などでは便宜的に「歌詞」と呼ぶ人も多い(=慣習的にOKだけど厳密には違う)。
ポップス
ロック
演歌
フォーク/シンガーソングライター
アイドルソング
アニソン
ラップ/ヒップホップ
J-POP/K-POP 全般
👉 曲と歌詞を並列的に「組み合わせる」イメージ。だから「歌詞」という言葉が自然。
オペラ/歌曲/合唱曲 → テキスト(libretto/text/詩)
宗教音楽(ミサ曲・受難曲・カンタータなど) → 典礼文(固定されたラテン語や聖書由来の文)で、どちらかというと「聖なる文言」。
声楽 → 「テキスト」や「詩」
ポピュラー音楽 → 「歌詞」
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